JP2007208073A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

【目的】同一半導体基板に複数形成されるTLPMのそれぞれの素子を精度よく最適化を図り、また製造コストの低減を図ることができる半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】相補型のTLPMのPchTLPMの第2トレンチ12の深さよりNchTLPMの第1トレンチの深さを浅くすることで、NchTLPMのチャネル長の最適化を図りオン抵抗を小さくすることができる。また第1トレンチと第1nドレイン領域を形成するマスクを同一とし、第2トレンチと第1pドレイン領域を形成するマスクを同一とすることで、フォト工程を減らして低コスト化を図ることができる。また、セルフアラインにより第1nドレイン領域を高精度に形成できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、トレンチ横型パワーMOSFET(以下、TLPMと称す)などの半導体装置およびその製造方法に関する。
低オン抵抗および高耐圧を必要とする、電源用IC、モーター駆動用ICなどパワーIC全般に適用されるTLPMのうち相補型のTLPMについて以下に説明する。
図19は、従来の相補型のTLPMの要部断面図である。TLPMは、トレンチの側壁にゲートを形成した高耐圧MOSFETである。Nch(nチャネル)TLPMとPch(pチャネル)TLPMのトレンチは同時に形成し、トレンチの幅とトレンチの深さは同じである。
この相補型のTLPMは、p基板81と、p基板81の表面層に形成したnウェル領域82と、nウェル領域82の表面から内部に向って形成した同一深さの複数のトレンチ92と、nウェル領域82の表面に選択的に形成したLOCOS酸化膜95と、LOCOS酸化膜95を挟んだ右側のトレンチ92と接して形成したpベース領域83と、LOCOS酸化膜95を挟んだ左側のトレンチ92と接して形成したnベース領域84と、pベース領域83側に形成されたトレンチ92の底部に形成した第1nドレイン領域96と、nベース領域84側に形成されたトレンチ92の底部に形成した第1pドレイン領域97と、pベース領域83の表面層に形成したnソース領域100と、nベース領域の表面層に形成したpソース領域102と、トレンチ92の側壁にゲート絶縁膜104を介して形成した第1ゲート電極105および第2ゲート電極106と、pベース領域83側のトレンチ92に挟まれたnウェル領域82の表面層に形成された第2nドレイン領域58と、第2nドレイン領域58の表面層に形成したnコンタクト領域101と、nベース領域側のトレンチ92に挟まれたnウェル領域82の表面層に形成された第2pドレイン領域99と、第2pドレイン領域99の表面層に形成したpコンタクト領域103と、第2nドレイン領域58の表面層に形成したnコンタクト領域101と、第2pドレイン領域99の表面層に形成したpコンタクト領域103とnソース領域100上およびnコンタクト領域101上にそれぞれプラグ107を介して形成したNchTLPMのソース電極108およびドレイン電極109と、pソース領域102上およびpコンタクト領域103上にそれぞれプラグ107を介して形成したPchTLPMのソース電極110およびドレイン電極111とを有している。また、このようなPchTLPMとNchTLPMとのトレンチを同時に形成し、同じ深さのトレンチを形成することは特許文献1にも記載されている。
図20〜図23に示す従来の製造方法では、トレンチ92を形成するために必要となるマスク酸化膜80と第1nドレイン領域96を形成するためのリン89のイオン注入88で必要となる第1レジストマスク85および第1pドレイン領域97を形成するためのボロン94のイオン注入93で必要となる第2レジストマスク90の3枚のマスクが必要となり、これらのマスクを形成するために3回のフォト工程が必要となり、製造コストが増大する。
特許文献1には、さらに、TLPMのゲート電極とNMOS(nチャネルMOSFET)のゲート電極およびPMOS(pチャネルMOSFET)のゲート電極を同一のポリシリコン層のパターニングにより形成する。また、TLPMのドレイン電極およびソース電極、NMOSのドレイン電極およびソース電極、ならびにPMOSのソース電極およびドレイン電極を同一のメタル配線層のパターニングにより形成する。プリント基板に対するワイヤボンディングをおこなわずに、これらのメタル配線層およびポリシリコン層を介してTLPMと、NMOSおよびPMOSとを相互に電気的に接続することで、TLPMとプレーナ型デバイスとを同一半導体基板上に有するICチップの小型化、低オン抵抗化および低コスト化を実現できることが報告されている。
特開2004−193535号公報
この従来構造では、図20に示すように、NchTLPMとPchTLPMのトレンチを同時に形成するため、NchTLPMとPchTLPMでトレンチ92の深さが同じである。n型不純物として一般的に用いられるリンやヒ素とp型不純物として一般的に用いられるボロンでは拡散深さが異なる(ボロンの方が原子半径が小さく質量も小さいため拡散係数が大きく、深くまで拡散する)。よって、トレンチ深さが同じ場合、ベース領域の拡散深さが深いPchTLPMに合わせて設計する必要がある。この時NchTLPMはトレンチ深さが過剰となり、nソース領域100と第1nドレイン領域96に挟まれたpベース領域83の厚さが過剰に長くなり、無駄なチャネル領域が形成されてしまい、オン抵抗が上がってしまう。つまり、トレンチ深さが同じ場合は、PchMOSFETに合わせて設計するため、NchMOSFETは最適設計できなくなる。その結果、NchMOSFETのオン抵抗が増大する。
また、耐圧クラスが異なるトレンチゲート型素子を同一基板に形成した場合に、両素子のトレンチを同時に形成すると、トレンチ深さが同一になり、耐圧クラスの低い素子のトレンチ深さが深くなりすぎて、最適設計できなくなり、オン抵抗が増大する。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、同一半導体基板に複数形成されるTLPMのそれぞれの素子の最適化を図り、また製造コストの低減を図ることができる半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
前記の目的を達成するために、 前記の目的を達成するために、同一の半導体基板にトレンチゲート型素子を複数有する半導体装置において、トレンチ深さが異なる構成とする。
また、半導体層の表面から内部に向って形成した第1トレンチと、該第1トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第1ゲート電極と、前記第1トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第1ドレイン領域と、前記第1トレンチの前記第1ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第1ベース領域と、該第1ベース領域の表面層に前記第1トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第1ソース領域とを備える第1トレンチ横型MOSFETと、
半導体層の表面から内部に向って形成した第2トレンチと、該第2トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第2ゲート電極と、前記第2トレンチの底部の前記半導体層に形成した第2導電型の第2ドレイン領域と、前記第2トレンチの前記第2ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第1導電型の第2ベース領域と、該第2ベース領域の表面層に前記第2トレンチの前記側壁と接して形成した第2導電型の第2ソース領域とを備える第2トレンチ横型MOSFETと、を有する半導体装置において、
前記第1トレンチ横型MOSFETの第1トレンチの深さと前記第2トレンチ横型MOSFETの第2トレンチ深さが異なる構成とする。
また、半導体層の表面から内部に向って形成した第3トレンチと、該第3トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第3ゲート電極と、前記第3トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第3ドレイン領域と、前記第3トレンチの前記第3ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第3ベース領域と、該第3ベース領域の表面層に前記第3トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第3ソース領域とを備える第3トレンチ横型MOSFETと、
前記半導体層の表面から内部に向って形成した第4トレンチと、該第4トレンチの少なくとも一方の側壁に前記ゲート絶縁膜を介して形成した第4ゲート電極と、前記第4トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第4ドレイン領域と、前記第4トレンチの前記第4ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第4ベース領域と、該第4ベース領域の表面層に前記第4トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第4ソース領域とを備える第4トレンチ横型MOSFETと、を有する半導体装置において、
前記第3トレンチ横型MOSFETの第3トレンチの深さと前記第4トレンチ横型MOSFETの第4トレンチ深さが異なる構成とする。
また、前記第1トレンチ横型MOSFETが前記第2トレンチ横型MOSFETより素子耐圧が高く、前記第1トレンチの深さが前記第2トレンチの深さより深いとよい。
また、前記第3トレンチ横型MOSFETがpチャネルMOSFETであり、前記第4トレンチ横型MOSFETがnチャネルMOSFETであり、前記第3トレンチの深さが前記第4トレンチの深さより深いとよい。
また、複数のトレンチと、該トレンチのそれぞれの底部に形成されるドレイン領域を有する半導体装置の製造方法において、前記トレンチを形成するマスクを前記ドレイン領域を形成するマスクとして用いる製造方法とする。
また、半導体層の表面から内部に向って形成した第1トレンチと、該第1トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第1ゲート電極と、前記第1トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第1ドレイン領域と、前記第1トレンチの前記第1ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第1ベース領域と、該第1ベース領域の表面層に前記第1トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第1ソース領域とを備える第1トレンチ横型MOSFETと、
半導体層の表面から内部に向って形成した第2トレンチと、該第2トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第2ゲート電極と、前記第2トレンチの底部の前記半導体層に形成した第2導電型の第2ドレイン領域と、前記第2トレンチの前記第2ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第1導電型の第2ベース領域と、該第2ベース領域の表面層に前記第2トレンチの前記側壁と接して形成した第2導電型の第2ソース領域とを備える第2トレンチ横型MOSFETと、を有する半導体装置の製造方法において、
第1マスクを用いて前記第1トレンチを形成する工程と、
前記第1マスクを用いて前記第1ドレイン領域を形成する工程と、
第2マスクを用いて前記第2トレンチを形成する工程と、
前記第2マスクを用いて前記第2ドレイン領域を形成する工程と、
を有する製造方法とする。
また、半導体層の表面から内部に向って形成した第3トレンチと、該第3トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第3ゲート電極と、前記第3トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第3ドレイン領域と、前記第3トレンチの前記第3ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第3ベース領域と、該第3ベース領域の表面層に前記第3トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第3ソース領域とを備える第3トレンチ横型MOSFETと、
前記半導体層の表面から内部に向って形成した第4トレンチと、該第4トレンチの少なくとも一方の側壁に前記ゲート絶縁膜を介して形成した第4ゲート電極と、前記第4トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第4ドレイン領域と、前記第4トレンチの前記第4ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第4ベース領域と、該第4ベース領域の表面層に前記第4トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第4ソース領域とを備える第4トレンチ横型MOSFETと、を有する半導体装置の製造方法において、
第3マスクを用いて前記第3トレンチを形成する工程と、
前記第3マスクを用いて前記第3ドレイン領域を形成する工程と、
第4マスクを用いて前記第4トレンチを形成する工程と、
前記第4マスクを用いて前記第4ドレイン領域を形成する工程と、
を有する製造方法とする。
また、開口幅の異なる複数の開口部を有するマスクを用いて、深さの異なるトレンチを同時に形成するとよい。
相補型のTLPMを形成する場合、トレンチエッチングを別工程として、PchTLPMとNchTLPMのそれぞれのデバイスに合ったトレンチ深さとすることで、それぞれの素子を最適設計することができる。特にNchTLPMのトレンチ深さを最適化できることでオン抵抗の低減を図ることができる。
また、トレンチエッチングを分けることにより、トレンチ底部に形成する第1pドレイン領域および第1nドレイン領域へのそれぞれのイオン注入はトレンチマスク酸化膜をマスクとしてセルフアラインで形成するので、PchTLPMのトレンチ形成、NchTLPMのトレンチ形成の2回のフォト工程で第1pドレイン領域および第1nドレイン領域まで形成できて、従来のトレンチエッチングを同時にする場合のトレンチマスク形成工程、nドレイン領域形成工程およびpドレイン領域形成工程の3回のマスクが必要となるフォト工程と比べ低コスト化を図ることができる。
このように、PchTLPMとNchTLPMのトレンチを別工程で形成し深さを変えることで、Nch,Pchそれぞれに最適なデバイス設計とすることができる。
また、耐圧クラスが異なり同一導電型チャネルを有するTLPMにおいて、耐圧の高いTLPMのトレンチ深さを耐圧が低いTLPMのトレンチ深さより深く形成することでそれぞれのTLPMを最適設計することができる。
実施の形態を以下の実施例にて説明する。
図1は、この発明の第1実施例の半導体装置の要部断面図である。この図は相補型のTLPMの要部断面図であり、PchTLPMとNchTLPMでトレンチの深さが異なる断面図である。
相補型のTLPMは、p基板1と、p基板1上に形成したnウェル領域2と、nウェル領域2の表面から内部に向ってそれぞれ形成した第1トレンチ7および第1トレンチ7より深さが深い第2トレンチ12と、第1トレンチ7の底部に形成した第1ドレイン領域16と、第2トレンチの底部に形成した第1pドレイン領域17と、第1トレンチ7の側壁にゲート絶縁膜24を介して形成した第1ゲート電極25と、第2トレンチ12の側壁にゲート絶縁膜24を介して形成した第2ゲート電極26と、第1トレンチ7に挟まれたnウェル領域の表面層に形成した第2nドレイン領域18と、第2トレンチ12に挟まれたnウェル領域2の表面層に形成した第2pドレイン領域19と、pベース領域3の表面層で第1トレンチ7の側壁と接して形成したnソース領域20と、nベース領域4の表面層で第2トレンチ12の側壁と接して形成したpソース領域22と、第2nドレイン領域18の表面層に形成したnコンタクト領域21(nドレインコンタクト領域)と、第2pドレイン領域19の表面層に形成したpコンタクト領域23(pドレインコンタクト領域)と、nソース領域20とnコンタクト領域21とpソース領域22およびpコンタクト領域23とそれぞれプラグ27を介して形成したソース電極28とドレイン電極29とソース電極30およびドレイン電極31で構成される。ただし、第1ゲート電極25および第2ゲート電極26とそれぞれ対向して第1トレンチ7および第2トレンチ12の側壁にそれぞれ形成されるA部の電極は、ドレイン電極29,31とそれぞれ電気的に接続する。
A部の電極をドレイン電極29,31と同電位とすることで、nコンタクト領域21の周囲にプラグ27によるコンタクトバリアメタル形成などで発生した欠陥に空乏層が到達しリーク電流を生じることを防止できる。さらに拡張ドレインのトレンチ側壁表面の界面準位トラップが安定し、耐圧、リーク電流の刑事変動が抑制できる。
例えば、20V耐圧クラスのNchTLPMの場合、第1トレンチ7の幅は仕上がり(工程完了)時1μm程度、第1トレンチ7の深さは仕上がり時0.8μm程度が耐圧とオン抵抗のトレードオフの点からすると最適値である。一方PchTLPMの場合、第2トレンチ12の幅は仕上がり(工程完了)時1μm程度、第2トレンチ12の深さは仕上がり時1.2μm程度が最適値である。十分なチャネルパンチスルー耐圧の確保、およびチャネルリーク電流を低減のためには0.3μm程度のチャネル長(ソース領域と第1nドレイン領域の間のトレンチ側壁側のベース領域の長さ)が必要であるとすると、デザインルールが0.6μm程度のプロセスでは、nソース領域20の拡散深さは0.2μm程度である一方、pソース領域22は0.4μmとnソース領域20より0.2μm深い。またトレンチ底面に形成される第1nドレイン領域16および第1pドレイン領域17の拡散深さ(底面からの不純物のせり上がり)も考慮する必要がある。ドレイン領域は工程の比較的初期段階に形成できるので、イオン注入条件や熱処理の最適化が可能であるものの、やはり第1pドレイン領域17の形成に用いられるボロンと第1nドレイン領域16の形成に用いられるリンでは、ボロンの拡散係数が大きいため、トレンチ底面からのドレイン領域のせり出しがPchTLPMの方が大きくなる。よって、十分なチャネルパンチスルー耐圧を得るために、PchTLPMのトレンチ深さを、NchTLPMよりも不純物の拡散深さが深くなる分深くする必要がある。
このように、第1トレンチ7の深さより第2トレンチ2の深さを深く形成することで、PchTLPMのチャネル長の最適化を図りながら、NchTLPMのnソース領域20と第1nドレイン領域16に挟まれたpベース領域3の長さ(チャネル長)を最適化することができて、オン抵抗の低減を図ることができる。
図2〜図9は、この発明の第2実施例の半導体装置の製造方法を示す工程図であり、工程順に示した要部製造工程断面図である。この図は図1の相補型のTLPMの製造方法を示した工程図である。
p基板1の表面層にnウェル領域2を形成し、nウェル領域2の表面層にpベース領域3となるp領域3a(ボロンをイオン注入した領域を示す)とnベース領域4となるn領域4a(リンをイオン注入した領域を示す)を形成する。開口部6を有する第1マスク酸化膜5をp領域3aとnウェル領域2に跨るように形成する(図2)。
つぎに、第1マスク酸化膜5をマスクとして第1トレンチ7を形成する(図3)。
つぎに、第1マスク酸化膜5をマスクとして第1トレンチ7の底面にリン9のイオン注入8を行う(図4)。
つぎに、第1マスク酸化膜5を除去し、開口部11を有する第2マスク酸化膜10をn領域4とnベース領域2に跨るように形成し、この第2マスク酸化膜10をマスクに第2トレンチ12を形成する(図5)。
つぎに、第2マスク酸化膜10をマスクとして第2トレンチ12の底面にボロン14のイオン注入13を行う(図6)。
つぎに、第2マスク酸化膜を除去し、その後熱処理して、イオン注入8,13をしたリン9およびボロン14を拡散して、第1トレンチ7の底部に第1nドレイン領域16を形成し、第2トレンチ12の底部に第1pドレイン領域17を形成する。この熱処理で、p領域3aはpベース領域3となり、n領域4aはnベース領域4となる。
続いて、第1トレンチ7に挟まれたnウェル領域2の表面層に第1nドレイン領域16および第1トレンチ7の側壁に接するように第2nドレイン領域18を形成し、第1pドレイン領域17および第2トレンチ12の側壁に接するように第2pドレイン領域19を形成する(図7)。
つぎに、pベース領域3上、nベース領域4上およびこれらの領域に挟まれたnウェル領域2上に跨るようにLOCOS酸化膜15を形成し、第1トレンチ7および第2トレンチ12の側壁にゲート絶縁膜24を形成し、このゲート絶縁膜24を介して第1トレンチ7の側壁に第1ゲート電極25を形成し、第2トレンチ12の側壁に第2ゲート電極26を形成する。pベース領域3の表面層に第1トレンチ7に接するようにnソース領域20を形成し、nベース領域4の表面層に第2トレンチ12に接するようにpソース領域22を形成し、第2nドレイン領域18および第2pドレイン領域19の表面層にnコンタクト領域21およびpコンタクト領域23をそれぞれ形成する(図8)。
nソース領域20、pソース領域22、nコンタクト領域21およびpコンタクト領域23と電気的に接続するそれぞれプラグ27を介してソース電極28、30およびドレイン電極29、31を形成してNchTLPMおよびPchTLPMが製作される(図9)。
図3〜図6に示すように、第1トレンチ7と、第1nドレイン領域16を形成するリン9のイオン注入8とを第1マスク酸化膜5で行い、第2トレンチ12と、第1pドレイン領域17を形成するボロン14のイオン注入13とを第2マスク酸化膜5で行うことで、従来の方法に比べてフォト工程を1回減じることができて、製造コストを低減することができる。
また、セルフアラインで第1nドレイン領域16および第1pドレイン領域17を形成できるので、第1トレンチ7および第2トレンチ12と第1nドレイン領域16および第1pドレイン領域17の間でパタンーンずれが生じることがなく、従来と同様に精度よく第1nドレイン領域16および第1pドレイン領域17を形成できる。
前記の工程は、標準CMOSプロセスに一部工程を追加して行うことができる。そのためCMOSも容易に追加して形成することができる。またバイポーラトランジスタ、抵抗などその他の素子は、通常のBi−CDMOSプロセスで追加作製できる。
さらに、耐圧が20Vクラスの相補型のTLPMにしたときについて説明する。NchTLPMを形成するための第1トレンチ7をマスク幅0.6μm、深さ0.7μmで形成する。第1トレンチ7は、トレンチエッチングやCDE(Chemical Dry Etcing)によるダメージ除去や酸化、酸化膜除去などの工程を経ることで広く、深くなることがある。ここでは、マスクレイアウト(図面)上の寸法と工程終了後の第1トレンチ7の幅の差を0.4μm、深さの差を0.1μm程度とした。つまり、工程終了後の第1トレンチ7の幅は1μm、トレンチ深さは0.8μmとなる。
そして、図4に示すように、トレンチを形成した第1マスク酸化膜5をそのままマスクとしてセルフアラインで第1トレンチ7の底部に第1nドレイン領域16を形成する。20V耐圧クラスでは、第1nドレイン領域16を形成するためのイオン注入条件はP(リン) ドーズ量1×1013/cm程度が適当である。
次に、NchTLPMトレンチ用の第1マスク酸化膜5を除去し、PchTLPM用の第2マスク酸化膜10を形成する。そして、PchTLPMを形成するための第2トレンチ12をマスク幅0.6μm、深さ1.1μmで形成する。次に、図6に示すように、第2トレンチ12を形成した第2マスク酸化膜10をそのままマスクとしてセルフアラインでトレンチ底部に第1pドレイン領域17を形成する。20V耐圧クラスでは、第1pドレイン領域17を形成するためのイオン注入条件は、B(ボロン)ドーズ量1×1012/cm程度が適当である。その後、第1nドレイン領域、第1pドレイン領域、DMOSおよびバイポーラトランジスタなどのベース領域(ベース領域のこと)を形成するためにドライブ(ドープされた不純物を熱拡散すること)を行う。場合によっては、ベースドライブはDMOSやバイポーラトランジスタなどプレーナデバイスのみに適用するため、トレンチエッチング工程の前、または、トレンチエッチング工程と第1nドレイン領域16および第1pドレイン領域17形成のためのイオン注入8,13との間にすることもある。そして、必要に応じてCDEなどによるトレンチダメージ除去を行い、第1、第2マスク酸化膜10を除去する。選択酸化、しきい値電圧調整用のイオン注入の後、ゲート絶縁膜を形成し、図8のように第1、第2ゲート電極25、26をLP−CVD(減圧CVD:Chemical Vapor Deposition)でポリシリコンを堆積し、異方性エッチングにより第1、第2トレンチ7、12側壁にだけポリシリコンが残るように形成する。CMOS部のゲートは一般的なゲート形成方法と同様、TLPM部のゲート形成工程とは別工程でレジストマスクで形成する。トレンチ残し部分(第1、第2トレンチ7,12が形成されていない個所)に、pソース領域22、nソース領域20を形成し、層間酸化膜を堆積する。図示しないコンタクトホールを開口し、ソース電極28,30およびドレイン電極29,31などの金属膜を形成することでプロセスは完了する。また必要に応じて多層配線する。
図10〜図13は、この発明の第3実施例の半導体装置の製造方法を示す図であり、工程順に示した要部製造工程断面図である。この工程は図3から図7に相当する工程である。
開口部11と幅狭の開口部33を有するマスク酸化膜32を用いて第1トレンチ12と深さが浅い第3トレンチ34を同時に形成する。これは開口部が狭いとトレンチの深さが浅くなる特徴を利用している(図10)
つぎに、第3トレンチ34の個所を開口し、第1トレンチ11の個所を塞いだ第1レジストマスク35を形成し、図4と同様にリン9のイオン注入8を行う(図11)。
つぎに、第1レジストマスク35を除去し、今度は第1トレンチ11の個所を開口し、第3トレンチ34の個所を塞いだ第2レジストマスク36を形成し、図6と同様にボロン14のイオン注入13を行う(図12)。
つぎに、図7のように、熱処理して、pベース領域3、nベース領域4、第1nドレイン領域16および第1pドレイン領域17を形成する(図13)。
その後は図8以降の工程と同じである。このようにマスク酸化膜に形成する開口部の幅を変えることで1回のトレンチエッチングで深さの異なるトレンチを形成することができる。
図14は、この発明の第4実施例の半導体装置の要部断面図である。この図は高耐圧のNchTLPMと低耐圧NchTLPMが形成された断面図である。勿論、PchTLPMの場合にも適用できる。
複数の耐圧クラスのNchTLPMを集積する場合、例えば、耐圧クラス20VのTLPMではトレンチ深さが1.0μm程度、耐圧クラス60VのTLPMでは3.0μm程度となり、トレンチエッチング工程を分けることで各耐圧クラスごとに最適化したTLPMを集積することができる。この場合も第1、第2トレンチ47,52を形成するマスク酸化膜を第1n、pドレイン領域56,57を形成するマスクとして利用して、製造コストの低減と第1ドレイン領域の高精度化を図ることができる。
尚、図中の符号で、41はp基板、42はnウェル領域、43は低耐圧側のnベース領域、44は高耐圧側のnベース領域、47は低耐圧側の第1トレンチ、52は、高耐圧側の第2トレンチ、55はLOCOS酸化膜、56は低耐圧側の第1nドレイン領域、57は高耐圧側の第1nドレイン領域、58は低耐圧側の第2nドレイン領域、59は高耐圧側の第2nドレイン領域、60は低耐圧側のnソース領域、61は低耐圧側のnコンタト領域、62は高耐圧側のnソース領域、63は高耐圧側のnコンタクト領域、64はゲト絶縁膜、65は低耐圧側の第1ゲート電極、66は高耐圧側の第2ゲート電極、67はプラグ、68は低耐圧側のnソース電極、69は低耐圧側のドレイン電極、70は高耐圧側のnソース電極、71は高耐圧側のドレイン電極である。
図15〜図18は、この発明の第5実施例の半導体装置の製造方法を示す図であり、工程順に示した要部製造工程断面図である。これらの図は図3〜図6に相当する図である。
第2実施例との違いは、図3の第1トレンチ7の深さを図5の第2トレンチ12の深さと同じにした点である。
断面で見て右側2個の第2トレンチ12を形成するときに用いる第1マスク酸化膜5と、左側2個の第2トレンチ12を形成するときに用いる第2マスク酸化膜10とを第1nドレイン領域16および第2pドレイン領域17を形成するためのリン9およびボロン14のイオン注入8、13のマスクとしても使用することで、フォト工程を従来より1工程減じることができるて、製造コストを低減できる。
また、セルフアラインで第1nドレイン領域16および第1pドレイン領域17を形成できるので、第1トレンチ7および第2トレンチ12と第1nドレイン領域16および第1pドレイン領域17の間でパタンーンずれが生じることがなく、従来と同様に精度よく第1nドレイン領域16および第1pドレイン領域17を形成できる。
また、このトレンチエッチングでは、そのエッチング機構上、トレンチ幅が狭いと浅くなることがある。そのため、NchTLPMとPchTLPMでトレンチの深さが同じで幅が異なる場合は、このように別工程とすることで、それぞれのトレンチエッチング条件に合わせたトレンチを形成することができる。
この発明の第1実施例の半導体装置の要部断面図 図1に続く、この発明の第2実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図2に続く、この発明の第2実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図3に続く、この発明の第2実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図4に続く、この発明の第2実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図5に続く、この発明の第2実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図6に続く、この発明の第2実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図7に続く、この発明の第2実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図8に続く、この発明の第2実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図10に続く、この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図11に続く、この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図12に続く、この発明の第3実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 この発明の第4実施例の半導体装置の要部断面図 この発明の第5実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図15に続く、この発明の第5実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図16に続く、この発明の第5実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 図17に続く、この発明の第5実施例の半導体装置の要部製造工程断面図 従来の相補型のTLPMの要部断面図 従来の相補型のTLPMの要部製造工程断面図 図20に続く、従来の相補型のTLPMの要部製造工程断面図 図21に続く、従来の相補型のTLPMの要部製造工程断面図 図22に続く、従来の相補型のTLPMの要部製造工程断面図
符号の説明
1、41 p基板
2、42 nウェル領域
3、43、44 pベース領域
3a p領域
4 nベース領域
4a n領域
5 第1マスク酸化膜
6 開口部
7、47 第1トレンチ
8 イオン注入
9 リン
10 第2マスク酸化膜
11 開口部
12、52 第2トレンチ
13 イオン注入
14 ボロン
15、55 LOCOS酸化膜
16、56,57 第1nドレイン領域
17 第1pドレイン領域
18、58,59 第2nドレイン領域
19 第2pドレイン領域
20、60、62 nソース領域
21、61、63 nコンタクト領域
22 pソース領域
23 pコンタクト領域
24、64 ゲート絶縁膜
25、65 第1ゲート電極
26、66 第2ゲート電極
27、67 プラグ
28、68、70 ソース電極
29、69、71 ドレイン電極
30 ソース電極
31 ドレイン電極
32 第1マスク酸化膜
33 開口部
34 第3トレンチ
35 第2マスク酸化膜
36 第3マスク酸化膜
41 p基板
42 nウェル領域
43 pベース領域
44 pベース領域
47 第1トレンチ
52 第2トレンチ
55 LOCOS酸化膜
56 第1nドレイン領域
57 第1nドレイン領域
58 第2nドレイン領域
59 第2nドレイン領域
60 nソース領域
61 nコンタクト領域
62 nソース領域
63 nコンタクト領域
64 ゲート絶縁膜
65 第1ゲート電極
66 第2ゲート電極
67 プラグ
68 ソース電極
69 ドレイン電極
70 ソース電極
71 ドレイン電極

Claims (9)

  1. 同一の半導体基板にトレンチゲート型素子を複数有する半導体装置において、トレンチ深さが異なることを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体層の表面から内部に向って形成した第1トレンチと、該第1トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第1ゲート電極と、前記第1トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第1ドレイン領域と、前記第1トレンチの前記第1ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第1ベース領域と、該第1ベース領域の表面層に前記第1トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第1ソース領域とを備える第1トレンチ横型MOSFETと、
    半導体層の表面から内部に向って形成した第2トレンチと、該第2トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第2ゲート電極と、前記第2トレンチの底部の前記半導体層に形成した第2導電型の第2ドレイン領域と、前記第2トレンチの前記第2ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第1導電型の第2ベース領域と、該第2ベース領域の表面層に前記第2トレンチの前記側壁と接して形成した第2導電型の第2ソース領域とを備える第2トレンチ横型MOSFETと、を有する半導体装置において、
    前記第1トレンチ横型MOSFETの第1トレンチの深さと前記第2トレンチ横型MOSFETの第2トレンチ深さが異なることを特徴とする半導体装置。
  3. 半導体層の表面から内部に向って形成した第3トレンチと、該第3トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第3ゲート電極と、前記第3トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第3ドレイン領域と、前記第3トレンチの前記第3ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第3ベース領域と、該第3ベース領域の表面層に前記第3トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第3ソース領域とを備える第3トレンチ横型MOSFETと、
    前記半導体層の表面から内部に向って形成した第4トレンチと、該第4トレンチの少なくとも一方の側壁に前記ゲート絶縁膜を介して形成した第4ゲート電極と、前記第4トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第4ドレイン領域と、前記第4トレンチの前記第4ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第4ベース領域と、該第4ベース領域の表面層に前記第4トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第4ソース領域とを備える第4トレンチ横型MOSFETと、を有する半導体装置において、
    前記第3トレンチ横型MOSFETの第3トレンチの深さと前記第4トレンチ横型MOSFETの第4トレンチ深さが異なることを特徴とする半導体装置。
  4. 前記第1トレンチ横型MOSFETが前記第2トレンチ横型MOSFETより素子耐圧が高く、前記第1トレンチの深さが前記第2トレンチの深さより深いことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記第3トレンチ横型MOSFETがpチャネルMOSFETであり、前記第4トレンチ横型MOSFETがnチャネルMOSFETであり、前記第3トレンチの深さが前記第4トレンチの深さより深いことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 複数のトレンチと、該トレンチのそれぞれの底部に形成されるドレイン領域を有する半導体装置の製造方法において、前記トレンチを形成するマスクを前記ドレイン領域を形成するマスクとして用いることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 半導体層の表面から内部に向って形成した第1トレンチと、該第1トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第1ゲート電極と、前記第1トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第1ドレイン領域と、前記第1トレンチの前記第1ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第1ベース領域と、該第1ベース領域の表面層に前記第1トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第1ソース領域とを備える第1トレンチ横型MOSFETと、
    半導体層の表面から内部に向って形成した第2トレンチと、該第2トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第2ゲート電極と、前記第2トレンチの底部の前記半導体層に形成した第2導電型の第2ドレイン領域と、前記第2トレンチの前記第2ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第1導電型の第2ベース領域と、該第2ベース領域の表面層に前記第2トレンチの前記側壁と接して形成した第2導電型の第2ソース領域とを備える第2トレンチ横型MOSFETと、を有する半導体装置の製造方法において、
    第1マスクを用いて前記第1トレンチを形成する工程と、
    前記第1マスクを用いて前記第1ドレイン領域を形成する工程と、
    第2マスクを用いて前記第2トレンチを形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 半導体層の表面から内部に向って形成した第3トレンチと、該第3トレンチの少なくとも一方の側壁にゲート絶縁膜を介して形成した第3ゲート電極と、前記第3トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第3ドレイン領域と、前記第3トレンチの前記第3ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第3ベース領域と、該第3ベース領域の表面層に前記第3トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第3ソース領域とを備える第3トレンチ横型MOSFETと、
    前記半導体層の表面から内部に向って形成した第4トレンチと、該第4トレンチの少なくとも一方の側壁に前記ゲート絶縁膜を介して形成した第4ゲート電極と、前記第4トレンチの底部の前記半導体層に形成した第1導電型の第4ドレイン領域と、前記第4トレンチの前記第4ゲート電極が形成された前記側壁に接し、前記半導体層の表面層に形成した第2導電型の第4ベース領域と、該第4ベース領域の表面層に前記第4トレンチの前記側壁と接して形成した第1導電型の第4ソース領域とを備える第4トレンチ横型MOSFETと、を有する半導体装置の製造方法において
    第3マスクを用いて前記第3トレンチを形成する工程と、
    前記第3マスクを用いて前記第3ドレイン領域を形成する工程と、
    第4マスクを用いて前記第4トレンチを形成する工程と、
    前記第3マスクを用いて前記第3ドレイン領域を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 開口幅の異なる複数の開口部を有するマスクを用いて、深さの異なるトレンチを同時に形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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