JP2007204674A - ブロー成形用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブロー成形性、特にドローダウン性が改良され中空成形品の肉厚ムラが少なく、低温靱性に優れたブロー中空成形に好適なポリアミド樹脂組成物を得。
【解決手段】(a)98%の濃硫酸溶液中、25℃で測定した相対粘度が3〜6のポリアミド6樹脂が30〜85重量部、
(b)ポリアミド610樹脂が5〜50重量部、
(c)エチレン系アイオノマー樹脂5〜30重量部、
(d)エチレン系共重合エラストマー樹脂5〜30重量部からなるポリアミド樹脂組成物(ただし、(a)、(b)、(c)、(d)の合計を100重量部とする)であって、
(a)ポリアミド6樹脂と(b)ポリアミド610樹脂の重量比が10:1〜1:2の範囲であり、かつ
(c)エチレン系アイオノマー樹脂と(d)エチレン系共重合エラストマー樹脂の合計量が、(a)、(b)、(c)、(d)の合計100重量部に対し10〜40重量部であるブロー成形用ポリアミド樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

ポリアミド樹脂は、機械的特性、靭性、熱的性質に優れるなど、エンジニアリングプラスチックとして好適な性質を有していることから、射出成形用を中心として各種電気・電子部品、機械部品および自動車部品などの用途に広く使用されている。しかし、一般的にポリアミド樹脂は、溶融粘度が低くまたせん断速度に対する溶融粘度変化も小さいのでブロー成形性は良いとは言えず、特に大型の中空成形品を得ることは困難であった。
このようなポリアミド樹脂の溶融粘度特性を改善するために、ポリアミド樹脂にエチレン系アイオノマー樹脂を配合し、溶融粘度特性を改善する方法が特許文献1および2に提案されている。しかしながらエチレン系アイオノマー樹脂を配合する方法では、室温付近では良好な耐衝撃性を示すが、例えば−30℃程度の低温雰囲気下では、大幅に耐衝撃性が低下し、ガラス繊維で補強する方法では剛性、耐熱性は向上するが靭性が大幅に低下するという問題がある。
一方、低温での耐衝撃性を改良するために、ポリアミド樹脂にエチレン系アイオノマー樹脂とエチレン系共重合エラストマーを配合する方法が特許文献3に提案されている。しかしながら、上記組成物では低温靱性は改良されるがブロー成形に必要な溶融粘度特性であるドローダウン性が改善されず大型の中空成形品を得ることが困難になるという問題点がある。
特公昭55−41659(特許請求の範囲) 特公平3−45691号公報(特許請求の範囲) 特開昭58−23850号公報(特許請求の範囲)
本発明はブロー成形性と低温靱性に優れたブロー中空成形用ポリアミド樹脂組成物を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、
(1)(a)98%の濃硫酸溶液中、25℃で測定した相対粘度が3〜6のポリアミド6樹脂が30〜85重量部、
(b)ポリアミド610樹脂が5〜50重量部、
(c)エチレン系アイオノマー樹脂5〜30重量部、
(d)エチレン系共重合エラストマー樹脂5〜30重量部からなるポリアミド樹脂組成物(ただし、(a)、(b)、(c)、(d)の合計を100重量部とする)であって、
(a)ポリアミド6樹脂と(b)ポリアミド610樹脂の重量比が10:1〜1:2の範囲であり、かつ
(c)エチレン系アイオノマー樹脂と(d)エチレン系共重合エラストマー樹脂の合計量が、(a)、(b)、(c)、(d)の合計100重量部に対し10〜40重量部であることを特徴とするブロー成形用ポリアミド樹脂組成物、
(2)(b)ポリアミド610樹脂が98%の濃硫酸溶液中、25℃で測定した相対粘度が、1.5〜4.0の範囲である(1)記載のブロー成形用樹脂組成物、
(3)(c)エチレン系アイオノマー樹脂がエチレン単位、不飽和カルボン酸エステル単位、不飽和カルボン酸単位および不飽和カルボン酸金属塩単位からなる共重合体であって、不飽和カルボン酸金属塩を構成する金属がNa、K、Cu、Mg、Ca、Ba、Zn、Cd、Al、Fe、Co、Niから選ばれる少なくとも1種である(1)または(2)記載のブロー成形用樹脂組成物、および
(4)(d)エチレン系共重合エラストマー樹脂がエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとを共重合して得られるエチレン・α−オレフィン系共重合体であることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか記載のブロー成形用樹脂組成物、
を提供するものである。
本発明によれば、ブロー成形性、特にドローダウン性が改良され中空成形品の肉厚ムラが少なく、低温靱性に優れたブロー中空成形に好適なポリアミド樹脂組成物を得ることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、ポリアミド6樹脂とポリアミド610樹脂とアイオノマー樹脂およびエチレン系エラストマーからなるブロー成形用の樹脂組成物であって、ポリアミド6樹脂とポリアミド610樹脂を特定範囲でブレンドすることにより、良好な溶融張力をえるものである。
本発明で用いられる(a)ポリアミド6樹脂はサンプル濃度0.01g/ml、98%の濃硫酸溶液中、25℃で測定した相対粘度が3〜6のものを用いる。相対粘度が3未満では安定したブロー成形性が得られず、肉厚のムラが生じやすい。また6を越えると溶融粘度が高すぎスクリュー負荷が高くなり成形出来なくなる場合がある。更に好ましくは相対粘度が4〜5.5の範囲である。
本発明で用いられる(b)ポリアミド610樹脂はヘキサメチレンジアミンとセバシン酸から得られるポリアミド樹脂であり、サンプル濃度0.01g/ml、98%の濃硫酸溶液中、25℃で測定した相対粘度が1.5〜4のものが好ましく用いられる。相対粘度が1.5以上のポリアミド610樹脂を用いることで、組成物の溶融張力の改善効果が高くなるため好ましい。また、相対粘度が4以下のポリアミド610樹脂は重合による製造が容易であるため好ましく用いられる。
本発明で用いる(c)エチレン系アイオノマー樹脂はエチレンとα、β−不飽和カルボン酸誘導体との共重合体に原子価が1〜3の金属イオンを付加せしめたイオン性重合体である。ここでα、β−不飽和カルボン酸誘導体としてはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル等が挙げられる。また原子価が1〜3の金属イオンとしてはNa、K、Cu、Mg、Ca、Ba、Zn、Cd、Al、Fe、Co、Niなどが挙げられる。これらエチレン系アイオノマー樹脂は一般にデュポン社製“サーリン”、三井・デュポンケミカル社製“ハイミラン”なる商品名で市販されている各種グレードをもちいる事ができる。
本発明で用いる(d)エチレン系共重合エラストマー樹脂は、エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとを共重合して得られるエチレン・α−オレフィン系共重合体およびエチレンとα、β−不飽和カルボン酸のアルキルエステルを共重合して得られるエチレン・不飽和カルボン酸系共重合体から選ばれる少なくとも1種が好ましく用いられる。
本発明で特に有用なエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンからなるエチレン・α−オレフィン系共重合体は、エチレンおよび炭素数3〜20を有する少なくとも1種以上のα−オレフィンを構成成分とする共重合体である。上記の炭素数3〜20のα−オレフィンとして、具体的にはプロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン、3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、3−エチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、 4,4−ジメチル−1−ペンテン、4−エチル−1−ヘキセン、3−エチル−1−ヘキセン、9−メチル−1−デセン、11−メチル−1−ドデセン、12−エチル−1−テトラデセンおよびこれらの組み合わせが挙げられる。これらα−オレフィンの中でも炭素数6から12であるα−オレフィンを用いた共重合体が機械強度の向上、改質効果の一層の向上が見られるためより好ましい。
また、本発明で特に有用なエチレンとα、β−不飽和カルボン酸のアルキルエステルを共重合して得られるエチレン・不飽和カルボン酸系共重合体は、エチレンおよびα、β−不飽和カルボン酸のアルキルエステルを構成成分とする共重合体である。上記のα、β−不飽和カルボン酸のアルキルエステルとしては、不飽和カルボン酸は、アクリル酸、メタクリル酸のいずれかあるいはその混合物であり、不飽和カルボン酸エステルとしてはこれら不飽和カルボン酸のメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエステル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、ヘプチルエステル、オクチルエステル、ノニルエステル、デシルエステル等、あるいはこれらの混合物が挙げられるが、特にエチレンとメタクリル酸との共重合体、エチレン、メタクリル酸及びアクリル酸エステルとの共重合体が好ましい。
本発明の(d)エチレン系共重合エラストマー樹脂のメルトフローレート(以下MFRと略す。:ASTM D 1238、190℃、2160g荷重)は0.01〜50g/10分であることが好ましく、さらに好ましくは0.1〜30g/10分である。MFRが0.01g/10分以上のものを用いることで、流動性が改善でき、50g/10分以下のものを用いることで、衝撃強度を向上させることができるので好ましい。
本発明の(a)ポリアミド6樹脂、(b)ポリアミド610樹脂、(c)エチレン系アイオノマー樹脂(d)エチレン系共重合エラストマー樹脂の配合割合は、ポリアミド6樹脂30〜85重量部、ポリアミド610樹脂5〜50重量部、エチレン系アイオノマー樹脂5〜30重量部、エチレン系共重合エラストマー樹脂5〜30重量部(ただし、(a)、(b)、(c)、(d)の合計を100重量部とする)であり、ポリアミド6樹脂とポリアミド610樹脂の重量比が10:1〜1:2であり、エチレン系アイオノマー樹脂とエチレン系共重合エラストマー樹脂の合計量が、(a)、(b)、(c)、(d)の合計100重量部100重量部に対し10〜40重量部である。この範囲内にすることでブロー成形性、低温靱性にすぐれた樹脂組成物とすることができる。
好ましくはポリアミド6樹脂30〜85重量部、ポリアミド610樹脂5〜50重量部、エチレン系アイオノマー樹脂5〜30重量部、エチレン系共重合エラストマー樹脂5〜30重量部であり、ポリアミド6樹脂とポリアミド610樹脂の重量比が5:1〜1:1であり、エチレン系アイオノマー樹脂とエチレン系共重合エラストマー樹脂の合計量がポリアミド樹脂組成物100重量部に対し15〜35重量部である。
ポリアミド610樹脂が5重量部より少ないか又はポリアミド6樹脂に対する重量比が10:1未満では溶融張力の改善効果が見られず、30重量部より多いか又はポリアミド6樹脂に対する重量比が1:2を超える割合では組成物の溶融粘度が小さくなり安定したブロー成形性が得られなくなる。
エチレン系アイオノマー樹脂が5重量部未満では、耐衝撃性やブロー成形時のドローダウン性の改良効果が得にくく、ブロー中空成形品に肉厚のムラを生じやすくなる。逆に、30重量部を越えると溶融粘度が高くなりすぎブロー成形が損なわれる傾向が生じるため好ましくない。また、エチレン系共重合エラストマー樹脂が5重量部未満の添加量においては十分な低温衝撃性向上効果が得られず、30重量部を超える場合はポリアミド樹脂本来の熱安定性、バリア性が損なわれる傾向が生じるため、好ましくない。
エチレン系アイオノマー樹脂とエチレン系共重合エラストマー樹脂の合計量が、(a)、(b)、(c)、(d)の合計100重量部に対し10重量部未満ではドローダウン性が低下しブロー成形品に肉厚のムラを生じやすくなり、40重量部を越えるとポリアミド樹脂本来の熱安定性が損なわれる可能性があり好ましくない。
また、本発明のブロー用樹脂組成物には、長期耐熱性を向上させるために銅化合物を添加することが好ましく行われる。銅化合物の具体的な例としては、塩化第一銅、塩化第二銅、臭化第一銅、臭化第二銅、ヨウ化第一銅、ヨウ化第二銅、硫酸第二銅、硝酸第二銅、リン酸銅、酢酸第一銅、酢酸第二銅、サリチル酸第二銅、ステアリン酸第二銅、安息香酸第二銅および前記無機ハロゲン化銅とキシリレンジアミン、2ーメルカプトベンズイミダゾール、ベンズイミダゾールなどの錯化合物などが挙げられる。なかでも1価の銅化合物とりわけ1価のハロゲン化銅化合物が好ましく、酢酸第1銅、ヨウ化第1銅などを特に好適な銅化合物として例示できる。銅化合物の添加量は、前記(a)、(b)、(c)、(d)の合計100重量部に対して0.01〜2重量部であることが好ましく、さらに0.015〜1重量部の範囲であることが好ましい。添加量をこれらの範囲とすることで、溶融成形時に金属銅の遊離が起きることもなく、着色も起きないので、好ましい。
本発明では銅化合物と併用する形でハロゲン化アルカリ化合物を添加することも可能である。このハロゲン化アルカリ化合物の例としては、塩化リチウム、臭化リチウム、ヨウ化リチウム、塩化カリウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム、臭化ナトリウムおよびヨウ化ナトリウムを挙げることができ、ヨウ化カリウム、ヨウ化ナトリウムが特に好ましい。
本発明のブロー成形用樹脂組成物は、低温での柔軟性および耐衝撃性の高度バランスを得るために、(a)ポリアミド6樹脂および(b)ポリアミド610樹脂が連続相、(c)エチレン系アイオノマー樹脂と(d)エチレン系エラストマー樹脂が分散相を形成し、(c)エチレン系アイオノマー樹脂と(d)エチレン系エラストマー樹脂が10〜2000nmの範囲の分散粒径で分散していることが好ましく、より好ましくは30〜1000nmである。(c)エチレン系アイオノマー樹脂と(d)エチレン系エラストマー樹脂の分散粒径が10〜2000nmの範囲以外の場合には、低温靱性とブロー成形性のバランスが低下する場合がある。ここで言う分散粒径とは、ブロー成形にて作成した中空成形品片中心部から厚み80nmの薄片をダンベル片の断面積方向に切削し、透過型電子顕微鏡(倍率:1万倍)で観察した際の任意の100ヶの分散粒子について、まずそれぞれの最大径と最小径を測定して平均値を求め、その後それら100ヶの平均値を求めた数平均粒子径として測定される。
本発明のブロー成形用樹脂組成物は(a)溶融粘度が2000〜20000Pa・sであることが好ましい。ここで言う溶融粘度とは、東洋精機製キャピログラフ1C型を用いて、250℃でせん断速度10秒―1の条件で測定される。
さらに、本発明のブロー成形用樹脂組成物には本発明の効果を損なわない範囲においてその他の熱可塑性樹脂を添加することが可能である。但し、前記(a)、(b)、(c)、(d)の合計を100重量部に対して30重量部を超えるとポリアミド樹脂本来の特徴が損なわれるため好ましくなく、特に20重量部以下の添加が好ましく使用される。
その他の熱可塑性樹脂の具体例としては、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリケトン樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリチオエーテルケトン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、四フッ化ポリエチレン樹脂などが挙げられる。
また、ポリアミド樹脂組成物の改質を目的として、以下のような化合物の添加が可能である。イソシアネート系化合物、有機シラン系化合物、有機チタネート系化合物、有機ボラン系化合物、エポキシ化合物などのカップリング剤、ポリアルキレンオキサイドオリゴマ系化合物、チオエーテル系化合物、エステル系化合物、有機リン系化合物などの可塑剤、有機リン化合物、ポリエーテルエーテルケトンなどの結晶核剤、モンタン酸ワックス類、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸アルミ等の金属石鹸、エチレンジアミン・ステアリン酸・セバシン酸重宿合物、シリコーン系化合物などの離型剤、次亜リン酸塩などの着色防止剤、その他、滑剤、紫外線防止剤、着色剤、難燃剤、発泡剤などの通常の添加剤を配合することができる。上記化合物は何れも前記(a)、(b)、(c)、(d)の合計を100重量部に対して20重量部を越えるとポリアミド樹脂本来の特性が損なわれるため好ましくなく、10重量部以下、更に好ましくは1重量部以下の添加が好ましい。
本発明のブロー中空成形用ポリアミド樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で充填材を配合して使用することも可能である。かかる充填材の具体例としてはガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウィスカ、酸化亜鉛ウィスカ、炭酸カルシウムウィスカ、ワラステナイトウィスカ、硼酸アルミウィスカ、アラミド繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミック繊維、アスベスト繊維、石コウ繊維、金属繊維などの繊維状充填材、あるいはタルク、ワラステナイト、ゼオライト、セリサイト、マイカ、カオリン、クレー、パイロフィライト、ベントナイト、アスベスト、アルミナシリケートなどの珪酸塩、酸化珪素、酸化マグネシウム、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化鉄などの金属化合物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどの水酸化物、ガラスビーズ、ガラスフレーク、ガラス粉、セラミックビーズ、窒化ホウ素、炭化珪素、カーボンブラックおよびシリカ、黒鉛などの非繊維状充填材が用いられ、これらは中空であってもよく、さらにはこれら充填剤を2種類以上併用することも可能である。また、これらの充填材をイソシアネート系化合物、有機シラン系化合物、有機チタネート系化合物、有機ボラン系化合物およびエポキシ化合物などのカップリング剤で予備処理して使用してもよい。上記化合物は何れも前記(a)、(b)、(c)、(d)の合計100重量部に対して0~40重量部が好ましい。この範囲で充填材を添加することで、パリソンが硬くなることがなく、また賦形性が損なわれることもないため好ましい。
本発明のブロー成形用ポリアミド樹脂組成物の製造に用いる混練機は、単軸、2軸の押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、及びミキシングロールなど通常公知の溶融混練機に供給してポリアミド樹脂の融点以上の加工温度で混練する方法などを代表例として挙げることができるが、本発明のモルホロジーおよび分散粒径を上述の如くコントロールするためには、押出時の混練エネルギー(吐出量あたりの押出機仕事量(kW/(kg/h)))を大きくすることが好ましい。これによってエチレン系アイオノマー樹脂、エチレン系エラストマー樹脂ポリアミド樹脂中に微分散化できる。好ましい混練エネルギーは、0.30kW/(kg/h)以上であり、特に好ましくは0.35kW/(kg/h)以上である。しかしながら、通常混練エネルギーを大きくするとせん断による発熱で樹脂温度が上昇し、ポリアミド樹脂の熱分解を引き起こし、目的の相分離構造を形成することが困難となる場合があるため押出時の樹脂温度は270℃〜340℃にすることが好ましい。このように混練エネルギーと樹脂温度を制御することにより、目的の樹脂相分離構造を形成することが可能となる。具体的には、通常2軸押出機のシリンダー構成は、投入された樹脂を可塑化する可塑化部と可塑化された溶融樹脂を溶融混練する混練部に分けることができるが、2軸押出機を使用して溶融混練する際のシリンダー温度について、可塑化部をポリアミド樹脂の融点〜融点+40℃の温度とし、混練部のシリンダー温度の発熱を抑えるために100〜250℃の範囲とすることで上記条件が達成できる。この際、原料の混合順序には特に制限はなく、全ての原材料を配合後上記の方法により溶融混練する方法、一部の原材料を配合後上記の方法により溶融混練し更に残りの原材料を配合し溶融混練する方法、あるいは一部の原材料を配合後単軸あるいは2軸の押出機により溶融混練中にサイドフィーダーを用いて残りの原材料を混合する方法など、いずれの方法を用いてもよい。また、少量添加剤成分については、他の成分を上記の方法などで混練しペレット化した後、成形前に添加して成形に供することも勿論可能である。
本発明のポリアミド樹脂組成物を使用したブロー成形法に関しても制限は無く従来公知の方法を使用することができる。代表例としては、ダイレクトブロー法、アキュームレーターブロー法および多次元ブロー法などを挙げることができ、また他の材料との組合せにおいて用いられる多層ブロー成形法やエクスチェンジブロー成形法などを適用することも可能である。また、ポリエチレンなどのポリオレフィンや他の熱可塑性樹脂と共押出した後、ブロー成形を行い多層構造体を得ることも可能である。その場合ポリアミド樹脂組成物層とポリオレフィンなどの他の熱可塑性樹脂層の間に接着層を設けることも可能である。多層構造体の場合、本発明の樹脂組成物は外層、内層のいずれにも使用し得る。
本発明のブロー成形用樹脂組成物は溶融粘度特性に優れているため、長いパリソン長を必要とする三次元ブロー成形に適している。また、得られたブロー成形品は低比重で良外観でありながら高い低温靱性を保持しているので、スポイラー、エアインテークダクト、インテークマニホールド、レゾネーター、燃料タンク、燃料フィラーチューブ、燃料デリバリーパイプ、その他各種ホース・チューブ・タンク類などの自動車部品、電動工具ハウジング、パイプ類などの機械部品を始め、電気・電子部品、家庭・事務用品、建材関係部品、家具用部品など各種用途に有効である。
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。材料特性評価については下記の方法に従って行った。
[溶融粘度]東洋精機製キャピログラフ1C型を用いて、250℃、せん断速度10秒―1の条件で溶融粘度を測定した。
[溶融張力]東洋精機製キャピログラフ1C型を用いて、250℃、ピストン速度10mm/min、オリフィス径2mm長さ20mmを用い押し出したガットを5m/minで引き取る際のテンションを測定し溶融張力とした。
[ブロー成形性]樹脂組成物ペレットを50mm押出機を具備するブロー成形機に供給してシリンダー温度を250℃、吐出量40kg/hrで押出を行い、外径120mm、肉厚5mmのパリソンを成形した後、金型内で空気を吹き込み、直径100mm、高さ250mmの円柱型容器を成形した。この成形品胴部の上部(上から約50mm)および下部(上から約25mm)の各5カ所の厚みを測定し、上部平均厚みと下部平均厚みの差が1mm以内ものを成形性良好、上記厚み差が1mmを越えるものを成形性不良と判定した。
[ドローダウン性]樹脂組成物ペレットを50mm押出機を具備するブロー成形機に供給してシリンダー温度を250℃、吐出量40kg/hrで押出を行い、外径120mm、肉厚5mmのパリソンが押出機口金から500mm地点に到達する時間を測定した。早い時間で到達する材料はドローダウン性が悪く、ブロー成形に適さない。
[分散粒径]前記方法にて作成した中空成形品片の中心部から厚み80nmの薄片を切削し、透過型電子顕微鏡で倍率1万倍にて観察して得られた写真から、任意のPPS樹脂、ポリオレフィン樹脂分散粒子100ヶの分散部分について画像処理ソフト「Scion Image」(Scion Corporation 社製)を用いて、各々の粒子の最大径と最小径を測定して平均値を求め、その後それら100ヶの平均値の数平均値を求めた。
[低温靱性]上記容器にロングライフクーラント(LLC)50%水溶液を容器内容積の80%まで注入し、密封した。この後、−30℃の恒温槽に12h放置した後取り出し、直ちに高さ1mから自由落下させて破壊状態を観察し、下記の判定を行った。
○:割れや変形は認められない
△:変形やひび割れが生じ、内容物の漏洩が認められる
×:脆性的に破壊が発生し、内容物の漏洩が認められる。
[実施例1〜8]、[比較例1〜4]
下に示す各成分を表1に記載の各割合でドライブレンドした後、日本製鋼所社製TEX30α型2軸押出機で、シリンダー温度、スクリュー回転数を表1に示した条件に設定して溶融混練し、ダイから吐出されるガットは即座に水浴にて冷却し、ストランドカッターによりペレット化した。その後80℃で一晩真空乾燥したペレットを用い、上記ブロー成形により円柱成形品を調製した。各サンプルの特性を評価した結果は表1に示すとおりである。本実施例では比較例1〜5と比較して、溶融張力が高くブロー成形時のドローダウン性に優れ肉厚ムラの少ないブロー中空成形品であり、且つ、低温靱性にも優れるものであった。
本実施例および比較例に用いた(a)ポリアミド6樹脂は以下の通りである。
(a−1):融点225℃、相対粘度4.2(サンプル濃度0.01g/ml、98%濃硫酸溶液中、25℃測定)の耐熱剤入りナイロン6樹脂(東レ製“アミラン”CM1046)。
(a−2):融点225℃、相対粘度3.4(サンプル濃度0.01g/ml、98%濃硫酸溶液中、25℃測定)の耐熱剤入りナイロン6樹脂(東レ製“アミラン”CM1026)。
(a−3):融点225℃、相対粘度2.7(サンプル濃度0.01g/ml、98%濃硫酸溶液中、25℃測定)のナイロン6樹脂(東レ製“アミラン”CM1010)。
同様に、(b)ポリアミド610樹脂は以下の通りである。
(b−1):融点222℃、相対粘度2.7(サンプル濃度0.01g/ml、98%濃硫酸溶液中、25℃測定)の耐熱剤入りナイロン610樹脂(東レ製“アミラン”CM2006)。
同様に、(c)エチレン系アイオノマー樹脂は以下の通りである。
(c−1):エチレン・メタクリル酸共重合体のカルボン酸部分を金属イオンでにより部分的に中和した樹脂(三井・デュポンポリケミカル製“ハイミラン”1706)。
同様に、(d)エチレン系共重合エラストマー樹脂は以下の通りである。
(d−1):酸変性エチレン・1−ブテン共重合体(三井化学製“タフマー”MH7020)。
(d−2):エチレン・1−ブテン共重合体(三井化学製“タフマー”TX−610)。
同様に、(e)酸化防止剤は以下の化合物を用いた。
(e−1):ペンタエリスリトール−テトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)(旭電化製アデカスタブAO−412S)。
(e−2):N、N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)(東レ・ファインケミカル製TTAD)。
Figure 2007204674

Claims (4)

  1. (a)98%の濃硫酸溶液中、25℃で測定した相対粘度が3〜6のポリアミド6樹脂が30〜85重量部、
    (b)ポリアミド610樹脂が5〜50重量部、
    (c)エチレン系アイオノマー樹脂5〜30重量部、
    (d)エチレン系共重合エラストマー樹脂5〜30重量部からなるポリアミド樹脂組成物(ただし、(a)、(b)、(c)、(d)の合計を100重量部とする)であって、
    (a)ポリアミド6樹脂と(b)ポリアミド610樹脂の重量比が10:1〜1:2の範囲であり、かつ
    (c)エチレン系アイオノマー樹脂と(d)エチレン系共重合エラストマー樹脂の合計量が、(a)、(b)、(c)、(d)の合計100重量部に対し10〜40重量部であることを特徴とするブロー成形用ポリアミド樹脂組成物。
  2. (b)ポリアミド610樹脂が98%の濃硫酸溶液中、25℃で測定した相対粘度が、1.5〜4.0の範囲である請求項1記載のブロー成形用樹脂組成物。
  3. (c)エチレン系アイオノマー樹脂がエチレン単位、不飽和カルボン酸エステル単位、不飽和カルボン酸単位および不飽和カルボン酸金属塩単位からなる共重合体であって、不飽和カルボン酸金属塩を構成する金属がNa、K、Cu、Mg、Ca、Ba、Zn、Cd、Al、Fe、Co、Niから選ばれる少なくとも1種である請求項1または2記載のブロー成形用樹脂組成物。
  4. (d)エチレン系共重合エラストマー樹脂がエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとを共重合して得られるエチレン・α−オレフィン系共重合体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のブロー成形用樹脂組成物。
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