JP2023048423A - 鼻先pcの鉄骨造への取付構造及び鼻先pcの取付方法 - Google Patents

鼻先pcの鉄骨造への取付構造及び鼻先pcの取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施工の手間を削減することができる鼻先PCの鉄骨造への取付構造及び鼻先PCの取付方法を提供する。【解決手段】水平方向に張り出す片持ちスラブ(庇2)の先端部を構成し、プレキャストコンクリートで形成される鼻先PC20と、前記鼻先PC20の底面に設けられ、第一孔(第二固定孔32)を有するプレート30と、前記第一孔(第二固定孔32)に対応する第二孔(固定孔13a)を有し、前記第一孔(第二固定孔32)及び前記第二孔(固定孔13a)に挿通された止具(ボルト及びナット)により前記プレート30が固定される第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)と、前記第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)から水平方向に張り出す第二鉄骨梁(支持鉄骨梁14)と、前記第二鉄骨梁(支持鉄骨梁14)に設けられ、前記プレート30と同厚さに形成されると共に、前記鼻先PC20が載置される載置部(板部材40)と、を具備する。【選択図】図3

Description

本発明は、鼻先PCの鉄骨造への取付構造及び鼻先PCの取付方法に関する。
従来、片持ちスラブを有する建物が知られている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、コンクリートにより形成されたバルコニーを有する中高層建造物が記載されている。上記バルコニーのような片持ちスラブをRC造で施工する場合、階層ごとに分けて型枠にコンクリートを打設する必要がある。また、上記バルコニーにおいて手摺や腰壁等が設けられる鼻先部分は、比較的複雑な形状となる。このため、上記鼻先部分の施工には、比較的複雑な型枠を組み付けることを要する。
このように、RC造での片持ちスラブの鼻先部分の施工は、階層ごとに型枠や型枠支保工を運んで組み付ける作業に手間がかかり、特に鉄骨造においては型枠支保工を設置すること自体が困難であるため施工性の観点から改善が望まれる。
特開2010-144403公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、施工の手間を削減することができる鼻先PCの鉄骨造への取付構造及び鼻先PCの取付方法を提供するものである。RC造では既に実用化されているが、鉄骨造でRCの鼻先部分を施工する方法は確立されていない。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、水平方向に張り出す片持ちスラブの先端部を構成し、プレキャストコンクリートで形成される鼻先PCと、前記鼻先PCの底面に設けられ、第一孔を有するプレートと、前記第一孔に対応する第二孔を有し、前記第一孔及び前記第二孔に挿通された止具により前記プレートが固定される第一鉄骨梁と、前記第一鉄骨梁から水平方向に張り出す第二鉄骨梁と、前記第二鉄骨梁に設けられ、前記プレートと同厚さに形成されると共に、前記鼻先PCが載置される載置部と、を具備するものである。
請求項2においては、前記第一鉄骨梁の上部には、前記片持ちスラブのコンクリートが打設されるデッキプレートが設けられ、前記鼻先PCは、水平方向における所定の第一方向に延びると共に、平面視において前記第一方向に直交する第二方向に間隔を空けて配置され、前記コンクリートと定着する複数の鉄筋を有し、前記デッキプレートは、前記第二方向に連続する複数の山部及び谷部を有する波板形状に形成され、前記鉄筋及び前記谷部は、平面視において互いに重複するように配置されるものである。
請求項3においては、前記鼻先PCは、足場の壁つなぎを接続可能な接続部を有するものである。
請求項4においては、水平方向に張り出す片持ちスラブの先端部を構成し、プレキャストコンクリートで形成される鼻先PCの底面に、プレートを固定するプレート固定工程と、前記片持ちスラブを下方から支持する第一鉄骨梁に対して、前記プレートを介して複数の前記鼻先PCを仮固定する仮固定工程と、前記第一鉄骨梁にデッキプレートを設置するデッキプレート設置工程と、仮固定された隣接する複数の前記鼻先PCを共通の調整冶具で挟み込むことで複数の前記鼻先PCの位置を調整する位置調整工程と、前記デッキプレートと、前記第一鉄骨梁と、位置が調整された前記鼻先PCと、を互いに固定する固定工程と、を具備するものである。
請求項5においては、前記固定工程においては、前記第一鉄骨梁と前記鼻先PCとがボルトで固定された後、前記片持ちスラブのコンクリートが打設されることにより、前記デッキプレートと前記鼻先PCとがコンクリートにより一体的に固定されるものである。
請求項6においては、前記位置調整工程において、隣接する複数の前記鼻先PCを前記調整冶具で上下方向に挟み込むことで複数の前記鼻先PCの上下方向の位置を調整するものである。
請求項7においては、前記位置調整工程において、隣接する複数の前記鼻先PCを前記調整冶具で水平方向に挟み込むことで複数の前記鼻先PCの水平方向の位置を調整するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、施工の手間を削減することができる。
請求項2においては、デッキプレートの山部と鼻先PCの鉄筋とが干渉することを抑制することができる。
請求項3においては、足場の壁つなぎの盛り替えを容易に行うことができる。
請求項4においては、施工の手間を削減することができる。
請求項5においては、デッキプレートと鼻先PCとを好適に一体化することができる。
請求項6においては、調整冶具を用いて鼻先PCの上下方向の位置を調整することで、施工の精度を向上させることができる。
請求項7においては、調整冶具を用いて鼻先PCの水平方向の位置を調整することで、施工の精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る鼻先PCの取付構造を備える建物の庇を示した平面図。 図1の領域Bにおける鼻先PCの取付構造を示した平面図。 図2におけるX1-X1断面図。 図2におけるY-Y断面図。 鼻先PC及びパネルを示した分解背面斜視図。 (a)鼻先PCを示した平面図。(b)コーナー部分に使用される鼻先PCを示した平面図。 本発明の一実施形態に係る鼻先PCの取付方法を示したフローチャート。 鉄骨梁に、鼻先PC及びパネルを仮固定する様子を示した側断面図。 鼻先PCの位置調整を行う様子を示した平面図。 図9におけるX2-X2断面図。
以下では、図1から図10までを用いて、本発明の一実施形態に係る鼻先PC20の取付構造(鼻先PC20の鉄骨造への取付構造)1について説明する。また、以下では、図中の矢印に基づいて、前後方向、左右方向及び上下方向を定義して説明を行う。
本実施形態に係る取付構造1は、鉄骨造の建物Aに設けられた庇2の先端部を構成する鼻先PC20を、建物Aの鉄骨梁10に取り付ける構造である。
以下ではまず、図1及び図2を用いて建物Aについて説明する。
建物Aは、躯体を構成する柱及び梁が、鉄骨部材により形成されている。建物Aは、複数階を有する。図1では、建物Aのうち、2階以上の所定の階を示している。建物Aは、庇2を有する。
庇2は、建物Aの外壁3から水平方向(図例では前方)に張り出す片持ちスラブである。庇2は、建物Aの2階以上の各階及び屋上にそれぞれ形成される。庇2は、建物Aの室内(外壁3の内側)から出入り可能なバルコニー(ベランダ)の床として使用可能である。庇2は、建物Aの所定の位置に設けられる。なお以下では、主として建物Aの前側部分に設けられる庇2に注目して、庇2の説明を行う。
庇2は、平面視において、左右方向に長尺な矩形状に形成される。庇2は、鉄骨梁10により下方から支持される。庇2は、先端部(前端部)を除いて、現場打ちのコンクリート60により形成される。庇2の先端部(鼻先)は、プレキャストコンクリートにより形成された鼻先PC20により形成される。なお、鼻先PC20の詳細な説明は後述する。
図2は、図1のうち一点鎖線で囲まれた領域Bにおける庇2(建物A)を示している。また、図2は、施工段階の庇2を示している。この状態では、建物Aの躯体の周囲に作業用の足場4が設置されている。足場4は、所定間隔(例えば1800mm)を空けて設けられる壁つなぎ5を介して建物Aの躯体と接続される。
次に、図1から図6までを用いて、鼻先PC20の取付構造1の詳細について説明する。本実施形態に係る取付構造1は、主として、鉄骨梁10、鼻先PC20、プレート30、板部材40、デッキプレート50及びコンクリート60を具備する。
図1から図4までに示す鉄骨梁10は、庇2を下方から支持するものである。鉄骨梁10は、フランジ及びウェブを有するH型の鉄骨を組み合わせて形成される。鉄骨梁10は、固定鉄骨梁11及び支持鉄骨梁14を具備する。
固定鉄骨梁11は、後述するプレート30が固定されるものである。固定鉄骨梁11は、建物Aの柱同士を接続する梁(大梁)から水平方向に張り出すように設けられる(図1を参照)。固定鉄骨梁11は、平面視において、庇2のうち鼻先部分(鼻先PC20の本体部21)よりも後側の部分と重複する。固定鉄骨梁11は、第一固定鉄骨梁12及び第二固定鉄骨梁13を具備する。
第一固定鉄骨梁12は、建物Aの大梁から水平方向(前方)に張り出す片持ち梁である。第一固定鉄骨梁12は、長手方向を前後方向に向けて配置される。第一固定鉄骨梁12の後端部(固定端)は、建物Aの大梁側に固定される。第一固定鉄骨梁12は、左右方向に所定の間隔を空けて複数設けられる。
第二固定鉄骨梁13は、複数の第一固定鉄骨梁12の先端部(自由端)同士を接続するものである。第二固定鉄骨梁13は、長手方向を左右方向に向けて配置される。図3に示すように、第二固定鉄骨梁13の上面は、第一固定鉄骨梁12の上面と概ね同じ高さに位置する。第二固定鉄骨梁13は、固定孔13aを有する。
図2、図3及び図8に示す固定孔13aは、後述するプレート30の固定に用いられる孔である。固定孔13aは、第二固定鉄骨梁13の上側のフランジを、上下に貫通するように形成される。図8に示すように、固定孔13aは、第二固定鉄骨梁13の上側のフランジの後部分に形成される。固定孔13aは、左右方向に所定の間隔を空けて複数設けられる。
図2から図4までに示す支持鉄骨梁14は、鼻先PC20を支持する片持ち梁である。支持鉄骨梁14は、固定鉄骨梁11から水平方向(前方)に張り出すように設けられる。支持鉄骨梁14の後端部(固定端)は、固定鉄骨梁11に固定される。図3に示すように、支持鉄骨梁14の上面は、第一固定鉄骨梁12及び第二固定鉄骨梁13の上面と概ね同じ高さに位置する。
支持鉄骨梁14は、左右方向に所定の間隔を空けて複数設けられる。支持鉄骨梁14は、例えば、第一固定鉄骨梁12の長手方向の延長線上に設けられる(図2を参照)。なお、支持鉄骨梁14は、第一固定鉄骨梁12の延長線上に限られず、必要に応じて第二固定鉄骨梁13の適宜の位置に設けられる。
図2から図6までに示す鼻先PC20は、庇2の先端部分(鼻先)を構成するものである。鼻先PC20は、工場等で予め製造されたプレキャストコンクリートで形成される。鼻先PC20は、本体部21、上筋22及び下筋23を具備する。
本体部21は、鼻先PC20の主たる構造体である。本体部21は、庇2の長手方向(左右方向)に長尺な形状に形成される。図3及び図5に示すように、本体部21の前端部は、上方に立ち上がるように形成される。本体部21の上記立ち上がる部分には、所定の手摺や腰壁等を設置可能である。
本体部21の底面には、プレート30の固定に用いられるねじ穴21aが形成されている。ねじ穴21aは、所定のボルトを取付可能に形成される。ねじ穴21aは、例えば、本体部21の底面に埋め込まれるインサートに形成される。図3及び図5に示すように、ねじ穴21aは、前後方向に間隔を空けて一対形成される。また、上記一対のねじ穴21aは、左右方向に所定間隔を空けて複数(例えば3つ)形成される。
本体部21の前面には、壁つなぎ5の固定に用いられるねじ穴21bが形成されている。ねじ穴21bは、壁つなぎ5の端部と接続可能に形成される。ねじ穴21bは、例えば、本体部21の前面に埋め込まれるインサートに形成される。ねじ穴21bは、左右方向に所定間隔(例えば1800mm)を空けて複数(例えば2つ)形成される。
図3から図6までに示す上筋22は、本体部21の後面から後方に突出する鉄筋である。上筋22は、所定のピッチ(例えば150mm程度)を空けて左右方向に複数設けられる。上筋22の突出寸法としては、例えば600mm程度の寸法を採用可能である。なお、上筋22は、コンクリート60のかぶりを確保する観点等から適宜折り曲げられる。
下筋23は、上筋22の下方において、本体部21の後面から後方に突出する鉄筋である。下筋23は、上筋22よりも大きいピッチを空けて左右方向に複数設けられる。本実施形態では、下筋23のピッチを上筋22のピッチの2倍程度(例えば300mm程度)に形成している。下筋23の突出寸法は、上筋22の突出寸法よりも小さい寸法(例えば300mm)に形成される。
図1に示すように、鼻先PC20は、庇2の周方向(左右方向又は前後方向)に沿って複数設けられる。隣接する鼻先PC20同士の間には、所定の寸法(例えば20mm程度)の隙間が形成される。
図1及び図6(a)に示すように、庇2の左右方向の途中部分に位置する鼻先PC20の本体部21は、本体部21が平面視略長方形状に形成される。また、図1及び図6(b)に示すように、庇2のコーナー部分に位置する鼻先PC20の本体部21は、コーナー部分において他の鼻先PC20と突き合わされる端部が、平面視において斜めに切り欠かれた形状に形成される。
図2、図3及び図5に示すプレート30は、鼻先PC20(本体部21)の底面に設けられるものである。プレート30は、板面を上下方向に向けた板形状に形成される。また、プレート30は、平面視において、前後方向に長尺な略矩形状に形成される。プレート30は、金属により形成される。プレート30は、鼻先PC20に対して左右方向に所定間隔を空けて複数(例えば3つ)設けられる。プレート30は、第一固定孔31及び第二固定孔32を具備する。
第一固定孔31は、鼻先PC20との固定に用いられる孔である。第一固定孔31は、プレート30を上下に貫通するように形成される。第一固定孔31は、プレート30の前側部分において、前後方向に間隔を空けて一対形成される。
第二固定孔32は、第二固定鉄骨梁13(固定鉄骨梁11)との固定に用いられる孔である。第二固定孔32は、プレート30を上下に貫通するように形成される。第二固定孔32は、プレート30の後側部分に形成される。
図2、図3及び図8に示す板部材40は、支持鉄骨梁14に設けられると共に、鼻先PC20が載置されるものである。板部材40は、板面を上下方向に向けた板形状に形成される。また、板部材40は、平面視において略矩形状に形成される。板部材40は、金属により形成される。板部材40の厚さ寸法は、プレート30の厚さ寸法と同じ寸法に形成される。板部材40は、支持鉄骨梁14の上面における先端部に、溶接により固定される。
図2から図4までに示すデッキプレート50は、庇2のうちの鼻先PC20よりも後側の部分の下地となる部分である。デッキプレート50は、固定鉄骨梁11の上面に配置される。デッキプレート50の上面には、後述するコンクリート60が打設される。図4に示すように、デッキプレート50は、上方に突出する山部51と下方に凹む谷部52とが左右方向に連続して形成される波板形状に形成される。山部51及び谷部52は、デッキプレート50の全体に亘って前後方向に延出するように形成される。谷部52は、下筋23のピッチと概ね同じピッチとなるように形成される。
ここで、一般的には、デッキプレート50は、山部51及び谷部52の延出方向を庇2の長手方向に向けて配置される。一方、本実施形態では、山部51及び谷部52の延出方向を庇2の短手方向(前後方向)に向けて、デッキプレート50を配置している。
上述の如きデッキプレート50及び鼻先PC20を設けた状態では、鼻先PC20の下筋23と谷部52とが上下方向に重複するように位置する。これにより、下筋23とデッキプレート50との干渉を抑制することができる。また、デッキプレート50上にコンクリート60が打設された場合に、下筋23のコンクリート60のかぶりを確保することができる。
図3に示すコンクリート60は、庇2のうちの鼻先PC20よりも後側の部分の床面を構成するものである。コンクリート60は、場所打ち工法(現場打ち工法)によりデッキプレート50の上に打設される。なお、デッキプレート50上には、所定の鉄筋やワイヤーメッシュ等が必要に応じて設けられる。
デッキプレート50上に打設されたコンクリート60は、鼻先PC20の上筋22及び下筋23と定着する。これにより、コンクリート60と鼻先PC20とが一体的に固定される。
次に、図7から図10までを用いて、鼻先PC20の取付方法(施工方法)について説明する。鼻先PC20の取付方法は、図7に示すように、プレート固定工程(ステップS10)、仮固定工程(ステップS11)、デッキプレート設置工程(ステップS12)、位置調整工程(ステップS13)、ボルト固定工程(ステップS14)、コンクリート打設工程(ステップS15)及び壁つなぎ盛り替え工程(ステップS16)を具備する。
プレート固定工程(ステップS10)は、鼻先PC20の本体部21の底面に、プレート30を固定する工程である。図5及び図8に示すように、プレート30の第一固定孔31に挿通されるボルトが、鼻先PC20のねじ穴21aにねじ止めされることで、プレート30が鼻先PC20に固定される。プレート固定工程は、例えば、鼻先PC20が施工現場に搬入された後に、施工現場で行われる。なお、上記態様に代えて、鼻先PC20が施工現場に搬入される前に、所定の工場でプレート固定工程を行うようにしてもよい。
仮固定工程(ステップS11)は、プレート30が固定された鼻先PC20を、鉄骨梁10(第二固定鉄骨梁13)に対して仮固定する工程である。図8に示すように、仮固定工程においては、所定のクレーンで吊り上げたプレート30が固定された鼻先PC20を、鉄骨梁10の固定箇所まで移動させる。
仮固定工程においては、図3及び図8に示すように、支持鉄骨梁14の上面に鼻先PC20を載置した状態で、プレート30の第二固定孔32及び第二固定鉄骨梁13の固定孔13aに挿通したボルトにナットを取り付けると共に、ボルト及びナットを用いてプレート30及び第二固定鉄骨梁13を締結する。なお、上記締結は、後述する位置調整工程において鼻先PC20の位置を調整可能な程度に行われる。これにより、鼻先PC20は鉄骨梁10(第一固定鉄骨梁12)に対して仮固定される。なお、鼻先PC20を載置した状態では、鼻先PC20の本体部21の底面が板部材40の上面に載置される。
また、図8に示すように、仮固定工程の時点では、足場4の壁つなぎ5は、鉄骨梁10(第二固定鉄骨梁13)に対して固定されている。
デッキプレート設置工程(ステップS12)は、デッキプレート50を、固定鉄骨梁11の上面に設置(固定)する工程である(図10を参照)。デッキプレート設置工程は、仮固定工程を実行した後に行われる。デッキプレート設置工程においては、図2及び図4に示すように、山部51及び谷部52の延出方向が庇2の短手方向(前後方向)に向くようにデッキプレート50を配置する。
位置調整工程(ステップS13)は、仮固定された鼻先PC20の位置を調整する工程である。位置調整工程においては、隣接する2つの鼻先PC20同士の位置を、調整冶具70を用いて調整する。位置調整工程は、デッキプレート設置工程を実行した後に行われる。
図9及び図10に示す調整冶具70は、隣接する鼻先PC20同士を挟み込むことで互いの位置を調整するものである。調整冶具70は、アングル材71及び連結部72を具備する。
アングル材71は、断面視略L字形状の左右方向に長尺な部材である。アングル材71は、金属により形成される。図10に示すように、アングル材71は、鼻先PC20の本体部21の所定の面(上下方向又は前後方向に向く面)に沿うように配置される第一板部71aと、第一板部71aに対して直交する第二板部71bを有する。アングル材71には、第一板部71aを貫通する孔が形成されている。アングル材71は、本体部21を挟んで一対設けられる。
連結部72は、一対のアングル材71同士を連結するものである。連結部72は、アングル材71の第一板部71aに形成された孔に挿通されるボルトと、当該ボルトに取り付けられるナットと、により形成される。
上述の如き一対のアングル材71で隣接する鼻先PC20同士を挟み込んだ状態で、連結部72のボルト及びナットを締め付けることで、一対のアングル材71を互いに近接する方向に移動させることができる。これにより、隣接する鼻先PC20同士の相対的な位置関係の調整を行うことができる。
具体的には、図9及び図10に示すように、隣接する本体部21同士を一対のアングル材71で上下に挟み込んだ状態で、連結部72のボルト及びナットを締め付けることで、隣接する鼻先PC20同士の上下方向の相対的な位置関係の調整を行うことができる。また、図9及び図10に示すように、隣接する本体部21同士を一対のアングル材71で前後に挟み込んだ状態で、連結部72のボルト及びナットを締め付けることで、隣接する鼻先PC20同士の前後方向の相対的な位置関係の調整を行うことができる。
なお、図9及び図10に示す例では、二つの調整冶具70を用いて、隣接する鼻先PC20同士の上下方向及び前後方向の位置関係を調整する例を示している。ここで、例えば、図1及び図6(b)に示すように、庇2のコーナー部分で突き合わされる鼻先PC20同士の位置関係を調整する場合には、一つの調整冶具70を用いて、上下方向の相対的な位置関係のみを調整するようにしてもよい。
ここで、調整冶具70を用いた位置調整を行った際に、鼻先PC20の本体部21の底面と、板部材40の上面と、の間に隙間が形成された場合には、適宜の金属製の板を用いて上記隙間を埋める。上記金属製の板は、溶接等により板部材40に固定される。
ボルト固定工程(ステップS14)は、位置調整を行った後の鼻先PC20のプレート30を、鉄骨梁10(第二固定鉄骨梁13)に対して固定する工程である。上記固定は、ボルト及びナットを用いてプレート30及び第二固定鉄骨梁13を完全に締結することで行われる。なお、ボルト固定工程においては、上記ボルト及びナットの緩みを防止するための溶接を行うようにしてもよい。ボルト固定工程を実行した後は、調整冶具70は鼻先PC20から取り外される。
コンクリート打設工程(ステップS15)は、デッキプレート50の上面にコンクリート60を打設する工程である(図3を参照)。コンクリート打設工程は、ボルト固定工程を実行した後に行われる。コンクリート60を打設することで、庇2のうちの鼻先PC20よりも後側の部分のスラブが形成される。また、コンクリート60が硬化し、鼻先PC20の上筋22及び下筋23がコンクリート60と定着することで、鼻先PC20とコンクリート60とが一体的に固定される。また、これにより、デッキプレート50と固定鉄骨梁11と鼻先PC20とがコンクリート60により一体的に固定される、
壁つなぎ盛り替え工程(ステップS16)は、鉄骨梁10に固定されていた壁つなぎ5を、鼻先PC20に固定するように盛り替える工程である(図3及び図10を参照)。壁つなぎ盛り替え工程は、コンクリート60が硬化した後に行われる。壁つなぎ盛り替え工程においては、鼻先PC20のねじ穴21bに、壁つなぎ5の端部を固定する。その後、鉄骨梁10に固定されていた壁つなぎ5を取り外す。
上述の如き工程を行うことで、鼻先PC20の取り付けが完了する。本実施形態に係る鼻先PC20の取付方法によれば、庇2の施工の手間を削減することができる。すなわち、仮にRC造の建物において庇(片持ちスラブ)を形成する場合、庇の鼻先部分の施工において、階層ごとに型枠や型枠支保工を運んで組み付ける作業に手間がかかることが考えられる。本実施形態によれば、鉄骨造の建物Aの庇2の鼻先部分に鼻先PC20を用いたことで、階層ごとに型枠や型枠支保工を運んで組み付けるような施工の手間を削減することができる。
また、本実施形態では、仮固定工程において、鼻先PC20を支持鉄骨梁14の板部材40に載置させた状態で、ボルト及びナットを用いてプレート30及び第二固定鉄骨梁13を締結することで、プレート30を介して鼻先PC20及び第二固定鉄骨梁13を容易に仮固定することができる。
また、本実施形態では、仮固定工程において、鼻先PC20を仮固定した状態で、調整冶具70を用いて鼻先PC20の上下方向及び前後方向の位置を調整した後に、鼻先PC20を第二固定鉄骨梁13に固定するようにしている。これにより、施工の精度を向上させることができる。
また、従来は、鉄骨造の建物の鉄骨梁10に固定された壁つなぎ5を盛り替える場合、建物の化粧材の目地の部分等に壁つなぎ5の端部を固定する方法が一般的であった。本実施形態では、壁つなぎ盛り替え工程において、鼻先PC20に予め埋め込まれたインサートのねじ穴21bに壁つなぎ5を固定することで、容易に壁つなぎ5の盛り替えを行うことができる。また、本実施形態によれば、従来の目地の部分から壁つなぎ5を取る方法よりも、壁つなぎ5の強度を向上させることができ、足場4の安全性を向上させることができる。
また、仮にRC造の建物に壁つなぎ5を固定する場合、ある階のコンクリートを打つ前に型枠にインサートを仕込んでおき、コンクリートが硬化した後に上記インサートに壁つなぎ5を固定する方法が一般的であった。この場合は、各階のコンクリートの打設が終わるごとにしか(一層ずつでしか)、足場4を上へ伸ばすことができなかった。本実施形態では、鼻先PC20に予め形成されたねじ穴21bに壁つなぎ5を固定することで、複数層に亘って足場4を上へ伸ばすことができる。
以上のように、本発明の一実施形態に係る鼻先PC20の取付構造1は、
水平方向に張り出す片持ちスラブ(庇2)の先端部を構成し、プレキャストコンクリートで形成される鼻先PC20と、
前記鼻先PC20の底面に設けられ、第一孔(第二固定孔32)を有するプレート30と、
前記第一孔(第二固定孔32)に対応する第二孔(固定孔13a)を有し、前記第一孔(第二固定孔32)及び前記第二孔(固定孔13a)に挿通された止具(ボルト及びナット)により前記プレート30が固定される第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)と、
前記第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)から水平方向に張り出す第二鉄骨梁(支持鉄骨梁14)と、
前記第二鉄骨梁(支持鉄骨梁14)に設けられ、前記プレート30と同厚さに形成されると共に、前記鼻先PC20が載置される載置部(板部材40)と、を具備するものである。
このような構成により、施工の手間を削減することができる。
すなわち、鉄骨造の建物Aの片持ちスラブ(庇2)の鼻先部分に鼻先PC20を用いたことで、例えばRC造で片持ちスラブ(庇2)の鼻先部分を形成する場合とは異なり、階層ごとに型枠や型枠支保工を運んで組み付けるような施工の手間を削減することができる。
また、鼻先PC20を第二鉄骨梁(支持鉄骨梁14)の載置部(板部材40)に載置させた状態で、止具(ボルト及びナット)を用いて鼻先PC20を第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)に容易に固定することができる。
また、前記第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)の上部には、前記片持ちスラブ(庇2)のコンクリート60が打設されるデッキプレート50が設けられ、
前記鼻先PC20は、
水平方向における所定の第一方向に延びると共に、平面視において前記第一方向に直交する第二方向に間隔を空けて配置され、前記コンクリート60と定着する複数の鉄筋(下筋23)を有し、
前記デッキプレート50は、
前記第二方向に連続する複数の山部51及び谷部52を有する波板形状に形成され、
前記鉄筋(下筋23)及び前記谷部52は、
平面視において互いに重複するように配置されるものである。
このような構成により、デッキプレート50の山部51と鼻先PC20の鉄筋(下筋23)とが干渉することを抑制することができる。また、鉄筋(下筋23)のコンクリート60のかぶりを確保することができる。
また、前記鼻先PC20は、
足場4の壁つなぎ5を接続可能な接続部(ねじ穴21b)を有するものである。
このような構成により、足場4の壁つなぎ5の盛り替えを容易に行うことができる。
また、本発明の一実施形態に係る鼻先PCの取付方法は、
水平方向に張り出す片持ちスラブ(庇2)の先端部を構成し、プレキャストコンクリートで形成される鼻先PC20の底面に、プレート30を固定するプレート固定工程(ステップS10)と、
前記片持ちスラブ(庇2)を下方から支持する第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)に対して、前記プレート30を介して複数の前記鼻先PC20を仮固定する仮固定工程(ステップS11)と、
前記第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)にデッキプレート50を設置するデッキプレート設置工程(ステップS12)と、
仮固定された隣接する複数の前記鼻先PC20を共通の調整冶具70で挟み込むことで複数の前記鼻先PC20の位置を調整する位置調整工程(ステップS13)と、
前記デッキプレート50と、前記第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)と、位置が調整された前記鼻先PC20と、を互いに固定する固定工程(ステップS14、ステップS15)と、を具備するものである。
このような構成により、施工の手間を削減することができる。すなわち、鉄骨造の建物Aの片持ちスラブ(庇2)の鼻先部分に鼻先PC20を用いたことで、例えばRC造で片持ちスラブ(庇2)の鼻先部分を形成する場合とは異なり、階層ごとに型枠や型枠支保工を運んで組み付けるような施工の手間を削減することができる。また、鼻先PC20を仮固定した状態で、調整冶具70を用いて鼻先PC20の位置を調整した後に、鼻先PC20を第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)に固定するようにしている。これにより、施工の精度を向上させることができる。
また、前記固定工程(ステップS14、ステップS15)においては、
前記第一鉄骨梁(固定鉄骨梁11)と前記鼻先PC20とがボルトで固定された後(ステップS14)、前記片持ちスラブ(庇2)のコンクリート60が打設されることにより、前記デッキプレート50と前記鼻先PC20とがコンクリート60により一体的に固定されるものである。
このような構成により、デッキプレート50と鼻先PC20とを好適に一体化することができる。
また、前記位置調整工程(ステップS13)において、
隣接する複数の前記鼻先PC20を前記調整冶具70で上下方向に挟み込むことで複数の前記鼻先PC20の上下方向の位置を調整するものである。
このような構成により、調整冶具70を用いて鼻先PC20の上下方向の位置を調整することで、施工の精度をより向上させることができる。
また、前記位置調整工程(ステップS13)において、
隣接する複数の前記鼻先PC20を前記調整冶具70で水平方向に挟み込むことで複数の前記鼻先PC20の水平方向の位置を調整するものである。
このような構成により、調整冶具70を用いて鼻先PC20の水平方向の位置を調整することで、施工の精度をより向上させることができる。
なお、本実施形態に庇2は、本発明に係る片持ちスラブの一形態である。
また、本実施形態に係る固定鉄骨梁11は、本発明に係る第一鉄骨梁の一形態である。
また、本実施形態に係る支持鉄骨梁14は、本発明に係る第二鉄骨梁の一形態である。
また、本実施形態に係る第二固定孔32は、本発明に係る第一孔の一形態である。
また、本実施形態に係る固定孔13aは、本発明に係る第二孔の一形態である。
また、本実施形態に係る板部材40は、本発明に係る載置部の一形態である。
また、本実施形態に係る下筋23は、本発明に係る鉄筋の一形態である。
また、本実施形態に係るねじ穴21bは、本発明に係る接続部の一形態である。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態では、鼻先PC20の本体部21に、壁つなぎ5を接続可能なねじ穴21bを設けた例を示したが、このような態様に限られない。例えば、本体部21にねじ穴21bを設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、デッキプレート50の山部51及び谷部52の延出方向を、庇2の短手方向(前後方向)に向けて配置した例を示したが、このような態様に限られない。例えば、デッキプレート50の山部51及び谷部52の延出方向を、庇2の長手方向(左右方向)に向けて配置してもよい。この場合は、下筋23とデッキプレート50との干渉を避けるために、下筋23を適宜折り曲げるようにしてもよい。
また、本実施形態では、鼻先PC20に対してプレート30を3つ設けた例を示したが、このような態様に限られない。鼻先PC20に対するプレート30の個数は、2つ以下でもよく、4つ以上でもよい。
また、本実施形態では、プレート30を、固定鉄骨梁11の第二固定鉄骨梁13に固定した例を示したが、このような態様に限られない。例えば、プレート30を、第一固定鉄骨梁12に固定してもよい。この場合は、第一固定鉄骨梁12にプレート30の第二固定孔32に対応する孔を形成してもよい。
また、本実施形態では、デッキプレート設置工程(ステップS12)を実行した後に、位置調整工程(ステップS13)を実行する例を示したが、このような態様に限られない。例えば、位置調整工程を実行した後に、デッキプレート設置工程を実行してもよい。また、ボルト固定工程(ステップS14)を実行した後に、デッキプレート設置工程を実行してもよい。
また、本実施形態では、庇2をバルコニー(ベランダ)の床として使用可能な片持ちスラブとした例を示したが、このような態様に限られない。例えば、庇2を廊下等として使用可能な片持ちスラブとしてもよく、主として日よけや雨よけとして使用される庇(軒)としてもよい。
1 鼻先PCの取付構造
2 庇
10 鉄骨梁
20 鼻先PC
30 プレート
40 板部材
50 デッキプレート
60 コンクリート
70 調整冶具

Claims (7)

  1. 水平方向に張り出す片持ちスラブの先端部を構成し、プレキャストコンクリートで形成される鼻先PCと、
    前記鼻先PCの底面に設けられ、第一孔を有するプレートと、
    前記第一孔に対応する第二孔を有し、前記第一孔及び前記第二孔に挿通された止具により前記プレートが固定される第一鉄骨梁と、
    前記第一鉄骨梁から水平方向に張り出す第二鉄骨梁と、
    前記第二鉄骨梁に設けられ、前記プレートと同厚さに形成されると共に、前記鼻先PCが載置される載置部と、を具備する、
    鼻先PCの鉄骨造への取付構造。
  2. 前記第一鉄骨梁の上部には、前記片持ちスラブのコンクリートが打設されるデッキプレートが設けられ、
    前記鼻先PCは、
    水平方向における所定の第一方向に延びると共に、平面視において前記第一方向に直交する第二方向に間隔を空けて配置され、前記コンクリートと定着する複数の鉄筋を有し、
    前記デッキプレートは、
    前記第二方向に連続する複数の山部及び谷部を有する波板形状に形成され、
    前記鉄筋及び前記谷部は、
    平面視において互いに重複するように配置される、
    請求項1に記載の鼻先PCの鉄骨造への取付構造。
  3. 前記鼻先PCは、
    足場の壁つなぎを接続可能な接続部を有する、
    請求項1又は請求項2に記載の鼻先PCの鉄骨造への取付構造。
  4. 水平方向に張り出す片持ちスラブの先端部を構成し、プレキャストコンクリートで形成される鼻先PCの底面に、プレートを固定するプレート固定工程と、
    前記片持ちスラブを下方から支持する第一鉄骨梁に対して、前記プレートを介して複数の前記鼻先PCを仮固定する仮固定工程と、
    前記第一鉄骨梁にデッキプレートを設置するデッキプレート設置工程と、
    仮固定された隣接する複数の前記鼻先PCを共通の調整冶具で挟み込むことで複数の前記鼻先PCの位置を調整する位置調整工程と、
    前記デッキプレートと、前記第一鉄骨梁と、位置が調整された前記鼻先PCと、を互いに固定する固定工程と、を具備する、
    鼻先PCの取付方法。
  5. 前記固定工程においては、
    前記第一鉄骨梁と前記鼻先PCとがボルトで固定された後、前記片持ちスラブのコンクリートが打設されることにより、前記デッキプレートと前記鼻先PCとがコンクリートにより一体的に固定される、
    請求項4に記載の鼻先PCの取付方法。
  6. 前記位置調整工程において、
    隣接する複数の前記鼻先PCを前記調整冶具で上下方向に挟み込むことで複数の前記鼻先PCの上下方向の位置を調整する、
    請求項4又は請求項5に記載の鼻先PCの取付方法。
  7. 前記位置調整工程において、
    隣接する複数の前記鼻先PCを前記調整冶具で水平方向に挟み込むことで複数の前記鼻先PCの水平方向の位置を調整する、
    請求項4から請求項6までのいずれか一項に記載の鼻先PCの取付方法。
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