JP4747566B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、3次元中空容器、例えばプラスチックボトル,プラスチックカップ,プラスチックトレイ,紙容器,紙カップ,紙トレイ,その他中空のプラスチック成型品等の表面にPECVD(プラズマ支援型化学気相成長)法により薄膜を形成させるプラズマ処理装置に関する。
3次元中空容器は、食品分野や医薬品分野等の様々な分野で多用され、そのため品質において種々の機能が要求されている。
この3次元中空容器のなかでも、プラスチック容器は、軽量,低コストとしての利便性から、広く用いられるようになってきている。
近年、内容物の保護の面から、3次元中空容器に対して、バリア性を持たせる要求がなされている。
このため、プラスチック容器にバリア性を持たせるため、容器に所定の物質をコーティングする技術が様々開発されている。
そして、これらのコーティング技術により、バリア性を有する薄膜が表面に形成されたプラスチック容器が広く出回るようになってきている(例えば、特許文献1参照)。
バリア性を有する薄膜の生成方法としては、一般的に、円筒構造の同軸共振器内に薄膜を生成する対象物(3次元中空容器)を配置し、同軸共振器内または3次元中空容器内に原料ガスを注入して、マイクロ波エネルギーを注入して、マイクロ波エネルギーにより上記原料ガスをプラズマ化して、対象物表面に薄膜を成膜させる(例えば、特許文献2参照)。
特表2003−518555号公報 特表2002−509845号公報
上述したプラズマを用いた成膜方法においては、上記同軸共振器内に如何に効率良くマイクロ波エネルギーを結合させ、かつ同軸共振器内においてマイクロ波エネルギーによる電磁界の分布を均一にし、同軸共振器内または3次元中空容器内に、一様なプラズマを効率良く発生させるかが重要である。
円筒型の同軸共振器においては、共振周波数や共振モードが円筒の内径及び高さ及び内部の誘電率等により算出されるため、内部の電磁界の分布、すなわち発生するプラズマの一様性についてのシミュレーションを行うことができる。
特許文献1及び2におけるプラズマ処理装置構成は、円筒構造の同軸共振器の天面側または下面側のいずれか一方の面から、他方の面のガス供給管にマイクロ波を結合する構成となっている。
これらのプラズマ処理装置においては、プラズマ発生部が当然に同軸共振器となっているが、アンテナが存在するマイクロ波供給部分と、プラズマが発生する同軸共振器との間が分離されており、この分離部分におけるインピーダンス変化のため、反射等によるマイクロ波エネルギーの伝送におけるエネルギーの損失が発生する。
また、上述のようにマイクロ波供給部分と、プラズマが発生する同軸共振器とが分離され、ある程度の距離を有しているため、この分離部分により伝送モードが変換され、マイクロ波による電磁界の分布が影響を受け、本来の同軸共振器における一様なプラズマの発生を実現することができない。
これにより、上記プラズマ処理装置においては、一様な強度のプラズマが発生されないため、3次元中空容器の表面に対する成膜が、不均一なものとなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、マイクロ波エネルギーの同軸共振器への結合時におけるマイクロ波エネルギーの損失を減少させ、かつ同軸共振器内の電界分布を一様とし、すなわち同軸共振器内(または3次元中空容器内)に一様な強度のプラズマを発生させ、3次元中空容器の表面に均一な膜を成膜するプラズマ処理装置を提供することを目的とする。
本発明のプラズマ処理装置は、マイクロ波エネルギーにより原料ガスをプラズマ化し、中空容器の表面に薄膜を成膜するプラズマ処理装置であり、天面及び下面が封止された円筒型容器と、前記天面から円筒軸に平行に設けられ、マイクロ波エネルギーを注入するアンテナと、前記下面から円筒軸に平行に設けられ、原料ガスを供給し、かつ前記アンテナとともに同軸導体を形成するガス供給管とを有し、前記円筒型容器全体が一体の同軸共振器として構成されていることを特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置は、前記定在波の波長をλとすると、前記円筒型容器がλ/2の整数倍にλ/4を加えた長さを有することを特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置は、前記アンテナとガス供給管との間隙の間隔dが前記同軸共振器における定在波の波長をλとした場合、λ/2以下であることを特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置は、前記同軸共振器における定在波の波長をλとした場合、前記アンテナがλ/4と、さらにλ/2の整数倍に、長さλ/2未満、さらに好ましくはλ/4以下の所定の補正長α1を加算した長さであることを特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置は、前記同軸共振器における定在波の波長をλとした場合、前記ガス供給管が、λ/2の整数倍に、長さλ/2未満、さらに好ましくはλ/4以下の所定の補正長α2を加算した長さであることを特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置は、前記同軸共振器における定在波の波長をλとした場合、前記アンテナの補正長α1と補正長α2と、前記アンテナとガス供給管との間隙の間隔dを加算した長さがλ/2であること(α1+α2+d=λ/2)を特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置は、前記下面に設けられた、前記中空容器及びガス供給管を収容する大きさの真空容器を有することを特徴とする。
本発明のプラズマ処理装置は、前記真空容器内のみ所定の真空度であり、それ以外の前記円筒容器内は大気圧とされていることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、請求項に記載されているように、円筒軸方向全てが同一径である円筒型金属製容器内において、天面及び下面各々に、円筒軸に平行にアンテナ,ガス供給管それぞれを設け、このアンテナ及びガス供給管を同軸導体とし、上記金属製容器全体を一体の同軸共振器とすることにより、同軸共振器へのマイクロ波エネルギーの結合の損失を低下させ、かつマイクロ波エネルギーによる金属製容器内における電磁界の分布を常に安定した状態にて均一とすることができ、金属製容器内における原料ガスのプラズマ強度を均一とすることにより、中空容器の表面への薄膜を均一な状態で成膜することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態によるプラズマ処理装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態によるプラズマ処理装置の構成例を示すブロック図である。
この図において、同軸共振器1は、金属製(導体)の円筒容器2において、アンテナ4及びガス供給管5が所定の距離(後に詳述)で、この円筒容器2の導体による同軸構造体(以降、同軸導体)として配設されることで形成されている。
図示しないマイクロ波発生器から、インピーダンスマッチングを行うインピーダンス整合器を介して、方形導波管7においてマイクロ波が伝送され、導波管同軸変換部10において方形導波管7から棒状の導体9に対して、伝送モードの変換(導波管同軸変換)を行い、伝送モードの変換されたマイクロ波がアンテナ4に結合される。
ここで、マイクロ波発振器は、例えば発振周波数2.45GHzのマグネトロンが用いられているが、他の周波数のマグネトロンでも良い。
上記インピーダンス整合器は、方形導波管7での整合器配置位置から、導波管同軸変換部10側をみたインピーダンスと、マイクロ波発信器側をみたインピーダンスをマッチングさせ、マイクロ波発信器側への反射波が発生しないように、これらのインピーダンスの整合を取るようにインピーダンス調整を行う。
インピーダンス整合器は、スリースタブチューナーや、E−Hチューナー(方形導波管の一点においてE面T型分岐及びH面T型分岐を設けて、各々の分岐に稼動短絡器を組み込み、その短絡面を移動させて整合の調整を行う)が用いられている。
アンテナ4は、円筒容器2の上部蓋となる天面板3の面中心部から、面に垂直な方向、すなわち、円筒容器2の円筒軸に平行方向に配設されており、伝送されるマイクロ波を上記ガス供給管5へ結合させることにより、同軸共振器1内にマイクロ波エネルギーを注入する。
ガス供給管5は、円筒容器2の下部蓋となる下面板11の面中心部から、面に垂直な方向、すなわち、円筒容器2の円筒軸に平行方向に、アンテナ4に対向して配設されており、アンテナ4からマイクロ波を結合する。
また、ガス供給管5は、中空容器8の表面、例えば内面にコーティングする薄膜を成膜するために用いる原料ガスを、中空容器8内に注入する。
上述したアンテナ4及びガス供給管5において、後に詳述する理由により、アンテナ4またはガス供給管5のいずれかに、また、アンテナ4及びガス供給管5の双方に各々の長さを調整する長さ調整機構が設けられている。
真空チャンバ6は、マイクロ波エネルギーを損失なく通過させるため、石英ガラスや樹脂などの誘電体により形成されており、同軸共振器1内において、下面板11の内面上部に設けられ、内部が所定の真空度に排気され、注入されるマイクロ波エネルギーにより、原料ガスがプラズマ化する程度の真空度になるように制御されている。
一方、同軸共振器1内における真空チャンバ6内部以外の空間、すなわち真空チャンバ6外面と同軸共振器1内面とで囲まれる、真空チャンバ6の外部空間は、大気圧となっておりプラズマの発生が抑止されている。
上述した構成により、真空チャンバ6内のみにてプラズマを発生させるため、余分な領域におけるプラズマ発生によるマイクロ波エネルギーの損失が起きないため、注入したマイクロ波エネルギーを中空容器8の内面のコーティングに有効に使用することができ、注入するマイクロ波エネルギーを従来に比較して削減することが可能となる。
また、アンテナ4を大気圧の雰囲気に配置することで、ガス供給管5に対してマイクロ波エネルギーを結合させるときに流れる電流により、アンテナ4に発生した発熱を、空気を媒体として放熱することができるので、アンテナ4が熱を蓄積することがなく、図示しないアンテナ4を保持する樹脂が溶解することを防止することができる。
ここで、アンテナ4とガス供給管5との間隙の間隔(対向距離)dは、同軸共振器1内に立つ定在波の波長λの1/2、すなわちλ/2以下とする。
この間隔dは、後に述べるシミュレーションによる高周波の電磁界分布を解析した結果から推定される値である。
このシミュレーション結果により、上記間隔dをλ/2以下とすることにより、アンテナ4及びガス供給管5が半同軸導体としての機能を有することとなり、所定の周波数λの定在波が立ち、円筒容器2内において、電磁界分布が均一に得られ、一様な強度のプラズマを得ることが推定できる。
また、上記シミュレーション結果を裏付けるため、本発明のプラズマ処理装置において、実際に中空容器8に薄膜を製膜して、その酸素透過量から製膜される薄膜の質、すなわち発生するプラズマの均一性を確認した。
ここで、プラズマが均一に生成されていることは、同軸共振器1内において、均一で、かつ製膜に必要なプラズマを生成させるだけのマイクロ波エネルギーがアンテナ4からガス供給管5に結合されていることを証明している。
以下、上述した本発明の同軸共振器1内における電磁界分布のシミュレーションについて説明する。
本発明のプラズマ処理装置において、高周波3次元電磁界シミュレータHFSS(High-Frequency Structure Simulator、ANSOFT社製)により、同軸共振器1の長さL,アンテナ4の長さLa,ガス供給管5の長さLgをパラメータとして、同軸共振器1内に生成される電磁界のシミュレーションを以下に示す。
この以下に示すシミュレーションにおいて、マイクロ波は、波長λ(同軸共振器1における定在波のλに等しい)を122mmにて設定した。
図2〜5は、図6のテーブルに示すように、同軸共振器1の長さL(「(5λ/2)+λ/4」)を固定し、アンテナ4の長さLa,ガス供給管5の長さLgを変化、すなわちα1,α2を変化させ、電界分布を確認したシミュレーションの結果における#1,#3,#4,#5の電磁界分布それぞれを示している。
このとき、アンテナ4の長さLaは、#1において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=0)」,#2において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=5mm)」,#3において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=10mm)」,#4において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=19.5mm)」,#5において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=15mm)」,#6において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=20mm)」,#7において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=25mm)」としている。
また、ガス供給管5の長さLgは、#1において「3λ/2+α2(=0)」,#2において「3λ/2+α2(=5mm)」,#3において「3λ/2+α2(=9mm)」,#4において「3λ/2+α2(=9mm)」,#5において「3λ/2+α2(=14mm)」,#6において「3λ/2+α2(=19mm)」,#7において「3λ/2+α2(=24mm)」としている。
この#1の条件は図2のシミュレーション結果から十分な電磁界分布(均一、かつ必要な強度の電磁界分布)が得られないことが判り、判定として「不可」の評価結果となる。
一方、#4及び#5の条件は図4,5各々のシミュレーション結果から、アンテナ4からガス供給管5に対して、マイクロ波エネルギーが効率よく結合し、均一性があり、必要な強度を有する電磁界分布が得られることが判り、判定として「良」の評価結果となる。
また、#3の条件は図3のシミュレーション結果から、有る程度のマイクロ波エネルギーがアンテナ4からガス供給管5に対して結合され、不十分であるが一定の電磁界分布が得られることが判り、判定として「可」の評価結果となる。
図6(以降の、図10,図13も同様)のテーブルにおける電磁界分布の評価は、シミュレーション結果の各図において、上述した代表図(図2〜5)の評価と同様に、電磁界分布の均一性及び強度を、「良(良好な電磁界分布)」,「可(ある程度の電磁界分布)」,「不可(実用上問題のある電磁界分布)」として分類した結果である。
上述したシミュレーション結果から、α1+α2+d=λ/2の場合において、間隙の間隔dが「λ/2」である#1の条件の場合、不十分な電磁界分布しか得られず、一方、間隙の間隔dがλ/2未満である#2の場合、ある程度の電磁界分布が得られていることから、間隙の間隔dがλ/2以下の範囲で、成膜に必要なプラズマを得る電磁界が得られることが推定できる。
また、#2,3の条件の場合が電磁界分布の評価が「可」であり、#4,5の場合が電磁界分布の評価が「良」であり、#6,7の条件の場合、再び電磁界分布の評価が「可」となることから、λ/2〜0の間に、間隙の間隔dの長さの変化に対する電磁界分布の良好なピークがあることも推定できる。
さらに、α1+α2+d=λ/2の際、補正長α1及びα2が0であるシミュレーション結果の電磁界分布が不均一であり、評価が「不可」であることから、補正長α1及びα2は「0」ではなく、ある数値を有する必要性があることも推定される。
また、図6のテーブルに示す各間隔dのシミュレーション結果から、電磁界の同軸共振器1内における分布が均一(すなわちプラズマが同軸共振器1内において一様に発生することが予想される)である間隙の間隔dとして、上述したように、λ/2以下で良好な電磁界分布が得られた。
したがって、間隙の間隔dは
p≦d<λ/2
上式におけるpは、物理的に「0」より大きい範囲ではあるが、アンテナ4及びガス供給管5間に配置される真空チャンバ6の厚さと、中空容器8の底の形状による幅と、アンテナ4及び真空チャンバ6を接触させない空間距離と、真空チャンバ6及び中空容器8を接触させない空間距離と、中空容器8及びガス供給管5を接触させない空間距離との積算から得られる数値である。
次に、アンテナ4の長さLaは、シミュレーション結果から、基本長λ/4にλ/2の整数倍を加えたものが良いと考えられるが、すでに述べたように、本発明において、さらに補正長α1を加えた値として、
La=λ/4+m×λ/2+α1
としている。上記式において、mは0≦mの整数である。
同様に、ガス供給管5の長さLgはアンテナ4と同様に基本的にλ/2の整数倍に補正長α2を加えた値として、
Lg=n×λ/2+α2
としている。上記式において、nは1≦nの整数である。
これは図2〜6のシミュレーション結果より推定するものであり、アンテナ4をλ/4とλ/2の整数倍とを加えた長さに対し、またガス供給管5をλ/2の整数倍の長さに対し、さらに補正分の長さ(補正長α1,α2)を加えた方が同軸共振器1の電磁界分布が均一となるように、マイクロ波エネルギーが強く結合することが推定される。
同様に、ガス供給管5をλ/2の整数倍の長さに対して、さらに補正分の長さ(補正長α2)を加えた方が同軸共振器1の電磁界分布が均一となるように、マイクロ波エネルギーが強く結合することが推定される。
本発明における同軸共振器1は、長さLが上述したように、アンテナの長さLaと、ガス供給管Lgと、間隙の間隔dとの加算値により決定されており、α1+α2+d=λ/2である。
このため、本発明の同軸共振器1は、
(λ/4+m×λ/2+α1)+(n×λ/2+α2)+d
=λ/4+(m+n+)λ/2+(α1+α2+d)
=λ/4+(m+n+1)λ/2
となり、λ/4と、λ/2の整数倍とを加算した長さLを有している。
アンテナ4とガス供給管5とが直接的に接続された形状の同軸共振モードにおいては、一般的にはその合計長(すなわち共振器の長さ)がλ/2の整数倍の時に共振する。
しかしながら、本プラズマ処理装置の場合、アンテナ4が直接に円筒容器2に接続されていないため、上記同軸共振としての共振モードは成り立たたず、上述したように、本発明における同軸共振器1の長さLは、λ/2の整数倍にλ/4を加算した値で共振動作が起こっていると推定される(シミュレーションにおいても、実際に作成した装置においても同様に起こっている)。
アンテナ4の長さLaがλ/2の整数倍にλ/4を加算した長さである理由としては、以下に示すことが考えられる。
ここで、アンテナ4が円筒容器2の天面板3を横切る部分において、同軸管の断面積が急激に変化しているため、アンテナ4のインピーダンスが高くなる。
このため、天面板3の位置において、入力されるマイクロ波により同軸共振器1に生成される電界定在波が極大(電界の腹)をとることとなり、一方、ガス供給管5が直接に下面板11に接続されているため、ガス供給管5の下面板11におけるインピーダンスが0であり、電界定在波が0のレベル(電界の節)となる。
すなわち、本発明の同軸共振器1における電界定在波が天面板3の位置にて電界の腹となり、下面板11の位置にて電界の節となるため、電界定在波の周期からこの同軸共振器1の長さLはλ/2の整数倍にλ/4を加算した値となる。
したがって、アンテナ4の長さは、天面板3の位置において電界定在波が腹となり、ガス供給管5と対向する部分で、ガス供給管5とインピーダンス整合する必要があるため、電界の節からα1を加えたλ/4+m×λ/2+α1となる。
同様に、ガス供給管5の長さLgは、下面板11の位置において電界定在波が節となり、アンテナ4と対向する部分で、アンテナ4とインピーダンス整合する必要があるため、電界の節からα2を加えたn×λ/2+α2となる。
次に、図7,図8,図9は、図10のテーブルに示すように、同軸共振器1の長さL(「(5λ/2)+λ/4」)及びガス供給管5の長さLg(「3λ/2+α2(=9mm)」)を固定し、アンテナ4の長さLaを変化、すなわちα1を変化させ、電界分布を確認したシミュレーションの結果における#8,#11,#13の電磁界分布それぞれを示している。
このとき、アンテナ4の長さLaは、#9において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=0)」,#10において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=5mm)」,#11において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=10mm)」,#12において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=15mm)」,#13において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=19.5mm)」,#14において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=29.5mm)」,#15において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=39.5mm)」,#16において「(λ/2)+(λ/4)+α1(=44.5mm)」としている。
この#8,#15及び#16の条件は図2の#1と同様に、図7に示すように、シミュレーション結果から十分な電磁界分布(均一、かつ必要な強度の電磁界分布)が得られないため、アンテナ4からガス供給管5にマイクロ波エネルギーの結合が十分行われないことが推定され、判定として「不可」の評価結果となる。
特に、#8は図6における#1と同様であり、補正長α1及びα2を「0」としている場合であり、図7に示すように、アンテナ4からガス供給管5にマイクロ波エネルギーの結合が十分行われず、均一な電磁界が生成されないことが推定できる。
一方、#13の条件は図9のシミュレーション結果から、アンテナ4からガス供給管5に対して、マイクロ波エネルギーが効率よく結合し、均一性があり、必要な強度を有する電磁界分布が得られることが判り、判定として「良」の評価結果となる。
また、#11(及び#9,10,12,14)の条件は図8のシミュレーション結果から、有る程度のマイクロ波エネルギーがアンテナ4からガス供給管5に対して結合され、不十分であるが一定の電磁界分布が得られることが判り、判定として「可」の評価結果となる。
上述した各結果から、図10に示す各条件の電磁界分布を求めるシミュレーションから、ガス供給管5の長さを一定値に固定し、アンテナ4の長さLaを変化させ、すなわち、アンテナ4の長さLaを変化させることにより、間隙の間隔dを、λ/2から徐々に短くしていくと、λ/4超〜λ/2未満の範囲に比較して、λ/2未満におけるλ/4以下の範囲において、#13の条件で電磁界分布の特性が良好のピークを有し、より均一な電磁界強度を得られることが推定できる。
また、#13の条件における間隙の間隔dは、#5の条件とほぼ同様であり、補正長α1及びα2の長さの配分には関係なく、シミュレーションにおいて電磁界の効率のピークを有することが判り、先の図6の条件におけるシミュレーション結果との総合的な結果から、間隙の間隔dはλ/2以下から0に至るまでの範囲において、アンテナ4からガス供給管5に対してマイクロ波エネルギーの結合効率の最適化する値が存在することが推定される。
次に、図11及び図12は、図13のテーブルに示すように、同軸共振器1の長さL(「(5λ/2)+λ/4」)及びアンテナ4の長さLa(「(λ/2)+(λ/4)+α1(19.5mm)」)を固定し、ガス供給管5の長さLgを変化、すなわちα2を変化させ、電界分布を確認したシミュレーションの結果における#17,#19の電磁界分布それぞれを示している。
このとき、ガス供給管5の長さLgは、#17において「3λ/2+α2(=0)」,#18において「3λ/2+α2(=5mm)」,#19において「3λ/2+α2(=9mm)」,#20において「3λ/2+α2(=14mm)」,#21において「3λ/2+α2(=19mm)」,#22において「3λ/2+α2(=29mm)」,#23において「3λ/2+α2(=34mm)」としている。
ここで、#19,20の条件は図12のシミュレーション結果から、アンテナ4からガス供給管5に対して、マイクロ波エネルギーが効率よく結合し、均一性があり、必要な強度を有する電磁界分布が得られることが判り、判定として「良」の評価結果となる。
一方、#17,18,21の条件は図11のシミュレーション結果から、有る程度のマイクロ波エネルギーがアンテナ4からガス供給管5に対して結合され、不十分であるが一定の電磁界分布が得られることが判り、判定として「可」の評価結果となる。
また、#22,23の条件は図2の#1と同様に、シミュレーション結果から十分な電磁界分布(均一、かつ必要な強度の電磁界分布)が得られないことが判り、アンテナ4からガス供給管5にマイクロ波エネルギーの結合が十分行われず、判定として「不可」の評価結果となる。
上述した各結果から、図13に示す各条件の電磁界分布を求めるシミュレーションから、アンテナ4の長さLaを一定値に固定し、ガス供給管5の長さLgを変化させ、すなわち、ガス供給管5の長さLgの長さを変化させることにより、間隙の間隔dを、λ/2から徐々に短くしていくと、λ/2未満において、また上述した条件の場合、特に、λ/4以下の範囲において、#19,20の条件で電磁界分布の特性が良好のピークを有し、より均一な電磁界強度を得られることが推定できる。
また、#19の条件における間隙の間隔dは、#5の条件とほぼ同様であり、補正長α1及びα2の長さの配分には関係なく、シミュレーションにおいて電磁界の効率のピークを有することが判り、先の図6及び図10の各条件におけるシミュレーション結果の総合的な結果から、間隙の間隔dはλ/2以下から0に至るまでの範囲において、アンテナ4からガス供給管5に対してマイクロ波エネルギーの結合効率の最適化する値が存在することが推定される。
したがって、真空チャンバ6や中空容器8に接触しないように、間隙の間隔dを適正値に調整した場合、この間隙の間隔dがすでに述べたように、アンテナ4とガス供給管5とのマイクロ波エネルギーの結合の効率の最適値が得られるため、補正長α1または補正長α2のいずれか、あるいは補正長α1及び補正長α2の両方を調整できるようにすれば、アンテナ4からガス供給管5へのマイクロ波エネルギーの伝搬特性を、適時、調整することが可能となる。
したがって、各プラズマ処理装置においては、アンテナ4の補正長,間隙,ガス供給管5の補正長、これら全体の関係がα1+α2+d=λ/2となることにより、同軸共振器1の長さL,アンテナ4の長さLa及びガス供給管5の長さLgが、各々「λ/2の整数倍にλ/4を加算した値」,「λ/2の整数倍にλ/4及び補正長α1を加算した値」「λ/2の整数倍に補正長α2を加算した値」であれば、同軸共振器1内において、アンテナ4とガス供給管5との間におけるマイクロ波エネルギーの結合を大きくすることができ、非常に良好な均一の電磁界分布が形成されることが判る
実質的に、間隙の間隔dと補正長α1及びα2とを加算した値が、λ/2になれば、同軸共振器1の長さLがλ/2の整数倍にλ/4を加算させた長さとなり、円筒容器2と同軸導体(アンテナ4,ガス供給管5)と間隙の間隔dとにより理想的な同軸共振器1が構成され、結合されたマイクロ波エネルギーにより、同軸共振器1内に均一な電界が生成される。
次に、このプラズマ処理装置による中空容器8の内面への成膜処理について説明する。
先ず図1における成膜装置形態を用いて、実際に、中空容器8の内面に対して薄膜を成膜した結果について説明する。
例えば、中空容器8として、ポリエチレンテレフタレート(PET)で延伸成形した容器500ml、内表面積約0.05m2、口内径25mm、平均肉厚0.5mmのPETボトルをPECVD法によって、プロセスガスの化学反応により容器内面の表面に薄膜を形成させた
このとき、薄膜形成の原料ガスは、ガス供給管5の側壁の複数の孔から中空容器8内に注入され、形成に用いる主ガスとして、ヘキサメチルジシロキサン(以下HMDSOと称する)の他に、トリメチルシロキサンなどを用いることが可能であり、また、サブガスとしては、酸素の他、窒素、などを用いることが可能である。
上述した主ガス及びサブガスにより成膜された薄膜の層は、いわゆるセラミック層SiOxCy(x=1〜2.2/y=0.3〜3)を主成分とするものである。
ここで用いられる中空容器8の基材としては、PET以外に、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリイミド(PI)などを選ぶことも可能であり、ブロー成形・射出成形・押出成形等により容器の形状に成形される。また、これらの材料の複数層からなる積層体を用いた容器もありうる。
本発明のプラズマ処理装置の装置構成としては、同軸共振器1の天面板3に設けられたアンテナ4から、同軸共振器1に対してマイクロ波エネルギーを加える方式である。
そして、図示しないマイクロ波発振器によって得られるマイクロ波エネルギーが方形導波管7を伝搬し、導波管同軸変換部10によって、導体9の伝送モードに変換され、アンテナ4を介して天面から導入される。
上記中空容器8は、真空チャンバ6内に設けられ、この真空チャンバ6外部と真空チャンバ6内部との領域に、円筒容器2内を区分し、真空チャンバ6内、すなわち、中空容器8収納部分は真空状態が保たれる構造となっている。
さらに、同軸共振器1と同軸構造体をなす金属製のガス供給管5により、中空容器8内部へと原料ガスが注入される。
また、真空チャンバ6内を1.33Pa(パスカル)まで、真空装置により真空吸引して一定減圧状態を保つ。
さらに、中空容器8内面にバリア性の薄膜のコーティングを行うため、ガス供給管5から原料ガスHMDSOを気体の標準状態換算で流量10ml/分にて、かつ酸素の流量を50ml/分にて注入し、中空容器8内の真空度を13.33Paの真空圧力に調整した状態において、アンテナ4からマイクロ波エネルギーを同軸共振器1に結合させてプラズマを発生させる。
そしてこのマイクロ波エネルギーによって、中空容器8の内側において原料ガスのプラズマを発生させる。
このマイクロ波は周波数2.45GHz、電力が200W〜400Wであり、5秒間に渡って供給され、この間にプラズマが発生して、所定の薄膜の成膜を行う。
次に、上記プラズマ処理装置により、中空容器8の内面に成膜されたバリア性の薄膜(すなわち、セラミック薄膜コートPETボトル)の評価を行う。
この評価方法としては、アクリル板とエポキシ系接着剤とを、成膜された中空容器8の簡易蓋材として使用し、密封された中空容器8の酸素に対するバリア性をMOCON社のOX−TRAN(登録商標)で容器(pkg)1個当たりの酸素透過量(ml/pkg/day)として測定し、成膜効果の評価方法(酸素バリア性)とした。
本発明の一実施形態によるプラズマ処理層装置の構成例の断面構造を示す概念図である。 同軸共振器1におけるアンテナ4の長さLa,間隙の間隔d及びガス供給管5の長さLgの各長さによる電界の分布状態のシミュレーション結果を示す図である。 同軸共振器1におけるアンテナ4の長さLa,間隙の間隔d及びガス供給管5の長さLgの各長さによる電界の分布状態のシミュレーション結果を示す図である。 同軸共振器1におけるアンテナ4の長さLa,間隙の間隔d及びガス供給管5の長さLgの各長さによる電界の分布状態のシミュレーション結果を示す図である。 同軸共振器1におけるアンテナ4の長さLa,間隙の間隔d及びガス供給管5の長さLgの各長さによる電界の分布状態のシミュレーション結果を示す図である。 図2〜図5のシミュレーションの条件及びシミュレーション結果を示すテーブルである。 同軸共振器1におけるアンテナ4の長さLa,間隙の間隔d及びガス供給管5の長さLgの各長さによる電界の分布状態のシミュレーション結果を示す図である。 同軸共振器1におけるアンテナ4の長さLa,間隙の間隔d及びガス供給管5の長さLgの各長さによる電界の分布状態のシミュレーション結果を示す図である。 同軸共振器1におけるアンテナ4の長さLa,間隙の間隔d及びガス供給管5の長さLgの各長さによる電界の分布状態のシミュレーション結果を示す図である。 図7〜図8のシミュレーションの条件及びシミュレーション結果を示すテーブルである。 同軸共振器1におけるアンテナ4の長さLa,間隙の間隔d及びガス供給管5の長さLgの各長さによる電界の分布状態のシミュレーション結果を示す図である。 同軸共振器1におけるアンテナ4の長さLa,間隙の間隔d及びガス供給管5の長さLgの各長さによる電界の分布状態のシミュレーション結果を示す図である。 図11,図12のシミュレーションの条件及びシミュレーション結果を示すテーブルである
符号の説明
1…同軸共振器
2…円筒容器
3…天面板
4…アンテナ
5…ガス供給管
6…真空チャンバ
7…方形導波管
8…中空容器
9…導体
10…導波管同軸変換部
11…下面板

Claims (5)

  1. マイクロ波エネルギーにより原料ガスをプラズマ化し、中空容器の表面に薄膜を成膜するプラズマ処理装置であり、天面及び下面が封止された円筒型容器と、前記天面から円筒軸に平行に設けられ、マイクロ波エネルギーを注入するアンテナと、前記下面から円筒軸に平行に設けられ、原料ガスを供給し、かつ前記アンテナとともに同軸導体を形成するガス供給管とを有し、前記円筒型容器全体が一体の同軸共振器として構成され、
    前記アンテナと前記ガス供給管との間隙の間隔dが前記同軸共振器における定在波の波長をλとした場合、λ/2以下であることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記同軸共振器における定在波の波長をλとした場合、前記アンテナがλ/4と、さらにλ/2の整数倍に、長さλ/2未満、さらに好ましくはλ/4以下の所定の補正長α1を加算した長さであることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記同軸共振器における定在波の波長をλとした場合、前記ガス供給管が、λ/2の整数倍に、長さλ/2未満、さらに好ましくはλ/4以下の所定の補正長α2を加算した長さであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記下面に設けられた、前記中空容器及びガス供給管を収容する大きさの真空容器を有することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記真空容器内のみ所定の真空度であり、それ以外の前記円筒容器内は大気圧とされていることを特徴とする請求項4に記載のプラズマ処理装置。
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