JP2009076326A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDチップの温度上昇を抑制できて光出力の高出力化を図れる照明器具を提供する。
【解決手段】LEDチップを用いた複数の発光装置1が有機系絶縁基板201の一表面側に導体層202を有するベース基板200の導体層202に搭載されたLEDモジュール2と、LEDモジュール2が収納配置される金属製の器具本体100とを備える。器具本体100は、LEDモジュール2が取り付けられる平板状のモジュール取付部102を有しており、モジュール取付部102には、各発光装置1それぞれが挿入される複数の窓孔103が形成されている。LEDモジュール2は、発光装置1が導体層202に接合されて熱結合され、ベース基板200がモジュール取付部102の後面側に配置され導体層202がモジュール取付部102に熱結合されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LEDチップを用いた発光装置を複数備えた照明器具に関するものである。
従来から、この種の照明器具として、図10に示すように、LEDチップを用いた複数の発光装置1’がプリント配線基板からなるベース基板200’に実装されたLEDモジュール2’と、LEDモジュール2’を収納する収納凹所5a’が形成され当該収納凹所5a’の内底面にベース基板200’の他表面が密着する形でLEDモジュール2’を収納する金属板5’と、LEDモジュールと金属板5’とからなるLEDユニットA’を収納する器具本体100’とを備えた照明器具が提案されている(特許文献1)。ここにおいて、上記特許文献1に開示された照明器具では、LEDモジュール2’のベース基板200’を構成するプリント配線基板として、ガラスエポキシ樹脂基板からなる有機系絶縁基板の一表面側に導体層が形成されたものを用いているので、金属ベースプリント配線基板を用いる場合に比べて低コスト化を図ることができるという利点がある。
特開2007−5216号公報
しかしながら、図10に示した構成の照明器具では、各発光装置1’と器具本体100’との間の熱伝達経路にガラスエポキシ樹脂基板のような有機系絶縁基板が存在するので、ベース基板200’として金属ベースプリント配線基板を用いる場合に比べて、LEDチップから器具本体100’までの熱抵抗が大きくなってしまい、LEDチップのジャンクション温度が最大ジャンクション温度を超えないように各LEDチップへの入力電力を制限する必要があり、光出力の高出力化が難しかった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、LEDチップの温度上昇を抑制できて光出力の高出力化を図れる照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、LEDチップを用いた複数の発光装置が有機系絶縁基板の一表面側に導体層を有するベース基板の導体層に搭載されたLEDモジュールと、LEDモジュールを取り付けるモジュール取付部を有する金属製の器具本体とを備え、モジュール取付部は、各発光装置それぞれが挿入される複数の窓孔が形成され、LEDモジュールは、発光装置が導体層に接合されて熱結合され、ベース基板がモジュール取付部の後面側に配置され導体層がモジュール取付部に熱結合されてなることを特徴とする。
この発明によれば、金属製の器具本体におけるモジュール取付部は、各発光装置それぞれが挿入される複数の窓孔が形成され、LEDモジュールは、発光装置が導体層に接合されて熱結合され、ベース基板がモジュール取付部の後面側に配置され導体層がモジュール取付部に熱結合されているので、発光装置で発生した熱を有機系絶縁基板の一表面側の導体層を通して金属製の器具本体のモジュール取付部へ伝熱させることができ、LEDチップから器具本体までの熱抵抗を小さくすることができるから、LEDチップの温度上昇を抑制できて光出力の高出力化を図れる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、各発光装置の接続関係を規定する回路パターンが他の有機系絶縁基板の一表面上に形成されるとともに各発光装置それぞれに対応する部位に各発光装置の一部を通す開口窓が形成されモジュール取付部の前面側に配置される回路基板を備え、ベース基板は、有機系絶縁基板の前記一表面の全体に亘って導体層が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、ベース基板において有機系絶縁基板の前記一表面の一部に導体層が形成されている場合に比べて、放熱性が向上する。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、ベース基板は、有機系絶縁基板の前記一表面側の導体層が各発光装置の接続関係を規定する回路パターンを構成しており、発光装置を搭載する回路パターンの平面サイズが発光装置の平面サイズよりも大きいことを特徴とする。
この発明によれば、ベース基板とは別に各発光装置の接続関係を規定する回路パターンが形成された回路基板を設ける必要がないので、低コスト化を図れる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3の発明において、ベース基板は、有機系絶縁基板の前記一表面側の導体層とは別に、他表面の全体に亘って導体層を有することを特徴とする。
この発明によれば、ベース基板において有機系絶縁基板の他表面側に伝熱された熱を他表面側の導体層により広い範囲に伝熱させることができるので、放熱性が向上する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、発光装置は、LEDチップと、一表面側にLEDチップへの給電用の導体パターンを有しLEDチップが前記一表面側に実装された実装基板とを備え、実装基板は、熱伝導性材料からなりLEDチップが搭載される伝熱板と、前記導体パターンを有し伝熱板における前記LEDチップの搭載面側に固着された配線基板とからなることを特徴とする。
この発明によれば、LEDチップが伝熱板に搭載されているので、LEDチップが配線基板に搭載される場合に比べてLEDチップから器具本体までの熱抵抗を小さくすることができる。
請求項1の発明では、LEDチップの温度上昇を抑制できて光出力の高出力化を図れるという効果がある。
(実施形態1)
以下、本実施形態の照明器具について図1〜図7を参照しながら説明する。
本実施形態の照明器具は、図1〜図3に示すように、LEDチップ10を用いた複数の発光装置1がベース基板200の一表面側の導体層202に搭載されたLEDモジュール2と、LEDモジュール2が収納配置される金属(例えば、Al,Cuなどの熱伝導率の高い金属)製の器具本体100と、各発光装置1それぞれから放射された光の配光を制御する複数のレンズ部301を有するカバー部材3とを備えている。
器具本体100は、円筒状の外郭部101と、外郭部101の軸方向の中間において外郭101の内側に設けられLEDモジュール2が取り付けられる平板状のモジュール取付部102とが連続一体に形成されている。ここにおいて、本実施形態の照明器具は、器具本体100のモジュール取付部102に、各発光装置1それぞれが挿入される複数の窓孔103が形成されており、モジュール取付部102の後面側に、LEDモジュール2のベース基板200が配置され、モジュール取付部102の前面側に、各発光装置1の接続関係を規定する回路パターン402が形成されるとともに各発光装置1それぞれに対応する部位に各発光装置1の一部を通す開口窓403が形成された回路基板4が配置されている。なお、器具本体100のモジュール取付部102には、回路基板4に接続される給電用の電線(図示せず)を挿通する電線挿通孔104が貫設されている。また、本実施形態の照明器具は、ダウンライトであり、外郭部101の下端部から外方へ外鍔部101aが延設されており、造営材である天井材に貫設した取付孔に挿入され外鍔部101aが取付孔の周部下面に当接する形で天井材に取り付けられる。
発光装置1は、図4〜図6に示すように、LEDチップ10と、一表面側にLEDチップ10への給電用の導体パターン23,23を有しLEDチップ10が上記一表面側に実装された矩形板状の実装基板20と、LEDチップ10から放射された光の配光を制御する光学部材であって実装基板20との間にLEDチップ10を収納する形で実装基板20の上記一表面側に固着された透光性材料からなるドーム状の光学部材60と、光学部材60と実装基板20とで囲まれた空間に充実されLEDチップ10および当該LEDチップ10に電気的に接続された複数本(本実施形態では、2本)のボンディングワイヤ14を封止した封止樹脂からなり透光性および弾性を有する封止部50と、LEDチップ10から放射され封止部50および光学部材60を透過した光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体および透光性材料により形成されたものであって実装基板20の上記一表面側において実装基板20との間にLEDチップ10などを囲む形で配設されるドーム状の色変換部材70とを備えている。ここにおいて、色変換部材70は、実装基板20の上記一表面側において光学部材60の光出射面60bとの間に空気層80が形成されるように配設されている。また、実装基板20は、上記一表面において光学部材60の外側に、光学部材60を実装基板20に固着する際に上記空間から溢れ出た封止樹脂を堰き止める環状の堰部27が突設されている。
LEDチップ10は、青色光を放射するGaN系青色LEDチップであり、結晶成長用基板としてサファイア基板に比べて格子定数や結晶構造がGaNに近く且つ導電性を有するn形のSiC基板を用いており、SiC基板の主表面側にGaN系化合物半導体材料により形成されて例えばダブルへテロ構造を有する積層構造部からなる発光部がエピタキシャル成長法(例えば、MOVPE法など)により成長されている。ここで、LEDチップ10は、一表面側(図5(a)における上面側)にアノード電極(図示せず)が形成され、他表面側(図5(a)における上面側)にカソード電極が形成されている。上記カソード電極および上記アノード電極は、Ni膜とAu膜との積層膜により構成してあるが、上記カソード電極および上記アノード電極の材料は特に限定するものではなく、良好なオーミック特性が得られる材料であればよく、例えば、Alなどを採用してもよい。また、LEDチップ10の構造は特に限定するものではなく、例えば、結晶成長用基板の主表面側に発光部などをエピタキシャル成長した後に発光部を支持する支持基板(例えば、Si基板など)を発光部に固着してから、結晶成長用基板などを除去したものを用いてもよい。
実装基板20は、熱伝導性材料からなりLEDチップ10が搭載される矩形板状の伝熱板21と、伝熱板21の一面側(図5(a)における上面側)に例えばポリオレフィン系の固着シート29(図4参照)を介して固着された矩形板状のフレキシブルプリント配線板からなる配線基板22とで構成され、配線基板22の中央部に伝熱板21におけるLEDチップ10の搭載面(上記一面の一部)を露出させる矩形状の窓孔24が形成されており、LEDチップ10が窓孔24の内側に配置された後述のサブマウント部材30を介して伝熱板21に搭載されている。したがって、LEDチップ10で発生した熱が配線基板22を介さずにサブマウント部材30および伝熱板21に伝熱されるようになっている。ここにおいて、伝熱板21の上記一面には、サブマウント部材30の位置決め精度を高めるためのアライメントマーク21cが形成されている。
なお、本実施形態では、伝熱板21の熱伝導性材料としてCuを採用しているが、Cuに限らず、例えば、Alなどを採用してもよい。また、本実施形態では、LEDチップ10の発光部が結晶成長用基板よりも伝熱板21から離れた側となるように伝熱板21に搭載されているが、LEDチップ10の発光部が結晶成長用基板よりも伝熱板21に近い側となるように伝熱板21に搭載するようにしてもよい。光取り出し効率を考えた場合には、発光部を伝熱板21から離れた側に配置することが望ましいが、本実施形態では結晶成長用基板と発光部とが同程度の屈折率を有しているので、発光部を伝熱板21に近い側に配置しても光の取り出し損失が大きくなりすぎることはない。
上述の配線基板22は、ポリイミドフィルムからなる絶縁性基材22aの一表面側に、LEDチップ10への給電用の一対の導体パターン23,23が設けられるとともに、各導体パターン23,23および絶縁性基材22aにおいて導体パターン23,23が形成されていない部位を覆う白色系のレジスト(樹脂)からなる保護層26が積層されている。したがって、LEDチップ10の側面から放射され保護層26の表面に入射した光が保護層26の表面で反射されるので、LEDチップ10から放射された光が配線基板22に吸収されるのを防止することができ、外部への光取り出し効率の向上による光出力の向上を図れる。なお、各導体パターン23,23は、絶縁性基材22aの外周形状の半分よりもやや小さな外周形状に形成されている。また、絶縁性基材22aの材料としては、FR4、FR5、紙フェノールなどを採用してもよい。
保護層26は、配線基板22の窓孔24の近傍において各導体パターン23,23の2箇所が露出し、配線基板22の周部において各導体パターン23,23の1箇所が露出するようにパターニングされており、各導体パターン23,23は、配線基板22の窓孔24近傍において露出した2つの矩形状の部位が、ボンディングワイヤ14が接続される端子部23aを構成し、配線基板22の周部において露出した円形状の部位が外部接続用電極部23bを構成している。なお、配線基板22の導体パターン23,23は、Cu膜とNi膜とAu膜との積層膜により構成されている。また、2つの外部接続用電極部23bのうちLEDチップ10の上記アノード電極が電気的に接続される外部接続用電極部23b(図4における右側の外部接続用電極部23b)には「+」の表示が形成され、LEDチップ10の上記カソード電極が電気的に接続される外部接続用電極部23b(図4における左側の外部接続用電極部23b)には「−」の表示が形成されているので、発光装置1における両外部接続用電極部23b,23bの極性を視認することができ、誤接続を防止することができる。
ところで、LEDチップ10は、LEDチップ10と伝熱板21との線膨張率の差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和する上述のサブマウント部材30を介して伝熱板21に搭載されている。ここで、サブマウント部材30は、LEDチップ10のチップサイズよりも大きなサイズの矩形板状に形成されている。
サブマウント部材30は、上記応力を緩和する機能だけでなく、LEDチップ10で発生した熱を伝熱板21においてLEDチップ10のチップサイズよりも広い範囲に伝熱させる熱伝導機能を有している。したがって、本実施形態の発光装置1では、LEDチップ10がサブマウント部材30を介して伝熱板21に搭載されているので、LEDチップ10で発生した熱をサブマウント部材30および伝熱板21を介して効率良く放熱させることができてLEDチップ10が配線基板22に搭載される場合に比べてLEDチップ10から器具本体100までの熱抵抗を小さくすることができるとともに、LEDチップ10と伝熱板21との線膨張率差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和することができる。
本実施形態では、サブマウント部材30の材料として熱伝導率が比較的高く且つ絶縁性を有するAlNを採用しており、LEDチップ10は、上記カソード電極がサブマウント部材30におけるLEDチップ10側の表面に設けられ上記カソード電極と接続される電極パターン(図示せず)および金属細線(例えば、金細線、アルミニウム細線など)からなるボンディングワイヤ14を介して一方の導体パターン23と電気的に接続され、上記アノード電極がボンディングワイヤ14を介して他方の導体パターン23と電気的に接続されている。なお、LEDチップ10とサブマウント部材30とは、例えば、SnPb、AuSn、SnAgCuなどの半田や、銀ペーストなどを用いて接合すればよいが、AuSn、SnAgCuなどの鉛フリー半田を用いて接合することが好ましく、サブマウント部材30がCuであって、AuSnを用いて接合する場合には、サブマウント部材30およびLEDチップにおける接合表面にあらかじめAuまたはAgからなる金属層を形成する前処理が必要である。また、サブマウント部材30と伝熱板21とは、例えば、AuSn、SnAgCuなどの鉛フリー半田を用いて接合することが好ましいが、AuSnを用いて接合する場合には、伝熱板21における接合表面にあらかじめAuまたはAgからなる金属層を形成する前処理が必要である。
サブマウント部材30の材料はAlNに限らず、線膨張率が結晶成長用基板の材料である6H−SiCに比較的近く且つ熱伝導率が比較的高い材料であればよく、例えば、複合SiC、Si、Cu、CuWなどを採用してもよい。なお、サブマウント部材30は、上述の熱伝導機能を有しており、伝熱板21におけるLEDチップ10側の表面の面積はLEDチップ10における伝熱板21側の表面の面積よりも十分に大きいことが望ましい。
また、本実施形態における発光装置1では、サブマウント部材30の厚み寸法を、当該サブマウント部材30の表面が配線基板22の保護層26の表面よりも伝熱板21から離れるように設定してあり、LEDチップ10から側方に放射された光が配線基板22の窓孔24の内周面を通して配線基板22に吸収されるのを防止することができる。なお、サブマウント部材30においてLEDチップ10が接合される側の表面においてLEDチップ10との接合部位の周囲に、LEDチップ10から放射された光を反射する反射膜を形成すれば、LEDチップ10の側面から放射された光がサブマウント部材30に吸収されるのを防止することができ、外部への光取出し効率をさらに高めることが可能となる。ここで、反射膜は、例えば、Ni膜とAg膜との積層膜により構成すればよい。
上述の封止部50の材料である封止樹脂としては、シリコーン樹脂を用いているが、シリコーン樹脂に限らず、例えばアクリル樹脂などを用いてもよい。
光学部材60は、透光性材料(例えば、シリコーン樹脂、ガラスなど)の成形品であってドーム状に形成されている。ここで、本実施形態では、光学部材60をシリコーン樹脂の成形品により構成しているので、光学部材60と封止部50との屈折率差および線膨張率差を小さくすることができる。なお、封止部50の材料がアクリル樹脂の場合には、光学部材60もアクリル樹脂により形成することが好ましい。
ところで、光学部材60は、光出射面60bが、光入射面60aから入射した光を光出射面60bと上述の空気層80との境界で全反射させない凸曲面状に形成されており、LEDチップ10と光軸が一致するように配置されている。したがって、LEDチップ10から放射され光学部材60の光入射面60aに入射された光が光出射面60bと空気層80との境界で全反射されることなく色変換部材70まで到達しやすくなり、全光束を高めることができる。なお、LEDチップ10の側面から放射された光は封止部50および光学部材60および空気層80を伝搬して色変換部材70まで到達し色変換部材70の蛍光体を励起したり蛍光体には衝突せずに色変換部材70を透過したりする。また、光学部材60は、位置によらず法線方向に沿って肉厚が一様となるように形成されている。
色変換部材70は、シリコーン樹脂のような透光性材料とLEDチップ10から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体とを混合した混合物の成形品により構成されている(つまり、色変換部材70は、蛍光体を含有している)。したがって、本実施形態の発光装置1は、LEDチップ10から放射された青色光と黄色蛍光体から放射された光とが色変換部材70の外面70bを通して放射されることとなり、白色光を得ることができる。なお、色変換部材70の材料として用いる透光性材料は、シリコーン樹脂に限らず、例えば、アクリル樹脂、ガラス、有機成分と無機成分とがnmレベルもしくは分子レベルで混合、結合した有機・無機ハイブリッド材料などを採用してもよい。また、色変換部材70の材料として用いる透光性材料に混合する蛍光体も黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを混合しても白色光を得ることができる。
ここで、色変換部材70は、内面70aが光学部材60の光出射面60bに沿った形状に形成されている。したがって、光学部材60の光出射面60bの位置によらず法線方向における光出射面60bと色変換部材70の内面70aとの間の距離が略一定値となっている。なお、色変換部材70は、位置によらず法線方向に沿った肉厚が一様となるように成形されている。また、色変換部材70は、実装基板20側の端縁(開口部の周縁)を実装基板20に対して、例えば接着剤(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)を用いて固着すればよい。
ところで、上述の発光装置1の製造方法にあたっては、例えば、LEDチップ10と各導体パターン23,23とをそれぞれ2本のボンディングワイヤ14を介して電気的に接続した後、配線基板22の窓孔24に連続して形成されている樹脂注入孔28(図4参照)からサブマウント部材30と配線基板22との隙間に封止部50の一部となる液状の封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂)を注入した後に硬化させ、その後、ドーム状の光学部材60の内側に上述の封止部50の残りの部分となる液状の封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂)を注入してから、光学部材60を実装基板20における所定位置に配置して封止樹脂を硬化させることにより封止部50を形成するのと同時に光学部材60を実装基板20に固着し、その後、色変換部材70を実装基板20に固着するような製造方法が考えられるが、このような製造方法でも、製造過程において封止部50に気泡(ボイド)が発生する恐れがあるので、光学部材60に液状の封止樹脂を多めに注入する必要がある。
そこで、本実施形態における発光装置1では、上述のように、実装基板20の上記一表面において光学部材60の外側に、光学部材60を実装基板20に固着する際に上記空間(光学部材60と実装基板20とで囲まれた空間)から溢れ出た封止樹脂を堰き止める環状(本実施形態では、円環状)の堰部27を突設してある。ここにおいて、堰部27は、白色系のレジストにより形成されている。また、堰部27は、当該堰部27の内周面から内方へ延出し当該堰部27の中心と光学部材60の中心軸とをセンタリングする複数(本実施形態では、4つ)のセンタリング用爪部27bが周方向に離間して等間隔で設けられ、且つ、色変換部材70の位置決め部を兼ねている。ここで、上述のセンタリング用爪部27bの数は4つに限定するものではないが、少なくとも3つ設けることが望ましく、堰部27と光学部材60との間に溜めることが可能な封止樹脂の許容量を多くするためにセンタリング用爪部27bの幅寸法は小さいほうが望ましい。
また、色変換部材70は、実装基板20側の端縁に、堰部27に係合する切欠部71が全周に亘って形成されている。したがって、本実施形態の発光装置1では、実装基板20に対する色変換部材70の位置決め精度を高めることができ、また、色変換部材70と光学部材60との間隔を短くすることができる。なお、切欠部71は、色変換部材70の端縁側と内面70a側とが開放されている。
また、上述の実装基板20における導体パターン23,23は、色変換部材70よりも外側において露出した部位が上述の外部接続用電極部23b,23bを構成している。
本実施形態の発光装置1の製造にあたっては、図7(a)に示すように、実装基板20にLEDチップ10を実装してLEDチップ10とボンディングワイヤ14,14とを電気的に接続した後、配線基板22の窓孔24に連続して形成されている樹脂注入孔28からサブマウント部材30と配線基板22との隙間、ドーム状の光学部材60の内側それぞれに上述の封止部50の一部となる液状の封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂)50aを注入して光学部材60を実装基板20に対向させ、図7(b)に示すように光学部材60と実装基板20とを近づけ、図7(c)に示すように光学部材60を位置決めしてから液状の封止樹脂50aを硬化させることにより封止部50を形成するとともに光学部材60を実装基板20に固着し、その後、色変換部材70を実装基板20に固着するようにしている。ここで、図7(a)では、ドーム状の光学部材60の内側に、光学部材60の内側空間の容積よりも多い適量(定量)の封止樹脂50aを注入するようにしている。また、実装基板20の上記一表面側において光学部材60と堰部27と保護層26とで囲まれた空間に溜まった封止樹脂50aは、硬化させることにより図5(a)における樹脂部50bとなる。
このような製造方法によれば、製造過程で封止部50にボイドが発生しにくくなり、信頼性が高く且つ光出力が大きな発光装置1を提供することができる。ここで、図7(b)のように光学部材60を実装基板20に近づける前(つまり、図7(a)の段階)に、サブマウント部材30と配線基板22との隙間に注入した封止樹脂50aを硬化させておけば、図7(b)に示すように光学部材60と実装基板20とを近づける際にボイドが抜けやすくなるという利点がある。
以上説明した発光装置1では、LEDチップ10から放射された光の配光を制御する光学部材60がドーム状に形成され実装基板20との間にLEDチップ10を収納する形で実装基板20の上記一表面側に固着されており、光学部材60と実装基板20とで囲まれた上記空間に充実されLEDチップ10を封止した透光性の封止樹脂からなる封止部50と、実装基板20の上記一表面側で光学部材60を囲む形で配設されたドーム状の色変換部材70とを備え、実装基板20の上記一表面において光学部材60の外側に、光学部材60を実装基板20に固着する際に上記空間から溢れ出た封止樹脂50aを堰き止める環状の堰部27が突設され、堰部27は、当該堰部27の内周面から内方へ延出し当該堰部27の中心と光学部材60の中心軸とをセンタリングする複数のセンタリング用爪部27bが周方向に離間して設けられ、且つ、色変換部材70の位置決め部を兼ねており、導体パターン23,23は、色変換部材70よりも外側において露出した部位が外部接続用電極部23b,23bを構成しているので、封止部50にボイドが発生するのを防止できてボンディングワイヤ14,14の断線や光出力の低下を防止できるとともに光学部材60の位置決め精度を高めることができ、しかも、光学部材60と堰部27の内周面とが離間しているので、堰部27の外側へ封止樹脂50aが溢れて外部接続用電極部23b,23b上に付着するのを抑制することができ、外部接続用電極部23b,23bでの半田付け不良などの発生を防止可能となる。
また、上述の発光装置1では、堰部27が、白色系のレジストにより形成されているので、LEDチップ10から放射された光や蛍光体から放射された光が堰部27で吸収されるのを防止することができ、光出力の高出力化を図れる。
また、上述の発光装置1では、サブマウント部材30の厚み寸法を、当該サブマウント部材30の表面が配線基板22の上記一表面(保護層26の表面)よりも伝熱板21から離れるように設定してあるので、LEDチップ10から側方に放射された光が配線基板22に吸収されるのを抑制でき、光出力の高出力化を図れる。
また、上述の回路基板4は、各発光装置1の接続関係を規定する回路パターン(配線パターン)402が有機系絶縁基板401の一表面側に形成されている。ここにおいて、回路基板4の有機系絶縁基板401の材料としては、例えば、FR4のようなガラスエポキシ樹脂を採用すればよいが、ガラスエポキシ樹脂に限らず、例えば、ポリイミド系樹脂、フェノール樹脂などでもよい。なお、本実施形態では、複数の発光装置1を直列接続しているが、複数の発光装置1の接続関係は特に限定するものではなく、例えば、並列接続するようにしてもよいし、直列接続と並列接続とを組み合わせてもよい。
また、回路基板4は、器具本体100のモジュール取付部102に貫設されている電線挿通孔104に挿通された給電用のリード線が挿通される電線挿通孔406が貫設されており、電線挿通孔406に挿通された一対の電線が電気的に接続されるようになっている。また、回路基板4は、器具本体100のモジュール取付部102側とは反対の表面側に白色系のレジスト層からなる光反射層203が形成されており、回路パターン402の大部分が光反射層203により覆われている。
また、回路基板4は、発光装置1の一部を通す各開口窓404の開口サイズが発光装置1における実装基板20の平面サイズよりもやや大きく設定されている。ここにおいて、回路基板4には、発光装置1のLEDチップ10へ過電圧が印加されるのを防止するために、過電圧防止用の表面実装型のツェナダイオード431および表面実装型のセラミックコンデンサ432が各開口窓204の近傍で実装されている。なお、回路基板4は、固定ねじ(図示せず)を用いて器具本体100のモジュール取付部102に取り付けられている。
また、発光装置1は、図3に示すように、実装基板20の各外部接続用電極部23bが端子板410を介して回路基板4の回路パターン402と電気的に接続されている。ここにおいて、端子板410は、細長の金属板の一端部をL字状に曲成することにより回路パターン402に厚み方向が重なる形で半田などを用いて接合される端子片411を形成するとともに、他端部をJ字状に曲成することにより外部接続用電極部23bに厚み方向が一致する形で半田などを用いて接合される端子片412を形成したものであり、器具本体100と回路基板4との線膨張率差に起因して接続端子410と外部接続用電極部23bおよび回路パターン402それぞれとの接合部に発生する応力を緩和可能となっており、各発光装置1と回路基板4との間の接続信頼性を高めることができる。なお、端子板410としては、ジャンパピンを用いてもよい。
また、上述のカバー部材3は、透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ガラスなど)の成形品により構成されており、器具本体100のモジュール取付部102の前面側において回路基板4から離間して配置される前板部3aと、前板部3aの周縁からモジュール取付部102の前面側へ連続一体に突出した円環状の側板部3bとを備えている。なお、カバー部材3は、器具本体100のモジュール取付部102に取付ねじ(図示せず)を用いて取り付けられている。また、カバー部材3は、上述の前板部3aに各レンズ部301が連続一体に形成されており、各レンズ部301が各発光装置1の光軸に一致する形で配置されている。
カバー部材3における各レンズ部301は、発光装置1に向かって凸となる形状に形成されるとともに先端部に発光装置1の少なくとも一部(本実施形態では、色変換部材70)を収納する凹所302が形成されており、凹所302の内底面302aから入射した光を当該レンズ部301の光出射面301bに直接導く機能と、凹所302の内側面302bから入射した光を当該レンズ部301の外側面301cで反射して当該レンズ部301の光出射面301bに導く機能とを有するように設計してあり、カバー部材3の前板部3aにおけるモジュール取付部102との対向面を含む平面からモジュール取付部102に近づくにつれて外径が徐々に小さくなる形状となっている。また、各レンズ部301の光出射面301bは、中央部が凸曲面状に形成され周部が平面状に形成されている。なお、発光装置1の構造によっては、レンズ部301の凹所302に発光装置1の全部を収納するようにしてもよい。
ところで、LEDモジュール2のベース基板200は、ガラスエポキシ樹脂基板からなる有機系絶縁基板201の一表面側に導体層(以下、第1の導体層と称する)202を有するとともに他表面側に導体層(以下、第2の導体層と称する)203を有しており、LEDモジュール2の各発光装置1は、ベース基板200の第1の導体層202に接合されて熱結合されている。ここにおいて、LEDモジュール2は、ベース基板200における有機系絶縁基板201の上記一表面の全体に亘って第1の導体層202が形成されており、各発光装置1それぞれと第1の導体層202との間に発光装置1と第1の導体層202とを電気的に絶縁し且つ両者を熱結合させる熱硬化性の固着材からなる絶縁層90が介在している。ここで、熱硬化性の固着材としては、シリカやアルミナなどのフィラーからなる充填材を含有し且つ加熱時に低粘度化する樹脂シート(例えば、溶融シリカを高充填したエポキシ樹脂シートのような有機グリーンシート)を用いており、上記樹脂シートは、電気絶縁性を有するとともに熱伝導率が高く加熱時の流動性が高く凹凸面への密着性が高いので、発光装置1の実装基板20とベース基板200の第1の導体層202との間に上記樹脂シートを介在させた後で上記樹脂シートを加熱することで実装基板20とベース基板200の第1の導体層202とを接合する際に絶縁層90と実装基板20およびベース基板200の第1の導体層202との間に空隙が発生するのを防止することができて、密着不足による熱抵抗の増大やばらつきの発生を防止することができ。
また、上述のLEDモジュール2は、ベース基板200が器具本体100のモジュール取付部102の後面側に配置され第1の導体層202がモジュール取付部102に熱結合されている。なお、ベース基板200は、上述の回路基板4をモジュール取付部102に取り付ける固定ねじによりモジュール取付部102に取り付けて第1の導体層202をモジュール取付部102の後面に密着させることで熱結合させてもよいし、上述の熱硬化性の固着材を用いてモジュール取付部102と第1の導体層202とを接合することで熱結合させるようにしてもよし、熱硬化性の固着材と固定ねじとの両方を利用してもよい。
以上説明した本実施形態の照明器具では、金属製の器具本体100におけるモジュール取付部102に各発光装置1それぞれが挿入される複数の窓孔103が形成され、各発光装置1がベース基板200における有機系絶縁基板201の上記一表面側の第1の導体層202に接合されて熱結合され、ベース基板200がモジュール取付部102の後面側に配置され第1の導体層202がモジュール取付部102に熱結合されているので、各発光装置1で発生した熱を有機系絶縁基板201の上記一表面側の第1の導体層202を通して金属製の器具本体100のモジュール取付部102へ伝熱させることができ、LEDチップ10から器具本体100までの熱抵抗を小さくすることができるから、LEDチップ10の温度上昇を抑制できて光出力の高出力化を図れる。
また、本実施形態の照明器具では、各発光装置1の接続関係を規定する回路パターン402が他の有機系絶縁基板401の一表面上に形成されるとともに各発光装置1それぞれに対応する部位に各発光装置1の一部を通す開口窓403が形成されモジュール取付部102の前面側に配置される回路基板4を備え、ベース基板200の第1の導体層202が有機系絶縁基板201の上記一表面の全体に亘って形成されているので、ベース基板200において有機系絶縁基板201の上記一表面の一部に第1の導体層202が形成されている場合に比べて、放熱性が向上する。
また、本実施形態の照明器具では、ベース基板200が、有機系絶縁基板201の上記一表面側の第1の導体層202とは別に、他表面の全体に亘って第2の導体層203を有しているので、ベース基板200において有機系絶縁基板201の他表面側に伝熱された熱を他表面側の第2の導体層203により広い範囲に伝熱させることができ、放熱性が向上する。なお、本実施形態では、各導体層202,203が銅箔により形成されており、厚み寸法を18μmに設定してあるが、厚み寸法は18μmに限定するものではなく、例えば、35μmでもよく、放熱性の観点からは各導体層202,203の厚み寸法を大きくすることが望ましい。
(実施形態2)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態1と略同じあり、実施形態1にて説明した回路基板4を用いずに、図8に示すように、ベース基板200の上記一表面側の第1の導体層202が各発光装置1の接続関係を規定する回路パターンを構成するようにし、発光装置1を搭載する回路パターンの平面サイズが発光装置1の平面サイズよりも大きくなっている点に特徴がある。ここにおいて、発光装置1は、実装基板20の各外部接続用電極部23bがジャンパピン420を介して、それぞれ第1の導体層202の一部からなる回路パターンと電気的に接続されている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
しかして、本実施形態の照明器具では、ベース基板200とは別に実施形態1にて説明した回路基板4を設ける必要がないので、低コスト化を図れる。
(実施形態3)
本実施形態の照明器具の基本構成は実施形態2と略同じであり、実施形態1,2にて説明した発光装置1における実装基板20を用いずに、図9に示すように、LEDチップ10がサブマウント部材30を介してベース基板200の上記一表面側の第1の導体層202に搭載されている点が相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
しかして、本実施形態の照明器具では、実施形態2に比べて低コスト化を図れるとともに、LEDチップ10から器具本体10までの熱抵抗を低減することができる。
なお、上述の各実施形態1〜3では、LEDチップ10として、発光色が青色の青色LEDチップを採用しており、結晶成長用基板としてSiC基板を採用しているが、SiC基板の代わりにGaN基板やサファイア基板を用いてもよく、SiC基板やGaN基板を用いた場合には結晶成長用基板として絶縁体であるサファイア基板を用いている場合に比べて、結晶成長用基板の熱伝導率が高く結晶成長用基板の熱抵抗を小さくできる。また、上述のLEDチップ10は、上記一表面側に上記アノード電極が形成され、上記他表面側にカソード電極が形成されているが、上記一表面側にアノード電極およびカソード電極が形成されていてもよく、この場合には、アノード電極およびカソード電極の両方ともボンディングワイヤ14を介して導体パターン23,23と直接接続することができる。また、LEDチップ10から放射される光は青色光に限らず、例えば、赤色光、緑色光、紫色光、紫外光などでもよい。
また、実施形態1,2においてLEDチップ10と実装基板20における伝熱板21との線膨張率の差が比較的小さい場合にはサブマウント部材30は必ずしも設ける必要はない。実施形態1,2における発光装置1では、LEDチップ10としてチップサイズが1mm□のものを用いサブマウント部材30上に1個のLEDチップ10を配置しているが、LEDチップ10のチップサイズや数は特に限定するものではなく、例えば、LEDチップ10としてチップサイズが0.3mm□のものを採用するようにして、1個のサブマウント部材30上に複数個(図示例では、8個)のLEDチップ10を配置し、これら複数個のLEDチップ10をサブマウント部材30の電極パターンおよび図示しないボンディングワイヤを介して直列接続するようにしてもよい。また、発光装置1の構造は実施形態1〜3の構造に限らず、例えば、LEDチップ10を収納する収納凹所が一表面に形成されたセラミックパッケージを備えた表面実装型の発光装置でもよい。
実施形態1の照明器具の概略断面図である。 同上の照明器具の要部概略分解斜視図である。 同上の照明器具の要部概略斜視図である。 同上の照明器具におけるLEDモジュールの概略分解斜視図である。 同上の照明器具における発光装置を示し、(a)は概略断面図、(b)は他の概略断面図である。 同上の照明器具における発光装置の要部概略平面図である。 同上の照明器具における発光装置の製造方法の説明図である。 実施形態2の照明器具の概略断面図である。 実施形態3の照明器具を示し、(a)は概略断面図、(b)はLEDモジュールの要部概略断面図である。 従来例を示し、(a)は照明器具の概略断面図、(b)はLEDユニットの概略斜視図、(c)はLEDユニットの概略断面図である。
符号の説明
1 発光装置
2 LEDモジュール
4 回路基板
10 LEDチップ
20 実装基板
21 伝熱板
22 配線基板
23 導体パターン
90 絶縁層
100 器具本体
102 モジュール取付部
103 窓孔
200 ベース基板
201 有機系絶縁基板
202 導体層
203 導体層
401 有機系絶縁基板(他の有機系絶縁基板)
402 回路パターン
403 開口窓

Claims (5)

  1. LEDチップを用いた複数の発光装置が有機系絶縁基板の一表面側に導体層を有するベース基板の導体層に搭載されたLEDモジュールと、LEDモジュールを取り付けるモジュール取付部を有する金属製の器具本体とを備え、モジュール取付部は、各発光装置それぞれが挿入される複数の窓孔が形成され、LEDモジュールは、発光装置が導体層に接合されて熱結合され、ベース基板がモジュール取付部の後面側に配置され導体層がモジュール取付部に熱結合されてなることを特徴とする照明器具。
  2. 各発光装置の接続関係を規定する回路パターンが他の有機系絶縁基板の一表面上に形成されるとともに各発光装置それぞれに対応する部位に各発光装置の一部を通す開口窓が形成されモジュール取付部の前面側に配置される回路基板を備え、ベース基板は、有機系絶縁基板の前記一表面の全体に亘って導体層が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. ベース基板は、有機系絶縁基板の前記一表面側の導体層が各発光装置の接続関係を規定する回路パターンを構成しており、発光装置を搭載する回路パターンの平面サイズが発光装置の平面サイズよりも大きいことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  4. ベース基板は、有機系絶縁基板の前記一表面側の導体層とは別に、他表面の全体に亘って導体層を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 発光装置は、LEDチップと、一表面側にLEDチップへの給電用の導体パターンを有しLEDチップが前記一表面側に実装された実装基板とを備え、実装基板は、熱伝導性材料からなりLEDチップが搭載される伝熱板と、前記導体パターンを有し伝熱板における前記LEDチップの搭載面側に固着された配線基板とからなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の照明器具。
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