JP2007205078A - トラス筋付きデッキ - Google Patents

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正明 中西
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Abstract

【課題】作業性が良好となり、しかも作業効率を向上させることで工期の短縮を図るようにした。
【解決手段】構造物2のスラブ施工領域に配置されるトラス筋付きデッキ1は、平板状のデッキプレートの上面にトラス筋が骨組みされて一体に設けられたデッキ本体10と、デッキ本体10の上面を覆う平板状のカバー部材11とからなる。カバー部材11は、枠カバー体11Aと分割カバー体11Bとに分割されてなり、支持部材によってデッキ本体10より支持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、構造物のスラブなどに施工されるトラス筋付きデッキに関する。
従来、構造物のスラブの施工では、予め工場で製造されたPC床版や、床パネルなどが使用されている(例えば、特許文献1参照)。これらは現場でコンクリートを打設することがないため作業工程を短縮することができる。そして、それらの仕上げ面は、予め一体に製作させておくか、現場で組み立てるものである。
また、現場でコンクリートを打設してスラブを構築する施工には、型枠が不要であり配筋作業が簡略化されて工期を短縮させることができるといった利点から、平板上に鉄筋などをトラス状に骨組みさせて一体に形成させたトラス筋付きデッキが使用されている。
特開2001−98688号公報
しかしながら、従来のトラス筋付きデッキは、トラス筋が山部と谷部を形成した凹凸状になっているため、トラス筋付きデッキ上では足場が悪い状態であり、歩きにくいことから、例えばコンクリート打設作業などを行うにあたって作業性が悪いといった問題があった。
また、トラス筋付きデッキに対してコンクリートを打設した後は、コンクリートの養生期間(例えば2、3日が必要)が必要であり、コンクリートが固化してからでないと打設したコンクリート上における墨出し作業や仕上げ材の搬入作業などの次の作業工程に取り掛かることができないことから、工期が長くなるという問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、作業性が良好となり、しかも作業効率を向上させることで工期の短縮を図るようにしたトラス筋付きデッキを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るトラス筋付きデッキは、構造物のスラブ施工領域に配置され、デッキプレート上にトラス筋が骨組みされて一体に設けられたデッキ本体と、デッキ本体の上面を覆うカバー部材とが設けられ、カバー部材はデッキ本体に支持されていることを特徴としている。
本発明では、カバー部材がデッキ本体に支持されていることから、カバー部材上に乗ってコンクリート打設などの作業を行うことができる。そして、カバー部材の上面は、凹凸のない平らな面に形成されているため、足場が確保されていて歩き易くなっている。このように、カバー部材上を歩けることから、デッキ本体を直接踏みつけることによる配筋のズレがなくなり、コンクリートの被り厚さを一定にすることができることから構造の品質を向上できる。そして、コンクリートの打設後には、コンクリートが固化するまでの養生期間を待たずに、カバー部材上における墨出し作業や仕上げ材の搬入作業などの次の作業工程を実施できる。
また、本発明に係るトラス筋付きデッキでは、カバー部材は、複数に分割されていることが好ましい。
本発明では、カバー部材を分割させることで、取り付け作業が容易になり、作業条件に合わせて必要な範囲のみにカバー部材を配置させることができる。
また、本発明に係るトラス筋付きデッキでは、カバー部材には、貫通孔が設けられていることが好ましい。
本発明では、貫通孔を使用してデッキ本体とカバー部材との間にコンクリートを打設することができ、その際にコンクリートの充填状態を確認することができる。
本発明のトラス筋付きデッキによれば、トラス筋付きデッキの上面側にカバー部材を設けることにより、カバー部材を設けない場合と比較して足場が確保されて歩き易くなり、作業性を良好にできる効果を奏する。また、コンクリート打設後の養生期間を待つことなく、カバー部材上における次の作業工程を行なえることから、作業効率を向上させることができ、工期の短縮が図れる。
以下、本発明のトラス筋付きデッキの実施の形態について、図1乃至図4に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態によるトラス筋付きデッキの設置状態を示す斜視図、図2はトラス筋付きデッキの分解斜視図、図3はトラス筋付きデッキの側面図、図4(a)、(b)はトラス筋付きデッキのほかの設置状態を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態によるトラス筋付きデッキ1は、構造物2のスラブの施工に採用され、コンクリート内に埋設する鉄筋と、下側の型枠とを一体に設けたものである。トラス筋付きデッキ1は、スラブの施工領域(以下、スラブ領域Rとする)全体に配置されたデッキ本体10と、デッキ本体10の上面を覆う平板状のカバー部材11とからなる。なお、スラブ領域Rは、構造物2の梁3と柱4とに囲まれた領域である。
図3に示すように、デッキ本体10は、平板状のデッキプレート10aと、そのデッキプレート10aの上面に棒材がトラス状に骨組みされたトラス筋10bと、トラス筋10bの上端に溶接などの固着手段によって固着されて略横方向に配されてなる主筋10cとから概略構成されている。この主筋10cは、デッキプレート10aの上面に対して所定の高さとなるように配置されている。デッキ本体10は、その外周を梁3や柱4の鉄筋などに接続させて所定のスラブ領域Rに設置される。
図2に示すように、カバー部材11は、任意の形状で複数に分割されてなり、例えば平面視四角形状をなすカバー部材11の外周縁に配される枠カバー体11Aと、枠カバー体11Aに囲われた内側で横方向又は縦方向に等間隔で複数に分割されてなる長方形状の分割カバー体11B、11B、・・・とからなる。カバー部材11を分割させることで、取り付け作業が容易になり、また後述するが、作業条件に合わせて必要な範囲のみにカバー部材11を配置させることができる。
そして、図3に示すように、カバー部材11は、主筋10cより上方の位置で所定の間隔、すなわち主筋10cからスラブ上面までの高さ寸法(被り厚さD)をもって配置されている。
なお、カバー部材11の材料には、例えば、網目状に形成された線材を内装させてなるモルタル板、厚さ寸法6mm程度の珪カル板、コンクリート型枠用合板などを採用できる。
図2及び3に示すように、カバー部材11は、鋼材などからなる柱状の支持部材12、12、・・・を介してデッキ本体10に固定されている。具体的には、カバー部材11(枠カバー体11A、分割カバー体11B)に予め支持部材12の一端12aを固着しておき、現場において先行して設置させたデッキプレート10aの上面に支持部材12の他端12bをスポット溶接などの固着手段によって固着させている。
このような構成によりカバー部材11がデッキ本体10に支持されていることから、カバー部材11上に乗ってコンクリート打設などの作業を行うことができる。そして、カバー部材11の上面は、凹凸のない平らな面に形成されているため、足場が確保されていて歩き易くなっている。このようにカバー部材11上を歩けることで、デッキ本体10の主筋10c或いはトラス筋10bを直接踏みつけることによる配筋のズレがなくなり、コンクリートの被り厚さD(図3参照)を一定にすることができることから構造の品質を向上できる。
また、図2に示すように、各分割カバー体11Bの長手方向には、所定間隔をもって複数の貫通孔11a、11a、・・・が設けられている。これらの貫通孔11a、11a、・・・を使用してデッキ本体10とカバー部材11との間にコンクリートを打設することができ、また、その際にコンクリートの充填状態を確認することができる。
さらに、カバー部材11は、スラブ上面を面一に形成するための型枠の機能をなしている。すなわち、図3に示す被り厚さDを一定且つ確実に確保することができ、品質を向上させることができる。また、カバー部材11が型枠代わりになることから、左官作業が不要となり施工を簡略化させることができる。
本トラス筋付きデッキ1では、コンクリートの打設後に、コンクリートが固化するまでの養生期間を待たずに、カバー部材11上における作業、例えば、壁を施工するための型枠建て込み前の墨出し作業、壁際などの根元の桟木の取り付け作業、仕上げ材の搬入作業などの次の作業工程を実施できる。
そして、コンクリートの養生期間が経過した後、必要に応じてカバー部材11を取り外すようにする。そのため、カバー部材11に上述したモルタル板や珪カル板などを使用して捨て型枠として機能させる場合には、カバー部材11がスラブの構造体として一体化されるため、カバー部材11の取り外し作業は不要となる。
ここで、カバー部材11の設置状態について図面に基づいて説明する。
図1ではスラブ領域Rのほぼ全体にわたってカバー部材11を配置させているが、このほかに図4(a)及び(b)に示すように作業条件に合わせて適宜、枠カバー体11Aや分割カバー体11Bを配置させることができる。
例えば、図4(a)は、分割カバー体11Bを1枚おきに配置させて、開口部20を設けたものであり、この開口部20よりコンクリートを打設することができる。また、図4(b)は、枠カバー体11Aのみを配置させたものであり、コンクリート打設後に壁際で施工される型枠建て込み前の墨出し作業などで必要な領域のみにカバー部材11を設けたものである。このように、デッキ本体10上において歩く必要のない箇所に開口部20を設けたり、作業に必要な箇所のみにカバー部材11を配置させたりすることができ、これによりカバー部材11のコストを低減することができる。
上述した本実施の形態によるトラス筋付きデッキでは、トラス筋付きデッキ1の上面側にカバー部材11を設けることにより、カバー部材11を設けない場合と比較して足場が確保されて歩き易くなり、作業性を良好にできる効果を奏する。
また、コンクリート打設後の養生期間を待つことなく、カバー部材11上における次の作業工程を行なえることから、作業効率を向上させることができ、工期の短縮が図れる。
以上、本発明によるトラス筋付きデッキの実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態ではカバー部材11を、枠形状をなす枠カバー体11Aや、長方形状をなす分割カバー体11Bに分割させているが、このような分割形状に限定されることはなく、例えば正方形状に分割されていてもよい。そして、カバー部材11は、枠形状の枠カバー体11Aを設けない構成であってもかまわない。
また、本実施の形態では支持部材12を溶接による固定手段によりデッキ本体10とカバー部材11とを固定させているが、固定方法は溶接手段に限定されることはない。例えばカバー部材11の裏面側(デッキ本体10側)にボルトなどの突起部材を固定し、このボルトとトラス筋10bをクリップ材などで固定するようにしてもかまわない。とくに、コンクリート打設後に例えば上述したコンクリート型枠用合板からなるカバー部材11を脱型させる場合には、カバー部材11をデッキ本体10に取り外し易いように固定させることが好ましい。
本発明の実施の形態によるトラス筋付きデッキの設置状態を示す斜視図である。 トラス筋付きデッキの分解斜視図である。 トラス筋付きデッキの側面図である。 (a)、(b)はトラス筋付きデッキのほかの設置状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 トラス筋付きデッキ
10 デッキ本体
10a デッキプレート
10b トラス筋
10c 主筋
11 カバー部材
11A 枠カバー体
11B 分割カバー体
12 支持部材


Claims (3)

  1. 構造物のスラブ施工領域に配置され、デッキプレート上にトラス筋が骨組みされて一体に設けられたデッキ本体と、
    該デッキ本体の上面を覆うカバー部材と、
    が設けられ、
    前記カバー部材は前記デッキ本体に支持されていることを特徴とするトラス筋付きデッキ。
  2. 前記カバー部材は、複数に分割されていることを特徴とする請求項1に記載のトラス筋付きデッキ。
  3. 前記カバー部材には、貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトラス筋付きデッキ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5866038B1 (ja) * 2015-01-22 2016-02-17 株式会社富士昭技研 デッキプレート、床スラブ、デッキプレートの製法、および床スラブ構築方法
KR20220077475A (ko) * 2020-12-02 2022-06-09 삼정캐리월드(주) 보강부재가 구비된 콘크리트 슬래브

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