JP2007201330A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理液により基板を処理する基板処理装置において、処理液の処理性能を維持し、基板処理装置の稼働率を向上させるとともに、処理液の消費量や排液量を低減できる技術を提供する。
【解決手段】基板処理装置1は、処理液の循環経路の途中に、処理液を冷却する冷却機構25と、処理液中の不純物を除去するフィルタ26,27とを備える。これにより、処理液中に溶解している不純物を析出させ、析出した不純物を除去する。このため、処理液の処理性能が維持され、処理液を再利用できる。また、処理液を新液に交換する頻度が低減されるため、基板処理装置の稼働率が向上するとともに、処理液の消費量や排液量が低減される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板等の基板に対して、洗浄、エッチング等の所定の処理を行う基板処理装置に関する。
従来より、基板の製造工程においては、処理液により基板を処理する基板処理装置が知られている。図6は、従来の基板処理装置100の一般的な構成を示した図である。従来の基板処理装置100は、処理液を貯留するための処理槽110を備え、処理槽110に貯留された処理液中に基板Wを浸漬することにより、基板Wを処理する。また、基板処理装置100は、循環ポンプ121の圧力により処理液を循環させる循環部120を備えている。処理液は、循環経路途中に設けられたフィルタ122により濾過される。また、処理液は、処理槽110に設けられたヒータ111や、循環経路途中に設けられたヒータ123により加熱され、基板Wの処理に適した所定の温度に維持される。
このような従来の基板処理装置の構成は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2004−179310号公報
しかしながら、従来の基板処理装置100においては、基板Wの処理に伴って処理液の成分構成が変化し、処理液の処理性能が低下してしまう場合があった。例えば、燐酸を含む処理液を用いて基板の表面をエッチングする処理の場合、基板の表面から溶出した酸化物や窒化物が不純物として処理液中に混合し、処理液のエッチング性能を低下させる場合があった。このため、従来の基板処理装置100では、頻繁に処理液を新液に交換する必要があり、処理液の稼働率が低下するとともに、処理液の消費量や排液量が多くなっていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、基板を処理液により処理する基板処理装置において、処理液の処理性能を維持し、基板処理装置の稼働率を向上させるとともに、処理液の消費量や排液量を低減できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、基板を処理液により処理する基板処理装置であって、基板を収納するとともに、処理液を貯留する処理槽と、前記処理槽から排出された処理液を再度前記処理槽へ供給する循環経路と、前記循環経路途中において処理液を冷却する冷却手段と、前記循環経路途中の前記冷却手段よりも下流側において、処理液中に含まれる不純物を除去する不純物除去手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記循環経路途中の前記不純物除去手段よりも下流側において、処理液を加熱する加熱手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の基板処理装置であって、前記処理槽は、基板を収容するとともに、基板を処理する内槽と、前記内槽の上部外側に前記内槽からオーバーフローした処理液を受ける外槽とを備え、前記循環経路は、前記外槽から排出された処理液を再度前記内槽へ供給することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の基板処理装置であって、前記循環経路は、前記処理槽の底部から処理液を再度前記処理槽へ供給することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の基板処理装置であって、前記循環経路は、第1の循環経路と第2の循環経路とを備え、前記第1の循環経路と前記第2の循環経路のそれぞれに、前記不純物除去手段が設けられ、前記第1の循環経路と前記第2の循環経路とを切り替える循環経路切替手段を備えることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の基板処理装置であって、前記不純物除去手段は、処理液中の不純物を濾し取るフィルタを備え、前記フィルタを洗浄するフィルタ洗浄手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の基板処理装置であって、前記フィルタ洗浄手段は、不純物を溶解させるフィルタ洗浄液を前記フィルタへ供給するフィルタ洗浄液供給手段を備えることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の基板処理装置であって、前記循環経路途中の前記フィルタよりも下流側において、前記循環経路から分岐された排液経路と、前記循環経路と前記排液経路とを切り替える排液切替手段と、をさらに備えることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項6から請求項8までのいずれかに記載の基板処理装置であって、前記循環経路途中の前記フィルタよりも上流側において、処理液を供給する処理液供給手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項2に記載の基板処理装置であって、前記循環経路途中の前記不純物除去手段よりも下流側において、処理液を貯留する処理液貯留槽をさらに備え、前記加熱手段は、前記処理液貯留槽に貯留された処理液を加熱することを特徴とする。
請求項1〜10に記載の発明によれば、循環経路途中において処理液を冷却する冷却手段と、冷却手段よりも下流側において処理液中に含まれる不純物を除去する不純物除去手段とを備える。このため、処理液中に溶解している不純物を析出させ、析出した不純物を除去できる。これにより、処理液の処理性能が維持され、処理液を再利用できる。また、処理液を新液に交換する頻度が低減されるため、基板処理装置の稼働率が向上するとともに、処理液の消費量や排液量が低減される。
特に、請求項2に記載の発明によれば、循環経路途中の不純物除去手段よりも下流側において、処理液を加熱する加熱手段をさらに備える。このため、処理槽内における処理液の温度を維持しつつ、処理液中の不純物を除去できる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、循環経路は、外槽から排出された処理液を再度内槽へ供給する。このため、処理槽において処理液をオーバーフローさせて基板を処理しつつ、循環経路において処理液中の不純物を除去できる。これにより、基板処理装置の稼働率がさらに向上する。
特に、請求項4に記載の発明によれば、処理槽の底部から排出された処理液を再度処理槽へ供給する。このため、処理液を急速に回収し、処理液中の不純物を除去できる。これにより、基板処理装置の稼働率がさらに向上する。
特に、請求項5に記載の発明によれば、循環手段は、第1の循環経路と第2の循環経路とを備え、第1の循環経路と第2の循環経路のそれぞれに、不純物除去手段が設けられており、第1の循環経路と第2の循環経路とを切り替える切り替え手段を備える。このため、一方の不純物除去手段に不純物が蓄積すると、循環経路を切り替えて他方の不純物除去手段を使用できる。これにより、基板処理装置1の稼働率がさらに向上する。
特に、請求項6に記載の発明によれば、フィルタを洗浄するフィルタ洗浄手段をさらに備える。このため、フィルタを交換することなくフィルタの目詰まりを解消できる。
特に、請求項7に記載の発明によれば、フィルタ洗浄手段は、不純物を溶解させるフィルタ洗浄液をフィルタへ供給するフィルタ洗浄液供給手段を備える。このため、フィルタに蓄積された不純物を溶解させ、フィルタの目詰まりを効果的に解消できる。
特に、請求項8に記載の発明によれば、循環経路途中のフィルタよりも下流側において、循環経路から分岐された排液経路と、循環経路と排液経路とを切り替える排液切替手段と、をさらに備える。このため、フィルタを洗浄するときには、液体の経路を排液経路に切り替えることができ、フィルタ洗浄液が処理槽へ供給されることを防止できる。
特に、請求項9に記載の発明によれば、循環経路途中のフィルタよりも上流側において、処理液を供給する処理液供給手段をさらに備える。このため、フィルタ洗浄液がフィルタに付着して残存することを防止できる。
特に、請求項10に記載の発明によれば、循環経路途中の不純物除去手段よりも下流側において、処理液を貯留する処理液貯留槽をさらに備え、加熱手段は、処理液貯留槽に貯留された処理液を加熱する。このため、処理液を十分に加熱できる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.基板処理装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置1の構成を示した図である。この基板処理装置1は、処理槽10に貯留された処理液に複数枚の基板(以下、単に基板という。)Wを浸漬することにより、基板Wを処理するための装置である。基板処理装置1は、主として、処理槽10と、配管部20と、制御部40とを備えている。本実施形態では、処理液として燐酸(H3PO4)溶液を使用し、基板Wの表面にエッチング処理を行う場合について説明する。
処理槽10は、処理液を貯留するための容器である。処理槽10は、基板Wを浸漬処理するための内槽11と、内槽11の外側面の上端に設けられた外槽12とを備えている。内槽11へ供給された処理液は、内槽11の内部に貯留され、やがて内槽11上部の開口から外槽12へオーバーフローする。内槽11の側部には、ヒータ13が設けられている。ヒータ13を動作させると、内槽11の内部に貯留された処理液が加熱されて所定の温度(例えば、160℃)に維持される。
処理槽10の上部には、基板Wを保持する図示しないリフタが設けられている。基板Wは、リフタに保持されて上下に搬送されることにより、処理槽10上方の引き上げ位置と内槽11の内部の浸漬位置(図1の位置)との間で移動する。内槽11に処理液が貯留され、基板Wが下降されると、基板Wは処理液中に浸漬されて、基板Wの表面がエッチング処理される。
配管部20は、複数の配管21a〜21tにより構成されている。配管21aは、上流側の端部が外槽12に接続されるとともに、下流側の端部が内槽11に接続されている。配管21aの経路途中には、上流側から順に、バルブV1、循環ポンプ22、フィルタ23、およびヒータ24が設けられている。このため、バルブV1を開放するとともに循環ポンプ22を動作させると、内槽11から外槽12へオーバーフローした処理液が配管21a中を流れ、内槽11へ循環される。また、配管21a内を流れる途中において、処理液中の不純物がフィルタ23により除去される。また、ヒータ24を動作させると、循環される処理液が加熱され、処理液は所定の温度に維持される。
配管21bは、上流側の端部が内槽11の底部に接続され、その経路途中にはバルブV2が接続されている。このため、バルブV2を開放すると、内槽11に貯留された処理液が配管21bへ急速に流れ出す。また、配管21cは、上流側の端部が外槽12に接続され、その経路途中にはバルブV3が介挿されている。このため、バルブV3を開放すると、外槽12へオーバーフローした処理液が配管21cへ流れ出す。
配管21bの下流側の端部と、配管21cの下流側の端部とは、合流して1本の配管21dとなる。配管21dの経路途中には、処理液を冷却させるための冷却機構25が設けられている。このため、冷却機構25を動作させると、配管21d内を流れる処理液が冷却される。
配管21dの下流側の端部は、2本の配管21e,21fに分岐している。配管21eの経路途中には、上流側から順に、バルブV4と、フィルタ26と、バルブV5と、が設けられている。このため、バルブV4およびV5を開放すると、配管21e内を通って処理液が流れ、処理液中に含まれる不純物がフィルタ26によって濾し取られる。同様に、配管21fの経路途中には、上流側から順に、バルブV6と、フィルタ27と、バルブV7と、が設けられている。このため、バルブV6およびV7を開放すると、配管21f内を通って処理液が流れ、処理液中に含まれる不純物がフィルタ27によって濾し取られる。
配管21e,21fの下流側の端部は、1つの予備温調タンク28に接続されている。配管21e,21f内を流れた処理液は、予備温調タンク28へ流入し、予備温調タンク28内に一時的に貯留される。予備温調タンク28の底側には、ヒータ28aが付設されている。このため、ヒータ28aを動作させると、予備温調タンク28内に貯留された処理液は所定の温度まで加熱される。
配管21gは、上流側の端部が予備温調タンク28に接続されているとともに、下流側の一端が配管21aの循環ポンプ22の上流側に接続されている。また、配管21gの経路途中には、バルブV8が介挿されている。このため、バルブV8を開放すると、予備温調タンク28に貯留された処理液が、配管21gを通って配管21aへ流入し、循環ポンプ22、フィルタ23、およびヒータ24を経由して内槽11へ供給される。
フィルタ洗浄液供給源29は、フィルタ26,27を洗浄するフィルタ洗浄液を供給するための液源である。フィルタ洗浄液は、フィルタ26,27に濾し取られた不純物を溶解させることにより、フィルタ26,27を洗浄する。フィルタ洗浄液としては、例えば、SiO2やSiN3等のエッチング残渣を低温において溶解させる希釈フッ酸が使用される。
フィルタ洗浄液供給源29には、配管21hが接続されており、配管21hの下流側の端部は、配管21iと配管21jとに分岐している。配管21iの経路途中にはバルブV9が介挿されており、配管21iの下流側の端部は、配管21eのフィルタ26の上流側に接続されている。このため、バルブV9を開放すると、フィルタ洗浄液供給源29から配管21h,21i,21eを通ってフィルタ26へ、フィルタ洗浄液が供給される。同様に、配管21jの経路途中にはバルブV10が介挿されており、配管21jの下流側の端部は、配管21fのフィルタ27の上流側に接続されている。このため、バルブV10を開放すると、フィルタ洗浄液供給源29から配管21h,21j,21fを通ってフィルタ27へ、フィルタ洗浄液が供給される。
配管21eのフィルタ26とバルブV5との間には、配管21kが接続されており、配管21kの経路途中にはバルブV11が介挿されている。また、配管21fのフィルタ27とバルブV7との間には、配管21lが接続されており、配管21lの経路途中にはバルブV12が介挿されている。配管21kの下流側の端部と、配管21lの下流側の端部とは、合流して1本の配管21mとなり、配管21mの下流側の端部は、排液冷却タンク30へ接続されている。このため、バルブV5を閉鎖するとともにバルブV11を開放すると、フィルタ26を通過した処理液またはフィルタ洗浄液が、配管21e,21k,21mを通って排液冷却タンク30へ排出される。また、バルブV7を閉鎖するとともにバルブV12を開放すると、フィルタ27を通過した処理液またはフィルタ洗浄液が、配管21f,21l,21mを通って排液冷却タンク30へ排出される。
処理液供給源31は、新しい(すなわち未使用の)処理液を供給するための液源である。処理液供給源31には、配管21nが接続されている。配管21nの下流側の端部は、配管21oと配管21pとに分岐している。配管21oの経路途中にはバルブV13が介挿されており、配管21oの下流側の端部は、配管21eのフィルタ26の上流側に接続されている。このため、バルブV13を開放すると、処理液供給源31から配管21n,21o,21eを通ってフィルタ26へ、処理液が供給される。同様に、配管21pの経路途中にはバルブV14が介挿されており、配管21pの下流側の端部は、配管21fのフィルタ27の上流側に接続されている。このため、バルブV14を開放すると、処理液供給源31から配管21n,21p,21fを通ってフィルタ27へ、処理液が供給される。
また、処理液供給源31には、配管21qも接続されている。配管21qの経路途中にはバルブV15が介挿されており、配管21qの下流側の端部は、予備温調タンク28に接続されている。このため、バルブV15を開放すると、処理液供給源31から予備温調タンク28へ、新しい処理液が供給される。
配管21rは、上流側の端部が内槽11の底部に接続されているとともに下流側の端部が排液冷却タンク30に接続されている。また、配管21rの経路途中には、バルブV16が介挿されている。このため、バルブV16を開放すると、内槽11に貯留された処理液が、配管21rを通って排液冷却タンク30へ急速に排出される。
配管21sは、上流側の端部が予備温調タンク28に接続されているとともに下流側の端部が排液冷却タンク30に接続されている。また、配管21sの経路途中には、バルブV17が介挿されている。このため、バルブV17を開放すると、予備温調タンク28に貯留された処理液が、配管21sを通って排液冷却タンク30へ排出される。
排液冷却タンク30の底側には、冷却機構30aが付設されている。冷却機構30aを動作させると、排液冷却タンク30内に貯留された処理液またはフィルタ洗浄液は、廃棄可能な温度まで冷却される。また、排液冷却タンク30には、配管21tが接続されている。配管21tの経路途中にはバルブV18が介挿されており、配管21tの下流側の端部は、排液ラインに接続されている。このため、バルブV18を開放すると、排液冷却タンク30内において冷却された処理液またはフィルタ洗浄液が、排液ラインへ排出される。
制御部40は、基板処理装置1の各部の動作を制御するための情報処理部である。制御部40は、CPUやメモリを備えたコンピュータにより構成される。図2は、制御部40と装置各部との間の電気的接続関係を示したブロック図である。図2に示したように、制御部40は、ヒータ13、リフタ、バルブV1〜V18、循環ポンプ22、ヒータ24、冷却機構25、ヒータ28a、冷却機構30aと電気的に接続されており、これらの動作を制御する。
<2.基板処理装置の動作(不純物を連続的に除去する場合)>
続いて、上記構成を有する基板処理装置1の動作について説明する。まず、処理槽10において基板Wを処理しつつ、処理液中の不純物を連続的に除去する場合について、図3のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下に説明する基板処理装置1の動作は、制御部40が、ヒータ13、リフタ、バルブV1〜V18、循環ポンプ22、ヒータ24、冷却機構25、ヒータ28a、冷却機構30a等の動作を制御することにより進行する。
まず、基板処理装置1において、バルブV8およびバルブV15を開放するとともに循環ポンプ22を動作させる(ステップS11)。これにより、処理液供給源31から配管21q、予備温調タンク28、配管21g、配管21aを通って内槽11へ処理液を供給し、内槽11に処理液を貯留する。処理液は、内槽11の上部まで貯留されると、内槽11の上部から外槽12へオーバーフローする。
内槽11へ処理液を貯留する際には、予備温調タンク28のヒータ28a、配管21a上のヒータ24、および内槽11のヒータ13を動作させる。これにより、内槽11へ貯留される処理液は加熱され、エッチング処理に適した所定の温度(例えば160℃)に維持される。
次に、バルブV1,V2,V6,V7,V9〜V18を閉鎖するとともにバルブV3〜V5,V8を開放する。これにより、処理液の流路をフィルタ26経由の循環経路(以下、「第1の循環経路」という。)に設定する(ステップS12)。第1の循環経路においては、内槽11から外槽12へオーバーフローした処理液が配管21c,配管21d,配管21e,予備温調タンク28,配管21g,配管21aを経由して内槽11へ循環される。
続いて、基板Wを保持したリフタを降下させることにより、内槽11に貯留された処理液中に基板Wを浸漬する(ステップS13)。これにより、基板Wの表面に形成された酸化膜や窒化膜がエッチングされる。エッチングにより基板Wの表面から溶出した酸化物や窒化物の成分(SiO2やSiN3など)は、不純物として処理液中に混合する。
不純物を含んだ処理液は、内槽11の上部から外槽12へオーバーフローし、外槽12から第1の循環経路へ流れ出す。そして、配管21d上の冷却機構25において、処理液は冷却される。処理液に対する不純物の飽和溶解濃度は、処理液の温度低下とともに低下するため、処理液が冷却されると、処理液中に溶解されていた不純物は固体となって析出する。その後、配管21e上のフィルタ26において、処理液中の不純物は濾し取られ、処理液のみが予備温調タンク28へ回収される。
予備温調タンク28は、回収した処理液をヒータ28aにより再び所定の温度まで加熱する。そして、予備温調タンク28において加熱された処理液は、配管21g,21aを通って内槽11へ供給され、基板Wの処理のために再利用される。なお、処理液は、配管21a上のヒータ24や内槽11のヒータ13によっても加熱される。これにより、配管21g,21aの経路途中における処理液の温度低下が防止され、処理液は所定の温度に維持される。
基板Wを浸漬した後、所定時間が経過すると、次に、バルブV4を閉鎖するとともにバルブV6,V7を開放する。これにより、処理液の流路をフィルタ27経由の循環経路(以下、「第2の循環経路」という。)に切り替える(ステップS14)。第2の循環経路においては、外槽12へオーバーフローした処理液が配管21c,配管21d,配管21f,予備温調タンク28,配管21g,配管21aを経由して内槽11へ循環される。
第2の循環経路では、上記の第1の循環経路の場合と同様に、まず、配管21d上の冷却機構25において、処理液が冷却される。冷却された処理液中には、不純物が固体となって析出し、析出した不純物が配管21f上のフィルタ27において濾し取られる。予備温調タンク28に回収された処理液は、ヒータ28aにより加熱され、配管21g,21aを通って内槽11へ供給される。このように、第2の循環経路においても、第1の循環経路と同等の冷却、濾過、加熱が実行されつつ、処理液が循環される。
第2の循環経路を使用している間に、第1の循環経路においては、フィルタ26の洗浄処理を実行する(ステップS15)。図4は、フィルタ26の洗浄処理の流れを詳細に示したフローチャートである。フィルタ26を洗浄するときには、まず、バルブV5を閉鎖するとともにバルブV11を開放し、液体の流路を排液冷却タンク30へ向かう経路(排液経路)に設定する(ステップS21)。そして、バルブV9を開放し、フィルタ洗浄液供給源29から配管21h,21i,21eを通ってフィルタ26へ、フィルタ洗浄液を供給する(ステップS22)。フィルタ26に蓄積されている不純物は、フィルタ洗浄液により再び溶解し、フィルタ26を通過可能となる。そして、不純物の成分を含んだフィルタ洗浄液は、フィルタ26を通過した後、配管21e,21k,21mを通って排液冷却タンク30へ排出される。
その後、バルブV9を閉鎖するとともにバルブV13を開放する。これにより、処理液供給源31から配管21n,21oを通って配管21eへ、新しい処理液を供給する(ステップS23)。配管21eへ供給された処理液は、配管21eおよびフィルタ26に付着したフィルタ洗浄液を洗い流し、配管21k,21mを通って排液冷却タンク30へ排出される。排液冷却タンク30内においては、処理液やフィルタ洗浄液が冷却機構30aにより冷却される(ステップS24)。そして、処理液とフィルタ洗浄液とが排液可能な温度まで冷却された後、バルブV18を開放して、処理液とフィルタ洗浄液とを排液ラインへ排出する(ステップS25)。
図3に戻る。第2の循環経路に切り替えられた後、所定時間が経過すると、次に、バルブV6を閉鎖するとともにバルブV4,V5を開放する。これにより、処理液の流路を、再び第1の循環経路に切り替える(ステップS16)。第1の循環経路においては、上記のステップS13のときと同様に、まず、配管21d上の冷却機構25により処理液が冷却される。冷却された処理液中には、不純物が個体となって析出し、析出した不純物が配管21e上のフィルタ26において濾し取られる。予備温調タンク28に回収された処理液は、ヒータ28aにより加熱され、配管21g,21aを通って内槽11へ供給される。
また、第1の循環経路を使用している間に、第2の循環経路においては、フィルタ27の洗浄処理を実行する(ステップS17)。フィルタ27の洗浄処理の流れは、図4に示したフィルタ26の洗浄処理の流れと同等である。すなわち、まず、バルブV7を閉鎖するとともにバルブV12を開放し、液体の流路を排液冷却タンク30へ向かう経路(排液経路)に設定する(ステップS21)。そして、バルブV10を開放し、フィルタ洗浄液供給源29から配管21h,21j,21fを通ってフィルタ27へ、フィルタ洗浄液を供給する(ステップS22)。フィルタ27に蓄積されている不純物は、フィルタ洗浄液により再び溶解し、フィルタ27を通過可能となる。そして、不純物の成分を含んだフィルタ洗浄液は、フィルタ27を通過した後、配管21f,21l,21mを通って排液冷却タンク30へ排出される。
その後、バルブV10を閉鎖するとともにバルブV14を開放する。これにより、処理液供給源31から配管21n,21pを通って配管21fへ、新しい処理液を供給する(ステップS23)。配管21fへ供給された処理液は、配管21fおよびフィルタ27に付着したフィルタ洗浄液を洗い流し、配管21l,21mを通って排液冷却タンク30へ排出される。排液冷却タンク30内においては、処理液やフィルタ洗浄液が冷却機構30aにより冷却される(ステップS24)。そして、処理液とフィルタ洗浄液とが排液可能な温度まで冷却された後、バルブV18を開放して、処理液とフィルタ洗浄液とを排液ラインへ排出する(ステップS25)。
図3に戻る。基板Wに対する所定時間の処理が完了すると、循環ポンプ22を停止する(ステップS18)。これにより、第1の循環経路を使用した処理液の循環が停止される。そして、リフタを上昇させて、基板Wを内槽11から引き上げる(ステップS19)。以上をもって、基板処理装置1における基板Wの処理を終了する。
このように、この基板処理装置1は、処理液を冷却して不純物を析出させるとともに、析出した不純物をフィルタ26,27によって除去する。これにより、処理液の処理性能が維持され、処理液を再利用できる。また、処理液を新液に交換する頻度が低減されるため、基板処理装置1の稼働率が向上するとともに、処理液の消費量や排液量が低減される。
特に、この基板処理装置1は、処理液を循環しつつ基板Wを処理し、その循環経路の途中において、処理液の冷却、濾過、加熱を実行する。このため、処理槽10における基板Wの処理を停止させることなく、処理液中の不純物を除去できる。したがって、基板処理装置1の稼働率がさらに向上する。
また、この基板処理装置1は、処理液の循環経路のフィルタ26,27よりも下流側において、処理液を加熱する予備温調タンク28を備える。このため、処理槽10内における処理液の温度を維持しつつ、処理液中の不純物を除去できる。
また、この基板処理装置1は、処理液の冷却、濾過、加熱を同等に実行できる第1の循環経路と第2の循環経路とを並列に有している。そして、バルブV4〜V7の開閉を制御することにより、第1の循環経路と第2の循環経路とが切り替え可能となっている。このため、一方のフィルタに不純物が蓄積すると、循環経路を切り替えて他方のフィルタを使用できる。これにより、基板処理装置1の稼働率がさらに向上する。
また、この基板処理装置1は、一方の循環経路を使用している間に、他方の循環経路のフィルタを洗浄できる。このため、フィルタ26,27の目詰まりを解消しつつ、循環経路を連続的に切り替えて使用できる。したがって、基板処理装置1の稼働率がさらに向上する。なお、循環経路の切り替え回数は、上記の例に限定されるものではなく、基板Wの処理時間に応じて適宜に設定すればよい。
また、この基板処理装置1は、第1の循環経路および第2の循環経路のそれぞれの経路途中から分岐された排液経路を有する。そして、バルブV5,V7,V11,V12の開閉を制御することにより、循環経路の主経路と排液経路とが切り替え可能となっている。このため、フィルタ26,27を洗浄するときには、液体の流路を排液経路に切り替えることができ、フィルタ洗浄液が処理槽10へ供給されることを防止できる。
また、この基板処理装置1は、フィルタ26,27にフィルタ洗浄液を供給した後、配管21e,21fやフィルタ26,27に処理液を供給する。このため、フィルタ洗浄液が配管21e,21fやフィルタ26,27に付着して残存することを防止できる。
<3.基板処理装置の動作(一度に不純物を除去する場合)>
続いて、上記の基板処理装置1において、基板Wを処理した後、一度に処理液中の不純物を除去する場合について、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下に説明する基板処理装置1の動作も、制御部40が、ヒータ13、リフタ、バルブV1〜V18、循環ポンプ22、ヒータ24、冷却機構25、ヒータ28a、冷却機構30a等の動作を制御することにより進行する。
まず、基板処理装置1において、バルブV8およびバルブV15を開放するとともに循環ポンプ22を動作させる。これにより、処理液供給源31から配管21q、予備温調タンク28、配管21g、配管21aを通って内槽11へ処理液を供給し、内槽11に処理液を貯留する(ステップS31)。処理液は、内槽11の上部まで貯留されると、内槽11の上部から外槽12へオーバーフローする。
内槽11へ処理液を貯留する際には、予備温調タンク28のヒータ28a、配管21a上のヒータ24、および内槽11のヒータ13を動作させる。これにより、内槽11へ貯留される処理液は加熱され、エッチング処理に適した所定の温度(例えば160℃)に維持される。
次に、バルブV2〜V18を閉鎖するとともにバルブV1を開放する。これにより、処理液の流路を、配管21aのみにより構成される循環経路(以下、「非冷却循環経路」という。)に設定する(ステップS32)。非冷却循環経路においては、内槽11から外槽12へオーバーフローした処理液がフィルタ23やヒータ24を経由して内槽11へ循環される。
続いて、基板Wを保持したリフタを降下させることにより、内槽11に貯留された処理液中に基板Wを浸漬する(ステップS33)。これにより、基板Wの表面に形成された酸化膜や窒化膜がエッチングされる。エッチングにより基板Wの表面から溶出した酸化膜や窒化膜の成分(SiO2やSiN3など)は、不純物として処理液中に混合する。そして、基板Wに対する所定時間の処理が完了すると、リフタを上昇させて、基板Wを内槽11から引き上げる(ステップS34)。
基板Wを引き上げた後、基板処理装置1は、バルブV1を閉鎖するとともにバルブV2,V3,V4,V5を開放する。これにより、内槽11および外槽12に貯留された処理液を、配管21b,21c,21d,21eを経由して予備温調タンク28内に回収する(ステップS35)。このとき、配管21d上の冷却機構において、処理液は冷却される。このため、処理液中に溶解されていた不純物は固体となって析出する。その後、配管21e上のフィルタ26において、処理液中の不純物は濾し取られ、処理液のみが予備温調タンク28へ回収される。
予備温調タンク28は、回収した処理液をヒータ28aにより再び所定の温度まで加熱する(ステップS36)。処理液が所定の温度まで加熱されると、基板処理装置1は、バルブV8を開放し、循環ポンプ22を動作させる。これにより、予備温調タンク28内の処理液を、配管21g,21aを通って内槽11へ供給する(ステップS37)。
その後、基板処理装置1は、フィルタ26の洗浄処理を実行する(ステップS38)。フィルタ26の洗浄処理の流れは、図4に示したフィルタ26の洗浄処理の流れと同等である。すなわち、まず、バルブV5を閉鎖するとともにバルブV11を開放し、液体の流路を排液冷却タンク30へ向かう経路(排液経路)に設定する(ステップS21)。そして、バルブV9を開放し、フィルタ洗浄液供給源29から配管21h,21i,21eを通ってフィルタ26へ、フィルタ洗浄液を供給する(ステップS22)。フィルタ26に蓄積されている不純物は、フィルタ洗浄液により再び溶解し、フィルタ26を通過可能となる。そして、不純物の成分を含んだフィルタ洗浄液は、フィルタ26を通過した後、配管21e,21k,21mを通って排液冷却タンク30へ排出される。
その後、バルブV9を閉鎖するとともにバルブV13を開放する。これにより、処理液供給源31から配管21n,21oを通って配管21eへ、新しい処理液を供給する(ステップS23)。配管21eへ供給された処理液は、配管21eおよびフィルタ26に付着したフィルタ洗浄液を洗い流し、配管21k,21mを通って排液冷却タンク30へ排出される。排液冷却タンク30内においては、処理液やフィルタ洗浄液が冷却機構30aにより冷却される(ステップS24)。そして、処理液とフィルタ洗浄液とが排液可能な温度まで冷却された後、バルブV18を開放して、処理液とフィルタ洗浄液とを排液ラインへ排出する(ステップS25)。以上をもって、基板処理装置1における基板Wの処理を終了する。
このように、この基板処理装置1は、処理液を冷却して不純物を析出させるとともに、析出した不純物をフィルタ26によって除去する。これにより、処理液の処理性能が維持され、処理液を再利用できる。また、処理液を新液に交換する頻度が低減されるため、基板処理装置1の稼働率が向上するとともに、処理液の消費量や排液量が低減される。なお、上記の例では、フィルタ26経由の循環経路(第1の循環経路)を使用したが、フィルタ27経由の循環経路(第2の循環経路)を使用してもよく、また、第1の循環経路と第2の循環経路とを同時に使用してもよい。
特に、この基板処理装置1は、外槽12および内槽11の底部から処理液を回収する。このため、処理液を急速に回収し、処理液中の不純物を除去できる。これにより、基板処理装置1の稼働率がさらに向上する。
また、この基板処理装置1は、処理液の循環経路のフィルタ26,27よりも下流側において、処理液を加熱する予備温調タンク28を備える。このため、処理槽10内における処理液の温度を維持しつつ、処理液中の不純物を除去できる。
また、この基板処理装置1は、第1の循環経路および第2の循環経路のそれぞれの経路途中から分岐された排液経路を有する。そして、バルブV5,V7,V11,V12の開閉を制御することにより、循環経路の主経路と排液経路とが切り替え可能となっている。このため、フィルタ26,27を洗浄するときには、液体の流路を排液経路に切り替えることができ、フィルタ洗浄液が処理槽10へ供給されることを防止できる。
また、この基板処理装置1は、フィルタ26,27にフィルタ洗浄液を供給した後、配管21e,21fやフィルタ26,27に処理液を供給する。このため、フィルタ洗浄液が配管21e,21fやフィルタ26,27に付着して残存することを防止できる。
<4.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の例に限定されるものではない。例えば、上記の例では、処理液を再利用する場合のみについて説明したが、循環の途中で処理液の一部を排液し、新しい処理液を補充してもよい。具体的には、予備温調タンク28に処理液を回収した後、バルブV17を開放する。これにより、予備温調タンク28から配管21sを通って排液冷却タンク30aへ所定量の処理液を排液する。そして、バルブV15を開放し、処理液供給源31から配管21qを通って予備温調タンク28へ、処理液を補充する。これにより、不純物以外の要因による処理液の劣化を防止し、処理液の処理性能を維持できる。
また、所定回数の処理につき1回、処理槽10内の処理液を全量交換してもよい。具体的には、所定回数の基板Wの処理が終了した後、バルブV16を開放する。これにより、処理槽10から配管21rを通って排液冷却タンク30へ、処理液を回収する。排液冷却タンク30内においては、処理液が冷却機構30aにより冷却される。そして、処理液が排液可能な温度まで冷却された後、バルブV18を開放して、処理液を排液ラインへ排出する。その後、バルブV8およびバルブV15を開放するとともに循環ポンプ22を動作させ、処理槽10へ新しい処理液を供給する。これにより、不純物以外の要因による処理液の劣化を防止し、処理液の処理性能を維持できる。
また、上記の例では、不純物を除去するために、フィルタ26,27を使用したが、フィルタ26,27以外の不純物除去手段を使用してもよい。例えば、遠心分離によって処理液中の不純物を分離して除去する装置を使用してもよい。
また、上記の例では、燐酸を含む処理液を使用し、基板Wに対してエッチング処理を行う場合について説明したが、本発明の基板処理装置は、このような処理を行う装置に限定されるものではない。例えば、過酸化水素水やアンモニア水を含む処理液を使用し、基板Wに対して洗浄処理を行うものであってもよい。また、IPA(イソプロピルアルコール)、HFE(ハイドロフルオロエーテル)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)等の有機溶媒を主とした液体を使用してもよい。
本発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を示した図である。 制御部と装置各部との間の電気的接続関係を示したブロック図である。 基板を処理しつつ、処理液中の不純物を連続的に除去する場合の基板処理装置の動作の流れを示したフローチャートである。 フィルタの洗浄処理の流れを詳細に示したフローチャートである。 基板を処理した後、処理液中の不純物を一度に除去する場合の基板処理装置の動作の流れを示したフローチャートである。 従来の基板処理装置の一般的な構成を示した図である。
符号の説明
1 基板処理装置
10 処理槽
11 内槽
12 外槽
13 ヒータ
21a〜21t 配管
22 循環ポンプ
23 フィルタ
24 ヒータ
25 冷却機構
26,27 フィルタ
28 予備温調タンク
28a ヒータ
29 フィルタ洗浄液供給源
30 排液冷却タンク
30a 冷却機構
31 処理液供給源
40 制御部
V1〜V18 バルブ
W 基板

Claims (10)

  1. 基板を処理液により処理する基板処理装置であって、
    基板を収納するとともに、処理液を貯留する処理槽と、
    前記処理槽から排出された処理液を再度前記処理槽へ供給する循環経路と、
    前記循環経路途中において処理液を冷却する冷却手段と、
    前記循環経路途中の前記冷却手段よりも下流側において、処理液中に含まれる不純物を除去する不純物除去手段と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路途中の前記不純物除去手段よりも下流側において、処理液を加熱する加熱手段をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記処理槽は、基板を収容するとともに、基板を処理する内槽と、前記内槽の上部外側に前記内槽からオーバーフローした処理液を受ける外槽とを備え、
    前記循環経路は、前記外槽から排出された処理液を再度前記内槽へ供給することを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路は、前記処理槽の底部から処理液を再度前記処理槽へ供給することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路は、第1の循環経路と第2の循環経路とを備え、
    前記第1の循環経路と前記第2の循環経路のそれぞれに、前記不純物除去手段が設けられ、
    前記第1の循環経路と前記第2の循環経路とを切り替える循環経路切替手段を備えることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記不純物除去手段は、処理液中の不純物を濾し取るフィルタを備え、
    前記フィルタを洗浄するフィルタ洗浄手段をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項6に記載の基板処理装置であって、
    前記フィルタ洗浄手段は、不純物を溶解させるフィルタ洗浄液を前記フィルタへ供給するフィルタ洗浄液供給手段を備えることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項7に記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路途中の前記フィルタよりも下流側において、前記循環経路から分岐された排液経路と、
    前記循環経路と前記排液経路とを切り替える排液切替手段と、
    をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項6から請求項8までのいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路途中の前記フィルタよりも上流側において、処理液を供給する処理液供給手段をさらに備えることを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項2に記載の基板処理装置であって、
    前記循環経路途中の前記不純物除去手段よりも下流側において、処理液を貯留する処理液貯留槽をさらに備え、
    前記加熱手段は、前記処理液貯留槽に貯留された処理液を加熱することを特徴とする基板処理装置。
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