JP2014083622A - バキュームパッド装置及び吸着搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】大バキュームパッド内に複数の小バキュームパッドを備えたバキュームパッド装置及び吸着搬送方法を提供する。
【解決手段】被吸着物を吸着自在なバキュームパッド装置であって、当該バキュームパッド装置1における大バキュームパッド7の吸着領域9内に、吸着領域11が小さな小バキュームパッド13を複数備えている。そして、上記バキュームパッド装置を用いての被吸着物WPの吸着搬送方法であって、前記被吸着物WPに備えた小径穴SHに対応した位置に小バキュームパッド13を位置決めして前記小径穴SHを閉じた状態に保持し、大バキュームパッド7及び前記小バキュームパッド13以外の他の小バキュームパッド13によって前記被吸着物WPを吸着し搬送する。
【選択図】図1
【解決手段】被吸着物を吸着自在なバキュームパッド装置であって、当該バキュームパッド装置1における大バキュームパッド7の吸着領域9内に、吸着領域11が小さな小バキュームパッド13を複数備えている。そして、上記バキュームパッド装置を用いての被吸着物WPの吸着搬送方法であって、前記被吸着物WPに備えた小径穴SHに対応した位置に小バキュームパッド13を位置決めして前記小径穴SHを閉じた状態に保持し、大バキュームパッド7及び前記小バキュームパッド13以外の他の小バキュームパッド13によって前記被吸着物WPを吸着し搬送する。
【選択図】図1
Description
本発明は、板状のワーク、製品などの被吸着物を吸着自在なバキュームパッド装置及び当該バキュームパッド装置を用いての被吸着物の吸着搬送方法に係り、さらに詳細には、例えばタレットパンチプレスなどのごとき板材加工機によって大きな板状のワークから切断分離された大小の加工品や、穴を打抜き加工されている加工品等の被吸着物を確実に吸着することのできるバキュームパッド装置及びその吸着搬送方法に関する。
従来、例えばパンチプレスやレーザ加工機などの板材加工機によって大きな板状のワークから加工品を切断分離し、この切断分離された加工品を板材加工機から次工程へ搬出する場合、複数のバキュームパッドを備えた搬送装置によって行われている(例えば特許文献1参照)。そして、加工品に加工された貫通穴に対応したバキュームパッドの吸着を中止し、他のバキュームパッドによって加工品を吸着することも行われている。
前記特許文献1に記載のごとく、X、Y軸方向へ移動自在な支持板に複数のバキュームパッドを備えた構成において、板材加工機によって加工された加工品を次工程へ吸着搬送するとき、適数のバキュームパッドが加工品に加工された貫通穴の位置に対応する場合には、ときとして加工品に対するバキュームパッドの吸着位置を変更する必要があり、能率向上を図る上において問題がある。
また、種々の形状寸法の加工品に対応すべく、前記支持板に大径のバキュームパッド及び小径のバキュームパッドをそれぞれ複数備えた構成においては、小さな加工品及び大きな加工品に対応して吸着して搬送することができる。しかし、大径、小径のバキュームパッドの配置関係によっては、前記支持板の先端又は側端からの加工品の突出長が大きくなると、加工品の突出部分に作用するモーメントによって、端部付近の吸着パッドの吸着が難しくなることがある。また、大径のバキュームパッドの一部が加工品の貫通穴に重なると、当該バキュームパッドの全面積に該当する部分で加工品を吸着することができず、吸着能力が低下する、という問題がある。
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、被吸着物を吸着自在なバキュームパッド装置であって、当該バキュームパッド装置における大バキュームパッドの吸着領域内に、吸着領域が小さな小バキュームパッドを複数備えていることを特徴とするものである。
また、前記バキュームパッド装置を用いての被吸着物の吸着搬送方法であって、前記被吸着物に備えた小径穴に対応した位置に小バキュームパッドを位置決めして前記小径穴を閉じた状態に保持し、大バキュームパッド及び前記小バキュームパッド以外の他の小バキュームパッドによって前記被吸着物を吸着し搬送することを特徴とするものである。
本発明によれば、大きなバキュームパッドにおける吸着領域内に、小さなバキュームパッドを複数備えているので、加工品の大小に容易に対応することができるものである。そして、大きなバキュームパッドの吸着領域内に貫通穴が存在するとき、当該貫通穴を小さなバキュームパッドによって閉じた状態に保持でき、大きなバキュームパッドの一部が貫通穴に重なる場合であっても、当該大きなバキュームパッドでもって加工品を吸着することができるものである。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係るバキュームパッド装置1は、例えばパンチプレスやレーザ加工機などの板材加工機によって加工された加工品などの被吸着物(ワークピース)WPを吸着するもので、ゴムや樹脂などのごとき適宜の弾性部材から構成したパッド本体3を備えている。このパッド本体3における一側面の周縁部には、弾性変形可能な環状のフレア部材5が一体に備えられている。このフレア部材5によって囲繞された領域が大バキュームパッド7における吸着領域9である。
そして、前記パッド本体3の一側面であって前記フレア部材5によって囲繞された前記吸着領域9内には、吸着領域11が小さな複数の小バキュームパッド13が備えられている。前記大バキュームパッド7における吸着領域9には、前記パッド本体3に形成した吸引孔15が連通してあり、前記各小バキュームパッド13には、前記パッド本体3に形成した各吸引孔17が連通してある。そして、前記各吸引孔15,17はそれぞれ接続管(図示省略)を介して真空ポンプやエジェクタポンプなどの負圧発生手段(図示省略)に接続してあり、かつ前記各接続管には、例えばソレノイドバルブなどのごとき開閉弁(図示省略)が備えられている。すなわち前記大バキュームパッド7及び各小バキュームパッド13は、ワークピース(被吸着物)WPに対して個別に吸着作用及び吸着解除作用を行うことのできる構成である。
ところで、前記大バキュームパッド7の吸着領域9の形状は、図1に示した円形状に限ることなく、長方形や正多角形などの適宜の形状に構成することができる。そして、前記バキュームパッド装置1は、図2に示すように、搬送装置(図示省略)における支持板17に複数配置して使用されるものである。換言すれば、搬送装置は、従来の搬送装置と同様に、X、Y軸方向へ移動自在な支持板17に、前記バキュームパッド装置1を複数備えた構成である。
前記搬送装置によってワークピースWPを吸着して搬送(移送)しようとするとき、図3に示すように、バキュームパッド装置1Aの一部がワークピースWPに加工した大きな穴LHに重なると、当該バキュームパッド装置1Aにおける大バキュームパッド7及び小バキュームパッド13Aによる吸着作用は無効になる。しかし、前記バキュームパッド装置1Aにおける他の小バキュームパッド13Bによる吸着は有効であり、この有効な小バキュームパッド13によってワークピースWPを吸着することになる。
そして、図3に示すバキュームパッド装置1Bにおいては、ワークピースWPに加工した小さな穴SHに、当該バキュームパッド装置1Bにおける小バキュームパッド13Aを重ねて、前記小穴SHを閉じた状態に保持してある。したがって、バキュームパッド装置1Bにおいては、前記小バキュームパッド13Aによる吸着作用は無効になる。しかし、大バキュームパッド7及びその他の小バキュームパッド13Bによる吸着作用は有効であり、ワークピースWPを吸着することができるものである。
図3に示すバキュームパッド装置1Cにおいては、ワークピースWPに一部が重なる穴が存在しないので、バキュームパッド装置1Cにおいては、大バキュームパッド7及び全ての小バキュームパッド13による吸着作用は有効である。したがって、バキュームパッド装置1Cにおいては全面的に吸着作用を生じさせることができるものである。
図3に示すバキュームパッド装置1Dにおいては、大バキュームパッド7の一部は小穴SHの一部に重なっており、大バキュームパッド7の吸着作用は無効になる。しかし、バキュームパッド装置1Dにおける全ての小バキュームパッド13による吸着作用は有効である。したがって、大バキュームパッド7の吸着作用が無効になった場合であっても、ワークピースWPの吸着を行うことができるものである。
以上のごとき説明より理解されるように、大バキュームパッド7の吸着領域9内に小バキュームパッド13を複数備えた構成であるから、大バキュームパッド7の一部が穴などの一部と重なることによって吸着作用が無効になった場合であっても、大バキュームパッド7内の複数の小バキュームパッド13の吸着作用が有効になってワークピースWPを吸着することができる。したがって、大バキュームパッド7における吸着領域9の全面が吸着無効となることを抑制することができ、前述したごとき問題を解消し得るものである。
なお、本発明は、前述したごとき実施形態のみに限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他の形態でもって実施可能なものである。すなわち、前記説明においては、大バキュームパッド7における大きな吸着領域9内に複数の小バキュームパッド13を備えた場合について説明した。しかし、大バキュームパッド7の吸着領域9内に、大きさが中の中バキュームパッドを備え、吸着領域を複重に構成する。そして、中バキュームパッドにおける吸着領域内に複数の小バキュームパッドを複数備えた構成とすることも可能である。また、複重に構成したそれぞれの吸着領域に、小バキュームパッドをそれぞれ複数備えた構成とすることも可能なものである。
上記構成とすることにより、大バキュームパッド7における大きな吸着領域9の内側周縁部付近の吸着作用が吸着無効になった場合であっても、その内側の中バキュームパッドの吸着領域や複数の小バキュームパッドの吸着領域の吸着作用を有効にすることができる。すなわち、吸着無効になる吸着領域の面積をより小さくすることができるものである。換言すれば、吸着作用が有効になる吸着領域の面積をより大きくすることができるものである。
1 バキュームパッド装置
3 パッド本体
5 フレア部材
7 大バキュームパッド
9,11 吸着領域
13 小バキュームパッド
15 吸引孔
3 パッド本体
5 フレア部材
7 大バキュームパッド
9,11 吸着領域
13 小バキュームパッド
15 吸引孔
Claims (2)
- 被吸着物を吸着自在なバキュームパッド装置であって、当該バキュームパッド装置における大バキュームパッドの吸着領域内に、吸着領域が小さな小バキュームパッドを複数備えていることを特徴とするバキュームパッド装置。
- 請求項1に記載のバキュームパッド装置を用いての被吸着物の吸着搬送方法であって、前記被吸着物に備えた小径穴に対応した位置に小バキュームパッドを位置決めして前記小径穴を閉じた状態に保持し、大バキュームパッド及び前記小バキュームパッド以外の他の小バキュームパッドによって前記被吸着物を吸着し搬送することを特徴とする吸着搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012233427A JP2014083622A (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | バキュームパッド装置及び吸着搬送方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012233427A JP2014083622A (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | バキュームパッド装置及び吸着搬送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014083622A true JP2014083622A (ja) | 2014-05-12 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2012233427A Pending JP2014083622A (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | バキュームパッド装置及び吸着搬送方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2014083622A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2012
- 2012-10-23 JP JP2012233427A patent/JP2014083622A/ja active Pending
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