JP2007192769A - 潤滑剤劣化検出装置および検出装置付き軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】 測定環境温度の影響を受けずに、潤滑剤の劣化状態を正確に検出することができる潤滑剤劣化検出装置を提供することである。また、潤滑剤の劣化状態を正確に検出でき、かつ定期的あるいはリアルタイムの検出等により早期の劣化検出が可能で、異常やメンテナンス時期の予測などが行い易い検出装置付き軸受を提供する。
【解決手段】 この潤滑剤劣化検出装置1は、第1の検出部2と、第2の検出部3と、これら第1および第2の検出部2,3の出力信号を比較することによって潤滑剤の劣化を検出する比較手段4とを備える。第1の検出部2は、封止手段で封止された基準潤滑剤の特性を測定する。第2の検出部3は、劣化検出対象となる潤滑剤の特性を測定する。この構成の潤滑剤劣化検出装置1は、例えば、軸受の内部に搭載される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、潤滑剤の混入物などによる劣化状態を検出する潤滑剤劣化検出装置、およびその潤滑剤劣化検出装置を備えた検出装置付き軸受、例えば鉄道車両用、自動車用、産業機械用等の潤滑剤劣化検出装置付き軸受に関する。
潤滑剤を封入した軸受では、軸受内部の潤滑剤(グリース、油など)が劣化すると転動体の潤滑不良が発生し、軸受寿命が短くなる。転動体の潤滑不良を、軸受の振動状態などから判断するのでは、寿命に達して動作異常が発生してから対処することになるため、潤滑状態の異常をより早く検出できない。そこで、軸受内の潤滑剤の状態を定期的あるいはリアルタイムに観測し、異常やメンテナンス期間の予測を可能にすることが望まれる。
潤滑剤の劣化の主要な要因として、軸受の使用に伴って発生する摩耗粉が潤滑剤に混入することが挙げられる。
軸受の摩耗状態を検出するものとしては、軸受のシールの内側に電極やコイル等のセンサを配置し、摩耗粉の混入する潤滑剤の電気的特性を前記センサで検出するようにしたセンサ付き軸受が提案されている(例えば特許文献1)。この場合、前記センサは、潤滑剤の電気的な変化を絶対値として測定している。
また、他の例として、転がり軸受の固定輪に測定器を取付け、この測定器で軸受内部の潤滑剤の体積抵抗率、誘電率、誘電正接などを測定することにより、潤滑剤の劣化状態を推定するようにしたものも提案されている(例えば特許文献2)。この例では、測定結果が温度の影響を受けることを考慮して、前記測定器とは別に、潤滑剤の温度を測定する温度センサを設け、前記測定器による体積抵抗率、誘電率、誘電正接などの測定値を、温度センサが測定する温度に応じて補正することが示されている。
特開2004−293776号公報 特開2003−172494号公報
特許文献1に記載の例では、潤滑剤の電気的な特性の測定が、その絶対値を計測する方法となっているが、潤滑剤は環境温度の変化によって特性変化に影響を受け易い。そのため、特許文献1に開示の例では、正しく検出することができない。
特許文献2に開示の例では、測定値を温度補正するようにしているが、潤滑剤の高い抵抗率や、潤滑剤の劣化による誘電率の変化を検出するには、このような温度補正を行うだけでは十分でなく、検出値に大きな誤差が生じてしまう。
この発明の目的は、測定環境温度の影響を受けずに、潤滑剤の劣化状態を正確に検出することができる潤滑剤劣化検出装置を提供することである。
この発明の他の目的は、潤滑剤の劣化状態を正確に検出でき、また定期的あるいはリアルタイムの検出等により早期の劣化検出が可能で、異常やメンテナンス時期の予測などが行い易い検出装置付き軸受を提供することである。
この発明の潤滑剤劣化検出装置は、封止手段で封止された基準潤滑剤の特性を測定する第1の検出部と、劣化検出対象となる潤滑剤の特性を測定する第2の検出部と、これら第1および第2の検出部の出力信号を比較することによって潤滑剤の劣化を検出する比較手段とを備えたものである。
この構成によると、劣化検出対象の潤滑剤が劣化してくると、第1の検出部による基準潤滑剤の特性の測定値と第2の検出部による劣化検出対象となる潤滑剤の特性の測定値のずれが発生し、それらの測定値を比較する比較手段によって潤滑剤の劣化状態が検出される。この場合、劣化検出対象の潤滑剤の特性を、酸化などの劣化を受けていない基準潤滑剤の特性と比較するので、測定環境変化の影響を受けずに、常に基準潤滑剤からの特性のずれを検出することができる。また、基準潤滑剤は、単に検出用に準備するものであるため、密封手段等の保護手段を設けることで、ほとんど劣化しないような状態に確保することが容易であり、酸化や成分漏れ、蒸発などによる潤滑剤の変化を、長期間にわたって正確に測定することができる。これにより、劣化検出対象の潤滑剤の劣化状態を正確に検出することができる。
この発明において、上記第1および第2の検出部は、潤滑剤の誘電率、体積抵抗率、または静電容量等の電気的特性を測定するものであっても良い。
また、上記第1および第2の検出部が、潤滑剤の透明度、または色などの光学的特性を測定するものであっても良い。光学的特性による測定の場合、電気的特性を測定するものに比べて、劣化の程度差の測定が精度良く行い易い。
上記第1および第2の検出部は、互いに同一の回路基板上に並べて設けられたものであっても良い。また、上記第1および第2の検出部が、互いに同一の回路基板の表裏にそれぞれ配置されたものであっても良い。このように同一回路基板に第1および第2の検出部を配置することで、潤滑剤劣化検出装置をコンパクトに構成でき、軸受への組み込みも容易になる。特に、第1第2の検出部を同一回路基板の表裏に実装する場合は、回路基板を有効利用した一層コンパクトな潤滑剤劣化検出装置とすることができる。
また、この発明において、上記第1および第2の検出部および比較手段を構成する電気回路部品を、互いに同一の回路基板上に搭載し、これら電気回路部品を搭載した回路基板を、電気シールド機能および耐油性を有する保護手段で覆っても良い。
軸受等に潤滑剤劣化検出装置を搭載した場合、回路部品が周辺からの電気的影響を受けたり、潤滑剤等で長年の間に侵される恐れがあるが、電気シールド機能および耐油性を有する保護手段で覆うことにより、回路部品の誤動作が防止され、また潤滑油等で侵されることが回避される。
この発明の潤滑剤劣化検出装置付き軸受は、この発明の潤滑剤劣化検出装置が搭載された軸受である。
この構成によると、この発明の潤滑剤劣化検出装置の特性が効果的に利用され、軸受内部の潤滑剤の劣化状態を正確に、かつリアルタイムで検出することができる。このため、定期的あるいはリアルタイムの検出等により早期の潤滑剤劣化検出が可能で、異常やメンテナンス時期の予測などが行い易いものとなる。
この発明の潤滑剤劣化検出装置は、封止手段で封止された基準潤滑剤の特性を測定する第1の検出部と、劣化検出対象となる潤滑剤の特性を測定する第2の検出部と、これら第1および第2の検出部の出力信号を比較することによって潤滑剤の劣化を検出する比較手段とを備えたものとしたため、潤滑剤の劣化状態を正確に、また測定環境温度の影響を受けずに検出することができる。
この発明の潤滑剤劣化検出装置付き軸受は、上記発明の潤滑剤劣化検出装置を搭載したものであるため、軸受内部の潤滑剤の劣化状態を正確に検出でき、また定期的あるいはリアルタイムの検出等による早期の潤滑剤劣化検出が可能で、異常やメンテナンス時期の予測などが行い易いものとなる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図4と共に説明する。図1は、この実施形態の潤滑剤劣化検出装置の原理構成を示すブロック図である。この潤滑剤劣化検出装置1は、封止手段で封止された基準潤滑剤の特性を測定する第1の検出部2と、劣化検出対象となる潤滑剤の特性を測定する第2の検出部3と、これら第1および第2の検出部2,3の出力信号を比較することによって潤滑剤の劣化を検出する比較手段4とを備える。第1および第2の検出部2,3は、潤滑剤の誘電率、体積抵抗率、または静電容量等の電気的特性を測定するものであっても、また潤滑剤の透明度、または色などの光学的特性を測定するものであっても良いが、この実施形態では、電気的特性を検出するものとされている。
比較手段4は、例えば、第1および第2の検出部2,3による基準潤滑剤と測定対象潤滑剤の検出結果を比較し、基準潤滑剤に対する測定対象潤滑剤の変化の度合いを評価するものとされる。図示の例では、比較手段4は、第1の検出部2の検出信号と、第2の検出部3の検出信号の差分を増幅して出力する差動増幅回路5と、この差動増幅回路5の出力信号のレベルを予め設定した基準レベルと比較して、劣化判定結果を出力する比較判定回路6とを備える。なお、比較手段4は、差動増幅回路5の出力信号から潤滑剤の劣化状態を推定するものであっても良い。比較手段4の差動検出構成は、この他にブリッジ回路で構成しても良い。
図2は、上記潤滑剤劣化検出装置1を、電気的特性で検出するものとした場合の具体的構成例を示す断面図である。同図において、第1の検出部2は回路基板7の片面に配置され、第2の検出部3は前記回路基板7の他の片面に配置される。第1の検出部2が検出する基準潤滑剤8Aは、第1の検出部2が配置される回路基板7の片面側に封止手段である劣化保護ケース9によって収められ、外部からの異物侵入や、酸化、成分の蒸発を防ぐようにされている。第2の検出部3は劣化検出対象となる潤滑剤8に晒される。また、前記回路基板7には、各検出部2,3の駆動回路10や、前記比較手段4を構成する電気回路構成部品も搭載され、これらの電気回路構成部品が保護手段14で覆われている。保護手段14は、耐油性を有する樹脂のケースまたは樹脂モールドによる樹脂部と、電気シールド処理部(図示せず)とでなる。電気シールド処理部は、上記樹脂部に設けたものであっても、これらケース部等とは別に設けたものであっても良い。比較手段4からの判定信号は、配線ケーブル11から外部に出力される。また、配線ケーブル11を経て外部から潤滑剤劣化検出装置1に電源が供給される。
図3は、誘電率、抵抗率等を検出するようにした第2の検出部3の一例を示す。この例では、くし型の一対の電極12A,12Bを回路基板7上に対向配置して第2の検出部3が構成され、両電極12A,12B間の静電容量、電気抵抗等を測定するようにされている。これにより、図2(B)のように電極5A,5B上に劣化検出対象となる潤滑剤8が存在すると、潤滑剤8の誘電率、体積抵抗率、静電容量などの電気的特性を検出することができる。この場合、第1の検出部2については図示しないが、図3に示す第2の検出部3と同様の構成とされ、その表面に図2の劣化保護ケース9で基準潤滑剤8Aが封止される。
図4は、誘電率、透磁率等を検出するようにした第2の検出部3の例を示す。この例では、回路基板7上にコイル13を配置して第2の検出部3が構成され、誘電率あるいは透磁率を測定するようにされている。これにより、コイル13上に劣化検出対象となる潤滑剤が存在すると、潤滑剤の透磁率を検出することができる。誘電率の変化を検出することも可能である。この場合、第1の検出部2については図示しないが、図4に示す第2の検出部3と同様の構成とされ、その表面に図2の劣化保護ケース9で基準潤滑剤8Aが封止される。
なお、透磁率を検出する構成では、回路基板7の表裏のコイル13を同軸に置くと干渉が大きくなるため、互いの位置をずらせて配置する必要がある。
このように構成された潤滑剤劣化検出装置1では、第1の検出部2による劣化していない基準潤滑剤8A(図2)の測定値と、第2の検出部3による劣化検出対象の潤滑剤8の測定値とを比較するため、初期状態では差動増幅回路5の出力信号がゼロとなるように校正されている。劣化検出対象の潤滑剤8が劣化してくると、基準潤滑剤8Aの測定値とのずれが発生して、その差分の信号が差動増幅回路5から出力される。この場合、劣化検出対象の潤滑剤8の特性を、酸化などの劣化を受けない基準潤滑剤8Aの特性と比較するので、温度変化等の測定環境変化の影響を受けずに、常に基準潤滑剤8Aからのずれを検出することができる。また、基準潤滑剤8Aはほとんど劣化しないような状態に確保されるので、酸化や成分漏れ、蒸発などによる潤滑剤8の変化を、長期間にわたって検出することができる。これにより、劣化検出対象の潤滑剤8の劣化状態を正確に検出することができる。
なお、この場合に、基準潤滑剤8Aと劣化検出対象の潤滑剤8とは、できるだけ近接して配置することが望ましい。このように近接配置すると、温度変化や電源環境の変化があった場合に、両潤滑剤8A,8が同じ影響を受けるので、出力信号に温度変化や電源環境の変化が影響せず、安定した潤滑剤劣化検出が可能となる。
前記第1および第2の検出部2,3は、それぞれ別々の回路基板に配置しても良いが、この実施形態のように、同一の回路基板7の表裏両面に、第1の検出部2と第2の検出部3を分けて配置した場合には、潤滑剤劣化検出装置1をコンパクトに構成でき、軸受への組み込みも容易になる。
図5は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態の潤滑剤劣化検出装置1は、図1に示す第1の実施形態において、第1および第2の検出部2,3として、透過光量を測定する検出部を用いたものである。基準潤滑剤8Aを用いた差動検出方式であることは第1の実施形態の場合と同じである。この実施形態では、同一回路基板7に第1および第2の検出部2,3が並べて設けられている。回路基板7の表面の第1の検出部2の配置部に、封止手段である劣化保護ケース9によって基準潤滑剤8Aが収められていること、第2の検出部3が劣化検出対象となる潤滑剤8に晒されること、同一回路基板7上に第1および第2の検出部2,3の駆動回路10、比較手段4の電気回路部品が搭載されていること等も第1の実施形態の場合と同じである。なお、第1および第2の検出部2,3は、潤滑剤8A,8の透明度を測定する場合のほか、色などの他の光学的特性を測定するものであっても良い。
この実施形態の潤滑剤劣化検出装置1の場合も、基準潤滑剤8Aの透過光量を測定する第1の検出部2の検出信号と、劣化検出対象となる潤滑剤8の透過光量を測定する第2の検出部3の検出信号とを、比較手段4で比較することによって、潤滑剤8の劣化状態を正確に検出できる。
図6は、上記した潤滑剤劣化検出装置1を搭載した検出装置付き軸受を、鉄道車両用軸受ユニットに用いた断面図である。この場合の鉄道車両用軸受ユニットは、潤滑剤劣化検出装置付き軸受21とその内輪34の両側に各々接して設けられた付属部品である油切り32および後ろ蓋33とで構成される。軸受21は、ころ軸受、詳しくは複列の円すいころ軸受からなり、各列のころ36,36に対して設けた分割型の内輪34,34と、一体型の外輪35と、前記ころ36,36と、保持器37とを備える。
後ろ蓋33は、車軸40に軸受21よりも中央側で取付けられて外周のオイルシール38を摺接させたものである。油切り32は、車軸40に取付けられて外周にオイルシール39を摺接させたものである。これら軸受21の両端部に配置される両オイルシール38,39により軸受21の内部に潤滑剤が封止され、かつ防塵・耐水性が確保される。
軸受21のシール39の近傍には、軸受内部に封入された潤滑剤の劣化を検出する潤滑剤劣化検出装置1が取付けられ、潤滑剤劣化検出装置1の検出信号が配線ケーブル11を介して外部に出力される。また、潤滑剤劣化検出装置1への電源供給も配線ケーブル11を介して行われる。配線ケーブル11の取り出し部分は、水分の浸入や油漏れを防止するため、耐油性の樹脂材料などで封止される。
上記潤滑剤劣化検出装置1を搭載したこの検出装置付き軸受21では、軸受内部に封入された潤滑剤の劣化を、リアルタイムで正確に検出することができる。
図7は、検出装置付き軸受の他の例を示す。この検出装置付き軸受21Aは、図6に示した検出装置付き軸受21において、軸受21の両転動体列の間で外輪35の内径面に潤滑剤劣化検出装置1を取付けたものである。潤滑剤劣化検出装置1は、ころ36の端面付近または保持器37の端面付近に配置される。外輪35には、潤滑剤劣化検出装置1の配線ケーブル11を挿通させるケーブル挿入孔35aが設けられ、配線ケーブル11の挿通位置には、防水シール42が設けられる。その他の構成は図6の例と同様である。
この発明の第1の実施形態にかかる潤滑剤劣化検出装置の原理構成を示すブロック図である。 同潤滑剤劣化検出装置の具体的な構成を示す断面図である。 (A)は同潤滑剤劣化検出装置における第2の検出部の一例の要部平面図、(B)は(A)におけるIII −III 矢視断面図である。 同潤滑剤劣化検出装置における第2の検出部の他の例の平面図である。 (A)はこの発明の他の実施形態にかかる潤滑剤劣化検出装置の概略構成を示す平面図、(B)は同潤滑剤劣化検出装置の正面図である。 上記潤滑剤劣化検出装置を搭載した検出装置付き軸受の一例の断面図である。 上記潤滑剤劣化検出装置を搭載した検出装置付き軸受の他の例の断面図である。
符号の説明
1…潤滑剤劣化検出装置
2…第1の検出部
3…第2の検出部
4…比較手段
7…回路基板
8…劣化検出対象の潤滑剤
8A…基準潤滑剤
9…劣化保護ケース
14…保持手段
21,21A…潤滑剤劣化検出装置付き軸受

Claims (7)

  1. 封止手段で封止された基準潤滑剤の特性を測定する第1の検出部と、劣化検出対象となる潤滑剤の特性を測定する第2の検出部と、これら第1および第2の検出部の出力信号を比較することによって潤滑剤の劣化を検出する比較手段とを備えた潤滑剤劣化検出装置。
  2. 請求項1において、上記第1および第2の検出部が、潤滑剤の誘電率、体積抵抗率、または静電容量等の電気的特性を測定するものである潤滑剤劣化検出装置。
  3. 請求項1において、上記第1および第2の検出部が、潤滑剤の透明度、または色などの光学的特性を測定するものである潤滑剤劣化検出装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、上記第1および第2の検出部が、互いに同一の回路基板上に並べて設けられたものである潤滑剤劣化検出装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、上記第1および第2の検出部が、互いに同一の回路基板の表裏にそれぞれ配置されたものである潤滑剤劣化検出装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、上記第1および第2の検出部および比較手段を構成する電気回路部品を、互いに同一の回路基板上に搭載し、これら電気回路部品を搭載した回路基板を、電気シールド機能および耐油性を有する保護手段で覆った潤滑剤劣化検出装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の潤滑剤劣化検出装置が搭載された潤滑剤劣化検出装置付き軸受。
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