JP2007195083A - 送信処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置に対して共通の送信対象情報に基づく画像形成用データを同報送信する際に要する時間を短縮できるようにする。
【解決手段】FAX装置2Aにおいて、他のFAX装置2B、2C、2Dの少なくとも1つのFAX装置2の処理能力情報を記憶するEEPROM7と、送信先のFAX装置2の指定を受け付ける受付部4aと、送信先のFAX装置2の各々について、EEPROM7から当該FAX装置2の処理能力情報を検索する検索部4cと、検索部4cにより処理能力情報が検出された送信先のFAX装置に対して、検索された処理能力情報と自FAX装置2Aの処理能力とに基づいた態様のファクシミリデータを送信する機能制御部4dとを有するように構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置に対して共通の送信対象情報に基づく画像形成用データを同報送信する送信処理装置等に関する。
従来、送信処理装置の一例としてのファクシミリ装置において、送信先となるファクシミリ装置のFAX番号を指定し、送信対象となる文書等の画像を読み取らせることによって、公衆回線網に接続された他のファクシミリ装置(画像形成装置の一例)に対して画像データを送信させることができ、送信先のファクシミリ装置では、画像データに基づいて画像形成媒体に送信対象の文書の画像を形成させることができるようになっている。
このようなファクシミリ装置においては、同一の送信対象の文書等を複数のファクシミリ装置宛に送信する、いわゆる同報送信機能が備えられており、この同報送信機能によると、予め複数の送信先のファクシミリ装置を指定しておけば、同一の内容の送信対象の文書の画像が複数の送信先のファクシミリ装置で形成される。
このような同報送信機能を有するファクシミリ装置においては、例えば、本文を共通とし、送信先毎に個別の宛名を付加した文書を送信するものも知られている(例えば、特許文献1)。
特開平6−152917号公報
例えば、ファクシミリ装置において、同報送信する場合には、ユーザが予め複数の送信先を指定しておくことにより、ユーザが送信先毎に操作する必要がなく、手間を軽減することができる。
しかしながら、この場合においては、ファクシミリ装置は、一の宛先のファクシミリ装置との間でファクシミリ送信における記録紙サイズ、通信速度、解像度等のネゴシエーションを取り、そのネゴシエーションに従って画像データを生成して送信するという個別のファクシミリ装置に対する送信処理を、宛先として指定された複数のファクシミリ装置のそれぞれに対して繰り返して実行することが行われている。このため、同報送信が終了するまでに、長時間を要してしまうという問題が生じていた。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置に対して共通の送信対象情報に基づく画像形成用データを同報送信する際に要する時間を短縮することのできる技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る送信処理装置は、ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置に対して共通の送信対象情報に基づく画像形成用データを同報送信する送信処理装置であって、送信対象情報を記憶する送信対象情報記憶手段と、画像形成装置の少なくとも1つの画像形成装置の処理能力情報を記憶する能力記憶手段と、画像形成用データを送信する送信先の画像形成装置の指定を受け付ける送信先受付手段と、送信先の画像形成装置の各々について、能力記憶手段から当該画像形成装置の処理能力情報を検索する検索手段と、検索手段により処理能力情報が検出された送信先の画像形成装置に対して、検索された処理能力情報に基づいた態様の画像形成用データを送信する送信手段とを有する。
かかる構成によると、画像形成用データを送信する時点において送信先の画像形成装置から処理能力情報を通信により取得する処理を削減でき、当該画像形成装置の処理能力情報に基づいた態様の画像形成用データを迅速且つ適切に送信することができる。
上記送信処理装置において、送信手段は、処理能力情報と自装置の処理能力とに基づいた態様の画像形成用データを送信するようにしてもよい。かかる構成によると、送信処理装置の能力に応じた画像形成用データを送信することができる。また、上記送信処理装置において、処理能力情報は、ネットワークを介しての通信速度に関する処理能力情報を含み、送信手段は、処理能力情報が示す通信速度内での通信により画像形成用データを送信するようにしてもよい。
かかる構成によると、送信処理装置と送信先の画像形成装置との間で適切な通信速度により画像形成用データを送信することができる。
また、上記送信処理装置において、送信手段により画像形成用データを送信した際に利用した通信設定情報を画像形成装置の宛先情報と対応付けて格納する送信設定記憶手段を更に備え、送信手段は、送信先の画像形成装置の宛先情報と対応付けられている通信設定情報に基づいた設定によって画像形成用データを送信するようにしてもよい。
かかる構成によると、過去に画像形成用データを送信した際の通信設定情報に基づいた設定によって画像形成用データを送信するので、送信先の画像形成装置との通信を迅速且つ適切に行うことのできる可能性を高くすることができる。
また、上記送信処理装置において、検索手段により送信先の画像形成装置の処理能力情報を検出できなかった場合に、当該画像形成装置に対して処理能力情報を要求する能力情報要求手段と、画像形成装置からの処理能力情報を受信する要求処理能力情報受信手段と、受信した処理能力情報を画像形成装置の宛先情報と対応付けて能力記憶手段に登録する要求能力情報登録手段とを更に備え、送信手段は、受信した処理能力情報に応じた態様の画像形成用データを前記画像形成装置に送信するようにしてもよい。
かかる構成によると、処理能力情報が記憶されていない画像形成装置に対しても、適切に画像形成用データを送信することができる。
また、上記送信処理装置において、画像形成装置の宛先情報を受け付ける宛先情報受付手段と、宛先情報が示す画像形成装置の処理能力情報を、画像形成用データを送信する際以外の時点において、ネットワークを介して外部より収集する事前能力情報収集手段と、収集した処理能力情報を能力情報記憶手段に登録する事前能力情報登録手段とを更に有するようにしてもよい。
かかる構成によると、画像形成用データを送信する際以外の時点において、処理能力情報を収集することができ、画像形成用データを送信する際における送信時間を短縮することができる。
また、上記送信処理装置において、送信対象情報に基づいて、複数の画像形成装置のいずれかで処理可能な画像形成用データを生成するデータ生成手段と、生成した画像形成用データを記憶する画像形成用データ記憶手段とを有し、送信手段は、画像形成用データ記憶手段から送信すべき態様の画像形成用データを取得して送信するようにしてもよい。
かかる構成によると、送信手段は、画像形成用データ記憶手段から画像形成用データを取得して送信するようにしているので、送信する毎にそれぞれの画像形成装置で処理可能な画像形成用データを生成することなく、迅速に画像形成用データを送信することができる。
また、上記送信処理装置において、データ生成手段は、検索手段によって検出された処理能力情報に基づいた態様のみの画像形成用データを生成するようにしてもよい。かかる構成によると、確実に送信する画像形成用データのみ生成するので、処理効率を向上することができる。
上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る送信システムは、ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置と、複数の画像形成装置の少なくともいずれか2つの画像形成装置に対して共通の送信対象情報に基づく画像形成用データを同報送信する送信処理装置とを有する送信システムであって、送信処理装置は、送信対象情報を記憶する送信対象情報記憶手段と、画像形成装置の少なくとも1つの画像形成装置の処理能力情報を記憶する能力記憶手段と、画像形成用データを送信する送信先の画像形成装置の指定を受け付ける送信先受付手段と、送信先の画像形成装置の各々について、能力記憶手段から当該画像形成装置の処理能力情報を検索する検索手段と、検索手段により処理能力情報が検出された送信先の画像形成装置に対して、検索手段により検索された処理能力情報に基づいた態様の画像形成用データを送信する送信手段とを有し、画像形成装置は、画像形成用データを受信する画像形成用データ受信手段と、画像形成用データに基づいて画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段とを有することを特徴とする。
かかる構成によると、画像形成用データを送信する時点において送信先の画像形成装置から処理能力情報を取得することなく、当該画像形成装置の処理能力情報に基づいた態様の画像形成用データを迅速且つ適切に送信することができる。
また、上記目的達成のため、本発明の一実施形態に係る送信処理方法は、ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置に対して共通の送信対象情報に基づく画像形成用データを同報送信する送信処理装置による送信処理方法であって、送信処理装置は、送信対象情報を記憶する送信対象情報記憶手段と、画像形成装置の少なくとも1つの画像形成装置の処理能力情報を記憶する能力記憶手段とを有しており、画像形成用データを送信する送信先の画像形成装置の指定を受け付ける送信先受付ステップと、送信先の画像形成装置の各々について、能力記憶手段から当該画像形成装置の処理能力情報を検索する検索ステップと、検索ステップにおいて処理能力情報が検出された送信先の画像形成装置に対して、検索された処理能力情報に基づいた態様の画像形成用データを送信する送信ステップとを有する。
かかる方法によると、画像形成用データを送信する時点において送信先の画像形成装置から処理能力情報を取得することなく、当該画像形成装置の処理能力情報に基づいた態様の画像形成用データを迅速且つ適切に送信することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の第1実施形態に係る送信システムの構成を説明する図である。
送信システム1は、送信処理装置の一例であるとともに、画像形成装置の一例であるファクシミリ装置(FAX装置)2A、2B、2C、及び2Dを有する。各FAX装置2A、2B、2C、2Dは、ネットワークの一例としての公衆回線網3に接続され、お互いに公衆回線網3を介して通信可能になっている。
図2は、本発明の第1実施形態に係るFAX装置の構成を説明する図である。なお、本実施形態に係るFAX装置2A、2B、2C、2Dは、能力に違いがある部分もあるが、ほぼ同様な機能を有しているので、ここでは、それらを総称してFAX装置2として説明することとする。なお、個別のFAX装置を示す場合には、FAX装置2A、2B、2C、2Dのいずれかで示すこととする。
FAX装置2において、CPU(Central Processing Unit)4と、ROM(Read Only Memory)5と、送信対象情報記憶手段及び画像形成用データ記憶手段の一例としてのRAM(Random Access Memory)6と、能力記憶手段及び送信設定記憶手段の一例としてのEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)7と、入力インターフェース部(入力I/F部)8と、表示処理部9と、スキャナ機能部10と、画像形成手段の一例としてのプリンタ機能部11と、FAX通信機能部12とがバス13を介して接続されている。
ROM5は、ブートプログラム等のプログラムや、後述する登録時処理、送信時処理、受信時処理のプログラムを記憶する。
RAM6は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU4による処理に使用しているデータを格納する作業領域として利用される。本実施形態では、RAM4は、後述するスキャナ機能部10により取り込まれた送信対象原稿の画像データ(送信対象情報の一例)や、後述する画像形成用データの一例としてのファクシミリデータを記憶する。
EEPROM7は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、FAX装置2の電源が入っていない場合でも記憶しておく必要がある各種情報を記憶する。
本実施形態においては、EEPROM7は、自装置におけるFAX送受信に関する処理能力情報を格納する自己処理能力情報テーブル21と、他のFAX装置のFAX送受信に関する処理能力情報、実際にFAX送信を行った際の設定を示す使用通信設定情報等の各種情報を格納する他装置情報テーブル22とを記憶する。
図3は、本発明の第1実施形態に係るFAX装置に記憶された自己処理能力情報テーブルと、他装置情報テーブルとを説明する図である。
図3(1)は、FAX装置2Aにおける自己処理能力情報テーブル21の一例を示し、図3(2)は、FAX装置2Aにおける他装置情報テーブル22の一例を示す。
自己処理能力情報テーブル21は、図3(1)に示すように、データ通信速度フィールド21aと、二元符号化能力フィールド21bと、記録幅能力フィールド21cと、最大記録長フィールド21dと、誤り訂正モードフィールド21eと、解像度フィールド21fとを有する。
データ通信速度フィールド21aは、自装置においてファクシミリ送信する際に可能な通信速度の情報を格納する。本実施形態では、通信速度の情報として、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication standardization sector)勧告の規格に相当する情報、例えば、V.27ter、V.29、V.33等を格納する。
二次元符号化能力フィールド21bは、自装置において、例えば、MR(Modified Read)圧縮方式等の二次元符号化を処理する能力を有しているか否かの情報を格納する。
記録幅能力フィールド21cは、自装置において記録可能な用紙幅を示す情報を格納する。
最大記録長フィールド21dは、自装置において記録可能な用紙長を示す情報を格納する。
誤り訂正モードフィールド21eは、自装置において所定の誤り訂正を行うモードを有しているか否かの情報を格納する。
解像度フィールド21fは、自装置において読取及び画像形成可能な解像度の情報を格納する。
例えば、図3(1)に示すテーブルは、V.27ter、V.29、V.33の規格に従った通信速度による通信が可能であり、二次元符号化能力を有しており、303mm、255mm、215mmの用紙幅の記録が可能であり、A4、B4のサイズの用紙長の記録が可能であり、誤り訂正を行うモードを有しており、400×400画素/25.4mm、R16×15.4ライン/mm、300×300画素/25.4mmの解像度による読取及び画像形成が可能であることを示している。
他装置情報テーブル22は、図3(2)に示すように、名称フィールド23と、FAX番号フィールド24と、処理能力情報フィールド25と、使用通信設定フィールド26とを有するレコードを複数管理できるようになっている。
名称フィールド23は、該当するレコードの示すFAX装置の名称を格納する。
FAX番号フィールド24は、該当するレコードが示すFAX装置の宛先情報の一例であるFAX番号を格納する。
処理能力情報フィールド25は、該当するレコードの示すFAX装置のFAX送受信に関する処理能力情報を格納する。
処理能力情報フィールド25は、データ通信速度フィールド25aと、二次元符号化能力フィールド25bと、記録幅能力フィールド25cと、最大記録長フィールド25dと、誤り訂正モードフィールド25eと、解像度フィールド25fとを有する。
データ通信速度フィールド25aは、該当するレコードが示すFAX装置において通信可能な通信速度の情報を格納する。本実施形態では、通信速度の情報として、ITU−T勧告の規格情報、例えば、V.27ter、V.29、V.33等を格納する。
二次元符号化能力フィールド25bは、該当するレコードが示すFAX装置において、例えば、MR圧縮方式等の二次元符号化を処理する能力を有しているか否かの情報を格納する。
記録幅能力フィールド25cは、該当するレコードが示すFAX装置において記録可能な用紙幅を示す情報を格納する。
最大記録長フィールド25dは、該当するレコードが示すFAX装置において記録可能な用紙長を示す情報を格納する。
誤り訂正モードフィールド25eは、該当するレコードが示すFAX装置において所定の誤り訂正を行うモードを有しているか否かの情報を格納する。
解像度フィールド25fは、該当するレコードが示すFAX装置において画像形成可能な解像度の情報を格納する。
使用通信設定フィールド26は、実際にFAX送信を行った際の設定を示す使用通信設定情報を格納する。本実施形態では、使用通信設定フィールド26は、使用通信速度フィールド26aを有しており、実際にFAX送信を行った際の通信速度の情報を格納する。本実施形態では、ITU−T勧告の規格情報と、通信速度とを格納する。
図3(2)に示す一番上のレコードは、例えば、FAX装置2Bの情報を示しており、名称が”B社”であり、FAX番号が”XX-XXXX-0002”であり、V.27ter、V.29、V.33の規格に従った通信速度による通信が可能であり、二次元符号化能力を有しており、303mm、255mm、215mmの用紙幅の記録が可能であり、A4、B4のサイズの用紙長の記録が可能であり、誤り訂正を行うモードを有しており、400×400画素/25.4mm、R16×15.4ライン/mm、300×300画素/25.4mmの解像度による画像形成が可能であり、V.33の規格による12000bit/sの通信速度での通信を行ったことを示している。
また、図3(2)に示す上から2番目のレコードは、例えば、FAX装置2Cの情報を示しており、名称が”C社”であり、FAX番号が”XXXX-XX-0055”であり、V.27ter、V.29の規格に従った通信速度による通信が可能であり、二次元符号化能力を有しておらず、215mmの用紙幅の記録が可能であり、A4のサイズの用紙長の記録が可能であり、誤り訂正を行うモードを有しておらず、300×300画素/25.4mmの解像度による画像形成が可能であり、過去に通信した通信速度の情報が格納されていないことを示している。
また、図3(2)に示す上から3番目のレコードは、例えば、FAX装置2Dの情報を示しており、名称が”D社”であり、FAX番号が”XXXX-XX-9732”であり、処理能力情報が格納されておらず、また、使用通信速度の情報も格納されていないことを示している。
図2に戻り、入力I/F部8は、各種ボタンが備えられた入力装置14と接続されている。入力I/F部8は、入力装置14からの信号をデータとして、CPU4に出力する。
表示処理部9は、例えば、VRAM(Video Random Access Memory)を有し、CPU4の制御により、液晶表示装置(LCD)15に各種情報を表示出力する。
スキャナ機能部10は、原稿台(図示せず)又は、原稿フィーダ(図示せず)に載置された紙等の送信対象原稿の画像を読み取って、送信対象情報の一例としてのデジタル画像データを生成する。デジタル画像データとしては、例えば、ビットマップ形式の画像データであってもよい。
プリンタ機能部11は、紙、OHPシート等の画像形成媒体(用紙ともいう)に画像形成を行う。
FAX通信機能部12は、公衆回線網3を介してFAX送受信における各種データを送受信する。
CPU4は、各部5〜12の動作を制御する。また、CPU4は、ROM5に格納されているプログラムをRAM6に読み出して実行することにより、送信先受付手段の一例としての受付部4aと、データ生成手段の一例としてのデータ生成部4bと、検索手段の一例としての検索部4cと、送信手段、能力情報要求手段、要求処理能力情報受信手段、要求能力情報登録手段、及び画像形成用データ受信手段の一例としての機能制御部4dとを構成して各種処理を実行する。
受付部4aは、入力装置14を利用してのユーザからの各種入力を受け付ける。本実施形態では、受付部4aは、宛先として登録するFAX装置の名称、FAX番号、処理能力情報等の入力を受け付ける。また、受付部4aは、送信対象の画像を送信させる送信先となるFAX装置の指定を受け付け、当該指定されたFAX装置のFAX番号を機能制御部4dに通知する。本実施形態においては、受付部4aは、同一の送信対象を送信させる送信先として複数のFAX装置の指定を受け付けることができるようになっている。FAX装置の指定を受け付ける方法としては、入力装置14によりFAX番号を直接入力させることにより受け付けるようにしてもよく、或いは、他装置情報テーブル22に基づいてFAX装置の利用者の名称をLCD15に表示させ、その中から入力装置14によって選択指定させることにより受け付けるようにしてもよい。
データ生成部4bは、機能制御部4dから受け取ったFAX番号のFAX装置についての処理能力情報を検索部4cにより検索させる。また、データ生成部4bは、検索部4cにより検出できた処理能力情報と、EEPROM7に記憶された自己の能力情報とに基づいて、送信側のFAX装置2と送信先のFAX装置2との双方が処理可能な能力情報を、当該FAX装置との通信に使用する能力情報(使用能力情報)として決定する。
また、データ生成部4bは、使用能力情報に基づいて、スキャナ機能部10により取り込まれたデジタル画像データから、送信側と送信先との双方が処理可能な態様の画像形成用データの一例としてのファクシミリ用の画像データ(ファクシミリデータ)を生成して、当該ファクシミリデータと使用能力情報と対応付けてRAM6に格納する。
本実施形態では、データ生成部4bは、自装置の能力範囲内であって、他装置の処理能力情報に含まれている記録幅と記録長とにより規定される用紙サイズであり、且つ処理能力情報に含まれる解像度を通信における使用能力情報として決定し、当該能力に合致するファクシミリデータを生成する。さらに、データ生成部4bは、自装置が誤り訂正モードを有し、且つ他装置の処理能力情報に誤り訂正モードを有している情報が含まれていれば、誤り訂正モードを使用能力情報として決定し、誤り訂正符号を生成してファクシミリデータに付加する。
さらに、データ生成部4bは、自装置が二次元符号化能力を有し、且つ送信先のFAX装置の処理能力情報に二次元符号化能力を有している情報が含まれている場合には、二次元符号化による圧縮を使用能力情報として決定し、当該二次元符号化による圧縮を行ったファクシミリデータを生成し、いずれか一方に二次元符号化能力が含まれていない場合には、例えば、MH(Modified Huffman)圧縮方式等の一次元符号化による圧縮を使用能力情報として決定し、当該一次元符号化による圧縮を行ったファクシミリデータを生成する。
なお、本実施形態では、データ生成部4bは、同一の使用能力情報に対しては、1つのファクシミリデータのみを生成してRAM6に格納するようにしている。これによって、同一のデータを重複して複数生成することを防止でき、同一のデータによってRAM6が使用されることも適切に防止することができる。
検索部4cは、データ生成部4bから通知されたFAX装置についてのレコードの処理能力情報を他装置情報テーブル22から検索し、その検索結果をデータ生成部4bに通知する。本実施形態では、検索部4cは、レコードを検出できた場合には、処理能力情報をデータ生成部4bに通知する。
また、検索部4cは、機能制御部4dから通知されたFAX番号に対応するレコードを他装置情報テーブル22から検索し、その検索結果を機能制御部4dに通知する。本実施形態では、検索部4cは、レコードを検出できた場合には、処理能力情報及び使用通信設定を機能制御部4dに通知し、レコードを検出できなかった場合には、その旨を機能制御部4dに通知する。
機能制御部4dは、スキャナ機能部10、プリンタ機能部11、FAX通信機能部12の制御を行う。具体的には、機能制御部4dは、スキャナ機能部10に原稿の読取動作を実行させる。また、機能制御部4dは、プリンタ機能部11に画像形成動作を実行させる。また、FAX通信機能部12にファクシミリ通信動作を実行させる。
また、機能制御部4dは、受付部4aから送信先のFAX装置2のFAX番号の通知を受け付けると、スキャナ機能部10を動作させて、原稿台又は、原稿フィーダに載置された送信対象原稿の画像を読み取り、デジタル画像データを生成して、RAM6に格納する。
また、機能制御部4dは、受付部4aから送信先のFAX装置2のFAX番号の通知を受け付けると、当該FAX装置2のFAX番号をデータ生成部4bに通知する。
また、機能制御部4dは、受付部4aから受け取った各送信先のFAX装置2のFAX番号に対応するレコードの検索を検索部4cに要求し、検索部4cから処理能力情報及び使用通信設定の通知を受け取った場合には、処理能力情報と、自装置の能力情報とに基づいて、自装置と送信先のFAX装置2との双方が処理可能な能力情報を通信に使用する能力情報(使用能力情報)として決定し、当該使用能力情報に対応付けられたファクシミリデータをRAM6から取得し、FAX通信機能部12により、使用通信設定に基づいた規格及び通信速度によりファクシミリデータの通信を実行させる。
また、機能制御部4dは、検索部4cから検出できなかった旨の通知を受け取った場合には、FAX通信機能部12により、送信先のFAX装置2に処理能力情報を要求して受信し、その処理能力情報と自装置の能力情報とに基づいて通信に使用する使用能力情報を決定し、当該使用能力情報に対応するファクシミリデータをRAM6から取得し、或いは、生成して、FAX通信機能部12により、送信先のFAX装置2との間でファクシミリデータの通信を実行させる。
また、機能制御部4dは、ファクシミリデータの通信を完了した場合には、通信時に使用した通信設定を他装置情報テーブル22の使用通信設定フィールド26に格納する。
図4は、本発明の第1実施形態に係るFAX装置の登録時処理のフローチャートである。
この登録時処理は、FAX装置2において、入力装置14によるユーザの操作によって新たなFAX装置の登録指示があった場合に開始される。
FAX装置2において、受付部4aが、入力装置14によるユーザの操作によって、登録するFAX装置2に対して設定する名称を受け付けたか否かを判定し(ステップS11)、設定する名称を受け付けた場合には、受け付けた名称をRAM6に記憶する(ステップS12)一方、受け付けていない場合には、次の処理に進む。
次いで、受付部4aが、入力装置14によるユーザの操作によって、登録するFAX装置のFAX番号を受け付けたか否かを判定し(ステップS13)、FAX番号を受け付けた場合には、受け付けたFAX番号をRAM6に記憶する(ステップS14)一方、受け付けていない場合には、次の処理に進む。
更に、受付部4aが、入力装置14によるユーザの操作によって、登録するFAX装置の処理能力情報の設定を受け付けたか否かを判定し(ステップS15)、処理能力情報を受け付けた場合には、受け付けた処理能力情報をRAM6に記憶する(ステップS16)一方、受け付けていない場合には、次の処理に進む。
次いで、受付部4aが、入力装置14によるユーザの操作によって、登録を確定させる指示を受け付けたか否かを判定し(ステップS17)、確定指示を受け付けた場合には、RAM6に記憶されている名称、FAX番号、及び処理能力情報のうち設定されている情報をEEPROM7の他装置情報テーブル22に新たなレコードとして登録して処理を終了する(ステップS18)。なお、本実施形態では、名称及びFAX番号は設定することが必須となっており、処理能力情報については、設定するか否かは任意となっている。
一方、確定指示を受け付けていない場合(ステップS17のNO)には、更に受付部4aが終了指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS19)。この結果、終了指示を受け付けていない場合には、上記処理(ステップS11〜S17)を繰り返し実行する一方、終了指示を受け付けた場合には、処理を終了する。
図5は、本発明の第1実施形態に係るFAX装置の送信時処理のフローチャートである。
FAX装置2において、受付部4aが、入力装置14によるユーザの操作によって、送信先のFAX装置2の指定を受け付けたか否かを判定し(ステップS21)、送信先の指定を受け付けた場合には、受け付けた送信先のFAX装置2のFAX番号をRAM6に記憶する(ステップS22)一方、受け付けていない場合には、次の処理に進む。
次いで、受付部4aが、入力装置14によるユーザの操作によって、送信先のFAX装置の指定を終了する指示を受け付けたか否かを判定し(ステップS23)、終了の指示を受け付けていない場合には、上記したステップS21〜ステップS23を繰り返し実行して、複数の送信先となるFAX装置2の指定を受け付ける。
一方、終了する指示を受け付けた場合には(ステップS23のYES)、受付部4aは、RAM6に記憶したFAX装置2のFAX番号を機能制御部4dに通知し、通知を受けた機能制御部4dがスキャナ機能部10を動作させて、原稿台又は、原稿フィーダに載置された送信対象原稿の画像を読み取り、デジタル画像データを生成して、RAM6に格納する(ステップS24)。
更に、機能制御部4dは、通知されたFAX番号をデータ生成部4bに通知する。データ生成部4bは、その中から未処理のFAX番号を取り出し(ステップS25)、当該FAX番号に対応するレコードの処理能力情報を検索部4cにより検索させ、処理能力情報が検出されたか否かを判定する(ステップS26)。
この結果、処理能力情報が検出された場合には、データ生成部4bは、当該処理能力情報と、EEPROM7に格納された自己処理能力情報テーブル21に格納されている能力情報とに基づいて、使用能力情報を決定し(ステップS27)、当該使用能力情報をRAM6に記憶する(ステップS28)。なお、同一の使用能力情報がすでに記憶されている場合には、RAM6への記憶は行わない。一方、処理能力情報が検出されなかった場合(ステップS26のNO)には、何もせずにステップS29に進む。
次いで、データ生成部4bは、通知されたすべての送信先のFAX番号についての処理を終了したか否かを判定し(ステップS29)、終了していない場合には、未処理のFAX番号について上記ステップS25〜ステップS29までの処理を繰り返し実行する。
一方、すべての送信先のFAX番号についての処理を終了した場合(ステップS29のYES)には、データ生成部4bは、RAM6に記憶された各使用能力情報に基づいて、RAM6に記憶されたデジタル画像データから、自装置及び各FAX装置で処理可能な態様のファクシミリデータを生成し、生成した各ファクシミリデータを使用能力情報と対応付けてRAM6に記憶させる(ステップS30)。
次いで、機能制御部4dが通知されたFAX番号から未処理のFAX番号のひとつを特定し(ステップS31)、検索部4cに当該FAX番号に対応するレコードを検索させ、処理能力情報が含まれているレコードが検出された否かを判定する(ステップS32)。
その結果、検索部4cにより処理能力情報が含まれたレコードが検出された場合には、機能制御部4dが、検索部4cから検出された処理能力情報と使用通信設定とを取得し(ステップS33)、処理能力情報と、自装置の能力情報とに基づいて、使用能力情報を決定し(ステップS34)、さらに、RAM6から当該使用能力情報に対応するファクシミリデータを取得する(ステップS35)。
その後、機能制御部4dが、FAX通信機能部12によりFAX番号による発呼を行わせ(ステップS36)、当該FAX装置2との間での通信における使用能力情報を指定する指定する信号(能力指定信号)を送信する(ステップS37)。ここで、本実施形態では、使用通信設定における規格及び通信速度を使用能力情報に含めた能力指定信号を送信する。なお、能力指定信号としては、例えば、ITU−T勧告T.30におけるDCS(デジタル命令信号)を用いることができる。
次いで、機能制御部4dは、FAX通信機能部12によりファクシミリデータの送信処理を行う(ステップS38)。本実施形態では、送信処理においては、使用通信設定として記憶されている通信速度、規格に従って通信が行われる。この送信処理における通信速度は、以前に使用した通信速度であるので、送信先のFAX装置との間における通信で通信速度を変更しなければならない状況を効果的に低減することができる。なお、この送信処理においては、ITU−T勧告T.30において、DCSを送信した以降の伝送手順に従って行うことができる。
一方、検索部4cにより処理能力情報が含まれたレコードが検出されなかった場合には、機能制御部4dが、FAX通信機能部12によりFAX番号による発呼を行わせ(ステップS39)、当該FAX装置に処理能力情報を要求する信号(処理能力要求信号)を出力させる(ステップS40)。そして、機能制御部4dは、処理能力要求信号に対するFAX装置からの返信である処理能力情報を受信し(ステップS41)、当該処理能力情報を他装置情報テーブル22のFAX番号に対応するレコードの処理能力情報フィールド25に登録する(ステップS42)。
次いで、機能制御部4dが、当該受信した処理能力情報と自己の処理能力とに基づいて、当該FAX装置との間での通信における使用能力情報を決定し(ステップS43)、FAX通信機能部12により当該使用能力情報を指定する能力指定信号を送信する(ステップS44)。なお、能力指定信号としては、例えば、ITU−T勧告T.30におけるDCSを用いることができる。
次いで、機能制御部4dが、決定した使用能力情報に基づいたファクシミリデータがRAM6に格納されている場合には取得し、格納されていない場合には、データ生成部4bにより使用能力情報に基づいたファクシミリデータを生成させる(ステップS45)。
その後、機能制御部4dが、FAX通信機能部12により、取得した、又は、生成させたファクシミリデータの送信処理を行う(ステップS46)。なお、この送信処理においては、ITU−T勧告T.30において、DCSを送信した以降の伝送手順に従って行うことができる。
そして、ファクシミリデータの送信処理(ステップS38、ステップS46)を終えると、機能制御部4dがFAX通信機能部12により回線の切断を実行させ(ステップS47)、当該通信において使用した通信設定を他装置情報テーブル22の使用通信設定フィールド26に格納する(ステップS48)。
次いで、機能制御部4dが全送信先にファクシミリデータを送信したか否かを判定し(ステップS49)、全送信先に送信していない場合には、上記ステップS31からの処理を再び実行する一方、全送信先に送信した場合には、処理を終了する。
図6は、本発明の第1実施形態に係るFAX装置の受信時処理のフローチャートである。
FAX装置2において、機能制御部4dがFAX通信機能部12に対して着呼があったか否かを判定し(ステップS51)、着呼がない場合には、当該ステップS51を繰り返し実行する。一方、着呼があった場合には、機能制御部4dがFAX通信機能部12により、着呼に対する応答信号を送信元のFAX装置2に送信させる(ステップS52)。これによって、当該FAX装置2と発呼したFAX装置2との間の回線が接続される。
次いで、機能制御部4dがFAX通信機能部12により、通信先のFAX装置2から能力要求信号又は能力指定信号のいずれを受信したかを判定し(ステップS53)、能力指定信号を受信した場合には、当該能力指定信号から使用能力情報を取得する(ステップS54)。
一方、能力要求信号を受信した場合には、機能制御部4dがFAX通信機能部12により、自己の処理能力情報を通信先のFAX装置2に送信させ(ステップS55)、当該FAX装置2から以降に送信される能力指定信号を受信させ、当該能力指定信号から使用する処理能力情報を取得する(ステップS56)。
次いで、機能制御部4dが、取得した使用能力情報による通信のための準備を行い(ステップS57)、機能制御部4dがFAX通信機能部12により、通信先のFAX装置2から送信されるファクシミリデータを受信させ(ステップS58)、機能制御部4dが受信したファクシミリデータをRAM6に記憶する。そして、通信先のFAX装置2から切断の要求があった場合には、回線の切断を行う(ステップS59)。
この後、機能制御部4dがRAM6に記憶されたファクシミリデータを解釈して、プリンタ機能部11により用紙へ画像を形成させる(ステップS60)。
このようにして、FAX装置2において、送信元のFAX装置2により読み取られた原稿に対応する画像が用紙に形成されて出力されることになる。
次に、本発明の第2実施形態に係るFAX装置について説明する。なお、第2実施形態に係るFAX装置については、図2に示す第1実施形態におけるFAX装置の符号を用いて、異なる部分について説明することとする。
第2実施形態のFAX装置2は、第1実施形態のFAX装置の機能制御部4dに新たな機能を備えるようにしたものである。
第2実施形態に係る機能制御部4dは、ユーザによって登録指示されたFAX装置における処理能力情報を外部から収集し、収集した処理能力情報をEEPROM7の他装置情報テーブル22に登録する。本実施形態では、機能制御部4dは、ユーザによって登録されたFAX番号により対応するFAX装置2から処理能力情報を受信して、EEPROM7の他装置情報テーブル22に登録する。なお、この機能制御部4dが事前能力情報収集手段及び事前能力情報登録手段に相当する。
図7は、本発明の第2実施形態に係るFAX装置の登録時処理のフローチャートである。なお、図4に示す第1実施形態に係る登録時処理と同一処理については、同一の符号を付し、説明を省略することとする。
受付部4aが、入力装置14によるユーザの操作によって、登録を確定させる指示を受け付けたか否かを判定し(ステップS17)、確定指示を受け付けた場合(ステップS17のYES)には、機能制御部4dが、FAX通信機能部12により、RAM6に記憶されているFAX番号による発呼をして、対応するFAX装置2における処理能力情報を要求し、当該FAX装置2から処理能力情報を取得する(ステップS61)。次いで、機能制御部4dは、受信した処理能力情報と、FAX番号と対応付けたレコードとしてEEPROM7の他装置情報テーブル22に登録して処理を終了する(ステップS62)。
これによって、ユーザが自分自身で処理能力情報を入力することなく設定することができる。また、このように、ファクシミリデータを送信する時点以外において処理能力情報を取得して設定することができるので、実際にファクシミリデータを送信する際に、送信先のFAX装置2から処理能力情報を取得する必要がなく、送信時点における通信時間を短縮することができる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、公衆回線網3を介して送信するFAX装置2を例に説明したが、本発明はこれに限られず、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット等のネットワークを介して画像データを送信するいわゆるIP(Internet Protocol)ファックス、インターネットファックス等を実行可能なFAX装置にも適用することができる。なお、この場合には、FAX番号に代えて、IPアドレスや、メールアドレス等の宛先情報により各装置を識別することができる。
また、上記実施形態では、画像形成装置の一例としてFAX装置を例に説明していたが、本発明はこれに限られず、例えば、画像形成装置の一例としてのプリンタ装置へ同報する場合にも本発明を適用することができる。すなわち、同報送信先となる各プリンタ装置に、プリンタ装置の処理能力情報に基づいて画像形成可能な態様のデータを送信するようにすることができる。
また、上記実施形態では、他の画像形成装置の処理能力情報として、他の画像形成装置の処理能力情報を送信処理装置の能力にかかわらずそのまま格納するようにしていたが、本実施形態ではこれに限られず、例えば、他の画像形成装置の処理能力情報として、送信処理装置の処理能力の範囲内にある、すなわち、当該送信処理装置との通信で使用可能な処理能力情報のみを格納するようにしてもよい。このようにしておくと、ファクシミリデータを送信する際において、自己の能力範囲内である能力情報を決定する必要がなく、処理を迅速に行うことができる。
また、上記第2実施形態では、FAX装置2に、他のFAX装置のFAX番号を登録する際に、他のFAX装置から処理能力情報を収集して登録するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、登録する際に、機能制御部4dにより、登録した他のFAX装置に対して自己の処理能力情報を通知して他のFAX装置において処理能力情報を登録させるようにしてもよい。このようにすると、新たに登録したFAX装置に自己の処理能力情報を通知して登録させることができ、例えば、新たなFAX装置を利用する場合において、適切に他のFAX装置に自己の処理能力情報を通知することができる。
また、上記第2実施形態では、他の画像形成装置に処理能力情報を直接要求するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、ネットワーク上のサーバに画像形成装置の処理能力情報を管理させておき、当該サーバに対して処理能力情報を要求するようにしてもよい。この場合には、サーバは、各装置の宛先情報と、処理能力情報を対応付けて管理し、送信処理装置側から宛先情報を使って処理能力情報を取得するようにしてもよく、サーバに画像形成装置の製品名と処理能力情報とを対応付けておき、送信処理装置側から他の画像形成装置の製品名を使って処理能力情報を取得するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る送信システムの構成を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るFAX装置の構成を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るFAX装置に記憶された自己処理能力情報テーブルと、他装置情報テーブルとを説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るFAX装置の登録時処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るFAX装置の送信時処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るFAX装置の受信時処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るFAX装置の登録時処理のフローチャートである。
符号の説明
1 送信システム、2A、2B、2C、2D FAX装置、3 公衆回線網、4 CPU、4a 受付部、4b データ生成部、4c 検索部、4d 機能制御部、5 ROM、6 RAM、7 EEPROM、8 入力I/F部、9 表示処理部、10 スキャナ機能部、11 プリンタ機能部、12 FAX通信機能部、13 バス、14 入力装置、15 LCD。

Claims (10)

  1. ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置に対して共通の送信対象情報に基づく画像形成用データを同報送信する送信処理装置であって、
    前記送信対象情報を記憶する送信対象情報記憶手段と、
    前記画像形成装置の少なくとも1つの画像形成装置の処理能力情報を記憶する能力記憶手段と、
    前記画像形成用データを送信する送信先の画像形成装置の指定を受け付ける送信先受付手段と、
    前記送信先の画像形成装置の各々について、前記能力記憶手段から当該画像形成装置の前記処理能力情報を検索する検索手段と、
    前記検索手段により前記処理能力情報が検出された前記送信先の画像形成装置に対して、検索された前記処理能力情報に基づいた態様の画像形成用データを送信する送信手段と
    を有する送信処理装置。
  2. 前記送信手段は、前記処理能力情報と自装置の処理能力とに基づいた態様の画像形成用データを送信することを特徴とする請求項1に記載の送信処理装置。
  3. 前記処理能力情報は、ネットワークを介しての通信速度に関する処理能力情報を含み、
    前記送信手段は、前記処理能力情報が示す通信速度内での通信により前記画像形成用データを送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送信処理装置。
  4. 前記送信手段により前記画像形成用データを送信した際に利用した通信設定情報を前記画像形成装置の宛先情報と対応付けて格納する送信設定記憶手段を更に備え、
    前記送信手段は、前記送信先の画像形成装置の宛先情報と対応付けられている前記通信設定情報に基づいた設定によって前記画像形成用データを送信することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の送信処理装置。
  5. 前記検索手段により前記送信先の画像形成装置の処理能力情報を検出できなかった場合に、当該画像形成装置に対して処理能力情報を要求する能力情報要求手段と、
    前記画像形成装置からの処理能力情報を受信する要求処理能力情報受信手段と、
    受信した前記処理能力情報を前記画像形成装置の宛先情報と対応付けて前記能力記憶手段に登録する要求能力情報登録手段とを更に備え、
    前記送信手段は、受信した前記処理能力情報に応じた態様の画像形成用データを前記画像形成装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の送信処理装置。
  6. 前記画像形成装置の宛先情報の登録を受け付ける宛先情報受付手段と、
    前記宛先情報が示す前記画像形成装置の処理能力情報を、前記画像形成用データを送信する際以外の時点においてネットワークを介して外部より収集する事前能力情報収集手段と、
    前記収集した処理能力情報を前記能力情報記憶手段に登録する事前能力情報登録手段とを更に有する請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の送信処理装置。
  7. 前記送信対象情報に基づいて、複数の前記画像形成装置のいずれかで処理可能な画像形成用データを生成するデータ生成手段と、
    前記生成した画像形成用データを記憶する画像形成用データ記憶手段とを有し、
    前記送信手段は、前記画像形成用データ記憶手段から送信すべき態様の画像形成用データを取得して送信することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の送信処理装置。
  8. 前記データ生成手段は、前記検索手段によって検出された前記処理能力情報に基づいた態様のみの画像形成用データを生成することを特徴とする請求項7に記載の送信処理装置。
  9. ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置と、前記複数の画像形成装置の少なくともいずれか2つの画像形成装置に対して共通の送信対象情報に基づく画像形成用データを同報送信する送信処理装置とを有する送信システムであって、
    前記送信処理装置は、
    前記送信対象情報を記憶する送信対象情報記憶手段と、
    前記画像形成装置の少なくとも1つの画像形成装置の処理能力情報を記憶する能力記憶手段と、
    前記画像形成用データを送信する送信先の画像形成装置の指定を受け付ける送信先受付手段と、
    前記送信先の画像形成装置の各々について、前記能力記憶手段から当該画像形成装置の前記処理能力情報を検索する検索手段と、
    前記検索手段により前記処理能力情報が検出された前記送信先の画像形成装置に対して、前記検索手段により検索された前記処理能力情報に基づいた態様の画像形成用データを送信する送信手段と
    を有し、
    前記画像形成装置は、
    前記画像形成用データを受信する画像形成用データ受信手段と、
    前記画像形成用データに基づいて画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段と
    を有する
    ことを特徴とする送信システム。
  10. ネットワークを介して接続された複数の画像形成装置に対して共通の送信対象情報に基づく画像形成用データを同報送信する送信処理装置による送信処理方法であって、
    前記送信処理装置は、
    前記送信対象情報を記憶する送信対象情報記憶手段と、
    前記画像形成装置の少なくとも1つの画像形成装置の処理能力情報を記憶する能力記憶手段とを有しており、
    前記画像形成用データを送信する送信先の画像形成装置の指定を受け付ける送信先受付ステップと、
    前記送信先の画像形成装置の各々について、前記能力記憶手段から当該画像形成装置の前記処理能力情報を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップにおいて前記処理能力情報が検出された前記送信先の画像形成装置に対して、検索された前記処理能力情報に基づいた態様の画像形成用データを送信する送信ステップと
    を有する送信処理方法。
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