JP2007198254A - 故障診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】システム内の複数のユニットが故障している場合であっても、故障の状態を確実に検知すること。
【解決手段】実機システムが備える複数の要素をモデル化した複数のユニット11,12,13,21,22,23を有するシステムモデルと、複数の要素のそれぞれに発生することが想定される故障をモデル化した故障モデルと、システムモデルのユニット11,12,13,21,22,23を故障モデルに置き換えるモデル置換手段と、システムモデルの出力と、実機システムからの出力を比較する比較手段と、比較手段における比較の結果に基づいて、実機システムの故障を診断する故障診断手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、故障診断装置に関し、特に内燃機関の故障を診断する装置に適用して好適である。
従来から、プラントなどのシステムにおいて、システムの異常を検知する方法が知られている。例えば、特開平8−6635号公報には、プラントの異常兆候が見られた箇所に対して故障モードを用いてモデル演算を行い、故障箇所を迅速に発見する手法が記載されている。
また、特開平6−123642号公報には、プラント系統に発生した故障現象の根本的原因を究明すべく、プラント系統を構成する構成機器の故障モデルを用いる方法が記載されている。
特開平8−6635号公報 特開平6−123642号公報 特開2004−52633号公報 特開平9−330120号公報 特開2005−133573号公報 特開2005−155384号公報 特開2005−23863号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、想定された故障の検出、特定は可能であるが、想定されていない故障が生じた場合は故障箇所の特定が困難となる。特に、システム内の複数のユニットが複合的に同時故障している場合は、故障を検知することが困難である。
また、システムからの出力を検知するセンサー自体が故障している場合、システムの故障と区別することが困難になり、正確な故障診断ができなくなるという問題が生じる。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、システム内の複数のユニットが故障している場合であっても、故障の状態を確実に検知することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、実機システムが備える複数の要素をモデル化した複数のユニットを有するシステムモデルと、前記複数の要素のそれぞれに発生することが想定される故障をモデル化した故障モデルと、前記システムモデルの前記ユニットを前記故障モデルに置き換えるモデル置換手段と、前記システムモデルの出力と、前記実機システムからの出力を比較する比較手段と、前記比較手段における比較の結果に基づいて、前記実機システムの故障を診断する故障診断手段と、を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、直列状に接続された複数の前記システムモデルを備え、前記ユニットは、前記複数のシステムモデルのそれぞれの出力部に設けられ、前記実機システムが備える実センサーをモデル化したセンサーモデルを含み、前記比較手段は、前記センサーモデルからの出力と、当該センサーモデルによってモデル化された前記実センサーからの出力とを比較することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記モデル置換手段は、複数の前記システムモデルが有する複数の前記ユニットの一部又は全部を同時に前記故障モデルに置き換えることを特徴とする。
第4の発明は、第2又は第3の発明において、前記故障診断手段は、前記センサーモデルからの出力と、当該センサーモデルによってモデル化された前記実センサーからの出力とが一致する場合は、当該実センサーよりも上流に位置する前記実機システムの要素が、対応する前記システムモデル内で置き換えられた前記故障モデルの故障モードで故障していると診断することを特徴とする。
第5の発明は、第2〜第4の発明のいずれかにおいて、前記故障診断手段は、特定の前記センサーモデルからの出力と当該特定のセンサーモデルによってモデル化された前記実センサーからの出力とが一致する場合は、当該特定のセンサーモデルよりも下流に位置する前記システムモデルを用いて、対応する前記実機システムの故障診断を行うことを特徴とする。
第6の発明は、第2〜第5の発明のいずれかにおいて、前記故障診断手段は、任意の第1の前記センサーモデルからの出力と当該第1のセンサーモデルによってモデル化された前記実センサーからの出力とが相違し、当該第1のセンサーモデルよりも下流に位置する第2の前記センサーモデルからの出力と当該第2のセンサーモデルによってモデル化された前記実センサーからの出力が一致する場合は、前記第1のセンサーモデルに対応する前記実センサーが故障していると診断することを特徴とする。
第7の発明は、第1〜第6の発明のいずれかにおいて、前記システムモデルは前記実機システムとしての内燃機関をモデル化したものであり、前記センサーモデルは当該内燃機関が備える前記実センサーをモデル化したものであることを特徴とする。
第1の発明によれば、システムモデルの複数のユニットを故障モデルに置き換え、システムモデルの出力と実機システムからの出力を比較することで、実機システムの故障を診断することができる。従って、実機システムが有する複数の要素に複合的に故障が発生している場合であっても、的確に故障を診断することができ、故障箇所および故障モードを特定することが可能となる。
第2の発明によれば、複数のシステムモデルのそれぞれの出力部に実機システムが備える実センサーをモデル化したセンサーモデルを設けたため、センサーモデルの出力と実機システムの実センサーの出力とを比較することにより、システムモデルの故障を確実に診断することが可能となる。
第3の発明によれば、複数のシステムモデルが有する複数のユニットの一部又は全部を同時に故障モデルに置き換えるため、故障が複合的に発生している場合であっても、的確に故障を診断することができる。
第4の発明によれば、故障モデルの置き換えによって、センサーモデルからの出力とセンサーモデルによってモデル化された実センサーからの出力とが一致する場合は、実センサーよりも上流において、実システムの要素が置き換えられた故障モデルの故障モードで故障していると診断することができる。
第5の発明によれば、故障モデルの置き換えによって、特定のセンサーモデルからの出力とセンサーモデルによってモデル化された実センサーからの出力とが一致する場合は、更に下流のシステムの故障を診断することが可能となる。従って、システムモデルの上流側から故障モデルの置き換えを行うことで、全システムの故障診断を行うことが可能となる。
第6の発明によれば、任意の第1のセンサーモデルからの出力と第1のセンサーモデルによってモデル化された実センサーからの出力とが相違し、第1のセンサーモデルよりも下流に位置する第2のセンサーモデルからの出力と第2のセンサーモデルによってモデル化された実センサーからの出力が一致する場合は、上流の第1のセンサーモデルに対応する実センサーが故障していると診断することができる。
第7の発明によれば、実システムとしての内燃機関をモデル化してシステムモデルを構築し、内燃機関が備える実センサーをモデル化してセンサーモデルを構築することで、内燃機関の各システムの故障を的確に診断、特定することができるので、内燃機関の故障時におけるフェールセーフモードの選択肢を拡げることが可能となる。
以下、図面に基づいてこの発明のいくつかの実施の形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る故障診断装置のシステムモデルを示す模式図である。このシステムモデルは、実機のシステム(例えば内燃機関システム)をモデル化したものであって、システムモデル1とシステムモデル2を備えている。
システムモデル1は、ユニット11、ユニット12、ユニット13を備えている。ユニット11,12,13は、それぞれ関数X11(t),X12(t),X13(t)で表される。また、システムモデル2は、ユニット21、ユニット22、ユニット23を備えている。ユニット21,22,23は、それぞれ関数X21(t),X22(t),X23(t)で表される。
システムモデル1,2によって表されるシステムが内燃機関システムの場合、ユニット11,12,13、ユニット21,22,23に対応する実機の要素としては、例えば燃料噴射弁、スロットルバルブ、インテークマニホールド、点火プラグ、エキゾーストマニホールド、排気浄化触媒などが挙げられる。システムモデル1,2は、実機のシステムと同様の入力を受けて、実機のシステムに対応した出力を出力するものである。
図1に示すように、システムモデル1にはモデル入力1が入力される。モデル入力1はユニット11へ入力され、ユニット11からの出力は、ユニット12、ユニット13へ送られる。そして、システムモデル1からの出力はセンサーモデル1へ入力される。センサーモデル1は、システムモデル1からの入力を受けてモデル出力1を出力する。
システムモデル2にはシステムモデル1からの出力が入力される。システムモデル1からの出力は、ユニット21へ入力される。また、システムモデル2のユニット22には、モデル入力2が入力される。そして、ユニット21、ユニット22からの出力は、ユニット23へ送られる。システムモデル2からの出力はセンサーモデル2へ入力され、センサーモデル2は、システムモデル2からの入力を受けてモデル出力2を出力する。
システムモデル1に対応する実機のシステム(実システム1)には、モデル入力1に対応した実入力1が入力される。実機のシステムは、センサーモデル1に対応する実センサー1を備えている。実センサー1は、実システム1からの出力を受けて、実出力1を出力する。実出力1はモデル出力1に対応する出力である。
また、システムモデル2に対応する実機のシステム(実システム2)には、実システム1からの出力が入力される。また、実システム2には、モデル入力2に対応する入力(実入力2)が入力される。実機のシステムは、センサーモデル2に対応する実センサー2を備えている。実センサー2は、実システム2からの出力を受けて、実出力2を出力する。実出力2はモデル出力2に対応する出力である。なお、システムモデル1,2が内燃機関システムをモデル化したものである場合、センサーモデル1,2に対応する実機のセンサーとしては、例えばA/Fセンサー、排気温度センサーなどが挙げられる。
システムモデル1,2は、実システム1,2と同様の動作を行うことができる。システムモデル1,2の各ユニット11,12,13,21,22,23が正常時のモデルに設定されている場合、システムモデル1,2からのモデル出力1,2は、実システム1,2が正常に動作している場合の実出力1,2に相当する。従って、モデル出力1,2と実機の実出力1,2を比較することで、実機のシステムが故障しているか否かを診断することができる。
以下、実機のシステムの故障診断を行う方法を詳細に説明する。故障診断は、システムモデル1とシステムモデル2のそれぞれにおいて行う。システムモデル1に対応する実システム1の故障診断を行う際には、センサーモデル1からのモデル出力1と、センサーモデル1に対応した実センサー1からの実出力1とが対比される。この際、運転条件を種々に変化させながら対比を行う。
各ユニット11,12,13を正常時のモデルに設定した状態で、運転条件を種々に変化させ、モデル出力1と実出力1の値がほぼ一致する場合は、システムモデル1に対応する実システム1に故障が生じていないと判断できる。一方、モデル出力1と実出力1の値が相違する場合は、システムモデル1に対応する実システム1に故障が発生していると判断できる。
同様に、システムモデル2に対応する実システム2の故障診断を行う際には、センサーモデル2からのモデル出力2と、センサーモデル2に対応した実センサー2からの実出力2とが対比される。この際、運転条件を種々に変化させながら対比を行う。
各ユニット21,22,23を正常時のモデルに設定した状態で、運転条件を種々に変化させ、センサーモデル2からのモデル出力2と実出力2の値がほぼ一致する場合は、システムモデル2に対応する実システム2に故障が生じていないと判断できる。一方、センサーモデル2からのモデル出力2と実出力2の値が相違する場合は、システムモデル2に対応する実システム2に故障が発生していると判断できる。
システムモデル1は、各ユニット11,12,13の故障モデルを備えている。故障モデルは、各ユニット11,12,13で発生することが想定される故障をモデル化したものであって、各ユニット11,12,13のそれぞれに用意されている。各ユニット11,12,13を故障モデルに置き換えると、置き換えられたユニットを故障モデルに対応した故障モードで動作させることができる。
同様に、システムモデル2も各ユニット21,22,23の故障モデルを備えている。各ユニット21,22,23を故障モデルに置き換えると、置き換えられたユニットを故障モデルに対応した故障モードで動作させることができる。
図2は、故障モデルを説明するための模式図である。ここで、図2(A)は、システムモデル2が備えるユニット21,22,23を故障モデルに置き換えている様子を示している。また、図2(B)は、ユニット21,22,23の故障モデルを模式的に示している。
図2(A)に示すように、故障診断の際には、ユニット21が故障モデルX(t)に置き換えられる。同様に、ユニット22は故障モデルX(t)に置き換えられ、ユニット23は故障モデルX(t)に置き換えられる。
図2(B)に示すように、ユニット21の故障モデルX(t)には3つの故障モード(モード1,2,3)が用意されている。このため、ユニット21の故障モード数N1は3となる。
同様に、ユニット22の故障モデルX(t)には2つの故障モード(モード1,2)が用意されており、ユニット22の故障モード数N2は2である。また、ユニット23の故障モデルX(t)には3つの故障モード(モード1,2,3)が用意されており、ユニット23の故障モード数N3は3である。同様にして、ユニットKの故障モデルX(t)に4つの故障モード(モード1,2,3,4)が用意されている場合、ユニットKの故障モード数Nは4となる。なお、故障モデルはニューラルネット(NN)モデルにより構成しても良い。
例えば、ユニット21が内燃機関のA/Fセンサーの場合、A/Fセンサーの故障として、活性状態の劣化、センサーの割れ、異物の付着などを想定することができる。この場合において、ユニット21の故障モデルX(t)は、A/Fセンサーに故障が発生した場合に想定されるモードでA/Fセンサーを動作させるものである。そして、複数用意された故障モードにより、A/Fセンサーで想定される複数の故障が表現される。例えば、活性状態の劣化はモード1による故障モデルX(t)で表現され、センサーの割れはモード2による故障モデルX(t)で表現され、異物の付着はモード3による故障モデルX(t)で表現される。
図2(A)に示すように、各ユニット21,22,23を故障モデルに置き換えると、各ユニット21,22,23は置き換えられた故障モデルの故障モードに従って動作する。従って、システムモデル2からのモデル出力2は、置き換えられた故障モデルに対応した出力となる。
モデル出力1と実出力1とが相違し、システムモデル1に対応する実システム1に故障が生じていると判断された場合は、システムモデル1の各ユニット11,12,13を順次に故障モデルに置き換えて、モデル出力1と実出力1とを対比するシミュレーションを行う。この際、故障の発生し易いと考えられるユニットから優先的に故障モデルへの置き換えが行われ、発生する可能性の高い故障モードから優先的にシミュレーションが行われる。対比の結果、モデル出力1と実出力1が一致した場合は、故障モデルに置き換えられたユニットにおいて、置き換えられた故障モデルによって表される故障モードで故障が発生していると判断できる。
また、システムモデル1の各ユニット11,12,13を単独で故障モデルに置き換えてもモデル出力1と実出力1が一致しない場合は、センサーモデル1に対応する実センサー1が故障していることが考えられるため、センサーモデル1を故障モデルに置き換えて、モデル出力1と実出力1が一致するか否かを判定する。センサーモデル1についても複数の故障モードを有する故障モデルが用意されている。そして、センサーモデル1を故障モデルに置き換え、運転条件を可変しながらモデル出力1と実出力1を比較し、モデル出力1と実出力1が一致した場合は、置き換えられた故障モードでセンサーモデル1に対応した実機の実センサー1が故障していると判断する。
更に、システムモデル1の各ユニット11,12,13、センサーモデル1を単独で故障モデルに置き換えてもモデル出力1と実出力1が一致しない場合は、ユニット11,12,13、センサーモデル1が複合的に故障している可能性があるため、各ユニット11,12,13、センサーモデル1を同時に故障モデルに置き換え、各故障モデルのモードを可変して、モデル出力1と実出力1を比較する。例えば、図2の例でシステムモデル2の各ユニット21,22,23が複合的に故障していると考えられる場合、各ユニット21,22,23の故障モードの組み合わせは、N1×N2×N3=18である。このように、故障モードの全ての組み合わせに対してシミュレーションを行い、モデル出力と実出力が一致するか否かを判定する。
一方、モデル出力1と実出力1が同一であり、システムモデル1に対応する実システム1に故障が発生していない場合は、モデル出力2と実出力2を比較し、システムモデル2に対応する実システム2に故障が生じているか否かを判定する。モデル出力2と実出力2が同一の場合は、システムモデル2に対応する実システム2に故障が生じていないため、システムモデル1、システムモデル2の双方に対応する実機のシステムに故障が生じておらず、実機の全システムが正常であると判断される。
一方、モデル出力1と実出力1は同一であるが、モデル出力2と実出力2が相違し、システムモデル2に故障が発生していると判断される場合は、システムモデル1の場合と同様に、システムモデル2の各ユニット21,22,23、センサーモデル2を故障モデルに置き換えて、どのユニットがどの故障モードで故障しているか判定する。
また、モデル出力1と実出力1が相違し、モデル出力2と実出力2が一致する場合は、システムの最も下流に位置するセンサーモデル2からのモデル出力2と実出力2が一致しているため、本来、システムモデル1に対応する実機の実システム1にも故障が生じていないと考えられる。そして、この場合は、モデル出力1と実出力1の相違が、センサーモデル1に対応する実機の実センサー1の故障に起因すると考えることができる。従って、実センサー1が故障している旨の判定を行う。そして、実センサー1の故障原因を特定するため、センサーモデル1を故障モデルに置き換え、実センサー1の故障モードを判定する。
実センサー1に故障が発生している場合は、実センサー1の出力値を現実の制御に使うことができなくなるため、制御モードの切り換えを行う。例えば、センサーモデル1による実センサー1の故障シミュレーションで得られた故障モードの逆関数を実システム1の出力に掛け合わせ、実センサー1の故障による歪んでいる実出力1を本来の出力波形に矯正する。これにより、矯正した出力波形に基づいて制御を行うことが可能となる。また、実センサー2が正常である場合は、実センサー1の出力の代わりに実センサー2の出力を用いる制御に切り換える。更に、実センサー1の代わりにセンサーモデル1からの出力を用いて制御を行う等の方法により、制御モードの切り換えを行う。
以上のように、本実施形態の手法によれば、システムモデル1、システムモデル2に対応した実機のシステムの何処に故障が生じているか否かを判定することができ、故障しているユニット、および故障しているユニットの故障モードを特定することが可能となる。
次に、図3のフローチャートに基づいて、本実施形態による故障診断の処理について説明する。先ず、ステップS1では、システムモデル1からのモデル出力1と実出力1を比較し、また、システムモデル2からのモデル出力2と実出力2を比較する。次のステップS2では、ステップS1での比較の結果に基づいて、実システム1、実システム2のいずれか一方に故障が発生しているか否かを判定する。そして、実システム1,2のいずれか一方に故障が発生している場合はステップS3へ進み、実システム1,2の双方に故障が発生していない場合は処理を終了する(RETURN)。
ステップS3では、実システム1,2の双方に故障が発生しているか否かを判定し、実システム1,2の双方に故障が発生している場合は、ステップS4へ進む。そして、以降のステップで、実システム1、実システム2の故障ユニット、故障モードを特定する処理を行う。
ステップS4では、システムモデル1の各ユニット、センサーモデル1を故障モデルに置き換える。次のステップS5では、置き換えられたユニットを、故障モデルで設定された故障モードで動作させ、故障ユニットを特定するシミュレーションを開始する。より詳細には、ステップS4では、各ユニットを順次に故障モデルに入れ換えて、各故障モデルの故障モードを変化させながら故障ユニット、故障モードを特定するシミュレーションを行う。
次のステップS6では、ステップS5のシミュレーションにおいて、モデル出力1が実出力1と一致し、また、モデル出力2と実出力2が一致したか否かを判定する。ステップS6でモデル出力1,2と実出力1,2が一致しなかった場合は、ステップS7へ進む。この場合、システムモデル1の各ユニット、センサーモデル1を故障モデルに置き換えてもモデル出力1,2と実出力1,2が一致していないため、ステップS7では、システムモデル1に対応する実システム1、実センサー1のみの故障ではなく、実システム2のユニット、実センサー2を含む複数のユニットが複合的に故障していると判定する。
ステップS7の後はステップS8へ進み、実システム2、実センサー2の故障判定ロジックに移る。実システム2の故障判定は、システムモデル2内のユニット21,22,23を故障モデルに置き換え、モデル出力2と実出力2が一致しているか否かを判定することによって行う。また、実センサー2の故障判定は、センサーモデル2を故障モデルに置き換え、モデル出力2と実出力2が一致するか否かを判定することによって行う。ステップS8では、システムモデル1のユニット11,12,13、センサーモデル1、システムモデル2のユニット21,22,23、センサーモデル2を故障モデルに置き換え、シミュレーションを行うことで、システムモデル1,2、センサーモデル1,2の故障を診断する。ステップS11の後は処理を終了する(RETURN)。
一方、ステップS6において、モデル出力1と実出力1が一致し、モデル出力2と実出力2が一致した場合は、ステップS9へ進む。この場合、モデル出力2と実出力2が一致しているため、システムモデル2には故障が発生していないと判定できる。従って、システムモデル1単体が故障していると判断することができ、ステップS5のシミュレーションにおいて、モデル出力1,2と実出力1,2が一致した際に故障モデルに置き換えられているシステムモデル1内のユニットに対応する実システム1の要素が、置き換えられた故障モデルの故障モードにより故障していると判定できる。従って、ステップS9では、実システム1内で故障しているユニット、およびそのユニットの故障モードを特定する。次のステップS10では、ステップS9で特定された故障ユニット、および故障モードを表示する。ステップS10の後は処理を終了する(RETURN)。
ステップS3で実システム1、実システム2の双方に異常が発生していないと判定された場合は、ステップS11へ進む。ステップS11では、実システム2が正常であるか否かを判定し、実システム2が正常の場合はステップS12へ進む。ステップS12へ進んだ場合は、実システム1に故障が発生しており、実システム2には故障が発生していないため、センサーモデル1に対応する実センサー1が故障していると判定できる。従って、ステップS12では、センサーモデル1を故障モデルに置き換える。
次のステップS13では、センサーモデル1を故障モデルに置き換えた状態でシステムモデル1,2を動作させ、センサーモデル1の故障モードを特定するシミュレーションを開始する。より詳細には、ステップS13では、センサーモデル1の故障モードを変化させながらセンサーモデル1の故障モードを特定するシミュレーションを行う。
次のステップS14では、ステップS13のシミュレーションにおいて、モデル出力1,2が実出力1,2と一致したか否かを判定する。ステップS14でモデル出力1,2と実出力1,2が一致した場合は、ステップS15へ進む。
ステップS15へ進んだ場合は、モデル出力1,2と実出力1,2が一致した際にセンサーモデル1に設定されている故障モードで実センサー1が故障していると判定できる。従って、ステップS15では、実センサー1の故障モードを特定する。
一方、ステップS14でモデル出力1,2と実出力1,2が一致しない場合は、ステップS7へ進む。この場合は、システムモデル1,2のユニット、センサーモデル1,2が複合的に故障していると判定できる。従って、ステップS7からステップS8へ進み、システムモデル1のユニット11,12,13、センサーモデル1、システムモデル2のユニット21,22,23、センサーモデル2を故障モデルに置き換え、シミュレーションを行うことで、システムモデル1,2、センサーモデル1,2の故障を診断する。
ステップS15の後はステップS16へ進む。ステップS16では、実センサー1の出力値を制御に使用しているか否かを判定し、実センサー1の出力値を制御に使用していない場合は、ステップS18へ進む。ステップS18では、ステップS15で特定された実センサー1の故障モードを表示する。
一方、ステップS16で実センサー1の出力値を制御に使用している場合は、ステップS17へ進み、実センサー1の出力値が制御に使用されないように制御モードの切り換えを行う。ステップS17の後はステップS18へ進み、実センサー1の故障モードを表示する。ステップS18の後は処理を終了する(RETURN)。
以上説明したように実施の形態1によれば、システムモデル1,2に対応する実機のシステムの故障を診断することができ、故障が発生している場合は、システムモデル1,2の各ユニットを故障モデルに置き換えることにより、各ユニットの故障モードを特定することが可能となる。また、センサーモデル1,2に対応する実機のセンサーが故障している場合は、センサーモデル1,2を故障モデルに置き換えることで、実機のセンサーの故障モードを判定することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2は、実施の形態1で説明した故障診断の手法を内燃機関システムに適用したものである。図4は、実施の形態2に係るシステムモデルを示す模式図である。このシステムモデルは、実機の内燃機関システムをモデル化したものであって、システムモデル1、システムモデル2、システムモデル3、システムモデル4を備えている。システムモデル1,2,3,4は、実機のシステムの実システム1,2,3,4にそれぞれ対応しており、実機のシステムと同様の入力を受けて、実機のシステムに対応した出力を出力するものである。
システムモデル1は、インジェクタ(ユニット11)、スロットルバルブ(ユニット12)、インテークマニホールド(ユニット13)、吸気バルブ(ユニット14)、シリンダ(ユニット15)を備えている。システムモデル2は、排気バルブ(ユニット21)、エキゾーストマニホールド(ユニット22)を備えている。システムモデル3は、SC触媒(ユニット31)を備えている。システムモデル4は、UF触媒(ユニット41)を備えている。
システムモデル1の下流には、筒内圧センサーモデル1(ユニット16)が設けられている。システムモデル2の下流には、A/Fセンサーモデル2(ユニット23)が設けられている。システムモデル3の下流には、O2センサーモデル3(ユニット32)が設けられている。システムモデル4の下流には、O2センサーモデル4(ユニット42)が設けられている。
システムモデル1には、燃料と空気が入力される。システムモデル1からの出力は筒内圧センサーモデル1に送られ、筒内圧センサーモデル1からはシステムモデル1のモデル出力として筒内圧モデル出力1が出力される。システムモデル1からの出力はシステムモデル2へ入力される。システムモデル2からの出力はA/Fセンサーモデル2に送られ、A/Fセンサーモデル2からはシステムモデル2のモデル出力として空燃比(A/F)モデル出力2が出力される。
また、システムモデル2からの出力はシステムモデル3へ入力される。システムモデル3からの出力はO2センサーモデル3に送られ、O2センサーモデル3からはシステムモデル3のモデル出力として酸素濃度モデル出力3が出力される。また、システムモデル3からの出力はシステムモデル4へ入力される。システムモデル4からの出力はO2センサーモデル4に送られ、O2センサーモデル4からはシステムモデル4のモデル出力として酸素濃度モデル出力4が出力される。
実施の形態2のシステムによる故障診断の手法は、基本的には実施の形態1と同様である。実施の形態2のシステムモデル数は実施の形態1よりも多いため、実施の形態2では、上流側のシステムモデルから順次に故障診断を実施する。
以下、実施の形態2における故障診断方法を説明する。先ず、筒内圧モデル出力1と実システム1から出力された筒内圧とを比較し、実システム1から出力された筒内圧の値が正常であるか否かを判定する。また、A/Fモデル出力2と実システム2から出力されたA/F出力とを比較し、実システム2から出力されたA/F出力の値が正常であるか否かを判定する。
実システム1から出力された筒内圧の値が正常の場合は、システムモデル1に対応する実システム1が正常であると判定できる。また、実システム1から出力された筒内圧の値と、実システム2から出力されたA/F出力の値の双方が正常の場合は、システムモデル1に対応する実システム1とシステムモデル2に対応する実システム2の双方が正常であると判定できる。この場合は、酸素濃度モデル出力3と実システム3から出力された酸素濃度の値を比較し、下流に位置する実システム3の故障診断を行う。
一方、実システム1から出力された筒内圧の値が異常であり、且つ、実システム2から出力されたA/F出力の値が異常の場合は、実システム1、実システム2の双方が故障している可能性があるため、先ず、上流側のシステムモデル1に対応する実システム1の故障を診断する。
すなわち、システムモデル1内の各ユニット11〜15を故障モデルに置き換え、実システム1が故障しているか否かを判定する。この際、システムモデル1内の各ユニット11,12,13,14,15を順次に故障モデルに置き換え、各故障モデルの故障モードで動作させた状態で、筒内圧モデル出力1と実システムからの出力が一致するか否かを判定する。また、各ユニット11,12,13,14,15を単独で故障モデルに置き換えた場合に筒内圧モデル出力1と実システム1の出力が一致しない場合は、複数のユニットが複合的に故障していると考えられるため、複数のユニットを同時に故障モデルに置き換えて、筒内圧モデル出力1と実システム1の出力を比較する。更に、筒内圧センサーモデル1についても故障モデルに置き換え、実機システムの筒内圧センサーが故障しているか否かを判定する。
システムモデル1内のユニットを故障モデルに置き換えた後、筒内圧モデル出力1と実システム1からの筒内圧が一致した場合は、置き換えた故障モデルの故障モードで実システム1内の要素が故障していると判定する。そして、この状態で、A/Fモデル出力2と実システム2からのA/F出力を比較し、実システム2が故障しているか否かを判定する。
実システム2からのA/F出力とA/Fモデル出力2とが一致する場合は、実システム2内の要素に故障は発生していないと考えられる。一方、実システム2からのA/F出力とA/Fモデル出力2が相違する場合は、システムモデル2内のユニット21,22が故障していると考えられる。従って、システムモデル2内のユニット21,22、A/Fセンサーモデル2を故障モデルに置き換えて、各故障モデルの故障モードでシミュレーションを行い、A/Fモデル出力2と実システム2からの出力が一致するか否かを判定する。A/Fモデル出力2と実システム2からの出力が一致した場合は、置き換えた故障モデルの故障モードでシステムモデル2内のユニットが故障していると判定する。
このようにして、故障モデルへの置き換えにより、システムモデル1、システムモデル2のモデル出力と実システム1、実システム2の出力が一致した場合は、システムモデル1,2のユニットを故障モデルに置き換えた状態で、更に下流のシステムモデル3と実システムの出力を比較することで、実システム3の故障診断を行うことができる。従って、上流側のシステムから順に故障モデルへの置き換えを行い、モデル出力と実システムの出力を一致させていくことで、全てのシステムの故障を診断することが可能となる。
また、上流の実システム1の筒内圧の値が異常であり、且つ、実システムよりも下流に位置する実システム2のA/F出力の値が正常の場合は、筒内圧センサーモデル1に対応する実システム1の筒内圧センサーが故障していると判断する。この場合、筒内圧センサーモデル1を故障モデルに置き換え、筒内圧センサーモデル1の故障モードでシミュレーションを行い、実システム1のセンサーの故障モードを特定する。
同様にして、システムモデル1内のユニットを故障モデルに置き換え、筒内圧モデル出力1と実システム1からの筒内圧が一致した場合に、実システム2のA/F出力の値が異常であり、且つ、実システム3からの酸素濃度の値が正常の場合は、A/Fセンサーモデル2に対応する実システムのA/Fセンサーが故障していると判断する。この場合、A/Fセンサーモデル2を故障モデルに置き換え、A/Fセンサーモデル2の故障モードでシミュレーションを行い、実システムのA/Fセンサーの故障モードを特定する。
実システム1の筒内圧センサーに故障が発生している場合は、筒内圧センサーの出力値を実際の内燃機関の制御に使うことができなくなるため、制御モードの切り換えを行う。例えば、筒内圧センサーモデル1についてのシミュレーションで得られた故障モードの逆関数を実システム1の出力に掛け合わせ、筒内圧センサーの故障による歪んでいる実システム1の筒内圧の出力を本来の出力波形に矯正する。そして、この修正信号を用いて制御を行うように制御モードを変更する。また、筒内圧センサーは異常であるが、A/Fセンサーの出力が正常である場合、A/Fセンサーの出力を用いた制御に切り換えるようにする。更に、筒内圧センサーの出力の代わりに筒内圧センサーモデル1からの出力を用いて制御を行う等の方法により、制御モードの切り換えを行う。同様にして、実システム2のA/Fセンサーが故障している場合、実システム3のO2センサーが故障している場合も、制御モードの変更で対処することができる。従って、故障時のフェールセーフモードの選択肢を大幅に拡げることが可能となる。
このように、システムモデル1,2,3,4の上流側のモデルから順次に故障診断を実施し、故障が発生している実機のシステムに対応するシステムモデル内のユニットを故障モデルに置き換えることで、置き換えられたシステムモデルに対応する実機のシステムに故障が生じているか否かを診断することが可能となる。また、システムモデル内のユニットを故障モデルに置き換えた後は、更に下流のシステムモデルと実システムの出力を比較することで、下流の実システムの故障診断を行うことが可能となる。従って、全てのシステムモデルについての故障診断を上流から順次に行い、故障が発生している場合は、故障ユニットを故障モデルに置き換えることで、各システムモデル1,2,3,・・・に対応した実機の全システムの故障を診断することができる。
以上説明したように実施の形態2によれば、実施の形態1の故障診断の手法を内燃機関システムに適用し、複数のシステムモデルを備えた構成において、上流側のシステムから順次に故障診断を実施することで、各システムモデル1,2,3・・・に対応した内燃機関システムの故障を診断することが可能となる。また、内燃機関システムが備える筒内圧センサー、A/Fセンサー、O2センサーなどの各種センサーの故障を判定することが可能となる。
本発明の実施の形態1を説明するための模式図である。 故障モデルを説明するための模式図である。 実施の形態1に係る処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るシステムモデルを示す模式図である。
符号の説明
11,12,13,14,15 システムモデル1内のユニット
21,22,23 システムモデル2内のユニット

Claims (7)

  1. 実機システムが備える複数の要素をモデル化した複数のユニットを有するシステムモデルと、
    前記複数の要素のそれぞれに発生することが想定される故障をモデル化した故障モデルと、
    前記システムモデルの前記ユニットを前記故障モデルに置き換えるモデル置換手段と、
    前記システムモデルの出力と、前記実機システムからの出力を比較する比較手段と、
    前記比較手段における比較の結果に基づいて、前記実機システムの故障を診断する故障診断手段と、
    を備えたことを特徴とする故障診断装置。
  2. 直列状に接続された複数の前記システムモデルを備え、
    前記ユニットは、前記複数のシステムモデルのそれぞれの出力部に設けられ、前記実機システムが備える実センサーをモデル化したセンサーモデルを含み、
    前記比較手段は、前記センサーモデルからの出力と、当該センサーモデルによってモデル化された前記実センサーからの出力とを比較することを特徴とする請求項1記載の故障診断装置。
  3. 前記モデル置換手段は、複数の前記システムモデルが有する複数の前記ユニットの一部又は全部を同時に前記故障モデルに置き換えることを特徴とする請求項2記載の故障診断装置。
  4. 前記故障診断手段は、前記センサーモデルからの出力と、当該センサーモデルによってモデル化された前記実センサーからの出力とが一致する場合は、当該実センサーよりも上流に位置する前記実機システムの要素が、対応する前記システムモデル内で置き換えられた前記故障モデルの故障モードで故障していると診断することを特徴とする請求項2又は3記載の故障診断装置。
  5. 前記故障診断手段は、特定の前記センサーモデルからの出力と当該特定のセンサーモデルによってモデル化された前記実センサーからの出力とが一致する場合は、当該特定のセンサーモデルよりも下流に位置する前記システムモデルを用いて、対応する前記実機システムの故障診断を行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の故障診断装置。
  6. 前記故障診断手段は、任意の第1の前記センサーモデルからの出力と当該第1のセンサーモデルによってモデル化された前記実センサーからの出力とが相違し、当該第1のセンサーモデルよりも下流に位置する第2の前記センサーモデルからの出力と当該第2のセンサーモデルによってモデル化された前記実センサーからの出力が一致する場合は、前記第1のセンサーモデルに対応する前記実センサーが故障していると診断することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の故障診断装置。
  7. 前記システムモデルは前記実機システムとしての内燃機関をモデル化したものであり、前記センサーモデルは当該内燃機関が備える前記実センサーをモデル化したものであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の故障診断装置。
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