JP2007200687A - 2分岐導波管を有するプラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、プラズマCVD法により第1、2の円筒型容器に同時におおよそ同レベルのマイクロ波エネルギーが供給されることで薄膜を成膜することを特徴とする2分岐導波管を有するプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】円筒型容器7−2と、マイクロ波エネルギーを注入するアンテナ7−4と、ガス供給管7−5とを有し、前記円筒型容器7−2全体が一体の空洞共振器(同軸共振器)7−1となるものが2個以上存在し、前記円筒型容器7−2に各々マイクロ波エネルギーを注入する2個以上の導波管6と2個以上のチューナ5が設けられ、これらの2個以上の円筒型容器7−2各々にマイクロ波エネルギーの供給方向を一定にしてエネルギー分岐を実現させたサーキュレータ3とアイソレータ2で構成されたことを特徴とする2分岐導波管を有するプラズマ処理装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は3次元中空容器、例えばプラスチックボトル、プラスチックカップ、プラスチックトレー、紙容器、紙カップ、紙トレー、その他中空のプラスチック成形品等の表面にプラズマ助成式化学蒸着法(PECVD)により薄膜を形成させる装置に関するものである。
ここ最近、中空容器は食品分野や医薬品分野等の様々な分野において、様々な機能を求められている。その中でプラスチック容器は、軽量、低コストという理由から包装容器として広く使用されている。さて、近年ではバリア性を持たせるために特にプラスチック容器にコーティングする技術が様々開発されており、これらの技術によりバリア薄膜が形成されたプラスチック容器が広く出回っている。ここで、バリア薄膜を形成する方法として、一般的には円筒構造の空洞共振器(同軸共振器)を用いて内部に成膜対象物を配置し、原料ガスを注入、さらにマグネトロンを発振部とする電源を用いて導波管、アイソレータ、チューナを介してマイクロ波エネルギーを注入、そしてそのエネルギーによりプラズマ化したガスにより成膜が施される。この時、空洞共振器内へ如何に効率良くマイクロ波エネルギーを注入するかがポイントとなる。
さらに実用面からは、前記装置形態の個数を増やすことで同時に多くの個数のプラスチック容器にコーティングする技術が望まれることになる。但し、装置サイズの大型化につながるため、コスト、寸法、能力を考えて最高効率の量産機をつくるためには1個の電源に2個以上の円筒構造の空洞共振器(同軸共振器)を用いることでコストを下げ、寸法を縮小して能力を上げることが可能となる。これを実現するためには電力を等分に分けて伝送するための2分岐された導波管が必要になる。また電力を低損失で決まった方向に送る手段として、サーキュレータ、アイソレータ等の素子の利用がある。(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1における装置構成は、その利用目的が不明も円筒構造の空洞共振器(同軸共振器)の天面側よりマイクロ波を注入し、中空容器の表面に薄膜を成膜するプラズマ処理装置でも適用できるとして、空洞共振器(同軸共振器)へのマイクロ波エネルギーを供給できたと仮定しても、基本原理は端子から入った高周波電力を別の端子に低損失で伝送する技術にスイッチング機能を付与したものである。つまり、マイクロ波導波経路の切替を、電磁石により直流磁界を印加するサーキュレータを用いたものである。したがって、2個以上の円筒型容器各々にマイクロ波エネルギーの供給方向を一定にしてエネルギー分岐を実現させることで第1、2の円筒型容器に同時におおよそ同レベルのマイクロ波エネルギーを供給するものではない。
特許文献2では、マイクロ波をサーキュレータを用いて分岐する方法を用いるが送受信フィルタや同軸系で接続された系であること、用途がマイクロ波の無線通信であることから、前述の2分岐しながら同時に同レベルのエネルギーを供給するため、チューナで各分岐後を調整する内容にはあたらない。
以下に先行技術文献を示す。
特開2003−229701号公報 特許第3178434号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解決しようとするものであり、如何なる成膜対象物において、円筒型金属製容器の内面と金属製原料ガス導入管で形成される同軸構造体を積極的に利用した空洞共振器モードによって、封じ込められたマイクロ波エネルギーから得られるプラズマを用いてCVD法により第1、2の円筒型容器に同時におおよそ同レベルのマイクロ波エネルギーが供給されることで薄膜を成膜することを特徴とする2分岐導波管を有するプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、本発明の請求項1に係る発明は、マイクロ波エネルギーにより原料ガスをプラズマ化し、中空容器7−8の表面に薄膜を成膜する2分岐導波管を有するプラズマ処理装置であり、天面及び下面が封止された円筒型容器7−2と、前記天面から円筒軸に平行に設けられ、マイクロ波エネルギーを注入するアンテナ7−4と、前記下面から円筒軸に平行に設けられ、原料ガスを供給し、かつ前記アンテナ7−4とともに同軸導体を形成するガス供給管7−5とを有し、前記円筒型容器7−2全体が一体の空洞共振器(同軸共振器)7−1となるものが2個以上存在し、前記円筒型容器7−2に各々マイクロ波エネルギーを注入する2個以上の導波管6と2個以上のチューナ5が設けられ、これらの2個以上の円筒型容器7−2各々にマイクロ波エネルギーの供給方向を一定にしてエネルギー分岐を実現させた共通のサーキュレータ3と電源1保護用の共通のアイソレータ2で構成されたことを特徴とする2分岐導波管を有するプラズマ処理装置である。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載の2分岐導波管を有するプラズマ処理装置において、前記電源1、アイソレータ2、サーキュレータ3を介して送り込まれたマイクロ波エネルギーが第1の導波管6を通り、第1のチューナ5を介して第1の円筒型容器7−2に注入され、このときのインピーダンス整合状態をおおよそ、電力の進行波:反射波比で2:1になることを特徴とする2分岐導波管を有するプラズマ処理装置である。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の2分岐導波管を有するプラズマ処理装置において、前記電源1、アイソレータ2、サーキュレータ3を介して送り込まれたマイクロ波エネルギーが第2の導波管6´を通り、第2のチューナ5´を介して第2の円筒型容器7−2´に注入され、このときのインピーダンス整合状態をおおよそ、電力の進行波:反射波比で1:0になることを特徴とする2分岐導波管を有するプラズマ処理装置である。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか1項記載の2分岐導波管を有するプラズマ処理装置において、前記電源1、アイソレータ2、サーキュレータ3を介して送り込まれたマイクロ波エネルギーが第1の円筒型容器7−2に注入されると同時にサーキュレータ3を介して第2の円筒型容器7−2´に注入されることで、第1の円筒型容器7−2で消費されなかった供給余剰電力(進行波−反射波で投入電力のおおよそ半分が消費されずに戻るように前記第1のチューナ5で調整する)が第2の円筒型容器7−2´の供給電力(進行波−反射波で投入電力のおおよそ全てが消費されるように前記第2のチューナ5で調整する)となることで第1、2の円筒型容器7−2、7−2´に同時におおよそ同レベルのマイクロ波エネルギーが供給されることを特徴とする2分岐導波管を有するプラズマ処理装置である。
本発明に係る2分岐導波管を有するプラズマ処理装置は、マイクロ波エネルギーにより原料ガスをプラズマ化し、中空容器の表面に薄膜を成膜する2分岐導波管を有するプラズマ処理装置であり、天面及び下面が封止された円筒型容器と、前記天面から円筒軸に平行
に設けられ、マイクロ波エネルギーを注入するアンテナと、前記下面から円筒軸に平行に設けられ、原料ガスを供給し、かつ前記アンテナとともに同軸導体を形成せるガス供給管とを有し、前記円筒型容器全体が一体の空洞共振器(同軸共振器)となるものが2個存在し、前記円筒型容器に各々マイクロ波エネルギーを注入する2個の導波管と2個のチューナが設けられ、これらの2個の円筒型容器各々にマイクロ波エネルギーの供給方向を一定にしてエネルギー分岐を実現させた共通のサーキュレータと電源保護用の共通のアイソレータで構成されていることにより、同時に多くの個数のプラスチック容器に均一なコーティングが可能になり、酸素透過量も同レベルとなり、容器変形もないので製品の歩留まりが向上し、さらに装置サイズの小型化にともない、装置コスト、設置場所などの設備投資金額が少なくてすみ、製品コストの低減が可能になる。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明するがこれに限定されるものではない。
図1(a)は本発明に係る2分岐導波管を有するプラズマ処理装置の1実施例を示す構成図であり、図1(b)は図1(a)の本発明に係る2分岐導波管を有するプラズマ処理装置の負荷側7の拡大構成図である。
先ず、本発明に係る2分岐導波管を有するプラズマ処理装置の基本構成について、図1(a)、図1(b)を用いて説明するがこれに限定されるものではない。電源1に用いられるマイクロ波発振器は、例えば発振周波数2.45GHzのマグネトロンが用いられているが、他の周波数のマグネトロンでも良い。アイソレータ2は後記のサーキュレータ3の基本原理である端子から入った高周波電力を別の端子に低損失で伝送する時に次の伝送を避けるために終端抵抗を接続することでエネルギーが吸収され熱として放熱され、排気ファン等で装置外へ排出される。このときの機構としては他に共鳴形、電界変位形、ファラデー回転形等がある。サーキュレータ3は基本原理である端子から入った高周波電力を別の端子に低損失で伝送するため本発明では第1の導波管6を通り第1の円筒型容器7−2にマイクロ波エネルギーを供給しながら、消費されなかった供給余剰電力(進行波−反射波で投入電力のおおよそ半分が消費されずに戻るように後記第1のチューナ5で調整する)を同時に第2の導波管6´を通り第2の円筒型容器7−2´に供給する。このときの機構としてはファラデー回転形、移相器形、接合形等がある。パワーメータ4は本発明に記載の進行波、反射波を定量的にとらえるものであり、測定時に適宜装着、脱着すれば良い。
第1のチューナ5は設置位置手前までのマイクロ波エネルギー伝送路と設置位置後方のマイクロ波エネルギー伝送路のインピーダンス整合をとるために用いられるのが一般的であるが本発明では第1の導波管6を通り第1の円筒型容器7−2にマイクロ波エネルギーを供給しながら、消費されなかった供給余剰電力(進行波−反射波で投入電力のおおよそ半分が消費されずに戻るように第1のチューナ5で調整する)を作り出すためにインピーダンス整合をずらして進行波:反射波比で2:1にしている。一方第2の導波管6´を通り第2の円筒型容器7−2´にマイクロ波エネルギーを供給する場合その電力は全て消費されるようにインピーダンス整合をとって進行波:反射波比で1:0にしている。このときの機構としてはビスを用いた整合回路である3スタブチューナ、E面、H面の両側壁に可動短絡回路を設けた整合回路であるEHチューナ、誘導性や容量性の窓を用いた整合回路である誘導性窓チューナ、容量性窓チューナ等がある。また負荷側7とされる機構としては適宜その用途に合わせた筐体が用いられるが本発明でも一例として記載する。
導波管同軸変換部7−10は方形導波管7−7から円筒容器7−2をつなぐ接合部の役割を持ち円筒型容器7−2含めて全体が共振する空洞共振器(同軸共振器)7−1となる。このとき方形導波管7−7との位置、導波管同軸変換部7−10の寸法(外層の内径と
内層(中心導体7−9)の外径比)等から算出される特性インピーダンスの設計が必要であり方形導波管7−7から伝送されるマイクロ波エネルギーを円筒型容器7−2に効率良く伝送するようになっている。アンテナ7−4は円筒型容器7−2の上部蓋となる天面板7−3の面中心部から、面に垂直な方向すなわち、円筒型容器7−2の円筒軸に平行方向に配設されており、伝送されるマイクロ波エネルギーを上記ガス供給管7−5へ結合させることにより、空洞共振器(同軸共振器)7−1内にマイクロ波エネルギーを注入する。ガス供給管7−5は円筒型容器7−2の下部蓋となる下面板7−11の面中心部から、面に垂直な方向、すなわち、円筒容器7−2の円筒軸に平行方向にアンテナ7−4に対抗して配置されており、アンテナ7−4からマイクロ波エネルギーを結合する。また、ガス供給管7−5は中空容器7−8の表面、例えば内面にコーティングする薄膜を成膜するために用いる原料ガスを、中空容器7−8内に注入する。
真空チャンバ7−6は、マイクロ波エネルギーを損失なく通過させるため石英ガラスや樹脂などの誘電体により形成されており、空洞共振器(同軸共振器)7−1内において下面板7−11の内面上部に設けられ、内部が所定の真空度に排気され注入されるマイクロ波エネルギーにより、原料ガスがプラズマ化する程度の真空度になるように制御されている。一方、空洞共振器(同軸共振器)7−1内における真空チャンバ7−6内部以外の空間すなわち真空チャンバ7−6外面と空洞共振器(同軸共振器)7−1内面とで囲まれる真空チャンバ7−6の外部空間は、大気圧となっておりプラズマの発生が抑止されている。上述した構成により、真空チャンバ7−6内のみにてプラズマを発生させるため、余分な領域におけるプラズマ発生によるマイクロ波エネルギーの損失が起きないため、注入したマイクロ波エネルギーを中空容器7−8の内面のコーティングに有効に使用することができ、注入するマイクロ波エネルギーを従来に比較して削減することが可能となる。また、アンテナ7−4を大気圧の雰囲気に配置することで、ガス供給管7−5に対してマイクロ波エネルギーを結合させるときに流れる電流により、アンテナ7−4に発生した発熱を、空気を媒体として放熱することができ、アンテナ7−4に熱を蓄積させて、図示しないアンテナ7−4を保持する樹脂が溶解することを防止することができる。
次に、このプラズマ処理装置による、表1に示すテーブルの各条件とそれを具現化した装置配置図である図1、図2、図3における中空容器7−8の内面への成膜処理について説明する。
先ず、図1(a)における成膜装置形態を用いて実際に中空容器7−8の内面に対して薄膜を成膜した結果について説明する。例えば、中空容器7−8としてポリエチレンテレフタレートで延伸成形した容器500ml、口内径25mm、平均肉厚0.5mmのPETボトルをPECVD法によって、プロセスガスの化学反応により該容器7−8内面の表面に薄膜を形成させた。このときの装置の条件は、円筒型容器7−2の長さL、アンテナ7−4の長さLa、ガス供給管7−5の長さLgを、表1に示すテーブルの各条件に従って行った。
このとき、薄膜形成の原料ガスは、ガス供給管7−5の側壁の複数の孔から中空容器7−8内に注入され、該薄膜形成に用いる主ガスとして、ヘキサ・メチル・ジ・シロキサン(以下HMDSOと称する)の他に、トリ・メチル・シロキサンなどを用いることが可能であり、また、サブガスとしては、酸素の他、窒素などを用いることが可能である。上述した主ガス及びサブガスにより成膜された薄膜の層は、いわゆるセラミック層SiOxy(x=1〜2.2/y=0.3〜3)を主成分とするものである。ここで用いられる中空容器7−8の基材としては、PET以外に、PE、PP、PIなどを選ぶことも可能であり、ブロー成形・射出成形・押出成形等により容器7−8の形状に成形される。また、これらの材料の複数層からなる積層体を用いた容器7−8もありうる。
本発明のプラズマ処理装置の装置構成全体としては、上記プラズマ処理装置を複数個同時におおよそ同レベルのマイクロ波エネルギーが供給される構造となっている。そのため電源1に用いられるマイクロ波発振器は、発振周波数2.45GHzのマグネトロンが用いられており、5秒間に渡ってマイクロ波エネルギーが電力換算で300W供給されている。この電源1直後にアイソレータ2を配設し反射波が電源1まで戻ってきた場合に熱として放熱され、排気ファン等で装置外へ排出されることで電源1を保護している。次に配設されるサーキュレータ3は第1の導波管6を通り第1の円筒型容器7−2にマイクロ波エネルギーを供給しながら、消費されなかった供給余剰電力(進行波−反射波で投入電力のおおよそ半分が消費されずに戻るように第1のチューナ5で調整する)を同時に第2の導波管6´を通り第2の円筒型容器7−2´に供給するように常時第1の円筒型容器7−2から第2の円筒型容器7−2´に一方通行の電力供給を可能とする。
次に、配設する第1のチューナ5は設置位置手前までのマイクロ波エネルギー伝送路と設置位置後方のマイクロ波エネルギー伝送路のインピーダンス整合をとるために用いられるのが一般的であるが、本発明では第1の導波管6を通り第1の円筒型容器7−2にマイクロ波エネルギーを供給しながら、消費されなかった供給余剰電力(進行波−反射波で投入電力のおおよそ半分が消費されずに戻るように第1のチューナ5で調整する)を作り出すためにインピーダンス整合をずらして進行波:反射波比で2:1にしている。一方第2の導波管6´を通り第2の円筒型容器7−2´にマイクロ波エネルギーを供給する場合、その電力は全て消費されるようにインピーダンス整合をとって進行波:反射波比で1:0にしている。これにより上記の通り5秒間に渡ってマイクロ波エネルギーが電力換算で300W供給されるためには第1の導波管6を通り第1の円筒型容器7−2にマイクロ波エネルギーを600W供給しながら、消費されなかった供給余剰電力(進行波600W−反射波300Wで投入電力のおおよそ半分300Wが消費されずに戻るように第1のチューナ5で調整する)を同時に第2の導波管6´を通り第2の円筒型容器7−2´に300W供給し、この反射波が0Wになるように第2のチューナ5´で調整することで常時第1の円筒型容器7−2から第2の円筒型容器7−2´に一方通行の電力供給をしながら上記プラズマ処理装置を複数個同時におおよそ同レベルのマイクロ波エネルギーの供給が可能となる。
こうして上記プラズマ処理装置に複数個同時におおよそ同レベルのマイクロ波エネルギーが供給されるが第1のチューナ5からプラズマ処理装置内までの構造や円筒型容器7−2内のプラズマ処理条件の中でもガス供給条件と真空度については以下に示す通りである。
図1(b)に示すように、第1のチューナ5以降でもこのマイクロ波エネルギーは方形導波管7−7を伝搬し、導波管同軸変換部7−10によって導体7−9の伝送モードに変換され、アンテナ7−4を介して天面から導入される。上記中空容器7−8は、真空チャンバ7−6内に設けられ、この真空チャンバ7−6外部と真空チャンバ7−6内部との領域に円筒型容器7−2を区分し、真空チャンバ7−6内、すなわち中空容器7−8収納部分は真空状態が保たれる構造となっている。
さらに、空洞共振器(同軸共振器)7−1と同軸構造体をなす金属製のガス供給管7−5により、中空容器7−8内部へと原料ガスが注入される。また真空チャンバ7−6内を1.3Paまで真空装置により真空吸引して一定減圧状態を保つ。さらに、中空容器7−8内面にバリア性の薄膜のコーティングを行うため、ガス供給管7−5から原料ガスHMDSOを気体の標準状態換算で流量10ml/分にて、かつ酸素の流量を50ml/分にて注入し、中空容器7−8内の真空度を13.33Paの真空圧力に調整した状態において、アンテナ7−4からマイクロ波エネルギーを空洞共振器(同軸共振器)7−1に結合させてプラズマを発生させる。そしてこのマイクロ波エネルギーによって、中空容器7−
8の内側において原料ガスのプラズマを発生させる。このマイクロ波は周波数2.45GHz、電力300Wであり、5秒間に渡って供給され、この間にプラズマが発生して、所定の薄膜の成膜を行う。
次に、上記プラズマ処理装置により、中空容器7−8の内面に成膜されたバリア性の薄膜(すなわち、セラミック薄膜コートPETボトル)の評価を行う。この評価方法としては、アクリル板とエポキシ系接着剤とを成膜された中空容器7−8の簡易蓋材として使用し、密封された中空容器7−8の酸素に対するバリア性をMOCON社のOXTRAN(登録商標)で酸素透過量(ml/pkg/day)として測定し、成膜効果の評価方法(酸素バリア性)とした。
以下、実施例を示す。
<実施例1>
表1に示す#1、#2、#3の条件(いずれも上記図1の内容であり、各々同条件でN=3に対応する)によるプラズマ処理装置において、薄膜を成膜したPETボトルの酸素バリア性は#1の第1の円筒型容器7−2と第2の円筒型容器7−2´から得られた両方のPETボトルにおいて0.0035(ml/pkg/day)であった。これはN=3に対応する#2、#3でも同じような結果となった。未コート(セラミック薄膜コートする前のPETボトル)のPETボトルと比較するとブランク比20倍のセラミック薄膜コートPETボトルになった。未コートPETボトルは0.0700(ml/pkg/day)の酸素バリアを示す。またいずれの条件でもPETボトルの変形が無かった。
次に、比較例を示す。
<比較例1>
表1に示す#4、#5、#6の条件(いずれも上記図2の内容であり、各々同条件でN=3に対応する)によるプラズマ処理装置において、薄膜を成膜したPETボトルの酸素バリア性は#4の第1の円筒型容器7−2のPETボトルにおいて0.0040(ml/pkg/day)であった。他方である第2の円筒型容器7−2´のPETボトルにおいて0.0450(ml/pkg/day)であった。これはN=3に対応する#5、#6でも同じような結果となり、#5の第1の円筒型容器7−2のPETボトルにおいて0.0550(ml/pkg/day)であった。他方である第2の円筒型容器7−2´のPETボトルにおいて0.0050(ml/pkg/day)であった。#6の第1の円筒型容器7−2のPETボトルにおいて0.0045(ml/pkg/day)であった。他方である第2の円筒型容器7−2´のPETボトルにおいて0.0500(ml/pkg/day)であった。未コート(セラミック薄膜コートする前のPETボトル)のPETボトルと比較するとブランク比20倍のセラミック薄膜コートPETボトルが出来ないばかりでなく第1の円筒型容器7−2/第2の円筒型容器7−2´のどちらか片方のみにマイクロ波エネルギーが最初に伝播してしまい均等なエネルギー分割ができなくなり片側のみマイクロ波エネルギーの供給過多が発生したものと考えられる。いずれの条件の場合も円筒型容器の他方と比較して酸素バリア性が良好な方がPETボトルの変形を引き起こしている。図1の#1、#2、#3と比較しても酸素バリア性が劣化しているのは上記PETボトルの変形が原因であるものと推定される。
<比較例2>
表1に示す#7、#8、#9の条件(いずれも上記図3の内容であり、各々同条件でN=3に対応する)によるプラズマ処理装置において、薄膜を成膜したPETボトルの酸素バリア性は#7の第1の円筒型容器7−2のPETボトルにおいて0.0045(ml/
pkg/day)であった。他方である第2の円筒型容器7−2´のPETボトルにおいて0.0500(ml/pkg/day)であった。これはN=3に対応する#8、#9でも同じような結果となり、#8の第1の円筒型容器7−2のPETボトルにおいて0.0045(ml/pkg/day)であった。他方である第2の円筒型容器7−2´のPETボトルにおいて0.0500(ml/pkg/day)であった。#9の第1の円筒型容器7−2のPETボトルにおいて0.0055(ml/pkg/day)であった。他方である第2の円筒型容器7−2´のPETボトルにおいて0.0450(ml/pkg/day)であった。未コート(セラミック薄膜コートする前のPETボトル)のPETボトルと比較するとブランク比20倍のセラミック薄膜コートPETボトルが出来ないばかりでなく第1の円筒型容器7−2/第2の円筒型容器7−2´のどちらか片方のみにマイクロ波エネルギーが最初に伝播してしまい均等なエネルギー分割ができなくなり片側のみマイクロ波エネルギーの供給過多が発生したものと考えられる。
但し、図3の#7、#8、#9は2分岐導波路3aでマイクロ波エネルギーを分けた後にアイソレータ2と、第2のアイソレータ2´を配設しているため円筒型容器間の相互作用を受け難く円筒型容器の他方と比較して酸素バリア性が良好なセラミック薄膜コートPETボトルが出来る位置が固定される。図2の#4、#5、#6は2分岐導波路3aでマイクロ波エネルギーを分ける前にアイソレータ2を配設しているため上記均一性がくずれ円筒型容器の他方と比較して酸素バリア性が良好なセラミック薄膜コートPETボトルが出来る位置が固定されないものと推定される。また図3の#7、#8、#9は円筒型容器の他方と比較して酸素バリア性が良好な方がPETボトルの変形を引き起こしている。図1の#1、#2、#3と比較しても酸素バリア性が劣化しているのは上記PETボトルの変形が原因であるものと推定される。
Figure 2007200687
表1は、実施例1、及び比較例1、2の装置の条件毎のセラミック薄膜コートPETボトルの酸素透過量の測定結果と該PETボトルの変形状態の評価結果を示す表である。
図1(a)は本発明に係る2分岐導波管を有するプラズマ処理装置の1実施例を示す構成図であり、図1(b)は図1(a)の本発明に係る2分岐導波管を有するプラズマ処理装置の負荷側の拡大構成図である。 従来の2分岐導波路を有するプラズマ処理装置の1実施例を示す構成図である。 従来の2分岐導波路を有するプラズマ処理装置のその他の実施例を示す構成図である。
符号の説明
1・・・電源
2・・・アイソレータ 2´・・・第2のアイソレータ
3・・・サーキュレータ 3a・・・2分岐導波路
4・・・第1のパワーメータ 4´・・・第2のパワーメータ
5・・・第1のチューナ 5´・・・第2のチューナ
6・・・第1の導波管 6´・・・第2の導波管
7・・・第1の負荷側 7´・・・第2の負荷側
7−1・・・空洞共振器(同軸共振器)
7−2・・・円筒型容器
7−3・・・天面板
7−4・・・アンテナ
7−5・・・ガス供給管
7−6・・・真空チャンバ
7−7・・・方形導波管
7−8・・・中空容器
7−9・・・導体
7−10・・・導波管同軸変換部
7−11・・・下面板

Claims (4)

  1. マイクロ波エネルギーにより原料ガスをプラズマ化し、中空容器の表面に薄膜を成膜する2分岐導波管を有するプラズマ処理装置であり、天面及び下面が封止された円筒型容器と、前記天面から円筒軸に平行に設けられ、マイクロ波エネルギーを注入するアンテナと、前記下面から円筒軸に平行に設けられ、原料ガスを供給し、かつ前記アンテナとともに同軸導体を形成するガス供給管とを有し、前記円筒型容器全体が一体の空洞共振器(同軸共振器)となるものが2個以上存在し、前記円筒型容器に各々マイクロ波エネルギーを注入する2個以上の導波管と2個以上のチューナが設けられ、これらの2個以上の円筒型容器各々にマイクロ波エネルギーの供給方向を一定にしてエネルギー分岐を実現させた共通のサーキュレータと電源保護用の共通のアイソレータで構成されたことを特徴とする2分岐導波管を有するプラズマ処理装置。
  2. 前記電源、アイソレータ、サーキュレータを介して送り込まれたマイクロ波エネルギーが第1の導波管を通り、第1のチューナを介して第1の円筒型容器に注入され、このときのインピーダンス整合状態をおおよそ、電力の進行波:反射波比で2:1になることを特徴とする請求項1記載の2分岐導波管を有するプラズマ処理装置。
  3. 前記電源、アイソレータ、サーキュレータを介して送り込まれたマイクロ波エネルギーが第2の導波管を通り、第2のチューナを介して第2の円筒型容器に注入され、このときのインピーダンス整合状態をおおよそ、電力の進行波:反射波比で1:0になることを特徴とする請求項1又は2記載の2分岐導波管を有するプラズマ処理装置。
  4. 前記電源、アイソレータ、サーキュレータを介して送り込まれたマイクロ波エネルギーが第1の円筒型容器に注入されると同時にサーキュレータを介して第2の円筒型容器に注入されることで、第1の円筒型容器で消費されなかった供給余剰電力(進行波−反射波で投入電力のおおよそ半分が消費されずに戻るように前記第1のチューナで調整する)が第2の円筒型容器の供給電力(進行波−反射波で投入電力のおおよそ全てが消費されるように前記第2のチューナで調整する)となることで第1、2の円筒型容器に同時におおよそ同レベルのマイクロ波エネルギーが供給されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の2分岐導波管を有するプラズマ処理装置。
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