JP2007207186A - 操作システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの操作を簡略化することができる操作システムを提供すること。
【解決手段】各階層のメニュー画面において選択・入力操作を行って、最下層の機能操作画面が表示された場合、その最も新しく表示された機能操作画面と、その機能操作画面を表示するために操作された各階層の項目との関連付けを示す選択履歴を各階層の項目に付与して記憶する。そして、各階層の操作メニュー画面において、一の項目を選択するための操作が所定時間以上継続された場合には、記憶されている選択履歴に基づいて、表示されているメニュー画面から、途中のメニュー画面の表示をスキップして、最下層の機能操作画面に直接遷移するように表示画面の制御を行う。これにより、以前の操作で表示した最下層の機能操作画面と同じ機能操作画面を表示させようとする場合に、ユーザの操作を大幅に簡略化することができる。
【選択図】図4
【解決手段】各階層のメニュー画面において選択・入力操作を行って、最下層の機能操作画面が表示された場合、その最も新しく表示された機能操作画面と、その機能操作画面を表示するために操作された各階層の項目との関連付けを示す選択履歴を各階層の項目に付与して記憶する。そして、各階層の操作メニュー画面において、一の項目を選択するための操作が所定時間以上継続された場合には、記憶されている選択履歴に基づいて、表示されているメニュー画面から、途中のメニュー画面の表示をスキップして、最下層の機能操作画面に直接遷移するように表示画面の制御を行う。これにより、以前の操作で表示した最下層の機能操作画面と同じ機能操作画面を表示させようとする場合に、ユーザの操作を大幅に簡略化することができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、操作メニューの表示が階層化された操作システムに関する。
従来、操作メニューの表示が階層化された操作システムにおいて、ユーザの入力操作を容易にすることが可能な種々の提案がなされている。例えば、特許文献1に記載された操作システムにおいては、操作パネルと、操作パネルに配設された複数の操作スイッチからの入力操作を操作指令として受信し、その操作指令により作動される制御装置を備える。
操作パネルは、記憶モードへの切替及びその解除を行うモード切替スイッチと、実行スイッチと、記憶部と、記憶モードに切替えられた状態で連続操作された操作スイッチの操作手順を記憶部に記憶し、記憶モードが解除された状態で実行スイッチが押し操作された場合に、記憶部に記憶された操作スイッチの操作手順に従って、それら操作スイッチに対応した操作指令を制御装置へシリアル送信する処理部とを備える。
特開2002−2416号公報
しかしながら、上記した操作システムにおいては、ユーザが、操作手順の記憶の要否を判断し、操作手順の記憶が必要であると判断した場合に、操作システムのモード切替スイッチにより記憶モードへの変更を行う必要がある。
さらに、記憶部に記憶させた操作手順を、他の機能を実行させるための操作手順に変更することをユーザが望んだ場合には、再度記憶モードに切替えて、記憶させたい操作手順に応じた操作を行うことが必要になる。
このように、従来の操作システムでは、操作手順の記憶のための操作や、操作手順の変更時には、再度、記憶のための操作を繰り返す必要があるなど、ユーザの操作負担が充分に軽減されているとはいえなかった。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、従来の操作システムのような操作手順の記憶のための操作を不要としながら、ユーザによる操作を簡略化することが可能な操作システムを提供することを目的とする
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の操作システムは、
操作メニューの表示が階層化され、上位階層の操作メニュー画面において、任意の項目の選択操作を行うと、その選択項目に対応する下位階層の操作メニュー画面に遷移させ、各階層の操作メニュー画面において、順次、所望の項目の選択操作を繰り返すことにより、目的とする機能を実行させるための最下層の機能操作画面の表示を行う操作システムであって、
少なくとも1つの上位階層の操作メニュー画面の各項目について、それぞれの項目を経て最も新しく表示された最下層の機能操作画面との関連付けを記憶する記憶手段と、
前記少なくとも1つの上位階層の操作メニュー画面において、一つの項目を指定しつつ、操作メニュー画面の表示をスキップすることを指示するスキップ指示操作手段と、
前記スキップ指示操作手段による指示がなされた場合、前記記憶手段に記憶された関連付けに基づいて、前記上位階層の操作メニュー画面から、スキップ指示操作手段によって指定された項目を経て最も新しく表示された最下層の機能操作画面へと向けて、少なくとも1つの操作メニュー画面の表示をスキップさせる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
操作メニューの表示が階層化され、上位階層の操作メニュー画面において、任意の項目の選択操作を行うと、その選択項目に対応する下位階層の操作メニュー画面に遷移させ、各階層の操作メニュー画面において、順次、所望の項目の選択操作を繰り返すことにより、目的とする機能を実行させるための最下層の機能操作画面の表示を行う操作システムであって、
少なくとも1つの上位階層の操作メニュー画面の各項目について、それぞれの項目を経て最も新しく表示された最下層の機能操作画面との関連付けを記憶する記憶手段と、
前記少なくとも1つの上位階層の操作メニュー画面において、一つの項目を指定しつつ、操作メニュー画面の表示をスキップすることを指示するスキップ指示操作手段と、
前記スキップ指示操作手段による指示がなされた場合、前記記憶手段に記憶された関連付けに基づいて、前記上位階層の操作メニュー画面から、スキップ指示操作手段によって指定された項目を経て最も新しく表示された最下層の機能操作画面へと向けて、少なくとも1つの操作メニュー画面の表示をスキップさせる表示制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1に記載の操作システムは、ユーザが、過去に選択した機能を繰返し選択する確率が高いことに着目して、過去に選択した機能を実行させるための機能操作画面への遷移を容易に行うことができるようにしたものである。
すなわち、請求項1に記載の操作システムにおいては、スキップ指示操作手段によって、1つの項目が指定されつつ、操作メニュー画面の表示のスキップが指示された場合には、記憶手段に記憶された関連付けに基づいて、上位階層の操作メニュー画面から、指定された項目を経て最も新しく表示された最下層の機能操作画面へと向けて、少なくとも1つの操作メニュー画面の表示をスキップさせる。これにより、以前に選択した、もしくは選択しようとした機能を再度選択する場合に、ユーザは、少なくとも一つの操作メニュー画面における操作を行う必要がなくなるので、ユーザの操作を簡略化することができる。
この場合、ユーザは、記憶手段における記憶の実行指示や更新指示を行う必要はないので、従来の操作システムのような操作手順の記憶のための操作を不要とすることができる。
請求項2に記載したように、前記記憶手段は、全ての階層の操作メニュー画面の各項目と、それぞれの項目を経て最も新しく表示された最下層の機能操作画面との関連付けを記憶することが好ましい。このようにすれば、ユーザは、いずれの階層の操作メニュー画面においても、それぞれの項目を経て最も新しく表示された機能操作画面へ向けて、一以上の操作メニュー画面の表示をスキップさせることが可能となり、使い勝手を向上させることができる。
請求項3に記載したように、前記記憶手段は、最下層の機能操作画面が表示され、かつその機能操作画面における操作によって機能の実行が指示された場合に、最下層の機能操作画面との関連付けを記憶するようにしても良い。このようにすれば、記憶手段には、ユーザが実際に実行を指示した機能に対応する最下層の機能操作画面との関連付けが記憶されるようになる。従って、最下層の機能操作画面を表示しながら途中で実行を中止した場合、その機能操作画面の表示によって、以前に実際に実行された機能に対応する機能操作画面との関連付けが更新されてしまうことを防止できる。
請求項4に記載したように、前記スキップ指示操作手段における、前記一つの項目の指定及び前記スキップ指示操作は、所望の項目の選択操作を所定時間以上継続することによってなされることが好ましい。これにより、スキップ指示操作を行うための専用のスイッチ等を設けることを不要とできる。
請求項5に記載したように、前記表示制御手段は、前記スキップ指示操作手段による指示がなされた場合、表示されている操作メニュー画面から前記最下層の機能操作画面へと表示画面を遷移させることが好ましい。この場合、スキップ指示操作を指示した階層の操作メニュー画面から最下層の機能操作画面へと直接遷移させることができるので、その機能操作画面へ遷移させるためのユーザの操作を最も簡略化することができる。
請求項6に記載したように、前記記憶手段は、各階層の操作メニュー画面及び最下層の機能操作画面において入力された入力情報がある場合、その入力情報も記憶するものであり、前記スキップ指示操作手段による指示に基づいて、前記最下層の機能操作画面へと表示画面が遷移した場合、前記記憶手段に記憶された入力情報を前記機能操作画面に反映させる入力情報反映手段を備えることが好ましい。これにより、前回、実行した機能と同様の機能を、同様の入力情報に基づく条件で実行させる場合、その入力情報の入力操作も不要とすることができる。
ただし、この場合、請求項6に記載するように、前記入力情報反映手段による入力情報を前記機能操作画面に反映させるか否かをユーザが選択可能であることが好ましい。ユーザは、前回と同様の機能を選択しながら、異なる条件で、その機能を実行させる場合もあるためである。記憶手段に記憶された入力情報を反映させるか否かをユーザが選択できるようにする具体例としては、予め、ユーザが反映モードと非反映モードとのいずれかを設定しておき、反映モードが設定されている場合には、機能操作画面に遷移すると同時に、入力情報を反映させるようにすることが考えられる。或いは、機能操作画面に遷移したとき、ユーザが入力情報の反映を指示できるスイッチなどを設けるようにしても良い。
以下、本発明の実施の形態における操作システムに関して、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、本発明の操作システムを自動車等の車両に搭載されるナビゲーション装置に適用した例について説明するが、本発明による操作システムの適用先は、ナビゲーション装置のみに限定されるものではない。
図1は、本実施形態におけるナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、ナビゲーション装置10は、中央演算装置5、自車位置検出装置1、車速検出装置2、自車方位検出装置3、記憶装置4、表示装置6、及び操作装置7によって構成される。
中央演算装置5は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。ROMには、ナビゲーション装置10において実行される各種の制御処理のためのプログラムが書き込まれており、このプログラムに従ってCPU等が所定の演算処理を実行する。
自車位置検出装置1は、例えば、衛星からの電波に基づいて車両の位置を測定するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機、GPSアンテナ等によって構成される。この自車位置検出装置1は、検出した車両の位置に関するデータを中央演算装
置5へ定期的に送信する。
置5へ定期的に送信する。
車速検出装置2は、例えば、車両の速度に応じた速度で回転するロータとピックアップコイルなどから構成され、車両の走行速度を検出する。検出された車速データは、中央演算装置5に送信される。自車方位検出装置3は、いずれも周知の地磁気センサやジャイロスコープ等によって構成され、車両の進行方向を絶対方位や相対方位として検出する。検出された車両の方位データは、中央演算装置5に送信される。
記憶装置4は、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、HDD等の記憶媒体を備えており、その記憶媒体には、地図の描画に用いられる描画データや、施設等の検索に用いられる施設データなどが記憶される。なお、施設データは、施設名称、施設のカテゴリ、住所、電話番号、郵便番号、及び施設の座標等の各種データによって構成される。
表示装置6は、例えば、液晶ディスプレイによって構成される。この表示装置6の画面には、ナビゲーション装置10の各種機能を実行するための操作メニュー画面の他、地図表示画面が表示される。地図表示画面においては、車両の現在位置とその進行方向を示す自車位置マークと、記憶装置4に記憶された描画データによって生成される車両の現在位置の周辺地図などが表示される。
操作装置7は、例えば、表示装置6と一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、表示装置6の画面に表示される地図のスクロール操作、文字入力、メニュー項目の選択等の各種入力に使用される。
ナビゲーション装置10は、名称、住所、電話番号などから目的地を検索する目的地検索機能、出発地(現在位置など)から検索された目的地までの最適なルートを探索し、この探索した探索ルートを画面に表示してり、進行方向を音声案内するなどして、目的地まで案内する、いわゆるルート案内機能、渋滞・工事等の交通情報を表示する交通情報提供機能、及び表示装置6の画面設定等の各種設定を行う各種設定機能等の各種機能を備えている。
このような各種機能は、操作メニュー画面に従って表示項目の選択を行ったり、必要な情報の入力を行うことにより、ユーザが所望する任意の機能を任意の条件で実行可能となる。つまり、操作メニュー画面は、画面表示の見易さや操作性を考慮して階層化されている。このため、上位階層の操作メニュー画面において、ユーザが任意の項目の選択操作を行うと、画面表示は、その選択項目に対応する下位階層の操作メニュー画面に遷移する。各階層の操作メニュー画面において、順次、所望の項目の選択操作を繰り返すことにより、目的とする機能を実行させるための最下層の機能操作画面を表示させることができる。
例えば、図2に、最上位のメニュー画面の一例を示す。本実施形態による操作システムは、車両用ナビゲーション装置に適用されているので、最上位のメニュー画面には車両用ナビゲーション装置において実行可能な各種機能の大分類項目が表示される。この図2のメニュー画面に表示される一のメニュー項目を選択すると、選択したメニュー項目に対応する下層のメニュー画面が表示される。このような選択を繰り返すことにより、最終的に、最下層の機能操作画面が表示される。この機能操作画面とは、ユーザが選択や入力によって指定した条件で、機能の実行を指示できる画面を意味し、機能の実行条件を指定するための選択や入力は、主にこの機能操作画面において行われる。ただし、その実行条件指定のための選択や入力の一部もしくは全部が、機能操作画面に遷移する以前の操作メニュー画面において行われても良い。
例えば、図2に示すメニュー画面において、目的地検索項目を選択した場合、次階層のメニュー画面として、目的地の検索方法を示す複数の項目(名称、カテゴリ、住所、郵便番号、電話番号等)を含む画面が表示される。この項目の中で「名称」を選択すると、次に機能操作画面としての50音入力画面が表示され、50音キーを用いて所望の名称を入力することになる。この場合には、機能操作画面において、機能の実行条件を指定するための入力が行われる。
一方、目的地の検索方法を示す複数の項目の中で、「住所」を選択すると、まず、都道府県の選択画面が表示される。その中で目的地としたいいずれかの都道府県を選択すると次に市町村、地区、番地などの選択画面が、上位階層の項目の選択によって順次表示される。そして、選択された住所に対応する地図の表示指示を行う指示スイッチが操作されて、地図が表示されると、その表示地図上で最終的な目的地を指示することになる。この場合、表示された地図上で最終的な目的地を指示・決定する画面が機能操作画面に対応し、住所の絞込み選択を行うメニュー画面においても、実行条件指定のための選択が行われることになる。
上述したように、目的地検索機能などは、目的地の検索方法を示す複数の項目があり、かつ、各項目においても、目的地を絞りこむための条件の選択や入力が複数回行われるので、多くの階層のメニュー画面が用意されていることが多い。従来は、過去に検索した目的地と同じ目的地を検索する場合であっても、最上位の階層から最下層の機能操作画面にかけて、同じ選択・入力操作を繰り返し行う必要があり、ユーザの操作負担が大きかった。
そこで、本実施形態のナビゲーション装置10では、各メニュー画面において選択・入力操作を行って、最下層の機能操作画面が表示された場合、その最も新しく表示された機能操作画面と、その機能操作画面を表示するために操作された各階層の項目との関連付けを記憶する。そして、各階層の操作メニュー画面において、一の項目を選択するための操作が所定時間以上継続された場合には、記憶されている関連付けに基づいて、表示されているメニュー画面から最下層の機能操作画面に直接遷移するように表示画面の制御を行う。これにより、以前の操作で表示した最下層の機能操作画面と同じ機能操作画面を表示させようとする場合に、ユーザの操作を大幅に簡略化することができる。
以下、本実施形態のナビゲーション装置10におけるメニュー画面の表示処理について、図3のフローチャート及び図4の説明図を用いて説明する。
まず、ステップS100では、図2に例示したようなナビゲーション装置10における最上位階層のメニュー画面が表示される。ステップS110では、このメニュー画面において、ユーザにより所望の項目が選択されたか否かを判定する。なお、項目の選択操作は、タッチスイッチによる場合には、所望の項目の表示位置にタッチすることによって行われ、パネルスイッチによる場合には、カーソルを所望の項目に合わせて決定スイッチを押下することなどによって行われる。
ステップS110において、ユーザにより項目選択操作が行われたと判定されると、ステップS120の処理に進む。ステップS120では、ユーザによる選択操作が所定時間以上継続された長押し操作であるか否かを判定する。本実施形態では、所定時間以内の選択操作は、単なる項目の選択操作として取り扱う一方、選択操作が所定時間以上継続された長押し操作である場合には、途中の操作メニュー画面の表示をスキップして、以前の操作で表示した最下層の機能操作画面と同じ機能操作画面への表示遷移を指示するスキップ指示操作として取り扱う。
このため、ステップS120にて、選択操作が長押し操作であると判定されると、ステップS130の処理に進み、選択操作された該当項目に対して、最下層の機能操作画面との関連付け(選択履歴)が記憶されているか否かを判定する。
ここで、各階層の項目と最下層の機能操作画面との関連付けを記憶する手法について、図4に基づいて説明する。図4は、複数の機能の大分類A,B,Cの中で、大分類Aに属する最下層の機能操作画面が表示された場合に、大分類Aに含まれる各階層の項目について、どのように機能操作画面との関連付けがなされるかを図示したものである。
まず、前々回の操作として、第1階層において大分類Aを選択した後、第2階層では項目A1、第3階層では項目A12、さらに第4階層では項目A122が選択されたとする。この場合、A122機能操作画面が表示されることにより、選択された各階層の項目A,A1,A12,A122に対して、A122機能操作画面との関連付けとして、選択履歴A122が付与される。
次に、前回の操作として、第1階層において大分類Aを選択した後、第2階層では項目A2、第3階層では項目A22、さらに第4階層では項目A222が選択されたとする。この場合、A222機能操作画面が表示されることにより、選択された各階層の項目A,A2,A22,A222に対して、A222機能操作画面との関連付けとして、選択履歴A222が付与される。すなわち、項目Aについては、前々回の操作による選択履歴A122が、前回の操作によって選択履歴A222に更新される。
ステップS130の判定処理にて、選択操作された該当項目に選択履歴が付与されていると判定されると、ステップS140の処理に進む。ステップS140では、途中のメニュー画面の表示をスキップし、該当項目に付与された選択履歴に対応する機能操作画面を直接表示させる。これにより、表示がスキップされたメニュー画面におけるユーザの選択操作を不要として、ユーザの操作負担を軽減することができる。
例えば、図4に示す例において、第1階層の項目A、第2階層の項目A2、第3階層の項目A22のいずれかに対して、選択操作として長押し操作がなされると、記憶されている選択履歴A222に基づいて、表示画面が最下層のA222機能操作画面の表示へ直接遷移する。また、第2階層の項目A1,第3階層の項目A12のいずれかに対して、選択操作として長押し操作がなされると、記憶されている選択履歴A122に基づいて、A122機能操作画面が直接表示される。
このように、本実施形態では、より新しく表示された機能操作画面を優先するように、各階層の項目に選択履歴を付与する。これは、ユーザが、同じ機能を繰り返し使用する確率が高いことを考慮し、同じ機能を使用する場合にユーザの操作の簡略化を図ることで、最も効果的にユーザの操作負担を軽減できると考えられるためである。さらに、本実施形態では、例えば、第2階層の項目A1などについては、前々回の操作で付与された選択履歴が保持されるので、比較的使用頻度の高い機能についてのユーザ操作の簡略化も図ることができる。
ステップS140の処理に続いて実行されるステップS150では、機能操作画面において、機能の実行条件を指定する情報の入力処理や、ユーザ指示に基づいて、機能の実行処理などを行う。
一方、上述したステップS120において、選択操作の継続時間は所定時間未満であると判定されたり、ステップS130において、長押し操作された項目に対して選択履歴が付与されていないと判定されたりした場合には、ステップS160の処理が実行される。ステップS160では、表示画面を、次の下位階層の画面表示へ遷移させる。
続くステップS170では、表示された画面が、最下層の機能操作画面であるか否かを判定する。このステップS170の判定処理において、最下層の機能操作画面ではないと判定されると、上述したステップS110からの処理を繰り返す。一方、表示画面が最下層の機能操作画面であると判定されると、ステップS180に進み、表示されている機能操作画面と、その機能表示画面を表示するために選択された各階層の項目との関連付けとして、各階層の項目に対して選択履歴を付与して記憶する。そして、ステップS190では、ステップS150と同様に、機能操作画面において、機能の実行条件を指定する情報の入力処理や、ユーザ指示に基づいて、機能の実行処理などを行う。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の変形して実施することが可能である。
例えば、上述した実施形態では、最下層の機能操作画面を表示するために選択された全ての階層の項目に対して選択履歴を付与していたが、少なくとも1つの階層の項目に選択履歴を付与するだけでも良い。選択履歴が付与された階層の項目を利用して、ユーザの操作負担の軽減が図れるためである。
また、選択操作として長押し操作がなされた場合に、現在表示されているメニュー画面から最下層の機能操作画面への表示に遷移する例について説明したが、現在表示されているメニュー画面と最下層の機能操作画面との間に存在する、少なくとも1つのメニュー画面をスキップするようにしても良い。このようにしても、ユーザは、少なくとも一つの操作メニュー画面における操作を行う必要がなくなるので、ユーザの操作を簡略化することができる。
上述した実施形態では、現在の表示画面から、その途中のメニュー画面の表示をスキップし、最下層の機能操作画面の表示へ直接遷移するスキップ指示手段として、項目の選択操作が所定時間以上継続する長押し操作を利用していた。このようにすれば、スキップ指示操作を行うための専用のスイッチ等を設けることを不要とできる。しかしながら、そのスキップ指示操作を行うための専用のスイッチを設けても良いことはもちろんである。この場合、ユーザは、表示された項目をカーソルなどで指定しつつ、その専用スイッチを操作してスキップ指示操作を与えることになる。
また、上述した実施形態では、最下層の機能操作画面が表示されると、その画面により機能の実行が指示されたか否かに係らず、その表示された機能操作画面と各階層の選択項目との関連付けである選択履歴を、各階層の選択項目に付与していた。
しかしながら、最下層の機能操作画面が表示され、かつその機能操作画面における操作によって機能の実行が指示された場合に、最下層の機能操作画面との関連付けである選択履歴を付与するようにしても良い。このようにすれば、ユーザが実際に実行を指示した機能に対応する最下層の機能操作画面との関連付けを示す選択履歴が、少なくとも1つの階層の選択項目に付与されるようになる。従って、最下層の機能操作画面を表示しながら途中で機能の実行を中止した場合、その機能操作画面の表示によって、以前に実際に実行された機能に対応する機能操作画面との関連付けが更新されてしまうことを防止できる。
さらに、上述した実施形態において、各階層の選択項目に対して選択履歴を付与して記憶することに加え、各階層の操作メニュー画面及び/又は最下層の機能操作画面において入力された入力情報がある場合、その入力情報も記憶するようにしても良い。入力情報を記憶するようにすれば、選択項目の長押し操作などによって、途中のメニュー画面の表示をスキップし、直接、最下層の機能操作画面の表示へ遷移することが指示された場合に、記憶された入力情報を機能操作画面に反映させることができる。これにより、前回、実行した機能と同様の機能を、同様の入力情報に基づく条件で実行させる場合、その入力情報の入力操作も不要とすることができる。
ただし、この場合、入力情報を機能操作画面に反映させるか否かをユーザが選択可能であることが好ましい。ユーザは、前回と同様の機能を選択しながら、異なる条件で、その機能を実行させる場合もあるためである。記憶された入力情報を反映させるか否かをユーザが選択できるようにするには、例えば、予めユーザが反映モードと非反映モードとのいずれかを選択しておくようにすれば良い。そして、ユーザが反映モードを選択しているときには、機能操作画面に遷移すると同時に、入力情報を反映させることができる。あるいは、機能操作画面に遷移したとき、ユーザが入力情報の反映を指示できるスイッチなどを設けるようにしても良い。
1 自車位置検出装置
2 車速検出装置
3 自車方位検出装置
4 記憶装置
5 中央演算装置
6 表示装置
7 操作装置
10 ナビゲーション装置
2 車速検出装置
3 自車方位検出装置
4 記憶装置
5 中央演算装置
6 表示装置
7 操作装置
10 ナビゲーション装置
Claims (7)
- 操作メニューの表示が階層化され、上位階層の操作メニュー画面において、任意の項目の選択操作を行うと、その選択項目に対応する下位階層の操作メニュー画面に遷移させ、各階層の操作メニュー画面において、順次、所望の項目の選択操作を繰り返すことにより、目的とする機能を実行させるための最下層の機能操作画面の表示を行う操作システムであって、
少なくとも1つの上位階層の操作メニュー画面の各項目について、それぞれの項目を経て最も新しく表示された最下層の機能操作画面との関連付けを記憶する記憶手段と、
前記少なくとも1つの上位階層の操作メニュー画面において、一つの項目を指定しつつ、操作メニュー画面の表示をスキップすることを指示するスキップ指示操作手段と、
前記スキップ指示操作手段による指示がなされた場合、前記記憶手段に記憶された関連付けに基づいて、前記上位階層の操作メニュー画面から、スキップ指示操作手段によって指定された項目を経て最も新しく表示された最下層の機能操作画面へと向けて、少なくとも1つの操作メニュー画面の表示をスキップさせる表示制御手段とを備えることを特徴とする操作システム。 - 前記記憶手段は、全ての階層の操作メニュー画面の各項目と、それぞれの項目を経て最も新しく表示された最下層の機能操作画面との関連付けを記憶することを特徴とする請求項1に記載の操作システム。
- 前記記憶手段は、最下層の機能操作画面が表示され、かつその機能操作画面における操作によって機能の実行が指示された場合に、最下層の機能操作画面との関連付けを記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の操作システム。
- 前記スキップ指示操作手段における、前記一つの項目の指定及び前記スキップ指示操作は、所望の項目の選択操作を所定時間以上継続することによってなされることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の操作システム。
- 前記表示制御手段は、前記スキップ指示操作手段による指示がなされた場合、表示されている操作メニュー画面から前記最下層の機能操作画面へと表示画面を遷移させることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の操作システム。
- 前記記憶手段は、各階層の操作メニュー画面及び最下層の機能操作画面において入力された入力情報がある場合、その入力情報も記憶するものであり、
前記スキップ指示操作手段による指示に基づいて、前記最下層の機能操作画面へと表示画面が遷移した場合、前記記憶手段に記憶された入力情報を前記機能操作画面に反映させる入力情報反映手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の操作システム。 - 前記入力情報反映手段によって入力情報を前記機能操作画面に反映させるか否かをユーザが選択可能であることを特徴とする請求項5に記載の操作システム。
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