JP2007191992A - 建築用外装材、その製造方法、及びその接続構造 - Google Patents
建築用外装材、その製造方法、及びその接続構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007191992A JP2007191992A JP2006013817A JP2006013817A JP2007191992A JP 2007191992 A JP2007191992 A JP 2007191992A JP 2006013817 A JP2006013817 A JP 2006013817A JP 2006013817 A JP2006013817 A JP 2006013817A JP 2007191992 A JP2007191992 A JP 2007191992A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exterior material
- thin
- sheet material
- building exterior
- back surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】 本発明の建築用外装材1は、屋根、壁等に用いられ、原料板材の裏面側の全域もしくは部分的にシート材2を積層すると共に、長さ方向の端部に、積層したシート材2の少なくとも一部を薄肉に成形した薄肉部21を設けたことを特徴とする
【選択図】 図1
Description
しかし、このような構成の屋根板を成形するには、棟側成形部及び軒側成形部を屈曲成形する長さ方向に対して側方となる裏面部分に予め薄肉の裏張りを行えばよく、前記成形に何等支障を生じないため、特に問題はない。
この場合、外装材の長手方向の長さより短い裏張りを積層することにより、接続部の裏面に裏張りが存在しない非積層部分を設ける構成となり、成形機の成形スピード等に制限を受け、製造コストの上昇を招く。また、予め成形した外装材に、予め長さ寸法を短く設定した裏張りを後から貼りつける方法もあるが、コストの面では、同様である。
また、裏張りを設けない場合、表面側に重合する端部が裏面側に重合する端部と直接的に接触(金属材料同士の接触)して摩耗や傷を生じ、腐蝕や変形の原因となる場合もあった。
後述するシート材としては、例えば単一材料であれば、ポリエチレンフォーム等の熱可塑性樹脂の発泡体を用いることが好ましく、複合材料でもよい。発泡体が好ましい理由は、非発泡体では熱溶融しても体積が殆ど変化しないからであり、発泡体では発泡部分が潰されて体積が減じて厚みが大きく薄肉化する。
そして、外装材の成形前の原料コイル(ロール状)とシート材のロールを併設させて積層(接着加工)した後に、前記の装置を配備し、積層体の裏面側(シート材側)の所定箇所に加熱した押圧具を一定時間押し付けるようにすればよい。この方法により、成形工程を中断することなく、シート材が熱可塑性の樹脂発泡体である場合、発泡部分が潰されて体積が減じて厚みが薄肉化する。
このように押圧するだけでよく、装置構成が簡易であるという利点がある。
図1に示す外装材1は、横葺き外装材であって、長さ方向の端部には、平板状の面板部11の側縁を裏面側に折り返した形状の接続部12が設けられ、短手方向の端部にロール成形により、面板部11の軒端に軒側成形部13が、面板部11の棟端に棟側成形部14が設けられている。
尚、図1に示す実施例では、上述のように横葺き形式に適用した実施例であるから、長さ方向とは左右方向(桁行き方向)を指し、短手方向とは水流れ方向(軒棟方向)を指すが、縦葺き形式では長さ方向とは流れ方向(軒棟方向)を指す。
図示実施例の軒側成形部13は、図1(c)に示すように面板部11の軒縁を下方へ傾斜状に曲げ成形し(折り下げ片131)、その下端を棟側へ曲げ成形して略水平状に延在させ、さらにその先端を裏面側へ折り返した構成とした。
また、棟側成形部14は、図1(c)に示すように面板部11の端縁を表面側へ折り返し状に曲げ成形して延在し、その軒端を上方へ折り返し状に折り曲げ、さらにその軒端を軒側へ弓状に折り曲げた構成とした。
そして、これらの軒側成形部13と棟側成形部14とは、図1(c)に示すように、敷設状態において係合する構成とした。
より具体的には、ブランク加工により、一方(図面では右側)の端縁の接続部42Aには、3つの略矩形状の凸状部分421Aと2つの凹状部分422Aが形成され、他方(図面左側)の接続部42Bには、2つの略矩形状の凸状部分421Bと3つの凹状部分422Bが形成される場合であり、凸状部分421Aと凹状部分422B、凹状部分422Aと凸状部分421Bとは、それぞれ短手方向に同位状に設けられている。そして、この凸状部分421A,421Bがそれぞれ他方の凹状部分422B,422Aの裏面側に差し込まれる状態で長さ方向に接続される形式である。但し、同図では、裏面側の構成が表されないため、本発明の特徴が全く示されていない。
上記以外の構成は、前記図1の実施例と同様であり、長さ方向に隣接する外装材4,4は、その接続状態において一部が重合状に組み合わされて接続される。
即ち凸状部分421Aは、それと同位状の凹状部分422Bの裏面に重合するが、この凹状部分422Bには図示するように先端に薄肉部51が設けられているため、凸状部分421Aの重合(裏面側からの当接)が容易となり、しかも金属材料同士の直接的な接触が防止され、摩擦による傷の発生も、電触も防止することができる。
〔第1工程〕
まず、外装材1,4の金属材料素材としては、代表的には概ね0.4〜1.6mm程度の溶融亜鉛メッキ鋼板やガルバリウム鋼板等の防錆処理鋼板、特殊鋼、非鉄金属、ステンレス鋼板、耐候性鋼板、銅板、アルミニウム合金板、鉛板、亜鉛板、チタニウム板などが挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。これらは殆ど長尺なコイル状形態で供給される。
続いてこれら各種の長尺なコイル状の金属材料の裏面に、断熱、結露防止、防音、防火対策上の理由により、ポリエチレンフォーム、ポリシリコーンフォーム等の裏張りを添装する。尚、何れの実施例でも薄肉のシート材を用いるので、それぞれ厚みの異なるシート材を準備しておく。そして、前述のように外装材の原料コイルに対向させるように、中央に通常のシート材2,5を配置して積層(接着加工)する。この時点で、この成形材料には、シート材2,5が積層された部分と、何も裏張りされていない非積層部分とがある。
上記のように積層された複合材料を定尺切断する等して、一定幅で所定長さの金属材を作成し、これを成形材料とする。
そして、所定部分に薄肉化加工を施すが、この薄肉化加工は、既に説明したように、形成する薄肉部の形状に応じて適宜形状に成形した押圧具に、加熱機構及び押圧機構を接続した装置(熱圧縮装置)を構成する。外装材1では接続部12となる部分の裏面に、外装材4では凹状部分422A,422Bの裏面に、前記の装置の加熱した押圧具を一定時間押し付け、シート材2,5が熱可塑性の樹脂発泡体であるため、発泡部分が潰されて体積が減じて厚みが薄肉化する。
この成形材料に、外装材1では前述のように面板部11の端縁を裏面側に折り返した形状の接続部12を形成する加工を施す。外装材4では前述のように長手方向の両端縁にブランク加工を施して前記形状の接続部42A,42Bが形成されるようにする。尚、これらのブランク加工は、各端縁それぞれに行うようにしてもよいし、接続部42A,42Bは、前述のように一方の凹状部分と他方の凸状部分とが短手方向に同位状になるように設けるので、一度のジグザグ状の切断にて形成するようにしてもよい。
ればよい。
その後、前記第3工程にて成形した成形材料を、ロール成形機にかけるが、ロール成形機では、一方の側縁側の非積層部分が前記形状の軒側成形部13,43となり、他方の側縁側のシート材2,5を積層した部分が前記形状の棟側成形部14,44となるようにロール成形により成形される。
その結果、安価な外装材1,4を市場に提供することができる。
2 (裏張り)シート材
21 薄肉部
3 接続部材
4 (建築用)外装材
5 (裏張り)シート材
51 薄肉部
Claims (3)
- 屋根、壁等に用いられる建築用外装材であって、原料板材の裏面側の全域もしくは部分的にシート材を積層すると共に、長さ方向の端部に、積層したシート材の少なくとも一部を薄肉に成形した薄肉部を設けたことを特徴とする建築用外装材。
- 屋根、壁等に用いられる建築用外装材の製造方法において、原料板材の裏面側の全域もしくは部分的にシート材を接着して積層体とした後、長さ方向の端部に、該積層体の裏面側の一部に加熱した押圧具を押し付け、当該部分のシート材を薄肉に成形した薄肉部を設けたことを特徴とする建築用外装材の製造方法。
- 屋根、壁等に用いられる建築用外装材の接続構造であって、原料板材の裏面側の全域もしくは部分的にシート材を積層すると共に、長さ方向の端部に、積層したシート材の少なくとも一部を薄肉に成形した薄肉部を設けた外装材を、長さ方向に隣接する外装材と接続する際に、或いは裏面側に配した接続部材を介して接続する際に、前記薄肉部を重合させて接続することを特徴とする建築用外装材の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006013817A JP4500777B2 (ja) | 2006-01-23 | 2006-01-23 | 建築用外装材、その製造方法、及びその接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006013817A JP4500777B2 (ja) | 2006-01-23 | 2006-01-23 | 建築用外装材、その製造方法、及びその接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007191992A true JP2007191992A (ja) | 2007-08-02 |
JP4500777B2 JP4500777B2 (ja) | 2010-07-14 |
Family
ID=38447904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006013817A Active JP4500777B2 (ja) | 2006-01-23 | 2006-01-23 | 建築用外装材、その製造方法、及びその接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4500777B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015010445A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 屋根葺き材 |
JP2019218823A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 日鉄鋼板株式会社 | 建築板 |
JP2019218822A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 日鉄鋼板株式会社 | 屋根構造及び屋根板 |
CN112376836A (zh) * | 2020-11-07 | 2021-02-19 | 太湖县金伊都狐服饰有限公司 | 一种密集小区间干扰抑制抗噪装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0849369A (ja) * | 1994-08-09 | 1996-02-20 | Kaname:Kk | 横葺き屋根の防水構造 |
-
2006
- 2006-01-23 JP JP2006013817A patent/JP4500777B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0849369A (ja) * | 1994-08-09 | 1996-02-20 | Kaname:Kk | 横葺き屋根の防水構造 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015010445A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 屋根葺き材 |
JP2019218823A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 日鉄鋼板株式会社 | 建築板 |
JP2019218822A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 日鉄鋼板株式会社 | 屋根構造及び屋根板 |
JP7144984B2 (ja) | 2018-06-22 | 2022-09-30 | 日鉄鋼板株式会社 | 建築板 |
JP7144983B2 (ja) | 2018-06-22 | 2022-09-30 | 日鉄鋼板株式会社 | 屋根構造 |
CN112376836A (zh) * | 2020-11-07 | 2021-02-19 | 太湖县金伊都狐服饰有限公司 | 一种密集小区间干扰抑制抗噪装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4500777B2 (ja) | 2010-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1247867C (zh) | 锁定系统与地板 | |
CA2777635C (en) | A composite panel | |
JP4500777B2 (ja) | 建築用外装材、その製造方法、及びその接続構造 | |
US7895807B2 (en) | Segmented composite panel with false joints | |
JP2005506476A (ja) | 遮音層付きパネル及びその製造方法 | |
US4184905A (en) | Heat and sound insulator of curved corrugated paperboard and method of shaping same | |
JPS6318097B2 (ja) | ||
JP3657692B2 (ja) | 建築用パネルおよびその製造方法 | |
JP2005127420A (ja) | 断熱積層パネルの製造方法 | |
JP5189401B2 (ja) | 断熱屋根用パネル | |
JP2008006753A (ja) | 積層板 | |
JP2007239311A (ja) | 化粧壁材の施工方法 | |
JP7206558B2 (ja) | 出隅用見切り縁 | |
JP2005153210A (ja) | 樹脂ボードの端末構造及び端末処理方法 | |
GB2179295A (en) | Formwork panels | |
JP2010112151A (ja) | 瓦葺状折板屋根材及びその製造方法 | |
KR20050093751A (ko) | 디프 드로잉 가공 심재 및 그것을 이용한 샌드위치 패널 | |
JPH0446015Y2 (ja) | ||
JPH07290574A (ja) | 複合材の接合方法 | |
JP2002240188A (ja) | 内・外装パネル及びその端末加工方法 | |
KR20070062185A (ko) | 동일한 두께를 갖는 샌드위치 기와 패널 | |
JP2006214112A (ja) | 外壁材 | |
KR20110119863A (ko) | 난방패널 연접수단 및 그의 연접편 | |
JP2006193957A (ja) | 外壁材 | |
JPH0716832U (ja) | 横葺き屋根の接続構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100316 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100406 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100419 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4500777 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423 Year of fee payment: 4 |