JP5087058B2 - 遊技機の前扉ロック機構 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機の前扉の不正開放を防止するための遊技機の前扉ロック機構に関する。
従来、パチンコ機等の遊技機において、前扉の不正開放を防止する装置としては、例えば特許文献1が提案されている。この不正開放防止装置は、閉塞位置と開放位置とに変位可能な平板状のストッパ片と、ソレノイドや固定ピン等を有する固定手段と、ソレノイドを駆動させる制御部等を備えている。そして、リモコン操作により制御部を介してソレノイドを駆動させて、ストッパ片を開放位置から閉塞位置に設定することにより、遊技機の前扉の不正開放を防止するようにしたものである。
特開2008−272000号公報
しかしながら、このような不正開放防止装置にあっては、リモコンの電気信号でソレノイドを駆動させることにより、ストッパ片を閉塞位置に設定できるものの、リモコン操作でストッパ片が自動的に駆動する構成であるため、例えば前扉が開放されている状態でリモコンを誤操作した場合に、ストッパ片が開放位置から閉塞位置方向に自動的に回動してしまい、前扉自体やストッパ片が破損する虞がある等、前扉の安定したロック状態を得ることが難しい。
また、ストッパ片が回動可能な平板状に形成されて、前扉の開放側端部の前面に所定距離を有して位置する構造であるため、遊技機の前扉の外周縁部である開放側端部に、前方に張り出した凹凸状の装飾カバーが配置されている場合に、前扉との間に比較的大きな隙間が発生し易く、この隙間から前扉が不正に開放される虞があり、前扉を確実にロック状態として不正開放防止効果を十分に高めることが困難であると共に、適用される前扉(遊技機)の形態が限定される等、汎用性の面で劣るという不都合を有している。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、前扉が閉塞されている場合にのみロック部材をロック位置に設定できて、前扉に安定したロック状態が得られると共に、前扉の形態に係わらず適用できて、不正開放防止効果を十分に高めることができ、かつ汎用性にすぐれた遊技機の前扉ロック機構を提供することにある。
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、前面に開閉可能な前扉を有して島の固定枠に取付けられる遊技機と、前記前扉の開放状態と閉塞状態を検知可能なセンサと、前記前扉の開放を阻止するロック位置と前扉の開放を可能とする非ロック位置とに設定可能なロック部材と、前記センサで前扉の開放状態を検知した際に前記ロック部材のロック位置への設定を不可能とし、前記センサで前扉の閉塞状態を検知した際に前記ロック部材のロック位置への設定を可能とする制御手段と、を備え、前記ロック部材は、前記固定枠の隣り合う遊技機間に配置される台間機に取付けられると共に、前記前扉の外周縁部の前面形状に対応した形状を有し、その先端部が前扉の外周縁部の前面に非接触状態で係止されることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記ロック部材が、前記前扉の外周縁部の前面形状に対応して前後方向の高さが調整可能であることを特徴とする。また、請求項に記載の発明は、前記ロック部材を回動させて前記ロック位置と非ロック位置に設定するロータリーソレノイドと、前記ロック部材のロック位置におけるロック状態を保持するプッシュソレノイドと、を備えることを特徴とする。さらに、請求項に記載の発明は、前記センサが、前記前扉の反ヒンジ側の開放端部の側面を検知可能であることを特徴とする。
本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、制御手段により、センサで前扉の開放状態を検知した際にロック部材のロック位置への設定を不可能とし、センサで前扉の閉塞状態を検知した際にロック部材のロック位置への設定を可能とするため、前扉が閉塞状態の場合にのみロック部材をロック位置に設定できて、前扉の開放状態時のロック部材のロック位置への移動を禁止できて、前扉やロック部材等の破損を防止しつつ、前扉の安定したロック状態を得ることができる。
また、前扉の外周縁部の形状に対応した形状のロック部材の先端部が前扉の外周縁部の前面に非接触状態で係止されるため、前扉の形態に係わらず先端部を前扉に僅かな隙間を有して非接触状態で係止できて、先端部と前扉間の隙間の発生を抑制できて不正開放防止効果を十分に高めることができる。さらに、ロック部材が固定枠の隣り合う遊技機間に配置される台間機に取付けられるため、例えば分煙機能を有する台間機にロック部材を取付けて前扉の開放側端部をロックすることができ、ロック機構の構成の簡略化と設置コストの低減化を図ることができる。
また、請求項2または3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、ロック部材が前扉の外周縁部の前面形状に対応して前後方向の高さが調整可能であるため、ロック部材を前扉の外周縁部の前面に確実に係止できて、一層安定したロック状態を得ることができると共に、各種形態の前扉に容易に適用できて、前扉ロック機構の汎用性を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3に記載の発明の効果に加え、センサが前扉の反ヒンジ側の開放端部の側面を検知可能であるため、前扉の閉塞状態を確実に検知できて、前扉の一層安定したロック状態を得ることができる。
本発明に係わる遊技機の前扉ロック機構を台間機に適用した場合の正面図 同台間機の内部構成を示す側面図 同その背面図 同図1の横断面図 同図1の他の横断面図 同ロック部材の斜視図 同遊技機としてのパチンコ機の正面図 同その側面図 同台間機の制御手段のブロック構成図 同その動作の一例を示すフローチャート
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図10は、本発明に係わる遊技機の前扉ロック機構の一実施形態を示している。
図1〜図3に示すように、パチンコ店の島に併設状態で設置されるパチンコ機1(図7及び図8参照)間に配置される台間機2は、パチンコ機1の高さと同一高さの縦長の本体ケース3を有している。この本体ケース3内の後方側で縦方向の上部を除く略全域に亘って、DCモータ4aにより駆動可能なクロスフローファン4が3個上下方向に配設され、この各クロスフローファン4に対応して、本体ケース3の前面には、縦方向のスリット状の吹出口3aが多数設けられている。また、本体ケース3の背面には、吸引口(図示せず)が多数設けられると共に、この吸引口の背面側には活性炭フィルター5が例えば着脱可能に取付けられている。
また、本体ケース3の縦方向の略中間位置上部には、前扉ロック機構6が配設されている。この前扉ロック機構6は、平面視でフック形状をした樹脂製のロック部材7と、駆動することによりロック部材7を図4のロック位置S1と非ロック位置S2との間で回動させるロータリーソレノイド8aと、駆動することによりロック部材7のロック位置S1におけるロック状態を維持(保持)するプッシュソレノイド8bと、ロック部材7の下方で本体ケース3の前後水平方向に配設された2個の前扉開閉検知センサ9a、9b(以下、検知センサ9a、9bという)と、制御手段としての制御基板からなる制御部10等を有している。
前記ロック部材7は、図6に示すように、軽量化と前扉12への衝撃緩和の目的で、中央部に開口7aが形成されており、その回動軸7bが本体ケース3の前面に嵌め込み固定されたロックカバー13内に位置している。また、前記ロック部材7は、図4及び図6に示すように、先端部7cが内側(図4において右側)に所定角度折れ曲がったフック形状に形成され、その回動軸7bが前記ロータリーソレノイド8aの回転軸に歯車24a〜24b等の適宜の連結部材を介して連結されている。
そして、ロータリーソレノイド8aが通電により作動して回転軸が回転することで、図4の破線の非ロック位置S2から矢印イの如く例えばθ=52.5度回動して、実線で示すロック位置S1に設定されるようになっている。また、前記プッシュソレノイド8bは、通電により作動してその駆動軸が進退することで、適宜の連結部材を介してロック部材7をロック位置S1に維持するように構成されている。
また、前記検知センサ9a、9bは、例えば光センサ等の非接触型のセンサかもしくはマイクロスイッチ等の接触型のセンサで構成されている。この前扉ロック機構6により、後述する如くパチンコ機1の前扉12の不正開放が防止されるようになっている。
なお、このロック機構6においては、プッシュソレノイド8bにより、ロック部材7を所定の圧力で押圧して、ロック部材7の手等による引っ張り開放を防止するようにしたが、例えばプッシュソレノイド8bの前後方向のストロークを利用して、ロック部材7を前後方向に移動可能として、ロック部材7の前後方向の高さ位置、すなわち後述する前扉12の外周縁部12aの前面との距離を調整可能とすることもできる。
また、本体ケース3の上部前面には、台間機2を作動させるための電源スイッチ14と表示灯11が配設されている。電源スイッチ14は、可変抵抗器14b付きで、プッシュ操作でスイッチ部14aがオン・オフすると共に、回転操作で可変抵抗器14bの抵抗値が変化して、前記クロスフローファン4の回転数が調整可能となっている。また、表示灯11は、複数個のLEDで形成され、前記クロスフローファン4やロック機構6の作動状態、及び電源スイッチ14のオン状態や後述する静電霧化微粒子水発生装置15の作動状態が表示されるようになっている。
さらに、本体ケース3の前面で電源スイッチ14の上部には、静電霧化微粒子水発生装置15が配設されている。この静電霧化微粒子水発生装置15は、後端部に設けたノズル15a(図4及び図5参照)から水を供給することにより、この水が静電霧化作用で帯電微粒子水となり、これが本体ケース3の前面の噴出口3cから前方(遊技者側)に噴霧(噴出)される。これにより、遊技者近傍の空気が清浄化されたり加湿されて、快適な遊技空間が得られるようになっている。
次に、このような前扉ロック機構6を備えた台間機1が併設状態で設置されるパチンコ機1について説明する。パチンコ機1は、図7及び図8に示すように、外枠16の前面にガラス扉17を有する前記前扉12が、図1の左端側の上下に配設された一対のヒンジ18により開閉可能に配設され、この前扉12の内側には遊技盤19が配設されている。また、前扉12は、その下方右隅部に発射ハンドル20が配設されると共に、中央下部に打球供給皿21が配設されている。また、前記遊技盤19の遊技領域中の略中央部に、図柄表示装置としての図示しないカラーの液晶表示器(図示せず)が配設されると共に、遊技盤19の外周部(前扉12の外周縁部12a)には、盤ランプが内蔵された凹凸形状の装飾カバー22が配設されている。
そして、図7の二点鎖線で示すように、パチンコ機1の少なくとも一方の側面である反ヒンジ側に前記台間機2が隣接状態で設置されて、前記ロック機構6のロック部材7が、パチンコ機1の装飾カバー22の所定部位前面に対向配置されるようになっている。このとき、ロック部材7の先端部7cが、ロック位置S1のときに装飾カバー22の前面に対して僅かな隙間(例えば1〜3mm程度)を有して対向配置されて、ロック部材7と装飾カバー22(つまり前扉12)が非接触状態で係止されるように設定されている。
なお、ロック部材7の本体ケース3に対する上下方向の取付け位置や前後の取付け高さは、台間機2が隣接設置されるパチンコ機1の形態が特定される場合には、装飾カバー22の例えば凹み部分等の所定位置となる取付け位置や前後の所定高さ位置に設定される。また、台間機2が設置されるパチンコ機1の形態が特定されない場合には、ロック部材7を本体ケース3に対して前後方向に自動でもしくは手動で移動可能に配設することにより、所定高さ位置に設定して設置したり、ロック部材7を本体ケース3に対して前後の高さを調整可能として、装飾カバー22の所定位置に係止できるように構成すれば良い。
図9は、前記台間機2の制御系のブロック構成図を示している。以下、これについて説明する。台間機2は前記制御部10を有し、この制御部10は、CPU10a、ROM10b、RAM10c等を有し、その入力側には、前記2個の検知センサ9a、9bと、前記電源スイッチ14のスイッチ部14aと可変抵抗器14bが接続されている。また、制御部10の出力側には、前記クロスフローファン4のDCモータ4aと、前記静電霧化微粒子水発生装置15と、前記ロータリーソレノイド8が接続されている。なお、前述したように、ロック部材7をプッシュさせたりロック部材7の前後方向の高さ位置を調整するためにプッシュソレノイド8bを設けた場合は、このプッシュソレノイド8bも制御部10の出力側に接続される。
そして、この台間機2は、図10に示すように動作する。すなわち、電源スイッチ14がプッシュ操作されてスイッチ部14aがオンすると、前記制御部10のROM10bに予め記憶されているプログラムがスタート(S100)し、前記検知センサ9aがオンか否か、すなわち本体ケース3の前後方向に2個配設された検知センサ9a、9bのうち前方の検知センサ9aが前扉12を検知した否かが判断(S101)される。この判断S101は「YES」になるまで繰り返され、判断S101で「YES」になると、検知センサ9bがオンか否か、すなわち後方の検知センサ9bが前扉12を検知したか否かが判断(S102)される。
この判断も「YES」になるまで繰り返され、この判断S102で「YES」となった時点、つまり、パチンコ機1の前扉12が完全に閉められて閉塞され、これを2個の検知センサ9a、9bが共に検知した場合は、制御部10からロータリーソレノイド8aとプッシュソレノイド8bに駆動信号が出力されて該ソレノイド8a、8bが例えば所定の時間差を持って作動(S103)する。
このロータリーソレノイド8aの作動により、非ロック位置S2にあるロック部材7が回動軸7bを中心に回動してロック位置S1に設定され、前扉12の開放が禁止される。このとき、ロック部材7の先端部7cが前扉12の装飾カバー22の所定の前面に対して僅かな隙間を有して非接触状態で係止され、例えば先端部7cと装飾カバー22の前面との間に異物等の挿入がし難い状態となっている。また、ロータリーソレノイド8aの作動が完了した後に、プッシュソレノイド8bが作動して、ロック部材7に該部材7をロック位置S1に保持する力が作用し、これにより、ロック部材7の安易な開放が禁止されるようになっている。
ステップS103でロータリーソレノイド8aとプッシュソレノイド8bが作動すると、電源スイッチ14の抵抗値が読み込まれ(S104)、この読み込んだ抵抗値に応じて前記3個のDCモータ4aが所定回転数で回転(S105)する。これにより、3個のクロスフローファン4が回転し、本体ケース3の背面に設けた吸引口から島内部の空気が活性炭フィルター5で濾過されつつ吸引され、これがクロスフローファン4を通過して本体ケース3の吹出口3aの前方、すなわち隣接するパチンコ機1間に吹き出される。これにより、台間機2の前方に吹出方式のエアーカーテンが形成された状態となり、例えば遊技者の喫煙によるたばこの煙が隣接するパチンコ機1間において分煙されることになる。
また、ステップS105によるクロスフローファン4の作動と略同時に前記静電霧化微粒子水発生装置15が作動(S106)し、本体ケース3の上部に設けた噴出口3cから、静電霧化微粒子水が台間機2の前方に噴霧される。このとき、噴出口3cが本体ケース3の上部でクロスフローファン4が設けられていない位置に設置されていることから、吹出口3aから吹き出される空気の上空に静電霧化微粒子水が噴霧されて、遊技者近傍の空気が効果的に清浄化されたり加湿されることになる。
そして、クロスフローファン4や静電霧化微粒子水発生装置15が作動すると、電源スイッチ14のスイッチ部14aがオフか否かが判断(S107)され、この判断S107で「NO」の場合は、判断S101に戻り、該ステップS101以降を繰り返す。また、判断S107で「YES」の場合は、すなわち、パチンコ店の営業を終了した場合とか、遊技者がエアーカーテンや静電霧化微粒子水の噴霧を希望せず電源スイッチ14をオフした場合は、一連のプログラムがエンド(S108)となる。
つまり、台間機2の本体ケース3の前後方向に2個配設した検知センサ9a、9bが、隣接するパチンコ機1の前扉12の閉塞状態を共に検知した場合にのみ、可変抵抗器14bの抵抗値に応じた回転数でクロスフローファン4が回転して島内部の空気を吸引して隣接するパチンコ機1間の前方に吹出方式のエアーカーテンが生成される。また、このエアーカーテンの上方から静電霧化微粒子水が噴霧されて、遊技者近傍の空気が清浄化されたり加湿されて快適な遊技空間が生成されることになる。なお、以上説明したフローチャートは一例であって、例えば電源スイッチ14の抵抗値の読み込みを、電源スイッチ14のつまみが回転操作されて可変抵抗器14bの抵抗値が変化した場合にのみ行うようにしたり、3個のDCモータ4aを一括でなく個別に制御することにより、3個のクロスフローファン4の回転状態をきめ細かに制御するフローチャートを採用することもできる。
このように、前記台間機2によれば、制御部10により、検知センサ9a、9bで隣接するパチンコ機1の前扉12の開放状態を検知した際にロック部材7のロック位置S1への設定を不可能とし、検知センサ9a、9bで前記前扉12の閉塞状態を検知した際にロック部材7のロック位置S1への設定を可能とするため、台間機2に隣接するパチンコ機1の前扉12が閉塞状態の場合にみ、ロック部材7をロック位置S1に設定することができる。
特に、検知センサ9a、9bが台間機2の前後方向に所定間隔を有して配置されパチンコ機1の前扉12の側面を検知すると共に、両検知センサ9a、9bが共に前扉12の閉塞状態を検知した際に、ロック部材7のロック位置S1への設定を可能とすることから、前扉12が完全に閉塞されない限り、ロック部材7をロック位置S1に設定できず、不完全な閉塞状態でのロック部材7の回動動作を禁止することができる。これにより、前扉12の開放状態時のロック部材7のロック位置への動作を確実に防止できて、前扉12の装飾カバー22やロック部材7自体の破損を防止しつつ、前扉12の安定したロック状態を容易に得ることが可能となる。
また、前扉12の装飾カバー22の形状に対応した形状のロック部材7の先端部7cが装飾カバー22の所定位置前面に非接触状態で係止されるため、前扉12の形態に係わらず先端部7cを装飾カバー22に僅かな隙間を有して非接触状態で係止できて、ロック部材7と前扉12間の隙間の発生を抑制して、異物挿入等による前扉12の不正開放を防止でき、十分な不正開放防止効果を得ることができる。
また、ロック部材7を前扉12の装飾カバー22の前面形状に対応して前後方向の高さを調整可能に構成すれば、ロック部材7の先端部7cを装飾カバー22の前面に確実に係止できて、一層安定したロック状態を得ることができると共に、各種形態の装飾カバー22を有する前扉12に適用することができて、前扉ロック機構6の汎用性を向上させることができる。
さらに、ロック部材7が隣接するパチンコ機1間に配置されて吹出方式エアーカーテンからなる分煙機能を有する台間機2に取付けられているため、隣接するパチンコ機1の前扉12の開放側端部を確実にロックしつつ、ロック機構6や台間機2の構成の簡略化やその設置コストの低減化等を図ることができる。すなわち、前扉ロック機構6が台間機2に取付けられ、制御部10が台間機2の本体ケース3内に配置されているため、前扉ロック機構6用の制御部10に台間機2のロータリーソレノイド8やDCモータ4aの駆動を制御する制御部の機能を兼用させることができて、制御部10や前扉ロック機構6等の構成を簡略化することができる。
また、前扉ロック機構6がパチンコ機1とは別体の台間機2に取付けられると共に、ロック部材7が前扉12に非接触状態で係止されるため、前扉ロック機構6(台間機2)の設置時に、パチンコ機1への加工が全く必要なく、例えば既存の台間機と交換することで設置できる等、前扉ロック機構6の設置コストの低減化を図ることが可能になると共に、島構造や台割等に影響されることなく設置できて、ロック機構6等の汎用性を向上させることも可能となる。
また、台間機2がクロスフローファン4を有し、台間機2の前方に吹出方式の上下に広範囲なエアーカーテンが形成されるため、遊技者の喫煙によるたばこの煙を隣接するパチンク機1間で確実に分煙することができる。また、台間機2の上部に静電霧化微粒子水発生装置15が配置されているため、台間機2の前方に静電霧化微粒子水を噴霧できて、遊技者近傍の空気を清浄化したり加湿することができると共に、活性炭フィルター5により島内部の塵埃等を取り除いた状態で店内に吹き出すことができ、これらにより遊技者の近傍に快適な遊技空間を形成することが可能となる。
ところで、前記実施形態においては、ロック機構6を台間機2の本体ケース3の前面に配設する例について説明したが、本発明の参考例として、例えば図7及び図8に二点鎖線で示すように、パチンコ機1の上部に配設される島の固定枠23に前扉ロック機構6を配設することも可能である。この場合は、ロック部材7がパチンコ機1の反ヒンジ側の開放側端部の上部に非接触型で係止されることが好ましく、このように構成しても、前扉12の開閉状態を検知する検知センサ9a、9bを適宜位置に配置することにより、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、前記実施形態においては、台間機2に前後方向の略水平位置の2箇所に検知センサ9a、9bを配置したが、例えば2個の検知センサ9a、9bを上下方向にずらして配置したり、前後方向の中間や後方側の1箇所に検知センサ9bを配設し、この1個の検知センサ9bの検知信号に基づいて、ロック部材7を回動動作させる構成とすることもできる。また、前記実施形態においては、ロック部材7をロック位置S1に維持するためにプッシュソレノイド8bを使用したが、例えばロック部材7のロック位置S1をロータリーソレノイド8aで維持するように構成して、プッシュソレノイド8bを省略することも可能である。
さらに、前記実施形態においては、クロスフローファン4の回転方向を所定に設定することにより、本体ケース3の前面に吹出口3aを設けて、台間機2の前方に吹出方式のエアーカーテンを形成したが、例えばクロスフローファン4の回転方向を逆にし、本体ケースの前面に吸引口を設けて台間機2の前方に吸引方式のエアーカーテンを形成することも勿論可能である。また、クロスフローファン4を正逆転可能として、吹出方式と吸引方式のエアーカーテンの生成を交互に行う構成とすることもできる。
さらにまた、前記実施形態においては、ロック部材7の先端部7cが前扉12の装飾カバー22に非接触状態で係止される例について説明したが、先端部7cが装飾カバー22(あるいは前扉12)の前面に軽く接触する状態で係止する構造を採用することもできる。また、前記実施形態における、台間機2の構成やロック部材7の駆動構造等は一例であって、例えばクロスフローファン4を1個や2個で構成したり、ロック部材7をモータやカムで駆動させる等、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜に変更することができる。
本発明は、島に併設状態で配置されるパチンコ機に限らず、島に配置されるスロットマシンやその他の各種遊技機にも利用できる。
1・・・パチンコ機、2・・・台間機、3・・・本体ケース、3a・・・吹出口、3c・・・噴出口、4・・・クロスフローファン、4a・・・DCモータ、5・・・活性炭フィルター、6・・・前扉ロック機構、7・・・ロック部材、7a・・・開口、7b・・・回動軸、7c・・・先端部、8a・・・ロータリーソレノイド、8b・・・プッシュソレノイド、9a、9b・・・前扉開閉検知センサ、10・・・制御部、11・・・表示灯、12・・・前扉、13・・・ロックカバー、14・・・電源スイッチ、14a・・・スイッチ部、14b・・・可変抵抗器、15・・・静電霧化微粒子水発生装置、18・・・ヒンジ、22・・・装飾カバー、23・・・固定枠、S1・・・ロック位置、S2・・・非ロック位置。

Claims (4)

  1. 前面に開閉可能な前扉を有して島の固定枠に取付けられる遊技機と、前記前扉の開放状態と閉塞状態を検知可能なセンサと、前記前扉の開放を阻止するロック位置と前扉の開放を可能とする非ロック位置とに設定可能なロック部材と、前記センサで前扉の開放状態を検知した際に前記ロック部材のロック位置への設定を不可能とし、前記センサで前扉の閉塞状態を検知した際に前記ロック部材のロック位置への設定を可能とする制御手段と、を備え、
    前記ロック部材は、前記固定枠の隣り合う遊技機間に配置される台間機に取付けられると共に、前記前扉の外周縁部の前面形状に対応した形状を有し、その先端部が前扉の外周縁部の前面に非接触状態で係止されることを特徴とする遊技機の前扉ロック機構。
  2. 前記ロック部材は、前記前扉の外周縁部の前面形状に対応して前後方向の高さが調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の前扉ロック機構。
  3. 前記ロック部材を回動させて前記ロック位置と非ロック位置に設定するロータリーソレノイドと、前記ロック部材のロック位置におけるロック状態を保持するプッシュソレノイドと、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機の前扉ロック機構。
  4. 前記センサは、前記前扉の反ヒンジ側の開放端部の側面を検知可能であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機の前扉ロック機構。
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