JP2007190247A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】図柄表示器の表示内容が埃の影響で不鮮明になることを防止すること。
【解決手段】昇降モータ156の駆動時にはアーム164が上下動し、前ブラシ166が遊技盤の後面から埃を払拭し、後ブラシ168が図柄表示器の表示画面から埃を払拭する。この昇降モータ156の運転時には送風機172が運転され、埃が前吸引ノズル165および後吸引ノズル167のそれぞれからアーム164内に吸引され、アーム164内から吸引ホース170を通してダストボックス177内に移送される。このため、遊技盤および図柄表示器が相互に接合された構成であっても遊技盤を図柄表示器から取外すことなく遊技盤の後面および図柄表示器の表示画面のそれぞれから埃を払拭して排出することができるので、図柄表示器の表示内容が埃の影響で不鮮明になることを防止できる。
【選択図】図5
【解決手段】昇降モータ156の駆動時にはアーム164が上下動し、前ブラシ166が遊技盤の後面から埃を払拭し、後ブラシ168が図柄表示器の表示画面から埃を払拭する。この昇降モータ156の運転時には送風機172が運転され、埃が前吸引ノズル165および後吸引ノズル167のそれぞれからアーム164内に吸引され、アーム164内から吸引ホース170を通してダストボックス177内に移送される。このため、遊技盤および図柄表示器が相互に接合された構成であっても遊技盤を図柄表示器から取外すことなく遊技盤の後面および図柄表示器の表示画面のそれぞれから埃を払拭して排出することができるので、図柄表示器の表示内容が埃の影響で不鮮明になることを防止できる。
【選択図】図5
Description
本発明は、透光性の遊技盤を備えたパチンコ遊技機に関する。
上記パチンコ遊技機には遊技盤の後方に図柄表示器を配置し、前方から遊技盤を通して図柄表示器の表示内容を視認できるように構成したものがある。この構成の場合、図柄表示器と遊技盤との間に枠部材を介在し、図柄表示器で発生する熱が遊技盤側へ伝わることを枠部材によって抑えている。
特開2005−152579号公報
従来のパチンコ遊技機の場合、盤替え時に図柄表示器を残したまま遊技盤を交換することができるように遊技盤および図柄表示器のそれぞれが内枠に着脱可能に装着されているので、遊技盤を内枠から取外すことで遊技盤の後面および図柄表示器の表示画面をいずれも容易に清掃することができる。この従来のパチンコ遊技機の場合、透光性の遊技盤を別の透光性の遊技盤に交換することはできるが、透光性の遊技盤およびベニヤ製の遊技盤を相互に交換することはできない。これに対して盤替え時に遊技盤を図柄表示器ごと交換する構成の場合には透光性の遊技盤およびベニヤ製の遊技盤を相互に交換することができる。この構成の場合、遊技盤と図柄表示器と枠部材の3部材をまとめて交換できるように遊技盤と図柄表示器と枠部材の3部材が相互に分解不能に接合されているので、遊技盤の後面および図柄表示器の表示画面のいずれにも作業者の手が届かない。このため、遊技盤の後面および図柄表示器の表示画面をいずれも容易に清掃することができないので、図柄表示器の表示内容が遊技盤の後面に付着した埃の影響で不鮮明になったり、あるいは、図柄表示器の表示画面に付着した埃の影響で不鮮明になる虞れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、図柄表示器の表示内容が埃の影響で不鮮明になることを防止できるパチンコ遊技機を提供することにある。
<請求項1記載のパチンコ遊技機の説明>
請求項1記載のパチンコ遊技機は[1]遊技盤〜[4]清掃装置を含んで構成されたものであり、[4]清掃装置が[4−1]ガイドレール〜[4−7]吸引器を備えたところに特徴を有する。
[1]遊技盤は透光性を有するものであり、図3の符号30は遊技盤の一例である。
[2]図柄表示器は遊技盤の後方に設けられたものであり、大当りおよび外れを識別するための識別図柄が表示される表示画面を有している。図3の装飾図柄表示器140は図柄表示器の一例であり、装飾図柄表示器140の液晶画面141は表示画面に相当する。この液晶画面141は3列の図柄要素からなる装飾図柄が表示されるものであり、装飾図柄は大当りおよび外れを識別するための識別図柄に相当する。
[3]枠部材は遊技盤と図柄表示器との間に設けられたものであり、図柄表示器の表示画面を取囲む枠状をなしている。この枠部材と遊技盤と図柄表示器の3部材は相互に接合されたものであり、枠部材と遊技盤と図柄表示器の間にはこれら3部材で囲まれた閉鎖空間が形成される。図5の符号95は閉鎖空間の一例であり、図2のスペーサ90は枠部材の一例である。このスペーサ90は第1の枠部材に相当する前側の裏樋60および第2の枠部材に相当する後側の液晶ステー80を相互に接合することから構成されている。
[4]清掃装置は遊技盤の後面を清掃するものであり、図5の符号150は清掃装置の一例である。
[4−1]清掃装置は縦方向または横方向へ延びるガイドレールを備えている。このガイドレールは閉鎖空間の内部に収納されたものであり、図5の左ガイドレール151および図5の右ガイドレール159はいずれも縦方向へ延びるガイドレールの一例である。
[4−2]清掃装置はガイドレールに対して直交する方向へ延びる中空状のアームを備えている。このアームはガイドレールに沿って移動可能に設けられたものであり、図5の符号164は左ガイドレール151および右ガイドレール159の双方に対して直交する横方向へ延びるアームの一例である。
[4−3]清掃装置は駆動源を備えている。この駆動源はアームを移動操作するものであり、図5の昇降モータ156は駆動源の一例である。
[4−4]清掃装置は遊技盤の後面に接触する前クリーナを備えている。この前クリーナはアームと共に移動して遊技盤の後面から異物を払拭するものであり、図5の前ブラシ166は前クリーナの一例である。
[4−5]清掃装置は遊技盤の後面に臨む前吸引口を備えている。この前吸引口はアームに設けられたものであり、図5の前吸引ノズル165は前吸引口の一例である。
[4−6]清掃装置はフレキシブルパイプを備えている。このフレキシブルパイプはアームに接続されたものであり、アームの移動に応じて変形または変位することでアームの移動を許容する。図5の吸引ホース170はフレキシブルパイプの一例であり、アーム164の移動に応じて変位することでアーム164の移動を許容する。
[4−7]清掃装置は吸引器を備えている。この吸引器は閉鎖空間の外部に設けられたものであり、前吸引口からアームおよびフレキシブルパイプを通して空気を吸引することで前クリーナが遊技盤の後面から払拭した異物を空気流に乗せて移送する。このため、遊技盤と図柄表示器と枠部材が相互に接合された構成であっても遊技盤を図柄表示器から取外すことなくアームおよび吸引器の双方を運転することで遊技盤の後面から埃を払拭し、前吸引口からアームおよびフレキシブルパイプを通して閉鎖空間の外部に移送することができる。従って、遊技盤の後面を容易に清掃することができるので、図柄表示器の表示内容が遊技盤の後面に付着した埃の影響で不鮮明になることを防止できる。図5の送風機172は吸引器の一例である。
<請求項2記載のパチンコ遊技機の説明>
請求項2記載のパチンコ遊技機は図柄表示器の表示画面を清掃可能な清掃装置を備えたものである。この清掃装置は上述の[4−1]ガイドレールと[4−2]アームと[4−3]駆動源と[4−6]フレキシブルパイプに加えて[4−8]後クリーナと[4−9]後吸引口と[4−10]吸引器を有するものであり、[4−8]後クリーナ〜[4−10]吸引器は次の通りである。
[4−8]後クリーナはアームと共に移動して図柄表示器の表示画面から異物を払拭するものであり、図5の後ブラシ168は後クリーナの一例である。
[4−9]後吸引口はアームに設けられたものであり、図5の後吸引ノズル167は後吸引口の一例である。
[4−10]吸引器は閉鎖空間の外部に設けられたものであり、後吸引口からアームおよびフレキシブルパイプを通して空気を吸引することで後クリーナが図柄表示器の表示画面から払拭した異物を空気流に乗せて移送する。このため、遊技盤と図柄表示器と枠部材が相互に接合された構成であっても遊技盤を図柄表示器から取外すことなくアームおよび吸引器の双方を運転することで図柄表示器の表示画面から埃を払拭し、後吸引口からアームおよびフレキシブルパイプを通して閉鎖空間の外部に移送することができる。従って、図柄表示器の表示画面を容易に清掃することができるので、図柄表示器の表示内容が表示画面に付着した埃の影響で不鮮明になることを防止できる。図5の送風機172は吸引器の一例である。
<請求項3記載のパチンコ遊技機の説明>
請求項3記載のパチンコ遊技機は[21]制御回路〜[23]遮蔽部を備えたところに特徴を有する。
[21]制御回路は駆動源を駆動制御することに基づいてアームを移動制御するものであり、遊技盤の後面または図柄表示器の表示画面を清掃しないときにはアームを予め決められた待機位置に停止させる制御を行う。図8の清掃制御回路180は制御回路の一例であり、遊技盤30の後面および図柄表示器140の表示画面141を清掃しないときにはアーム164を予め決められた待機位置である上昇限度位置に停止させる。図5はアーム164が上昇限度位置に停止した状態を示している。
[22]装飾部材は遊技盤と枠部材との間に設けられたものである。この装飾部材は遊技盤を通して視覚的に認識可能なものであり、図3の上意匠板110は装飾部材の一例である。
[23]遮蔽部は装飾部材に設けられたものであり、アームが待機位置に停止した状態でアームを前方から視覚的に認識不能に隠すものである。このため、アームを待機位置に停止させておくことでアームを遊技者から視認不能に隠すことができるので、図柄表示器の表示内容の見栄えがアームの影響で低下することを防止できる。図3の符号178は遮蔽部の一例である。
請求項1記載のパチンコ遊技機は[1]遊技盤〜[4]清掃装置を含んで構成されたものであり、[4]清掃装置が[4−1]ガイドレール〜[4−7]吸引器を備えたところに特徴を有する。
[1]遊技盤は透光性を有するものであり、図3の符号30は遊技盤の一例である。
[2]図柄表示器は遊技盤の後方に設けられたものであり、大当りおよび外れを識別するための識別図柄が表示される表示画面を有している。図3の装飾図柄表示器140は図柄表示器の一例であり、装飾図柄表示器140の液晶画面141は表示画面に相当する。この液晶画面141は3列の図柄要素からなる装飾図柄が表示されるものであり、装飾図柄は大当りおよび外れを識別するための識別図柄に相当する。
[3]枠部材は遊技盤と図柄表示器との間に設けられたものであり、図柄表示器の表示画面を取囲む枠状をなしている。この枠部材と遊技盤と図柄表示器の3部材は相互に接合されたものであり、枠部材と遊技盤と図柄表示器の間にはこれら3部材で囲まれた閉鎖空間が形成される。図5の符号95は閉鎖空間の一例であり、図2のスペーサ90は枠部材の一例である。このスペーサ90は第1の枠部材に相当する前側の裏樋60および第2の枠部材に相当する後側の液晶ステー80を相互に接合することから構成されている。
[4]清掃装置は遊技盤の後面を清掃するものであり、図5の符号150は清掃装置の一例である。
[4−1]清掃装置は縦方向または横方向へ延びるガイドレールを備えている。このガイドレールは閉鎖空間の内部に収納されたものであり、図5の左ガイドレール151および図5の右ガイドレール159はいずれも縦方向へ延びるガイドレールの一例である。
[4−2]清掃装置はガイドレールに対して直交する方向へ延びる中空状のアームを備えている。このアームはガイドレールに沿って移動可能に設けられたものであり、図5の符号164は左ガイドレール151および右ガイドレール159の双方に対して直交する横方向へ延びるアームの一例である。
[4−3]清掃装置は駆動源を備えている。この駆動源はアームを移動操作するものであり、図5の昇降モータ156は駆動源の一例である。
[4−4]清掃装置は遊技盤の後面に接触する前クリーナを備えている。この前クリーナはアームと共に移動して遊技盤の後面から異物を払拭するものであり、図5の前ブラシ166は前クリーナの一例である。
[4−5]清掃装置は遊技盤の後面に臨む前吸引口を備えている。この前吸引口はアームに設けられたものであり、図5の前吸引ノズル165は前吸引口の一例である。
[4−6]清掃装置はフレキシブルパイプを備えている。このフレキシブルパイプはアームに接続されたものであり、アームの移動に応じて変形または変位することでアームの移動を許容する。図5の吸引ホース170はフレキシブルパイプの一例であり、アーム164の移動に応じて変位することでアーム164の移動を許容する。
[4−7]清掃装置は吸引器を備えている。この吸引器は閉鎖空間の外部に設けられたものであり、前吸引口からアームおよびフレキシブルパイプを通して空気を吸引することで前クリーナが遊技盤の後面から払拭した異物を空気流に乗せて移送する。このため、遊技盤と図柄表示器と枠部材が相互に接合された構成であっても遊技盤を図柄表示器から取外すことなくアームおよび吸引器の双方を運転することで遊技盤の後面から埃を払拭し、前吸引口からアームおよびフレキシブルパイプを通して閉鎖空間の外部に移送することができる。従って、遊技盤の後面を容易に清掃することができるので、図柄表示器の表示内容が遊技盤の後面に付着した埃の影響で不鮮明になることを防止できる。図5の送風機172は吸引器の一例である。
<請求項2記載のパチンコ遊技機の説明>
請求項2記載のパチンコ遊技機は図柄表示器の表示画面を清掃可能な清掃装置を備えたものである。この清掃装置は上述の[4−1]ガイドレールと[4−2]アームと[4−3]駆動源と[4−6]フレキシブルパイプに加えて[4−8]後クリーナと[4−9]後吸引口と[4−10]吸引器を有するものであり、[4−8]後クリーナ〜[4−10]吸引器は次の通りである。
[4−8]後クリーナはアームと共に移動して図柄表示器の表示画面から異物を払拭するものであり、図5の後ブラシ168は後クリーナの一例である。
[4−9]後吸引口はアームに設けられたものであり、図5の後吸引ノズル167は後吸引口の一例である。
[4−10]吸引器は閉鎖空間の外部に設けられたものであり、後吸引口からアームおよびフレキシブルパイプを通して空気を吸引することで後クリーナが図柄表示器の表示画面から払拭した異物を空気流に乗せて移送する。このため、遊技盤と図柄表示器と枠部材が相互に接合された構成であっても遊技盤を図柄表示器から取外すことなくアームおよび吸引器の双方を運転することで図柄表示器の表示画面から埃を払拭し、後吸引口からアームおよびフレキシブルパイプを通して閉鎖空間の外部に移送することができる。従って、図柄表示器の表示画面を容易に清掃することができるので、図柄表示器の表示内容が表示画面に付着した埃の影響で不鮮明になることを防止できる。図5の送風機172は吸引器の一例である。
<請求項3記載のパチンコ遊技機の説明>
請求項3記載のパチンコ遊技機は[21]制御回路〜[23]遮蔽部を備えたところに特徴を有する。
[21]制御回路は駆動源を駆動制御することに基づいてアームを移動制御するものであり、遊技盤の後面または図柄表示器の表示画面を清掃しないときにはアームを予め決められた待機位置に停止させる制御を行う。図8の清掃制御回路180は制御回路の一例であり、遊技盤30の後面および図柄表示器140の表示画面141を清掃しないときにはアーム164を予め決められた待機位置である上昇限度位置に停止させる。図5はアーム164が上昇限度位置に停止した状態を示している。
[22]装飾部材は遊技盤と枠部材との間に設けられたものである。この装飾部材は遊技盤を通して視覚的に認識可能なものであり、図3の上意匠板110は装飾部材の一例である。
[23]遮蔽部は装飾部材に設けられたものであり、アームが待機位置に停止した状態でアームを前方から視覚的に認識不能に隠すものである。このため、アームを待機位置に停止させておくことでアームを遊技者から視認不能に隠すことができるので、図柄表示器の表示内容の見栄えがアームの影響で低下することを防止できる。図3の符号178は遮蔽部の一例である。
図1の外枠1はパチンコホールの台島に設置されるものであり、前後面が開口する四角筒状をなしている。この外枠1には内枠2が左側部の垂直な軸3を中心に回動可能に装着されている。この内枠2は外枠1の前端面に接触する閉鎖状態および外枠1の前端面から前方へ離間する開放状態に相互に回動操作されるものであり、図1は内枠2を閉鎖状態で示している。この内枠2は、図2に示すように、前後面が開口する四角筒状をなすものであり、内枠2の下端部にはレール台4が形成され、内枠2の内部にはレール台4の上方に位置して遊技盤収納部5が形成されている。レール台4は発射レールが固定されるものであり、遊技盤収納部5は内枠2の内部空間のうちレール台4の残余部分を称する。この内枠2には4個の支え部6が形成されている。これら各支え部6は遊技盤収納部5内に突出する板状をなすものであり、上方の2個の支え部6のそれぞれにはL字状のストッパ7が前後方向へ延びる軸8を中心に回動可能に装着され、下方の2個の支え部6のそれぞれにはL字状のストッパ9が静止状態で固定されている。
内枠2には、図1に示すように、下端部に位置して横長な長方形状の下皿板10が固定されており、下皿板10には上面が開口する下皿11が固定されている。この下皿板10の上方には上皿板12が配置されており、上皿板12には上面が開口する上皿13が固定されている。この上皿板12は横長な長方形状をなすものであり、内枠2に左側部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この上皿板12は内枠2の前端面に接触する閉鎖状態および内枠2の前端面から前方へ離間する開放状態に相互に回動操作されるものであり、図1は上皿板12を閉鎖状態で示している。
下皿板10の前面には右端部に位置してハンドル台14が固定されており、ハンドル台14には発射ハンドル15が前後方向へ延びる軸を中心に回動可能に装着されている。この発射ハンドル15の後方には発射モータが固定されており、発射ハンドル15が回動操作されたときには発射モータに駆動電源が与えられ、発射モータの回転軸が一定方向へ一定速度で回転する。この発射モータの回転軸には、図2に示すように、発射装置16が連結されている。この発射装置16はレール台4に装着されたものであり、打球槌および駆動機構を有している。この駆動機構は発射モータの回転力を駆動源として打球槌を操作するものであり、打球槌は駆動機構によって操作されることに基づいて上皿13内から供給される遊技球を叩き、遊技球を発射レールに沿って発射する。
内枠2には、図1に示すように、窓枠17が左側部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この窓枠17は内枠2の前端面に接触する閉鎖状態および内枠2の前端面から前方へ離間する開放状態に相互に回動操作されるものであり、図1は窓枠17を閉鎖状態で示している。この窓枠17は円形孔状の窓部を有するものであり、窓部の内周面には透明なガラス窓18が固定されている。
内枠2の遊技盤収納部5には、図2に示すように、遊技盤ユニット20が着脱可能に収納されている。この遊技盤ユニット20は、図3に示すように、遊技盤30と裏樋60と液晶ステー80と下意匠板100と上意匠板110と裏樋カバー120と表示器ケース130と装飾図柄表示器140と清掃装置150を有するものであり、遊技盤30〜清掃装置150の詳細構成は次の通りである。
1.遊技盤30の説明
遊技盤30は透明な合成樹脂(例えばポリカーボネートあるいはアクリルあるいはアクリルにゴムを混ぜた材質)の板からなるものであり、遊技盤30の前面には、図4に示すように、外レール31および内レール32が固定されている。これら外レール31と内レール32との間には発射通路33が形成されている。この発射通路33は遊技盤30の左端部に位置する円弧状の空間部を称するものであり、発射装置15が発射した遊技球は発射レールから発射通路33内に発射通路33の入口34から侵入し、発射通路33に沿って円弧状の軌跡を描きながら上昇した後に発射通路33の出口35から放出される。
1.遊技盤30の説明
遊技盤30は透明な合成樹脂(例えばポリカーボネートあるいはアクリルあるいはアクリルにゴムを混ぜた材質)の板からなるものであり、遊技盤30の前面には、図4に示すように、外レール31および内レール32が固定されている。これら外レール31と内レール32との間には発射通路33が形成されている。この発射通路33は遊技盤30の左端部に位置する円弧状の空間部を称するものであり、発射装置15が発射した遊技球は発射レールから発射通路33内に発射通路33の入口34から侵入し、発射通路33に沿って円弧状の軌跡を描きながら上昇した後に発射通路33の出口35から放出される。
遊技盤30の前面には右上部に位置して合成樹脂製の球止め部材36が固定されている。この球止め部材36は外レール31の右端部と内レール32の右端部との間の隙間を埋めるものであり、球止め部材36と外レール31と内レール32との間には遊技領域37が形成されている。この遊技領域37は外レール31と内レール32と球止め部材36によって囲まれた領域のうち発射通路33を除く円形状をなすものである。この遊技領域37は発射通路33の出口35から放出された遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当するものであり、遊技領域37内には複数の釘38が固定されている。
遊技盤30の前面には飾りレール39が固定されている。この飾りレール39は遊技領域37内に配置されたものであり、飾りレール39と外レール31との間には球通路40が形成され、飾りレール39と内レール32との間には球通路41が形成されている。これら球通路40および球通路41のそれぞれは遊技領域37内に放出された遊技球が転動可能なものであり、上方の球通路40は左方の球通路41に比べて幅狭に設定されている。遊技盤30の前面には遊技領域37の外部に位置して銘板台53が固定されている。この銘板台53の前面にはシールが貼付されており、シールには機種名・製造社名・大当り確率・賞品球の払出し個数が記入されている。
遊技盤30には遊技領域37内に位置して電動始動装置42が固定されている。この電動始動装置42は上始動口43および下始動口44を上下2段に有するものであり、上始動口43および下始動口44のそれぞれは上面が開口するポケット状をなしている。これら上始動口43内および下始動口44内のそれぞれには始動口センサが装着されており、上始動口43内の始動口センサは遊技球が上始動口43内に入賞したことを検出して制御基板に始動信号を出力し、下始動口44内の始動口センサは遊技球が下始動口44内に入賞したことを検出して制御基板に始動信号を出力する。この制御基板は内枠2に固定されたものであり、始動信号を検出することに基づいて上皿13内に設定個数の遊技球を賞品球として払出し、大当りおよび外れを判定する。
下始動口44には2枚の羽根板45が装着されており、両羽根板45は共通の始動口ソレノイドに連結されている。これら両羽根板45は始動口ソレノイドが断電されることに基づいて垂直な縮小状態になるものであり、図4は両羽根板45を縮小状態で示している。これら両羽根板45の縮小状態では両羽根板45相互間の隙間が上始動口43によって上方から閉鎖され、遊技球が上始動口43内のみに入賞することが許容される。これら両羽根板45は始動口ソレノイドが通電されることに基づいて水平な拡大状態に回動するものであり、両羽根板45の拡大状態では下始動口44の左右両側部を落下する遊技球が羽根板45によって捕捉されることに基づいて下始動口44内に入賞可能になる。
遊技盤30には遊技領域37内に位置して特別電動入賞装置46が固定されている。この特別電動入賞装置46は前面が開放する特別入賞口および扉47を有するものであり、扉47は特別入賞口ソレノイドに連結されている。この扉47は特別入賞口ソレノイドの断電状態で垂直な閉鎖状態になることに基づいて特別入賞口の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖するものであり、図4は扉47を閉鎖状態で示している。この扉47は特別入賞口ソレノイドの通電状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉47の開放状態では遊技球が扉47に乗って特別入賞口内に転がり込むことが許容される。この特別入賞口内にはカウントセンサが装着されており、カウントセンサは遊技球が特別入賞口内に入賞したことを検出して制御基板にカウント信号を出力し、制御基板はカウント信号を検出することに基づいて上皿13内に設定個数の遊技球を賞品球として払出す。
遊技盤30には、図3に示すように、始動口取付孔48および特別入賞口取付孔49が形成されており、始動口取付孔48内には電動始動装置42の樋50が挿入され、特別入賞口取付孔49内には特別電動入賞装置46の樋51が挿入されている。樋50は電動始動装置42の上始動口43および下始動口44の双方に接続されたものであり、上始動口43内に入賞した遊技球および下始動口44内に入賞した遊技球はいずれも樋50に沿って後方へ転がる。樋51は特別電動入賞装置46の特別入賞口に接続されたものであり、特別入賞口内に入賞した遊技球は樋51に沿って後方へ転がる。遊技盤30には特別入賞口取付孔49の下方に位置してアウト孔52が形成されている。このアウト孔52は、図4に示すように、内レール32の最低部に配置されたものであり、上始動口43と下始動口44と特別入賞口のいずれにも入賞しなかった遊技球は内レール34に沿ってアウト孔52内に転がり込む。
2.裏樋60の説明
裏樋60は、図3に示すように、下部裏樋61と左部裏樋62と右部裏樋63と上部裏樋64の4部材を相互に四角枠状に組合せることから構成されたものであり、後方から裏樋60を通して遊技盤30に複数のネジを螺合することで遊技盤30の後面に直接的に接合されている。この裏樋60の下部裏樋61には始動口挿入孔65および特別入賞口挿入孔66が形成されており、電動始動装置42の樋50は始動口挿入孔65内に挿入され、特別電動入賞装置46の樋51は特別入賞口挿入孔66内に挿入されている。この下部裏樋61にはアウト口67が形成されている。このアウト口67は前後面が開口する筒状をなすものであり、遊技盤30のアウト孔52の内周面に嵌合されている。
2.裏樋60の説明
裏樋60は、図3に示すように、下部裏樋61と左部裏樋62と右部裏樋63と上部裏樋64の4部材を相互に四角枠状に組合せることから構成されたものであり、後方から裏樋60を通して遊技盤30に複数のネジを螺合することで遊技盤30の後面に直接的に接合されている。この裏樋60の下部裏樋61には始動口挿入孔65および特別入賞口挿入孔66が形成されており、電動始動装置42の樋50は始動口挿入孔65内に挿入され、特別電動入賞装置46の樋51は特別入賞口挿入孔66内に挿入されている。この下部裏樋61にはアウト口67が形成されている。このアウト口67は前後面が開口する筒状をなすものであり、遊技盤30のアウト孔52の内周面に嵌合されている。
下部裏樋61には左下厚さ調整部68および右下厚さ調整部69が形成されている。これら左下厚さ調整部68および右下厚さ調整部69は遊技盤30の前後方向の厚さ寸法を厚く調整するものであり、左下厚さ調整部68は遊技盤30と共に左下の支え部6および左下のストッパ9相互間で挟持され、右下厚さ調整部69は遊技盤30と共に右下の支え部6および右下のストッパ9相互間で挟持される。上部裏樋64には左上厚さ調整部70および右上厚さ調整部71が形成されている。これら左上厚さ調整部70および右上厚さ調整部71は遊技盤30の前後方向の厚さ寸法を厚く調整するものであり、左上厚さ調整部70は遊技盤30と共に左上の支え部6および左上のストッパ7相互間で挟持され、右上厚さ調整部71は遊技盤30と共に右上の支え部6および右上のストッパ7相互間で挟持される。
3.液晶ステー80の詳細構成
液晶ステー80は、図3に示すように、下部ステー81と左部ステー82と右部ステー83と上部ステー84を有する矩形枠状をなすものであり、下部ステー81と左部ステー82と右部ステー83と上部ステー84は単一物として一体成形されている。この液晶ステー80は後方から液晶ステー80を通して裏樋60に複数のネジを螺合することで裏樋60の後面に直接的に接合されたものであり、裏樋60と共にスペーサ90(図2参照)を構成している。このスペーサ90は枠部材に相当するものであり、図3に示すように、下横部91と左縦部92と右縦部93と上横部94を有している。下横部91は下部裏樋61および下部ステー81から構成されたものであり、左縦部92は左部裏樋62および左部ステー82から構成されたものであり、右縦部93は右部裏樋63および右部ステー83から構成されたものであり、上横部94は上部裏樋64および上部ステー84から構成されたものである。
3.下意匠板100の説明
下意匠板100は前方から下意匠板100を通して下部裏樋61に複数のネジを螺合することで下部裏樋61の前面に直接的に接合されたものであり、遊技盤30と下部裏樋61との間に配置されている。この下意匠板100の前面には絵柄が印刷されており、下意匠板100の絵柄は前方から遊技盤30を通して視覚的に認識可能にされている。この下意匠板100には始動口挿入孔101と特別入賞口挿入孔102と切欠部103が形成されており、電動始動装置42の樋50は始動口挿入孔101内を通して下部裏樋61の始動口挿入孔65内に挿入され、特別電動入賞装置46の樋51は特別入賞口挿入孔102内を通して下部裏樋61の特別入賞口挿入孔66内に挿入され、下部裏樋61のアウト口67は切欠部103を通して遊技盤30のアウト孔52内に嵌合されている。
4.上意匠板110の説明
上意匠板110は前方から上意匠板110を通して上部裏樋64に複数のネジを螺合することで上部裏樋64の前面に直接的に接合されたものであり、遊技盤30と上部裏樋64との間に配置されている。この上意匠板110の前面には絵柄が印刷されており、上意匠板110の絵柄は前方から遊技盤30を通して視覚的に認識可能にされている。この上意匠板110は装飾部材に相当するものである。
5.裏樋カバー120の説明
裏樋カバー120は後方から裏樋カバー120を通して下部裏樋61に複数のネジを螺合することで下部裏樋61の後面に直接的に接合されたものであり、裏樋カバー120には球排出路が形成されている。この球排出路は電動始動装置42の樋50から落下した遊技球および特別電動入賞装置46の樋51から落下した遊技球が侵入するものであり、樋50から落下した遊技球および樋51から落下した遊技球は球排出路を通して裏樋カバー120の外部に排出される。
6.表示器ケース130の説明
表示器ケース130は下板部131と左板部132と右板部133と上板部134と後板部135を有する矩形皿状をなすものであり、下板部131と左板部132と右板部133と上板部134と後板部135の間には空間状の表示器収納部136が形成されている。この表示器ケース130の下板部131には2枚の下プレート137が形成され、表示器ケース130の上板部134には1枚の上プレート138が形成されており、各下プレート137には後方から複数のネジが挿入され、上プレート138には後方から複数のネジが挿入されている。各下プレート137に挿入された複数のネジは下部裏樋61に螺合され、上プレート138に挿入された複数のネジは上部裏樋64に螺合されており、表示器ケース130は裏樋60を介して遊技盤30の後面に間接的に接合され、液晶ステー80は、図2に示すように、表示器ケース130の前方に表示器収納部136内から突出するように配置されている。
7.装飾図柄表示器140の説明
装飾図柄表示器140は表示器ケース130の表示器収納部136内に収納されたものであり、図3に示すように、液晶画面141および液晶画面141を保持する矩形状の画面フレーム142を有している。この画面フレーム142は液晶ステー80と表示器ケース130の後板部135との間で挟持されたものであり、装飾図柄表示器140は遊技盤30に裏樋60および液晶ステー80を介して間接的に接合され、装飾図柄表示器140と遊技盤30と裏樋60と液晶ステー80の間には装飾図柄表示器140と遊技盤30と裏樋60と液晶ステー80で囲まれた閉鎖空間95(図5参照)が形成されている。この装飾図柄表示器140の画面フレーム142には外部から表示器ケース130を通して複数のネジが螺合されており、装飾図柄表示器140は複数のネジを介して表示器ケース130に固定されている。
3.液晶ステー80の詳細構成
液晶ステー80は、図3に示すように、下部ステー81と左部ステー82と右部ステー83と上部ステー84を有する矩形枠状をなすものであり、下部ステー81と左部ステー82と右部ステー83と上部ステー84は単一物として一体成形されている。この液晶ステー80は後方から液晶ステー80を通して裏樋60に複数のネジを螺合することで裏樋60の後面に直接的に接合されたものであり、裏樋60と共にスペーサ90(図2参照)を構成している。このスペーサ90は枠部材に相当するものであり、図3に示すように、下横部91と左縦部92と右縦部93と上横部94を有している。下横部91は下部裏樋61および下部ステー81から構成されたものであり、左縦部92は左部裏樋62および左部ステー82から構成されたものであり、右縦部93は右部裏樋63および右部ステー83から構成されたものであり、上横部94は上部裏樋64および上部ステー84から構成されたものである。
3.下意匠板100の説明
下意匠板100は前方から下意匠板100を通して下部裏樋61に複数のネジを螺合することで下部裏樋61の前面に直接的に接合されたものであり、遊技盤30と下部裏樋61との間に配置されている。この下意匠板100の前面には絵柄が印刷されており、下意匠板100の絵柄は前方から遊技盤30を通して視覚的に認識可能にされている。この下意匠板100には始動口挿入孔101と特別入賞口挿入孔102と切欠部103が形成されており、電動始動装置42の樋50は始動口挿入孔101内を通して下部裏樋61の始動口挿入孔65内に挿入され、特別電動入賞装置46の樋51は特別入賞口挿入孔102内を通して下部裏樋61の特別入賞口挿入孔66内に挿入され、下部裏樋61のアウト口67は切欠部103を通して遊技盤30のアウト孔52内に嵌合されている。
4.上意匠板110の説明
上意匠板110は前方から上意匠板110を通して上部裏樋64に複数のネジを螺合することで上部裏樋64の前面に直接的に接合されたものであり、遊技盤30と上部裏樋64との間に配置されている。この上意匠板110の前面には絵柄が印刷されており、上意匠板110の絵柄は前方から遊技盤30を通して視覚的に認識可能にされている。この上意匠板110は装飾部材に相当するものである。
5.裏樋カバー120の説明
裏樋カバー120は後方から裏樋カバー120を通して下部裏樋61に複数のネジを螺合することで下部裏樋61の後面に直接的に接合されたものであり、裏樋カバー120には球排出路が形成されている。この球排出路は電動始動装置42の樋50から落下した遊技球および特別電動入賞装置46の樋51から落下した遊技球が侵入するものであり、樋50から落下した遊技球および樋51から落下した遊技球は球排出路を通して裏樋カバー120の外部に排出される。
6.表示器ケース130の説明
表示器ケース130は下板部131と左板部132と右板部133と上板部134と後板部135を有する矩形皿状をなすものであり、下板部131と左板部132と右板部133と上板部134と後板部135の間には空間状の表示器収納部136が形成されている。この表示器ケース130の下板部131には2枚の下プレート137が形成され、表示器ケース130の上板部134には1枚の上プレート138が形成されており、各下プレート137には後方から複数のネジが挿入され、上プレート138には後方から複数のネジが挿入されている。各下プレート137に挿入された複数のネジは下部裏樋61に螺合され、上プレート138に挿入された複数のネジは上部裏樋64に螺合されており、表示器ケース130は裏樋60を介して遊技盤30の後面に間接的に接合され、液晶ステー80は、図2に示すように、表示器ケース130の前方に表示器収納部136内から突出するように配置されている。
7.装飾図柄表示器140の説明
装飾図柄表示器140は表示器ケース130の表示器収納部136内に収納されたものであり、図3に示すように、液晶画面141および液晶画面141を保持する矩形状の画面フレーム142を有している。この画面フレーム142は液晶ステー80と表示器ケース130の後板部135との間で挟持されたものであり、装飾図柄表示器140は遊技盤30に裏樋60および液晶ステー80を介して間接的に接合され、装飾図柄表示器140と遊技盤30と裏樋60と液晶ステー80の間には装飾図柄表示器140と遊技盤30と裏樋60と液晶ステー80で囲まれた閉鎖空間95(図5参照)が形成されている。この装飾図柄表示器140の画面フレーム142には外部から表示器ケース130を通して複数のネジが螺合されており、装飾図柄表示器140は複数のネジを介して表示器ケース130に固定されている。
装飾図柄表示器140の液晶画面141は下部裏樋61と左部裏樋62と右部裏樋63と上部裏樋64で囲まれた内部空間および下部ステー81と左部ステー82と右部ステー83と上部ステー84で囲まれた内部空間の後方に配置されており、下部裏樋61および下部ステー81のそれぞれは液晶画面141の下端面に沿って横方向へ延び、左部裏樋62および左部ステー82のそれぞれは液晶画面141の左側面に沿って縦方向へ延び、右部裏樋63および右部ステー83のそれぞれは液晶画面141の右側面に沿って縦方向へ延び、上部裏樋64および上部ステー84のそれぞれは液晶画面141の上端面に沿って横方向へ延びている。この液晶画面141は表示画面に相当するものであり、前方から遊技盤30と裏樋60の内部空間と液晶ステー80の内部空間を通して視覚的に認識可能にされている。この液晶画面141は装飾図柄が表示されるものである。この装飾図柄は大当りおよび外れを識別する識別図柄として機能するものであり、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素から構成されている。
8.清掃装置150の説明
閉鎖空間95の内部には、図5に示すように、垂直な左ガイドレール151が収納されている。この左ガイドレール151は縦方向へ延びるガイドレールに相当するものであり、下部ステー81および上部ステー84の双方に固定されている。この左ガイドレール151には左歯車台152が装着されている。この左歯車台152は左ガイドレール151の前面と後面と左側面に接触するものであり、左ガイドレール151の前面と後面と左側面に沿って上下方向へスライド可能にされている。左歯車台152の内部には左歯車153が軸154を中心に回転可能に装着されており、左歯車153は左ラック部155に噛合されている。この左ラック部155は上下方向に一定間隔で並ぶ複数の歯から構成されたものであり、左ガイドレール151の右側面の全域に形成されている。
8.清掃装置150の説明
閉鎖空間95の内部には、図5に示すように、垂直な左ガイドレール151が収納されている。この左ガイドレール151は縦方向へ延びるガイドレールに相当するものであり、下部ステー81および上部ステー84の双方に固定されている。この左ガイドレール151には左歯車台152が装着されている。この左歯車台152は左ガイドレール151の前面と後面と左側面に接触するものであり、左ガイドレール151の前面と後面と左側面に沿って上下方向へスライド可能にされている。左歯車台152の内部には左歯車153が軸154を中心に回転可能に装着されており、左歯車153は左ラック部155に噛合されている。この左ラック部155は上下方向に一定間隔で並ぶ複数の歯から構成されたものであり、左ガイドレール151の右側面の全域に形成されている。
左歯車台152の内部には駆動源に相当する昇降モータ156が固定されている。この昇降モータ156はステッピングモータからなるものであり、前後方向へ延びる回転軸157を有している。この回転軸157には主動歯車158が固定されている。この主動歯車158は左歯車153に噛合されており、昇降モータ156の回転軸157が回転したときには左歯車153が主動歯車158を介して回転操作され、左歯車台152が左ガイドレール151に沿って上下方向へ移動操作される。
閉鎖空間95の内部には垂直な右ガイドレール159が収納されている。この右ガイドレール159は縦方向へ延びるガイドレールに相当するものであり、下部ステー81および上部ステー84の双方に固定されている。この右ガイドレール159には右歯車台160が装着されている。この右歯車台160は右ガイドレール159の前面と後面と右側面に接触するものであり、右ガイドレール159の前面と後面と右側面に沿って上下方向へスライド可能にされている。右歯車台160の内部には右歯車161が軸162を中心に回転可能に装着されており、右歯車161は右ラック部163に噛合されている。この右ラック部163は上下方向に一定間隔で並ぶ複数の歯から構成されたものであり、右ガイドレール159の左側面の全域に形成されている。
左歯車台152にはアーム164の左端部が固定されている。このアーム164は左ガイドレール151および右ガイドレール159の双方に対して直交する水平なものであり、アーム164の右端部は右歯車台160に固定されている。このアーム164は左端面および右端面が閉鎖された円筒状の中空パイプからなるものであり、左歯車台152が左ガイドレール151に沿って移動したときには左歯車台152の移動力がアーム164を通して右歯車台160に伝達され、右歯車161が回転することに基づいて右歯車台160が右ガイドレール159に沿って移動する。即ち、左歯車台152と右歯車台160とアーム164の3部材は昇降モータ156が駆動することに基づいて一体的に上下方向へ移動するものであり、アーム164は、図5に示すように、左歯車台152および右歯車台160の双方が上部ステー84に接触することに基づいて上昇限度位置に到達し、図6に示すように、左歯車台152および右歯車台160の双方が下部ステー81に接触することに基づいて下降限度位置に到達する。このアーム164の上昇限度位置は待機位置に相当するものである。
アーム164には、図5に示すように、複数の前吸引ノズル165が横一列に固定されている。これら各前吸引ノズル165は前後面が開口する円筒状をなすものであり、各前吸引ノズル165の内部空間は、図7に示すように、アーム164の内部空間に接続されている。これら各前吸引ノズル165は前吸引口に相当するものであり、遊技盤30の後面に臨んでいる。これら各前吸引ノズル165の外周面には前クリーナに相当する前ブラシ166が固定されている。これら各前ブラシ166は遊技盤30の後面に接触するものであり、昇降モータ156の駆動時には各前ブラシ166が遊技盤30の後面に接触しながらアーム164と一体的に上下方向へ移動することで遊技盤30の後面から埃を払拭する。
アーム164には、図5に示すように、複数の後吸引ノズル167が横一列に固定されている。これら各後吸引ノズル167は前後面が開口する円筒状をなすものであり、各後吸引ノズル167の内部空間は、図7に示すように、アーム164の内部空間に接続されている。これら各後吸引ノズル167は後吸引口に相当するものであり、装飾図柄表示器140の液晶画面141に臨んでいる。これら各後吸引ノズル167の外周面には後クリーナに相当する後ブラシ168が固定されている。これら各後ブラシ168は装飾図柄表示器140の液晶画面141に接触するものであり、昇降モータ156の駆動時には各後ブラシ168が装飾図柄表示器140の液晶画面141に接触しながらアーム164と一体的に上下方向へ移動することで装飾図柄表示器140の液晶画面141から埃を払拭する。
アーム164には円筒状の差込口169が固定されている。この差込口169はアーム164の内部空間に接続されたものであり、差込口169の外周面にはゴム製の吸引ホース170が接続されている。この吸引ホース170はフレキシブルパイプに相当するものであり、図5に示すように、ホース挿入孔171を通して閉鎖空間95の外部に引出されている。このホース挿入孔171は上部ステー84に形成されたものであり、吸引ホース170は、図5および図6に示すように、ホース挿入孔171の内周面に対してスライドすることでアーム164が上昇限度位置および下降限度位置相互間で移動することを許容する。
吸引ホース170は、図5に示すように、送風機172の吸気口に接続されている。この送風機172は吸気口から空気を吸引して排気口から排気するものであり、ファンケーシング173とファンケーシング173内に収納されたファン174とファン174を回転操作するファンモータ175(図8参照)を有している。この送風機172は表示器ケース130の後板部135に表示器収納部136の外部に位置して固定されたものであり、ファンモータ175の駆動時には空気が各前吸引ノズル165および各後吸引ノズル167からアーム164の内部を通して吸引ホース170内に吸引され、送風機172の吸気口から排気口を通して排気される。この送風機172は吸引器に相当する。
送風機172は前吸引ノズル165および後吸引ノズル167のそれぞれからアーム164の内部および吸引ホース170の内部を通って閉鎖空間95の外部に流れる空気流を生成するものであり、昇降モータ156がファンモータ175と共に駆動したときには各前ブラシ166が遊技盤30の後面から払拭した埃が空気流に乗って送風機172の排気口から閉鎖空間95の外部に移送され、各後ブラシ168が装飾図柄表示器140の液晶画面141から払拭した埃が空気流に乗って送風機172の排気口から閉鎖空間95の外部に移送される。この送風機172の排気口には、図5に示すように、排気ホース176の一端部が接続されており、排気ホース176の他端部はダストボックス177に接続されている。このダストボックス177は遊技者から視覚的に認識不能な表示器ケース130の後側に配置されたものであり、埃は送風機172の排気口から排気ホース176を通してダストボックス177内に送られ、ダストボックス177内に貯留される。
上意匠板110には、図3に示すように、遮蔽部178が形成されている。この遮蔽部178は上意匠板110のうち下部裏樋64の下端面から下方へ突出する部分を称するものであり、図4に示すように、装飾図柄表示器140の液晶画面141に前方から重なっている。即ち、アーム164が上昇限度位置に移動した状態では左歯車台152と右歯車台160とアーム164と全ての前吸引ノズル165と全ての前ブラシ166と吸引ホース170が遮蔽部178の後方に位置することで視覚的に認識不能になり、アーム164が上昇限度位置から下降したときには左歯車台152と右歯車台160とアーム164と全ての前吸引ノズル165と全ての前ブラシ166と吸引ホース170が遊技盤30を通して視覚的に認識可能になる。各後吸引ノズル167および各後ブラシ168はアーム164の後方に位置するものであり、アーム164が上昇限度位置から下降したときであっても前方から視覚的に認識不能にアーム164によって隠される。
昇降モータ156は、図8に示すように、モータ駆動回路179を介して制御回路に相当する清掃制御回路180に接続されている。この清掃制御回路180はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、電源が投入されることに基づいてモータ駆動回路179を駆動し、モータ駆動回路179から昇降モータ156に駆動電源を印加することに基づいてアーム164を移動操作する。このアーム164の移動操作は清掃制御回路180のROMに予め記録された清掃パターンで行われるものである。この清掃パターンはアーム164を上昇限度位置から下降限度位置まで往動操作した後に下降限度位置から上昇限度位置に復動操作するものであり、各前ブラシ166は遊技盤30の後面を上から下および下から上へ順に払拭し、各後ブラシ168は装飾図柄表示器140の液晶画面141を上から下および下から上へ順に払拭し、アーム164は清掃パターンに応じた清掃運転が終了することに基づいて上昇限度位置で停止する。即ち、左歯車台152と右歯車台160とアーム164と全ての前吸引ノズル165と全ての前ブラシ166と吸引ホース170は清掃運転時にのみ上意匠板110の遮蔽部178から露出するものであり、清掃運転時以外は遮蔽部178の後方に視認不能に隠されている。
清掃制御回路180には清掃スイッチ181が接続されている。この清掃スイッチ181は表示器ケース130の後側に配置されたものであり、内枠2の閉鎖状態では前方から操作不能にされている。この清掃スイッチ181は内枠2を開放状態に回動操作することで前方から操作可能に露出するものであり、清掃制御回路180は清掃運転の停止状態で清掃スイッチ181が操作されたことを検出したときにはモータ駆動回路179から昇降モータ156に駆動電源を印加することに基づいてアーム164を清掃パターンで移動操作する。
ファンモータ175は、図8に示すように、モータ駆動回路182を介して清掃制御回路180に接続されており、清掃制御回路180は電源の投入時および清掃スイッチ181の操作時に昇降モータ156に駆動電源を印加することに同期してファンモータ175に駆動電源を継続的に印加する。即ち、送風機172はアーム164の移動中には継続的に運転されるものであり、アーム164の移動中には前ブラシ166が遊技盤30の後面から払拭する埃および後ブラシ168が装飾図柄表示器140の液晶画面141から払拭する埃の双方をダストボックス177内に回収する。要するに清掃運転は電源投入時には自動的に必ず行われ、電源投入時以外には清掃スイッチ181を操作する手動で行われる。
9.遊技盤ユニット20の装着状態について
遊技盤ユニット20は上皿板12および窓枠17の双方が開放された状態で前方から内枠2の遊技盤収納部5内に収納されるものである。この遊技盤ユニット20の収納状態では裏樋60の左下厚さ調整部68と右下厚さ調整部69と左上厚さ調整部70と右上厚さ調整部71のそれぞれが内枠2の支え部6によって後方から支えられ、左下厚さ調整部68が遊技盤30と共に前方のストッパ9と後方の支え部6との間で挟持され、右下厚さ調整部69が遊技盤30と共に前方のストッパ9と後方の支え部6との間で挟持されており、残りの各ストッパ7が遊技盤30に前方から重なるロック状態に回動操作されたときには左上厚さ調整部70が遊技盤30と共に前方のストッパ7と後方の支え部6との間で挟持され、右上厚さ調整部71が遊技盤30と共に前方のストッパ7と後方の支え部6との間で挟持される。遊技盤ユニット20は上皿板12および窓枠17の双方が開放された状態で内枠2の遊技盤収納部5内から取外されるものである。この場合には両ストッパ7を遊技盤30の前方から外れるアンロック状態に回動操作し、左上厚さ調整部70と右上厚さ調整部71のそれぞれを遊技盤30と共に挟持解除状態にする。
10.遊技機能の説明
装飾図柄表示器140の液晶画面141には、図9の(a)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれとして「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」のいずれかの数字が変動停止状態で表示されており、遊技球が電動始動装置42の上始動口43内および下始動口44内のいずれかに入賞したときには、図9の(b)に示すように、3列の図柄要素が変動停止状態から変動状態になる。この変動状態とは縦一列に並ぶ「1」〜「8」の8種の図柄要素を縦方向に表示範囲が移動するようにスクロール表示するものであり、各列の図柄要素は上から下へ移動しながら「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「1」…の順序で循環的に変化する。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素は装飾図柄を構成するものであり、装飾図柄は(1)左列の図柄要素(2)右列の図柄要素(3)中列の図柄要素の順序で変動停止する。
9.遊技盤ユニット20の装着状態について
遊技盤ユニット20は上皿板12および窓枠17の双方が開放された状態で前方から内枠2の遊技盤収納部5内に収納されるものである。この遊技盤ユニット20の収納状態では裏樋60の左下厚さ調整部68と右下厚さ調整部69と左上厚さ調整部70と右上厚さ調整部71のそれぞれが内枠2の支え部6によって後方から支えられ、左下厚さ調整部68が遊技盤30と共に前方のストッパ9と後方の支え部6との間で挟持され、右下厚さ調整部69が遊技盤30と共に前方のストッパ9と後方の支え部6との間で挟持されており、残りの各ストッパ7が遊技盤30に前方から重なるロック状態に回動操作されたときには左上厚さ調整部70が遊技盤30と共に前方のストッパ7と後方の支え部6との間で挟持され、右上厚さ調整部71が遊技盤30と共に前方のストッパ7と後方の支え部6との間で挟持される。遊技盤ユニット20は上皿板12および窓枠17の双方が開放された状態で内枠2の遊技盤収納部5内から取外されるものである。この場合には両ストッパ7を遊技盤30の前方から外れるアンロック状態に回動操作し、左上厚さ調整部70と右上厚さ調整部71のそれぞれを遊技盤30と共に挟持解除状態にする。
10.遊技機能の説明
装飾図柄表示器140の液晶画面141には、図9の(a)に示すように、左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれとして「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」のいずれかの数字が変動停止状態で表示されており、遊技球が電動始動装置42の上始動口43内および下始動口44内のいずれかに入賞したときには、図9の(b)に示すように、3列の図柄要素が変動停止状態から変動状態になる。この変動状態とは縦一列に並ぶ「1」〜「8」の8種の図柄要素を縦方向に表示範囲が移動するようにスクロール表示するものであり、各列の図柄要素は上から下へ移動しながら「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「1」…の順序で循環的に変化する。これら左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素は装飾図柄を構成するものであり、装飾図柄は(1)左列の図柄要素(2)右列の図柄要素(3)中列の図柄要素の順序で変動停止する。
左列の図柄要素および右列の図柄要素の両者が変動停止した状態でリーチの組合せになったときには複数種の演出映像が選択的に表示される。このリーチの組合せとは、図9の(c)に示すように、左列の図柄要素および右列の図柄要素が相互に同一な組合せを称するものであり、演出映像とは最終の中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素と同一の数字で変動停止するか否かを演出する物語調の映像を称する。図9の(d)〜(f)は演出映像の一例を示すものであり、殿が風呂の熱さに耐えられるか否かで中列の図柄要素が左列の図柄要素および右列の図柄要素と同一の数字で変動停止するか否かが演出される。
左列の図柄要素と右列の図柄要素と中列の図柄要素の全てが変動停止した状態で大当りの組合せになったときには大当り遊技が開始され、大当りの組合せとは相違する外れの組合せになったときには大当り遊技が開始されない。大当りの組合せは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な組合せを称するものであり、大当りの組合せには「111」「222」「333」「444」「555」「666」「777」「888」の8通りが設定されている。大当り遊技は特別電動入賞装置46の扉47を開放し、特別電動入賞装置46の特別入賞口内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、扉47は特別入賞口内に上限値(例えば10個)の遊技球が入賞する個数条件または開放時間が上限値(例えば30sec)に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この扉47の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数(例えば15回)だけ繰返される。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
昇降モータ156を運転することで遊技盤30の後面および装飾図柄表示器140の液晶画面141のそれぞれから埃を払拭し、ファンモータ175を昇降モータ156と同時に運転することで遊技盤30の後面から払拭した埃および装飾図柄表示器140の液晶画面141から払拭した埃の双方を空気流に乗せて閉鎖空間95の外部に移送する構成とした。このため、遊技盤30とスペーサ90と装飾図柄表示器140が相互に接合された構成であっても遊技盤30を装飾図柄表示器140から取外すことなく遊技盤30の後面および装飾図柄表示器140の液晶画面141のそれぞれから埃を払拭して排出することができる。従って、遊技盤30の後面および装飾図柄表示器140の液晶画面141のそれぞれを容易に清掃することができるので、装飾図柄表示器140の表示内容が埃の影響で不鮮明になることを防止できる。しかも、内枠2から遊技盤ユニット20を取外すことなく遊技盤30の後面および装飾図柄表示器140の液晶画面141のそれぞれを清掃することができる。このため、内枠2から遊技盤ユニット20を取外すために電動始動装置42のハーネスおよび特別電動入賞装置46のハーネスのそれぞれを内枠2の制御基板から取外す必要がなくなるので、遊技盤30の後面の清掃作業および装飾図柄表示器140の液晶画面141の清掃作業のそれぞれが簡単になる。
昇降モータ156を運転することで遊技盤30の後面および装飾図柄表示器140の液晶画面141のそれぞれから埃を払拭し、ファンモータ175を昇降モータ156と同時に運転することで遊技盤30の後面から払拭した埃および装飾図柄表示器140の液晶画面141から払拭した埃の双方を空気流に乗せて閉鎖空間95の外部に移送する構成とした。このため、遊技盤30とスペーサ90と装飾図柄表示器140が相互に接合された構成であっても遊技盤30を装飾図柄表示器140から取外すことなく遊技盤30の後面および装飾図柄表示器140の液晶画面141のそれぞれから埃を払拭して排出することができる。従って、遊技盤30の後面および装飾図柄表示器140の液晶画面141のそれぞれを容易に清掃することができるので、装飾図柄表示器140の表示内容が埃の影響で不鮮明になることを防止できる。しかも、内枠2から遊技盤ユニット20を取外すことなく遊技盤30の後面および装飾図柄表示器140の液晶画面141のそれぞれを清掃することができる。このため、内枠2から遊技盤ユニット20を取外すために電動始動装置42のハーネスおよび特別電動入賞装置46のハーネスのそれぞれを内枠2の制御基板から取外す必要がなくなるので、遊技盤30の後面の清掃作業および装飾図柄表示器140の液晶画面141の清掃作業のそれぞれが簡単になる。
アーム164が上昇限度位置に停止した状態で左歯車台152と右歯車台160とアーム164と全ての前吸引ノズル165と全ての前ブラシ166と吸引ホース170が上意匠板110の遮蔽部178の後方に視認不能に隠れるように構成した。このため、アーム164を上昇限度位置に停止させておくことで清掃装置150を遊技者から視認不能に隠すことができるので、装飾図柄表示器140の表示内容の見栄えが清掃装置150の影響で低下することを防止できる。
清掃制御回路180が電源投入時に清掃運転を自動的に行う構成とした。このため、遊技者が遊技を始める前に遊技盤30の後面および装飾図柄表示器140の液晶画面141の双方が必ず清掃されるので、遊技者が装飾図柄表示器140の鮮明な表示内容を常に楽しむことができる。しかも、清掃制御回路180が清掃スイッチ181の操作時に清掃運転を行う構成とした。このため、遊技盤30の後面の汚れ具合または装飾図柄表示器140の液晶画面141の汚れ具合が大きいときには清掃スイッチ181を繰返し操作することで清掃運転を繰返し行うことができるので、遊技盤30の後面および装飾図柄表示器140の液晶画面141のそれぞれから汚れを十分に落すことができる。
遊技盤30の後面を払拭する前クリーナとして前ブラシ166を使用した。このため、遊技盤30の後面に入賞口装置およびワープルート等の出張りがあったときでも前ブラシ166が入賞口装置およびワープルート等の出張りに引掛ることなく移動するので、前ブラシ166が遊技盤30の後面の出張りに引掛ることに基づいて清掃装置150が清掃運転の途中で異常停止することを防止できる。
上記実施例1においては、アーム164に複数の前吸引ノズル165および複数の前ブラシ166のみを設け、装飾図柄表示器140の液晶画面141を払拭することなく遊技盤30の後面のみを払拭する構成としても良い。または、アーム164に複数の後吸引ノズル167および複数の後ブラシ168のみを設け、遊技盤30の後面を払拭することなく装飾図柄表示器140の液晶画面141のみを払拭する構成としても良い。
上記実施例1においては、左部ステー82および右部ステー83相互間の上端部に水平な上ガイドレールを固定し、左部ステー82および右部ステー83相互間の下端部に水平な下ガイドレールを固定し、上ガイドレールおよび下ガイドレールの双方にアーム164を垂直に装着しても良い。この構成の場合、アーム164を上ガイドレールおよび下ガイドレールの双方に沿って水平方向へスライド操作することで遊技盤30の後面を複数の前ブラシ166によって払拭し、装飾図柄表示器140の液晶画面141を複数の後ブラシ168によって払拭すると良い。
上記実施例1においては、前ブラシ166に換えてワイパまたはフォームまたはスポンジを使用しても良い。
上記実施例1においては、後ブラシ168に換えてワイパまたはフォームまたはスポンジを使用しても良い。
上記実施例1においては、後ブラシ168に換えてワイパまたはフォームまたはスポンジを使用しても良い。
上記実施例1においては、アーム164に前吸引ノズル165を接続することに換えて前吸引孔を形成しても良い。
上記実施例1においては、アーム164に後吸引ノズル167を接続することに換えて後吸引孔を形成しても良い。
上記実施例1においては、アーム164に後吸引ノズル167を接続することに換えて後吸引孔を形成しても良い。
上記実施例1においては、複数の前ブラシ166および複数の後ブラシ168のそれぞれをアーム164に直接的に接合しても良い。
上記実施例1においては、蛇腹状の吸引ホース170を伸縮させることでアーム164の移動を許容する構成としても良い。
上記実施例1においては、蛇腹状の吸引ホース170を伸縮させることでアーム164の移動を許容する構成としても良い。
上記実施例1においては、清掃運転を装飾図柄表示器140の表示内容に連動して行う構成としても良い。この場合、リーチ状態で昇降モータ156およびファンモータ175を運転し、アーム164をリーチ状態で移動操作することに基づいてリーチ状態を視覚的に演出することが好ましい。
30は遊技盤、90はスペーサ、95は閉鎖空間、110は上意匠板、140は装飾図柄表示器、141は液晶画面、150は清掃装置、151は左ガイドレール、156は昇降モータ、159は右ガイドレール、164はアーム、165は前吸引ノズル、166は前ブラシ、167は後吸引ノズル、168は後ブラシ、170は吸引ホース、172は送風機、178は遮蔽部、180は清掃制御回路を示している。
Claims (3)
- 透光性の遊技盤と、
前記遊技盤の後方に設けられ、大当りおよび外れを識別するための識別図柄が表示される表示画面を有する図柄表示器と、
前記遊技盤と前記図柄表示器との間に設けられ、前記図柄表示器の表示画面を取囲む枠状をなす枠部材と、
前記遊技盤の後面を清掃する清掃装置とを備え、
前記遊技盤と前記図柄表示器と前記枠部材の3部材は、前記遊技盤と前記図柄表示器と前記枠部材との間にこれら3部材で囲まれた閉鎖空間が形成されるように相互に接合され、
前記清掃装置は、
前記閉鎖空間の内部に収納され、縦方向または横方向へ延びるガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って移動可能に設けられ、前記ガイドレールに対して直交する方向へ延びる中空状のアームと、
前記アームを移動操作する駆動源と、
前記遊技盤の後面に接触するものであって、前記アームと共に移動して前記遊技盤の後面から異物を払拭する前クリーナと、
前記アームに設けられ、前記遊技盤の後面に臨む前吸引口と、
前記アームに接続され、前記アームの移動に応じて変形または変位することで前記アームの移動を許容するフレキシブルパイプと、
前記閉鎖空間の外部に設けられ、前記前吸引口から前記アームおよび前記フレキシブルパイプを通して空気を吸引することで前記前クリーナが前記遊技盤の後面から払拭した異物を空気流に乗せて移送する吸引器とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。 - 透光性の遊技盤と、
前記遊技盤の後方に設けられ、大当りおよび外れを識別するための識別図柄が表示される表示画面を有する図柄表示器と、
前記遊技盤と前記図柄表示器との間に設けられ、前記図柄表示器の表示画面を取囲む枠状をなす枠部材と、
前記図柄表示器の表示画面を清掃する清掃装置とを備え、
前記遊技盤と前記図柄表示器と前記枠部材の3部材は、前記遊技盤と前記図柄表示器と前記枠部材との間にこれら3部材で囲まれた閉鎖空間が形成されるように相互に接合され、
前記清掃装置は、
前記閉鎖空間の内部に収納され、縦方向または横方向へ延びるガイドレールと、
前記ガイドレールに沿って移動可能に設けられ、前記ガイドレールに対して直交する方向へ延びる中空状のアームと、
前記アームを移動操作する駆動源と、
前記図柄表示器の表示画面に接触するものであって、前記アームと共に移動して前記図柄表示器の表示画面から異物を払拭する後クリーナと、
前記アームに設けられ、前記図柄表示器の表示画面に臨む後吸引口と、
前記アームに接続され、前記アームの移動に応じて変形または変位することで前記アームの移動を許容するフレキシブルパイプと、
前記閉鎖空間の外部に設けられ、前記後吸引口から前記アームおよび前記フレキシブルパイプを通して空気を吸引することで前記後クリーナが前記図柄表示器の表示画面から払拭した異物を空気流に乗せて移送する吸引器とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記駆動源を駆動制御することに基づいて前記アームを移動制御するものであって、前記遊技盤の後面または前記図柄表示器の表示画面を清掃しないときには前記アームを予め決められた待機位置に停止させる制御を行う制御回路と、
前記遊技盤と前記枠部材との間に設けられ、前記遊技盤を通して視覚的に認識可能な装飾部材と、
前記装飾部材に設けられ、前記アームが前記待機位置に停止した状態で前記アームを前方から視覚的に認識不能に隠す遮蔽部と
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006012151A JP2007190247A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | パチンコ遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006012151A JP2007190247A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | パチンコ遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007190247A true JP2007190247A (ja) | 2007-08-02 |
Family
ID=38446387
Family Applications (1)
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JP2006012151A Pending JP2007190247A (ja) | 2006-01-20 | 2006-01-20 | パチンコ遊技機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015092885A (ja) * | 2013-11-08 | 2015-05-18 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
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-
2006
- 2006-01-20 JP JP2006012151A patent/JP2007190247A/ja active Pending
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