JP2011121762A - ロール紙繰出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でロール紙の繰出し時及び巻取り時の弛み発生を防止する。
【解決手段】ロール紙を搬送ローラにより挟持し、その搬送ローラを正逆回転可能な1個のモータにより正回転してロール紙を繰り出し、その繰出されたロール紙の一部切断後に、搬送ローラを逆回転して繰出されたロール紙の残部をリールに巻き取るロール紙繰出し装置において、モータ正回転時には搬送ローラに繰出し方向回転力を伝達し、モータ逆回転時には搬送ローラに引き戻し方向回転力を伝達する第1伝動手段と、モータ正回転時にはリール駆動軸に搬送ローラの繰出し方向回転力よりも弱い巻き取り方向回転力を伝達する第2伝動手段と、モータ正回転時にはリール駆動軸に回転力を伝達せず、モータ逆回転時にはリール駆動軸に巻き取り方向回転力を伝達する第3伝動手段と、モータ逆回転時における搬送ローラの周速とリール駆動軸上のロール紙の周速とのロール紙の巻き取り径の変化に伴う偏差を調整する、第3伝動手段に付加された張力調整手段とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ロール紙繰出し装置、さらに詳しくは、リールに巻き取られているロール紙を正逆回転可能なモータにより回転される搬送ローラにより挟持して所定量送り出し、その送り出したロール紙が切断された後の残部を前記リールに巻き戻すようにしたものに関する。ここで、ロール紙とは、ロール状に巻き取られた紙テープ、記録用紙、切手綴り又はその他の類似物をいう。
例えば、切手自動販売機では、切手綴り(連続する多数枚の切手)をロール状に巻き取ったリールを回転軸に装填し、そのリールから引き出した切手綴りを搬送ローラで挟持し、その搬送ローラをモータで正回転させて切手綴りを所定量繰出し、先端から所定枚数目の切手の後端分離領域でカットして取出口に放出した後、搬送ローラをモータで逆回転させて繰出された切手綴りの残部をリールに巻き戻すようにしている。
また、自動券売機では、ロール状の記録用紙を巻き取ったリールを回転軸に保持し、そのリールから引き出した記録用紙を搬送ローラで挟持し、その搬送ローラをモータで正回転させて記録用紙を繰出し、先端から所定長の位置までの間に券面印刷を行ない、さらに記録用紙を所定長繰出し、先端から所定長の位置でカットして乗車券等を作成して取出口に放出し後、搬送ローラをモータで逆回転させてカットされた先端が所定位置に戻るまで記録用紙を巻き戻している。
このような一部繰出しと一部巻き戻しを行なうロール紙繰出し装置では、正逆回転可能なモータにより一対又は複数対の搬送ローラを、ロール紙の繰出し方向と巻き戻し方向に回転させるが、繰出し時と巻き戻し時のいずれの場合も、搬送ローラの正回転停止時及び逆回転停止時にリールと搬送ローラの間においてロール紙に弛みが生じ易い。この弛みは、繰出し精度に影響を与えたり、ロール紙を変形させたり、ロール紙の先端が妄りに受取口に突出したりするので、好ましくない。
この種のロール紙繰出し装置の原理を図5に示す。この種の装置では、リール駆動軸21に保持されたリール22に巻き取られたロール紙23の一端23aを複数対の搬送ローラ24,25で挟持し、ロール紙上の位置マークや搬送ローラ回転量検知手段等の適当な手段を用いて、正逆回転可能なモータ26と、伝動ベルト27を介してロール紙23を一定長だけ繰り出す。リール22は、ロール紙が弛んだり、逆に繰り出し動作の負荷とならいように、搬送ローラ24,25に従属的に回転することが求められる。
このような装置の中には、ロール紙の正逆両方向の動作を必要とするものがある。この場合、正逆両方向でロール紙に弛みが生じないように、リールを回転させる必要がある。ところが、ロール紙は芯から遠いとき(使い始め)と、芯に近いとき(使い終わり)とで、ロール紙の回転数と周速の関係が変化するので、搬送ローラ24,25との回転と完全に同期させることはできず、摩擦力で回転を伝達し、適宜滑らせることによって適切なテンション(張力)を保つようにしている。
図6に、従来技術を示す。ロール紙を正逆に駆動する方式は、図5と同じである。リール駆動軸21に巻き取りローラ28が固定されており、すべりローラ29及びベルト30を介して巻取りモータ31の回転力が伝達されるように構成されている。巻取りモータ31は回転数が可変であり、例えば、(a)正方向に繰り出す場合は、搬送ローラ24,25の送り量の1/3〜1/10程度の回転速度(周速)を与えて、ロール紙に適正な張力を与える。(b)逆方向に巻取る場合は、装置仕様に基づく回転速度(周速)を与えて、ロール紙を巻取る。
さらに、すべりローラ29は、巻取りローラ28と接点29aで接触しているが、その接触圧は図示されていない付勢手段で一定に保たれており、接点29aで伝達できる摩擦力(トルク)を一定としている。すなわち、搬送ローラのトルクよりも十分小さな値とし、搬送ローラでの送り量に影響を与えないようにし、ロール紙の使い始めと使い終わりにおける周速の差を吸収する。
しかしながら、一部繰出しと一部巻き戻しを行なう従来のロール紙繰出し装置においては、搬送ローラをロール紙の繰出し方向又は巻き戻し方向に回転駆動させるためのモータと、リール駆動軸を回転駆動させるためのモータとを2個備え、それぞれを別に制御することにより、弛みの発生を防止するとともに、巻取りローラ28、すべりローラ29及び付勢手段により、ロール紙使い始めと使い終わりの周速の変化に対処していた。従って、従来装置は、構成が複雑であり、部材数が多く、大型化する問題があった。
特開平5−42738号公報
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その課題は、用いるモータを1個として構成を簡単化し、しかも、ロール紙の繰出し時及び巻取り時にロール紙に弛みが発生するのを防止することができるロール紙繰出し装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を達成するため、リール駆動軸に支持されたリールに巻き取られているロール紙の先端を一対又は複数対の搬送ローラにより挟持し、その搬送ローラを正逆回転可能な1個のモータにより正回転してロール紙を所定量繰り出し、その繰出されたロール紙の一部が切断された後に、前記搬送ローラを前記モータにより逆回転して繰出されたロール紙の残部を前記リールに巻き取るロール紙繰出し装置において、(a)前記モータの正回転時には搬送ローラに繰出し方向の回転力を伝達し、前記モータの逆回転時には搬送ローラに引き戻し方向の回転力を伝達する第1伝動手段と、(b)前記モータの正回転時には前記リール駆動軸に前記搬送ローラの繰出し方向の回転力よりも弱い巻き取り方向の回転力を伝達する第2伝動手段と、(c)前記モータの正回転時には前記リール駆動軸に回転力を伝達せず、前記モータの逆回転時には前記リール駆動軸に巻き取り方向の回転力を伝達する第3伝動手段と、(d)前記モータの逆回転時における前記搬送ローラの周速と前記リール駆動軸上の前記ロール紙の周速との前記ロール紙の巻き取り径の変化に伴う偏差を調整するための、前記第3伝動手段に付加された張力調整手段と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。
第1伝動手段は、モータの回転軸に固着された歯付きプーリと、搬送ローラの回転軸に固着された歯付きプーリと、両プーリの間に巻回されたタイミングベルトとからなることを特徴とする(請求項2)。
第2伝動手段は、前記タイミングベルトの表面に前記リール駆動軸に固着されたローラを適度の摩擦抵抗をもって接触させてなることを特徴としている(請求項3)。
第3伝動手段は、モータの回転軸上又はリール駆動軸上に設けられ、前記モータの正回転時にはクラッチが無効であり、前記モータの逆回転時にはクラッチが有効に作用する一方向クラッチ付きプーリと、リール駆動軸上又はモータの回転軸上に設けられたプーリと、それらのプーリの間に巻回された伝動ベルトとからなることを特徴としている(請求項4)。
張力調整手段は、一方向クラッチ付きプーリと、リール駆動軸上又はモータの回転軸上に設けられたプーリと間に巻回された伝動ベルトに、すべり可能なベルトを用いて構成されていることを特徴といている(請求項5)。
請求項1の発明によれば、ロール紙繰出し装置の主たる構成要素が、1個のモータと、第1,2,3伝動手段と、張力調整手段とであるので、構成が簡単であり、しかも、ロール紙の繰出し時と巻き取り時のいずれにおいても弛みが生じることを有効に防止することができる。
請求項2の発明によれば、ロール紙の所定量繰出し・巻取りを確実に行なうことができる。
請求項3の発明によれば、簡単な構造で、繰出されるロール紙に適度なバックテンションを掛けることができる。
請求項4の発明によれば、第3伝動手段を一方向クラッチ付きのプーリで実現することができるので、小型化することができる。
請求項5の発明によれば、簡単な構成でロール紙の巻取り径の変動に対応して巻き取り力を適正に保つことができる。
本発明の一実施の形態に係るロール紙繰出し装置の基本的構成を示す右側面図である。 同装置の左側面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 ロール紙繰出し装置の原理説明図である。 従来のロール紙繰出し装置の構成を示す図である。
2 正逆回転可能なモータ
3,7,8 第1伝動手段
3,7 歯付きプーリ
8 タイミングベルト
11(9,10) 搬送ローラ
9 駆動ローラ
10 押圧ローラ
12 リール駆動軸
8,19 第2伝動手段、
8 タイミングベルト
19 ローラ
4,14,15 第3伝動手段
4 一方向クラッチ付きプーリ
14 プーリ
15 丸ベルト
15 張力調整手段
15 丸ベルト(すべり可能なベルト)
16 リール
18 ロール紙
続いて、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1,2において、1はロール紙繰出し装置のフレームであり、2はそのフレーム1に取付けられたモータであって、図示されていない制御部からの制御により正回転及び逆回転が可能である。モータ2の回転軸には、歯付きプーリ3と一方向クラッチ(4‘)付きプーリ4とが固着されている。
図において、5は前記フレーム1を貫通してベアリング6を介して回転自在に支持された支軸であり、その支軸5のフレーム1に関して前記モータ2の歯付きプーリ3と同一側の部分には歯付きプーリ3と同様の歯付きプーリ7が固着されている。そして、前記モータ2の歯付きプーリ3と支軸5の歯付きプーリ7との間に歯付きベルト、すなわち、タイミングベルト8が巻装されている。タイミングベルト8の外周面は平滑である。
また、支軸5のフレーム1に関して前記モータ2の歯付きプーリ3と反対側の部分には、駆動ローラ9が固着されている。駆動ローラ9は、支軸10’ に回転自在に支持されて、駆動ローラ9の周面の一部に接触するように弾力的に押圧されている押圧ローラ10とともに、後述されるロール紙を挟持して繰出し又は巻取りをするための搬送ローラ11を構成している。
図示の例では、フレーム1に上下2対の搬送ローラ11が設けられているが、搬送ローラ11は、1対のみ、又は3対以上あってもよい。
フレーム1には、モータ2と搬送ローラ11の間において、フレーム1を貫通するもう一つの支軸12がベアリング13を介して回転自在に支持されており、その支軸12のフレーム1に関して前記一方向クラッチ付きプーリ4と同一側の部分にプーリ14が固着され、両プーリ4,14の間にすべり可能なベルト、例えば、丸ベルト15が巻装されている。
また、支軸12のフレーム1に関してプーリ14と反対側部分に、リールホルダ12‘が設けられ、そのリールホルダにリール16を着脱自在に装着し、止め部材17により、固定することができるように構成されている。リール16は、これにロール紙18を繰出し可能に巻き取って保持するものである。ロール紙18は、既述したように、紙テープ、長尺記録用紙、切手綴り、その他の類似物である。
このロール紙繰出し装置が使用されるときは、リール16から引き出されたロール紙18が、搬送ローラ11(9と10の間)に挟持される。
支軸12には、プーリ14に近接した位置に、又は、プーリ14と一体に、好ましくはプーリ14よりも径が大きいローラ(円板)19が備えてある。そして、このローラ19の周面の一部が図1に示されているように、前記タイミングベルト8の外周面の一部に適度の摩擦抵抗をもって滑り可能に接触されている。その接触位置は、モータ2が正回転(図1においては反時計方向回転)するとき、すなわち、搬送ローラ11が挟持しているロール紙18を繰り出す方向に回転するときに、ローラ19が逆回転(図1においては時計方向回転)される位置である。
一方向クラッチ付きプーリ4は、モータ2が正回転するとき、すなわち、搬送ローラ11がロール紙18を繰り出すときは、モータ2の回転力を丸ベルト15に伝えない(クラッチがフリーである)が、モータ2が逆回転するとき、すなわち、搬送ローラ11がロール紙18を引き戻すときは、その回転力を丸ベルト15に伝える(クラッチが有効である)ように用いられている。
図2の20は、例えば、透過型光センサからなるロール紙センサであり、光遮断によりロール紙の存在を検知し、検知信号を制御部に入力する。制御部は、その検知信号に基づきモータ2の正回転を開始し、そのモータに与えたパルス数からロール紙の繰出し距離を測定することができる。また、モータ2の逆回転時は、ロール紙センサ20がロール紙の先端を検知したとき、モータ2を制御して、ロール紙の先端を最初の搬送ローラ11の直前に止めるように構成されている。
進んで、上記構成による作用を説明する。
ロール紙18の先端を最初の搬送ローラ11に挟持した後、操作者が操作して制御部に繰出し指令を入力すると、制御部はモータ2に正回転用ステップパルスを与えて正回転を開始させ、ロール紙センサ20から先端検知信号を入力した時点から所定数の正回転用ステップパルスをモータ2に出力してそのロール紙を所定長繰出す。例えば、ロール紙の先端がロール紙カッター(不図示)の切断位置から所定距離、例えば指定された枚数分の切手の長さに相当する位置に達するまで、ロール紙の繰出しを行い、その繰出し量が所定値に達したときに、モータの正回転を止める。
このモータ2の正回転時は、一方向クラッチ4‘がモータ2の回転力を丸ベルト15に伝達しないが、ローラ19がタイミングベルト8の表面に接触しているため、支軸12を介してリール16にロール紙繰出し方向と逆方向の回転力を与える。そのため、搬送ローラ11とリール16との間のロール紙にバックテンションがかかり、ロール紙に弛みが生じることが防止される。そして、ローラ19とタイミングベルト5の表面との間の摩擦力は、搬送ローラ11によるロール紙繰り出し力よりも小さいので、搬送ローラ11よりロール紙を介して繰り出し力を加えられるローラ19はタイミングベルト5の表面に対してすべり運動をするので、ロール紙は適度なバックテンションを掛けられた状態で繰出される。
制御部は、繰出し量が所定値に達したときにモータの正回転を止めると同時に、前記ロール紙カッターに切断指令信号を与えて、ロール紙を所定長に切断する。切断された所定長のロール紙は、装置本体の接客面に開口する受取口などに出される。
ロール紙の所定長切断後は、制御部はモータに逆回転用ステップパルスを与えるので、逆回転される搬送ローラ11より、先に繰り出されたロール紙のうち、所定長切断後の残部に引き戻し方向の搬送力が加えられる。
他方、モータ2の逆回転力は、一方向クラッチ付きプーリ4及び丸ベルト15を介してリール16にも巻き戻し方向の回転力として加えられる。この制御部からモータへの逆回転指令信号(逆回転用ステップパルス)の出力は、搬送ローラ11により引き戻されるロール紙の切断位置がロール紙センサ20の検知位置を通過するまで継続される。
そして、その間、リール16には搬送ローラ11に対すると同様にモータ2の逆回転力が積極的に加えられるので、巻き戻されるロール紙には弛みが生じない。
しかしながら、モータ2の逆回転力は、プーリ3、タイミングベルト8及びプーリ7を介して搬送ローラ11に伝達され、また、プーリ4、丸ベルト15及びプーリ14を介してリール16に伝達される。従って、搬送ローラ11の逆回転周速とリール16の逆回転周速は常に一定である。これに対して、ロール紙の逆回転周速は繰出しに伴うロール紙の残量に応じて漸次小さくなる。逆に言えば、ロール紙の供給当初は巻き取り径が大きいため、繰出し後の巻き取り時は逆転される搬送ローラ11による引き戻し量よりも逆転されるリール16による巻き取り量が多くなるので、搬送ローラ11とリール16間のロール紙に過剰な張力(バックテンション)が掛かる虞がある。
このリールにおける巻取り径の変化による好ましくない過剰な張力(バックテンション)を回避するため、モータ2からリール16に逆回転力を伝達する手段に、丸ベルト15を用い、巻き戻されるロール紙に一定以上の張力が作用するときには、その丸ベルトがプーリ4,14に対して滑ることができるように構成したのである。これにより、リールのロール紙巻取り径が異なっても、巻き戻されるロール紙に常に一定の張力が掛かるようにすることができる。
図示の例では、一方向クラッチ付きプーリ4をモータ2の回転軸に設け、リール駆動軸に普通のプーリを設けて、その間に丸ベルト15を巻装したが、一方向クラッチ付きプーリ4をリール駆動軸に設け、モータ2の回転軸に普通のプーリを設けて、その間に丸ベルト15を巻装する場合も、同様の作用効果を得ることができる。
本発明に係るロール紙繰出し装置は、プリンタ、ファクシミリ、切手販売機、券売機、ATM、POS端末などのロール紙を使用する機器において、ロール紙を自動的に所定量繰出すために利用することができる。

Claims (5)

  1. リール駆動軸に支持されたリールに巻き取られているロール紙の先端を搬送ローラにより挟持し、その搬送ローラを正逆回転可能な1個のモータにより正回転してロール紙を繰り出し、その繰出されたロール紙の一部が切断された後に、前記搬送ローラを逆回転して繰出されたロール紙の残部を前記リールに巻き取るロール紙繰出し装置において、
    前記モータの正回転時には搬送ローラに繰出し方向の回転力を伝達し、前記モータの逆回転時には搬送ローラに引き戻し方向の回転力を伝達する第1伝動手段と、
    前記モータの正回転時には前記リール駆動軸に前記搬送ローラの繰出し方向の回転力よりも弱い巻き取り方向の回転力を伝達する第2伝動手段と、
    前記モータの正回転時には前記リール駆動軸に回転力を伝達せず、前記モータの逆回転時には前記リール駆動軸に巻き取り方向の回転力を伝達する第3伝動手段と、
    前記モータの逆回転時における前記搬送ローラの周速と前記リール駆動軸上の前記ロール紙の周速との前記ロール紙の巻き取り径の変化に伴う偏差を調整するための、前記第3伝動手段に付加された張力調整手段と、
    を備えたことを特徴とするロール紙繰出し装置。
  2. 第1伝動手段は、モータの回転軸に固着された歯付きプーリと、搬送ローラの回転軸に固着された歯付きプーリと、両プーリの間に巻回されたタイミングベルトとからなることを特徴とする請求項1に記載のロール紙繰出し装置。
  3. 第2伝動手段は、前記タイミングベルトの表面に前記リール駆動軸に固着されたローラを適度の摩擦抵抗をもって接触させてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のロール紙繰出し装置。
  4. 第3伝動手段は、モータの回転軸上又はリール駆動軸上に設けられ、前記モータの正回転時にはクラッチが無効であり、前記モータの逆回転時にはクラッチが有効に作用する一方向クラッチ付きプーリと、リール駆動軸上又はモータの回転軸上に設けられたプーリと、それらのプーリの間に巻回された伝動ベルトとからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のロール紙繰出し装置。
  5. 張力調整手段は、一方向クラッチ付きプーリと、リール駆動軸上又はモータの回転軸上に設けられたプーリと間に巻回された伝動ベルトに、すべり可能なベルトを用いて構成されていることを特徴とする請求項1又は4に記載のロール紙繰出し装置。
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