JP2008106333A - プラズマcvdによる容器処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】マイクロ波の導波管の金属空洞筐体への導入口でのマイクロ波の反射量を小さくしたプラズマCVDによる容器処理装置を得る。
【解決手段】導波管に、その軸方向に直交する方向に軸を有する筒状の金属空洞筐体の側面が接合され、その導波管と金属空洞筐体の接合面に金属空洞筐体の軸に直交する方向のスリットにより導波管と金属空洞筐体を結合し、金属空洞筐体の内壁に添って金属空洞筐体の軸の周りを一周する誘電体リングでスリットを塞ぎ、導電性を有するガス導入管を金属空洞筐体の筒の軸に平行に設置し、ガス導入管に垂直な平面状の導電性を有する電気接点部を中空容器の下部に設置し、電気接点部をガス導入管と金属空洞筐体に電気接続し、スリットの電気接点部からの高さをλ/2の整数倍±λ/8の高さに形成し、金属空洞筐体内に中空容器を、開口部から前記ガス導入管を差し込んで設置する。
【選択図】図1
【解決手段】導波管に、その軸方向に直交する方向に軸を有する筒状の金属空洞筐体の側面が接合され、その導波管と金属空洞筐体の接合面に金属空洞筐体の軸に直交する方向のスリットにより導波管と金属空洞筐体を結合し、金属空洞筐体の内壁に添って金属空洞筐体の軸の周りを一周する誘電体リングでスリットを塞ぎ、導電性を有するガス導入管を金属空洞筐体の筒の軸に平行に設置し、ガス導入管に垂直な平面状の導電性を有する電気接点部を中空容器の下部に設置し、電気接点部をガス導入管と金属空洞筐体に電気接続し、スリットの電気接点部からの高さをλ/2の整数倍±λ/8の高さに形成し、金属空洞筐体内に中空容器を、開口部から前記ガス導入管を差し込んで設置する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プラスチックや紙を原料とした3次元中空容器、例えばプラスチックボトル、プラスチックカップ、プラスチックトレー、紙容器、紙カップ、紙トレー、その他中空のプラスチック成形品等の表面にマイクロ波プラズマを使用して原料ガスをプラズマ化し加工処理を行うことにより薄膜を形成させる、プラズマCVDによる容器処理装置に関する。
ガラス、金属、紙、プラスチック容器に代表される3次元中空容器は食品や医薬品など様々分野で一般的に利用されている。特にプラスチックの3次元中空容器に関しては、軽量、低コストといったメリットを生かし広く用いられるようになってきている。3次元中空容器には様々な機能が要求されているが、PETボトル容器やプラスチックカップ等のプラスチックの3次元中空容器に対しては内容物保護の面から炭酸ガスや酸素に対するバリア性を持たせる要求がなされている。このため、従来は、特許文献1のように、プラスチックの3次元中空容器に所定の物質をコーティングする技術が開発されてきている。それは、成膜処理槽の金属空洞筐体内に、原料ガスを注入した3次元中空容器を配置して、マイクロ波を導波管から金属空洞筐体内に導入し、そのマイクロ波で原料ガスにプラズマを発生させる。そして、そのプラズマで、中空容器に成膜処理を行うものである。しかし、この技術では、マイクロ波の導入とプラズマの安定化する時間との間にタイムラグがあり、処理の効果が不安定である欠点があった。
そのため、特許文献2では、金属空洞筐体の中に金属製のガス導入管を設置し、そのガス導入管と金属空洞筐体で半同軸円筒共振系を形成しプラズマ発生のタイムラグを短くしていた。特許文献1や特許文献2等の従来技術では、マイクロ波の導入口は金属空洞筐体の側面に形成していたが、それは、プラスチックの中空容器内部に薄膜を形成する為のプラズマを発生させるために、中空容器内部を真空に保ち原料ガスと電力を供給する必要があることから来ている。中空容器内部にプラズマCVDを行うための原料ガスの供給及び排気の処理は、中空容器の開口部から行っている。しかし、一般的なプラスチック容器の中空容器は、開口部が一箇所にあるため、ガス導入管を開口部に配置することにより原料ガスを供給し、また、その開口部から処理済みガスを排気している。すなわち、金属空洞筐体の筒の底面からガス導入管を挿入し金属空洞筐体の筒の中心軸上に設置する。中空容器は、その開口部を金属空洞筐体の底面に向けてそのガス導入管を中空容器に挿入して設置する。そして、金属空洞筐体の底面の中空容器の開口部からガスを導入するとともに排気している。一方で、マイクロ波の電力供給についても中空容器の開口部から供給することが望ましいが、給排気処理に開口部を確保しながらマイクロ波入力のための部品を装着するためには装備が複雑になってしまう欠点があった。このために特許文献1や特許文献2等の従来技術では、プラスチックの中空容器を設置する金属空洞筐体の側面から導波管等によりマイクロ波のエネルギーを供給している。
以下に公知文献を記す。
特表2002−543292号公報
特開2004−307981号公報
しかし、特許文献1や特許文献2の技術でマイクロ波を導波管から成膜処理槽の金属空洞筐体の側面すなわち中空容器の側面から供給する場合、導波管の金属空洞筐体への導入
口でマイクロ波の反射量が大きく、金属空洞筐体に十分なマイクロ波電力が供給できない場合を生じた。また、装置のコストダウン等のために、1つのマイクロ波発振機からマイクロ波を発生させ、そのマイクロ波を複数の金属空洞筐体に分岐させて供給する場合は、従来の装置では導波管分岐によりマイクロ波のエネルギーを分割するため、そのために使用する導波管分岐部品のスペースが必要になり、装置の大型化を招いてしまう問題があった。
口でマイクロ波の反射量が大きく、金属空洞筐体に十分なマイクロ波電力が供給できない場合を生じた。また、装置のコストダウン等のために、1つのマイクロ波発振機からマイクロ波を発生させ、そのマイクロ波を複数の金属空洞筐体に分岐させて供給する場合は、従来の装置では導波管分岐によりマイクロ波のエネルギーを分割するため、そのために使用する導波管分岐部品のスペースが必要になり、装置の大型化を招いてしまう問題があった。
そのため、本発明の課題は、マイクロ波を導波管から金属空洞筐体の側面から供給する場合に、導波管の金属空洞筐体への導入口でマイクロ波の反射量が大きく金属空洞筐体に十分なマイクロ波電力が供給できなかった問題を解決するプラズマCVDによる容器処理装置を提供することである。また、装置を大型化せずに、1つのマイクロ波発振機からのマイクロ波を複数の金属空洞筐体に分岐させて供給する課題がある。
本発明は、この課題を解決するために、中空容器を処理する容器処理装置が、マイクロ波を供給する導波管に、前記導波管の軸方向に直交する方向に軸を有する筒状の金属空洞筐体の側面が接合され、前記導波管と前記金属空洞筐体の接合面に前記金属空洞筐体の筒の軸に直交する方向のスリットを形成することにより前記導波管内の空間と前記金属空洞筐体内の空間を結合し、前記金属空洞筐体の内壁に添って前記金属空洞筐体の筒の軸の周りを一周する誘電体リングによるマイクロ波の導波路を設置し、前記誘電体リングで前記スリットを塞ぎ、導電性を有するガス導入管を前記金属空洞筐体の筒の軸に平行に設置し、前記ガス導入管に垂直な平面状の導電性を有する電気接点部を前記中空容器の下部に設置し、前記ガス導入管を前記電気接点部に電気接続し、前記電気接点部を前記金属空洞筐体に電気接続し、前記スリットの前記電気接点部からの高さを、前記マイクロ波の波長をλとすると、λ/2の整数倍±λ/8の高さに形成し、前記中空容器の開口部から前記ガス導入管を差し込んで前記中空容器を前記金属空洞筐体内に設置することを特徴とするプラズマCVDによる容器処理装置である。
また、本発明は、上記マイクロ波の波長をλとし、上記誘電体リングの比誘電率をεrとする場合に、前記誘電体リングの厚さおよび幅がλ/(4√εr)以下であることを特徴とする上記のプラズマCVDによる容器処理装置である。
また、本発明は、上記マイクロ波の波長をλとする場合に、上記金属空洞筐体が上記導波管の軸方向に、λ/2の自然数倍±10mmの間隔で前記導波管の側面に複数接合されたことを特徴とする上記のプラズマCVDによる容器処理装置である。
また、本発明は、2台の上記金属空洞筐体が上記導波管の軸を含む平面に対称な位置の前記導波管の側面に接合されたことを特徴とする上記のプラズマCVDによる容器処理装置である。
また、本発明は、上記スリットを上記電気接点部の上の高さがλ/8以下の位置に形成し、かつ、前記スリットよりも高い位置に上記中空容器の開口部が設置されることを特徴とする上記のプラズマCVDによる容器処理装置である。
本発明では、導波管からスリットを介して金属空洞筐体にマイクロ波を導入し、そのスリットと金属空洞筐体の内壁に添ってスリットを塞ぐ誘電体リングを設置することで、導波管の金属空洞筐体への導入口でのマイクロ波の反射を低減する効果があり、金属空洞筐体の内部の電磁界を安定させプラズマを安定して発生させる効果がある。それにより、中空容器への成膜処理を均一に行える効果がある。また、本発明では、マイクロ波発振機は
各金属空洞筐体毎に設置せずに1つのマイクロ波発振機からマイクロ波を1本の導波管に導入し、その導波管から複数の金属空洞筐体にマイクロ波エネルギーを分岐させるため、装置がコストダウンできる効果がある。その際に、導波管分岐部品を用いずにマイクロ波エネルギーを導波管に空けられたスリットにより供給するので、装置を大型化する事無く、複数の成膜用金属空洞筐体にマイクロ波エネルギーを分配する事を可能にする効果がある。
各金属空洞筐体毎に設置せずに1つのマイクロ波発振機からマイクロ波を1本の導波管に導入し、その導波管から複数の金属空洞筐体にマイクロ波エネルギーを分岐させるため、装置がコストダウンできる効果がある。その際に、導波管分岐部品を用いずにマイクロ波エネルギーを導波管に空けられたスリットにより供給するので、装置を大型化する事無く、複数の成膜用金属空洞筐体にマイクロ波エネルギーを分配する事を可能にする効果がある。
次に本発明の実施の形態を、図1から図5に基づき、具体的に説明する。
本発明は、1つのマイクロ波発振機8でマイクロ波を発生させ、そのマイクロ波を1本の導波管1で複数の金属空洞筐体に供給することで装置をコストダウンし、その導波管1を分岐せずに複数の金属空洞筐体2にマイクロ波を供給する構造により装置の大型化を避けた。図1は装置の側面図を示し、図2は平面図を示す。図1および図2のように、マイクロ波発振機8が発生した周波数2.45GHzのマイクロ波を、給電点9から1本の導波管1内に導入し、その導波管1を成膜処理槽である円筒状の金属空洞筐体2の側面に接合する。また、図3の側面図および図4の平面図のように、マイクロ波を供給する1本の導波管1に複数の成膜槽の金属空洞筐体2を接合する場合は、1本の導波管1の側面に複数の金属空洞筐体2の側面を接合することで成膜用金属空洞筐体2を導波管1に結合させ装置の小型化を図る。金属空洞筐体2は、その筒の軸が導波管1の軸に直交する向きに配置する。
本発明は、1つのマイクロ波発振機8でマイクロ波を発生させ、そのマイクロ波を1本の導波管1で複数の金属空洞筐体に供給することで装置をコストダウンし、その導波管1を分岐せずに複数の金属空洞筐体2にマイクロ波を供給する構造により装置の大型化を避けた。図1は装置の側面図を示し、図2は平面図を示す。図1および図2のように、マイクロ波発振機8が発生した周波数2.45GHzのマイクロ波を、給電点9から1本の導波管1内に導入し、その導波管1を成膜処理槽である円筒状の金属空洞筐体2の側面に接合する。また、図3の側面図および図4の平面図のように、マイクロ波を供給する1本の導波管1に複数の成膜槽の金属空洞筐体2を接合する場合は、1本の導波管1の側面に複数の金属空洞筐体2の側面を接合することで成膜用金属空洞筐体2を導波管1に結合させ装置の小型化を図る。金属空洞筐体2は、その筒の軸が導波管1の軸に直交する向きに配置する。
図5の側面図と、図2および図4の平面図に示すように、導波管1と金属空洞筐体の接合面に細長いスリット3を金属空洞筐体2の筒の軸に直交させて空ける。このスリット3で、導波管1内の空間と金属空洞筐体2内の空間を結合することでマイクロ波を金属空洞筐体2内に導入する。この場合、スリット長Lを変えることで、金属空洞筐体2に導入されるマイクロ波のエネルギーが変わる。スリット長Lがマイクロ波の波長λの1/2の長さ(λ/2)のスリット3を空けた場合に、金属空洞筐体2へ導入されるマイクロ波のエネルギーが最も大きくなる。プラズマCVDで用いられる周波数2.45GHzではλは122.4mmである。本装置では複数の金属空洞筐体2を導波管1に接合してマイクロ波を供給するため、導波管1と金属空洞筐体2の結合の大きさをスリット長Lにより調整する。スリット長Lは金属空洞筐体2の導波管1への接合位置によって異ならせ、スリット長Lはλ/2±10mmの範囲内の値に設定する。
そして、図1と図3の側面図のように、金属空洞筐体2の筒の底面から導電性を有する材料からなるガス導入管5を挿入し金属空洞筐体2内の筒の軸に平行に設置する。ガス導入管5に垂直な平面状の金属メッシュから成る電気接点部7を、中空容器6の下部に設置し、ガス導入管5を、その電気接点部7に電気接続し、その電気接点部7を金属空洞筐体2に電気的に接続する。これにより、ガス導入管5と金属空洞筐体2とでマイクロ波の同軸導波管を構成させ、金属空洞筐体2内にマイクロ波の同軸導波管の共振モード(TEMモード)を励起させる。ここで、ガス導入管5は、金属空洞筐体2内に金属空洞筐体2の筒の中心軸上に設置する。ただし、スリット3の近傍位置と遠方位置でのマイクロ波強度のアンバランスを補正する等の必要がある場合に応じて、ガス導入管5を筒の軸にほぼ平行であるが筒の中心軸からは外れた位置に設置することも可能である。中空容器6は、その開口部10を、金属空洞筐体2の底面に向け、ガス導入管5を中空容器6に挿入して設置する。そして、金属空洞筐体2の底面の中空容器6の開口部からガスを導入するとともに排気させる。
しかし、この構造で単にスリット3で導波管1と金属空洞筐体2を結合するだけでは、スリット3の部分からマイクロ波が反射し導波管1を逆行し、十分な電力を金属空洞筐体2内に供給出来ない問題があることが分かった。この問題は以下の原因で生じたと考える
。マイクロ波によりスリット3の開口の間隙に生じる電界は、金属空洞筐体2の内壁面に平行なため、その電界は、金属空洞筐体2の内壁面には垂直になるように急に方向が曲げられスリット3の近傍に電界が局在化し電磁界の不整合を生じる。そのため、そのスリット3の部分からのマイクロ波の反射量が大きくなったと考える。
。マイクロ波によりスリット3の開口の間隙に生じる電界は、金属空洞筐体2の内壁面に平行なため、その電界は、金属空洞筐体2の内壁面には垂直になるように急に方向が曲げられスリット3の近傍に電界が局在化し電磁界の不整合を生じる。そのため、そのスリット3の部分からのマイクロ波の反射量が大きくなったと考える。
鋭意研究の結果、図5の側面図および図2と図4の平面図のように、このスリット3に接してスリット3を塞ぐよう、スリット3に平行な輪状の誘電体リング4を金属空洞筐体2の内壁に接し、金属空洞筐体2の内壁に添って金属空洞筐体の筒の軸の軸の周りを一周するマイクロ波の導波路を形成した。すなわち、この金属空洞筐体2の内壁に接する誘電体リング4を、金属空洞筐体2の筒の軸のまわりに回転対称に設置することで、従来の、スリット3の部分で導波管1からのマイクロ波が反射する不具合を解消しプラズマを安定して発生させる効果を得た。なおスリット3の位置は、図5のように、金属メッシュから成る電気接点部7と中空容器6の開口部10との間に設置し、電気接点部7の位置からスリット3の中心点までの高さhはλ/8=15.3mm以下の値になる位置に配置する。
この誘電体リング4の効果は、スリット3の部分で導波管1のマイクロ波の電磁界に誘電体リング4が結合し、マイクロ波のエネルギーが先ず誘電体リング4内に導入されることで得られると考える。すなわち、スリット3を塞ぐ誘電体リング4を設置することで、スリット3の開口での電界は誘電体リング4に導入されるのみで金属空洞筐体2には侵入させない。これにより、スリット3の部分から導波管1にマイクロ波が反射する不具合を解消できる。次に、そのマイクロ波は、誘電体リング4の輪の内部を、誘電体リング4の表面で反射しつつ伝送し、この誘電体リング4はマイクロ波の導波路になる。金属空洞筐体2の内壁面に接する誘電体リング4内を伝送するマイクロ波は、金属空洞筐体2の内壁面から水平な方向の電界を発生して誘電体リング4内を伝送する。
このマイクロ波の電界により誘電体リング4の周方向に磁界の渦が発生するため、マイクロ波が、誘電体リング4の各部分から金属空洞筐体2内に漏れ出して導入され、そのマイクロ波が金属空洞筐体2内にプラズマを発生する。このように、誘電体リング4が、マイクロ波を金属空洞筐体2内に効率良く導入することで、金属空洞筐体2に効率良くプラズマが発生させられ、効率良くマイクロ波エネルギーが消耗され、スリット3の部分からの反射が低減できる効果があった。
また、金属空洞筐体2内の導電性のガス導入管5を芯とするTEMモードの共振電磁界と誘電体リング4(それで塞がれるスリット3)から発生する電界が、図5のように、電気接点部7の位置で最大に干渉して誘電体リング4から金属空洞筐体2に最も効率良くエネルギーが取り込まれる。更に、この干渉が最大になる誘電体リング4(スリット3)の位置は、電気接点部7の位置からの高さhがn×λ/2±λ/8(nは整数)の高さでも、同様に最大の効率で誘電体リング4から金属空洞筐体2にエネルギーが取り込まれる。このことは実験でも確認した。誘電体リング4(スリット3)の位置が電気接点部7の位置にある場合は、整数nが0の場合に相当する。また、スリット3とそれを塞ぐ誘電体リング4を電気接点部7の下部に設置する場合も上の条件を満足すれば安定にプラズマが発生できる。
ここで、中空容器の形状によっては、中空容器の壁面からのマイクロ波の電力の反射が大きくなり電力の整合を取る事が難しくなる。特に容器の形が円柱ではなく四角柱の場合、マイクロ波の電力の反射が原因でプラズマ処理が不安定となってしまう傾向がある。これを防ぐ為にマイクロ波の入力エネルギーを大きくした場合、後に示す比較例2の実験の結果、マイクロ波が四角柱の中空容器6の側面の壁面を透過する際に中空容器6のプラスチックの壁を発熱させ変形させる知見を得た。そのため、図5のように、金属メッシュから成る電気接点部7からλ/8以下の高さにスリット3と誘電体リング4を設置し、スリット3の上部に中空容器6の開口部10を配置し実験した。この実施例の構造を用いると、マイクロ波のエネルギーが中空容器6の壁面を透過しないので、中空容器6の壁面が加熱されることが無く、プラスチックの中空容器6の変形や中空容器6壁面からのマイクロ波の反射を避けることができる効果がある。また、中空容器6の形状が円柱状あるいは四角柱状等に形状が異なる場合にも、マイクロ波のエネルギーが中空容器6の壁面の形状に影響されずに安定し、かつ、効率良くプラズマCVDが行える効果がある。
また、金属空洞筐体2内では、この誘電体リング4を金属空洞筐体2の筒の軸に関して回転対称な形に設置した。それにより、金属空洞筐体2内に、その金属空洞筐体2の軸に関して回転対称な電磁界を安定に生じさせる効果がある。誘電体リング4は、その各部から金属空洞筐体2内にマイクロ波を導入し、金属空洞筐体2内へのマイクロ波の供給部が金属空洞筐体2の軸に関して回転対称な誘電体リング4の全体に分散されてマイクロ波が供給されるので、金属空洞筐体2内に発生する電磁界をその軸に関して回転対称な形に安定させる。そして、その電磁界によりプラズマを、金属空洞筐体2の軸に対して回転対称で安定して偏り無く発生させる効果がある。すなわち、金属空洞筐体2へのマイクロ波の導入部分のスリット3の部分の近くに発生するプラズマと、スリット3から遠い位置に発生するプラズマの強さの違いを少なくしプラズマの強さの場所による偏りを低減できる効果がある。それにより、中空容器への成膜処理を均一に行える効果がある。
本装置で使用する誘電体リング4がマイクロ波を良く伝送する導波路になる条件として、図1に示す誘電体リング4の厚さaをλ/(4√εr)以下にし、図1および図2に示すリング幅bをλ/(4√εr)以下に形成した。ここで、εrは、誘電体リング4の材質の比誘電率である。この条件を満足する寸法の誘電体リング4が、誘電体導波路を形成し、マイクロ波のスリット3の部分からの反射量を小さくできる効果があった。誘電体リング4に使用する誘電体材はマイクロ波を透過する物を使用するが、マイクロ波による発熱を抑える為に誘電損失の小さな石英ガラスやポリテトラフルオロエチレンといった材質がより好ましい。特に、耐熱性に優れる石英ガラスが最も望ましい。2.45GHzにおける石英ガラスの比誘電率εrは3.8であり、この場合の誘電体リング4の幅の上限の値を与えるλ/(4√εr)の値はおおむねλ/8になる。
導波管1に複数の金属空洞筐体2を接合する場合、図4のように、複数の金属空洞筐体2を導波管1の軸を含む平面に対して対称な位置に配置することができ、また、金属空洞筐体2を導波管1に接合する間隔は、mを自然数とし、m×λ/2±10mmの間隔に配置することができる。これにより効率的にマイクロ波エネルギーを各金属空洞筐体2に分配することができる効果がある。後の実施例の実験の結果、図6の平面図のように導波管1の片側のみに複数の金属空洞筐体2を上式の条件の間隔で配置しても良い。また、図7の平面図のように導波管1の軸を含む平面に対して対称な位置に2つの金属空洞筐体2を配置しても良い。
次に、以下のようにして成膜する。薄膜を形成するためのPETボトル容器やプラスチックカップ等の中空容器6を金属空洞筐体2内部に設置して、金属空洞筐体2内を減圧する。次に、原料ガスをガス導入管5の側面及び天面に空けられた穴からコーティング対象容器の中空容器6内に注入する。中空容器6内の真空度を調整した状態で、マイクロ波発振機8が発生させたマイクロ波エネルギーを1本の導波管1に伝送させ、それから金属空洞筐体2内に導入する。このマイクロ波エネルギーが金属空洞筐体2内の中空容器6内の原料ガスにプラズマを発生させ中空容器6の内壁面に薄膜を形成する。
本装置によるプラズマ処理を行う容器はプラスチックや紙等の3次元中空容器6を対象としている。ここでは、中空容器6としてポリエチレンテレフタレート等のポリエステル
材料を原料とした容量500ml平均肉厚0.5mmの四角柱の形状をしたPETボトル容器を対象に、プラズマ助成式化学蒸着法(PECVD法)により容器内面に薄膜を成膜した実施例を以下に示す。この実施例及び比較例の共通条件は以下の通りである。
<共通条件>
(1)金属空洞筐体2の内径:100mm
(2)導波管1と金属空洞筐体2の結合部のスリット長L:61mm
(3)マイクロ波発振機の周波数:2.45GHz(マイクロ波の波長λ=122.4mm)
(4)中空容器6の種類: 500ml PETボトル
(5)誘電体リングの外径: 80±10mm
(6)誘電体リングの内径: 60±10mm。
材料を原料とした容量500ml平均肉厚0.5mmの四角柱の形状をしたPETボトル容器を対象に、プラズマ助成式化学蒸着法(PECVD法)により容器内面に薄膜を成膜した実施例を以下に示す。この実施例及び比較例の共通条件は以下の通りである。
<共通条件>
(1)金属空洞筐体2の内径:100mm
(2)導波管1と金属空洞筐体2の結合部のスリット長L:61mm
(3)マイクロ波発振機の周波数:2.45GHz(マイクロ波の波長λ=122.4mm)
(4)中空容器6の種類: 500ml PETボトル
(5)誘電体リングの外径: 80±10mm
(6)誘電体リングの内径: 60±10mm。
図1〜4のように金属空洞筐体2の内部の円筒状の空間に、その筒の中心軸上に導電性を有する材料で構成されたガス導入管5を配置した。ガス導入管5は、金属空洞筐体2の金属メッシュから成る平面状の電気接点部7に電気接続して設置し、その電気接点部7を金属空洞筐体2に電気接続して設置した。金属空洞筐体2の金属メッシュは、2〜10mm程度の厚みの金属で形成した。金属空洞筐体2の内壁の円筒状の空間の内径はマイクロ波の同軸高次モードの共振を発生しないように120mm以下が望ましい。本実施例では、その金属空洞筐体2の内壁の内径は、コーティング対象の中空容器6のPETボトル容器を容易に出し入れすることが可能な110mmに設定した。同様に円筒空間の高さについても中空容器6を入れるに十分な値130〜250mmの範囲が好ましく、本実施例では240mmに設定した。ガス導入管5の長さは原料ガスが中空容器6内部に均一に供給されるために中空容器6の底面とガス導入管5の先端部分の間隙を5〜30mmの範囲の値にすることが望ましい。プラズマ処理を行う際にガス導入管5を固定している電気接点部7の金属メッシュの穴から気体を排出するようにし、金属空洞筐体2内部をプラズマ発生に最適な減圧環境に保った。なお、気体は電気接点部7以外の個所から排出するようにして電気接点部7を金属板で形成することも可能である。誘電体リング4の材質は石英ガラス(εr=3.8)を用いた。この誘電体リング4は、その厚さaをλ/(4√εr)以下、すなわち15.7mm以下である9mmに形成し、リング幅bを15.7mm以下の10mmに形成した。すなわち、誘電体リング4の形は、厚さ9mm、内径60mm、外径80mmのリング形状に加工した物を使用した。
薄膜形成を行うための原料ガスは、主ガスとしてヘキサ・メチル・ジ・シロキサン(以下HMDSOと記載)またはテトラ・メチル・ジ・シロキサンなどを用いることが可能であり、サブガスとして酸素、窒素といったものを用いた。これらの原料ガスはガス導入管5の側面及び天面に空けられた穴から中空容器6の内部に供給する。上記の原料ガスを使用して形成される薄膜は、いわゆるセラミック層SiOxCy(x=1〜2.2、y=0.3〜3)を主成分とするものである。
次に成膜プロセスについて以下に示す。薄膜を形成するための中空容器6を金属空洞筐体2内に設置して、金属空洞筐体2内部を1.333Pa(パスカル)まで真空装置で吸引して減圧環境を保つ。次に中空容器6の内壁面に炭酸ガスや酸素に対するバリア性の薄膜コーティングを行うための原料ガスHMDSOをガス導入管5から、流量10ml/分にて、かつ酸素の流量を50ml/分にて注入し、中空容器6内の真空度を13.33Paの真空圧力に調整した。その状態において、マイクロ波発振機8からマイクロ波エネルギーを金属空洞筐体2内に約5秒間にわたり供給した。このときマイクロ波発振機8から供給されるマイクロ波の周波数は2.45GHz、1つの金属空洞筐体2あたりに供給する電力を300〜400Wの値に設定した。導波管1に入力されたマイクロ波エネルギーはスリット3を通して金属空洞筐体2の内部に供給された原料ガスにプラズマを発生させ薄膜を形成した。
実施例1と実施例2では、マイクロ波の金属空洞筐体2への入力電力を変えてプラズマCVD処理を行った。比較例1と比較例2では、誘電体リング4を設置せず、誘電体リング4の位置に金属リングを設置してプラズマCVD処理を行った。また、この比較例では、導波管1と金属空洞筐体2の接合部にスリット3に代わる開口を形成し、電気接点部7の位置からその開口の中心点までの高さhは100mmとした。比較例3では、実施例1および2に対して、電気接点部7の位置からスリット3の中心点までの高さhと誘電体リング4の厚さaを変えてプラズマCVD処理を行った。実施例3と実施例4では、導波管1に2台の金属空洞筐体2を適正な位置に設置し実験し、実施例5では、4台を適正な位置に設置した場合を実験した。比較例4と5では、2台の金属空洞筐体2の設置位置を実施例3と異ならせて実験した。比較例6では、2台の金属空洞筐体2の設置位置を実施例4と異ならせて実験した。
<実施例1>
実施例1では、金属メッシュから成る電気接点部7の上面からスリット3の高さhは、λ/8=15.3mm以下の4.5mmに設置し、誘電体リングの厚さaは、λ/(4√εr)=16mm以下の9mm(幅bは10mm)に設定した。以下に、実施例1で設定した条件を記す。
(実施例1の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 1台のみ接合(配置を図1と図2に示す)
(4)入力電力: 300W
(5)反射電力: 13W
実施例1の実験の結果、反射電力が少なく中空容器6内に良好にプラズマが発生され、表1に示す中空容器6の酸素のバリア性も良好な値を示した。
実施例1では、金属メッシュから成る電気接点部7の上面からスリット3の高さhは、λ/8=15.3mm以下の4.5mmに設置し、誘電体リングの厚さaは、λ/(4√εr)=16mm以下の9mm(幅bは10mm)に設定した。以下に、実施例1で設定した条件を記す。
(実施例1の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 1台のみ接合(配置を図1と図2に示す)
(4)入力電力: 300W
(5)反射電力: 13W
実施例1の実験の結果、反射電力が少なく中空容器6内に良好にプラズマが発生され、表1に示す中空容器6の酸素のバリア性も良好な値を示した。
<実施例2>
実施例2は、実施例1と同じ構造にし、金属空洞筐体2の入射するマイクロ波の電力を増した。以下に、実施例2で設定した条件を記す。
(実施例2の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 1台のみ接合(配置を図1と図2に示す)
(4)入力電力: 330W
(5)反射電力: 17W
実施例2の実験の結果、反射電力が少なく中空容器6内に良好にプラズマが発生され、表1に示す中空容器6の酸素のバリア性も良好な値を示した。
実施例2は、実施例1と同じ構造にし、金属空洞筐体2の入射するマイクロ波の電力を増した。以下に、実施例2で設定した条件を記す。
(実施例2の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 1台のみ接合(配置を図1と図2に示す)
(4)入力電力: 330W
(5)反射電力: 17W
実施例2の実験の結果、反射電力が少なく中空容器6内に良好にプラズマが発生され、表1に示す中空容器6の酸素のバリア性も良好な値を示した。
<比較例1>
比較例1では、誘電体リング4を設置せず、誘電体リング4の位置に金属リングを設置してプラズマCVD処理を行った。また、この比較例では、スリット3に代わる導波管の開口を形成し、電気接点部7の位置からその開口の中心点までの高さhは100mmとした。以下に、比較例1で設定した条件を記す。
(比較例1の条件)
(1)導波管の開口の高さh: 100mm
(2)誘電体リング: 設置せず(金属リングで置き換え)
(3)金属空洞筐体: 1台のみ接合(配置を図1と図2に示す)
(4)入力電力: 300W
(5)反射電力: 42W
比較例1の実験の結果、マイクロ波のスリット3の部分から導波管1への反射電力が大きく、中空容器6内のプラズマが不安定になり、表1に示す中空容器6の酸素のバリア性が低下した。
比較例1では、誘電体リング4を設置せず、誘電体リング4の位置に金属リングを設置してプラズマCVD処理を行った。また、この比較例では、スリット3に代わる導波管の開口を形成し、電気接点部7の位置からその開口の中心点までの高さhは100mmとした。以下に、比較例1で設定した条件を記す。
(比較例1の条件)
(1)導波管の開口の高さh: 100mm
(2)誘電体リング: 設置せず(金属リングで置き換え)
(3)金属空洞筐体: 1台のみ接合(配置を図1と図2に示す)
(4)入力電力: 300W
(5)反射電力: 42W
比較例1の実験の結果、マイクロ波のスリット3の部分から導波管1への反射電力が大きく、中空容器6内のプラズマが不安定になり、表1に示す中空容器6の酸素のバリア性が低下した。
<比較例2>
比較例2では、比較例1と同じ構造にし、金属空洞筐体2の入射するマイクロ波の電力を増した。以下に、比較例2で設定した条件を記す。
(比較例2の条件)
(1)導波管の開口の高さh: 100mm
(2)誘電体リング: 設置せず(金属リングで置き換え)
(3)金属空洞筐体: 1台のみ接合(配置を図1と図2に示す)
(4)入力電力: 350W
(5)反射電力: 62W
比較例2では比較例1より入射電力を高く設定したが、その結果、導波管の開口がある側の中空容器6の側面が発熱により変形した。
比較例2では、比較例1と同じ構造にし、金属空洞筐体2の入射するマイクロ波の電力を増した。以下に、比較例2で設定した条件を記す。
(比較例2の条件)
(1)導波管の開口の高さh: 100mm
(2)誘電体リング: 設置せず(金属リングで置き換え)
(3)金属空洞筐体: 1台のみ接合(配置を図1と図2に示す)
(4)入力電力: 350W
(5)反射電力: 62W
比較例2では比較例1より入射電力を高く設定したが、その結果、導波管の開口がある側の中空容器6の側面が発熱により変形した。
<比較例3>
比較例3では、誘電体リング4は設定したが、スリット3の高さhを、λ/8=15.3mmを超える18mmに設定し、また、誘電体リングの厚さも、λ/(4√εr)=16mmを超える36mm(幅bは10mm)に設定した。以下に、比較例3で設定した条件を記す。
(比較例3の条件)
(1)スリット高さh: 18mm
(2)誘電体リング厚a: 36mm
(3)金属空洞筐体: 1台のみ接合(配置を図1と図2に示す)
(4)入力電力: 300W
(5)反射電力: 282W
比較例3の場合は、マイクロ波の反射電力が大きく、中空容器5内部にプラズマの発生は確認できなかった。
比較例3では、誘電体リング4は設定したが、スリット3の高さhを、λ/8=15.3mmを超える18mmに設定し、また、誘電体リングの厚さも、λ/(4√εr)=16mmを超える36mm(幅bは10mm)に設定した。以下に、比較例3で設定した条件を記す。
(比較例3の条件)
(1)スリット高さh: 18mm
(2)誘電体リング厚a: 36mm
(3)金属空洞筐体: 1台のみ接合(配置を図1と図2に示す)
(4)入力電力: 300W
(5)反射電力: 282W
比較例3の場合は、マイクロ波の反射電力が大きく、中空容器5内部にプラズマの発生は確認できなかった。
(表1:実験結果)
酸素のバリア性
容器変形 (fmol/ Pa/s/m2) 評価
実施例1 なし 1.06 ○
実施例2 なし 1.11 ○
比較例1 なし 2.93 △
比較例2 あり −−−− ×
比較例3 なし 18.23 ×
以上の実験の結果、スリット3と誘電体リング4の位置は、金属メッシュから成る電気接点部7の上面からλ/8以下の高さに設置する場合に、良好なプラズマCVD処理が行えることがわかった。
酸素のバリア性
容器変形 (fmol/ Pa/s/m2) 評価
実施例1 なし 1.06 ○
実施例2 なし 1.11 ○
比較例1 なし 2.93 △
比較例2 あり −−−− ×
比較例3 なし 18.23 ×
以上の実験の結果、スリット3と誘電体リング4の位置は、金属メッシュから成る電気接点部7の上面からλ/8以下の高さに設置する場合に、良好なプラズマCVD処理が行えることがわかった。
<実施例3>
実施例3では、金属空洞筐体2の内部の構造は実施例1と同じ構造にし、図6の平面図に示すように、2台の金属空洞筐体2を1本の導波管1の側面に設置した。以下に、実施例3で設定した条件を記す。
(実施例3の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図6:金属空洞筐体A、B)
(4)金属空洞筐体A、Bを設置する導波管位置(間隔が180mm)
(5)入力電力: 750W(2台分)
(6)反射電力: 52W(2台分)
実施例3の実験の結果、中空容器6内に良好にプラズマが発生され、表2に示す中空容器6の酸素のバリア性も良好な値を示した。
実施例3では、金属空洞筐体2の内部の構造は実施例1と同じ構造にし、図6の平面図に示すように、2台の金属空洞筐体2を1本の導波管1の側面に設置した。以下に、実施例3で設定した条件を記す。
(実施例3の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図6:金属空洞筐体A、B)
(4)金属空洞筐体A、Bを設置する導波管位置(間隔が180mm)
(5)入力電力: 750W(2台分)
(6)反射電力: 52W(2台分)
実施例3の実験の結果、中空容器6内に良好にプラズマが発生され、表2に示す中空容器6の酸素のバリア性も良好な値を示した。
<実施例4>
実施例4では、金属空洞筐体2の内部の構造は実施例1と同じ構造にし、図7の平面図に示すように、2台の金属空洞筐体2を1本の導波管1に対して対称な位置に設置した。以下に、実施例4で設定した条件を記す。
(実施例4の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図7:金属空洞筐体A、C)
(4)金属空洞筐体A、Cを設置する導波管位置(導波管の軸を含む平面に対して対象な位置)
(5)入力電力: 750W(2台分)
(6)反射電力: 29W(2台分)
実施例4の実験の結果、中空容器6内に良好にプラズマが発生され、表2に示す中空容器6の酸素のバリア性も良好な値を示した。
実施例4では、金属空洞筐体2の内部の構造は実施例1と同じ構造にし、図7の平面図に示すように、2台の金属空洞筐体2を1本の導波管1に対して対称な位置に設置した。以下に、実施例4で設定した条件を記す。
(実施例4の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図7:金属空洞筐体A、C)
(4)金属空洞筐体A、Cを設置する導波管位置(導波管の軸を含む平面に対して対象な位置)
(5)入力電力: 750W(2台分)
(6)反射電力: 29W(2台分)
実施例4の実験の結果、中空容器6内に良好にプラズマが発生され、表2に示す中空容器6の酸素のバリア性も良好な値を示した。
<実施例5>
実施例5では、金属空洞筐体2の内部の構造は実施例1と同じ構造にし、図8の平面図に示すように、4台の金属空洞筐体2を1本の導波管1に対して対称な位置に設置した。以下に、実施例5で設定した条件を記す。
(実施例5の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図8:金属空洞筐体A、B、C、D)
(4)金属空洞筐体A−C、B−Dを設置する導波管位置(間隔が180mm)
(5)入力電力: 1500W(4台分)
(6)反射電力: 43W(4台分)
実施例5の実験の結果、中空容器6内に良好にプラズマが発生され、表2に示す中空容器6の酸素のバリア性も良好な値を示した。
実施例5では、金属空洞筐体2の内部の構造は実施例1と同じ構造にし、図8の平面図に示すように、4台の金属空洞筐体2を1本の導波管1に対して対称な位置に設置した。以下に、実施例5で設定した条件を記す。
(実施例5の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図8:金属空洞筐体A、B、C、D)
(4)金属空洞筐体A−C、B−Dを設置する導波管位置(間隔が180mm)
(5)入力電力: 1500W(4台分)
(6)反射電力: 43W(4台分)
実施例5の実験の結果、中空容器6内に良好にプラズマが発生され、表2に示す中空容器6の酸素のバリア性も良好な値を示した。
<比較例4>
比較例4では、金属空洞筐体2の内部の構造とスリット3は実施例3と同じ構造にし、図9の平面図に示すように、2台の金属空洞筐体2を1本の導波管1の側面に設置する間隔を実施例3と異ならせた。以下に、比較例4で設定した条件を記す。
(比較例4の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図9:金属空洞筐体A、B)
(4)金属空洞筐体A、Bを設置する導波管位置(間隔が145mm)
(5)入力電力: 750W(2台分)
(6)反射電力: 385W(2台分)
比較例4の実験の結果、比較例4では反射電力が大きく、中空容器6内のプラズマが安定せず、金属空洞筐体2間でプラズマ発光状態が異なった。表2に示すよう、プラズマが発生した金属空洞筐体2の中空容器6は酸素バリア性が良好な値を示したが、プラズマが発生しなかった金属空洞筐体の中空容器6は、プラズマCVD処理を行わない中空容器と
同程度の値となった。
比較例4では、金属空洞筐体2の内部の構造とスリット3は実施例3と同じ構造にし、図9の平面図に示すように、2台の金属空洞筐体2を1本の導波管1の側面に設置する間隔を実施例3と異ならせた。以下に、比較例4で設定した条件を記す。
(比較例4の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図9:金属空洞筐体A、B)
(4)金属空洞筐体A、Bを設置する導波管位置(間隔が145mm)
(5)入力電力: 750W(2台分)
(6)反射電力: 385W(2台分)
比較例4の実験の結果、比較例4では反射電力が大きく、中空容器6内のプラズマが安定せず、金属空洞筐体2間でプラズマ発光状態が異なった。表2に示すよう、プラズマが発生した金属空洞筐体2の中空容器6は酸素バリア性が良好な値を示したが、プラズマが発生しなかった金属空洞筐体の中空容器6は、プラズマCVD処理を行わない中空容器と
同程度の値となった。
<比較例5>
比較例5では、金属空洞筐体2の内部の構造とスリット3は実施例3と同じ構造にし、図9の平面図に示すように、2台の金属空洞筐体2を1本の導波管1の側面に設置する間隔を実施例3と異ならせた。以下に、比較例5で設定した条件を記す。
(比較例5の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図9:金属空洞筐体A、B)
(4)金属空洞筐体A、Bを設置する導波管位置(間隔が155mm)
(5)入力電力: 750W(2台分)
(6)反射電力: 385W(2台分)
比較例5の実験の結果、比較例5では反射電力が大きく、中空容器6内のプラズマが安定せず、金属空洞筐体2間でプラズマ発光状態が異なった。表2に示すよう、プラズマが発生した金属空洞筐体2の中空容器6は酸素バリア性が良好な値を示したが、プラズマが発生しなかった金属空洞筐体の中空容器6は、プラズマCVD処理を行わない中空容器と同程度の値となった。
比較例5では、金属空洞筐体2の内部の構造とスリット3は実施例3と同じ構造にし、図9の平面図に示すように、2台の金属空洞筐体2を1本の導波管1の側面に設置する間隔を実施例3と異ならせた。以下に、比較例5で設定した条件を記す。
(比較例5の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図9:金属空洞筐体A、B)
(4)金属空洞筐体A、Bを設置する導波管位置(間隔が155mm)
(5)入力電力: 750W(2台分)
(6)反射電力: 385W(2台分)
比較例5の実験の結果、比較例5では反射電力が大きく、中空容器6内のプラズマが安定せず、金属空洞筐体2間でプラズマ発光状態が異なった。表2に示すよう、プラズマが発生した金属空洞筐体2の中空容器6は酸素バリア性が良好な値を示したが、プラズマが発生しなかった金属空洞筐体の中空容器6は、プラズマCVD処理を行わない中空容器と同程度の値となった。
<比較例6>
比較例6では、金属空洞筐体2の内部の構造とスリット3は実施例4と同じ構造にし、図10の平面図に示すように、2台の金属空洞筐体2を1本の導波管1に対して非対称な位置に設置した。以下に、比較例5で設定した条件を記す。
(比較例6の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図10:金属空洞筐体A、C)
(4)金属空洞筐体A、Cを設置する導波管位置(導波管の軸方向の間隔が30mm)
(5)入力電力: 750W(2台分)
(6)反射電力: 340W(2台分)
比較例6の実験の結果、比較例5では反射電力が大きく、中空容器6内のプラズマが安定せず、金属空洞筐体2間でプラズマ発光状態が異なった。表2に示すよう、プラズマが発生した金属空洞筐体2の中空容器6は酸素バリア性が良好な値を示したが、プラズマが発生しなかった金属空洞筐体の中空容器6は、プラズマCVD処理を行わない中空容器と同程度の値となった。
比較例6では、金属空洞筐体2の内部の構造とスリット3は実施例4と同じ構造にし、図10の平面図に示すように、2台の金属空洞筐体2を1本の導波管1に対して非対称な位置に設置した。以下に、比較例5で設定した条件を記す。
(比較例6の条件とその反射電力)
(1)スリット高さh: 4.5mm
(2)誘電体リング厚a: 9mm
(3)金属空洞筐体: 2台接合(図10:金属空洞筐体A、C)
(4)金属空洞筐体A、Cを設置する導波管位置(導波管の軸方向の間隔が30mm)
(5)入力電力: 750W(2台分)
(6)反射電力: 340W(2台分)
比較例6の実験の結果、比較例5では反射電力が大きく、中空容器6内のプラズマが安定せず、金属空洞筐体2間でプラズマ発光状態が異なった。表2に示すよう、プラズマが発生した金属空洞筐体2の中空容器6は酸素バリア性が良好な値を示したが、プラズマが発生しなかった金属空洞筐体の中空容器6は、プラズマCVD処理を行わない中空容器と同程度の値となった。
(表2:実験結果)
酸素のバリア性
容器変形 (fmol/ Pa/s/m2) 評価
実施例3 なし 1.13 ○
実施例4 なし 1.18 ○
実施例5 なし 1.24 ○
比較例4 なし 1.26〜14.2 ×
比較例5 なし 1.19〜14.4 ×
比較例6 なし 1.19〜14.2 ×。
酸素のバリア性
容器変形 (fmol/ Pa/s/m2) 評価
実施例3 なし 1.13 ○
実施例4 なし 1.18 ○
実施例5 なし 1.24 ○
比較例4 なし 1.26〜14.2 ×
比較例5 なし 1.19〜14.4 ×
比較例6 なし 1.19〜14.2 ×。
以上の実験の結果、図6の平面図の実施例3のように導波管1の片側のみに複数の金属空洞筐体2を上式の条件の間隔で配置しても良い。また、図7の平面図の実施例4のように導波管1の軸を含む平面に対して対称な位置に2つの金属空洞筐体2を配置しても良い。結局、複数の金属空洞筐体2を導波管1の軸を含む平面に対して対称な位置に配置する
ことができ、また、金属空洞筐体2を導波管1に接合する間隔を、mを自然数とし、m×λ/2±10mmの間隔に配置することができる。この条件で複数の金属空洞筐体2を導波管1の側面に接合することにより効率的にマイクロ波エネルギーを各金属空洞筐体2に分配することができ、全ての金属空洞筐体2内で安定したプラズマCVD処理を行える効果があることがわかった。
ことができ、また、金属空洞筐体2を導波管1に接合する間隔を、mを自然数とし、m×λ/2±10mmの間隔に配置することができる。この条件で複数の金属空洞筐体2を導波管1の側面に接合することにより効率的にマイクロ波エネルギーを各金属空洞筐体2に分配することができ、全ての金属空洞筐体2内で安定したプラズマCVD処理を行える効果があることがわかった。
1・・・導波管
2・・・金属空洞筐体
3・・・スリット
4・・・誘電体リング
5・・・ガス導入管
6・・・中空容器
7・・・電気接点部
8・・・マイクロ波発振機
9・・・給電点
10・・・開口部
2・・・金属空洞筐体
3・・・スリット
4・・・誘電体リング
5・・・ガス導入管
6・・・中空容器
7・・・電気接点部
8・・・マイクロ波発振機
9・・・給電点
10・・・開口部
Claims (5)
- 中空容器を処理する容器処理装置が、マイクロ波を供給する導波管に、前記導波管の軸方向に直交する方向に軸を有する筒状の金属空洞筐体の側面が接合され、前記導波管と前記金属空洞筐体の接合面に前記金属空洞筐体の筒の軸に直交する方向のスリットを形成することにより前記導波管内の空間と前記金属空洞筐体内の空間を結合し、前記金属空洞筐体の内壁に添って前記金属空洞筐体の筒の軸の周りを一周する誘電体リングによるマイクロ波の導波路を設置し、前記誘電体リングで前記スリットを塞ぎ、導電性を有するガス導入管を前記金属空洞筐体の筒の軸に平行に設置し、前記ガス導入管に垂直な平面状の導電性を有する電気接点部を前記中空容器の下部に設置し、前記ガス導入管を前記電気接点部に電気接続し、前記電気接点部を前記金属空洞筐体に電気接続し、前記スリットの前記電気接点部からの高さを、前記マイクロ波の波長をλとすると、λ/2の整数倍±λ/8の高さに形成し、前記中空容器の開口部から前記ガス導入管を差し込んで前記中空容器を前記金属空洞筐体内に設置することを特徴とするプラズマCVDによる容器処理装置。
- 前記マイクロ波の波長をλとし、前記誘電体リングの比誘電率をεrとする場合に、前記誘電体リングの厚さおよび幅がλ/(4√εr)以下であることを特徴とする請求項1記載のプラズマCVDによる容器処理装置。
- 前記マイクロ波の波長をλとする場合に、前記金属空洞筐体が前記導波管の軸方向に、λ/2の自然数倍±10mmの間隔で前記導波管の側面に複数接合されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のプラズマCVDによる容器処理装置。
- 2台の前記金属空洞筐体が前記導波管の軸を含む平面に対称な位置の前記導波管の側面に接合されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載のプラズマCVDによる容器処理装置。
- 前記スリットを前記電気接点部の上の高さがλ/8以下の位置に形成し、かつ、前記スリットよりも高い位置に前記中空容器の前記開口部が設置されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載のプラズマCVDによる容器処理装置。
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JP2006292343A JP2008106333A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | プラズマcvdによる容器処理装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006292343A JP2008106333A (ja) | 2006-10-27 | 2006-10-27 | プラズマcvdによる容器処理装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2110706A1 (en) | 2008-04-16 | 2009-10-21 | Funai Electric Co., Ltd. | Laser projector |
JP2013144845A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-07-25 | Draka Comteq Bv | プラズマ化学蒸着方法を実施する装置 |
-
2006
- 2006-10-27 JP JP2006292343A patent/JP2008106333A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2110706A1 (en) | 2008-04-16 | 2009-10-21 | Funai Electric Co., Ltd. | Laser projector |
JP2013144845A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-07-25 | Draka Comteq Bv | プラズマ化学蒸着方法を実施する装置 |
US9580808B2 (en) | 2011-12-14 | 2017-02-28 | Draka Comteq B.V. | Apparatus for performing a plasma chemical vapour deposition process |
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