JP2001122470A - 紙葉類収納繰出し装置 - Google Patents
紙葉類収納繰出し装置Info
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- JP2001122470A JP2001122470A JP30638799A JP30638799A JP2001122470A JP 2001122470 A JP2001122470 A JP 2001122470A JP 30638799 A JP30638799 A JP 30638799A JP 30638799 A JP30638799 A JP 30638799A JP 2001122470 A JP2001122470 A JP 2001122470A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 テープの間に紙葉を挟んだ状態でテープと紙
葉を一緒にローラーに巻き取り、また巻き取った紙葉を
ローラーから繰出す紙葉類収納繰出し装置において、テ
ープの緩みを確実に防止でき、かつ構造が簡単で低コス
トな装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 テープのみを巻き取る第１の巻き取りロ
ーラーと、テープの間に紙葉を挟んだ状態でテープと紙
葉とを一緒に巻き取る第２の巻き取りローラーとを有
し、この２つのローラー間でテープの巻取り巻戻しを行
わせることにより紙葉類の収納または繰出しを行う紙葉
類収納繰出し装置において、前記第１のローラーは、常
時テープに緩みが生じないようにテンションを付与する
ようにして回転付勢するぜんまいバネユニットを有し、
前記第２のローラーは、巻取り巻戻しの両方向に回転さ
せる駆動手段を有することを特徴とする紙葉類収納繰出
し装置。
葉を一緒にローラーに巻き取り、また巻き取った紙葉を
ローラーから繰出す紙葉類収納繰出し装置において、テ
ープの緩みを確実に防止でき、かつ構造が簡単で低コス
トな装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 テープのみを巻き取る第１の巻き取りロ
ーラーと、テープの間に紙葉を挟んだ状態でテープと紙
葉とを一緒に巻き取る第２の巻き取りローラーとを有
し、この２つのローラー間でテープの巻取り巻戻しを行
わせることにより紙葉類の収納または繰出しを行う紙葉
類収納繰出し装置において、前記第１のローラーは、常
時テープに緩みが生じないようにテンションを付与する
ようにして回転付勢するぜんまいバネユニットを有し、
前記第２のローラーは、巻取り巻戻しの両方向に回転さ
せる駆動手段を有することを特徴とする紙葉類収納繰出
し装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙葉類（紙幣、証
券、小切手、食券、チケット等）の収納繰出し装置に関
し、特にテープを利用してその間に紙葉類を挟持して巻
取り巻戻しを行うことにより、収納払出動作を行う装置
に関する。
券、小切手、食券、チケット等）の収納繰出し装置に関
し、特にテープを利用してその間に紙葉類を挟持して巻
取り巻戻しを行うことにより、収納払出動作を行う装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】本発明と同様の紙葉類収納繰出し装置を
提供する方法としては、特開平３−１２８８５４号公報
がある。これは、紙葉類を挟み込むテープが緩まないよ
う適切なテンションを付与する構成を開示している。具
体的には、テープのみを巻き取る第１のローラーと、テ
ープに紙葉類を挟んでこれらを一緒に巻き取る第２のロ
ーラーとの各々に駆動手段としてのモータを設け、各々
のローラがテープを巻き取るとき、一方のモータを駆動
させ、他方のモータは駆動させずに無負荷回転トルクが
抵抗となるようにして、又は、両方のモータの回転を制
御することによって、テープに常時テンションを与えよ
うとするものである。
提供する方法としては、特開平３−１２８８５４号公報
がある。これは、紙葉類を挟み込むテープが緩まないよ
う適切なテンションを付与する構成を開示している。具
体的には、テープのみを巻き取る第１のローラーと、テ
ープに紙葉類を挟んでこれらを一緒に巻き取る第２のロ
ーラーとの各々に駆動手段としてのモータを設け、各々
のローラがテープを巻き取るとき、一方のモータを駆動
させ、他方のモータは駆動させずに無負荷回転トルクが
抵抗となるようにして、又は、両方のモータの回転を制
御することによって、テープに常時テンションを与えよ
うとするものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平３−１２８８５４号公報に示す発明においては、駆
動源としてのモータが２個以上必要であり、また、各々
のモータの回転速度をテープのテンションが適切になる
ように制御することは非常に難しい。従って収納部スペ
ースが大きく（モータの数が多い）なり、またコストが
高くなるという問題があった。
開平３−１２８８５４号公報に示す発明においては、駆
動源としてのモータが２個以上必要であり、また、各々
のモータの回転速度をテープのテンションが適切になる
ように制御することは非常に難しい。従って収納部スペ
ースが大きく（モータの数が多い）なり、またコストが
高くなるという問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、テープのみを巻き取る第１の巻き取りローラーと、
テープの間に紙葉を挟んだ状態でテープと紙葉とを一緒
に巻き取る第２の巻き取りローラーと備え、この２つの
ローラー間でテープの巻取り巻戻しを行わせることによ
り紙葉類の収納または繰出しを行う紙葉類収納繰出し装
置において、前記テープに常時緩みが生じないようにテ
ンションを付与するようにして前記第１の巻取りローラ
ーを回転付勢するぜんまいバネ構造と、前記第２の巻取
りローラーを、巻取り巻戻しの両方向に回転させる駆動
手段とを有することとし、駆動源を1個所とすると共に
構造を簡略化した。
め、テープのみを巻き取る第１の巻き取りローラーと、
テープの間に紙葉を挟んだ状態でテープと紙葉とを一緒
に巻き取る第２の巻き取りローラーと備え、この２つの
ローラー間でテープの巻取り巻戻しを行わせることによ
り紙葉類の収納または繰出しを行う紙葉類収納繰出し装
置において、前記テープに常時緩みが生じないようにテ
ンションを付与するようにして前記第１の巻取りローラ
ーを回転付勢するぜんまいバネ構造と、前記第２の巻取
りローラーを、巻取り巻戻しの両方向に回転させる駆動
手段とを有することとし、駆動源を1個所とすると共に
構造を簡略化した。
【０００５】また、駆動手段に連結するシャフトに一方
向クラッチを介して前記第２のローラーを取り付け、尚
かつ前記一方向クラッチは、紙葉類を巻き取るときのみ
前記駆動手段に連結するシャフトの回転力を前記第２の
巻取りローラーに伝えるようにした。これにより、紙葉
類を巻き取るときは、前記第１の巻取りローラーを回転
付勢するぜんまいバネによってテープにテンションが付
与され、紙葉類を繰出すときは駆動手段の駆動力が前記
第２の巻取りローラーに伝達されず、尚かつ前記第２の
巻取りローラーは紙葉類を繰出す方向に、駆動手段に連
結するシャフトの回転数以下で回転自在となって、前記
第１の巻取りローラーを回転付勢するぜんまいバネの戻
り力によってテープにテンションが付与されて前記第２
のローラーが回転し、紙葉類が繰出される。このように
してテープを常時緩まないようにすることができ、安定
した紙葉類の巻取り及び繰出しができる。
向クラッチを介して前記第２のローラーを取り付け、尚
かつ前記一方向クラッチは、紙葉類を巻き取るときのみ
前記駆動手段に連結するシャフトの回転力を前記第２の
巻取りローラーに伝えるようにした。これにより、紙葉
類を巻き取るときは、前記第１の巻取りローラーを回転
付勢するぜんまいバネによってテープにテンションが付
与され、紙葉類を繰出すときは駆動手段の駆動力が前記
第２の巻取りローラーに伝達されず、尚かつ前記第２の
巻取りローラーは紙葉類を繰出す方向に、駆動手段に連
結するシャフトの回転数以下で回転自在となって、前記
第１の巻取りローラーを回転付勢するぜんまいバネの戻
り力によってテープにテンションが付与されて前記第２
のローラーが回転し、紙葉類が繰出される。このように
してテープを常時緩まないようにすることができ、安定
した紙葉類の巻取り及び繰出しができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。図１は本発明の全体を示す斜視部分断面図
である。筐体１中央部には、一方のテープ３ａと他方の
テープ３ｂとの間に紙葉１０を挟みこんで巻き取る紙葉
巻取りローラー２が構成される。この２本のテープ３ａ
及びテープ３ｂはそれぞれの一端が紙葉巻取りローラー
２に固定され、紙葉取込払出口４から紙葉巻取りローラ
ー２まで、一方のテープ３ａと他方のテープ３ｂとの間
に紙葉１０が挟み込まれるように重ねられて配置されて
いる。また、一方のテープ３ａ及び他方のテープ３ｂの
他方端側はテープガイドローラー５を介して、それぞれ
一方のテープ巻取りローラー６ａ及び他方のテープ巻取
りローラ６ｂまで導かれる。一方のテープ巻取りローラ
ー６ａ及び他方のテープ巻取りローラー６ｂはそれぞれ
支軸７を介して、ぜんまいバネユニット８に連結されて
いて、一方のテープ３ａ及び他方のテープ３ｂを巻戻す
とぜんまいバネユニット８の後述するぜんまいバネが巻
かれる仕組みである。ここで一方のテープ３ａ及び他方
のテープ３ｂの構造上可能なすべての長さが一方のテー
プ巻取りローラー６ａ及び他方のテープ巻取りローラー
６ｂに巻き取られた状態で、ぜんまいバネが若干巻回可
能な状態で、かつ構造上可能なすべての長さを巻戻した
状態で、さらにぜんまいバネを若干巻戻すことが可能な
ようにぜんまいバネが設定されている。また、紙葉巻取
りローラー２は電磁ブレーキ９によって、必要時以外は
回転できないように構成されている。従って、一方のテ
ープ３ａ及び他方のテープ３ｂは常に図中の矢印Ａ１、
Ａ２の示す方向に付勢されて、テンションによって張ら
れた状態を保つことができ、紙葉を確実に挟み込んで巻
き取ることができる。
て説明する。図１は本発明の全体を示す斜視部分断面図
である。筐体１中央部には、一方のテープ３ａと他方の
テープ３ｂとの間に紙葉１０を挟みこんで巻き取る紙葉
巻取りローラー２が構成される。この２本のテープ３ａ
及びテープ３ｂはそれぞれの一端が紙葉巻取りローラー
２に固定され、紙葉取込払出口４から紙葉巻取りローラ
ー２まで、一方のテープ３ａと他方のテープ３ｂとの間
に紙葉１０が挟み込まれるように重ねられて配置されて
いる。また、一方のテープ３ａ及び他方のテープ３ｂの
他方端側はテープガイドローラー５を介して、それぞれ
一方のテープ巻取りローラー６ａ及び他方のテープ巻取
りローラ６ｂまで導かれる。一方のテープ巻取りローラ
ー６ａ及び他方のテープ巻取りローラー６ｂはそれぞれ
支軸７を介して、ぜんまいバネユニット８に連結されて
いて、一方のテープ３ａ及び他方のテープ３ｂを巻戻す
とぜんまいバネユニット８の後述するぜんまいバネが巻
かれる仕組みである。ここで一方のテープ３ａ及び他方
のテープ３ｂの構造上可能なすべての長さが一方のテー
プ巻取りローラー６ａ及び他方のテープ巻取りローラー
６ｂに巻き取られた状態で、ぜんまいバネが若干巻回可
能な状態で、かつ構造上可能なすべての長さを巻戻した
状態で、さらにぜんまいバネを若干巻戻すことが可能な
ようにぜんまいバネが設定されている。また、紙葉巻取
りローラー２は電磁ブレーキ９によって、必要時以外は
回転できないように構成されている。従って、一方のテ
ープ３ａ及び他方のテープ３ｂは常に図中の矢印Ａ１、
Ａ２の示す方向に付勢されて、テンションによって張ら
れた状態を保つことができ、紙葉を確実に挟み込んで巻
き取ることができる。
【０００７】図２は、本発明の側面断面図で、紙葉満杯
検知レバー１１は、一端を支点１１ａとして紙葉巻取り
ローラー２に巻き取られる紙葉の巻取り厚さに応じて他
端１１ｂが頃動し、満杯位置まで傾斜すると満杯検知セ
ンサー１２がレバー位置を検知して紙葉の巻取りを中止
する。紙葉検知センサー１３はテープに挟まれて巻取り
巻戻しされる紙葉を検知し、その枚数を記述しない制御
部によって計数する。
検知レバー１１は、一端を支点１１ａとして紙葉巻取り
ローラー２に巻き取られる紙葉の巻取り厚さに応じて他
端１１ｂが頃動し、満杯位置まで傾斜すると満杯検知セ
ンサー１２がレバー位置を検知して紙葉の巻取りを中止
する。紙葉検知センサー１３はテープに挟まれて巻取り
巻戻しされる紙葉を検知し、その枚数を記述しない制御
部によって計数する。
【０００８】紙葉搬送ベルト１４、紙葉搬送ベルト１５
及び紙葉検知センサー１６は、例えば紙葉取込払出口４
の近傍に付設されるであろう外部の紙葉搬送部で、紙葉
が紙葉搬送ベルト１４と紙葉搬送ベルト１５との間に挟
持されて紙葉取込払出口４に向かって搬送されてくると
き、紙葉の一端を紙葉検知センサー１６が検知すると、
本発明の紙葉取込払出装置が紙葉巻取り動作を開始する
ように構成されるものである。
及び紙葉検知センサー１６は、例えば紙葉取込払出口４
の近傍に付設されるであろう外部の紙葉搬送部で、紙葉
が紙葉搬送ベルト１４と紙葉搬送ベルト１５との間に挟
持されて紙葉取込払出口４に向かって搬送されてくると
き、紙葉の一端を紙葉検知センサー１６が検知すると、
本発明の紙葉取込払出装置が紙葉巻取り動作を開始する
ように構成されるものである。
【０００９】図３は、本発明の概略構造を示す図1のＡ
−Ａ'平面断面図である。紙葉巻取りローラー２は両端
の軸受１７及び、ワンウェイクラッチ１８を介して、駆
動伝達軸１９に取り付けられている。駆動伝達軸１９の
一端は電磁ブレーキ９、他端は紙葉巻取りローラー駆動
用モータ２０に連結されている。電磁ブレーキ９は駆動
モータ２０に通電されるときのみ解放され、それ以外は
駆動伝達軸１９が回転しないように常にブレーキを掛け
ている。ワンウェイクラッチ１８は駆動モータ２０が紙
葉を巻き取る方向に回転したとき、回転力を紙葉巻取り
ローラー２に伝え、その逆方向に回転したときは、回転
力を紙葉巻取りローラー２に伝えないように組み込まれ
ている。
−Ａ'平面断面図である。紙葉巻取りローラー２は両端
の軸受１７及び、ワンウェイクラッチ１８を介して、駆
動伝達軸１９に取り付けられている。駆動伝達軸１９の
一端は電磁ブレーキ９、他端は紙葉巻取りローラー駆動
用モータ２０に連結されている。電磁ブレーキ９は駆動
モータ２０に通電されるときのみ解放され、それ以外は
駆動伝達軸１９が回転しないように常にブレーキを掛け
ている。ワンウェイクラッチ１８は駆動モータ２０が紙
葉を巻き取る方向に回転したとき、回転力を紙葉巻取り
ローラー２に伝え、その逆方向に回転したときは、回転
力を紙葉巻取りローラー２に伝えないように組み込まれ
ている。
【００１０】ここで、本発明の動作について説明する。
図２に於いて、紙葉搬送ベルト１４，紙葉搬送ベルト１
５により紙葉が搬送されて、その一端が紙葉検知センサ
ー１６まで到達すると、電磁ブレーキ９に通電されてブ
レーキが開放される。ここで、紙葉巻取りローラー駆動
用モータ２０に通電されて、紙葉巻取りローラー２が紙
葉巻取り方向に回転する。紙葉は、紙葉取込払出口４を
通過して一方のテープ３ａと他方のテープ３ｂとに挟持
されて、それぞれのテープと一緒に紙葉巻取りローラー
２に巻き取られる。このとき一方のテープ３ａ及び他方
のテープ３ｂはテープ巻取りローラー２に連結されるぜ
んまいバネユニット８によって適切にテンションが付加
されているので、緩み無くスムーズに紙葉を挟み込み紙
葉を巻き取ることができる。また、紙葉検知センサー１
３は巻取り紙葉を検知して図示しない制御部にて枚数を
計数する。紙葉巻取りローラー２に紙葉が順次巻き取ら
れて、満杯検知レバー１１が所定の位置に頃動すると、
満杯検知センサー１２が動作して巻取りを中止する。
図２に於いて、紙葉搬送ベルト１４，紙葉搬送ベルト１
５により紙葉が搬送されて、その一端が紙葉検知センサ
ー１６まで到達すると、電磁ブレーキ９に通電されてブ
レーキが開放される。ここで、紙葉巻取りローラー駆動
用モータ２０に通電されて、紙葉巻取りローラー２が紙
葉巻取り方向に回転する。紙葉は、紙葉取込払出口４を
通過して一方のテープ３ａと他方のテープ３ｂとに挟持
されて、それぞれのテープと一緒に紙葉巻取りローラー
２に巻き取られる。このとき一方のテープ３ａ及び他方
のテープ３ｂはテープ巻取りローラー２に連結されるぜ
んまいバネユニット８によって適切にテンションが付加
されているので、緩み無くスムーズに紙葉を挟み込み紙
葉を巻き取ることができる。また、紙葉検知センサー１
３は巻取り紙葉を検知して図示しない制御部にて枚数を
計数する。紙葉巻取りローラー２に紙葉が順次巻き取ら
れて、満杯検知レバー１１が所定の位置に頃動すると、
満杯検知センサー１２が動作して巻取りを中止する。
【００１１】紙葉を巻戻す場合は、電磁ブレーキ９を開
放し、駆動モータ２０を前記と逆方向に回転させる。駆
動モータ２０の回転は直結する駆動伝達軸１９に伝わ
る。ところで紙葉巻取りローラー２はワンウェイクラッ
チ１８を介して駆動伝達軸１９に取付けられているが、
駆動伝達軸１９が紙葉を巻き戻すように回転したとき
は、ワンウエイクラッチ１８は回転力を紙葉巻取りロー
ラー２に伝えない。しかしこのとき、紙葉巻取りローラ
ー２は駆動伝達軸１９の回転速度以下で紙葉巻戻し方向
に回転自在の状態となる。ここで、紙葉巻取りローラー
２は、ぜんまいバネユニット８によってテープ巻取り方
向に回転付勢される一方のテープ巻取りローラー６ａ，
及び他方のテープ巻取りローラー６ｂの巻回テープに引
っ張られて紙葉巻戻し方向に回転する。このようにし
て、紙葉を順次一枚づつ巻戻し、紙葉取込払出口４から
払出すことができる。
放し、駆動モータ２０を前記と逆方向に回転させる。駆
動モータ２０の回転は直結する駆動伝達軸１９に伝わ
る。ところで紙葉巻取りローラー２はワンウェイクラッ
チ１８を介して駆動伝達軸１９に取付けられているが、
駆動伝達軸１９が紙葉を巻き戻すように回転したとき
は、ワンウエイクラッチ１８は回転力を紙葉巻取りロー
ラー２に伝えない。しかしこのとき、紙葉巻取りローラ
ー２は駆動伝達軸１９の回転速度以下で紙葉巻戻し方向
に回転自在の状態となる。ここで、紙葉巻取りローラー
２は、ぜんまいバネユニット８によってテープ巻取り方
向に回転付勢される一方のテープ巻取りローラー６ａ，
及び他方のテープ巻取りローラー６ｂの巻回テープに引
っ張られて紙葉巻戻し方向に回転する。このようにし
て、紙葉を順次一枚づつ巻戻し、紙葉取込払出口４から
払出すことができる。
【００１２】上記実施形態においては、テープのみを巻
き取るテープ巻取りローラーを２個使用して、２本のテ
ープの間に紙葉を挟んでテープと紙葉とを一緒に、紙葉
巻き取りローラーに巻き取るようにしたが、テープのみ
を巻き取るテープ巻取りローラーを１個だけ使用しても
良い。一例として、図２において、一方のテープ３ａ及
び一方のテープ巻取りローラー６ａを廃止して、テープ
ガイドローラー５と紙葉巻取りローラー２の間に、他方
のテープ３ｂに沿い、かつ紙葉巻取りローラー２に一緒
に巻き取られる他方のテープ３ｂと紙葉の巻取り厚さに
応じてガイドローラー５と紙葉巻取りローラー２の間の
長さを変動可能なガイド部を他方のテープ３ｂの図中わ
ずか下側に設け、このガイド部と他方のテープ３ｂの間
に紙葉を挟んで搬送し、紙葉巻取りローラーに他方のテ
ープ３ｂと紙葉を一緒に巻き取っても同じ効果を得るこ
とができる。
き取るテープ巻取りローラーを２個使用して、２本のテ
ープの間に紙葉を挟んでテープと紙葉とを一緒に、紙葉
巻き取りローラーに巻き取るようにしたが、テープのみ
を巻き取るテープ巻取りローラーを１個だけ使用しても
良い。一例として、図２において、一方のテープ３ａ及
び一方のテープ巻取りローラー６ａを廃止して、テープ
ガイドローラー５と紙葉巻取りローラー２の間に、他方
のテープ３ｂに沿い、かつ紙葉巻取りローラー２に一緒
に巻き取られる他方のテープ３ｂと紙葉の巻取り厚さに
応じてガイドローラー５と紙葉巻取りローラー２の間の
長さを変動可能なガイド部を他方のテープ３ｂの図中わ
ずか下側に設け、このガイド部と他方のテープ３ｂの間
に紙葉を挟んで搬送し、紙葉巻取りローラーに他方のテ
ープ３ｂと紙葉を一緒に巻き取っても同じ効果を得るこ
とができる。
【００１３】図４は、ぜんまいバネユニットの概略構造
を示す斜視図である。板状コイルバネ２１ａは渦巻き状
に巻かれ、中心部の一端が一方のテープ巻取りローラー
６ａ、または他方のテープ巻取りローラー６ｂの支軸７
に固着され、他端を固定ビン２２に係止している。一方
のテープ巻取りローラー６ａ、または他方のテープ巻取
りローラー６ｂに巻かれている一方のテープ３ａ、また
は他方のテープ３ｂを巻き戻すとき矢印Ｂの方向に、一
方のテープ巻取りローラー６ａ、または他方のテープ巻
取りローラー６ｂが回転して板状コイルバネ２１ａを巻
回し、このバネの戻し力によって一方のテープ３ａ、ま
たは他方のテープ３ｂにテンションを付与する。この板
状コイルバネ２１ａはすべての一方のテープ３ａ及び他
方のテープ３ｂを巻き戻すまで巻回することが可能であ
り、また、すべての一方のテープ３ａ及び他方のテープ
３ｂを巻き取ったとき若干巻かれた状態に設定されてい
る。従って、常に一方のテープ３ａ及び他方のテープ３
ｂにテンションが付与される仕組みである。
を示す斜視図である。板状コイルバネ２１ａは渦巻き状
に巻かれ、中心部の一端が一方のテープ巻取りローラー
６ａ、または他方のテープ巻取りローラー６ｂの支軸７
に固着され、他端を固定ビン２２に係止している。一方
のテープ巻取りローラー６ａ、または他方のテープ巻取
りローラー６ｂに巻かれている一方のテープ３ａ、また
は他方のテープ３ｂを巻き戻すとき矢印Ｂの方向に、一
方のテープ巻取りローラー６ａ、または他方のテープ巻
取りローラー６ｂが回転して板状コイルバネ２１ａを巻
回し、このバネの戻し力によって一方のテープ３ａ、ま
たは他方のテープ３ｂにテンションを付与する。この板
状コイルバネ２１ａはすべての一方のテープ３ａ及び他
方のテープ３ｂを巻き戻すまで巻回することが可能であ
り、また、すべての一方のテープ３ａ及び他方のテープ
３ｂを巻き取ったとき若干巻かれた状態に設定されてい
る。従って、常に一方のテープ３ａ及び他方のテープ３
ｂにテンションが付与される仕組みである。
【００１４】図5の実施例は、渦巻き状ロールを2個所設
けた板状コイルバネ２１ｂを使用した例である。一方の
テープ巻取りローラー６ａ、または他方のテープ巻取り
ローラー６ｂの支軸７に、一方の渦巻き状ロールの中心
の板状コイルバネの端部が固着される。他方の板状コイ
ルバネの端部は、他方の渦巻き状ロールの中心をなす。
支軸７が回転するとその中心を支軸７に固着したロール
が巻かれ巻数が増える、一方他方のロールの巻回数はそ
の分減る。バネは元に戻ろうとして、戻し力を発生して
一方のテープ巻取りローラー６ａ、または他方のテープ
巻取りローラー６ｂに巻かれる一方のテープ３ａ及び他
方のテープ３ｂにテンションを付与する。この場合も作
用は図４に示したぜんまいバネユニットの例とほぼ同様
であるが、この実施例の場合は板状コイルバネ２１ｂの
戻し力はバネの巻角度に比例せず常にほぼ一定に設定可
能である。従って常に一方のテープ３ａ及び他方のテー
プ３ｂに一定のテンションを付与できる長所がある。
けた板状コイルバネ２１ｂを使用した例である。一方の
テープ巻取りローラー６ａ、または他方のテープ巻取り
ローラー６ｂの支軸７に、一方の渦巻き状ロールの中心
の板状コイルバネの端部が固着される。他方の板状コイ
ルバネの端部は、他方の渦巻き状ロールの中心をなす。
支軸７が回転するとその中心を支軸７に固着したロール
が巻かれ巻数が増える、一方他方のロールの巻回数はそ
の分減る。バネは元に戻ろうとして、戻し力を発生して
一方のテープ巻取りローラー６ａ、または他方のテープ
巻取りローラー６ｂに巻かれる一方のテープ３ａ及び他
方のテープ３ｂにテンションを付与する。この場合も作
用は図４に示したぜんまいバネユニットの例とほぼ同様
であるが、この実施例の場合は板状コイルバネ２１ｂの
戻し力はバネの巻角度に比例せず常にほぼ一定に設定可
能である。従って常に一方のテープ３ａ及び他方のテー
プ３ｂに一定のテンションを付与できる長所がある。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の発明に比べて構造が簡単であるため品質が安定し、
コストを安く作ることができる。
来の発明に比べて構造が簡単であるため品質が安定し、
コストを安く作ることができる。
【図１】 本発明の概略構造を示す斜視部分断面図
【図２】 本発明の概略構造を示す側面断面図
【図３】 本発明の概略構造を示す図1におけるＡ−Ａ'
平面断面図
平面断面図
【図４】 本発明の実施例を示す ぜんまいバネ構造斜視
図
図
【図５】 本発明の応用例を示す定荷重バネ構造斜視図
１ 筐体 ２ 紙葉巻取りローラー ３ａ 一方のテープ ３ｂ 他方のテープ ４ 紙葉取込払出口 ５ テープガイドローラー ６ａ 一方のテープ巻取りローラー ６ｂ 他方のテープ巻取りローラー ７ 支軸 ８ ぜんまいバネユニット ９ 電磁ブレーキ １０ 紙葉 １１ 紙葉満杯検知レバー １２ 満杯検知センサー １３ 紙葉検知センサー １４ 紙葉搬送ベルト １５ 紙葉搬送ベルト １６ 紙葉検知センサー １７ 支軸 １８ ワンウェイクラッチ １９ 駆動伝達軸 ２０ 紙葉巻取りローラー駆動用モータ ２１ａ 板状コイルバネ ２１ｂ 板状コイルバネ ２２ 固定ピン ２３ａ バネケース ２３ｂ バネケース
Claims (3)
- 【請求項１】 テープのみを巻き取る第１の巻き取りロ
ーラーと、テープの間に紙葉を挟んだ状態でテープと紙
葉とを一緒に巻き取る第２の巻き取りローラーとを有
し、この２つのローラー間でテープの巻取り巻戻しを行
わせることにより紙葉類の収納または繰出しを行う紙葉
類収納繰出し装置において、前記第１の巻取りローラー
をテープを巻き取る方向に回転付勢するぜんまいバネ部
と、前記第２の巻取りローラーを巻取り巻戻しの両方向
に回転駆動する駆動手段とを有し、前記第２の巻取りロ
ーラーを巻取り方向に回転駆動するときは、前記第１の
巻取りローラーを回転付勢するぜんまいばねの回転付勢
力に抗してテープにテンションを付与し、かつ前記第２
の巻取りローラーを巻戻し方向に回転駆動するときは、
前記第１の巻取りローラーを回転付勢するぜんまいバネ
の回転付勢力がテープの走行方向に常に働きテープにテ
ンションを付与して前記第１、第２の巻取りローラーが
回転し、テープに常時テンションが付与されるようにし
たことを特徴とする紙葉類収納繰出し装置。 - 【請求項２】 テープのみを巻き取る第１の巻取りロー
ラーを２個設け、これらのローラーに巻取られる２本の
テープの間に紙葉類を挟み込んで、これらを第２の巻取
りローラーに一緒に重ねて巻き取るようにした請求項１
記載の紙葉類収納繰出し装置。 - 【請求項３】 前記駆動手段に連結するシャフトに、一
方向クラッチを介して前記第２の巻取りローラーを取り
付け、前記一方向クラッチは、紙葉類を巻き取るときの
み前記駆動手段に連結するシャフトの回転力を前記第２
の巻取りローラーに伝え、前記シャフトがこれと反対方
向に回転したときは回転力をつたえないようにしたこと
を特徴とする請求項１及び請求項２に記載の紙葉類収納
繰出し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30638799A JP2001122470A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 紙葉類収納繰出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30638799A JP2001122470A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 紙葉類収納繰出し装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001122470A true JP2001122470A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17956417
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30638799A Pending JP2001122470A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 紙葉類収納繰出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001122470A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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