JP5866038B1 - デッキプレート、床スラブ、デッキプレートの製法、および床スラブ構築方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、この発明は、上記のデッキプレート上にコンクリートを打設して構築された強度に優れた床スラブおよびその構築方法を提供することを目的とする。
上記した構成のデッキプレートにおいて、作業者がデッキプレート上を歩行する場合、主鉄筋並列連結体とトラスの上端筋とが作業者の足場となり、とりわけ、主鉄筋並列連結体の主鉄筋は作業者の足幅より小さな間隔で密に配置されているので、作業者に対して安定した足場を提供する。その結果、作業者は、デッキプレート上を安全に歩行でき、踏み外しによる転倒事故の発生を防止できる。
また、前記主鉄筋並列連結体の各主鉄筋は各組立材と交差する位置で各組立材の上面に溶接されているので、組立材はデッキプレートの表面に突き出ず、作業者の歩行の障害とならない。また、組立材をトラスの上端筋に沿わせるように主鉄筋並列連結体を位置決めすることが可能となる。
さらに、主鉄筋並列連結体をデッキプレート本体に組み付けた状態のままコンクリートを打設するので、従来の歩行マットのような取扱上の煩雑さはない。
さらにまた、コンクリートの打設後は、トラスの上端筋は鉄筋コンクリートのスラブ主筋として、主鉄筋並列連結体の主鉄筋は配力筋として、それぞれ機能するので、優れた強度の床スラブが得られる。
この構成の床スラブでは、トラスの上端筋が鉄筋コンクリートのスラブ主筋として、主鉄筋並列連結体の主鉄筋が配力筋として、それぞれ機能するので、強度に優れた床スラブとなる。
また、上記した第2の製法では、前記組付工程および固定工程は、床スラブを構築する現場に設けられた作業場で実施されるものであってもよく、デッキプレート本体および主鉄筋並列連結体を製作する工場内で実施されるものであってもよい。
なお、デッキプレート本体10は、この実施例の構成態様のものに限定されるものではなく、例えば、上端筋と1個または2個のラチス材とでトラスが構成されているものなど、種々の構成態様のものを採択できる。
工場で製作されたデッキプレート本体10と主鉄筋並列連結体5とはトラックなどで現場に運び込まれ、まず、デッキプレート本体10を建物の床スラブを構築する位置、すなわち、縦横の梁19a,19bで囲まれた開口部分に設置した後に、デッキプレート本体10に対して主鉄筋並列連結体5を組み付ける。
図9−1(2)は、このデッキプレート本体10に対して主鉄筋並列連結体5が組み付けられた状態を示している。この主鉄筋並列連結体5の組み付けによって、作業者が梁19a,19b上で建築作業を行うのに、安定した作業および歩行のための足場が形成される。
なお、上記の実施例は、デッキプレート本体10を建物の床スラブを構築する位置に設置した後にデッキプレート本体10に対して主鉄筋並列連結体5を組み付けているが、デッキプレート本体10に対して主鉄筋並列連結体5を組み付けたものを建物の床スラブを構築する位置に設置してもよい。
2 基板
3 トラス
4 吊り材
5 主鉄筋並列連結体
10 デッキプレート本体
31 上端筋
32 下端筋
33 ラチス材
51 主鉄筋
52 組立材
Claims (8)
- 金属製の基板上に上端筋がラチス筋の頂部に一体に固着されてなるトラスが150〜200mmの配列間隔で複数並設されたデッキプレート本体に、前記トラス間を跨ぐように主鉄筋並列連結体が組み付けられたデッキプレートであって、前記主鉄筋並列連結体は、各トラスの上端筋と直交する複数の主鉄筋および各主鉄筋と直交しトラスの配列間隔と同じかまたは整数倍の間隔で配列される複数の組立材より成り、主鉄筋と組立材との交差位置において主鉄筋が組立材の上面に一体に溶接されており、各主鉄筋は、50mm以上、75mm以下の間隔で配列されることによりコンクリート打設前はトラスの上端筋とで作業者の足場を構成するとともに、断面積の総和が構築する床スラブの断面積に対して0.2%の割合を確保するように軸径および配列間隔が設定されることによりコンクリート打設後は配力筋として機能するものであり、各主鉄筋を各トラスの上端筋と交差する位置で上端筋に固定することにより主鉄筋並列連結体とトラスとが一体化されて成るデッキプレート。
- 前記主鉄筋並列連結体の各主鉄筋は、各トラスの上端筋と交差する位置で各上端筋に結束具により結束されている請求項1に記載のデッキプレート。
- 請求項1または2に記載のデッキプレート上にコンクリートが打設されて構築されて成る床スラブ。
- 金属製の基板上に上端筋がラチス筋の頂部に一体に固着されてなるトラスが150〜200mmの配列間隔で複数並設されたデッキプレート本体と、各トラスの上端筋と直交する複数の主鉄筋および各主鉄筋と直交しトラスの配列間隔と同じかまたは整数倍の間隔で配列される複数の組立材より成り主鉄筋と組立材との交差位置において主鉄筋が組立材の上面に一体に溶接され各主鉄筋は50mm以上、75mm以下の間隔で配列されることによりコンクリート打設前はトラスの上端鉄筋とで作業者の足場を構成するとともに断面積の総和が構築する床スラブの断面積に対して0.2%の割合を確保するように軸径および配列間隔が設定されることによりコンクリート打設後は配力筋として機能する主鉄筋並列連結体とを製作する前工程と、前記デッキプレート本体を建物の床スラブを構築する位置に設置する設置工程と、各主鉄筋を各トラスの上端筋と直交させて前記主鉄筋並列連結体を前記デッキプレート本体のトラス間を跨ぐように組み付けられる組付工程と、前記主鉄筋並列連結体の各主鉄筋を各トラスの上端筋と交差する位置で上端筋に固定する固定工程とを順に実施してデッキプレートを製作することを特徴とするデッキプレートの製法。
- 金属製の基板上に上端筋がラチス筋の頂部に一体に固着されてなるトラスが150〜200mmの配列間隔で複数並設されたデッキプレート本体と、各トラスの上端筋と直交する複数の主鉄筋および各主鉄筋と直交しトラスの配列間隔と同じかまたは整数倍の間隔で配列される複数の組立材より成り主鉄筋と組立材との交差位置において主鉄筋が組立材の上面に一体に溶接され各主鉄筋は50mm以上、75mm以下の間隔で配列されることによりコンクリート打設前はトラスの上端筋とで作業者の足場を構成するとともに断面積の総和が構築する床スラブの断面積に対して0.2%の割合を確保するように軸径および配列間隔が設定されることによりコンクリート打設後は配力筋として機能する主鉄筋並列連結体とを製作する前工程と、各主鉄筋を各トラスの上端筋と直交させて前記主鉄筋並列連結体を前記デッキプレート本体のトラス間を跨ぐように組み付けられる組付工程と、前記主鉄筋並列連結体の各主鉄筋を各トラスの上端筋と交差する位置で上端筋に固定する固定工程と、前記デッキプレート本体に主鉄筋並列連結体が組み付けられたものを建物の床スラブを構築する位置に設置する設置工程とを順に実施してデッキプレートを製作することを特徴とするデッキプレートの製法。
- 前記組付工程および固定工程は、床スラブを構築する現場に設けられた作業場で実施される請求項5に記載のデッキプレートの製法。
- 前記組付工程および固定工程は、デッキプレート本体および主鉄筋並列連結体を製作する工場内で実施される請求項5に記載のデッキプレートの製法。
- 請求項4〜7のいずれかに記載の製法を実施して得られたデッキプレート上にコンクリートを打設して床スラブを構築することを特徴とする床スラブ構築方法。
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