JPH067865U - 水糊付け機 - Google Patents
水糊付け機Info
- Publication number
- JPH067865U JPH067865U JP222892U JP222892U JPH067865U JP H067865 U JPH067865 U JP H067865U JP 222892 U JP222892 U JP 222892U JP 222892 U JP222892 U JP 222892U JP H067865 U JPH067865 U JP H067865U
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- Japan
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- gluing
- water
- sheet
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- Pending
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- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水や水糊のような粘度の低い液体を襖紙のご
とき内装用紙製シートに十分浸透させることができる機
械を提供することである。 【構成】 糊付けローラ9の上部にこれより低速で回転
する前部押えローラ13を設置し、その前部押えローラ
13の下部にシート6の送り速度を制動するための制動
ローラ29を押圧し、シート6を糊付けローラ9の回転
速度より遅い速度で糊付けローラ9上を移動させるよう
にした。
とき内装用紙製シートに十分浸透させることができる機
械を提供することである。 【構成】 糊付けローラ9の上部にこれより低速で回転
する前部押えローラ13を設置し、その前部押えローラ
13の下部にシート6の送り速度を制動するための制動
ローラ29を押圧し、シート6を糊付けローラ9の回転
速度より遅い速度で糊付けローラ9上を移動させるよう
にした。
Description
【0001】
この考案は、襖紙等の内装用紙製シートの裏面に水又は水糊を付着させる機械 に関するものである。
【0002】
壁紙を建物内壁に貼着する際、壁紙の裏面に予め糊を付着させる作業が行われ 、その際に糊付け機が使用される。この糊付け機は、一般に糊タンクの上部に掛 け渡した糊付けローラの上部に、これと同速度で回転する押えローラを糊付けロ ーラの前後に平行に設置した構成になっている。
【0003】 一方、襖紙の場合は、粘度の非常に低い糊、いわゆる水糊を使用し、或いは予 め襖紙に乾燥澱粉糊が付着されている場合は水を使用する。水糊又は水のいずれ を使用する場合であっても、これを襖紙に十分浸透させる必要があり、その浸透 が不十分なまま襖貼りを行なうとシワが残り、仕上がりが不完全になる問題があ る。
【0004】 このような性質をもった襖紙に、水糊や水を能率よく塗布するために、前述の 壁紙用の糊付機を使用するとした場合、糊タンクに例えば水糊を入れ、壁紙の代 わりに襖紙を通す(但し、壁紙はロール状のものを順に巻戻しながら通過させる が、襖紙の場合は予め定寸に切断されているので1枚づつ通過させることになる 。)。しかしながら、この場合は襖紙に対する水糊の付着が不十分であり、水糊 を襖紙の層内に十分浸透させることができない。
【0005】 これは、糊付けローラに水糊が付着しにくいこと、及び襖紙と糊付けローラは 同一速度で移動するので、水糊が襖紙に摺り込まれる状態にならないこと、など が原因である。
【0006】 このため、従来の金属製の糊付けローラに代えて、スポンジ製或いは、ブラシ 製の糊付けローラを使用することも考えられるが、このような糊付けローラでは 、スポンジの空孔やブラシ間に詰った糊が不使用時に固化するため、次第に空孔 が閉塞され、またブラシの付根が固くなる等の問題が生じる。
【0007】 このため、従来襖紙を貼着する際は、古くからの手法どおり刷毛で水又は水糊 を付着させて十分に浸透させるという方法がとられていた。
【0008】 しかし、このような手法は非能率的であるばかりでなく、相当の熟練を要する 。
【0009】 そこで、この考案は従来の壁紙糊付け機に改良を加えることにより、襖紙或い は水や水糊を十分浸透させる必要のあるその他の内装用紙製シートに十分水や水 糊を浸透できるようにすることを課題とする。
【0010】
上記の課題を解決するために、この考案に係る水糊付け機は、糊タンクの上部 に設置した糊付けローラの上部に、これより低速回転する押えローラを糊付けロ ーラの前部と後部に平行に設け、上記前部押えローラの下部に、シートの送り速 度を制動するための制動ローラを押圧した構成としたものである。
【0011】
糊付けローラ及び各押えローラを駆動し、前部押えローラと制動ローラとの間 に襖紙等の内装用紙製シートを送り込み、糊付けローラの上面を通過して後部押 えローラの下から上方へ引き出す。シートは糊付けローラよりも低速回転する前 部押えローラの速度で送られるため、糊付けローラの上面を移動するシートの速 度よりも糊付けローラが速く回転し、その際に水糊をシートに摺り込む。水糊に 代えて水を使用する場合も同様である。
【0012】
添付の図面に示した実施例の水糊付け機は、図1に示すように両側のフレーム 1、2を前部ステー3及び後部ステー4で連結し、各フレーム1、1を脚5(図 2参照)で支持している。
【0013】 両側のフレーム1、2間には、図2に示すように襖紙等の内装用紙製シート6 を送り込むための平坦な案内台7が前部ステー3に取付けられ、また後部ステー 4にわん曲辺を有する案内片8が多数取付けられている。
【0014】 上記の案内台7と案内片8との間に糊タンク10が設けられ、その上部におい て両側のフレーム1、2間にわたり糊付けローラ9が回転自在に支持される。こ の糊付けローラ9はアルミニウム製であり、比較的大径に形成される。
【0015】 また、上記糊付けローラ9の上部において、その頂部と案内台7との間、即ち 、糊付けローラ9の前部に駆動ローラ11と従動ローラ12とから成る2本の前 部押えローラ13が糊付けローラ9に接近して平行に設置される。上記の駆動ロ ーラ11と従動ローラ12はロープベルト14により連動される。また、糊付け ローラ9の頂部と案内片8との間(即ち、糊付けローラ9の後部)に後部押えロ ーラ15が平行に設置される。
【0016】 また、前部押えローラ13の下方にドクターローラ16が設けられ、更に糊付 けローラ9の下方に糊上げローラ17が設けられる。
【0017】 上記の各ローラは、いずれも両側フレーム1、2において回転自在に支持され 、糊付けローラ9の一端の駆動歯車18にモータ19の駆動軸が連結される。
【0018】 また、糊付けローラ9の両端に歯車21、22が取付けられ、モータ19を設 置したフレーム1に近い方の端部に取付けられた歯車21にドクターローラ16 の歯車23が係合される(図1、図2参照)。また、糊付けローラ9の他端の歯 車22には、糊上げローラ17の歯車24が係合される。
【0019】 更に、糊付けローラ9の中心軸25のフレーム2の内部に挿入された先端部に 、大小2枚の歯車26、27(図3参照)が取付けられる。その大歯車26に後 部押えローラ15の歯車28が係合し、また小歯車27に前部押えローラ13の 駆動ローラ11の歯車33が係合される。
【0020】 糊付けローラ9の大歯車26、小歯車27の歯数及びこれらに係合する各押え ローラ13、15の歯車33、28の歯数は、適当に定められるが、糊付けロー ラ9と前部押えローラ13(駆動ローラ11)の回転速度は、前者に対し後者が 1.5〜3倍程度低速で回転するように設定される。
【0021】 また、前部押えローラ13の駆動ローラ11の下部には制動ローラ29が平行 に設けられる。
【0022】 この制動ローラ29の両端はフレーム1、2に取付けた揺動アーム30(図2 参照)により支持され、バネ31(図4参照)によって、その制動ローラ29を 上記駆動ローラ11に押圧している。
【0023】 実施例の水糊付け機は以上のように構成され、糊タンク10に水糊32を入れ 、糊上げローラ17の全部及び糊付けローラ9の下部を水糊32の中につける。
【0024】 モータ19を駆動して機械をスタートさせたのち、所定長さのシート6の先端 を案内台7上に沿わせ、前部押えローラ13の駆動ローラ11と、制動ローラ2 9との間に送り込む。
【0025】 シート6は駆動ローラ11の回転速度、即ち糊付けローラ9より1.5〜3倍 遅い速度で糊付けローラ9上を通過し、前部押えローラ13の従動ローラ12及 び後部押えローラ15により糊付けローラ9の上面に押し付けられる。
【0026】 水糊32は糊付けローラ9の表面に付着され、ドクターローラ16によりその 付着量が調整される。
【0027】 シート6が移動する速度よりも糊付けローラ9の回転の方が速いので、糊付け ローラ9はシート6を摺接しながら回転する。このとき水糊32がシート6に摺 り込まれ、後部押えローラ15と案内片8との間から上方へ引き上げられる。そ の際には、水糊32はシート6に十分浸透した状態になっている。
【0028】 以上は、水糊32を使用する場合について述べたが、水を使用する場合も同様 である。また、シート6としては襖紙に限らず、水や水糊を十分浸透させる必要 のある内装用紙製シート一般に適用することができる。
【0029】
以上のように、この考案は前部押えローラの回転速度を糊付けローラの回転速 度より遅くなるように(言い替えれば、糊付けローラが前部押えローラより速く 回転するように)設定し、その前部押えローラに制動ローラを押圧させることに より、この両ローラの間に挾まれた襖紙等のシートの移動速度を糊付けローラの 回転速度より遅くするようにした。そのため、糊付けローラが襖紙等のシートに 対して摺接し、その摺接の際に水糊又は水をシートに摺り込み、十分に浸透させ ることができるので、糊付け作業の機械化を図ることができる。
【図1】実施例の平面図
【図2】同上の図1におけるII−II線の断面図
【図3】同上の一部斜視図
【図4】同上の一部斜視図
1、2 フレーム 3 前部ステー 4 後部ステー 5 脚 6 シート 7 案内台 8 案内片 9 糊付けローラ 10 糊タンク 11 駆動ローラ 12 従動ローラ 13 前部押えローラ 14 ロープベルト 15 後部押えローラ 16 ドクターローラ 17 糊上げローラ 18 駆動歯車 19 モータ 21、22、23、24 歯車 25 中心軸 26 大歯車 27 小歯車 28 歯車 29 制動ローラ 30 揺動アーム 31 バネ 32 水糊 33 歯車
Claims (1)
- 【請求項1】 糊タンクの上部に設置した糊付けローラ
の上部に、これより低速回転する押えローラを糊付けロ
ーラの前部と後部に平行に設け、上記前部押えローラの
下部に、シートの送り速度を制動するための制動ローラ
を押圧してなる水糊付け機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP222892U JPH067865U (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 水糊付け機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP222892U JPH067865U (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 水糊付け機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067865U true JPH067865U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=11523503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP222892U Pending JPH067865U (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 水糊付け機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067865U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001198507A (ja) * | 2000-01-19 | 2001-07-24 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 自動壁紙糊付機 |
JP2002086037A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-26 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 自動壁紙糊付機 |
JP2007203190A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-08-16 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 自動壁紙糊付機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5740120U (ja) * | 1980-08-19 | 1982-03-04 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP222892U patent/JPH067865U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5740120U (ja) * | 1980-08-19 | 1982-03-04 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001198507A (ja) * | 2000-01-19 | 2001-07-24 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 自動壁紙糊付機 |
JP4590623B2 (ja) * | 2000-01-19 | 2010-12-01 | 極東産機株式会社 | 自動壁紙糊付機 |
JP2002086037A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-26 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 自動壁紙糊付機 |
JP4617473B2 (ja) * | 2000-09-19 | 2011-01-26 | 極東産機株式会社 | 自動壁紙糊付機 |
JP2007203190A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-08-16 | Kyokuto Sanki Co Ltd | 自動壁紙糊付機 |
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