JP2007199021A - 表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力信号の特性を解析する際の作業効率を向上し得る表示制御装置を提供する。
【解決手段】入力信号についてのパラメータの値を座標上の各ポイントにそれぞれプロットした位相スペクトラム図Ps2を表示部15に表示させる制御部を備えた、制御部は、所定の設定条件を満たしたパラメータの値がプロットされる座標上のポイントP1,P2,P3を含む位相スペクトラム図Ps2の一部を他の部分とは識別可能に表示部15に表示させる強調表示処理を実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、入力信号についてのパラメータの値を座標上にプロットした線図を表示可能に構成された表示制御装置に関するものである。
この種の表示制御装置として、特開平7−43403号公報において出願人が開示したFFT(高速フーリエ変換)アナライザが知られている。このFFTアナライザは、入力信号(アナログ信号)をデジタルデータ(デジタル信号)に変換するA/D変換器、デジタルデータを記憶するRAM、プログラムが書き込まれたROM、プログラムに従ってデジタルデータについてFFT演算を行うCPU、FFT演算によって得られたデータに基づくスペクトラムを示すスペクトラム図(線図)を表示するディスプレイ等を備えて構成されている。
特開平7−43403号公報(第2頁、第1−2図)
ところが、上記のFFTアナライザには、改善すべき以下の課題がある。すなわち、このFFTアナライザでは、FFT演算によって得られたデータに基づくスペクトラムを示すスペクトラム図がディスプレイに表示される。一方、スペクトラムには、入力信号における周波数毎の振幅(パラメータの値)を示すパワースペクトラムや、入力信号における周波数毎の位相を示す位相スペクトラムが存在し、これらのスペクトラムを示すスペクトラム図を観察することにより、入力信号の特性の解析を多面的に行うことができる。具体的には、例えば、パワースペクトラムを示すパワースペクトラム図を観察して大きなピークとして現れた周波数成分の周波数やその成分の振幅を特定することにより、入力信号に含まれる主な周波数成分を解析することができる。また、位相スペクトラムを示す位相スペクトラム図を観察して、パワースペクトラム図において大きなピークとして現れた周波数成分の位相を特定することにより、入力信号に含まれる主な周波数成分の波形の特徴等を解析することができる。
しかしながら、位相スペクトラム図は、一般的に、パラメータの値としての位相が激しく変化するために、その線分が込み入って見難い線図となる。このため、特定すべき周波数成分の位相を示す部分と他の部分とを判別するのがやや困難な結果、位相の特定に長時間を要することがある。したがって、上記のFFTアナライザでは、この種の線図を観察して入力信号の特性を解析する際の作業効率を向上させるのが困難であり、この点の改善が望まれている。
本発明は、かかる改善すべき課題に鑑みてなされたものであり、入力信号の特性を解析する際の作業効率を向上し得る表示制御装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の表示制御装置は、入力信号についてのパラメータの値を座標上の各ポイントにそれぞれプロットした線図を表示部に表示させる制御部を備えた表示制御装置であって、前記制御部は、所定の設定条件を満たした前記パラメータの値がプロットされる前記座標上の前記ポイントを含む前記線図の一部を他の部分とは識別可能に前記表示部に表示させる強調表示処理を実行する。
また、請求項2記載の表示制御装置は、入力信号についての第1のパラメータの値を座標上の各ポイントにそれぞれプロットした線図を表示部に表示させる制御部を備えた表示制御装置であって、前記制御部は、所定の設定条件を満たした前記入力信号についての第2のパラメータの値に関連付けられる前記第1のパラメータの値がプロットされる前記座標上の前記ポイントを含む前記線図の一部を他の部分とは識別可能に前記表示部に表示させる強調表示処理を実行する。
また、請求項3記載の表示制御装置は、請求項2記載の表示制御装置において、前記制御部は、前記入力信号に含まれる各周波数成分の位相を前記第1のパラメータの値として前記座標上の各ポイントにそれぞれプロットした位相スペクトラムを示す位相スペクトラム図を前記線図として表示させると共に、前記周波数成分の振幅を前記第2のパラメータの値として前記強調表示処理を実行する。
また、請求項4記載の表示制御装置は、請求項1から3のいずれかに記載の表示制御装置において、前記制御部は、前記強調表示処理において識別可能に表示される前記ポイントと当該ポイントに隣接する他のポイントとを結んだ線分を前記線図の前記一部として前記強調表示処理を実行する。
また、請求項5記載の表示制御装置は、請求項1から4のいずれかに記載の表示制御装置において、前記制御部は、前記強調表示処理として、前記線図の前記一部を前記他の部分とは異なる表示色で表示させる。
請求項1記載の表示制御装置によれば、制御部が、設定条件を満たしたパラメータの値がプロットされる座標上のポイントを含む線図の一部を他の部分とは識別可能に表示部に表示させる強調表示処理を実行することにより、パラメータの値が激しく変化するために、線分が込み入って見難い線図においても、ユーザーに対して、特定すべきパラメータの値を示す部分を他の部分と明確に識別させることができる。このため、ユーザーは、そのパラメータの値を確実かつ容易に読み取ることができる。したがって、この表示制御装置によれば、この種の線図におけるパラメータの値の特定を短時間で行うことができる結果、入力信号を解析する際の作業効率を十分に向上させることができる。
また、請求項2記載の表示制御装置によれば、制御部が、設定条件を満たした入力信号についての第2のパラメータの値に関連付けられる第1のパラメータの値がプロットされる座標上のポイントを含む線図の一部を他の部分とは識別可能に表示部に表示させる強調表示処理を実行することにより、例えば、第1のパラメータの値をプロットした線図を表示させて、設定条件を満たした第2のパラメータの値に関連付けられる第1のパラメータの値をその線図Psを観察することによって特定するような入力信号に対する多面的な分析を行う際に、第1のパラメータの値が激しく変化するために、線分が込み入って見難いときであっても、ユーザーに対して、特定すべき第1のパラメータの値を示す部分を他の部分と明確に識別させることができる。このため、ユーザーは、その第1のパラメータの値を確実かつ容易に読み取ることができる。したがって、この表示制御装置によれば、この種の分析における作業効率を十分に向上させることができる。
また、請求項3記載の表示制御装置によれば、制御部が、入力信号に含まれる各周波数成分の位相を第1のパラメータの値として座標上の各ポイントにそれぞれプロットした位相スペクトラムを示す位相スペクトラム図を表示させると共に、周波数成分の振幅を第2のパラメータの値として強調表示処理を実行することにより、例えば、その振幅が所定値以上の周波数成分の位相を位相スペクトラム図を観察することによって特定する際に、振幅がその所定値以上であることを設定条件として設定することで、一般的には線分が込み入って見難い位相スペクトラム図においても、ユーザーに対して、振幅が所定値以上の周波数成分の位相を示す部分を他の部分と明確に識別させることができる。このため、位相スペクトラム図を観察して入力信号を解析する際の作業効率を十分に向上させることができる。
また、請求項4記載の表示制御装置によれば、制御部が、強調表示処理において識別可能に表示(強調表示)されるポイントとそのポイントに隣接する他のポイントとを結んだ線分を強調表示することにより、例えば、ポイントだけを強調表示する構成と比較して、ユーザーに対して、強調表示する部分と他の部分とを一層明確に識別させることができる。
また、請求項5記載の表示制御装置によれば、制御部が、強調表示処理として、線図の一部を他の部分とは異なる表示色で表示させることにより、ポイントの大きさや線分の太さだけを他の部分と異ならせる構成と比較して、ユーザーに対して、強調表示する部分と他の部分とをさらに明確に識別させることができる。
以下、本発明に係る表示制御装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、波形表示装置1の構成について、図面を参照して説明する。
図1に示す波形表示装置1は、本発明に係る表示制御装置と本発明における表示部とを一体的に構成した表示装置の一例であって、入力信号Si(一例として、電圧信号)の特性を示す特性図を表示可能に構成されている。具体的には、波形表示装置1は、入力信号処理部11、ストレージメモリ12、記憶部13、演算部14、表示部15、操作部16、RAM17および制御部18を備えて構成されている。この場合、入力信号処理部11、ストレージメモリ12、記憶部13、演算部14、操作部16、RAM17および制御部18によって本発明に係る表示制御装置が構成される。
入力信号処理部11は、A/Dコンバータを備えて構成され、制御部18の制御に従い、入力信号Siについてのパラメータの値(例えば、電圧値)を所定の周期でサンプリングしてサンプリングデータDsを出力する。ストレージメモリ12は、入力信号処理部11から出力されて制御部18によって転送されるサンプリングデータDsや、演算部14から出力される処理データDpを記憶する。記憶部13は、演算部14によって実行される演算処理に用いられる演算用データDoや制御部18の動作プログラム等を記憶する。演算部14は、制御部18の制御に従い、記憶部13に記憶されている演算用データDoを用いて、ストレージメモリ12に記憶されているサンプリングデータDsに対して(つまり入力信号Siに対して)、例えばFFT演算等の所定の演算処理を実行して、処理データDpを出力する。
表示部15は、図2に示すように、波形表示装置1における本体部2の正面パネルに配置されたLCDパネルを備えて構成され、制御部18から出力される表示データDdに基づく各種の画像を表示する。操作部16は、各種のスイッチやダイヤル等を備えて構成されて、本体部2の正面パネルに配置されている。また、操作部16は、スイッチやダイヤルが操作されたときに操作信号Soを出力する。RAM17は、制御部18によって実行される強調表示処理50(図5参照)において制御部18によって生成される検索結果データDrを記憶する。
制御部18は、操作部16から出力される操作信号Soに従って各種の処理を実行する。この場合、制御部18は、入力信号処理部11を制御してサンプリングデータDsを出力させると共に、そのサンプリングデータDsをストレージメモリ12に記憶させる。また、制御部18は、演算部14を制御して、サンプリングデータDsに対する各種の演算処理を実行させると共に、演算処理によって演算部14から出力される処理データDpをストレージメモリ12に記憶させる。
さらに、制御部18は、サンプリングデータDsや処理データDpに基づいて表示データDdを生成して表示部15に出力することにより、入力信号Siについてのパラメータの値(例えば、電圧値や、入力信号Siに含まれる各周波数成分の位相)を直交座標(本発明における座標の一例)上にプロットした1つまたは複数の線図(図3,4,7〜10に示すパワースペクトラム図Ps1、位相スペクトラム図Ps2および信号波形図Ps3:以下、区別しないときには「線図Ps」ともいう)を表示部15に表示させる。この場合、制御部18は、操作部16におけるスイッチの操作によって後述する強調表示モードが選択されたときには、図5に示す強調表示処理50を実行することにより、線図Psの一部を他の部分とは識別可能に強調させた状態で表示させる。
次に、入力信号Siの特性を示す特性図としての線図Psを表示させる際の波形表示装置1の全体的な動作について説明する。
まず、操作部16のスイッチを操作して入力信号Si(例えば、電圧信号)の記録を開始させる。この際に、制御部18が操作部16から出力される操作信号Soに従って入力信号処理部11を制御することにより、入力信号SiについてのサンプリングデータDsを出力させる。また、制御部18は、入力信号処理部11から出力されたサンプリングデータDsをストレージメモリ12に記憶(記録)させる。
次に、横軸(X軸)を周波数とし、縦軸(Y軸)を振幅とする直交座標上の各ポイントに入力信号Siについてのパラメータの値(例えば、入力信号Siの各周波数における電圧値:本発明における第2のパラメータの値)をプロットしたパワースペクトラム図Ps1を表示させるときには、操作部16のスイッチを操作して、パワースペクトラム図Ps1を表示させるための表示条件を設定する。この際に、制御部18は、操作信号Soに従って演算部14を制御して、ストレージメモリ12および記憶部13からサンプリングデータDsおよび演算用データDoを読み出させると共に、演算用データDoを用いたサンプリングデータDsに対する演算処理を実行させる。この場合、演算部14は、演算処理としてのFFT演算を実行して、処理データDpを出力する。続いて、制御部18は、処理データDpに基づき、パワースペクトラム図Ps1を表示させるための表示データDdを生成して表示部15に出力する。これにより、図3に示すように、パワースペクトラム図Ps1が表示部15に表示される。
次に、横軸(X軸)を周波数とし、縦軸(Y軸)を位相とする直交座標上の各ポイントに入力信号Siについてのパラメータの値(例えば、入力信号Siに含まれる各周波数成分の位相:本発明における第1のパラメータの値)をプロットした位相スペクトラム図Ps2を表示させるときには、操作部16のスイッチを操作して、位相スペクトラム図Ps2を表示させるための表示条件を設定する。この際に、制御部18は、操作信号Soに従い、上記の動作と同様にして、位相スペクトラム図Ps2を表示させるための表示データDdを処理データDpに基づいて生成して、表示部15に出力する。これにより、図4に示すように、位相スペクトラム図Ps2が表示部15に表示される。
ここで、例えば、図3に示すように、パワースペクトラム図Ps1において大きなピークPe1,Pe2,Pe3(以下、区別しないときには「ピークPe」ともいう)として現れた周波数成分の位相を特定するときには、位相スペクトラム図Ps2を観察して、各ピークPeの周波数に対応する位相の値を読み取る。この場合、図4に示すように、位相スペクトラム図Ps2における位相が激しく変化するために、線分が込み入って特定すべき位相の値の読み取りが困難なときには、操作部16のスイッチを操作して強調表示モードを選択する。この際に、制御部18は、操作信号Soに従って表示部15を制御して、図6に示す設定条件入力画面Piを表示させる。
次に、操作部16のスイッチを操作して、位相スペクトラム図Ps2内における強調表示させる部分を設定するための設定条件を設定条件入力画面Pi内に入力する。この場合、図3に示すように、例えば、パワースペクトラム図Ps1における最大のピークPe(同図に示すピークPe1)の値(振幅)に対して75%に相当する値を下限値として、その値がこの下限値以上のピークとして現れた周波数成分の位相を特定する際には、その旨を示す設定条件を入力する。具体的には、一例として、図6に示すように、設定条件入力画面Pi内における「範囲指定方法」の欄で「設定値以上」を選択する。次いで、「設定値」の欄で「MAX×75%」を選択する。この場合、「設定値」の欄に振幅(電圧値)を例えばV単位やmV単位で数値入力することもできる。また、振幅(縦軸)の単位をdBで表示させるときには、振幅をdB単位で数値入力することもできる。
続いて、制御部18は、操作信号Soに従い、図5に示す強調表示処理50を実行する。この強調表示処理50では、制御部18は、RAM17に記憶されている検索結果データDrをクリア(消去)させる(ステップ51)。次いで、制御部18は、演算部14を制御して、ストレージメモリ12および記憶部13からサンプリングデータDsおよび演算用データDoを読み出させると共に(ステップ52)、演算用データDoを用いたサンプリングデータDsに対するFFT演算を実行させる(ステップ53)。
続いて、制御部18は、処理データDpに基づき、入力信号Siに含まれる各周波数成分におけるパラメータの値(この場合、電圧値)を算出すると共に(ステップ54)、上記した設定条件を満たすパラメータの値を特定する。具体的には、制御部18は、算出したパラメータの値の最大値、つまりパワースペクトラム図Ps1において最大のピークPeとして現れる周波数成分を検索する(ステップ55)。次いで、その値が最大のピークPeの値に対して75%に相当する値(つまり、上記した下限値)以上のピークPeを検索する(ステップ56)。続いて、制御部18は、検索結果を検索結果データDrとしてRAM17に記憶させる(ステップ57)。
次いで、制御部18は、位相スペクトラム図Ps2を強調表示させるための表示データDdを検索結果データDrおよび処理データDpに基づいて生成して、表示部15に出力する(ステップ58)。これにより、図7に示すように、位相スペクトラム図Ps2が表示部15に強調表示される。
この場合、この位相スペクトラム図Ps2では、上記の強調表示処理50におけるステップ56で検索したパラメータの値、つまり、入力信号Siにおける各周波数成分のうちの、電圧値(第2のパラメータの値)が設定条件を満たした周波数成分の位相(第2のパラメータの値に関連付けられた第1のパラメータの値)に対応する直交座標上の対応ポイント(図7に示すポイントPo1,Po2,Po3:以下、区別しないときには「ポイントPo」ともいう)が他の部分と識別可能に大きく強調表示される。また、各ポイントPoに隣接する他のポイントと各ポイントPoとを結んだ線分L(同図に示す線分L1,L2,L3)が他の線分と識別可能に太く強調表示される。また、これらの線分Lおよび各ポイントPoが例えば赤の色相で表示されると共に、位相スペクトラム図Ps2における他の部分が例えば緑の色相で表示される。つまり、線分Lおよび各ポイントPoが位相スペクトラム図Ps2における他の部分とは異なる色相(本発明における表示色の一例)で表示される。
したがって、この波形表示装置1では、図7に示すように、パラメータの値としての位相が激しく変化するために、その線分が込み入って見難い位相スペクトラム図Ps2においても、特定すべき周波数成分の位相を示す部分(本発明における線図の一部)を他の部分とは明確に識別することが可能となるため、その周波数成分の位相を確実に読み取ることが可能となる。この結果、この波形表示装置1では、入力信号Siを解析する際の作業効率の向上が可能となる。
一方、この波形表示装置1では、操作部16を操作することにより、図8に示すように、上記したパワースペクトラム図Ps1を表示させた画面内に位相スペクトラム図Ps2を同時に表示させると共に、その位相スペクトラム図Ps2を強調表示させることもできる。また、図9に示すように、パワースペクトラム図Ps1を表示させた画面内に、入力信号Siの信号波形図Ps3および位相スペクトラム図Ps2を同時に表示させると共に、その位相スペクトラム図Ps2を強調表示させることも可能となっている。この場合、この表示形態では、表示切替操作を行うことなく、両スペクトラム図Ps1,Ps2同士の比較や、両スペクトラム図Ps1,Ps2および信号波形図Ps3の比較が容易となるため、入力信号Siを解析する際の作業効率のより一層の向上が可能となる。
また、この波形表示装置1では、例えば、上記したパワースペクトラム図Ps1におけるパラメータの値としての振幅(上記の例では電圧値)が激しく変化するために、その線分が込み入ってパワースペクトラム図Ps1が見難い線図となっているときには、その振幅が所定値(例えば、図10に示す下限値)以上のピーク(例えば、同図に示すピークPe1,Pe2,Pe3)として現れるパワースペクトラム図Ps1における線図の一部を強調表示することによってこれらのピークPe1,Pe2,Pe3を見易く表示することもできる。この場合には、上記した設定条件の入力操作と同様にして、設定条件入力画面Pi内に設定条件を入力する。この際には、制御部18が操作信号Soに従って強調表示処理50と同様の処理を実行することにより、同図に示すように、その振幅が所定値以上のピークPe1,Pe2,Pe3、つまり設定条件を満たしたパラメータの値がプロットされる座標上のポイントを含むパワースペクトラム図Ps1における線図の一部が強調表示される。
このように、この波形表示装置1によれば、制御部18が、設定条件を満たした入力信号Siについてのパラメータの値がプロットされる座標上のポイントPoを含む線図Psの一部を他の部分とは識別可能に表示部15に表示させる強調表示処理50を行うことにより、パラメータの値が激しく変化するために、その線分が込み入って見難い線図Psにおいても、ユーザーに対して、特定すべきパラメータの値を示す部分を他の部分と明確に識別させることができる。このため、ユーザーは、そのパラメータの値を確実かつ容易に読み取ることができる。したがって、この波形表示装置1によれば、この種の線図Psにおけるパラメータの値の特定を短時間で行うことができる結果、入力信号Siを解析する際の作業効率を十分に向上させることができる。
また、この波形表示装置1によれば、制御部18が、設定条件を満たした入力信号Siについての第2のパラメータの値に関連付けられる第1のパラメータの値がプロットされる座標上のポイントPoを含む線図Psの一部を他の部分とは識別可能に表示部15に表示させる強調表示処理50を実行することにより、例えば、第1のパラメータの値をプロットした線図Psを表示させて、設定条件を満たした第2のパラメータの値に関連付けられる第1のパラメータの値をその線図Psを観察することによって特定するような入力信号Siに対する多面的な分析を行う際に、第1のパラメータの値が激しく変化するために、その線分が込み入って見難いときであっても、ユーザーに対して、特定すべき第1のパラメータの値を示す部分を他の部分と明確に識別させることができる。このため、ユーザーは、その第1のパラメータの値を確実かつ容易に読み取ることができる。したがって、この波形表示装置1によれば、この種の分析における作業効率を十分に向上させることができる。
また、この波形表示装置1によれば、制御部18が、入力信号Siに含まれる各周波数成分の位相を第1のパラメータの値として座標上の各ポイントにそれぞれプロットした位相スペクトラム図Ps2を表示させると共に、各周波数成分の振幅を第2のパラメータの値として強調表示処理50を実行することにより、例えば、各周波数成分の振幅を座標上にプロットしたパワースペクトラム図Ps1において大きなピークとして現れた周波数成分の位相を、位相スペクトラム図Ps2を観察することによって特定する際に、振幅(電圧値)が所定値(上記した下限値)以上であることを設定条件として設定することで、一般的には線分が込み入って見難い位相スペクトラム図Ps2においても、ユーザーに対して、下限値以上の周波数成分の位相を示す部分を他の部分と明確に識別させることができる。このため、位相スペクトラム図Ps2を観察して入力信号Siを解析する際の作業効率を十分に向上させることができる。
また、この波形表示装置1によれば、制御部18がポイントPoに隣接する他のポイントとそのポイントPoとを結んだ線分Lを強調表示することにより、例えば、ポイントPoだけを強調表示する構成と比較して、ユーザーに対して、強調表示する部分と他の部分とを一層明確に識別させることができる。
さらに、この波形表示装置1によれば、制御部18が、強調表示する部分を他の部分とは異なる表示色で表示させることにより、ポイントPoの大きさや線分Lの太さだけを他の部分と異ならせる構成と比較して、ユーザーに対して、強調表示する部分と他の部分とをさらに明確に識別させることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、位相スペクトラム図Ps2を強調表示する例について上記したが、パワースペクトラム図Ps1や信号波形図Ps3を強調表示することもできる。また、線図としてのパワースペクトラム図Ps1、位相スペクトラム図Ps2および信号波形図Ps3を表示する例について上記したが、本発明における線図には、ニコルス線図、ボード線図およびコクアド線図等の各種の線図が含まれる。また、入力信号Siについてのパラメータの値を極座標上にプロットしたナイキスト線図等の極座標線図も本発明における線図に含まれる。
また、線図PsにおけるポイントPoおよび線分Lと他の部分とを互いに異なる色相で表示する例について上記したが、両者を互いに異なる明度や彩度(いずれも本発明における表示色)で表示することもできる。また、各線分Lおよび各ポイントPoのみを表示させたり(つまり他の部分を非表示にさせる)弱めたりして他の部分と識別可能に表示させることによってこれらを強調表示する構成を採用することもできる。さらに、ポイントPoおよび線分Lの双方を強調表示する例について上記したが、ポイントPoのみを強調表示する構成を採用することもできる。
加えて、本発明に係る表示制御装置と表示部とを一体的に構成した波形表示装置1について説明したが、外部装置としての表示装置(表示部)に上記のパワースペクトラム図Ps1、位相スペクトラム図Ps2および信号波形図Ps3等を表示可能に構成された各種の表示制御装置に本発明を適用することができる。
波形表示装置1の構成を示す構成図である。 波形表示装置1の正面図である。 パワースペクトラム図Ps1を表示している状態の表示画面図である。 位相スペクトラム図Ps2を表示している状態の表示画面図である。 強調表示処理50のフローチャートである。 設定条件入力画面Piを表示している状態の表示画面図である。 位相スペクトラム図Ps2を強調表示している状態の表示画面図である。 パワースペクトラム図Ps1および強調表示している位相スペクトラム図Ps2を表示させた表示画面図である。 パワースペクトラム図Ps1、信号波形図Ps3、および強調表示している位相スペクトラム図Ps2を表示させた表示画面図である。 強調表示しているパワースペクトラム図Ps1を表示させた表示画面図である。
符号の説明
1 波形表示装置
15 表示部
16 操作部
18 制御部
L1,L2,L3 線分
Po1,Po2,Po3 ポイント
Ps1 パワースペクトラム図
Ps2 位相スペクトラム図
Ps3 信号波形図
Si 入力信号

Claims (5)

  1. 入力信号についてのパラメータの値を座標上の各ポイントにそれぞれプロットした線図を表示部に表示させる制御部を備えた表示制御装置であって、
    前記制御部は、所定の設定条件を満たした前記パラメータの値がプロットされる前記座標上の前記ポイントを含む前記線図の一部を他の部分とは識別可能に前記表示部に表示させる強調表示処理を実行する表示制御装置。
  2. 入力信号についての第1のパラメータの値を座標上の各ポイントにそれぞれプロットした線図を表示部に表示させる制御部を備えた表示制御装置であって、
    前記制御部は、所定の設定条件を満たした前記入力信号についての第2のパラメータの値に関連付けられる前記第1のパラメータの値がプロットされる前記座標上の前記ポイントを含む前記線図の一部を他の部分とは識別可能に前記表示部に表示させる強調表示処理を実行する表示制御装置。
  3. 前記制御部は、前記入力信号に含まれる各周波数成分の位相を前記第1のパラメータの値として前記座標上の各ポイントにそれぞれプロットした位相スペクトラムを示す位相スペクトラム図を前記線図として表示させると共に、前記周波数成分の振幅を前記第2のパラメータの値として前記強調表示処理を実行する請求項2記載の表示制御装置。
  4. 前記制御部は、前記強調表示処理において識別可能に表示される前記ポイントと当該ポイントに隣接する他のポイントとを結んだ線分を前記線図の前記一部として前記強調表示処理を実行する請求項1から3のいずれかに記載の表示制御装置。
  5. 前記制御部は、前記強調表示処理として、前記線図の前記一部を前記他の部分とは異なる表示色で表示させる請求項1から4のいずれかに記載の表示制御装置。
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