JP2007194617A - 配線基板内蔵用コンデンサ及び配線基板 - Google Patents

配線基板内蔵用コンデンサ及び配線基板 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂材との密着性を向上させることが可能な配線基板内蔵用コンデンサ、及び信
頼性が充分に確保された配線基板を提供する。
【解決手段】配線基板内蔵用コンデンサ1は、積層された複数の誘電体層3と、互いに異
なる誘電体層3間に配置された内部電極層4,5とを有するコンデンサ本体2等から構成
されている。コンデンサ本体2の側面2c1〜2c3には、コンデンサ本体2の厚さ方向
に延びた凹部2dが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線基板内蔵用コンデンサ及び配線基板に関する。
近年、集積回路技術の進歩によりますます半導体チップの動作が高速化している。それに伴い、電源配線等にノイズが重畳されて、誤動作を引き起こすことがある。そこで、半導体チップを搭載する配線基板の上面或いは下面にコンデンサを搭載して、ノイズの除去を図っている。
しかしながら、上記の手法では、配線基板の完成後に、別途コンデンサを搭載する必要があるため、プロセス数が多くなってしまう。また、配線基板にコンデンサを搭載する領域を予め確保する必要があり、他の電子部品の自由度を低下させてしまう。さらに、他の配線等に制限されることによりコンデンサと半導体チップとの配線距離が長くなり、配線抵抗やインダクタンスが大きくなってしまう。
このようなことから、配線基板にコンデンサを内蔵させることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、コンデンサは配線基板の中核を成すコア基板の開口に内蔵されることがあり、この場合には、コンデンサをコア基板に固定するために、コア基板とコンデンサとの間の隙間に樹脂充填材を充填している。しかしながら、コンデンサの側面は主にセラミックで構成されているため、コンデンサと樹脂充填材との密着性が低く、信頼性を充分に確保することができない。
特開2005−39243号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、配線基板との密着性を向上させることが可能な配線基板内蔵用コンデンサ、及び信頼性が充分に確保された配線基板を提供することを目的とする。
本発明の一の態様によれば、積層された複数の誘電体層と、互いに異なる前記誘電体層間に配置された内部電極層とを有するコンデンサ本体を備える配線基板内蔵用コンデンサであって、前記コンデンサ本体の少なくとも1箇所の側面において、前記コンデンサ本体の第1の主面及びこの第1の主面と相対する側に位置する第2の主面の少なくとも一方から、前記コンデンサ本体の厚さ方向に延在するようにして凹部が形成されていることを特徴とする配線基板内蔵用コンデンサが提供される。
本発明の他の態様によれば、上記配線基板内蔵用コンデンサを内蔵したことを特徴とする配線基板が提供される。
本発明の一の態様の配線基板内蔵用コンデンサによれば、コンデンサ本体の少なくとも1箇所の側面に、少なくとも一方の主面からコンデンサ本体の厚さ方向に延びた凹部が形成されているので、前記配線基板内蔵用コンデンサを実際の配線基板内に内蔵させる際に、コア基板と接着して固定させるための樹脂材との接触面積を、前記凹部内にも前記樹脂材を充填することによって大きくすることができる。これにより、前記コア基板との密着性を向上させることができる。したがって、本発明の他の態様における配線基板の信頼性を充分に確保することができる。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施の形態を説明する。図1(a)及び図1(b)は本実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な平面図であり、図2(a)及び図2(b)は本実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な側面図である。図3(a)は図1(a)におけるA−A線で切断したときの配線基板内蔵用コンデンサの模式的な縦断面図であり、図3(b)は図1(a)におけるB−B線で切断したときの配線基板内蔵用コンデンサの模式的な縦断面図であり、図4は本実施の形態に係るコンデンサ本体の外周付近の模式的な拡大図である。
図1(a)〜図3(b)に示される配線基板内蔵用コンデンサ1(以下、単に「コンデンサ」と称する。)は、直方体状に形成され、反り量が100μm未満の積層コンデンサである。コンデンサ1は、コンデンサ1の中核を成すコンデンサ本体2を備えている。コンデンサ本体2は、上下方向に積層された複数の誘電体層3と、誘電体層3間に配置された複数の内部電極層4(第1の内部電極層)及び内部電極層5(第2の内部電極層)とから構成されている。
誘電体層3は、例えば、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ストロンチウム等の誘電体セラミックから構成されている。その他、ホウケイ酸系ガラスやホウケイ酸鉛系ガラスにアルミナ等の無機セラミックフィラーを添加したガラスセラミックのような低温焼成セラミックからも構成することができ、要求特性に応じてアルミナ、窒化アルミニウム、窒化ほう素、炭化珪素、窒化珪素などといった高温焼成セラミックからも構成することができる。
内部電極層4,5は、誘電体層3の積層方向において誘電体層3を介して交互に配置されている。内部電極層4と内部電極層5とは誘電体層3により電気的に絶縁されている。内部電極層4,5の総数は約100層程度となっている。
内部電極層4,5は主にNi等の導電性材料から構成されているが、誘電体層3を構成するセラミック材料と同様のセラミック材料を含有している。このようなセラミック材料をそれぞれ内部電極層4,5に含ませることにより、誘電体層3と内部電極層4,5との密着性を高めることができる。なお、内部電極層4,5にこのようなセラミック材料を含有させなくともよい。内部電極層4,5の厚さは例えば2μm以下となっている。
コンデンサ本体2の外観は、コンデンサ本体2の厚さ方向に位置する第1の主面2a、第1の主面2aの反対側に位置する第2の主面2b、及び第1の主面2aと第2の主面2bとの間に位置する外周面2c等から構成されている。外周面2cは、主に第1の側面2c1、側面2c1の反対側に位置する(対向する)第2の側面2c2、側面2c1及び側面2c2と隣り合った第3の側面2c3、及び側面2c3の反対側に位置し(対向し)、かつ側面2c1及び側面2c2と隣り合った第4の側面2c4等から構成されている。側面2c1〜2c4は誘電体層3のみから構成されている。なお、側面2c1〜2c3おける後述する凹部2d及び切欠き2eの側面も誘電体層3のみから構成されている。
側面2c1〜2c3には、それぞれ、図2(a)及び図2(b)に示されるようにコンデンサ本体2の厚さ方向に延びた半円状の凹部2dと、コンデンサ本体2の外周方向に延びた切欠き2eが形成されている。なお、側面2c1〜2c3には、凹部2dの代わりに或いは凹部2dとともにコンデンサ本体2の厚さ方向に延びた凸部が形成されていてもよい。また、側面2c4にも凹部2d及び切欠き2eが形成されていてもよい。
凹部2dは、コンデンサ本体2の外周に沿って所定の間隔をおいて複数形成されている。側面2c1,2c2における凹部2dは、第1の主面2aからコンデンサ本体2の厚さの20%以上70%以下の位置まで形成されていることが望ましく、側面2c3における凹部2dは、第2の主面2bからコンデンサ本体2の厚さの20%以上70%以下の位置まで形成されていることが望ましい。このような範囲が望ましいとしたのは、20%以上とすれば、後述する樹脂充填材42との密着性を充分に向上させることができるからであり、70%以下とすれば、コンデンサ1の搬送等において、凹部2dでの割れ、或いは欠けを低減することができるからである。
図4に示される凹部2dの半径rは、30〜75μmが好ましい。この範囲が好ましいとしたのは、30μm未満であると、後述の樹脂充填材42が上手く入り込まず、密着性不足となったり、空隙ができているとその部分の影響で信頼性の低い製品となってしまうからであり、また75μmを超えると、内部電極の面積が小さくなってしまい容量低下の一因となるからである。なお、凹部2dは半円状でなくともよい。切欠き2eは、側面2c1〜2c3のそれぞれの一方の端縁から他方の端縁まで形成されている。例えば、側面2c3の切欠き2eについては側面2c1側の端縁から側面2c2側の端縁まで形成されている。つまり、側面2c1側の端縁から側面2c2側の端縁の方向(外周方向)に延びて形成されている。
また、図4に示される凹部2d間の距離d1は、150−2×半径r(μm)を超え500−2×半径r(μm)未満が好ましい。この範囲が好ましいとしたのは、150−2×半径r(μm)以下であると、製品外形等の寸法精度がわるくなってしまうからであり、また500−2×半径r(μm)以上であると、精度良くブレイク切断することが困難となってしまうからである。
側面2c1においては、図2(a)に示されるように凹部2dは第1の主面2a側(第1の主面2aから厚さ方向に延在して)に形成されており、切欠き2eは第2の主面2b側に形成されている。側面2c2は、図示されていないが側面2c1と同様となっている。側面2c3においては、図2(b)に示されるように凹部2dは第2の主面2b側(第2の主面2bから厚さ方向に延在して)に形成されており、切欠き2eは第1の主面2a側に形成されている。
コンデンサ本体2の外周面2cの4箇所の角部には、図1(a)に示されるように面取り寸法C1が0.6mm以上の平面状の面取り部2fが形成されている。面取り寸法C1とは、図1(a)に示される長さである。面取り寸法C1は、実際に測定してもよいが、C面長C2から求めることも可能である。C面長C2とは図1(a)に示されるような線分の長さであり、C面長C2を√2で割った値が面取り寸法C1である。
面取り寸法C1は、コンデンサ製作上の観点から0.8mm以上1.2mm以下であることが望ましい。なお、面取り部2fの代わりに或いは面取り部2fとともに、曲率半径が0.6mm以上の丸み部がコンデンサ本体2の外周面2cの少なくとも1箇所の角部に形成されていてもよい。この場合、丸み部の曲率半径は、コンデンサ製作上の観点から0.8mm以上1.2mm以下であることが望ましい。
コンデンサ本体2内には、第1の主面2aから第2の主面2bにかけてコンデンサ本体2を貫通した複数のビア導体6(第1のビア導体)及びビア導体7(第2のビア導体)が形成されている。なお、ビア導体6,7は少なくとも1つの誘電体層3を誘電体層3の厚さ方向に貫通していればよく、必ずしもコンデンサ本体2を貫通していなくともよい。
ビア導体6は側面が内部電極層4に接続されており、ビア導体7は側面が内部電極層5に接続されている。ここで、図3(a)に示されるように内部電極層5にはビア導体6が貫通する領域にクリアランスホール5a(孔部)が形成されており、内部電極層5とビア導体6とは電気的に絶縁されている。また、同様に図3(b)に示されるように内部電極層4にはビア導体7が貫通する領域にクリアランスホール4a(孔部)が形成されており、内部電極層4とビア導体7とは電気的に絶縁されている。なお、クリアランスホール4a,5a内における内部電極層4,5とビア導体6,7との間には、誘電体層3が介在している。
ビア導体6,7は、主にNi,Cu等の導電性材料から構成されているが、誘電体層3を構成するセラミック材料と同様のセラミック材料を含有している。このようなセラミック材料をそれぞれビア導体6,7に含ませることにより、誘電体層3とビア導体6,7との密着性を高めることができる。なお、ビア導体6,7にこのようなセラミック材料を含有させなくともよい。
第1の主面2a及び第2の主面2b上には、例えば電源供給用端子或いはグランド接続用端子として使用される外部電極層8(第1の外部電極層)及び外部電極層9(第2の外部電極層)がそれぞれ形成されている。なお、外部電極層8,9は、必ずしもコンデンサ本体2の第1の主面2a及び第2の主面2bの両方に形成されている必要はなく、第1の主面2a及び第2の主面2bのいずれか一方に形成されていてもよい。
第1の主面2a側においては、図1(a)に示されるように外部電極層8は島状の複数の外部電極層9を取り囲むように形成されており、第2の主面2b側においては、図1(b)に示されるように外部電極層9は島状の複数の外部電極層8を取り囲むように形成されている。
外部電極層8は、ビア導体6上に形成されており、ビア導体6と電気的に接続されている。一方、外部電極層9は、ビア導体7上に形成されており、ビア導体7と電気的に接続されている。
第1の主面2a側及び第2の主面2b側のいずれにおいても、外部電極層8と外部電極層9とは離間しており、互いに電気的に絶縁されている。外部電極層8と外部電極層9との間の距離d2は、絶縁性が確保されていれば狭いほどよく、150μmとなっている部分がある。
第1の主面2a側において、外部電極層8,9の合計の表面積は、第1の主面2aの面積の45%以上90%以下となっており、第2の主面2b側において、外部電極層8,9の合計の表面積は、第2の主面2bの面積の45%以上90%以下となっている。第1の主面2a及び第2の主面2bの面積に対し外部電極層8,9の合計の表面積をこのような範囲とすることにより、第1の主面2a及び第2の主面2bにおける誘電体層3の露出面積を低減させることができる。これにより、コンデンサ1と後述する絶縁層44,48との密着性を向上させることができる。
第1の主面2a側においては、外部電極層8は側面2c1側の端から側面2c2側の端まで形成されている。外部電極層8には、側面2c1,2c2の凹部2dに連通した凹部8aが形成されている。凹部8aは、凹部2dの半径rと同じ半径となっており、かつ凹部2dと同心円状となっている。また、第2の主面2b側においては、外部電極層9は側面2c3側の端から側面2c4側の端まで形成されている。外部電極層9には、側面2c3の凹部2dに連通した凹部9aが形成されている。凹部9aは、凹部2dの半径rと同じ半径となっており、かつ凹部2dと同心円状となっている。
一方、第1の主面2a側において、外部電極層8は側面2c3側の端から側面2c4側の端まで形成されていてもよい。この場合、第1の主面2aが平坦となり、後述する絶縁層44,48等との密着性向上や安定したビア導体61,62等の形成をもたらすことができきる。同様に、第2の主面2b側においては、外部電極層9は側面2c1側の端から側面2c2側の端まで形成されていてもよい。
外部電極層8,9は、主にNi等の導電性材料から構成されているが、外部電極層8,9は誘電体層3を構成するセラミック材料と同様のセラミック材料を含有している。このようなセラミック材料をそれぞれ外部電極層8,9に含ませることにより、誘電体層3と外部電極層8,9との密着性を高めることができる。なお、外部電極層8,9にこのようなセラミック材料を含有させなくともよい。
外部電極層8,9の表面上には、後述する絶縁層44,48やビア導体61,62等との密着性を向上させるための第1のめっき膜(図示せず)が形成されている。第1のめっき膜は、外部電極層8,9の酸化防止という機能をも有している。第1のめっき膜は電解めっきにより形成されたものである。なお、第1のめっき膜は、無電解めっきにより形成されていてもよい。第1のめっき膜は例えばAu、或いはCu等の導電性材料から構成されていることが好ましいが、更に好ましくは後述する絶縁層44との密着性を向上させるために、最表面はCuで構成されていることが好ましい。
外部電極層8,9と第1のめっき膜との間には、外部電極層8,9と第1のめっき膜との密着性の低下を抑制するための第2のめっき膜(図示せず)が形成されている。詳細に説明すると、上記のように外部電極層8,9にセラミック材料を含有させると、セラミック材料が外部電極層8,9の表面に露出してしまい、外部電極層8,9と第1のめっき膜との密着性が低下するおそれがある。このようなことを抑制するために第2のめっき膜が形成されている。第2のめっき膜は電解めっきにより形成されたものである。なお、第2のめっき膜は、めっき法により形成されていれば、無電解めっきにより形成されていてもよい。
第2のめっき膜は、例えば、外部電極層8,9の主成分である導電性材料と同一の導電性材料から構成されていることが好ましい。なお、セラミック材料を添加した外部電極層8,9に直接めっき処理ができ、密着強度も高い場合には、第2のめっき膜を形成させなくてもよい。
コンデンサ1は、例えば、以下の手順により作製することが可能である。図5(a)及び図5(b)は本実施の形態に係る内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートの模式的な平面図であり、図6(a)、図6(b)、図7(b)、図8(b)、図9(b)、図10(b)は本実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。図7(a)、図8(a)、図9(a)、図10(a)、図11は本実施の形態に係る積層体の模式的な平面図である。
まず、内部電極パターン21が形成されたセラミックグリーンシート22と、内部電極パターン23が形成されたセラミックグリーンシート24とを複数枚用意する(図5(a)及び図5(b))。なお、内部電極パターン21,23は内部電極層4,5の焼成前のものであり、セラミックグリーンシート22,24は誘電体層3の焼成前のものである。
内部電極パターン21,23は、それぞれコンデンサ形成領域R内に形成されている。コンデンサ形成領域Rとは、コンデンサ1を形成するための領域であり、セラミックグリーンシート22,24に複数存在している。なお、図面においては、コンデンサ形成領域Rの境界は二点鎖線で示されている。内部電極パターン21,23は例えば導体ペースト等から構成されている。
内部電極パターン21,23は、例えばスクリーン印刷によりコンデンサ形成領域R内に形成される。また、内部電極パターン21,23は、焼成後クリアランスホール4a,5aとなるクリアランスホール21a,23a(孔部)を有するものである。
また、図6(a)に示される2つのカバー層25を用意する。カバー層25は、内部電極パターン21,23等が形成されていない所定枚の誘電体層を積層して、作製される。
セラミックグリーンシート22,24とカバー層25を用意した後、カバー層25上にセラミックグリーンシート22とセラミックグリーンシート24とを交互に積層し、さらにその上にカバー層25を積層する。その後、これらを加圧して、積層体26を形成する(図6(a))。
積層体26を形成した後、積層体26の主面26aから主面26bにかけて貫通するビアホールを形成し、ビアホールに導電性ペーストを圧入して、ビア導体ペースト27,28を形成する(図6(b))。なお、ビア導体ペースト27,28はビア導体6,7の焼成前のものである。
次いで、ビア導体ペースト27,28が形成された積層体26上に、同様の手順により形成された積層体26をビア導体ペースト27同士及びビア導体ペースト28同士が連通するように重ねて、加圧して、積層体29を形成する(図7(a)及び図7(b))。
その後、積層体29の主面29a及び主面29aと反対側の主面29bに、例えばスクリーン印刷等により、コンデンサ形成領域R内においてビア導体ペースト27に接続された外部電極パターン30と、コンデンサ形成領域R内においてビア導体ペースト28に接続された外部電極パターン31とをそれぞれ形成する(図8(a)及び図8(b))。なお、外部電極パターン30,31は外部電極層8,9の焼成前のものである。
主面29a側における外部電極パターン30は、複数のコンデンサ形成領域Rに跨るように形成され、主面29b側における外部電極パターン31は、複数のコンデンサ形成領域Rに跨るように形成される。本実施の形態では、主面29a側における外部電極パターン30は、主面29aの長手方向に並んだ複数のコンデンサ形成領域Rに跨るように形成され、主面29b側における外部電極パターン31は、主面29bの短手方向に並んだ複数のコンデンサ形成領域Rに跨るように形成される。
主面29a,29bに外部電極パターン30,31を形成した後、積層体29に、例えばレーザ等により、コンデンサ形成領域Rの境界に沿って、外部電極パターン30,31を貫通するミシン目状のブレイク溝29c(第1のブレイク溝)及び連続線状のブレイク溝29d(第2のブレイク溝)をそれぞれ形成する(図9(a)及び図9(b))。
主面29a側においては、ブレイク溝29cはコンデンサ形成領域Rにおける主面29aの短手方向に沿った境界に形成され、ブレイク溝29dはコンデンサ形成領域Rにおける主面29aの長手方向に沿った境界に形成される。
主面29b側においては、ブレイク溝29cはコンデンサ形成領域Rにおける主面29bの長手方向に沿った境界に形成され、ブレイク溝29dはコンデンサ形成領域Rにおける主面29bの短手方向に沿った境界に形成される。
図9(b)に示すように、ミシン目状のブレイク溝29Cの製品厚みに対する深さaは製品全体の厚さの20〜70%とすることができる。また、この場合、連続線状のブレイク溝29dの深さbは、a/b=0.25〜35とすることができる。具体的には、表1に示すような割合に設定することができる。本実施形態では、深さaは製品全体の厚さの63%とし、連続線状のブレイク溝29dの深さbは、製品全体の厚さの25%としている。
Figure 2007194617
ブレイク溝29dは、それぞれの主面29a,29b側において、ブレイク溝29cに対して直交するように形成される。ここで、主面29b側に形成されるブレイク溝29cは主面29a側に形成されるブレイク溝29dと対応する位置にかつ主面29a側に形成されるブレイク溝29dに沿って形成される。また、主面29b側に形成されるブレイク溝29dは主面29b側に形成されるブレイク溝29cと対応する位置に主面29b側に形成されるブレイク溝29cに沿って形成される。
積層体29にブレイク溝29c,29dを形成した後、例えばレーザ等により、コンデンサ形成領域Rの角部に、積層体29を厚さ方向に貫通する孔部29e及び厚さ方向に沿って延びた溝29fを形成する(図10(a))。これにより、積層体29に面取り部2fとなる部分が形成される。
積層体29に孔部29e及び溝29fを形成した後、外部電極層8,9が形成された積層体29を脱脂し、さらに所定温度で所定時間焼成する。この焼成により、内部電極パターン21,23、セラミックグリーンシート22,24、ビア導体ペースト27,28、外部電極パターン30,31が焼結して、内部電極層4,5、誘電体層3、ビア導体6,7、外部電極層8,9が形成される(図10(b))。
その後、焼成により外部電極層8,9の表面に形成された酸化膜を例えばジェットブラスト等の研磨により取り除いた後、外部電極層8,9に電流を流し、外部電極層8,9上に電解めっきにより第1及び第2のめっき膜を形成する。ここで、主面29a側にはブレイク溝29cが形成されているが、ブレイク溝29cはミシン目状に形成されているので、主面29aの長手方向においては外部電極層8は互いに電気的に繋がっている。これにより、主面29aの長手方向の一端に位置するコンデンサ形成領域Rの外部電極層8から他端に位置するコンデンサ形成領域Rの外部電極層8にかけて電流が流れ、主面29aの長手方向において一括して外部電極層8上に電解めっきにより第1のめっき膜等を形成することができる。それ故、外部電極層8上に効率良く第1のめっき膜等を形成することができる。また、主面29b側においても同様であるが、主面29b側においては、主面29bの短手方向の一端に位置するコンデンサ形成領域Rの外部電極層8から他端に位置するコンデンサ形成領域Rの外部電極層8にかけて電流が流れる。
そして、最後に、ブレイク溝29c,29dに沿って、コンデンサ形成領域R毎に積層体29を分割して、図1に示されるコンデンサ1等を作製する(図11)。ここで、積層体29の厚さ方向には、ブレイク溝29cと対応する位置にブレイク溝29dが形成されているが、積層体29は、ブレイク溝29c付近の部分がブレイク溝29d付近の部分よりも先に切り離されるように分割されることが望ましい。これは、ブレイク溝29c間には外部電極層8等が存在しているため、ブレイク溝29d付近の部分がブレイク溝29c付近の部分よりも先に切り離されると、ブレイク溝29c付近の外部電極層8等がブレイク溝29cに沿って切断されないおそれがあるからである。
図12及び図13は、上述したコンデンサ1の作製方法における変形例を示す図である。なお、図12及び図13は、本変形例における作製方法の、上記作製方法と異なる工程部分のみを示すようにしている。なお、図12(a)は、本変形例に係る積層体の模式的な平面図であり、図12(b)は前記積層体の模式的な縦断面図である。
図12に示すように、本例では、ミシン目状のブレイク溝29c(第1のブレイク溝)及び連続線状のブレイク溝29d(第2のブレイク溝)が、上記同様に、主面29a側において、互いに直交するように形成されるとともに、ブレイク溝29dは積層体29の裏面側でブレイク溝29cと略平行に形成されている。さらに、ブレイク溝29cは積層体29を厚さ方向に貫通するようにして形成されている。
したがって、ブレイク溝29cの形状は、例えばブレイク溝29c及び29dに沿って切断し、コンデンサ1とした場合に、図13(a)に示すように、その表面側では略半円径の形状を呈するようになるが、図13(b)に示すように、その裏面側ではブレイク溝29dによってブレイク溝29cの孔形状がならされるようになるため、略半径形部分の直径部分を含む中心部分が欠けたような円弧状を呈するようになる。
本例においては、上述した作製方法において、ブレイク溝29cが積層体29を貫通するとともに、ブレイク溝29cに沿って、積層体29の裏面側にブレイク溝29dをも形成するようにしている。したがって、積層体29の、コンデンサ形成領域R毎の分割をより簡易に行うことができる。また、積層体29において、ブレイク溝29c付近の部分をブレイク溝29d付近の部分よりも先に切り離されるように容易に分割することができるようになる。したがって、ブレイク溝29d付近の部分がブレイク溝29c付近の部分よりも先に切り離されることによる、ブレイク溝29c付近の外部電極層8等がブレイク溝29cに沿って切断されなくなるおそれを払拭することができる。
図14及び図15は、上述したコンデンサ1の作製方法における他の変形例を示す図である。なお、図14及び図15は、本変形例における作製方法の、上記作製方法と異なる工程部分のみを示すようにしている。なお、図14(a)は、本変形例に係る積層体の模式的な平面図であり、図14(b)は、上記同様に、前記積層体の模式的な縦断面図である。
図14に示すように、本例では、ミシン目状のブレイク溝29c(第1のブレイク溝)及び連続線状のブレイク溝29d(第2のブレイク溝)が、主面29a側において、互いに直交するように形成されるとともに、ブレイク溝29dは積層体29の裏面側でブレイク溝29cと略平行に形成されている。また、ブレイク溝29cは積層体29を厚さ方向に貫通するようにして形成されている。さらに、本例では、主面29a側において、ブレイク溝29cは単独で存在するものではなく、その一部が追加の線状(具体的には矩形状)のブレイク溝29hで置換されたような構成を呈している。
したがって、図14に示す積層体を、ブレイク溝29c、29d及び29hに沿って切断し、コンデンサ1とした場合に、図15に示すように、主面29a側では、ブレイク溝29cに起因した略半円径形状の部分と、ブレイク溝29hに起因した矩形状の部分とが混在するようになる。
本例においては、上述した作製方法において、ブレイク溝29cが積層体29を貫通するとともに、ブレイク溝29cに沿って、積層体29の裏面側にブレイク溝29dをも形成するようにしている。さらに、主面29a側において、ブレイク溝29cの一部をブレイク溝29d同様の線状(矩形状)のブレイク溝29hで置換するようにしている。したがって、積層体29の、コンデンサ形成領域R毎の分割をより簡易に行うことができる。また、積層体29において、ブレイク溝29c付近の部分をブレイク溝29d付近の部分よりも先に切り離されるように容易に分割することができるようになる。したがって、ブレイク溝29d付近の部分がブレイク溝29c付近の部分よりも先に切り離されることによる、ブレイク溝29c付近の外部電極層8等がブレイク溝29cに沿って切断されなくなるおそれを払拭することができる。
コンデンサ1は、配線基板に内蔵されて使用される。以下、コンデンサ1を内蔵した配線基板について説明する。図16は本実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサが内蔵された配線基板の模式的な縦断面図である。
図16に示される配線基板40は、直方体状に形成されたオーガニック基板である。配線基板40は、例えばセラミック粒子或いは繊維をフィラーとして強化された高分子材料を主体に構成されている。
配線基板40は、配線基板40の中核を成す配線基板本体としての例えばコア基板41を備えている。コア基板41は、例えばガラス−エポキシ樹脂複合材料等から形成されたコア材41a、及びコア材41aの両面に形成され、所望のパターンを有する例えばCu等の配線層41b等から構成されている。
コア基板41には、コア基板41の上下方向に貫通した複数のスルーホールが形成されており、スルーホールには配線層41bに電気的に接続されたスルーホール導体41cが形成されている。
コア基板41の中央部には、コンデンサ1を収容するためのコンデンサ収容部としての例えば開口41dが形成されている。開口41dは、コンデンサ1より大きな例えば直方体状に形成されており、開口41d内にはコンデンサ1が収容されている。なお、コア基板41のコンデンサ収容部は、開口41dに限らず、凹部であってもよい。
コア基板41の内側面4箇所の隅部には、曲率半径が0.1mm以上2mm以下の丸み部或いは面取り寸法が0.1mm以上2mm以下の面取り部が形成されている。
コア基板41とコンデンサ1との間の隙間には、充填材としての例えば高分子材料等からなる樹脂充填材42が充填されており、この樹脂充填材42を介してコンデンサ1がコア基板41に対して固定されている。ここで、凹部2d内には樹脂充填材42が入り込んでいる。
コア基板41とコンデンサ1との間の隙間への樹脂充填材42の充填は、例えば、コア基板41の裏面に粘着テープを貼り付けるとともに、コンデンサ1の裏面が粘着テープに貼り付けられるようにコア基板41の開口41d内にコンデンサ1を配置して、粘着テープによりコア基板41に対するコンデンサ1の位置を固定した状態で、行われる。なお、樹脂充填材42は、コア基板41とコンデンサ1との面内方向及び厚さ方向の熱膨張差を自身の弾性変形により吸収する作用をも有する。
コア基板41及びコンデンサ1の主面1aの上方、及びコア基板41及びコンデンサ1の主面1bの下方には、ビルドアップ配線層43が形成されている。ビルドアップ配線層43は、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂から構成された絶縁層44〜50を備えている。絶縁層44,45間等には、例えばCu等の導電性材料から構成された配線層51〜56が形成されている。
絶縁層47の上面及び絶縁層50の下面は、例えば感光性樹脂組成物等からなるソルダーレジスト57,58により覆われている。ソルダーレジスト57,58には開口が形成されており、開口から半導体チップ(図示せず)に電気的に接続するための端子59及び例えば主基板(図示せず)等に接続するための端子60が露出している。端子59にはビア導体61等を介して外部電極層8,9及び配線層41b等が電気的に接続されており、端子60にはビア導体62を介して外部電極層8,9及び配線層41b等が電気的に接続されている。
本実施の形態では、側面2c1等にコンデンサ本体2の厚さ方向に延びた凹部2dが形成されているので、凹部2d内にも樹脂充填材42を充填させることができ、コンデンサ1と樹脂充填材42との接触面積を大きくすることができる。これにより、樹脂充填材42とコンデンサ1との密着性を向上させることができ、さらに樹脂充填材42とコア基板41との密着性を向上させることができる。この結果、コア基板41とコンデンサ1との固定を確実に行うことができ、信頼性の高い配線基板40を提供することができる。なお、側面2c1等に、凹部2dの代わりに或いは凹部2dとともにコンデンサ本体2の厚さ方向に延びた凸部を形成した場合においても、上記と同様の効果が得られる。
また、上記凹部2dは、コンデンサ1の強度を劣化させない範囲でその数が多いほど樹脂充填材42の充填量を増大させることができ、結果として、コア基板41とコンデンサ1との固定をより確実に行うことができ、信頼性の高い配線基板40を提供することができる。
本実施の形態では、側面2c1,2c2においては凹部2dが第1の主面2a側に形成されており、側面2c3においては凹部2dが第2の主面2b側に形成されているので、コア基板41に対するコンデンサ1の上下方向の移動を抑制することができる。即ち、コンデンサ1が配線基板40に内蔵されている状態おいては、側面2c1,2c2には第1の主面2a側に形成されており、この凹部2d内には樹脂充填材42が入り込んでいるので、第2の主面2bから第1の主面2aに向かう方向の力が加わった場合であっても、コンデンサ1が上方に移動し難い。また、側面2c3には第2の主面2b側に凹部2dが形成されており、この凹部2d内には樹脂充填材42が入り込んでいるので、第1の主面2aから第2の主面2bに向かう方向の力が加わった場合であっても、コンデンサ1が下方に移動し難い。それ故、コア基板41に対するコンデンサ1の上下方向の移動を抑制することができる。
本実施の形態のように、側面2c1等が、誘電体層3のみから構成されていると、ブレイク溝29c,29dを形成する際に排出される外部電極パターン30,31の削りカスが側面2c1等に付着した場合であっても、第1の主面2a側の外部電極層8と第2の主面2b側の外部電極層9とが電気的に短絡し難い。
反り量が100μm以上のコンデンサを配線基板40に内蔵しようとすると、配線基板40への内蔵が困難であるとともに、コンデンサを構成している誘電体層にクラックが生じるおそれがある。これに対し、本実施の形態では、コンデンサ1の反り量が100μm未満となっているので、配線基板40への内蔵が容易であるとともにコンデンサ1を配線基板40に内蔵する際に誘電体層3にクラックが生じ難い。
本実施の形態では、コンデンサ本体2の外周面2cの角部に面取り寸法C1が0.6mm以上の面取り部2fが形成されているので、樹脂充填材42のコンデンサ1側の隅部に熱応力が集中し難く、樹脂充填材42のコンデンサ1側の隅部におけるクラックの発生を抑制することができる。なお、コンデンサ本体2の外周面2cの角部に曲率半径が0.6mm以上の丸み部が形成されている場合であっても、面取り部2fと同様の効果が得られる。
本実施の形態では、コンデンサ本体2の外周面2cの角部に面取り部2fや丸み部が形成されているので、面取り部2fや丸み部が形成されていない場合に比べて、コンデンサ1の角部付近に存在する信号線から誘電体層3までの距離が大きくなる。これにより、コンデンサ1の角部付近に存在する信号線の信号遅延を低減させることができる。
なお、配線基板の端部に凹部を形成し、この凹部内に端子電極を形成する、いわゆるキャスタレーションなる技術が存在するが、キャスタレーションでは、凹部内に樹脂材ではなく端子電極を形成する。したがって、かかる具体的な構成及び凹部の使用態様において、本願発明は、キャスタレーションなる技術とは異なる。
(第2の実施の形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施の形態を説明する。本実施の形態では、コンデンサ本体に、内部電極層より誘電体層の外周側にダミー電極層を形成した例について説明する。なお、第2〜第4の実施の形態においては、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号が付してあるとともに、第1の実施の形態で説明した内容と重複する内容は省略することがある。図17(a)及び図17(b)は本実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な側面図である。図18は配線基板内蔵用コンデンサの模式的な縦断面図である。
図17(a)〜図18に示されるように、コンデンサ本体2内には、電極としては機能しないダミー電極層10,11が配置されている。具体的には、ダミー電極層10,11は、誘電体層3間にかつ内部電極層4,5より誘電体層3の外周側(つまり外周面2cより)に、内部電極層4,5と所定の間隔をおいて配置されている。
ダミー電極層10(第1のダミー電極層)は内部電極層4とほぼ同一平面に配置されており、ダミー電極層11(第2のダミー電極層)は内部電極5とほぼ同一平面に形成されている。具体的には、ダミー電極層10は内部電極層4が配置された誘電体層3間と同一の層間に配置されており、ダミー電極層11は内部電極層5が配置された誘電体層3間と同一の層間に配置されている。なお、ダミー電極層10,11は、内部電極層4,5が配置された誘電体層3間とは異なる層間に形成されていてもよい。
内部電極層4とダミー電極層10、及び内部電極層5とダミー電極層11は、それぞれ電気的に絶縁されている。なお、内部電極層4,5とダミー電極層10,11との間の隙間s1,s2にはそれぞれ誘電体層3が入り込んでおり、内部電極層4,5とダミー電極層10,11とは確実に電気的に絶縁されている。
内部電極層4とダミー電極層10との間の隙間s1と、内部電極層5とダミー電極層11との間の隙間s2とは、コンデンサ本体2の厚さ方向においてずれた位置関係にあり、重なり合っていない。なお、内部電極層4とダミー電極層10との間の隙間s1同士はそれぞれコンデンサ本体2の厚さ方向において揃っており、内部電極層5とダミー電極層11との間の隙間s2同士はそれぞれコンデンサ本体2の厚さ方向において揃っている。
ダミー電極層10,11は内部電極層4,5を取り囲むように形成されている。また、ダミー電極層10,11の外周面10a,11aは誘電体層3間から露出している。従って、側面2c1〜2c4は誘電体層3とダミー電極層10,11から構成されている。なお、側面2c1〜2c3おける凹部2d及び切欠き2eの側面も誘電体層3とダミー電極層10,11から構成されている。
また、コンデンサ1の端部付近に形成される段差の緩和を考慮すると、ダミー電極層10,11における全ての外周面10a,11aが誘電体層3間から露出していることが好ましいが、一部の外周面10a,11aのみ露出していてもよい。
ダミー電極層10,11の総数は、コンデンサ1の端部付近に形成される段差の緩和を考慮すると、内部電極層4,5の総数の半分(約50層程度)以上であることが好ましく、内部電極層4,5の総数とほぼ同数(約100層程度)であることがより好ましい。
ダミー電極層10,11は導電性材料から構成されているが、ダミー電極層10,11を構成する導電性材料は、セラミックグリーンシート22,24等の焼成時の影響や形成工程を考慮すると、内部電極層4,5を構成する導電性材料と同じ材料であることが好ましい。また、同様の理由からダミー電極層10,11の厚さは内部電極層4,5の厚さとほぼ同じ厚さ(例えば2μm以下)となっていることが好ましい。
本実施の形態においても、側面2c1等にコンデンサ本体2の厚さ方向に延びた凹部2dが形成されているので、第1の実施の形態とほぼ同様の効果が得られる。なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、側面2c1等に凹部2dの代わりに或いは凹部2dとともにコンデンサ本体2の厚さ方向に延びた凸部が形成されていてもよく、この場合においても、上記と同様の効果が得られる。
本実施の形態では、内部電極層4,5より誘電体層3の外周側にダミー電極層10,11を形成しているので、コンデンサ本体2の端部の厚さを厚くすることができ、コンデンサの端部付近に形成される段差が緩和されたコンデンサ1を提供することができる。これにより、樹脂充填材42をコア基板41とコンデンサ1との隙間に充填する際に、樹脂充填材42がコンデンサ1の裏面側(第2の主面2b側)へ潜り込み難くなる。その結果、その後のビルドアップ工程での不良を低減することが可能となる。
内部電極層4とダミー電極層10との間の隙間s1と、内部電極層5とダミー電極層11との間の隙間s2とがコンデンサ本体2の厚さ方向において重なり合っている場合には、コンデンサ本体2の厚さ方向において内部電極層4,5及びダミー電極層10,11の両方が存在しない部分が存在してしまう。このような部分は、内部電極層4,5及びダミー電極層10,11が存在しないので、他の部分より厚さが薄くなってしまい、局部的に凹んだ形状となる。この凹みがコンデンサ1の外周から比較的近い箇所に形成された場合には、樹脂充填材42がコンデンサ1の裏面側へ潜り込んでしまうおそれがある。これに対し、本実施の形態では、内部電極層4とダミー電極層10との間の隙間s1と、内部電極層5とダミー電極層11との間の隙間s2とが誘電体層3の積層方向において重なり合っていないので、このような局所的な凹みが形成され難くなり、樹脂充填材42の潜り込みを抑制することができる。
第2の実施の形態において、ダミー電極層10,11を形成する代わりに、内部電極層4,5の少なくともいずれかをコンデンサ本体2の側面2c1〜2c4に至るまで、形成してもよい。内部電極層4,5が側面2c1〜2c4に露出している場合、外部電極パターン30,31の削りカスが側面2c1〜2c4に付着した場合、短絡等を起こす可能性があるが、容易にコンデンサ本体2の端部の厚さを厚く形成することができる。これにより、コンデンサ1の端部付近に形成される段差が緩和される。削りカスが側面2c1〜2c4に付着した場合は、削りカスを除去する工程等を追加することも可能である。
(第3の実施の形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第3の実施の形態を説明する。本実施の形態では、コンデンサ本体の側面に一方の主面から他方の主面まで延びた凹部を形成した例について説明する。図19(a)及び図19(b)は本実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な側面図である。
図19(a)及び図19(b)に示されるように、側面2c1〜2c3に設けられた凹部2dは、コンデンサ本体2の第1の主面2aから第2の主面2bまで形成されている。なお、側面2c1〜2c3に凹部2dの代わりに或いは凹部2dとともにコンデンサ本体2の第1の主面2aから第2の主面2bまで延びた凸部が形成されていてもよい。また、本実施の形態においては、切欠き2eは形成されていない。さらに、本実施の形態では、ダミー電極層10,11が配置されていないが、ダミー電極層10,11を配置してもよい。
本実施の形態においても、側面2c1等にコンデンサ本体2の第1の主面2aから第2の主面2bまで延びた凹部2dが形成されているので、第1の実施の形態とほぼ同様の効果が得られる。なお、側面2c1等に凹部2dの代わりに或いは凹部2dとともにコンデンサ本体2の第1の主面2aから第2の主面2bまで延びた凸部が形成された場合においても、上記と同様の効果が得られる。
(第4の実施の形態)
以下、図面を参照しながら本発明の第4の実施の形態を説明する。本実施の形態では、コンデンサをコア基板上の絶縁層の層間に配置させた例について説明する。図20は本実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサが内蔵された配線基板の模式的な縦断面図である。
図20に示されるように、コア基板41には開口41dが形成されておらず、コンデンサ1はコア基板41上の絶縁層44,45の層間に配置されている。本実施の形態のコンデンサ1は内部電極層4,5の総数が約10層程度となっており、第1の実施の形態で説明したコンデンサ1の厚さより薄くなっている。
コンデンサ1は、例えば以下の手順により、絶縁層44,45の層間に配置することが可能である。まず、コア基板41上に形成された絶縁層44上に、外部電極層8,9上にめっき膜10,11が形成されたコンデンサ本体2を配置する。その後、コンデンサ本体2上に絶縁層45を載置し、これらを加熱しながら加圧する。これにより、コンデンサ本2上の絶縁層45がコンデンサ本体2の側方に流動して、絶縁層44,45の層間にコンデンサ本体2が配置される。さらにその後、絶縁層44,45及びコンデンサ本体2を貫通したビアホールを形成し、このビアホール内に配線層41bに接続されたビア導体6,7を形成して、コンデンサ1を完成させる。
本実施の形態では、コア基板41上に形成された絶縁層44,45の層間にコンデンサ1を配置しているので、コンデンサ1と半導体チップとの距離をより短くすることができる。これにより、配線抵抗やインダクタンスをより低減させることができる。
本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されるものではなく、構造や材質、各部材の配置等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(a)及び(b)は第1の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な平面図である。 (a)及び(b)は第1の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な側面図である。 (a)は図1(a)におけるA−A線で切断したときの配線基板内蔵用コンデンサの模式的な縦断面図であり、(b)は図1(a)におけるB−B線で切断したときの配線基板内蔵用コンデンサの模式的な縦断面図である。 第1の実施の形態に係るコンデンサ本体の外周付近の模式的な拡大図である。 (a)及び(b)は第1の実施の形態に係る内部電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートの模式的な平面図である。 (a)及び(b)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。 (a)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な平面図であり、(b)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。 (a)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な平面図であり、(b)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。 (a)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な平面図であり、(b)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。 (a)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な平面図であり、(b)は第1の実施の形態に係る積層体の模式的な縦断面図である。 第1の実施の形態に係る積層体の模式的な平面図である。 (a)は第1の実施の形態の変形例に係る積層体の模式的な平面図であり、(b)は第1の実施の形態の変形例に係る積層体の模式的な縦断面図である。 (a)は、上記変形例において積層体を切断してコンデンサとした後の、ミシン目状ブレイク溝の表面側から見た場合の概観図であり、(b)は、上記変形例において積層体を切断してコンデンサとした後の、ミシン目状ブレイク溝の裏面側から見た場合の概観図である。 (a)は第1の実施の形態の他の変形例に係る積層体の模式的な平面図であり、(b)は第1の実施の形態の他の変形例に係わる積層体の模式的な縦断面図である。 上記変形例において積層体を切断してコンデンサとした後の、ミシン目状ブレイク溝の表面側から見た場合の概観図である。 第1の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサが内蔵された配線基板の模式的な縦断面図である。 (a)及び(b)は第2の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な側面図である。 第2の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な縦断面図である。 (a)及び(b)は第3の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサの模式的な側面図である。 第4の実施の形態に係る配線基板内蔵用コンデンサが内蔵された配線基板の模式的な縦断面図である。
符号の説明
1…コンデンサ、2…コンデンサ本体、2a…第1の主面、2b…第2の主面、2c1〜2c4…側面、2d…凹部、2e…切欠き、3…誘電体層、4,5…内部電極層、8,9…外部電極層、10,11…ダミー電極層、21,23…内部電極パターン、22,24…セラミックグリーンシート、27,28…ビア導体ペースト、26,29…積層体、29a,29b…主面、29c,29d…ブレイク溝、30,31…外部電極パターン、40…配線基板、41…コア基板、42…樹脂充填材、43…ビルドアップ層。

Claims (12)

  1. 積層された複数の誘電体層と、互いに異なる前記誘電体層間に配置された内部電極層とを有するコンデンサ本体を備える配線基板内蔵用コンデンサであって、
    前記コンデンサ本体の少なくとも1箇所の側面において、前記コンデンサ本体の第1の主面及びこの第1の主面と相対する側に位置する第2の主面の少なくとも一方から、前記コンデンサ本体の厚さ方向に延在するようにして凹部が形成されていることを特徴とする配線基板内蔵用コンデンサ。
  2. 前記凹部が形成された前記コンデンサ本体の前記第1の主面及び前記第2の主面の少なくとも一方において、その外周面に沿うようにして形成された切欠きを含むことを特徴とする請求項1記載の配線基板内蔵用コンデンサ。
  3. 前記凹部は、少なくとも前記コンデンサ本体の第1の側面及び前記第1の側面と隣り合う第3の側面に形成され、前記第1の側面に形成された前記凹部は前記コンデンサ本体の第1の主面側に形成され、前記第3の側面に形成された前記凹部は前記コンデンサ本体の前記第2の主面側に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の配線基板内蔵用コンデンサ。
  4. 前記凹部は、前記第1の側面と対向する第2の側面及び、前記第3の側面と対向する第4の側面に形成され、前記第2の側面に形成された前記凹部は前記コンデンサ本体の第1の主面側に形成され、前記第4の側面に形成された前記凹部は前記コンデンサ本体の前記第1の主面と反対の第2の主面側に形成されていることを特徴とする請求項3記記載の配線基板内蔵用コンデンサ。
  5. 前記凹部は、前記コンデンサ本体の前記第1の主面及び前記第2の主面の少なくとも一方の端面側から、前記コンデンサ本体の厚さの20%以上70%以下の位置まで形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の配線基板内蔵用コンデンサ。
  6. 前記凹部は、前記コンデンサ本体の前記第1の主面及び前記第2の主面の少なくとも一方の端面から、前記コンデンサ本体を厚さ方向に貫通するようにして形成されていることを特徴とする請求項1記載の配線基板内蔵用コンデンサ。
  7. 前記誘電体層は、セラミックを主体としてなり、前記凹部は、前記コンデンサ本体の側面において前記誘電体層を構成するセラミックが露出していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の配線基板内蔵用コンデンサ。
  8. 前記凹部は、前記コンデンサ本体の側面において所定の間隔をおいて複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の配線基板内蔵用コンデンサ。
  9. 前記コンデンサ本体は、前記内部電極層より前記誘電体層の外周側に、前記内部電極層と所定の間隔をおいて配置されたダミー電極層をさらに備えていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の配線基板内蔵用コンデンサ。
  10. 前記内部電極層の少なくとも一部は、前記コンデンサ本体の側面において露出していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の配線基板内蔵用コンデンサ。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の配線基板内蔵用コンデンサを内蔵したことを特徴とする配線基板。
  12. コア基板を含み、前記配線基板内蔵用コンデンサは、前記コンデンサ本体に形成された前記凹部内に充填された樹脂材を介して前記コア基板に固定され、内蔵するように構成されたことを特徴とする請求項11記載の配線基板。
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