JP2007194638A - 不揮発性メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性メモリ装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不揮発性メモリ装置を提供する。
【解決手段】半導体基板内に形成されたソース領域と、ソース領域と一部オーバーラップされるように形成されたゲート絶縁膜と、ソース領域とオーバーラップされる領域で電界を一定に形成させる構造を有し、ゲート絶縁膜の上部に形成されたフローティングゲートと、フローティングゲートの上部からフローティングゲートの一側壁に沿って絶縁されて形成されたコントロールゲートと、フローティングゲートとコントロールゲートとの間に介在されたゲート間絶縁膜及びコントロールゲートの他側と隣接して形成されたドレイン領域とを含む。
【選択図】図1A

Description

本発明は、不揮発性メモリ装置及びその製造方法に係り、さらに詳細には、より安定的に動作できる不揮発性メモリ装置及びその製造方法に関する。
半導体メモリ装置(semiconductor memory device)は、データを保存しておいて必要な時に引き出して読み取り可能な記憶装置であって、大きくRAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)とに分けることが出来る。RAMは、電源が切れれば保存されたデータが消滅する揮発性メモリ装置(volatile memory device)であり、 ROMは、電源が切れても保存されたデータが消滅しない不揮発性メモリ装置(nonvolatile memory device)である。不揮発性メモリ装置は、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、フラッシュメモリ装置(flash memory device)などを含む。
一方、不揮発性メモリ装置は、セルアレイ構造によってNAND型(NAND type)とNOR型(NOR type)とに区分される。NAND型メモリ装置は、高集積化に有利な一方、NOR型メモリ装置は、情報の処理速度がより速いという長所がある。しかし、チップサイズが次第に縮まるに従って、NOR型メモリ装置もより集積度が上がるように形成することが必要になった。
そこで、特許文献1に記載されているようなスプリット(split)ゲート型の不揮発性メモリ素子が提案された。スプリットゲート型の不揮発性メモリ装置は、ワードラインが、電子を有しているフローティングゲートの上部から一側壁に沿って形成された素子である。一方、デザインルールの減少によってスプリットゲート型の不揮発性メモリ装置でも集積度の減少が持続的に要求されている。
同時に、従来のスプリットゲート型の不揮発性メモリ装置の形成工程は、フローティングゲート、コントロールゲートなどをすべて形成した後、イオン注入してソース領域及びドレイン領域を形成する。したがって、コントロールゲートとフローティングゲートとの境界面やゲート間絶縁膜がイオン注入工程時に露出される。すなわち、高電圧が使われるイオン注入工程によってメモリ素子が損傷されて信頼度が低下するおそれがある。
メモリ素子の信頼度が低下すれば、不揮発性メモリ装置のプログラム及び消去動作が正常的に成り立たないこともある。
韓国特許公開2001−004268号
本発明が解決しようとする技術的課題は、より安定的に動作できる不揮発性メモリ装置を提供することである。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、より安定的に動作できる不揮発性メモリ装置の製造方法を提供することである。
本発明の技術的課題は、前述した技術的課題に制限されず、言及されていないさらなる技術的課題は、下記から当業者に明確に理解されるであろう。
前記技術的課題を解決するための本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置は、半導体基板内に形成されたソース領域と、前記ソース領域と一部オーバーラップされるように形成されたゲート絶縁膜と、前記ソース領域とオーバーラップされる領域で電界を一定に形成させる構造を有し、前記ゲート絶縁膜の上部に形成されたフローティングゲートと、前記フローティングゲートの上部から前記フローティングゲートの一側壁に沿って絶縁されて形成されたコントロールゲートと、前記フローティングゲートとコントロールゲートとの間に介在されたゲート間絶縁膜及び前記コントロールゲートの他側と隣接して形成されたドレイン領域とを含む。
前記技術的課題を解決するための本発明の他の実施形態による不揮発性メモリ装置は、半導体基板に第1方向に形成された共通ソース領域と、前記共通ソース領域と前記第1方向と交差する第2方向にそれぞれ一部オーバーラップされるように形成された第1及び第2ゲート絶縁膜と、前記第1及び第2ゲート絶縁膜の上部にそれぞれ形成され、前記共通ソース領域と隣接した一側面の曲率より他側面の曲率がさらに大きいように形成された第1及び第2フローティングゲートと、前記第1及び第2フローティングゲートの上部から前記共通ソース領域と反対方向に前記フローティングゲートの他側壁に沿ってそれぞれ絶縁されて形成された第1及び第2コントロールゲートと、前記第1及び第2フローティングゲート上に形成されて前記第1及び第2フローティングゲートと前記第1及び第2コントロールゲートとの間に介在される第1及び第2ゲート間絶縁膜及び前記第1及び第2コントロールゲートの他側と隣接してそれぞれ形成された第1及び第2ドレイン領域とを含む。
前記他の技術的課題を解決するための本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法は、半導体基板上に第1開口部が一方向に延びて形成されたポリシリコンパターンを形成し、前記ポリシリコンパターンをマスクとして第1イオン注入工程を進行させて前記半導体基板内に共通ソース領域を形成し、前記ポリシリコンパターン上に前記第1開口部が埋め込まれるようにブロッキング膜を形成し、前記ブロッキング膜の一部をエッチングして、前記ポリシリコンパターンの一部上面及び前記第1開口部に埋め込まれたブロッキング膜をオープンする第2開口部を形成し、前記第2開口部によって表われ、第1開口部に埋め込まれたブロッキング膜によって両側に分離されたポリシリコンパターン上にそれぞれ第1及び第2ゲート間絶縁膜を形成し、前記ブロッキング膜を除去し、前記第1及び第2ゲート間絶縁膜をエッチングマスクとして前記ポリシリコンパターンをエッチングして第1及び第2フローティングゲートを形成し、前記第1及び第2フローティングゲート上に第1及び第2コントロールゲートを形成し、前記第1及び第2コントロールゲートの一側にドレイン領域を形成することを含む。
不揮発性メモリ素子及びその製造方法によれば、次のような効果を一つあるいはそれ以上発揮する。
第一に、ソース領域形成のためのイオン注入による不揮発性メモリ装置の損傷を減らすことができ、不揮発性メモリ装置の信頼性がより良くなる。
第二に、フローティングゲートをさらに小さくて正確にパターニングでき、より集積化された不揮発性メモリ装置を製造することが容易になる。
第三に、フローティングゲートでソース領域がオーバーラップされる領域の側面プロファイルの曲率が小さくなることによって、電界が一定に形成され、不揮発性メモリ装置がより安定的に動作する。
第四に、フローティングゲートとソース領域とがオーバーラップされる広さが広がることによって、フローティングゲートとソース領域との間に発生するキャパシタンス値が増加して、カップリング比が増加する。
本発明の利点及び特徴、そしてそれらの達成方法は、添付図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば、明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されず、相異なる多様な形態で実現でき、単に本実施形態は本発明の開示を完全にし、当業者に発明の範ちゅうを完全に知らせるために提供され、本発明は請求項の範ちゅうにより定義されるだけである。したがって、いくつかの実施形態でよく知られた素子構造及びよく知られた技術は、本発明が曖昧に解釈されることを避けるために具体的に説明されていない。
以下、明細書全体にわたって同一参考符号は、同一構成要素を指称する。及び/またはは、言及されたアイテムのそれぞれ及び一つ以上のすべての組合わせを含む。
本明細書で使われた用語は、実施形態を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書で、単数形は文句で特別に言及していない限り複数形も含む。明細書で使われる含む及び/または含むは、言及された構成要素、段階、動作及び/または素子は、一つ以上の他の構成要素、段階、動作及び/または素子の存在または追加を排除しない。
以下、図1Aないし図4を参照して、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の構造及び動作について説明する。
まず、図1A及び図1Bを参照して、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の構造を説明する。
図1Aは、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置のレイアウト図である。図1Bは、図1AをA−A’線に沿って切り取った断面図である。
本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置は、フローティングゲート(floating gate)220、コントロールゲート(control gate)250、共通ソース領域260及びドレイン領域270を含む。
半導体基板100は、シリコン基板、SOI(Silicon On Insulator)基板、ガリウム砒素(GaAs)基板、シリコンゲルマニウム(SiGe)基板、セラミック基板、石英基板、またはディスプレイ用ガラス基板などを含む。また、半導体基板100は、主にP型基板を使って、図面には表示していないがその上部にP型エピ層(epitaxial layer)が成長された複層構造を使うことができる。
半導体基板100上に形成された素子分離領域110は、活性(active)領域を定義する。
半導体基板100の活性領域には、共通ソース領域260が形成されており、共通ソース領域260の一側には共通ソース領域260と一部オーバーラップされるように形成されたフローティングゲート220が形成されている。フローティングゲート220は、ポリシリコン、不純物がイオン注入されたポリシリコンまたは金属性導電膜などの伝導性物質からなる。
フローティングゲート220は、共通ソース領域260と一部オーバーラップされるように形成され、フローティングゲート220と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域で電界を一定に形成させる構造を有する。
すなわち、フローティングゲート220と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域の電界を一定に形成させるためには、第一に、フローティングゲート220と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域の幅が一定するように形成する。
第二に、フローティングゲート220の共通ソース領域260と隣接した一側面の曲率より反対側面の曲率がさらに大きいように形成する。ここで、共通ソース領域260と隣接した一側面の曲率は、0(すなわち、直角状)であってもよい。
一方、基板100とフローティングゲート220との間には、ゲート絶縁膜210が形成されてフローティングゲート220と基板100とを絶縁させる。
ゲート絶縁膜210は、プログラム動作時に共通ソース領域260とフローティングゲート220とをカップリングする役割を果たす。したがって、ゲート絶縁膜210は、プログラム動作の効率を高めるために誘電定数(k)が高い物質を使うことができる。
例えば、ゲート絶縁膜210としては、窒化物(nitride)、酸化窒化物(oxinitride)、high−k物質などの単独またはこれらの組合わせを使うことができる。ここで、ゲート絶縁膜に使われうるhigh−k物質としては、Al、Zr、Hf、Laなどの酸化物、酸化窒化物またはこれらの組合わせなどがある。
ゲート絶縁膜210としては、MTO(Middle Temperature Oxide)のような単層薄膜を蒸着するか、熱酸化膜/MTOまたは熱酸化膜/SiON/MTOで組合わせた多層薄膜を蒸着した後、N0熱処理(anneal)した絶縁膜を使うことができる。
また、ゲート絶縁膜210としては、酸化膜、窒化膜及び酸化膜が積層されたONO(oxide−nitride−oxide)積層膜を使うことができるが、この場合、ゲート絶縁膜210に使われる窒化膜にも電子を注入できるのでマルチレベルにセルを動作させることができ、メモリ集積度を増加させることが出来る。
フローティングゲート220の上部には、ゲート間絶縁膜230が形成されているが、フローティングゲート220側壁のゲート間絶縁膜230と合う部分にはチップ232を形成することが出来る。フローティングゲート220の一部を包みながら尖ったように形成されたチップ232は、その構造的な特性上、尖ったような部分に電界が集中され、電界が集中された部分を介して不揮発性メモリ素子200の消去(erase)動作時に低電圧でFNトンネリング(Fowler−Nordheim tunneling)が誘導される。
ゲート間絶縁膜230は、熱酸化膜で形成することが出来る。ゲート間絶縁膜230は、中央から両先端に行くほど厚さが薄くなるように形成され、中央部分の厚さが約200〜1500Åがなるように形成することが出来る。
コントロールゲート250は、フローティングゲート220の上部からフローティングゲート220の側壁に沿って基板100まで延びて形成され、フローティングゲート220及び基板100と絶縁されて形成される。フローティングゲート220とコントロールゲート250との間には、トンネリング絶縁膜240が形成されてコントロールゲート250とフローティングゲート220は、トンネリング絶縁膜240によって電気的に分離される。すなわち、コントロールゲート250とフローティングゲート220との間には、トンネリング絶縁膜240が介在されていて、不揮発性メモリ素子200の消去動作時にフローティングゲート220に保存されている電子がFNトンネリングによってトンネリング絶縁膜240を通過してコントロールゲート250に放出される。
コントロールゲート250は、不揮発性メモリ素子200のプログラムまたは読み取り(read)動作時にビットライン(bit line)BLnのデータをセルに伝達するか、セルのデータをビットラインに伝達する役割を果たす。また、コントロールゲート250は、不揮発性メモリ素子200の消去動作時に消去ゲート(erase gate)の役割を果たす。
ドレイン領域270は、基板100上に位置したコントロールゲート250の他側に形成される。
本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置は、共通ソース領域260を中心に二個のメモリ素子200が対称となるように形成されている。すなわち、二個のメモリ素子200が一つの共通ソース領域260を共有するように形成されている。したがって、不揮発性メモリ装置の全体サイズを効果的に減少させることが出来る。
以下、図2を参照して従来技術と比べて、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置が有する効果を説明する。
図2は、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の効果を説明するための図である。
図2の(a)は、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置のフローティングゲートを表わした図であり、図2の(b)は、従来の不揮発性メモリ装置のフローティングゲートを表わした図である。
フローティングゲート220、420で、共通ソース領域260と隣接した側面を第1側面222、422と言い、その他側面を第2側面224、424と言う。ここで、フローティングゲート220、420と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域の幅は、共通ソース領域260が延びた一方向に垂直の方向の幅を意味する。
図2の(a)を参照すれば、フローティングゲート220は、第1側面222の曲率より第2側面224の曲率がさらに大きいように形成される。ここで、第1側面222の曲率は、0であってもよい。したがって、フローティングゲート220と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域である領域Bの幅が一定となる。あるいは領域Bの幅が一定でないとしても所定の誤差範囲内で一定に形成される。したがって、フローティングゲート220と共通ソース領域260との間に電界が形成される時に、同一の広さと条件で形成されるために領域Bのいずれか部分でも均一な電界が形成される。
図2の(b)を参照すれば、フローティングゲート420の両側面の角がラウンド状を有していることが分かる。これは通常的にエッチング工程などによってフローティングゲート420を形成する時に容易に発生する。
このような場合、第1側面42の曲率と第2側面424の曲率とは、すべて大きな値を有する。したがって、フローティングゲート420と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域である領域Cの幅が一定しなくなり、これによりフローティングゲート420と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域の電界が一定に維持されない。
また、フローティングゲート220と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域の曲率が小さくなれば、曲率が大きい時より、フローティングゲート220と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域の広さを広くすることが出来る。二個のフローティングゲート220、420の間隔は、所定間隔以上を維持する。したがって、図2の(a)と図2の(b)とで、それぞれ二個のフローティングゲート220、420間の最短距離Lが同一である場合、領域Bの広さは領域Cの広さより大きいことが分かる。
フローティングゲート220と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域の広さが広くなれば、フローティングゲート220と共通ソース領域260との間に発生するキャパシタンス値が増加してカップリング比が増加し、これによりプログラム及び消去動作を安定化させる。これについてはさらに詳しく後述する。
以下、図3及び図4を参照して、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の動作を説明する。
図3は、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の等価回路図であり、図4は、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の動作を説明するための図である。
図3及び図4を参照すれば、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置は、二個の不揮発性メモリ素子200が対を成して配列されている。このような一対の不揮発性メモリ素子200は、ソースラインSLnを共有する。また、ワードラインWLnは、コントロールゲート250に連結されており、ビットラインBLnは、それぞれの不揮発性メモリ素子200のドレイン領域と連結されている。
プログラム動作時には、ソースラインSLnに約10V 程度の高電圧が印加され、ビットラインBLnには、1V以下の電圧が印加されるか接地される。ワードラインWLnには、しきい電圧より若干高い電圧が印加されるが、プログラム動作時に流れる電流を減らすためにゲートのターンオン(turn−on)電圧である約1.8V程度の電圧が印加される。ソースラインSLnに印加された高電圧がゲート絶縁膜210を介してフローティングゲート220にカップリングされて伝達され、フローティングゲート220にかかった電圧は、フローティングゲート220の側部と下部とに位置した基板表面に逆転層を形成する。そして、ワードラインWLnに印加された電圧は、コントロールゲート250下部に位置した基板100表面に逆転層を形成する。したがって、ドレイン領域270から共通ソース領域260に電子が移動しながら熱電子注入(hot electron injection)によってゲート絶縁膜210を通過してフローティングゲート220に電子が蓄積される。
消去動作時には、ソースラインSLnとビットラインBLnとに零電位が印加され、ワードラインWLnに11V以上の高電圧が印加され、これによりフローティングゲート220に蓄積された電子は、ワードラインWLnの高電圧に引かれてFNトンネリングによってトンネリング絶縁膜240を通過してコントロールゲート250に移動する。
このとき、トンネリングを起こすコントロールゲート250の電圧を低下させるためにコントロールゲート250に隣接したフローティングゲート220の一側壁にチップ232を形成する。このようなフローティングゲート220の尖ったように形成されたチップ232には電界が集中するので、消去動作時にフローティングゲート220に蓄積された電子は、相対的に低い電圧によってチップ232の近所のトンネリング絶縁膜240を介してコントロールゲート250に移動する。
読み取り動作時には、ワードラインWLnに1〜2V程度の電圧が印加され、ソースラインSLnには接地電圧が印加され、ビットラインBLnには0.4〜1V程度の電圧が印加される。またはこれと反対に、ワードラインWLnに1〜2V程度の電圧が印加され、ソースラインSLnには0.4〜1V程度の電圧が印加され、ビットラインBLnには接地電圧が印加される。
したがって、フローティングゲート220に電子が蓄積されている場合、ドレイン領域270と共通ソース領域260との間にチャネルが誘起されなくて電流が流れない。一方、フローティングゲート220に電子が蓄積されていない場合、ドレイン領域270と共通ソース領域260との間にチャネルが誘起されて電流が流れる。このように、ドレイン領域270と共通ソース領域260との間に流れる電流を検出することによって、フローティングゲート220に電子が蓄積されたか否かを感知できる。すなわち、保存されたデータの読み取りが行われる。
以下、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置のプログラムと消去動作とについてさらに詳しく説明する。
本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子200のプログラム動作と消去動作との特性の差を調べるために不揮発性メモリ装置のキャパシタンスを模式化して図4に表わした。
このセルの全体キャパシタンス(Ctotal)は、’Ctotal=Ct+Cc+Cs+Cip’のように表われる。ここで、Ctは、フローティングゲート220とコントロールゲート250との間に介在されたトンネリング絶縁膜240によるキャパシタンスであり、Ccは、フローティングゲート220と基板100との間に介在されたゲート絶縁膜210によるキャパシタンスである。また、Csは、フローティングゲート220とソース領域260との間に介在されたゲート絶縁膜210によるキャパシタンスであり、Cipは、フローティングゲート220とコントロールゲート250との間に介在されたゲート間絶縁膜230によるキャパシタンスである。
本発明の不揮発性メモリ素子200のカップリング比rは、次のようである。
Figure 2007194638
ここで、Vsは、ソース領域260に印加される電圧であり、Vcは、コントロールゲート250に印加される電圧である。
プログラム動作時には、ソース領域260に印加される電圧Vsがコントロールゲート250に印加される電圧Vcに比べて非常に大きいので、すなわち、Vs>>Vcなので、プログラム動作時のカップリング比rは、(Cs+Cc)/Ctotalになる。
本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子200は、フローティングゲート220とソース領域260とのカップリングによってプログラム動作が行われるので、カップリング比rが高いほどプログラムが良く行われる。すなわち、Cs及び/またはCcの値が大きいほどプログラムが良く行われる。一方、キャパシタンスは、上部電極及び下部電極の広さに比例する。
Csは、フローティングゲート220とソース領域260との間に介在されたゲート絶縁膜210によるキャパシタンスなので、フローティングゲート220とソース領域260とがオーバーラップされる領域のフローティングゲートが上部電極になる。したがって、フローティングゲート220とソース領域260とがオーバーラップされる領域の広さが大きくなるほどCs値が大きくなる。本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置は、フローティングゲート220と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域の曲率を小さくすることによって、フローティングゲート220と共通ソース領域260とがオーバーラップされる領域の広さを可能な限り広く形成することが出来る。したがって、フローティングゲート220とソース領域260との間に発生するキャパシタンス値であるCsが増加し、カップリング比が増加する。すなわち、プログラム動作の特性がさらに良くなる。
消去動作時には、コントロールゲート250に印加される電圧Vcがソース領域260に印加される電圧Vsに比べて非常に大きい。すなわち、Vs>>Vcなので、消去動作時のカップリング比rは、(Cip+Ct)/Ctotalになる。
本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置は、フローティングゲート220に蓄積された電子がコントロールゲート250にFNトンネリングして消去動作が行われる。このとき、効率的に消去動作が起きるためには、フローティングゲート220とコントロールゲート250との間の電圧差が大きいほど良い。すなわち、カップリング比rが小さいほど消去が良く行われる。
本発明の一実施形態による不揮発性メモリ素子200は、Cs値を増加することによって、Ctotal値が増加する。したがって、カップリング比rが小くなり、消去動作が良く行われる。
図5Aないし図12Bは、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。
以下、図1A、図1B、図5Aないし図12Bを参照して、本発明の一実施形態による半導体集積回路装置の製造方法について説明する。
図5A及び図5Bを参照すれば、基板100に素子分離領域110を形成して活性領域を定義する。素子分離領域は、LOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)方法を利用したFOX(Field OXide)またはSTI(Shallow Trench Isolation)とすることが出来る。
引き続き、図6A及び図6Bを参照すれば、活性領域上に絶縁膜層210a及びポリシリコンパターン220aを形成する。
絶縁膜層210aは、熱酸化膜(thermal oxide)などで形成することができ、例えば、約30〜150Åの厚さに形成することが出来る。
ポリシリコンパターン220aは、絶縁膜層210a上にポリシリコン層を約500〜2000Åの厚さに蒸着した後、絶縁膜層210aをエッチング停止膜としてポリシリコン層の一部をエッチングして形成する。このとき、ポリシリコンパターン220aには、一方向に延びた第1開口部225を形成する。
引き続き、図6A及び図7を参照すれば、ポリシリコンパターン220aをマスクとして第1開口部225内に第1イオン注入工程を進行させて半導体基板100内に共通ソース領域260を形成する。
ここで、形成しようとする不揮発性メモリ素子がN型トランジスタである場合、共通ソース領域260は、N型不純物を注入して形成する。N型不純物は例えば、燐(P)または砒素(As)などを含む。一方、形成しようとする不揮発性メモリ素子がP型トランジスタである場合、共通ソース領域260は、P型不純物を注入して形成する。P型不純物は例えば、硼素(B)、硼素弗化物(BF、BF)、インジウム(In)などを含む。
このように、共通ソース領域260を形成するための第1イオン注入工程を不揮発性メモリ素子製造工程の前段で進行すれば、高い電圧で進行されるイオン注入工程によって不揮発性メモリ素子が損傷を受けて、セル特性が低下され、信頼性が低くなることを防止できる。
引き続き、図6A及び図8を参照すれば、ポリシリコンパターン220a上にブロッキング膜310aを形成する。ブロッキング膜310aは、窒化膜などを含む。このとき、ブロッキング膜310aは、第1開口部225を埋め込むようにポリシリコンパターン220aの上部に形成する。
引き続き、図9A及び図9Bを参照すれば、ブロッキング膜310の一部をエッチングしてポリシリコンパターン220aの一部上面及び第1開口部225に埋め込まれたブロッキング膜310をオープンする第2開口部312を形成する。このとき、第2開口部312は、第1開口部225に埋め込まれたブロッキング膜310が第2開口部312の中心に来るように形成する。また、第2開口部312は、第1開口部225を埋め込むブロッキング膜310及びポリシリコンパターン220aの一部までオーバーエッチングして形成する。例えば、ポリシリコンパターン220aの高さが約700〜1200Åである場合、約50〜200Å程度オーバーエッチングできる。
引き続き、第2イオン注入工程を進行できる。第2イオン注入工程は、第2開口部312によって表われたポリシリコンパターン220aの一部上面に進行できる。第2イオン注入工程は、メモリ素子のしきい電圧を調節するために半導体基板100内にイオンをドーピングできる。または、後続工程でポリシリコンパターン220a上にゲート間絶縁膜が形成され易いようにポリシリコンパターン220a上にイオンをドーピングできる。
引き続き、図9A及び図10を参照すれば、第2開口部312によって表われ、第1開口部225に埋め込まれたブロッキング膜310によって両側に分離されたポリシリコンパターン220a上にそれぞれゲート間絶縁膜230を形成する。ゲート間絶縁膜230は、熱酸化(thermal oxidation)工程を進行させてポリシリコンパターン220a上に酸化膜を育てるようにして形成するが、中央から両先端に行くほど厚さが薄くなるように形成する。
ゲート間絶縁膜230は、後続するエッチング工程に対するエッチング防止膜としての役割を果たす。ゲート間絶縁膜230を形成するために、ポリシリコンパターン220aの上部を熱酸化すれば、ゲート間絶縁膜230の下端縁部がラウンド(round)するように形成されるが、これと対応してポリシリコンパターン220aの上面にはチップ232が形成される。前述したように、チップ232は、消去動作のためのトンネリング電圧の大きさを低下させる役割をするので、工程条件によってはチップ232の形成工程を除外することもある。
引き続き、図10及び図11を参照すれば、ブロッキング膜310を除去する。
すなわち、ポリシリコンパターン220aの上部のブロッキング膜310及び第1開口部225内に埋め込まれたブロッキング膜310を除去する。ブロッキング膜310を除去する時は、湿式エッチングで除去でき、例えば、燐酸ストリップ工程(strip process)で除去できる。
第1開口部225内に埋め込まれたブロッキング膜310を除去すれば、ポリシリコンパターン220aが二個の分離されたポリシリコンパターン220aに分離される。このとき、それぞれのポリシリコンパターン220aの向い合う側面のプロファイルは、第1開口部225の側面プロファイルと同じなので、曲率が小さい。
引き続き、図12A及び図12Bを参照すれば、二個のゲート間絶縁膜230をエッチングマスクとしてポリシリコンパターン220aをエッチングすることによって、二個のフローティングゲート220を形成する。このとき、例えば、乾式エッチング方式を利用できる。
ポリシリコンパターン220aをエッチングしてフローティングゲート220を形成する時、ポリシリコンパターン220aで共通ソース領域260と隣接する面の反対側のポリシリコンが除去される。このとき、ポリシリコンが除去されながら共通ソース領域260と隣接する面の反対側の角がラウンドされる。したがって、共通ソース領域260と反対側のフローティングゲート220の側面プロファイルが所定の曲率を有する。
本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法によれば、二個のフローティングゲート220を一つのパターンでパターニングする。二個のフローティングゲート220が第1開口部225によって分離されているためである。メモリ装置の集積化により小さなパターンを正確にパターニングすることが重要になっている。したがって、二個のフローティングゲート220を一回にパターニングすることによって、集積化されたメモリ装置を製造することがより容易になる。
引き続き、再び図1A及び図1Bを参照すれば、フローティングゲート220上にコントロールゲート250を形成し、コントロールゲートの一側にドレイン領域270を形成して不揮発性メモリ装置を完成する。
具体的に説明すれば、基板100上にトンネリング絶縁膜層とコントロールゲート用の導電膜とをコンフォーマル(conformal)に順次に形成する。ここで、トンネリング絶縁膜層は、熱酸化工程によって約70〜150Åの厚さの酸化膜に形成できる。トンネリング絶縁膜層は、窒化膜(nitride)、酸化窒化膜(oxinitride)、high−k物質などの単独または積層構造を含む。また、トンネリング絶縁膜層として、MTOのような単層薄膜または熱酸化膜/MTOまたは熱酸化膜/SiON/MTOを組合わせた多層薄膜またはこのような多層薄膜を蒸着した後、N0熱処理した絶縁膜を使うこともできる。
また、コントロールゲート用の導電膜は、LPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)工程によって約1000〜3000Åの厚さに形成できる。ここで、コントロールゲート用の導電膜としては、ポリシリコン、不純物がイオン注入されたポリシリコンまたは金属性導電膜を使うことができる。ここで、金属性導電膜としては、TaN、NiTa、Ti、TiN、Ta、W、WN、Hf、Nb、Mo、RuO、MoN、Ir、Pt、Co、Cr、RuO、MoN、WNx及びこれらの組合わせからなる物質を使うことができる。また、コントロールゲート用の導電膜としては、ポリシリコン及びシリサイドの積層膜を使うことができる。ここで、シリサイド上に反射防止膜(ARL)をさらに積層することもできる。
引き続き、エッチングマスク(図示せず)を使ってコントロールゲート用の導電膜及びトンネリング絶縁膜層をエッチングしてフローティングゲート220の上部からフローティングゲート220の側壁に沿って基板100まで延びたコントロールゲート250及びトンネリング絶縁膜240を形成する。
引き続き、熱処理工程が進行される。熱処理工程を進行させれば、共通ソース領域260が拡張されてフローティングゲート220領域と一部オーバーラップされる。ここで、熱処理工程は、前述した工程のうちどこにでも追加することが出来る。一方、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法によれば、共通ソース領域260を不揮発性メモリ装置形成段階の前段で形成するので、別に熱処理工程を進行させなくても、不揮発性メモリ装置を形成するための各工程で加えられる熱によって拡散される。
引き続き、高濃度不純物をイオン注入してコントロールゲート250の一側壁に整列されるように基板100内にドレイン領域270を形成する。このとき、形成しようとする不揮発性メモリ素子がN型トランジスタである場合、共通ソース領域260は、N型不純物を注入して形成する。N型不純物は、燐(P)または砒素(As)などを含む。
一方、形成しようとする不揮発性メモリ素子がP型トランジスタである場合、共通ソース領域260は、P型不純物を注入して形成する。P型不純物は、硼素(B)、硼素弗化物(BF、BF)、インジウム(In)などを含む。ドレイン領域270も後続熱処理を通じてコントロールゲート250下に拡張することが出来る。
引き続き、全面に層間絶縁膜を積層して平坦化した後、ビットラインコンタクトホールを形成し、その上に金属などの導電膜を積層してパターニングしてビットラインコンタクト及びビットラインを形成する工程などの通常的工程をさらに行うことが出来る。
本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法では、共通ソース領域260を形成するための第1イオン注入工程を不揮発性メモリ素子200の製造工程の前段で進行する。したがって、高い電圧で進行されるイオン注入工程によって不揮発性メモリ素子200が損傷を受けて、セル特性が低下され、信頼性が低下することを防止できる。
すなわち、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置は、共通ソース領域260を形成するための第1イオン注入工程をコントロールゲート250、フローティングゲート220及びゲート間絶縁膜230が形成される以前である不揮発性メモリ素子200の製造工程の前段で進行するために、より信頼性が良くなった不揮発性メモリ素子200を形成できる。
また、本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法によれば、二個のフローティングゲート220を一つのパターンでパターニングする。二個のフローティングゲート220が第1開口部225によって分離されているためである。したがって、二個のフローティングゲート220をそれぞれパターニングするより、フローティングゲートパターンを形成することが容易になる。すなわち、より小さなメモリ装置をさらに正確に形成することができ、メモリ装置をさらに小さく集積するように製造できる。
以上、添付された図面を参照して、本発明の実施形態を説明したが、当業者ならば本発明がその技術的思想や必須な特徴を変更せず、他の具体的な形態に実施されるということを理解できるであろう。したがって、前述した実施形態は、あらゆる面で例示的なものであり、限定的ではないということを理解しなければならない。
本発明に適用される素子は、高集積回路半導体素子、プロセッサ、MEM’s(Micro Electro Mechanical)素子、光電子(optoelectronic)素子、ディスプレイ素子(display device)などに使用することが出来る。
本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置のレイアウト図である。 図1AをA−A’線に沿って切り取った断面図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の効果を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の等価回路図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態による不揮発性メモリ装置の製造方法を説明するための図である。
符号の説明
100:半導体基板
110:素子分離領域
200:不揮発性メモリ素子
210:ゲート絶縁膜
220:フローティングゲート
222:第1側面
224:第2側面
225:第1開口部
230:ゲート間絶縁膜
232:チップ
240:トンネリング絶縁膜
250:コントロールゲート
260:共通ソース領域
270:ドレイン領域
310:ブロッキング膜
312:第2開口部

Claims (18)

  1. 半導体基板内に形成されたソース領域と、
    前記ソース領域と一部オーバーラップされるように形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ソース領域とオーバーラップされる領域で電界を一定に形成させる構造を有し、前記ゲート絶縁膜の上部に形成されたフローティングゲートと、
    前記フローティングゲートの上部から前記フローティングゲートの一側壁に沿って絶縁されて形成されたコントロールゲートと、
    前記フローティングゲートとコントロールゲートとの間に介在されたゲート間絶縁膜と、
    前記コントロールゲートの他側と隣接して形成されたドレイン領域と、を含むことを特徴とする不揮発性メモリ装置。
  2. 前記フローティングゲートは、前記ソース領域と隣接した一側面の曲率より反対側面の曲率がさらに大きいことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
  3. 前記フローティングゲートの前記ソース領域と隣接した一側面の曲率が、0であることを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性メモリ装置。
  4. 前記フローティングゲートと前記ソース領域とがオーバーラップされる領域の幅が一定したことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
  5. 前記ゲート間絶縁膜は、中央から両先端に行くほど厚さが薄くなることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
  6. 半導体基板に第1方向に形成された共通ソース領域と、
    前記共通ソース領域と前記第1方向と交差する第2方向とにそれぞれ一部オーバーラップされるように形成された第1及び第2ゲート絶縁膜と、
    前記第1及び第2ゲート絶縁膜の上部にそれぞれ形成され、前記共通ソース領域と隣接した一側面の曲率より他側面の曲率がさらに大きいように形成された第1及び第2フローティングゲートと、
    前記第1及び第2フローティングゲートの上部から前記共通ソース領域と反対方向に前記フローティングゲートの他側壁に沿ってそれぞれ絶縁されて形成された第1及び第2コントロールゲートと、
    前記第1及び第2フローティングゲート上に形成されて前記第1及び第2フローティングゲートと前記第1及び第2コントロールゲートとの間に介在される第1及び第2ゲート間絶縁膜と、
    前記第1及び第2コントロールゲートの他側と隣接してそれぞれ形成された第1及び第2ドレイン領域と、を含むことを特徴とする不揮発性メモリ装置。
  7. 前記第1及び第2フローティングゲートの前記共通ソース領域と隣接した一側面の曲率が、0であることを特徴とする請求項6に記載の不揮発性メモリ装置。
  8. 前記第1及び第2フローティングゲートと前記共通ソース領域とがオーバーラップされる領域の幅が一定したことを特徴とする請求項6または7に記載の不揮発性メモリ装置。
  9. 前記第1及び第2ゲート間絶縁膜は、中央から両先端に行くほど厚さが薄くなることを特徴とする請求項6に記載の不揮発性メモリ装置。
  10. 半導体基板上に第1開口部が一方向に延びて形成されたポリシリコンパターンを形成し、
    前記ポリシリコンパターンをマスクとして第1イオン注入工程を進行させて前記半導体基板内に共通ソース領域を形成し、
    前記ポリシリコンパターン上に前記第1開口部が埋め込まれるようにブロッキング膜を形成し、
    前記ブロッキング膜の一部をエッチングして、前記ポリシリコンパターンの一部上面及び前記第1開口部に埋め込まれたブロッキング膜をオープンする第2開口部を形成し、
    前記第2開口部によって表われ、第1開口部に埋め込まれたブロッキング膜によって両側に分離されたポリシリコンパターン上にそれぞれ第1及び第2ゲート間絶縁膜を形成し、
    前記ブロッキング膜を除去し、
    前記第1及び第2ゲート間絶縁膜をエッチングマスクとして前記ポリシリコンパターンをエッチングして第1及び第2フローティングゲートを形成し、
    前記第1及び第2フローティングゲート上に第1及び第2コントロールゲートを形成し、
    前記第1及び第2コントロールゲートの他側に第1及び第2ドレイン領域を形成することを含むことを特徴とする不揮発性メモリ装置の製造方法。
  11. 前記第2開口部の形成は、前記第1開口部を埋め込むブロッキング膜及び前記ポリシリコンパターンの一部までオーバーエッチングして形成することを特徴とする請求項10に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
  12. 前記第1及び第2ゲート間絶縁膜は、中央から両先端に行くほど厚さが薄くなるように形成することを特徴とする請求項10に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
  13. 前記第1及び第2ゲート間絶縁膜を形成した後、酸化工程を進行させて前記第1及び第2フローティングゲートの側面及び半導体基板上に第1及び第2トンネリング絶縁膜を形成することをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
  14. 前記基板に第1及び第2ゲート間絶縁膜を形成する前に、第2イオン注入工程を進行させることをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
  15. 前記第2イオン注入工程により前記メモリ素子のしきい電圧を調節することを特徴とする請求項14に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
  16. 前記第2イオン注入工程によりポリシリコンパターン上にイオンをドーピングして第1及び第2ゲート間絶縁膜が形成され易いようにすることを特徴とする請求項14に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
  17. 前記第1及び第2フローティングゲート上に第1及び第2コントロールゲートを形成した後、熱工程を進行させることをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
  18. 前記ブロッキング膜は、窒化膜であることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
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