JP2007200727A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDチップの温度上昇を抑制できて光出力の高出力化を図れ且つ各発光装置と回路基板との間の接続信頼性を高めることができる照明器具を提供する。
【解決手段】LEDチップ10が実装された実装基板20を有する複数の発光装置1が金属製の器具本体100の内底面100aに固着され、各発光装置1の接続関係を規定する導体パターンが形成された回路基板200が、開口窓203の周部が実装基板20の周部に重なる形で上記内底面100aから離間して配置される。実装基板20と回路基板200との間に配置されリードパターン23と上記導体パターンとの間の電路となる配線パターン151を有するフレキシブルプリント配線板150により、器具本体100と回路基板200との線膨張率差に起因してリードパターン23と上記導体パターンとの間の接合部に働く応力を緩和する応力緩和手段を構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDチップを用いた発光装置を光源として用いた照明器具に関するものである。
従来から、図14に示すように、LEDチップ10’と、LEDチップ10’が実装された実装基板20’と、実装基板20’におけるLEDチップ10’の実装面側でLEDチップ10’を囲んだ枠体40’と、枠体40’の内側でLEDチップ10’および当該LEDチップ10’に電気的に接続されたボンディングワイヤ14’,14’を封止した封止樹脂材料(エポキシ系樹脂またはシリコーン系樹脂)からなる封止部50’とを備えた発光装置1’が提案されている(特許文献1参照)。なお、上記特許文献1には、LEDチップ10’として青色光を放射するものを用い、封止部50’にYAG蛍光体を含有させておくことにより、白色発光が可能となることが記載されている。
上述の発光装置1’は、実装基板20’を、熱伝導性材料(例えば、Cu,Alなど)からなりLEDチップ10’が実装される伝熱板21’と、伝熱板21’の一面側に積層されるガラスエポキシ基板からなり伝熱板21’側とは反対の表面側にLEDチップ10’への給電用の一対のリードパターン23’,23’が設けられるとともにLEDチップ10’を露出させる窓孔24’が形成されたガラスエポキシ基板からなる配線基板22’とで構成してある。したがって、上述の発光装置1’では、LEDチップ10’で発生した熱を配線基板22’を介さずに伝熱板21’を通して放熱できるので、放熱性が高いという利点を有している。
ところで、上述の発光装置1’を照明器具の光源として用いる場合、各LEDチップ10’のジャンクション温度が最大ジャンクション温度を超えないように各LEDチップ10’への入力電力を制限する必要があるので、図15に示すように、複数の発光装置1’の接続関係を規定する導体パターンを有する回路基板200’として、上記導体パターンが形成されるとともに伝熱板21’を通す開口窓204’が形成されたガラスエポキシ基板を用い、各リードパターン23’,23’と回路基板200’の上記導体パターンとを半田からなる接合部220’,220’を介して接合し、伝熱板21’を金属製の器具本体100’に接触させることで放熱性を高めることが考えられる。
しかしながら、上述の照明器具では、伝熱板21’がCuやAlなどの金属により形成されている場合には、耐雷サージ性を確保するために、実装基板20’と金属製の器具本体100’との間にサーコン(登録商標)のような絶縁性を有するゴムシート状の放熱シートを挟む必要があり、伝熱板21’および器具本体100’と放熱シートとの間に空隙が発生して熱抵抗が増大したり発光装置1’ごとにLEDチップ10’から器具本体100’までの熱抵抗がばらついてしまうので、光出力の高出力化が難しかった。また、上記特許文献1には、伝熱板21’の材料として、金属材料以外に非金属材料を採用することも記載されているが、伝熱板21’と器具本体100’との互いの対向面の平面度に起因して両者の間に空隙が発生してしまい、熱抵抗が増大してしまうという不具合があった。
そこで、発光装置1’の実装基板20’と器具本体100’とを熱伝導性に優れたグリーンシートを用いて固着することでLEDチップ10’から器具本体100’までの熱抵抗を低減するとともに発光装置1’ごとのLEDチップ10’から器具本体100’までの熱抵抗のばらつきを低減することが考えられる。
特開2006−5290号公報
しかしながら、上述のように発光装置1’を器具本体100’に固着した場合には、器具本体100’と回路基板200’との線膨膨張率に起因した応力によって、発光装置1’のリードパターン23’,23’と回路基板200’の導体パターンとを接続している接合部220’,220’にクラックが入って接続信頼性が低下してしまう懸念があった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、LEDチップの温度上昇を抑制できて光出力の高出力化を図れ且つ各発光装置と回路基板との間の接続信頼性を高めることができる照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、金属製の器具本体と、LEDチップおよびLEDチップへの給電用の一対のリードパターンが設けられLEDチップが実装された実装基板を有する複数の発光装置であって器具本体に固着された複数の発光装置と、各発光装置の接続関係を規定する導体パターンが形成された回路基板であって各発光装置それぞれに対応する部位に各発光装置の一部を通す開口窓が形成され開口窓の周部が実装基板におけるLEDチップの実装面側における周部に重なる形で器具本体から離間して配置される回路基板とを備え、器具本体と回路基板との線膨張率差に起因してリードパターンと導体パターンとの間の接合部に働く応力を緩和する応力緩和手段が設けられてなることを特徴とする。
この発明によれば、発光装置が金属製の器具本体に固着されているので、各LEDチップから器具本体までの熱抵抗を低減するとともに発光装置ごとのLEDチップから器具本体までの熱抵抗のばらつきを低減することができて放熱性が向上し、各LEDチップのジャンクション温度の温度上昇を抑制できるから、各LEDチップへの入力電力を大きくできて光出力の高出力化を図れ、しかも、器具本体と回路基板との線膨張率差に起因してリードパターンと導体パターンとの間の接合部に働く応力を緩和する応力緩和手段が設けられているので、各発光装置と回路基板との間の接続信頼性を高めることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記応力緩和手段は、前記実装基板と前記回路基板との間に配置され前記リードパターンと前記導体パターンとの間の電路となる配線パターンが形成されたフレキシブルプリント配線板からなることを特徴とする。
この発明によれば、器具本体と回路基板との線膨張率差に起因してリードパターンと導体パターンとの間の接合部に働く応力をフレキシブルプリント配線板により吸収することができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記実装基板は、熱伝導性材料からなり前記LEDチップが熱応力緩和用のサブマウント部材を介して実装される伝熱板と、伝熱板の一面側に積層される配線基板であって伝熱板側とは反対の表面側に前記リードパターンが設けられるとともにサブマウント部材に対応する部位に厚み方向に貫通する窓孔が形成された配線基板とからなり、前記応力緩和手段は、配線基板に形成されたスリットからなることを特徴とする。
この発明によれば、前記応力緩和手段として別途に部材を用意する必要がないので、部品点数を削減でき、低コスト化を図れるとともに製造が容易になる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記応力緩和手段は、前記回路基板に形成されたスリットからなることを特徴とする。
この発明によれば、前記応力緩和手段として別途に部材を用意する必要がないので、部品点数を削減でき、低コスト化を図れるとともに製造が容易になる。
請求項1の発明では、LEDチップの温度上昇を抑制できて光出力の高出力化を図れるとともに、各発光装置と回路基板との間の接続信頼性を高めることができるという効果がある。
以下、本実施形態の照明器具について図1〜図12を参照しながら説明する。
本実施形態の照明器具は、一面が開口した有底円筒状に形成された金属(例えば、Al,Cuなどの熱伝導率の高い金属)製の器具本体100と、LEDチップ10およびLEDチップ10への給電用の一対のリードパターン23,23が設けられLEDチップ10が実装された実装基板20を有する複数の発光装置1と、各発光装置1の接続関係を規定する導体パターン(図示せず)が形成されるとともに各発光装置1それぞれに対応する部位に各発光装置1の一部を通す開孔窓203が形成された円板状のガラスエポキシ(FR4)基板からなる回路基板200とを備えている。また、器具本体100の上記一面側には、発光装置1それぞれから放射された光の配光を制御するレンズ部301(図4(b),(c)参照)を発光装置1ごとに有するレンズブロック300(図4(b),(c)参照)を保持した金属製のカバー(図示せず)が取り付けられている。なお、回路基板200の絶縁性基材の材料は、FR4のようなガラスエポキシ樹脂に限らず、例えば、ポリイミド系樹脂、フェノール樹脂などでもよい。また、本実施形態では、レンズブロック300を保持する上記カバーを金属製とすることで、発光装置1で発生した熱をより効果的に放熱させることが可能となる。
ここにおいて、各発光装置1は、例えばグリーンシート(例えば、シリカやアルミナなどのフィラーを高充填したエポキシ樹脂層のような熱伝導性が高く加熱時の流動性が高い可塑性シート材料)90を器具本体100の内底面100aとの間に介在させた後で当該グリーンシート90を加熱して塑性変形させることにより器具本体100に固着されている。したがって、発光装置1と器具本体100との間にサーコン(登録商標)のようなゴムシート状の放熱シートなどを挟む場合や発光装置1と器具本体100とを単に接触させているだけの場合に比べて、各LEDチップ10から器具本体100までの熱抵抗を低減するとともに発光装置1ごとのLEDチップ10から器具本体100までの熱抵抗のばらつきを低減することができて放熱性が向上し、各LEDチップ10のジャンクション温度の温度上昇を抑制できるから、各LEDチップ10への入力電力を大きくできて光出力の高出力化を図れる。
回路基板200は、各発光装置1それぞれに対応する部位に上述の開口窓203が形成されており、開口窓203の周部が実装基板20におけるLEDチップ10の実装面側における周部に重なる形で器具本体100の内底面100aから離間して配置される。なお、開口窓203の開口サイズは、後述の色変換部材70の外径よりも大きく且つ上述のレンズ部301の一部を挿入可能となるように設定してある。
回路基板200における上記導体パターンは、複数の発光装置1の接続関係が直列接続の関係となるようにパターン設計されており、器具本体100の底壁の中央部に貫設されている電線挿通孔101(図3参照)に挿通された給電用の一対の電線(図示せず)が電気的に接続されるようになっている。具体的には、回路基板200の中央部に形成された一対の電線接続用スルーホール配線210,210それぞれの内側に上記各電線を挿入した後で半田を用いて電線接続用スルーホール配線210,210と上記各電線とを接続している。ここにおいて、各電線接続用スルーホール配線210,210は、回路基板200の厚み方向に貫通したスルーホールの内面と回路基板200の両面における当該スルーホールの周部とに跨って形成され、上記導体パターンと接続されている。なお、回路基板200は、器具本体100の内底面100aに対向する一表面側に上記導体パターンが形成されており、他表面側には、金属層もしくは白色系のレジスト層からなる光反射層(図示せず)が形成されている。
なお、本実施形態では、複数の発光装置1を直列接続しているが、複数の発光装置1の接続関係は特に限定するものではなく、例えば、並列接続するようにしてもよいし、直列接続と並列接続とを組み合わせてもよい。
発光装置1は、上述のLEDチップ10および実装基板20の他に、LEDチップ10から放射された光の配光を制御するドーム状の光学部材であって実装基板20との間にLEDチップ10を収納する形で実装基板20の一表面側(図5における上面側)に固着された透光性材料からなる光学部材60と、光学部材60と実装基板20とで囲まれた空間でLEDチップ10および当該LEDチップ10に電気的に接続されたボンディングワイヤ14,14(図4参照)を封止した封止樹脂からなり透光性および弾性を有する封止部50(図4参照)と、LEDチップ10から放射され封止部50および光学部材60を透過した光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を透光性樹脂とともに成形した成形品であって実装基板20の上記一表面側で光学部材60の光出射面60bとの間に空隙80(図4参照)が形成される形で配設されるドーム状の色変換部材70とを備えている。
実装基板20は、熱伝導性材料からなりLEDチップ10が熱応力緩和用のサブマウント部材30を介して実装される矩形板状の伝熱板21と、伝熱板21の一面側(図5における上面側)に積層される配線基板22とで構成されている。上述の熱伝導性材料としては、Cuを採用しているが、Cuに限らず、例えば、Alなどを採用してもよい。
配線基板22は、伝熱板21側とは反対の表面側にLEDチップ10への給電用の一対のリードパターン23,23が一表面側に形成されるとともにサブマウント部材30に対応する部位に厚み方向に貫通する矩形状の窓孔24が形成されたガラスエポキシ(FR4)基板により構成されており、LEDチップ10で発生した熱が配線基板22を介さずにサブマウント部材30および伝熱板21に伝熱できるようになっている。なお、配線基板22の絶縁性基材の材料は、FR4のようなガラスエポキシ樹脂に限らず、例えば、ポリイミド系樹脂、フェノール樹脂などでもよい。
配線基板22の各リードパターン23,23は、上記ガラスエポキシ基板の上記一表面側に形成されたCu膜とNi膜とAu膜との積層膜により構成されている。なお、配線基板22の他表面側には反り防止用金属膜25(図4(c)および図7(b),(c)参照)が形成されており、伝熱板21と配線基板22とは、シート状の接着フィルム28(図4および図5参照)を用いて固着されている。なお、反り防止用金属膜25は、Cu膜により構成されている。
また、配線基板22は、図7(a)における左右両側縁それぞれの中央部から側方に突出する突出片22b,22bが延設されており、一方の突出片22bに、LEDチップ10へ過電圧が印加されるのを防止する過電圧防止用の表面実装型のツェナダイオード131(図4参照)を接続可能とするための一対のダイオード接続用ランド124,124が形成され、他方の突出片22bに、表面実装型のセラミックコンデンサ132(図4参照)を接続可能とするための一対のコンデンサ接続用ランド126,126が形成されている。ここにおいて、各ダイオード接続用ランド124,124および各コンデンサ接続用ランド126,126は、回路基板22においてリードパターン23,23と同一面上に形成されており、回路基板22には、ダイオード接続用ランド124,124とリードパターン23,23とを接続する第1の配線用導体パターン123,123が形成されるとともに、コンデンサ接続用ランド126,126とリードパターン23,23とを接続する第2の配線用導体パターン125,125が形成されている。
また、配線基板22は、伝熱板21側とは反対の表面側に白色系の樹脂からなるレジスト層26が積層されており、レジスト層26は、各リードパターン23,23のインナーリード部23a,23aおよびアウターリード部23b,23b、各ダイオード接続用ランド124,124、各コンデンサ接続用ランド126,126それぞれが露出するように形成されている。なお、配線基板22にツェナダイオード131およびセラミックコンデンサ132を実装する場合には、回路基板200に、ツェナダイオード131、セラミックコンデンサ132それぞれに対応する部位に上記開口窓203とは別途に開口窓を形成することで器具本体100の内底面100aと回路基板200との間の距離が長くなるのを防止でき、器具本体100の薄型化が可能となる。
LEDチップ10は、青色光を放射するGaN系青色LEDチップであり、結晶成長用基板としてサファイア基板に比べて格子定数や結晶構造がGaNに近く且つ導電性を有するn形のSiC基板からなる導電性基板11(図5参照)を用いており、導電性基板11の主表面側にGaN系化合物半導体材料により形成されて例えばダブルへテロ構造を有する積層構造部からなる発光部12(図5参照)がエピタキシャル成長法(例えば、MOVPE法など)により成長され、導電性基板11の裏面に図示しないカソード側の電極であるカソード電極(n電極)が形成され、発光部12の表面(導電性基板11の主表面側の最表面)に図示しないアノード側の電極であるアノード電極(p電極)が形成されている。要するに、LEDチップ10は、一表面側にアノード電極が形成されるとともに他表面側にカソード電極が形成されている。上記カソード電極および上記アノード電極は、Ni膜とAu膜との積層膜により構成してあるが、上記カソード電極および上記アノード電極の材料は特に限定するものではなく、良好なオーミック特性が得られる材料であればよく、例えば、Alなどを採用してもよい。
なお、本実施形態では、LEDチップ10の発光部12が導電性基板11よりも伝熱板21から離れた側となるように伝熱板21に実装されているが、LEDチップ10の発光部12が導電性基板11よりも伝熱板21に近い側となるように伝熱板21に実装するようにしてもよい。光取り出し効率を考えた場合には、発光部12を伝熱板21から離れた側に配置することが望ましいが、本実施形態では導電性基板11と発光部12とが同程度の屈折率を有しているので、発光部12を伝熱板21に近い側に配置しても光の取り出し損失が大きくなりすぎることはない。
また、LEDチップ10は、LEDチップ10のチップサイズよりも大きなサイズの矩形板状に形成されLEDチップ10と伝熱板21との線膨張率の差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和する上述のサブマウント部材30を介して伝熱板21に実装されている。
サブマウント部材30は、上記応力を緩和する機能だけでなく、LEDチップ10で発生した熱を伝熱板21においてLEDチップ10のチップサイズよりも広い範囲に伝熱させる熱伝導機能を有している。本実施形態では、サブマウント部材30の材料として熱伝導率が比較的高く且つ絶縁性を有するAlNを採用しており、LEDチップ10は、上記カソード電極がサブマウント部材30におけるLEDチップ10側の表面に設けられ上記カソード電極と接続される導体パターン31(図9参照)および金属細線(例えば、金細線、アルミニウム細線など)からなるボンディングワイヤ14を介して一方のリードパターン23と電気的に接続され、上記アノード電極がボンディングワイヤ14を介して他方のリードパターン23と電気的に接続されている。なお、LEDチップ10とサブマウント部材30とは、例えば、SnPb、AuSn、SnAgCuなどの半田や、銀ペーストなどを用いて接合すればよいが、AuSn、SnAgCuなどの鉛フリー半田を用いて接合することが好ましい。
また、サブマウント部材30は、図9に示すように、導体パターン31の周囲に、LEDチップ10から放射された光を反射する反射膜32が形成されている。サブマウント部材30の厚み寸法は、反射膜32の表面が配線基板22の上記一表面(レジスト層26の表面)よりも伝熱板21から離れるように設定してある。したがって、LEDチップ10の側面から放射された光がサブマウント部材30や配線基板22に吸収されるのを防止することができて外部への光取り出し効率の向上による光出力の向上を図れる。なお、反射膜32は、Ni膜とAg膜との積層膜により構成してある。また、反射膜32には、両ボンディングワイヤ14、14が接触したときにLEDチップ10の両電極間が反射膜32を介して短絡されるのを防止するために反射膜32を2つの領域に絶縁分離するスリット33,33が形成されている。
ここにおいて、LEDチップ10およびサブマウント部材30は、それぞれ平面形状が矩形状(本実施形態では、正方形状)であり、LEDチップ10は、平面視における各辺それぞれがサブマント部材30の一対の対角線のいずれか一方の対角線に交差する形でサブマウント部材30の中央部に配置されているので、LEDチップ10の各側面それぞれからサブマウント部材30側へ放射された光を反射膜32により効率良く反射することができ、外部への光取り出し効率の向上による光出力の向上を図れる。なお、本実施形態では、LEDチップ10とサブマント部材30とを厚み方向に沿った中心軸が略一致し、且つ、LEDチップ10の平面視における各辺それぞれがサブマウント部材30の上記一方の対角線と略45度の角度をなすように配置してある。
サブマウント部材30の材料はAlNに限らず、線膨張率が導電性基板11の材料である6H−SiCに比較的近く且つ熱伝導率が比較的高い材料であればよく、例えば、複合SiC、Siなどを採用してもよい。本実施形態では、LEDチップ10がサブマウント部材30を介して伝熱板21に実装されているので、LEDチップ10で発生した熱をサブマウント部材30および伝熱板21を介して効率良く放熱させることができるとともに、LEDチップ10と伝熱板21との線膨張率差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和することができる。
上述の封止部50の材料である封止樹脂としては、シリコーン樹脂を用いているが、シリコーン樹脂に限らず、例えばアクリル樹脂などを用いてもよい。
光学部材60は、透光性材料(例えば、シリコーン樹脂など)の成形品であってドーム状に形成されている。ここで、本実施形態では、光学部材60をシリコーン樹脂の成形品により構成しているので、光学部材60と封止部50との屈折率差および線膨張率差を小さくすることができる。なお、封止部50の材料がアクリル樹脂の場合には、光学部材60もアクリル樹脂により形成することが好ましい。
ところで、光学部材60は、光出射面60bが、光入射面60aから入射した光を光出射面60bと上述の空隙80との境界で全反射させない凸曲面状に形成されている。ここで、光学部材60は、光出射面60bが球面の一部により形成されており、当該球面の中心がLEDチップ10の厚み方向に沿った発光部12の中心線上に位置するように配置されている。言い換えれば、光学部材60は、当該光学部材60の光軸がLEDチップ10の厚み方向に沿った発光部12の中心線上に位置するように配置されている。したがって、LEDチップ10から放射され光学部材60の光入射面60aに入射された光が光出射面60bと空隙80との境界で全反射されることなく色変換部材70まで到達しやすくなり、全光束を高めることができる。なお、LEDチップ10の側面から放射された光は封止部50および光学部材60および空隙80を伝搬して色変換部材70まで到達し色変換部材70の蛍光体を励起したり蛍光体には衝突せずに色変換部材70を透過したりする。また、光学部材60は、位置によらず法線方向に沿って肉厚が一様となるように形成されており、上述の封止部50は、半球状の形状に形成されている。
色変換部材70は、シリコーン樹脂のような透光性樹脂とLEDチップ10から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体とを混合した混合物の成形品により構成されている(つまり、色変換部材70は、蛍光体を含有している)。したがって、本実施形態の発光装置1は、LEDチップ10から放射された青色光と黄色蛍光体から放射された光とが色変換部材70の外面70bを通して放射されることとなり、白色光を得ることができる。なお、色変換部材70の材料として用いる透光性樹脂は、シリコーン樹脂に限らず、例えば、アクリル樹脂などを採用してもよい。また、色変換部材70の材料として用いる透光性樹脂に混合する蛍光体も黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを混合しても白色光を得ることができる。
ここで、色変換部材70は、当該色変換部材70の内面70aの曲率半径を光学部材60の光出射面60bの曲率半径よりもやや大きく設定してあり、色変換部材70の頂部と光学部材60の光出射面60bとが近接し、当該頂部から離れるにつれて光学部材60の光出射面60bとの間の距離が徐々に大きくなっている。なお、色変換部材70の頂部と光学部材60の光出射面60bとが近接とは、色変換部材70の頂部と光学部材60の光出射面60bとが接している場合、色変換部材70の頂部と光学部材60の光出射面60bとを接しない程度に近づけてある場合の両方を含む概念であり、図示例では、前者の場合を示してある。また、色変換部材70は、位置によらず法線方向に沿った肉厚が一様となるように成形されている。
ところで、色変換部材70は、実装基板20側の端縁から実装基板20側へ突出し先端部に外方へ突出した係止爪71aを有する複数(本実施形態では、4つ)の取付脚71が上記端縁の周方向に離間して設けられ、実装基板20は、上記一表面側に各取付脚71それぞれが挿入される複数の凹所であってそれぞれ係止爪71aが係止される係止面を有する複数の凹所27(図4〜図6参照)が形成されている。要するに、本実施形態の発光装置1では、色変換部材70における実装基板20側の端縁から実装基板20側へ突出した複数の取付脚71の先端部に設けられた係止爪71aが実装基板20の上記一表面に形成された凹所27の上記係止面に係止されている。ここで、凹所27は、配線基板22において窓孔24の周囲で厚み方向に貫設された矩形状の貫通孔27aと、伝熱板21の上記一面側に形成されて貫通孔27aに連通し且つ貫通孔27aよりも開口面積が大きな円形状の凹溝27bとで構成され、配線基板22において凹溝27bに臨む面が上記係止面を構成している。したがって、本実施形態の発光装置1では、実装基板20における凹所27を容易に形成することが可能である。
なお、本実施形態における発光装置1では、サブマウント部材30の厚み寸法を、上述のように反射膜32の表面が配線基板22の上記一表面(レジスト層26の表面)よりも伝熱板21から離れるように設定してあるが、当該厚み寸法を、反射膜32の表面が色変換部材70における実装基板20側の端縁よりも伝熱板21から離れて位置するように設定することにより、色変換部材70の端縁と実装基板20の上記一表面との間に隙間が形成されている場合でもLEDチップ10から側方に放射された光が色変換部材70と実装基板20との隙間を通して出射されるのを防止することができる(つまり、LEDチップ10から放射された青色光が色変換部材70を通らずに外部へ出射されるのを防止することができる)。
上述の発光装置1の製造方法にあたっては、例えば、LEDチップ10とボンディングワイヤ14,14とを電気的に接続した後、ドーム状の光学部材60の内側に上述の封止部50となる液状の封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂)を注入してから、光学部材60を実装基板20における所定位置に配置して封止樹脂を硬化させることにより封止部50を形成するような製造方法が考えられる。しかしながら、このような製造方法では、製造過程において封止部50にボイドが発生する恐れがある。
そこで、本実施形態では、発光装置1の製造にあたって、実装基板20の伝熱板21にLEDチップ10をサブマウント部材30を介して実装してLEDチップ10とボンディングワイヤ14,14とを電気的に接続した後、サブマウント部材30およびLEDチップ10およびボンディングワイヤ14,14を封止部50の一部となる液状の第1の封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂)により覆ってから、第1の封止樹脂を熱硬化させ、その後、光学部材60の内側に第1の封止樹脂と同一材料からなり封止部50の他の部分となる液状の第2の封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂)を注入し、その後、光学部材60を実装基板20における所定位置に配置して第2の封止樹脂を熱硬化させることにより封止部50を形成するのと同時に光学部材60を実装基板20に固着してから、色変換部材70を実装基板20に取り付けるようにしている。このような製造方法によれば、製造過程で封止部50にボイドが発生しにくくなり、信頼性が高く且つ光出力が大きな発光装置1を提供することができる。なお、上述の製造方法では、第2の封止樹脂の一部を光学部材60における実装基板20側の端縁と実装基板20とを固着する接着剤として利用しているが、第2の封止樹脂とは別の接着剤を用いて光学部材60の端縁と実装基板20とを固着するようにしてもよい。
ところで、本実施形態では、配線基板22におけるレジスト層26を図4,図7,図8に示すように、それぞれ所定形状にパターニングされた第1のレジスト膜26aと第2のレジスト膜26bと第3のレジスト膜26cとにより構成してあり、第2のレジスト膜26bの中央部に形成された丸孔状の開孔部26bの内周縁により上記第1の封止樹脂が堰き止められるので、上記第1の封止樹脂の注入量を容易に管理することができ、第2のレジスト膜26bの開孔部26bの周囲に形成された複数(4つ)の長孔状の開孔部26bに、光学部材60と配線基板22とで囲まれる空間からはみだした第2の封止樹脂を溜めることができるので、封止部50にボイドが発生するのをより確実に防止することができる。
なお、第1のレジスト膜26aは、図8(b)に示すように、配線基板22と同じ外周形状に形成され、上述のサブマント部材30および配線基板22の各リードパターン23(図8(a)参照)のインナーリード部23aを露出させる1つの開孔部26a、上述の4つの貫通孔27aそれぞれの一部を構成する4つの開孔部26a、各リードパターン23のアウターリード部23bそれぞれを露出させる2つの開孔部26a、各ダイオード接続用ランド124それぞれを露出させる2つの開孔部26a、各コンデンサ接続用ランド126それぞれを露出させる2つの開孔部26aが形成されている。また、第2のレジスト膜26bは、配線基板22よりも小さな円形状に形成され、当該第2のレジスト膜26bには、上述の1つの開孔部26b、4つの開孔部26bの他に、上述の4つの貫通孔27aそれぞれの一部を構成する4つの開孔部26bが形成されている。また、第3のレジスト膜26cは、第2のレジスト膜26bと同じ外周形状に形成され、当該第3のレジスト膜26cには、第2のレジスト膜26bの開孔部26bおよび各開孔部26bを露出させる開孔部26cが中央部に形成され、当該開孔部26cの他に、上述の4つの貫通孔27aそれぞれの一部を構成する4つの開孔部26cが形成されている。
以上説明した発光装置1では、色変換部材70が実装基板20の上記一表面側において光学部材60の光出射面60bとの間に空隙80が形成される形で配設されているので、色変換部材70に外力が作用したときに色変換部材70に発生した応力がLEDチップ10やボンディングワイヤ14,14に伝達されるのを抑制でき、LEDチップ10の発光特性の変動や各ボンディングワイヤ14,14の断線が起こりにくくなるから信頼性が高くなり、また、色変換部材70の頂部が光学部材60の光出射面60bに接しており、色変換部材70における実装基板20側の端縁から実装基板20側へ突出した複数の取付脚71の先端部に設けられた係止爪71aが実装基板20の上記一表面に形成された凹所27の係止面に係止されているので、実装基板20の上記一表面側が下側となるような状態で使用される場合にLEDチップ10などの発熱に起因してゲル状の封止部50が軟化しても光学部材60および色変換部材70が落下するのを防止することができ、信頼性が高くなる。
ところで、回路基板200の開口窓203は、上述の発光装置1の色変換部材170を挿通可能な開口サイズの円形状に形成されており、回路基板200は、各開口窓203の周部において、当該回路基板200の上記導体パターンと発光装置1の各アウタリード部23bとを電気的に接続するための発光装置接続用スルーホール配線207が形成されている。なお、各発光装置接続用スルーホール配線207は、回路基板200の厚み方向に貫通したスルーホールの内面と回路基板200の両面における当該スルーホールの周部とに跨って形成されており、回路基板200の上記一表面側において上記導体パターンと接続されている。
ここで、回路基板200において各開口窓203それぞれの周部に形成された各一対の発光装置接続用スルーホール配線207の形成位置は、実装基板20のアウターリード部23aの投影領域からずらしてある。具体的には、各一対の発光装置接続用スルーホール配線207の形成位置は、発光装置1の回路基板22の四隅のうちの2箇所に重なるように設計してある。また、発光装置1の配線基板22のレジスト層26は、発光装置接続用スルーホール配線207と重なる部位には第1のレジスト膜26aは形成されているが、第2のレジスト膜26bおよび第3のレジスト膜26cは形成されていない。
本実施形態の照明器具は、各発光装置1ごとに、発光装置1の実装基板20と回路基板200との間に配置されリードパターン23,23と上記導体パターンとの間の電路となる配線パターン151,151が形成された一対のフレキシブルプリント配線板150,150を備えている。なお、組立時には、一対のフレキシブルプリント配線板150,150は、図11に示すように2つの連結部159,159を介して連続一体に形成されており、実装基板20上に配置して実装基板20に接続した後で、連結部159,159を例えばレーザ光などにより切除するようになっている。なお、本実施形態では、各フレキシブルプリント配線板150が、器具本体100と回路基板200との線膨張率差に起因してリードパターン23と上記導体パターンとの間の接合部に働く応力を緩和する応力緩和手段を構成している。
フレキシブルプリント配線板150は、図4(c)に示すように、ポリイミドフィルム150aの一表面側(図4(c)における上面側)に接着層152を介して配線パターン151が形成され、配線パターン151の表面側に白色系のレジスト層155が形成されている。また、ポリイミドフィルム150aの他表面側(図4(c)における下面側)に接着層154を介して反り防止用の導体パターン153が形成されている。なお、配線パターン151,151は、Cu膜とNi膜とAu膜との積層膜により構成してある。
各フレキシブルプリント配線板150,150の配線パターン151,151(図12(a)参照)には、発光装置1のアウターリード部23b,23bに重なる部位にU字状の第1の接合用パターン部151aが形成され、発光装置接続用スルーホール配線207に重なる部位に円形状の第2の接合用パターン部151bが形成されており、アウターリード部23bと第1の接合用パターン部151aとが半田からなる第1の接合部を介して接合されて電気的に接続され、発光装置接続用スルーホール配線207と第2の接合用パターン部151bとが半田からなる第2の接合部(図示せず)を介して接合されて電気的に接続されている。なお、レジスト層155には、第1の接合用パターン部151aを露出させる切欠部155a(図12(b)参照)および第2の接合用パターン部151bを露出させる開孔部155b(図12(b)参照)が形成されている。
上述の2つのフレキシブルプリント配線板150は、当該2つのフレキシブルプリント配線板150,150で第2のレジスト膜26bと第3のレジスト膜26cとのレジスト積層膜の外周縁の略全周を囲むような形状に形成されている。すなわち、各フレキシブルプリント配線板150,150の平面形状は、上記レジスト積層膜の外周縁に沿って湾曲した形状に形成されている。
以上説明した本実施形態の照明器具では、発光装置1が金属製の器具本体100に固着されているので、各LEDチップ10から器具本体100までの熱抵抗を低減するとともに発光装置1ごとのLEDチップ10から器具本体100までの熱抵抗のばらつきを低減することができて放熱性が向上し、各LEDチップ10のジャンクション温度の温度上昇を抑制できるから、各LEDチップ10への入力電力を大きくできて光出力の高出力化を図れ、しかも、器具本体100と回路基板200との線膨張率差に起因してリードパターン23と上記導体パターンとの間の接合部に働く応力を緩和する応力緩和手段が設けられているので、各発光装置1と回路基板200との間の接続信頼性を高めることができる。
ここにおいて、本実施形態では、上述の応力緩和手段が、実装基板20と回路基板200との間に配置されリードパターン23と上記導体パターンとの間の電路となる配線パターン151が形成されたフレキシブルプリント配線板150からなるので、器具本体100と回路基板200との線膨張率差に起因してリードパターン23と上記導体パターンとの間の接合部に働く応力をフレキシブルプリント配線板150により吸収することができる。
ところで、上述の実施形態では、実装基板20と回路基板200との間に配置するフレキシブルプリント配線板150が応力緩和手段を構成しているが、応力緩和手段は、上述のフレキシブルプリント配線板150に限らず、例えば、図13に示すように、実装基板20における配線基板22をフレキシブルプリント配線板により構成し、当該配線基板22に形成されたスリット29,29が応力緩和手段を構成するようにしてもよく、この場合には、応力緩和手段として別途に部材を用意する必要がないので、部品点数を削減でき、低コスト化を図れるとともに製造が容易になる。また、応力緩和手段は、回路基板200に形成されたスリットにより構成してもよく、この場合にも、応力緩和手段として別途に部材を用意する必要がないので、部品点数を削減でき、低コスト化を図れるとともに製造が容易になる。
また、上述の実施形態では、LEDチップ10として、発光色が青色の青色LEDチップを採用しており、導電性基板11としてSiC基板を採用しているが、SiC基板の代わりにGaN基板を用いてもよく、SiC基板やGaN基板を用いた場合には結晶成長用基板として絶縁体であるサファイア基板を用いている場合に比べて、結晶成長用基板の熱伝導率が高く結晶成長用基板の熱抵抗を小さくできる。また、LEDチップ10の発光色は青色に限らず、例えば、赤色、緑色などでもよい。すなわち、LEDチップ10の発光部12の材料はGaN系化合物半導体材料に限らず、LEDチップ10の発光色に応じて、GaAs系化合物半導体材料やGaP系化合物半導体材料などを採用してもよい。また、導電性基板11もSiC基板に限らず、発光部12の材料に応じて、例えば、GaAs基板、GsP基板などから適宜選択すればよい。また、LEDチップ10と実装基板20との線膨張率の差が比較的小さい場合には上述の実施形態で説明したサブマウント部材30は必ずしも設ける必要はない。
また、上述の実施形態の発光装置1では、LEDチップ10としてチップサイズが1mm□のものを用いサブマウント部材30上に1個のLEDチップ10を配置しているが、LEDチップ10のチップサイズや数は特に限定するものではなく、例えば、LEDチップ10としてチップサイズが0.3mm□のものを採用するようにして、1個のサブマウント部材30上に複数個(図示例では、8個)のLEDチップ10を配置し、これら複数個のLEDチップ10を導体パターン31および図示しないボンディングワイヤを介して直列接続するようにしてもよい
実施形態を示し、一部破断した要部概略分解斜視図である。 同上の要部概略斜視図である。 同上の要部概略分解斜視図である。 同上を示し、(a)は発光装置の概略平面図、(b)は要部概略断面図、(c)は(b)の要部拡大図である。 同上の要部概略断面図である。 同上における発光装置の要部概略平面図である。 同上における発光装置の配線基板を示し、(a)は概略平面図、(b)は(a)のA−B−C−D概略断面図、(c)は一部破断した概略下面図である。 同上における配線基板の説明図である。 同上における発光装置のサブマウント部材の概略斜視図である。 同上における発光装置の色変換部材を示し、(a)は一部破断した正面図、(b)は下面図である。 同上におけるフレキシブルプリント配線板の説明図である。 同上におけるフレキシブルプリント配線板の説明図である。 同上の他の構成例を示す要部概略平面図である。 従来例を示す発光装置の概略断面図である。 従来例を示す照明器具の要部概略断面図である。
符号の説明
1 発光装置
10 LEDチップ
14 ボンディングワイヤ
20 実装基板
21 伝熱板
22 配線基板
23 リードパターン
23a インナーリード部
23b アウターリード部
30 サブマウント部材
50 封止部
60 光学部材
70 色変換部材
100 器具本体
100a 内底面
150 フレキシブルプリント配線板
151 配線パターン
151a 第1の接合用パターン部
151b 第2の接合用パターン部
200 回路基板
203 開口窓
207 発光装置接続用スルーホール配線

Claims (4)

  1. 金属製の器具本体と、LEDチップおよびLEDチップへの給電用の一対のリードパターンが設けられLEDチップが実装された実装基板を有する複数の発光装置であって器具本体に固着された複数の発光装置と、各発光装置の接続関係を規定する導体パターンが形成された回路基板であって各発光装置それぞれに対応する部位に各発光装置の一部を通す開口窓が形成され開口窓の周部が実装基板におけるLEDチップの実装面側における周部に重なる形で器具本体から離間して配置される回路基板とを備え、器具本体と回路基板との線膨張率差に起因してリードパターンと導体パターンとの間の接合部に働く応力を緩和する応力緩和手段が設けられてなることを特徴とする照明器具。
  2. 前記応力緩和手段は、前記実装基板と前記回路基板との間に配置され前記リードパターンと前記導体パターンとの間の電路となる配線パターンが形成されたフレキシブルプリント配線板からなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記実装基板は、熱伝導性材料からなり前記LEDチップが熱応力緩和用のサブマウント部材を介して実装される伝熱板と、伝熱板の一面側に積層される配線基板であって伝熱板側とは反対の表面側に前記リードパターンが設けられるとともにサブマウント部材に対応する部位に厚み方向に貫通する窓孔が形成された配線基板とからなり、前記応力緩和手段は、配線基板に形成されたスリットからなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  4. 前記応力緩和手段は、前記回路基板に形成されたスリットからなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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