JPH07290574A - 複合材の接合方法 - Google Patents

複合材の接合方法

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JPH07290574A
JPH07290574A JP8874494A JP8874494A JPH07290574A JP H07290574 A JPH07290574 A JP H07290574A JP 8874494 A JP8874494 A JP 8874494A JP 8874494 A JP8874494 A JP 8874494A JP H07290574 A JPH07290574 A JP H07290574A
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JP8874494A
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English (en)
Inventor
Toshimitsu Kurasaki
敏光 倉崎
Seigo Yamawaki
征吾 山脇
Michifumi Manabe
道文 真鍋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に接合でき、かつ、接合強度の高い複合
材の接合方法を提供することにある。 【構成】 金属板を芯材3として、この芯材3の両面に
熱可塑性樹脂を樹脂層4として被覆されてなる複合材5
の第1の複合材5aと第2の複合材5bを加熱圧着させ
て接合する複合材の接合方法であって、上記第1の複合
材5aの側端部に一連の係合溝13を備え、さらに、上
記第2の複合材5bの側端部に一連の係合突起8を備
え、この係合突起8を係合溝13に挿入して接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合材の接合方法に関
し、具体的には、金属板を芯材として、この芯材の両面
に熱可塑性樹脂を樹脂層として被覆した複合材の接合方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複合材の接合方法が、特公平5−
34137号公報に開示されている。この公報の記載を
引用すると、鉄板に熱可塑性樹脂がライニングまたはコ
ーティングされた2枚の樹脂塗布鉄板の互いに対向する
接合部分を熱風で100℃〜450℃に加熱して表面を
溶解させた上、その接合部分をローラによって圧着して
溶着させて複合構造部材を製作することができるように
したものであった。
【0003】しかし、上記のような複合材の接合方法に
あっては、接合現場において、2枚の樹脂塗布鉄板の互
いに対向する接合部分がローラで圧着しようとする際に
ずれやすく、また、接合完了後においても接合部分で外
れやすいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の点に
鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、ずれることなく接合できる複合材の接合方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の複合材の接合方
法は、金属板を芯材(3)として、この芯材(3)の両
面に熱可塑性樹脂を樹脂層(4)として被覆されてなる
複合材(5)の第1の複合材(5a)と第2の複合材
(5b)を加熱圧着させて接合する複合材の接合方法で
あって、上記第1の複合材(5a)の側端部に一連の係
合溝(13)を備え、さらに、上記第2の複合材(5
b)の側端部に一連の係合突起(8)を備え、この係合
突起(8)を係合溝(13)に挿入して接合することを
特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の複合材の接合方法によると、金属板を
芯材(3)として、この芯材(3)の両面に熱可塑性樹
脂を樹脂層(4)として被覆されてなる複合材(5)の
第1の複合材(5a)と第2の複合材(5b)を加熱圧
着させて接合する複合材の接合方法であって、上記第1
の複合材(5a)の側端部に一連の係合溝(13)を備
え、さらに、上記第2の複合材(5b)の側端部に一連
の係合突起(8)を備え、この係合突起(8)を係合溝
(13)に挿入して接合するので、接合現場においても
係合突起(8)と係合溝(13)によって簡単に接合位
置が設定でき、しかも係合突起(8)を係合溝(13)
に挿入して加熱圧着するだけでずれることなく接合でき
る。また、接合完了後も係合突起(8)を係合溝(1
3)に挿入の上、樹脂層(4)の熱可塑性樹脂が溶け合
って接合しているので、接合強度が高い。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例に係る図面に基いて詳
しく説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施例に係る複合材の
接合方法を示した断面斜視図である。図2は、本発明の
他の一実施例に係る複合材の接合方法を示した断面斜視
図である。図3は、本発明の複合材の接合方法におい
て、一実施例に係る加熱圧着工程を示した斜視図であ
る。図4は、本発明の複合材の接合方法において、他の
一実施例に係る加熱圧着工程を示した斜視図である。図
5は、本発明の複合材の接合方法において、さらに他の
一実施例に係る加熱圧着工程を示した斜視図である。図
6は、本発明の複合材の接合方法において得た複合材の
一使用形態を示した断面図である。
【0009】本発明の複合材の接合方法は、図1および
図2に示すごとく、金属板を芯材(3)として、この芯
材(3)の両面に熱可塑性樹脂を樹脂層(4)として被
覆されてなる複合材(5)の第1の複合材(5a)と第
2の複合材(5b)を加熱圧着させて接合するものであ
る。芯材(3)としては、耐蝕性の高いアルミニウム、
ステンレス、スチールなどが用いられているが、特に、
鉄板であると、運搬時の衝撃や積載時の外力から受ける
一時的な力学強度以外にも、腰が強く、耐荷重性を発揮
する点で好ましいものである。上記樹脂層(4)として
は、アクリロニトリルなどのアクリル系樹脂、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレ
ン、フッ素系樹脂、シリコンアクリレートなどのシリコ
ン系樹脂などが用いられる。上記芯材(3)と樹脂層
(4)は、ともにこれに限定されるものではない。
【0010】図1に示すごとく、上記複合材(5)の第
1の複合材(5a)の側端部には、一連の係合溝(1
3)を備え、さらに、上記第2の複合材(5b)の側端
部には、一連の係合突起(8)を備えている。この係合
突起(8)と係合溝(13)は、互いに係合できる形状
であればどのように形成されていてもかまわないもので
ある。この係合突起(8)を係合溝(13)に挿入し
て、上述の加熱圧着によって第1の複合材(5a)と第
2の複合材(5b)が接合するものである。接合現場に
おいても係合突起(8)と係合溝(13)によって簡単
に接合位置が設定できる。また、接合完了後も係合突起
(8)を係合溝(13)に挿入の上、樹脂層(4)の熱
可塑性樹脂が溶け合って接合しているので、接合強度が
高いものである。
【0011】図1に示す実施例とは別に図2に示すごと
く、上記係合突起(8)を上記第1の複合材(5a)の
側端部に、この係合突起(8)が挿入する係合溝(1
3)を上記第2の複合材(5b)の側端部にも備えてい
る。この係合突起(8)と係合溝(13)とを上下から
対向させて噛み合わせて、上述の加熱圧着によって第1
の複合材(5a)と第2の複合材(5b)が接合するも
のである。接合現場においても係合突起(8)と係合溝
(13)とを上下から対向させて噛み合わせるだけで簡
単に接合位置が設定できる。また、接合完了後も係合突
起(8)と係合溝(13)とが係合の上、係合突起
(8)や樹脂層(4)の熱可塑性樹脂が溶け合って接合
しているので、接合強度が高いものである。
【0012】上記係合突起(8)が上記芯材(3)の両
面に被覆された熱可塑性樹脂の樹脂層(4)と一体に形
成されていると、より一層係合突起(8)や樹脂層
(4)の熱可塑性樹脂が溶け合うので接合しやすくな
り、しかも、接合完了後も接合強度がより一層高まる点
で好ましいものである。
【0013】上記複合材(5)の第1の複合材(5a)
と第2の複合材(5b)を加熱圧着させて接合させる手
段としては、図3、図4、および、図5に示すごときも
のがある。なお、この図3、図4、および、図5におい
ては、図1に示す実施例の係合突起(8)と係合溝(1
3)を係合させて接合する場合を示しているが、図2に
示す実施例の場合においても同様に行えるものである。
【0014】まず、図3に示す加熱圧着手段は、第1の
複合材(5a)と第2の複合材(5b)の両複合材
(5)の係合突起(8)と係合溝(13)を含む縁端部
分間に接着剤(14)を塗布介在させ、この両複合材
(5)の縁端部分間に温風器(15)で温風を吹き当て
て加熱しながら、両複合材(5)の係合突起(8)と係
合溝(13)を係合させてこの係合部分を含む縁端部分
上にローラー具(16)を転接押圧させるものである。
これによって、両者の表面の熱可塑性樹脂(4)が軟化
し強固に加熱圧着され、接着剤(14)によって両複合
材(5)の縁端部分同士が接合されるものである。
【0015】次に、図4に示す加熱圧着手段は、第1の
複合材(5a)と第2の複合材(5b)の両複合材
(5)の係合突起(8)と係合溝(13)を含む縁端部
分間に接着剤(14)を塗布介在させた後、この両複合
材(5)の係合突起(8)と係合溝(13)を係合させ
て製造ライン上を搬送移動させ、この製造ラインにて、
まず上下に配置されるヒータ装置(17)によって、係
合された両複合材(5)の係合突起(8)と係合溝(1
3)を含む縁端部分を加熱し、その後上圧接ローラ(1
8)と下圧接ローラ(19)とで係合された両複合材
(5)の縁端部分を圧着させるものである。これによっ
ても同様に、両複合材(5)の縁端部分同士が接合され
るものである。
【0016】さらに、図5に示す加熱圧着手段は、第1
の複合材(5a)と第2の複合材(5b)の両複合材
(5)の係合突起(8)と係合溝(13)を含む縁端部
分間に接着剤(14)を塗布介在させて両者を係合さ
せ、この係合された両複合材(5)の縁端部分を、ヒー
タ(20)が内装された下プレス型(21)と上プレス
型(22)とでプレス圧着させるものである。これによ
っても同様に、両複合材(5)の縁端部分同士が接合さ
れるものである。
【0017】図6に示すごとく、接合された複合材
(5)は、例えば、雨樋として利用され、この雨樋は、
屋根上の谷部や軒先に設けられて雨水を集排水するもの
であり、樋本体(1)と上端取着部材(2)とでなる。
この樋本体(1)および上端取着部材(2)は、いずれ
も鋼板である金属板(3)に軟質塩化ビニル樹脂である
熱可塑性樹脂の樹脂層(4)を押出被覆してなる複合材
(5)を折曲加工して形成されたものである。樋本体
(1)は底巾 900mm程度、両側立ち上がり高さ 150mm程
度の浅溝型に形成され、この樋本体(1)の両立ち上が
り部分の上縁端から、上方、斜め上外方へと屈曲延出し
た形状に上端取着部材(2)は形成されており、さら
に、この上端取着部材(2)には上側内方へと折り返っ
た水切り片部(12)が形成されている。この水切り片
部(12)によって樋本体(1)の裏側へ雨水が回り込
むことが防止される。しかも、熱可塑性樹脂が加熱圧着
された接続部分からは漏水し難いものである。なお、雨
樋は、この図6に示す形状に限定されず外観上などから
所望の形状に形成できるものである。
【0018】接合された複合材(5)は、図6に示す雨
樋として利用できる他に、屋根下地材などにも利用でき
るものである。屋根下地材として利用する際には、接合
された複合材(5)を折曲なしに利用されるが、雨樋と
して利用する際には、複合材(5)を雨樋状に折曲加工
する作業を行い、全体の形状までが予め設定されている
場合には、工場にて行われて完成品形状に仕上げられて
も良いし、また、施工現場にて現場形状に合わせて行わ
れても良い。
【0019】本発明の複合材の接合方法によると、金属
板を芯材(3)として、この芯材(3)の両面に熱可塑
性樹脂を樹脂層(4)として被覆されてなる複合材
(5)の第1の複合材(5a)と第2の複合材(5b)
を加熱圧着させて接合する複合材の接合方法であって、
上記第1の複合材(5a)の側端部に一連の係合溝(1
3)を備え、さらに、上記第2の複合材(5b)の側端
部に一連の係合突起(8)を備え、この係合突起(8)
を係合溝(13)に挿入して接合するので、接合現場に
おいても係合突起(8)と係合溝(13)によって簡単
に接合位置が設定でき、しかも係合突起(8)を係合溝
(13)に挿入して加熱圧着するだけでずれることなく
接合できる。また、接合完了後も係合突起(8)を係合
溝(13)に挿入の上、樹脂層(4)の熱可塑性樹脂が
溶け合って接合しているので、接合強度が高い。
【0020】
【発明の効果】本発明の複合材の接合方法によると、ず
れることなく接合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る複合材の接合方法を示
した断面斜視図である。
【図2】本発明の他の一実施例に係る複合材の接合方法
を示した断面斜視図である。
【図3】本発明の複合材の接合方法において、一実施例
に係る加熱圧着工程を示した斜視図である。
【図4】本発明の複合材の接合方法において、他の一実
施例に係る加熱圧着工程を示した斜視図である。
【図5】本発明の複合材の接合方法において、さらに他
の一実施例に係る加熱圧着工程を示した斜視図である。
【図6】本発明の複合材の接合方法において得た複合材
の一使用形態を示した断面図である。
【符号の説明】
3 芯材 4 樹脂層 5 複合材 5a 第1の複合材 5b 第2の複合材 8 係合突起 13 係合溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板を芯材(3)として、この芯材
    (3)の両面に熱可塑性樹脂を樹脂層(4)として被覆
    されてなる複合材(5)の第1の複合材(5a)と第2
    の複合材(5b)を加熱圧着させて接合する複合材の接
    合方法であって、上記第1の複合材(5a)の側端部に
    一連の係合溝(13)を備え、さらに、上記第2の複合
    材(5b)の側端部に一連の係合突起(8)を備え、こ
    の係合突起(8)を係合溝(13)に挿入して接合する
    ことを特徴とする複合材の接合方法。
  2. 【請求項2】 上記係合突起(8)を上記第1の複合材
    (5a)の側端部に、この係合突起(8)が挿入する係
    合溝(13)を上記第2の複合材(5b)の側端部にも
    備えていることを特徴とする請求項1記載の複合材の接
    合方法。
  3. 【請求項3】 上記係合突起(8)が上記芯材(3)の
    両面に被覆された熱可塑性樹脂の樹脂層(4)と一体に
    形成されることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の複合材の接合方法。
JP8874494A 1994-04-26 1994-04-26 複合材の接合方法 Withdrawn JPH07290574A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104023946A (zh) * 2011-12-27 2014-09-03 帝人株式会社 复合材料的接合方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104023946A (zh) * 2011-12-27 2014-09-03 帝人株式会社 复合材料的接合方法

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