JP2007243054A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDチップの発熱に起因した蛍光体の発光効率の低下を抑制することができる発光装置を提供する。
【解決手段】青色光を放射するLEDチップ10と、LEDチップ10が一表面側において実装された実装基板20と、LEDチップ10から放射された光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体(黄色蛍光体)および透光性材料たるシリコーンにより形成されたものであって実装基板20の上記一表面側において実装基板20との間にLEDチップ10などを囲む形で配設されるドーム状の色変換部材70とを備えている。実装基板20と色変換部材70との間に介在して実装基板20から色変換部材70への熱伝導を阻止する断熱層90が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDチップ(発光ダイオードチップ)を利用した発光装置に関するものである。
従来から、図7に示すように、LEDチップ10と、LEDチップ10が一表面側において実装された実装基板20と、実装基板20の上記一表面側においてLEDチップ10が収納された収納凹所20a内でLEDチップ10を封止し且つLEDチップ10から放射された光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体171を含有する色変換部(波長変換部)170とを備えた発光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、図7に示した構成の発光装置では、色変換部170がLEDチップ10に接しているので、LEDチップ10で発生した熱が色変換部170の蛍光体171に伝わりやすく蛍光体171の温度が上昇しやすく、蛍光体171の発光効率が当該蛍光体171の温度上昇に伴って低下する温度消光の問題があった。
これに対して、図8や図9に示すように、LEDチップ10と、LEDチップ10が一表面側において実装された実装基板20と、LEDチップ10から放射された光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を透光性樹脂とともに成形した成形品であって実装基板20の上記一表面側において実装基板20との間に少なくともLEDチップ10を囲む形で配設される色変換部材(波長変換部材)70とを備え、白色光を得ることができる発光装置が提案されている(例えば、特許文献2,3参照)。
図8や図9に示した構成の発光装置では、LEDチップ10と色変換部材70とが離れているので、LEDチップ10で発生した熱が色変換部材70に伝わりにくく、LEDチップ10の発熱に起因した蛍光体の発光効率の低下を抑制することができるという利点がある。
特開2004−153109号公報 特開2005−166733号公報 特開2005−158949号公報
しかしながら、図8や図9に示した構成の発光装置においても、LEDチップ10で発生した熱が実装基板20を介して色変換部材70へ熱伝導されて蛍光体の発光効率が低下してしまう。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、LEDチップの発熱に起因した蛍光体の発光効率の低下を抑制することができる発光装置を提供することにある。
請求項1の発明は、LEDチップと、LEDチップが一表面側において実装された実装基板と、LEDチップから放射された光によって励起されてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体および透光性材料により形成したものあって実装基板の前記一表面側において実装基板との間に少なくともLEDチップを囲む形で配設される色変換部材とを備え、実装基板と色変換部材との間に介在して実装基板から色変換部材への熱伝導を阻止する断熱層が設けられてなることを特徴とする。
この発明によれば、実装基板と色変換部材との間に介在して実装基板から色変換部材への熱伝導を阻止する断熱層が設けられているので、LEDチップで発生した熱が色変換部材へ熱伝導されるのを阻止することができ、LEDチップの発熱に伴う色変換部材の温度上昇を抑制できるから、LEDチップの発熱に起因した蛍光体の発光効率の低下を抑制することができる。
請求項1の発明では、LEDチップの発熱に起因した蛍光体の発光効率の低下を抑制することができるという効果がある。
(実施形態1)
以下、本実施形態の発光装置について図1〜図4を参照しながら説明する。
本実施形態の発光装置1は、LEDチップ10と、LEDチップ10が一表面側において実装された矩形板状の実装基板20と、LEDチップ10から放射された光の配光を制御するドーム状の光学部材であって実装基板20との間にLEDチップ10を収納する形で実装基板20の一表面側(図1(a)における上面側)に固着された透光性材料からなる光学部材60と、光学部材60と実装基板20とで囲まれた空間でLEDチップ10および当該LEDチップ10に電気的に接続されたボンディングワイヤ14,14を封止した封止材料からなり透光性および弾性を有する封止部50と、LEDチップ10から放射された光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体および透光性材料により形成されたものであって実装基板20の上記一表面側において実装基板20との間にLEDチップ10などを囲む形で配設される色変換部材70とを備えている。ここにおいて、色変換部材70は、実装基板20の上記一表面側において光学部材60の光出射面60bとの間に空気層80が形成されるように配設されている。
なお、本実施形態の発光装置1は、例えば照明器具の光源として用いるものであり、例えばグリーンシート(例えば、シリカやアルミナなどのフィラーを高充填したエポキシ樹脂層のような熱伝導性が高く加熱時の流動性が高い可塑性シート材料)を用いて金属(例えば、Al,Cuなどの熱伝導率の高い金属)製の器具本体100に実装する(発光装置1と器具本体100との間にグリーンシートを介在させた後でグリーンシートを加熱して塑性変形させることでグリーンシートを基礎とする絶縁層91により発光装置1と器具本体100とを固着する)ことによって、発光装置1と器具本体100との間にサーコン(登録商標)のようなゴムシート状の放熱シートなどを挟む場合に比べて、LEDチップ10から器具本体100までの熱抵抗を小さくすることができて放熱性が向上し、LEDチップ10のジャンクション温度の温度上昇を抑制できるから、入力電力を大きくでき、光出力の高出力化を図れる。ここで、照明器具の場合には、所望の光出力が得られるように、器具本体100に複数個の発光装置1を実装して複数個の発光装置1を直列接続したり並列接続したりすればよい。
実装基板20は、熱伝導性材料からなりLEDチップ10が熱応力緩和用のサブマウント部材30を介して実装される矩形板状の伝熱板21と、伝熱板21の一面側(図1(a)における上面側)に積層される矩形板状の配線基板22とで構成されている。ここにおいて、配線基板22は、伝熱板21側とは反対の表面側にLEDチップ10への給電用の一対のリードパターン23,23が設けられるとともにサブマウント部材30に対応する部位に厚み方向に貫通する矩形状の窓孔24が形成されており、LEDチップ10で発生した熱が配線基板22を介さずにサブマウント部材30および伝熱板21に伝熱されるようになっている。上述の熱伝導性材料としては、Cuを採用しているが、Cuに限らず、例えば、Alなどを採用してもよい。また、配線基板22の絶縁性基材としては、FR4を用いたガラスエポキシ基板を採用しており、各リードパターン23,23は、上記ガラスエポキシ基板の一表面側に形成されたCu膜とNi膜とAg膜との積層膜により構成されている。なお、配線基板22の他表面側には反り防止用金属膜25が形成されており、伝熱板21と配線基板22とは、シート状の接着フィルム(図示せず)を用いて固着されているが、反り防止用金属膜25および伝熱板21それぞれの材料がCuの場合には、接着フィルムを用いずに固着することも可能である。また、配線基板22の絶縁性基材の材料は、FR4のようなガラスエポキシ樹脂に限らず、例えば、ポリイミド系樹脂や、フェノール樹脂などでもよい。
また、配線基板22は、伝熱板21側とは反対の表面側に白色系の樹脂からなるレジスト層26が積層されており、レジスト層26は、中央部に両リードパターン23,23のインナーリード部23a,23aを露出させる円形状の開口窓26aが形成され、周部に各リードパターン23,23のアウターリード部23b,23bそれぞれを露出させる円形状の開口窓26b,26bが形成されている。
LEDチップ10は、青色光を放射するGaN系青色LEDチップであり、結晶成長用基板としてサファイア基板に比べて格子定数や結晶構造がGaNに近く且つ導電性を有するn形のSiC基板からなる導電性基板11を用いており、導電性基板11の主表面側にGaN系化合物半導体材料により形成されて例えばダブルへテロ構造を有する積層構造部からなる発光部12がエピタキシャル成長法(例えば、MOVPE法など)により成長され、導電性基板11の裏面に図示しないカソード側の電極であるカソード電極(n電極)が形成され、発光部12の表面(導電性基板11の主表面側の最表面)に図示しないアノード側の電極であるアノード電極(p電極)が形成されている。要するに、LEDチップ10は、一表面側にアノード電極が形成されるとともに他表面側にカソード電極が形成されている。上記カソード電極および上記アノード電極は、Ni膜とAu膜との積層膜により構成してあるが、上記カソード電極および上記アノード電極の材料は特に限定するものではなく、良好なオーミック特性が得られる材料であればよく、例えば、Alなどを採用してもよい。
なお、本実施形態では、LEDチップ10の発光部12が導電性基板11よりも伝熱板21から離れた側となるように伝熱板21に実装されているが、LEDチップ10の発光部12が導電性基板11よりも伝熱板21に近い側となるように伝熱板21に実装するようにしてもよい。光取り出し効率を考えた場合には、発光部12を伝熱板21から離れた側に配置することが望ましいが、本実施形態では導電性基板11と発光部12とが同程度の屈折率を有しているので、発光部12を伝熱板21に近い側に配置しても光の取り出し損失が大きくなりすぎることはない。
また、LEDチップ10は、LEDチップ10のチップサイズよりも大きなサイズの矩形板状に形成されLEDチップ10と伝熱板21との線膨張率の差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和する上述のサブマウント部材30を介して伝熱板21に実装されている。
サブマウント部材30は、上記応力を緩和する機能だけでなく、LEDチップ10で発生した熱を伝熱板21においてLEDチップ10のチップサイズよりも広い範囲に伝熱させる熱伝導機能を有している。本実施形態では、サブマウント部材30の材料として熱伝導率が比較的高く且つ絶縁性を有するAlNを採用しており、LEDチップ10は、上記カソード電極がサブマウント部材30におけるLEDチップ10側の表面に設けられ上記カソード電極と接続される導体パターン31(図4参照)および金属細線(例えば、金細線、アルミニウム細線など)からなるボンディングワイヤ14を介して一方のリードパターン23と電気的に接続され、上記アノード電極がボンディングワイヤ14を介して他方のリードパターン23と電気的に接続されている。なお、LEDチップ10とサブマウント部材30とは、例えば、SnPb、AuSn、SnAgCuなどの半田や、銀ペーストなどを用いて接合すればよいが、AuSn、SnAgCuなどの鉛フリー半田を用いて接合することが好ましい。
また、サブマウント部材30は、導体パターン31の周囲に、LEDチップ10から放射された光を反射する反射膜32が形成されている。サブマウント部材30の厚み寸法は、反射膜32の表面が配線基板22の上記一表面(レジスト層26の表面)よりも伝熱板21から離れるように設定してある。したがって、LEDチップ10の側面から放射された光がサブマウント部材30や配線基板22に吸収されるのを防止することができて外部への光取り出し効率の向上による光出力の向上を図れる。なお、反射膜32は、Ni膜とAg膜との積層膜により構成してある。また、反射膜32には、両ボンディングワイヤ14、14が接触したときにLEDチップ10の両電極間が反射膜32を介して短絡されるのを防止するために反射膜32を2つの領域に絶縁分離するスリット33,33が形成されている。
ここにおいて、LEDチップ10およびサブマウント部材30は、それぞれ平面形状が矩形状(本実施形態では、正方形状)であり、LEDチップ10は、平面視における各辺それぞれがサブマント部材30の一対の対角線のいずれか一方の対角線に交差する形でサブマウント部材30の中央部に配置されているので、LEDチップ10の各側面それぞれからサブマウント部材30側へ放射された光を反射膜32により効率良く反射することができ、外部への光取り出し効率の向上による光出力の向上を図れる。なお、本実施形態では、LEDチップ10とサブマント部材30とを厚み方向に沿った中心軸が略一致し、且つ、LEDチップ10の平面視における各辺それぞれがサブマウント部材30の上記一方の対角線と略45度の角度をなすように配置してある。
サブマウント部材30の材料はAlNに限らず、線膨張率が導電性基板11の材料である6H−SiCに比較的近く且つ熱伝導率が比較的高い材料であればよく、例えば、複合SiC、Siなどを採用してもよい。本実施形態では、LEDチップ10がサブマウント部材30を介して伝熱板21に実装されているので、LEDチップ10で発生した熱をサブマウント部材30および伝熱板21を介して効率良く放熱させることができるとともに、LEDチップ10と伝熱板21との線膨張率差に起因してLEDチップ10に働く応力を緩和することができる。
上述の封止部50の封止材料としては、シリコーンを用いているが、シリコーンに限らず、例えばアクリル樹脂などを用いてもよい。
光学部材60は、透光性材料(例えば、シリコーンなど)の成形品であってドーム状に形成されている。ここで、本実施形態では、光学部材60をシリコーンの成形品により構成しているので、光学部材60と封止部50との屈折率差および線膨張率差を小さくすることができる。なお、封止部50の材料がアクリル樹脂の場合には、光学部材60もアクリル樹脂により形成することが好ましい。
ところで、光学部材60は、光出射面60bが、光入射面60aから入射した光を光出射面60bと上述の空気層80との境界で全反射させない凸曲面状に形成されている。ここで、光学部材60は、光出射面60bが球面の一部により形成されており、当該球面の中心がLEDチップ10の厚み方向に沿った発光部12の中心線上に位置するように配置されている。言い換えれば、光学部材60は、当該光学部材60の光軸がLEDチップ10の厚み方向に沿った発光部12の中心線上に位置するように配置されている。したがって、LEDチップ10から放射され光学部材60の光入射面60aに入射された光が光出射面60bと空気層80との境界で全反射されることなく色変換部材70まで到達しやすくなり、全光束を高めることができる。なお、LEDチップ10の側面から放射された光は封止部50および光学部材60および空気層80を伝搬して色変換部材70まで到達し色変換部材70の蛍光体を励起したり蛍光体には衝突せずに色変換部材70を透過したりする。また、光学部材60は、位置によらず法線方向に沿って肉厚が一様となるように形成されており、上述の封止部50は、半球状の形状に形成されている。
色変換部材70は、シリコーンのような透光性材料とLEDチップ10から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体とを混合した混合物の成形品により構成されている(つまり、色変換部材70は、蛍光体を含有している)。したがって、本実施形態の発光装置1は、LEDチップ10から放射された青色光と黄色蛍光体から放射された光とが色変換部材70の外面70bを通して放射されることとなり、白色光を得ることができる。なお、色変換部材70の材料として用いる透光性材料は、シリコーンに限らず、例えば、アクリル樹脂、ガラス、有機成分と無機成分とがnmレベルもしくは分子レベルで混合、結合した有機・無機ハイブリッド材料などを採用してもよい。また、色変換部材70の材料として用いる透光性材料に混合する蛍光体も黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを混合しても白色光を得ることができる。
ここで、色変換部材70は、内面70aが光学部材60の光出射面60bに沿った形状に形成されている。したがって、光学部材60の光出射面60bの位置によらず法線方向における光出射面60bと色変換部材70の内面70aとの間の距離が略一定値となっている。なお、色変換部材70は、位置によらず法線方向に沿った肉厚が一様となるように成形されている。
また、色変換部材70は、実装基板20側の端縁から実装基板20側へ突出し先端部に外方へ突出した係止爪71aを有する複数(本実施形態では、4つ)の取付脚71が上記端縁の周方向に離間して設けられ、実装基板20は、上記一表面側に各取付脚71それぞれが挿入される複数の凹所であってそれぞれ係止爪71aが係止される係止面を有する複数の凹所27が形成されている。要するに、本実施形態の発光装置1では、色変換部材70における実装基板20側の端縁から実装基板20側へ突出した複数の取付脚71の先端部に設けられた係止爪71aが実装基板20の上記一表面に形成された凹所27の上記係止面に係止されている。しかして、例えば天井取付型の照明器具などのように実装基板20の上記一表面側が下側となるような状態で使用される場合に光学部材60および色変換部材70が落下するのを防止することができる。また、本実施形態の発光装置1では、色変換部材70の各係止爪71aが各取付脚71それぞれの先端部から外方へ突設されているので、組立時に各係止爪71aが光学部材60に接触して封止部50に応力がかかるのを防止することができる。なお、凹所27は、配線基板22において窓孔24の周囲で厚み方向に貫設された矩形状の貫通孔27aと、伝熱板21の上記一面側に形成されて貫通孔27aに連通し且つ貫通孔27aよりも開口面積が大きな円形状の凹溝27bとで構成され、配線基板22において凹溝27bに臨む面が上記係止面を構成している。したがって、本実施形態の発光装置1では、実装基板20における凹所27を容易に形成することが可能である。
ところで、本実施形態の発光装置1は、実装基板20と色変換部材70との間に介在して実装基板20から色変換部材70への熱伝導を阻止する断熱層90が設けられている。ここで、本実施形態の発光装置1では、断熱層90を実装基板20の上記一表面側のレジスト層26の表面に形成してある。なお、本実施形態では、平面視形状が弧状の4つの断熱層90が、色変換部材70の上記端縁の周方向に離間して形成されており、色変換部材70の上記端縁のうち上記周方向において隣り合う取付脚71の間の各部位と実装基板20との間それぞれに断熱層90が介在している。
本実施形態では、断熱層90の材料として、色変換部材70の透光性材料であるシリコーンに比べて熱伝導率が小さなポリイミド樹脂を採用しているが、シリコーンを採用して内部に複数の微小な空孔を設けることで断熱層90として機能させるようにしてもよい。また、断熱層90は、色変換部材70を実装基板20に取り付ける前にあらかじめ色変換部材70に形成しておくようにしてもよいし、実装基板20と色変換部材70との両方に形成しておくようにしてもよい。
以上説明した本実施形態の発光装置1では、実装基板20と色変換部材70との間に介在して実装基板20から色変換部材70への熱伝導を阻止する断熱層90が設けられているので、LEDチップ10で発生した熱が色変換部材70へ熱伝導されるのを阻止することができ、LEDチップ10の発熱に伴う色変換部材70の温度上昇を抑制できるから、LEDチップ10の発熱に起因した蛍光体の発光効率の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の発光装置1では、サブマウント部材30の厚み寸法を、上述のように反射膜32の表面が配線基板22の上記一表面(レジスト層26の表面)よりも伝熱板21から離れるように設定してあるが、当該厚み寸法を、反射膜32の表面が色変換部材70における実装基板20側の上記端縁よりも伝熱板21から離れて位置するように設定することにより、LEDチップ10から側方に放射された光が断熱層90を通して出射されるのを防止することができる(つまり、LEDチップ10から放射された青色光が色変換部材70を通らずに外部へ出射されるのを防止することができる)。
ところで、上述の実施形態では、LEDチップ10として、発光色が青色の青色LEDチップを採用しており、導電性基板11としてSiC基板を採用しているが、SiC基板の代わりにGaN基板を用いてもよく、SiC基板やGaN基板を用いた場合には結晶成長用基板として絶縁体であるサファイア基板を用いている場合に比べて、結晶成長用基板の熱伝導率が高く結晶成長用基板の熱抵抗を小さくできる。また、LEDチップ10の発光色は青色に限らず、例えば、赤色、緑色などでもよい。すなわち、LEDチップ10の発光部12の材料はGaN系化合物半導体材料に限らず、LEDチップ10の発光色に応じて、GaAs系化合物半導体材料やGaP系化合物半導体材料などを採用してもよい。また、導電性基板11もSiC基板に限らず、発光部12の材料に応じて、例えば、GaAs基板、GsP基板などから適宜選択すればよい。また、LEDチップ10と実装基板20との線膨張率の差が比較的小さい場合には上述の実施形態で説明したサブマウント部材30は必ずしも設ける必要はない。また、上述の実施形態で説明した光学部材60は必ずしも設ける必要はない。
また、上述の実施形態の発光装置1では、LEDチップ10としてチップサイズが1mm□のものを用いサブマウント部材30上に1個のLEDチップ10を配置しているが、LEDチップ10のチップサイズや数は特に限定するものではなく、例えば、LEDチップ10としてチップサイズが0.3mm□のものを採用するようにして、図5に示すように、1個のサブマウント部材30上に複数個(図示例では、8個)のLEDチップ10を配置し、これら複数個のLEDチップ10を導体パターン31および図示しないボンディングワイヤを介して直列接続するようにしてもよい(なお、図5中の2つのボンディングワイヤ14,14は、複数個のLEDチップ10の直列回路と給電用のリードパターン23,23とを接続するためのものである)。
(実施形態2)
本実施形態の発光装置1は、図6に示すように、LEDチップ10と、LEDチップ10が一表面側において実装された実装基板20と、LEDチップ10に重ねて配置された凸レンズ状の光学部材160と、光学部材160と実装基板20とで囲まれた空間でLEDチップ10および当該LEDチップ10のアノード電極およびカソード電極それぞれに電気的に接続されたバンプ16,16を封止した封止材料からなり透光性および弾性を有する封止部150と、LEDチップ10から放射された光によって励起されてLEDチップ10の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体および透光性材料により形成したものであって実装基板20の上記一表面側において実装基板20との間にLEDチップ10などを囲む形で配設される色変換部材70とを備えている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
LEDチップ10は、青色光を放射するGaN系青色LEDチップであり、結晶成長用基板としてサファイア基板を用いており、当該サファイア基板の一表面側にGaN系化合物半導体材料により形成されて例えばダブルへテロ構造を有する積層構造部からなる発光部がエピタキシャル成長法(例えば、MOVPE法など)により成長され、アノード電極およびカソード電極が形成されている。
実装基板20は、LEDチップ10を収納する収納凹所20aが一表面に設けられ且つLEDチップ10のアノード電極およびカソード電極それぞれが上述のバンプ16,16を介して電気的に接続される配線(図示せず)が設けられたセラミック基板により構成してある。要するに、LEDチップ10は、上記発光部を収納凹所20aの内底面に対向させた形でフリップチップ実装されており、上記発光部にて発光した光が上記サファイア基板を通して図6の上面側へ取り出される。なお、実装基板20における収納凹所20aは、内底面から離れるにつれて開口面積が徐々に大きくなっている。
各バンプ16,16は、金などの金属材料により形成されている。また、上記各配線はそれぞれ、実装基板20における収納凹所20aの内底面と実装基板20の他表面(図1(a)における下面)との間の部分に貫設された貫通配線(図示せず)を介して、実装基板20の上記他表面に設けられた外部接続用電極(図示せず)と電気的に接続されている。
また、本実施形態の発光装置1は、LEDチップ10の光取り出し面側(上記サファイア基板の他表面側)重ねて配置された凸レンズ状の光学部材160を備えており、上述の色変換部材70が、光学部材160の光出射面160bとの間に空気層80が介在する形で実装基板20に気密的に封着されている。
光学部材160は、LEDチップ10側の光入射面160aが平面状に形成されるとともにLEDチップ10側とは反対側の光出射面160bが凸曲面状に形成されている。ここにおいて、光学部材160は、屈折率が1.8のガラスにより構成してあるが、光学部材160は、ガラスに限らず、例えば、シリコーンにより形成してもよい。
ところで、光学部材160は、光出射面160bが、光入射面160aから入射した光を光出射面160bと上述の空気層80との境界で全反射させない凸曲面状に形成されている。ここで、光学部材160とLEDチップ10とは、互いの光軸が一致するように配置されている。また、実装基板20の収納凹所20a内には、上述のようにLEDチップ10を封止した封止樹脂からなる封止部150が設けられており、光学部材160は、上記封止材料により実装基板20に接着されている。
また、上述の色変換部材70は、矩形板状に形成されている。ここにおいて、色変換部材70は、シリコーンのような透光性材料とLEDチップ10から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体とを混合した混合物の成形品により構成されている(つまり、色変換部材70は、蛍光体を含有している)。したがって、本実施形態の発光装置1は、LEDチップ10から放射された青色光と黄色蛍光体から放射された光とが色変換部材70を通して放射されることとなり、白色光を得ることができる。なお、色変換部材70の材料として用いる透光性材料は、シリコーンに限らず、例えば、アクリル樹脂、ガラス、有機成分と無機成分とがnmレベルもしくは分子レベルで混合、結合した有機・無機ハイブリッド材料などを採用してもよい。また、色変換部材70の材料として用いる透光性材料に混合する蛍光体も黄色蛍光体に限らず、例えば、赤色蛍光体と緑色蛍光体とを混合しても白色光を得ることができる。
ところで、本実施形態の発光装置1では、矩形板状の色変換部材70の周部と、実装基板20の収納凹所20aの開口面付近に形成された段部20bとの間にポリイミド樹脂からなる断熱層90を介在させてあり、実装基板20の収納凹所20aが色変換部材70により閉塞されている。
本実施形態では、断熱層90の材料として、色変換部材70の透光性材料であるシリコーンに比べて熱伝導率が小さなポリイミド樹脂を採用しているが、シリコーンを採用して内部に複数の微小な空孔を設けることで断熱層90として機能させるようにしてもよい。また、断熱層90は、色変換部材70を実装基板20に取り付ける前にあらかじめ色変換部材70に形成しておくようにしてもよいし、実装基板20と色変換部材70との両方に形成しておくようにしてもよい。
以上説明した本実施形態の発光装置1では、実施形態1と同様に、実装基板20と色変換部材70との間に介在して実装基板20から色変換部材70への熱伝導を阻止する断熱層90が設けられているので、LEDチップ10で発生した熱が色変換部材70へ熱伝導されるのを阻止することができ、LEDチップ10の発熱に伴う色変換部材70の温度上昇を抑制できるから、LEDチップ10の発熱に起因した蛍光体の発光効率の低下を抑制することができる。なお、本実施形態では、LEDチップ10の光取り出し面側に光学部材160を配置してあるが、光学部材160は必ずしも設ける必要はない。
実施形態1の発光装置を示し、(a)は器具本体に実装した状態の概略断面図、(b)は要部概略平面図である。 同上の発光装置の一部破断した概略分解斜視図である。 同上の発光装置における色変換部材を示し、(a)は一部破断した正面図、(b)は下面図である。 同上の発光装置におけるサブマウント部材の概略斜視図である。 同上の発光装置の他の構成例を示す要部概略平面図である。 実施形態2の発光装置を示す概略断面図である。 従来例の発光装置を示す概略断面図である。 他の従来例の発光装置を示す概略断面図である。 別の従来例の発光装置を示す概略断面図である。
符号の説明
1 発光装置
10 LEDチップ
14 ボンディングワイヤ
20 実装基板
21 伝熱板
22 配線基板
23 リードパターン
26 レジスト層
27 凹所
27a 貫通孔
27b 凹溝
30 サブマウント部材
50 封止部
60 光学部材
60a 光入射面
60b 光出射面
70 色変換部材
71 取付脚
71a 係止爪
80 空気層
90 断熱層

Claims (1)

  1. LEDチップと、LEDチップが一表面側において実装された実装基板と、LEDチップから放射された光によって励起されてLEDチップの発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体および透光性材料により形成したものあって実装基板の前記一表面側において実装基板との間に少なくともLEDチップを囲む形で配設される色変換部材とを備え、実装基板と色変換部材との間に介在して実装基板から色変換部材への熱伝導を阻止する断熱層が設けられてなることを特徴とする発光装置。
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