JP2007203190A - 自動壁紙糊付機 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動壁紙糊付機において、壁紙と押さえローラー表面との擦れによる壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生を防止する。
【解決手段】押さえローラー7を回転フリーとすることで、押さえローラー7の周速が壁紙の送り速度と等しくなり、壁紙と押さえローラー7の表面との擦れによる壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生を防止できるようにする。また、押さえローラー7は歯車で駆動するようにしてもよい。その場合、押さえローラー7の周速が送り出しローラー3の周速と等しくなる、あるいは僅かに速くなるよう歯車列の速度比を設定し、かつ、押さえローラー7のローラー軸と歯車との間にトルク制限機構を設け、壁紙の送り速度が送り出しローラーの周速より小さくなり、押さえローラー7に加わる負荷トルクが大きくなると、歯車から押さえローラー7に伝達される駆動力を遮断するよう構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、主として屋内の壁面や天井面に、シート状の壁装材、すなわち壁紙を貼り付ける際に長尺の壁装材の裏面に糊を連続的に塗布するための自動壁紙糊付機に関し、特に、壁紙と押さえローラー表面との擦れによる壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生を防止するための技術に関する。
従来より、壁紙施工における糊付作業の負荷を軽減し、かつ、糊付の均一化を図るために、壁紙糊付機が広く使用されており、特に、自動壁紙糊付機は、その性能が向上するにつれて広く普及してきており、内装施工すなわち壁紙の施工には欠かせない装置となっている。そして、その自動壁紙糊付機として、例えば図7に示すように、壁紙が送り込まれる入口側に壁紙Kを支える下部ステー1が位置し、その内側に、検尺ローラー2、送り出しローラー3、ハイテンションローラー4、ドクターローラー5、糊付ローラー6、押さえローラー7、ナラシローラー8からなるローラー群を備え、壁紙Kを下部ステー1上に挿入し、検尺ローラー2と送り出しローラー3で挟んで送り込み、ハイテンションローラー4で適度な張力(テンション)を与えるとともに、ハイテンションローラー4と押さえローラー7とで糊付ローラー6への巻き付き角θを維持し、また、糊付ローラ−6の外周に付着する糊膜の厚みをドクターローラー5で調整しつつ、糊付ローラー6によって壁紙Kの裏面に糊を転写し、ナラシローラー8によって糊面を均しながら出口側に排出するようにしたものが知られている。
この自動壁紙糊付機では、送り込まれた壁紙Kが所定の巻き付き角θで糊付ローラー6の外周面に接触し、糊付ローラー6が、送り出しローラー3より大きい(速い)周速で回転することにより、送り速度の遅い壁紙Kとの間に滑りを生じつつ壁紙Kの裏面に糊を擦り付けるようにする。その際、壁紙Kは、2本のゴムローラー(検尺ローラ2と送り出しローラー3)によって、機械入口側より強制的に送り出される。そのため、出口側で壁紙と接触するローラーは、壁紙に抵抗を与えることの無いように周速が壁紙Kの送り速度(送り出しローラー3の周速度)よりも大きく、出口側のローラーほど周速が順次大きく(速く)なるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
出口側のローラーの周速が遅いと、その周速の遅いローラーとの摩擦が抵抗となり、壁紙は、図7に破線で示すように、ゴムローラー(検尺ローラー2と送り出しローラー3)の後の搬送経路において周速の遅いローラーの手前で壁紙Kが浮き上がったり、本体側へ巻き込まれたりして、糊付されて排出される壁紙に皺ができてしまう。
特開2001−179150号公報
従来の自動壁紙糊付機は、上述のようにローラー周速が出口側のローラーほど速いが、この場合、壁紙の表面側に接する押さえローラーにおいて、次のような問題が発生する。
すなわち、従来の自動壁紙糊付機では、糊付ローラー6が送り出しローラー3より周速が大きい(速い)ため、壁紙と押さえローラー表面とに速度差があって、押さえローラーと壁紙表面とが擦れるという現象が発生する。従来の壁紙は、表面層が塩化ビニルで構成された所謂「ビニル壁紙」が主流であったが、最近では、脱塩ビの風潮とユーザーニーズの多様化により、紙や珪藻土を使用したもの、あるいは特殊な表面処理を施したもの、さらにはインクジェットプリンタでオリジナルな絵柄を印刷したものまで、様々な種類の壁紙が登場してきている。そうした壁紙には、表面が比較的軟質な塩ビ壁紙と違って、表面層が硬い壁紙や、デリケートな壁紙があり、その場合、壁紙と押さえローラー表面との速度差により発生する擦れによって、壁紙表面に細かい擦り傷が発生する可能性がある。また、軟質な材料で出来た壁紙であっても、壁紙と押さえローラー表面との速度差が大きいと、壁紙表面に擦れ光りができてしまうことがある。
本発明は、こうした壁紙と押さえローラー表面との擦れによる壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生を防止することを目的とする。
本発明の自動壁紙糊付機は、壁紙を送り出しローラーによって送り込み、糊付ローラーにより裏面に糊を転写し、表面側を押さえローラーで押さえて送り出す自動壁紙糊付機において、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるように構成したことを特徴とする。
このように押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるようにすることで、壁紙と押さえローラー表面との擦れを無くし、壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生を防止することができる。
押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるようにするには、例えば、押さえローラーを回転フリーとし、壁紙と押さえローラー表面との間の摩擦によって回転することにより、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるよう自動壁紙糊付機を構成するのがよい。
この場合、押さえローラーは回転フリーで、壁紙と押さえローラー表面との間の摩擦によって回転するため、押さえローラーの周速は壁紙の送り速度と等しくなり、壁紙と押さえローラー表面との擦れは発生せず、擦れによる壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生はなくなる。壁紙はナラシローラーとの間の摩擦によって引っ張られるため、その壁紙を引っ張り出そうとする力が、押さえローラーの回転抵抗によって壁紙に加わる抵抗より大きくなるように十分軽く押さえローラーを空転させる構成とすれば、壁紙の搬送の障害となることはなく、壁紙のたるみを引き起こすことはない。
また、押さえローラーおよび送り出しローラーを歯車列を介して駆動する構成とし、押さえローラーの周速が前記送り出しローラーの周速と等しくなるよう歯車列の速度比を設定してもよい。
この場合、押さえローラーの周速は壁紙の送り速度と等しくなり、壁紙と押さえローラー表面との擦れは発生せず、擦れによる壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生はなくなる。
また、押さえローラーおよび送り出しローラーを歯車列を介して駆動する構成とし、押さえローラーの周速が送り出しローラーの周速と等しくなるよう歯車列の速度比を設定とするとともに、押さえローラーと一体のローラー軸と、押さえローラーに駆動力を伝達する歯車との間にトルク制限機構を設け、壁紙の送り速度が前記送り出しローラーの周速より小さくなり、壁紙と押さえローラーとの間の摩擦により押さえローラーに加わる負荷トルクが所定値以上になると、歯車から押さえローラーに伝達される駆動力を遮断し、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるように構成してもよい。
壁紙は2本のゴムローラーによって挟み込まれて送り込まれるが、皺や弛みをなくすために適度な張力を付与された状態であるために、ゴムローラーとの間で滑りが生じ、そのため、送り出しローラーの周速と壁紙の送り速度は必ずしも一致せず、送りローラーの周速よりも壁紙の送り速度は小さく(遅く)なることが多い。そのような場合でも、上記のようにトルク制限機構を設け、壁紙の送り速度が前記送り出しローラーの周速より小さくなり、壁紙と押さえローラーとの間の摩擦により押さえローラーに加わる負荷トルクが所定値以上になると、歯車から押さえローラーに伝達される駆動力を遮断し、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるようにすることで、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度を上回ることがないようにすることができる。
また、押さえローラーおよび送り出しローラーを歯車列を介して駆動する構成とし、押さえローラーの周速が送り出しローラーの周速よりも僅かに速くなるよう歯車列の速度比を設定するとともに、押さえローラーと一体のローラー軸と、押さえローラーに駆動力を伝達する歯車との間にトルク制限機構を設け、壁紙の送り速度が送り出しローラーの周速より小さくなり、壁紙と押さえローラーとの間の摩擦により押さえローラーに加わる負荷トルクが所定値以上になると、歯車から押さえローラーに伝達される駆動力を遮断し、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるように構成してもよい。
こうすることで、やはり、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度を上回ることがないようにすることができる。
このように、本発明によれば、例えば、押さえローラーを回転フリーとし、壁紙と押さえローラー表面との間の摩擦によって回転させ、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるようにすることにより、壁紙と押さえローラー表面との擦れを無くし、壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生を防止することができる。
また、押さえローラーおよび送り出しローラーを歯車列を介して駆動する構成とし、押さえローラーの周速が前記送り出しローラーの周速と等しくなるよう歯車列の速度比を設定することにより、押さえローラーの周速を壁紙の送り速度と等しくし、壁紙と押さえローラー表面との擦れによる壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生がなくなるようにすることができる。
また、押さえローラーおよび送り出しローラーを歯車列を介して駆動する構成とし、押さえローラーの周速が送り出しローラーの周速と等しくなるよう歯車列の速度比を設定とするとともに、押さえローラーと一体のローラー軸と、押さえローラーに駆動力を伝達する歯車との間にトルク制限機構を設け、壁紙の送り速度が送り出しローラーの周速より小さくなり、壁紙と押さえローラーとの間の摩擦により押さえローラーに加わる負荷トルクが所定値以上になると、歯車から押さえローラーに伝達される駆動力を遮断し、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるようにすることで、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度を上回ることがないようにすることができる。
また、押さえローラーおよび送り出しローラーを歯車列を介して駆動する構成とし、押さえローラーの周速が送り出しローラーの周速よりも僅かに速くなるよう歯車列の速度比を設定とするとともに、押さえローラーと一体のローラー軸と、押さえローラーに駆動力を伝達する歯車との間にトルク制限機構を設け、壁紙と押さえローラーとの間の摩擦により押さえローラーに加わる負荷トルクが所定値以上になると、歯車から押さえローラーに伝達される駆動力を遮断し、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるようにすることで、押さえローラーの周速が壁紙の送り速度を上回ることがないようにすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3は本発明の第1実施形態の自動壁紙糊付機を示している。図1は自動壁紙糊付機の本体中央部巾方向の断面図、図2はローラー群の配置を示す説明図、図3はローラー端部の構成を示す説明図である。
この自動壁紙糊付機は、糊付機本体10がキャスター付きの脚部によって所定高さに支持され、脚部の背面下方にロール状の壁紙原反をセットする原反芯棒を着脱自在に取り付ける紙受ブラケットが設けられ、糊付機本体上部の上部ステーに、操作用のコントローラを着脱自在に取り付ける受け台が取り付けられるものである。もちろん、従来より知られた自動壁紙糊付機の構成に、本発明の構造を採用することが可能である。
そして、糊付機本体10には、図1に示すように、壁紙が送り込まれる入口側に壁紙Kを支える下部ステー1が位置し、それに続いて、検尺ローラー2、送り出しローラー3、ハイテンションローラー4、ドクターローラー5、糊付ローラー6、押さえローラー7、ナラシローラー8の順となる配置でローラー群が設けられている。
糊付機本体10は、上部フレーム11と下部フレーム12に分かれ、送り出しローラー3、糊付ローラー6、ナラシローラー8およびドクターローラー5が下部フレーム12の上部に設置され、検尺ローラー2、ハイテンションローラー4および押さえローラー7が上部フレームに設置されている。これらのローラーは、検尺ローラー2とハイテンションローラー4が回転フリーで、また、押さえローラー7が回転フリーで、それ以外は、歯車式の動力伝達機構を介してモータで駆動される。なお、動力伝達機構は歯車以外のベルト伝達機構などを採用してもよいのである。
また、下部ステー1は、下部フレーム12に設置されている。また、下部フレーム12には、ローラー群の下方に糊付機本体10から着脱自在な糊箱13が設置されている。そして、糊箱13の内側には、糊付ローラー6との間に一定(通常1mm前後)の隙間をもって回転駆動される糊上ローラー9が設置されている。
この自動壁紙糊付機は、図2に示すように、脚部背面下方の原反芯棒にセットされたロール状原反の壁紙Kを、糊付機本体10の下部ステー1上に背面側から挿入して、検尺ローラー2(ゴムローラー)と送り出しローラー3(ゴムローラー)で挟んで送り込み、ハイテンションローラー4で適度な張力(テンション)を与えるとともに、ハイテンションローラー4と押さえローラー7とで糊付ローラー6への巻き付き角θを維持しつつ、また、糊上ローラー9の回転により糊箱から持ち上げられ糊付ローラ−6の外周に付着する糊膜の厚みを、ドクターローラー5によって調整しつつ、糊付ローラー6によって壁紙Kの裏面に糊を転写し、ナラシローラー8によって糊面を均しながら糊付機本体10の正面側の出口から排出する。
糊付ローラー6への壁紙の巻き付き角θは、ハイテンションローラー4と押さえローラー7とで維持される。また、押さえローラー7は、ナラシローラー8への壁紙Kの巻き付き角ωを維持する働きを兼ねている。
糊は、糊上ローラー9の回転により糊箱13から持ち上げられて、糊付ローラー6に転写される。糊上ローラー9が回転すると、周辺の糊がその粘性によってローラー表面に引っ張られることによって糊上ローラー9へと誘導されていく。そして、誘導された糊が糊付ローラー6へ転写され、これが糊付ローラー6から壁紙Kの裏面へ転写されるのである。その際、ドクターローラー5によって、糊付ローラー6の外周に付着する糊膜の厚みが調整され、それにより、壁紙の糊厚が調整される。
検尺ローラー2は、両端が回転フリーに支持され、バネ(図示せず)により送り出しローラー3に向けて付勢されて、送り出しローラー3との間に挟み込んだ壁紙Kに押し付けられることにより、壁紙Kの送りに合わせて一方向に回転する。
検尺ローラー2は、送り込んだ壁紙Kの長さを検出するためのもので、例えば円周を等分割した位置にスリットを設けたスリット板が軸端に取り付けられ、そのスリット板の回転がフォトマイクロセンサーで検出され、フォトマイクロセンサーが、スリット板の回転すなわち検尺ローラー2の回転に応じたパルスを発生し、そのパルスをカウントすることによって検尺ローラー2の回転量が測定されるよう構成されている。その測定された回転量と予めわかっている検尺ローラー2の外径寸法とから、ローラー外周面の移動距離すなわち送り込まれた壁紙Kの長さが検出される。こうして検出される寸法情報は、常時操作パネルに表示される。また、検出値が予め設定した値に達すると機械が自動的に停止する。
この自動壁紙糊付機では、送り込まれた壁紙Kが所定の巻き付き角θで糊付ローラー6の外周面に接触し、糊付ローラー6が、送り出しローラー3より大きい周速度で回転することにより、送り速度の遅い壁紙Kとの間に滑りを生じつつ壁紙Kの裏面に糊を擦り付ける。その際、壁紙Kは、2本のゴムローラー(検尺ローラ2と送り出しローラー3)によって、機械入口側より強制的に送り出される。
そのため、それより出口側で壁紙と接触するローラーは、押さえローラー7とハイテンションローラー4を除き、壁紙に抵抗を与えることの無いように、周速が壁紙Kの送り速度(送り出しローラー3の周速)よりも大きく、出口側のローラーほど周速が大きくなるように構成されている。
そして、この実施形態の自動壁紙糊付機は、図3に示すように、押さえローラー7を回転フリーとし、壁紙Kと押さえローラー7の表面との間の摩擦によって回転するようにしている。この場合、押さえローラー7の周速は壁紙Kの送り速度と等しくなる。図3において、21は糊付ローラー6の軸端に固定された駆動用の歯車であり、22はナラシローラーの軸端に固定された駆動用の歯車、23は両歯車21、22に噛み合うアイドラー歯車である。
このように押さえローラー7の周速が壁紙の送り速度と等しくなることで、壁紙Kと押さえローラー7の表面との擦れを無くし、壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生を防止することができる。また、壁紙Kは、ナラシローラー8との間の摩擦によって引っ張られるが、その壁紙Kを引っ張り出そうとする力は、押さえローラー7の回転抵抗を小さくして、押さえローラー7が十分軽く空転する構成とすることにより、壁紙Kに加わる押さえローラー7の回転抵抗より十分大きくすることができ、したがって、押さえローラー7を回転フリーにしても、壁紙Kの送りの障害となることはなく、壁紙Kのたるみを引き起こすことはない。
(第2実施形態)
図4〜図6は本発明の第2実施形態を示している。図4は自動壁紙糊付機のローラー端部の構成を示す説明図、図5は押さえローラー7の端部の構成を示す断面図、図6は押さえローラー7の作用を示す説明図である。
この実施形態の自動壁紙糊付機は、図4に示すように、押さえローラー7を歯車列を介して駆動する構成とし、押さえローラー7の周速が送り出しローラー3の周速と等しくなるよう歯車列の速度比を設定するものであり、かつ、図5に示すように、押さえローラー7と一体のローラー軸24と、押さえローラー7に駆動力を伝達する歯車25との間に、トルク制限機構として摩擦クラッチ26を設け(摩擦クラッチ以外のトルク制限機構を使用してもよい)、壁紙Kの送り速度が送り出しローラー3の周速より小さくなり、壁紙Kと押さえローラー7との間の摩擦により押さえローラーに加わる負荷トルクが所定値以上になると、歯車25から押さえローラー7に伝達される駆動力を遮断し、押さえローラー7の周速が壁紙Kの送り速度と等しくなるように構成したものであって、それ以外の部分の自動壁紙糊付機の構成および基本的な動作は先の第1実施形態のものと同様である。この場合、押さえローラー7駆動用の歯車25は、糊付ローラー6駆動用の歯車21とナラシローラー8駆動用の歯車22の間に、それら両歯車21、22と噛み合うよう配置される。
この場合、押さえローラー7の周速は壁紙Kの送り速度と等しくなり、壁紙Kと押さえローラー7の表面との擦れは発生せず、擦れによる壁紙表面の擦り傷や擦れ光の発生はなくなる。
壁紙Kは2本のゴムローラーによって挟み込まれて送り込まれるが、皺や弛みをなくすために適度な張力を付与された状態であるために、ゴムローラーとの間で滑りが生じ、そのため、送り出しローラー3の周速と壁紙Kの送り速度は必ずしも一致せず、送りローラー3の周速よりも壁紙Kの送り速度は小さく(遅く)なることが多い。そのような場合でも、上記のように摩擦クラッチ26を設け、壁紙Kの送り速度が送り出しローラー3の周速より小さくなり、壁紙Kと押さえローラー7との間の摩擦により押さえローラー7に加わる負荷トルクが所定値以上になると、歯車25から押さえローラー7に伝達される駆動力を遮断し、押さえローラー7の周速が壁紙Kの送り速度と等しくなるようにすることで、押さえローラー7の周速が壁紙Kの送り速度を上回ることがないようにすることができる。
この実施形態では、図6の(a)に示すように、壁紙Kの送り速度vと、歯車25を介して駆動されている押さえローラ7の周速vrが等しければ、両者の接触点における相対速度は0であり、両者に対し余分な外力は働かない。この場合、摩擦クラッチ26は締結状態を維持し、押さえローラー7は歯車25からの駆動力を100%受け取った状態で回転し、その周速と壁紙Kの送り速度が一致した状態が維持される。
また、図6の(b)に示すように、壁紙Kと送り出しローラー3との間でスリップが生じた場合には、押さえローラー7の周速vrが壁紙Kの送り速度vよりも大きくなる。そして、壁紙Kの表面を押さえローラー7の表面が擦ることになって、両者の接触点には抵抗Fが生じ、この抵抗Fによって、押さえローラー軸24には回転方向とは逆向きのトルクTが付与される。この場合、摩擦クラッチ26の伝達トルクよりも大きくなり、歯車25からの駆動力が遮断され、押さえローラー7はvr=vとなるまで停止する。そして、押さえローラー7の周速vrが壁紙Kの送り速度vと一致すると、摩擦クラッチ26が再び締結状態となる。こうして押さえローラー7の周速と壁紙Kの送り速度とが常時等しい状態に維持することができる。
なお、この第2実施形態は、押さえローラー7の周速が送り出しローラー3の周速よりも僅かに速くなるよう歯車列の速度比を設定してもよく、その場合も同様の作用効果が得られる。
以上、実施形態を図示の例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な態様で実施することができる。
本発明の第1実施形態の自動壁紙糊付機の本体中央部巾方向の断面図である。 本発明の第1実施形態の自動壁紙糊付機のローラー群の配置を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の自動壁紙糊付機のローラー端部の構成を示す説明図である。 本発明の第2実施形態の自動壁紙糊付機のローラー端部の構成を示す説明図である。 本発明の第2実施形態の自動壁紙糊付機の押さえローラーの端部の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態の自動壁紙糊付機の押さえローラーの作用を示す説明図である。 従来の自動壁紙糊付機のローラー群の配置を示す説明図である。
符号の説明
1 下部ステー
2 検尺ローラー
3 送り出しローラー
4 ハイテンションローラー
5 ドクターローラー
6 糊付ローラー
7 押さえローラー
8 ナラシローラー
10 糊付機本体
11 上部フレーム
12 下部フレーム
13 糊箱
21 糊付ローラー駆動用の歯車
22 ナラシローラー駆動用の歯車
23 アイドラー歯車
24 押さえローラーのローラ軸
25 押さえローラー駆動用の歯車
K 壁紙
F 抵抗
T 送り方向と逆向きのトルク
v 壁紙の送り速度
vr 押さえローラーの周速
θ 糊付ローラーへの巻き付き角
ω ナラシローラーへの巻き付き角

Claims (5)

  1. 壁紙を送り出しローラーによって送り込み、糊付ローラーにより裏面に糊を転写し、表面側を押さえローラーで押さえて送り出す自動壁紙糊付機において、前記押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるように構成したことを特徴とする自動壁紙糊付機。
  2. 押さえローラーを回転フリーとし、壁紙と押さえローラー表面との間の摩擦によって回転することにより、該押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなる構成としたことを特徴とする請求項1記載の自動壁紙糊付機。
  3. 前記押さえローラーおよび前記送り出しローラーを歯車列を介して駆動する構成とし、前記押さえローラーの周速が前記送り出しローラーの周速と等しくなるよう前記歯車列の速度比を設定したことを特徴とする請求項1記載の自動壁紙糊付機。
  4. 前記押さえローラーおよび前記送り出しローラーを歯車列を介して駆動する構成とし、前記押さえローラーの周速が前記送り出しローラーの周速と等しくなるよう前記歯車列の速度比を設定とするとともに、前記押さえローラーと一体のローラー軸と、押さえローラーに駆動力を伝達する歯車との間にトルク制限機構を設け、壁紙の送り速度が前記送り出しローラーの周速より小さくなり、壁紙と前記押さえローラーとの間の摩擦により前記押さえローラーに加わる負荷トルクが所定値以上になると、前記歯車から前記押さえローラーに伝達される駆動力を遮断し、前記押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動壁紙糊付機
  5. 前記押さえローラーおよび前記送り出しローラーを歯車列を介して駆動する構成とし、前記押さえローラーの周速が前記送り出しローラーの周速よりも僅かに速くなるよう前記歯車列の速度比を設定とするとともに、前記押さえローラーと一体のローラー軸と、押さえローラーに駆動力を伝達する歯車との間にトルク制限機構を設け、壁紙の送り速度が前記送り出しローラーの周速より小さくなり、壁紙と前記押さえローラーとの間の摩擦により前記押さえローラーに加わる負荷トルクが所定値以上になると、前記歯車から前記押さえローラーに伝達される駆動力を遮断し、前記押さえローラーの周速が壁紙の送り速度と等しくなるようにしたことを特徴とする請求項1記載の自動壁紙糊付機
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