JP2007196162A - フッ素系薄膜基材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】速やかに成膜でき、しかも不純物が少なく、フッ素系薄膜を基材表面に安定に形成可能なフッ素系薄膜製造方法を提供すること。
【解決手段】少なくとも1以上の加水分解性基を有するフッ素含有シラン系界面活性剤と、該界面活性剤と相互作用し得る触媒と、該界面活性剤、触媒、及び該界面活性剤と触媒との反応物を溶解しうるフッ素系溶媒との混合物を、水分の存在下に加水分解反応をさせて触媒溶液を調製する工程と、該界面活性剤と該溶媒との混合物に該触媒溶液を添加・攪拌しフッ素系薄膜形成溶液を調整する工程と、該形成溶液中に基材を浸漬する工程と浸漬した基材を乾燥し基材表面にフッ素系薄膜を形成する工程とを備えたフッ素系薄膜基材の製造方法である。
【選択図】なし
Description
(a)少なくとも1以上の加水分解性基を有するフッ素含有シラン系界面活性剤と、該フッ素含有シラン系界面活性剤と相互作用し得る触媒と、前記フッ素含有シラン系界面活性剤、前記触媒、及び前記フッ素含有シラン系界面活性剤と前記触媒の反応物を溶解しうるフッ素系溶媒との混合物を、所定量の水分の存在下に加水分解反応をさせて触媒溶液を調製する工程;
(b)前記フッ素含有シラン系界面活性剤と前記フッ素系溶媒との混合物に、工程(a)で調製した触媒溶液を添加・攪拌して、フッ素含有シラン系界面活性剤濃度0.01〜5重量%、及び水分10〜1000ppmのフッ素系薄膜形成溶液を調製する工程;
(c)液温0〜50℃の工程(b)で調製したフッ素系薄膜形成溶液中に、温度0〜50℃、湿度10〜90%の雰囲気下、基材を10秒〜24時間浸漬する工程;
(d)浸漬後引き上げて、その後乾燥して基材表面にフッ素系薄膜を形成する工程;
や、
(2)以下の工程(A)〜(D)を備えたことを特徴とする基材表面にフッ素系薄膜が形成されたフッ素系薄膜基材の製造方法
(A)少なくとも1以上の加水分解性基を有するフッ素含有シラン系界面活性剤と、該フッ素含有シラン系界面活性剤、該フッ素含有シラン系界面活性剤と相互作用し得る触媒、及び前記フッ素含有シラン系界面活性剤と前記触媒の反応物を溶解しうるフッ素系溶媒との混合液を調製する工程;
(B)工程(A)で調製した混合液に、前記触媒と前記フッ素系溶媒との混合物を添加し、所定量の水分の存在下に攪拌して、フッ素含有シラン系界面活性剤濃度0.01〜5重量%、及び水分10〜1000ppmのフッ素系薄膜形成溶液を調製する工程;
(C)液温0〜50℃の工程(B)で調製したフッ素系薄膜形成溶液中に、温度0〜50℃、湿度10〜90%の雰囲気下、基材を10秒〜24時間浸漬する工程;
(D)浸漬後引き上げて、その後乾燥して基材表面にフッ素系薄膜を形成する工程;
に関する。
CF3−CH2−O−(CH2)2a−Si(O−R)3 (I)
(式中、Rはメチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基を表し、aは1〜10の整数を表す。)や、
(4)式(I)で表される化合物として、式(I)中、aが4〜6の化合物を用いることを特徴とする前記(3)に記載のフッ素系薄膜基材の製造方法や、
(5)フッ素含有シラン系界面活性剤として、以下の式(II)で表される化合物を用いることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のフッ素系薄膜基材の製造方法
CF3−(CF2)b−C2H4−SiR’c(O−R)3−c (II)
(式中、Rはメチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基を表し、R’はC1〜6のアルキル基を表し、bは0又は1〜20の整数を表し、cは0、1、又は2を表す。)や、
(6)式(II)で表される化合物として、式(II)中、bが5〜10の化合物を用いることを特徴とする前記(5)に記載のフッ素系薄膜基材の製造方法や、
(7)フッ素含有シラン系界面活性剤として、以下の式(III)で表される化合物を用いることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のフッ素系薄膜基材の製造方法
CF3−COO−(CH2)2d−Si(O−R)3 (III)
(式中、Rはメチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基を表し、dは2〜10の整数を表す。)や、
(8)式(III)で表される化合物として、式(III)中、dが5又は6の化合物を用いることを特徴とする前記(7)に記載のフッ素系薄膜基材の製造方法に関する。
CF3−CH2−O−(CH2)4−Si(OCH3)3
CF3−CH2−O−(CH2)6−Si(OCH3)3
CF3−CH2−O−(CH2)8−Si(OCH3)3
CF3−CH2−O−(CH2)10−Si(OCH3)3
CF3−CH2−O−(CH2)12−Si(OCH3)3
CF3−CH2−O−(CH2)14−Si(OCH3)3
CF3−CH2−O−(CH2)16−Si(OCH3)3
CF3−CH2−O−(CH2)18−Si(OCH3)3
CF3−CH2−O−(CH2)20−Si(OCH3)3
CF3−CH2−O−(CH2)2−Si(OC2H5)3
CF3−CH2−O−(CH2)4−Si(OC2H5)3
CF3−CH2−O−(CH2)6−Si(OC2H5)3
CF3−CH2−O−(CH2)8−Si(OC2H5)3
CF3−CH2−O−(CH2)10−Si(OC2H5)3
CF3−CH2−O−(CH2)12−Si(OC2H5)3
CF3−CH2−O−(CH2)14−Si(OC2H5)3
CF3−CH2−O−(CH2)16−Si(OC2H5)3
CF3−CH2−O−(CH2)18−Si(OC2H5)3
CF3−CH2−O−(CH2)20−Si(OC2H5)3
CF3−CF2−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)2−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)3−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)4−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)5−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)6−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)7−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)8−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)9−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)10−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)11−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)12−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)13−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)14−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)15−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)16−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)17−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)18−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−(CF2)19−C2H4−Si(OCH3)3
CF3−CF2−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)2−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)3−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)4−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)5−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)6−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)7−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)8−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)9−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)10−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)11−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)12−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)13−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)14−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)15−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)16−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)17−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)18−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)19−C2H4−Si(OC2H5)3
CF3−(CF2)6−C2H4−SiCH3(OC2H5)2
CF3−(CF2)6−C2H4−SiOCH3(CH3)2
CF3−(CF2)6−C2H4−SiOC2H5(CH3)2
CF3−(CF2)7−C2H4−SiCH3(OCH3)2
CF3−(CF2)7−C2H4−SiCH3(OC2H5)2
CF3−(CF2)7−C2H4−SiOCH3(CH3)2
CF3−(CF2)7−C2H4−SiOC2H5(CH3)2
CF3−(CF2)8−C2H4−SiCH3(OCH3)2
CF3−(CF2)8−C2H4−SiCH3(OC2H5)2
CF3−(CF2)8−C2H4−SiOCH3(CH3)2
CF3−(CF2)8−C2H4−SiOC2H5(CH3)2
CF3−COO−(CH2)10−Si(OC2H5)3
CF3−COO−(CH2)12−Si(OCH3)3
CF3−COO−(CH2)12−Si(OC2H5)3
CF3−COO−(CH2)14−Si(OCH3)3
CF3−COO−(CH2)14−Si(OC2H5)3
CF3−COO−(CH2)16−Si(OCH3)3
CF3−COO−(CH2)16−Si(OC2H5)3
CF3−COO−(CH2)18−Si(OCH3)3
CF3−COO−(CH2)18−Si(OC2H5)3
CF3−COO−(CH2)20−Si(OCH3)3
CF3−COO−(CH2)20−Si(OC2H5)3
また本発明においては、金属アルコキシド類として、2種以上の金属アルコキシド類の反応により得られる複合アルコキシド、1種もしくは2種以上の金属アルコキシド類と、1種もしくは2種以上の金属塩との反応により得られる複合アルコキシド、及びこれらの組み合わせを用いることもできる。
(1)有機溶媒中、酸、塩基、及び/または分散安定化剤の非存在下、金属アルコキシド類に対し0.5〜1.0倍モル未満の水を添加する方法
(2)有機溶媒中、酸、塩基、及び/または分散安定化剤の非存在下、加水分解が開始する温度以下、または0℃以下、好ましくは−50〜−100℃の範囲で、金属アルコキシド類に対し1.0〜2.0倍モル未満の水を添加する方法
(3)有機溶媒中、酸、塩基、及び/または分散安定化剤の非存在下、水の添加速度を制御する、添加する水の濃度を水溶性溶媒等を用いて薄める等の方法により加水分解速度を制御しながら、金属アルコキシド類に対し0.5〜2.0倍モル未満の水を室温で添加する方法
(1)金属アルコキシド類の有機溶媒溶液に、水又は有機溶媒で希釈した水を添加する方法
(2)水が懸濁または溶解した有機溶媒中に、金属アルコキシド類、または金属アルコキシド類の有機溶媒溶液を添加する方法
本発明に用いられる有機酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、ピバル酸、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂肪族モノカルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸;アクリル酸、プロピオール酸、メタクリル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、オレイン酸等の不飽和脂肪族モノカルボン酸;フマル酸、マレイン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸;安息香酸、4−クロロ安息香酸、ナフタレンカルボン酸等の芳香族カルボン酸;モノクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸等のハロゲン原子で置換された脂肪族カルボン酸;グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸等のヒドロキシカルボン酸;フェニル酢酸、3−フェニルプロピオン酸等の芳香族基で置換された脂肪族カルボン酸;ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸等のスルホン酸;等が挙げられる。
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温で8−(トリフロロエトキシ)オクチルトリメトキシシラン8.8g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(純度99%、酸化チタン換算濃度28.2重量%、日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、パーフロロブチル メチルエーテル87.0gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温で8−(トリフロロエトキシ)オクチルトリメトキシシラン3.3g(9.99mmol)を仕込み、パーフロロブチル メチルエーテル496.6gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調整
1000mlの四つ口フラスコに、室温で8−(トリフロロエトキシ)オクチルトリメトキシシラン3.3g(9.99mmol)を仕込み、パーフロロブチル メチルエーテル496.4gを加えて希釈した。この溶液に25℃で10%テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)パーフロロブチル メチルエーテル溶液0.3g(0.1mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に室温で5分間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、水で100゜以上、テトラデカンで50゜以上であるフッ素系薄膜が形成されていることがわかった。
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温で10−(トリフロロエトキシ)デシルトリメトキシシラン9.5g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(純度99%、酸化チタン換算濃度28.2重量%、日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、パーフロロブチル エチルエーテル86.3gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温で10−(トリフロロエトキシ)デシルトリメトキシシラン3.3g(9.0mmol)を仕込み、パーフロロブチル エチルエーテル496.6gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調整
1000mlの四つ口フラスコに、室温で10−(トリフロロエトキシ)デシルトリメトキシシラン3.3g(9.0mmol)を仕込み、パーフロロブチル エチルエーテル496.4gを加えて希釈した。この溶液に25℃で10%テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)パーフロロブチル エチルエーテル溶液0.3g(0.1mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に室温で10分間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、水で100゜以上、テトラデカンで50゜以上であるフッ素系薄膜が形成されていることがわかった。
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温で10−(トリフロロエトキシ)デシルトリメトキシシラン9.5g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(純度99%、酸化チタン換算濃度28.2重量%、日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフロロ−3−メトキシ−4(トリフロロメチル)ペンタン86.3gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温で10−(トリフロロエトキシ)デシルトリメトキシシラン3.3g(9.0mmol)を仕込み、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフロロ−3−メトキシ−4(トリフロロメチル)ペンタン496.6gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調整
1000mlの四つ口フラスコに、室温で10−(トリフロロエトキシ)デシルトリメトキシシラン3.3g(9.0mmol)を仕込み、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフロロ−3−メトキシ−4(トリフロロメチル)ペンタン496.4gを加えて希釈した。この溶液に25℃で10%テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフロロ−3−メトキシ−4(トリフロロメチル)ペンタン溶液0.3g(0.1mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に室温で10分間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、水で100゜以上、テトラデカンで50゜以上であるフッ素系薄膜が形成されていることがわかった。
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温で10−(トリフロロエトキシ)デシルトリエトキシシラン9.5g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(純度99%、酸化チタン換算濃度28.2重量%、日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、パーフロロトルエン86.3gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温で10−(トリフロロエトキシ)デシルトリエトキシシラン3.3g(9.0mmol)を仕込み、パーフロロトルエン496.6gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調整
1000mlの四つ口フラスコに、室温で10−(トリフロロエトキシ)デシルトリエトキシシラン3.3g(9.0mmol)を仕込み、パーフロロトルエン496.6gを加えて希釈した。この溶液に25℃で10%テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)パーフロロトルエン溶液0.3g(0.1mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に室温で10分間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、水で100゜以上、テトラデカンで50゜以上であるフッ素系薄膜が形成されていることがわかった。
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温でトリフロロプロピル−トリメトキシシラン(Gelest社製)19.2g(88mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(純度99%、酸化チタン換算濃度28.2重量%、日本曹達製)9.5g(33mmol)を加え、ベンゾトリフロリド68.7gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水2.6g(144mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でトリフロロプロピル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(13.7mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド497gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.03gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調整
1000mlの四つ口フラスコに、室温でトリフロロプロピル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(13.7mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド496.7gを加えて希釈した。この溶液に25℃で10%テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)ベンゾトリフロリド溶液0.3g(0.1mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に室温で12分間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、水で100゜以上、テトラデカンで50゜以上であるフッ素系薄膜が形成されていることがわかった。
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温でトリデカフロロオクチル−トリメトキシシラン(Gelest社製)15.4g(33mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)3.5g(12.5mmol)を加え、ベンゾトリフロリド 79.5gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.6g(86.8mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でトリデカフロロオクチル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(6.4mmol)を仕込み、パーフロロブチル ブチルエーテル496.9gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.08gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でトリデカフロロオクチル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(6.4mmol)を仕込み、パーフロロブチル ブチルエーテル496.7gを加えて希釈した。この溶液に25℃で10%テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)パーフロロブチル ブチルエーテル溶液0.3g(0.1mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に25℃で10分間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、水で100゜以上、テトラデカンで60゜以上であるフッ素系薄膜が形成されていることがわかった。
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)15.0g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、ベンゾトリフロリド80.8gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(5.28mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド496.9gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(5.28mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド496.7gを加えて希釈した。この溶液に25℃で10%テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)ベンゾトリフロリド溶液0.3g(0.1mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に室温で10分間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、水で100゜以上、テトラデカンで60゜以上であるフッ素系薄膜が形成されていることがわかった。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(5.28mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド496.9gを加えて希釈し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。この溶液に25℃で塩酸0.13g(1.32mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。実施例7と同様に、フッ素系薄膜形成を行い、フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、形成されたフッ素系薄膜は、実施例6のものよりは若干劣っていた。
(1)フッ素系薄膜形成溶液の調製(触媒無添加)
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(5.28mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド496.9gを加えて希釈し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。実施例7と同様に、水分を100ppmに調整した該フッ素系薄膜形成溶液を用いてフッ素系薄膜形成を行い、フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、充分なフッ素系薄膜が形成されないことがわかった。
(1)ab法
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)15.0g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、ベンゾトリフロリド80.8gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製(溶媒:アセトン)
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(5.28mmol)を仕込み、アセトン496.9gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液1)0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。水分調整を行わない他は実施例7と同様に、フッ素系薄膜形成を行い、フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、充分なフッ素系薄膜が形成されないことがわかった。
(1)ab法
1)フッ素系薄膜形成溶液の調製(溶媒:ジブチルケトン)
溶媒をアセトンからジブチルケトンに代えた以外は、上記比較例2と同様に行い、フッ素系薄膜形成溶液を得た。水分調整を行わない他は実施例7と同様に、フッ素系薄膜形成を行い、フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、充分なフッ素系薄膜が形成されないことがわかった。
(1)ab法
1)フッ素系薄膜形成溶液の調製(溶媒:トルエン)
溶媒をアセトンからトルエンに変えた以外は、上記比較例2と同様に行い、フッ素系薄膜形成溶液を得た。実施例7と同様に、水分を100ppmに調整した該フッ素系薄膜形成溶液を用いてフッ素系薄膜形成を行い、フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、充分なフッ素系薄膜が形成されないことがわかった。
(1)ab法
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)15.0g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、ベンゾトリフロリド80.8gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)10.0g(5.28mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド90gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。実施例7と同様に、水分を100ppmに調整した該フッ素系薄膜形成溶液を用いてフッ素系薄膜形成を行い、フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、充分なフッ素系薄膜が形成されないことがわかった。
(1)ab法
200mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)15.0g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、ベンゾトリフロリド80.8gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)0.6g(5.28mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド57.7gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液41.7gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。実施例7と同様に、水分を100ppmに調整した該フッ素系薄膜形成溶液を用いてフッ素系薄膜形成を行い、フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、充分なフッ素系薄膜が形成されないことがわかった。
(1)ab法
200mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)15.0g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、ベンゾトリフロリド80.8gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(5.28mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド496.9gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1g及び水0.2gを加えて100〜120℃で6時間撹拌してフッ素系薄膜形成溶液を得た。実施例7と同様に、水分を100ppmに調整した該フッ素系薄膜形成溶液を用いてフッ素系薄膜形成を行い、フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、充分なフッ素系薄膜が形成されないことがわかった。
(1)ab法
200mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)15.0g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、ベンゾトリフロリド80.8gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリメトキシシラン(Gelest社製)3.0g(5.28mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド496.9gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に室温で60時間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、フッ素系薄膜が形成されていないことがわかった。フッ素含有シラン系界面活性剤の加水分物解物及び重合物が吸着することにより、ポリマー膜(厚膜)と推定される。
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリエトキシシラン(Gelest社製)16.1g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、ベンゾトリフロリド79.7gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリエトキシシラン(Gelest社製)3.2g(5.28mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド496.7gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−トリエトキシシラン(Gelest社製)3.2g(5.28mmol)を仕込み、ベンゾトリフロリド496.7gを加えて希釈した。この溶液に25℃で10%テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)ベンゾトリフロリド溶液0.3g(0.1mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に室温で10分間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、水で100゜以上、テトラデカンで60゜以上であるフッ素系薄膜が形成されていることがわかった。
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−メチルジエトキシシラン(Gelest社製)15.3g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、パーフロロブチル ブチルエーテル80.8gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−メチルジエトキシシラン(Gelest社製)3.06g(5.2mmol)を仕込み、パーフロロブチル ブチルエーテル496.9gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温でヘプタデカフロロデシル−メチルジエトキシシラン(Gelest社製)3.1g(5.2mmol)を仕込み、パーフロロブチル ブチルエーテル496.6gを加えて希釈した。この溶液に25℃で10%テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)パーフロロブチル ブチルエーテル溶液0.3g(0.1mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に室温で10分間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、水で100゜以上、テトラデカンで60゜以上であるフッ素系薄膜が形成されていることがわかった。
1)触媒合成
200mlの四つ口フラスコに、室温で10−トリフロロアセトキシデシルトリエトキシシラン11.0g(26.4mmol)を仕込み、テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)2.8g(10.6mmol)を加え、パーフロロブチル エチルエーテル84.8gを加えて希釈した。この溶液に25℃で蒸留水1.4g(78mmol)を加えて24時間撹拌し、加水分解反応をさせて触媒溶液を得た。
2)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温で10−トリフロロアセトキシデシルトリエトキシシラン3.6g(8.6mmol)を仕込み、パーフロロブチル エチルエーテル496.3gを加えて希釈した。この溶液に25℃で上記触媒溶液0.1gを加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
1)フッ素系薄膜形成溶液の調製
1000mlの四つ口フラスコに、室温で10−トリフロロアセトキシデシルトリエトキシシラン3.6g(8.6mmol)を仕込み、パーフロロブチル エチルエーテル496.1gを加えて希釈した。この溶液に25℃で10%テトライソプロポキシチタン(日本曹達製)ベンゾトリフロリド溶液0.3g(0.1mmol)を加えて撹拌し、フッ素系薄膜形成溶液を得た。
前洗浄として純水及びアルコールで超音波洗浄を行い、更にUVオゾン処理をした各種基材を、水分を100ppmに調整した前記フッ素系薄膜形成溶液に室温で10分間浸漬し、その後引き上げてフッ素系溶媒で超音波洗浄を行い、60℃で10分間乾燥し、基材上にフッ素系薄膜の形成を行った。フッ素系薄膜の評価(接触角測定結果)を行ったところ、水で100゜以上、テトラデカンで50゜以上であるフッ素系薄膜が形成されていることがわかった。
Claims (16)
- 以下の工程(a)〜(d)を備えたことを特徴とする基材表面にフッ素系薄膜が形成されたフッ素系薄膜基材の製造方法。
(a)少なくとも1以上の加水分解性基を有するフッ素含有シラン系界面活性剤と、該フッ素含有シラン系界面活性剤と相互作用し得る触媒と、前記フッ素含有シラン系界面活性剤、前記触媒、及び前記フッ素含有シラン系界面活性剤と前記触媒の反応物を溶解しうるフッ素系溶媒との混合物を、所定量の水分の存在下に加水分解反応をさせて触媒溶液を調製する工程;
(b)前記フッ素含有シラン系界面活性剤と前記フッ素系溶媒との混合物に、工程(a)で調製した触媒溶液を添加・攪拌して、フッ素含有シラン系界面活性剤濃度0.01〜5重量%、及び水分10〜1000ppmのフッ素系薄膜形成溶液を調製する工程;
(c)液温0〜50℃の工程(b)で調製したフッ素系薄膜形成溶液中に、温度0〜50℃、湿度10〜90%の雰囲気下、基材を10秒〜24時間浸漬する工程;
(d)浸漬後引き上げて、その後乾燥して基材表面にフッ素系薄膜を形成する工程; - 以下の工程(A)〜(D)を備えたことを特徴とする基材表面にフッ素系薄膜が形成されたフッ素系薄膜基材の製造方法。
(A)少なくとも1以上の加水分解性基を有するフッ素含有シラン系界面活性剤と、該フッ素含有シラン系界面活性剤、該フッ素含有シラン系界面活性剤と相互作用し得る触媒、及び前記フッ素含有シラン系界面活性剤と前記触媒の反応物を溶解しうるフッ素系溶媒との混合液を調製する工程;
(B)工程(A)で調製した混合液に、前記触媒と前記フッ素系溶媒との混合物を添加し、所定量の水分の存在下に攪拌して、フッ素含有シラン系界面活性剤濃度0.01〜5重量%、及び水分10〜1000ppmのフッ素系薄膜形成溶液を調製する工程;
(C)液温0〜50℃の工程(B)で調製したフッ素系薄膜形成溶液中に、温度0〜50℃、湿度10〜90%の雰囲気下、基材を10秒〜24時間浸漬する工程;
(D)浸漬後引き上げて、その後乾燥して基材表面にフッ素系薄膜を形成する工程; - フッ素含有シラン系界面活性剤として、以下の式(I)で表される化合物を用いることを特徴とする請求項1又は2記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
CF3−CH2−O−(CH2)2a−Si(O−R)3 (I)
(式中、Rはメチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基を表し、aは1〜10の整数を表す。) - 式(I)で表される化合物として、式(I)中、aが4〜6の化合物を用いることを特徴とする請求項3記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
- フッ素含有シラン系界面活性剤として、以下の式(II)で表される化合物を用いることを特徴とする請求項1又は2記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
CF3−(CF2)b−C2H4−SiR’c(O−R)3−c (II)
(式中、Rはメチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基を表し、R’はC1〜6のアルキル基を表し、bは0又は1〜20の整数を表し、cは0、1、又は2を表す。) - 式(II)で表される化合物として、式(II)中、bが5〜10の化合物を用いることを特徴とする請求項5記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
- フッ素含有シラン系界面活性剤として、以下の式(III)で表される化合物を用いることを特徴とする請求項1又は2記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
CF3−COO−(CH2)2d−Si(O−R)3 (III)
(式中、Rはメチル基、エチル基、プロピル基又はイソプロピル基を表し、dは2〜10の整数を表す。) - 式(III)で表される化合物として、式(III)中、dが5又は6の化合物を用いることを特徴とする請求項7記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
- 触媒として、金属アルコキシド類、金属アルコキシド類の加水分解生成物、キレート化又は配位化された金属化合物、シラノール縮合触媒、酸触媒、有機酸、金属酸化物、金属水酸化物、白金、パラジウム又は活性炭からなる群から選ばれる少なくとも1種を用いることを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
- 金属アルコキシド類、金属化合物における金属が、チタン、ジルコニウム、アルミニウム、ゲルマニウム、ケイ素、インジウム、スズ、タンタル、亜鉛、タングステン、鉄、バナジウム、ハフニウム、コバルト、銅又は鉛から選ばれる少なくとも1種の金属であることを特徴とする請求項9記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
- 触媒として、チタンテトラアルコキシドを用いることを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
- フッ素系溶媒として、パーフロロブチル メチルエーテル、パーフロロブチル エチルエーテル、パーフロロブチル ブチルエーテル、パーフロロ トルエン、ベンゾトリフロイド、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフロロ−3−メトキシ−4−(トリフロロメチル)−ペンタン又はそれらの混合物を用いることを特徴とする請求項1〜11のいずれか記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
- チタン含有触媒0.01〜1000ppm(チタン換算)、フッ素含有シラン系界面活性剤とチタン含有触媒とにおけるSi/Tiモル比が1〜5000のフッ素系薄膜形成溶液を調製する工程を有することを特徴とする請求項10〜12のいずれか記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
- フッ素含有シラン系界面活性剤濃度0.1〜0.7重量%、チタン含有触媒100〜500ppm(チタン換算)、フッ素含有シラン系界面活性剤とチタン含有触媒とにおけるSi/Tiモル比が2〜10、及び水分100〜500ppmのフッ素系薄膜形成溶液を調製する工程を有することを特徴とする請求項13記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
- 温度20〜35℃、湿度50〜70%の雰囲気下、基材に1分〜10分浸漬する工程を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
- 浸漬後引き上げて、フッ素系溶媒で洗浄した後乾燥して基材表面にフッ素系薄膜を形成する工程を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれか記載のフッ素系薄膜基材の製造方法。
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