JP2007159638A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Masaya Sato
雅哉 佐藤
Mutsuyuki Oura
睦志 大浦
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Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

【課題】遊技盤を後面の傷付き防止状態で製造設備に搬送ローラによって安定した姿勢で搬送すること。
【解決手段】裏樋80に別部品である液晶ステー160を接合し、装飾図柄表示器220を液晶ステー160の厚み分だけ遊技盤30の後面から余分に離したので、装飾図柄表示器220が遊技盤30の後方へ突出する部品に干渉することを防止できる。このため、裏樋80の後面が平滑面になるので、遊技盤30の後面に裏樋80を液晶ステー160の未装着状態で固定することで遊技盤30の後面を傷付き防止し、遊技盤30を後面の傷付き防止状態で製造設備に搬送ローラによって安定した姿勢で搬送することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、透光性の遊技盤を備えたパチンコ遊技機に関する。
上記パチンコ遊技機には遊技盤の後方に表示器を配置し、前方から遊技盤を通して表示器の表示内容を視覚的に認識できるように構成したものがある。この構成の場合、表示器を内枠に直接的に固定し、表示器と遊技盤との間に表示器を取囲む枠部材を介在している。内枠は遊技盤を前後方向から挟持することで内枠に固定する挟持機構を有するものであり、枠部材は表示器で発生する熱が遊技盤側へ伝わることを抑える機能を有している。
特開2005−152579号公報
遊技盤にはベニヤ製の遊技盤および透光性の遊技盤の双方が存在する。この透光性の遊技盤の前後方向の厚みをベニヤ製の遊技盤と同一に設定したときには透光性の遊技盤がベニヤ製の遊技盤に比べて高コストおよび高重量になるので、透光性の遊技盤はベニヤ製の遊技盤に比べて厚みが薄く設定されている。しかしながら、現状では内枠の挟持機構がベニヤ製の遊技盤の厚みに合せて構成されている。このため、ベニヤ製の遊技盤に合せた挟持機構では透光性の遊技盤を挟持することができず、ベニヤ製の遊技盤および透光性の遊技盤で内枠を共通化できない。そこで、本件出願人は透明な遊技盤の厚みをベニヤ製の遊技盤程度に厚く調整する厚さ調整部を枠部材に設け、透光性の遊技盤を枠部材の厚さ調整部と共に内枠の挟持機構によって挟持することで内枠を共通化することを提案した。
ベニヤ製の遊技盤では表示器を遊技盤に背負わせる形態で遊技盤に固定している。このため、内枠に表示器を固定するための部材が存在しないので、ベニヤ製の遊技盤および透光性の遊技盤で内枠を共通化するには枠部材に厚さ調整部を設けることに加えて表示器を遊技盤に背負わせる形態を採用することが好ましい。しかしながら、遊技盤には入賞口等の役物が装着されており、役物には役物に入賞した遊技球を機外へ排出する樋等の後方への突出部分が存在する。このため、表示器を遊技盤に背負わせる形態では特に役物の後方に張出す大形な表示器を使用した場合に表示器を遊技盤の後面から大きく離間して配置し、役物の突出部分が表示器に干渉することを回避する必要がある。従って、枠部材には表示器を遊技盤の後面から大きく離間させるためのスペーサ部が必要であり、枠部材の後面がスペーサ部を含んだ凹凸状になる。この枠部材は製造段階で透光性の遊技盤を搬送するときに遊技盤の後面が傷つくことを防止する重要な機能を有するものであり、透光性の遊技盤の後面に固定された状態で搬送ローラによって製造設備に搬送される。従って、枠部材の後面がスペーサ部を含んだ凹凸状になったときには製造段階で透光性の遊技盤を安定した姿勢で搬送することができなくなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示器を役物の突出部分に触れることなく遊技盤に背負わせながらも製造段階で遊技盤を安定した姿勢で搬送することが可能であって、しかも、ベニヤ製の遊技盤を保持する内枠を利用して透光性の遊技盤を保持することが可能なパチンコ遊技機を提供することにある。
<請求項1記載のパチンコ遊技機の説明>
請求項1記載のパチンコ遊技機は1)外枠〜9)挟持部材を備えたところに特徴を有している。
1)外枠は台島に設置されるものであり、図1の符号1は外枠の一例である。
2)遊技盤は透光性を有するものであり、図2の符号30は透光性を有する透明な遊技盤の一例である。
3)内枠は遊技盤が収納される遊技盤収納部を有するものであり、外枠に設けられている。図2の符号2は内枠の一例であり、図2の符号4は内枠2の遊技盤収納部を示すものである。
4)表示器は大当りおよび外れを識別するための識別図柄が表示される表示画面を有するものであり、遊技盤の後方に設けられている。図3の装飾図柄表示器220は表示器の一例であり、図3の符号221は装飾図柄表示器220の表示画面を示している。
5)第1の枠部材は遊技盤と表示器との間に設けられたものであり、表示器の表示画面を取囲む枠状をなしている。図3の裏樋80は第1の枠部材の一例である。
6)第2の枠部材は第1の枠部材と表示器との間に設けられたものである。この第2の枠部材は表示器の表示画面を取囲む枠状をなすものであり、表示器が接触状態で配置されるものである。即ち、表示器を透光性の遊技盤に第2の枠部材および第1の枠部材を介して背負わせる形態で固定している。このため、内枠に表示器を固定するための部材を設ける必要がなくなるので、ベニヤ製の遊技盤および透光性の遊技盤間で内枠を共通化することに対する一方の障害が解消される。しかも、役物の後方に張出す大形な表示器を使用した場合であっても表示器を第2の枠部材の前後方向の厚さ寸法に相当する分だけ遊技盤の後面から余分に離すことができるので、役物の後方への突出部分が表示器に干渉することを防止できる。この第2の枠部材は第1の枠部材とは別個に形成されたものであり、第1の枠部材に直接的に接合されている。このため、第1の枠部材そのものの後面がスペーサ部を含まない平滑面になるので、遊技盤の後面に第1の枠部材を第2の枠部材の未装着状態で固定することに基づいて遊技盤の後面を傷付き防止し、遊技盤を後面の傷付き防止状態で製造設備に搬送ローラによって安定した姿勢で搬送することができる。図3の液晶ステー160は第2の枠部材の一例である。
7)厚さ調整部は第1の枠部材に設けられたものであり、遊技盤の前後方向の厚さ寸法を厚くするように調整する機能を有している。図2の左下厚さ調整部106と右下厚さ調整部107と左上厚さ調整部149と右上厚さ調整部150はいずれも厚さ調整部の一例である。
8)支え部は厚さ調整部を後方から支えるものであり、内枠に遊技盤収納部内に突出するように設けられている。図2の符号5は支え部の一例であり、支え部5は内枠2の4隅部に設けられている。
9)挟持部材は支え部との間で遊技盤および厚さ調整部の双方を挟持するものであり、内枠に設けられている。このため、透光性の遊技盤に比べて前後方向の厚さ寸法が大きなベニヤ製の遊技盤を内枠の支え部と挟持部材との間で前後方向から挟持することが可能になる。従って、透光性の遊技盤およびベニヤ製の遊技盤間で内枠を共通化することに対する残りの障害が解消されるので、両遊技盤間で内枠を共通化することが可能になる。図2のストッパ6は挟持部材の一例であり、遊技盤の前面に重なる係合状態に操作されることに基づいて遊技盤および厚さ調整部を同時に挟持し、遊技盤の前面に重ならない係合解除状態に操作されることに基づいて遊技盤および厚さ調整部の同時挟持を解除する。
1.機械的構成の説明
外枠1はパチンコホールの台島に設置されるものであり、図1に示すように、前後面が開口する四角筒状をなしている。この外枠1には合成樹脂製の内枠2が左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この内枠2は外枠1の前端面に接触する閉鎖状態および外枠1の前端面から前方に離間する開放状態に相互に回動操作されるものであり、図1は内枠2を閉鎖状態で示している。この内枠2は、図2に示すように、前後面が開口する四角筒状をなすものであり、内枠2の下端部にはレール台3が形成され、内枠2の内部にはレール台3の上方に位置して遊技盤収納部4が形成されている。レール台3は発射レールが固定されるものであり、遊技盤収納部4は内枠2の内部空間のうちレール台3の残余部分を称する。
内枠2には4個の支え部5が形成されている。これら各支え部5は遊技盤収納部4内に突出する板状をなすものであり、各支え部5にはストッパ6が前後方向へ延びる軸7を中心に回動可能に装着されている。これら各ストッパ6は前後方向へ延びる円柱状の脚部8と脚部8から突出する板状の挟持部9を有するものであり、各軸7は脚部8の内部に同心状に埋設されている。これら各ストッパ6は挟持部材に相当するものである。
内枠2には、図1に示すように、下端部に位置して横長な長方形状の下皿板10が固定されており、下皿板10の前面には上面が開口する下皿11が固定されている。この下皿板10の上方には上皿板12が配置されている。この上皿板12は内枠2に装着されたものであり、上皿板12の前面には上面が開口する上皿13が固定されている。下皿板10の前面には右端部に位置してハンドル台14が固定されており、ハンドル台14には発射ハンドル15が前後方向へ延びる軸を中心に回動可能に装着されている。この発射ハンドル15の後方には発射モータが固定されており、発射ハンドル14が回動操作されたときには発射モータに駆動電源が与えられ、発射モータの回転軸が一定方向へ一定速度で回転する。
レール台3には、図2に示すように、発射装置19が装着されている。この発射装置19は打球槌とカム機構とリターンスプリングを有するものである。打球槌は「く」字状をなすものであり、打球槌の下端部はレール台3に軸を介して装着されている。この軸は前後方向へ延びるものであり、打球槌は軸を中心に遊技球を叩く打球位置および打球位置から離間する待機位置相互間で回動可能にされている。カム機構は発射モータの回転力を打球槌に伝達することに基づいて打球槌を待機位置から打球位置にリターンスプリングのバネ力に抗して往動操作するものであり、リターンスプリングは打球槌を待機位置から打球位置にバネ力で復動操作する。即ち、発射装置19は打球槌を待機位置および打球位置相互間で往復操作することに基づいて上皿13内から供給された遊技球を叩き、遊技球を打力で発射するものである。
内枠2には、図1に示すように、窓枠16が左側部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。この窓枠16は内枠2の前端面に接触する閉鎖状態および内枠2の前端面から前方へ離間する開放状態に相互に回動操作されるものであり、図1は窓枠16を閉鎖状態で示している。この窓枠16は円形孔状の窓部を有するものであり、窓部の内周面には透明なガラス窓17が固定されている。この窓枠16には左上隅部および右上隅部に位置して3個のランプカバー18が固定されており、各ランプカバー18の後方には複数の電飾LEDが配置されている。これら各電飾LEDは窓枠16に固定されたものであり、各ランプカバー18は後方の電飾LEDが発光することに基づいて後方から照明される。
内枠2の遊技盤収納部4には、図2に示すように、遊技盤ユニット20が着脱可能に収納されている。この遊技盤ユニット20は、図3に示すように、遊技盤30と裏樋80と液晶ステー160と下意匠板170と上意匠板180と裏樋カバー190と表示器ケース200と装飾図柄表示器220と表示基板ボックス230と遊技情報表示器240を有するものであり、遊技盤30〜遊技情報表示器240の詳細構成は次の通りである。
1.遊技盤30の詳細構成
遊技盤30は前後方向の厚さ寸法が「10mm」の透明な合成樹脂(例えばポリカーボネートあるいはアクリルあるいはアクリルにゴムを混ぜた材質)の板からなるものである。この遊技盤30の前面には、図4に示すように、金属板製の外レール31が固定されている。この外レール31は遊技盤30の前面に対して垂直な円弧状をなすものであり、外レール31の後端部には、図6に示すように、複数の釘孔32が形成されている。これら各釘孔32内には釘部材に相当するレール釘33の頭部が装着されている。これら各レール釘33は細長な板材を釘孔32内に挿入して曲げ重ねることから構成されたものであり、外レール31は各レール釘33の先端部を遊技盤30に圧入することから固定されている。これら各レール釘33の長さ寸法は遊技盤30の厚さ寸法に比べて大きな「18mm」に設定されており、各レール釘33の先端部は遊技盤30を前方から後方に貫通して遊技盤30の後方に突出している。
遊技盤30の前面には、図4に示すように、金属板製の内レール34が固定されている。この内レール34は遊技盤30の前面に対して垂直な円弧状をなすものであり、内レール34の後端部には、図6に示すように、複数の釘孔35が形成されている。これら各釘孔35内にはレール釘33の頭部が装着されている。これら各レール釘33は外レール31を遊技盤30に固定するレール釘33と同一のものであり、内レール34は各レール釘33の先端部を遊技盤30に圧入することから固定され、内レール34を遊技盤30に固定する各レール釘33の先端部は遊技盤30を前方から後方に貫通して遊技盤30の後方に突出している。
外レール31と内レール34との間には発射通路36が形成されている。この発射通路36は、図4に示すように、遊技盤30の左端部に位置する円弧状の空間部を称するものであり、発射装置19が発射した遊技球は発射通路36内に発射通路36の入口37から侵入し、発射通路36に沿って円弧状の軌跡を描きながら上昇した後に発射通路36の出口38から放出される。この発射通路36は球通路に相当するものである。
遊技盤30の前面には、図4に示すように、右上部に位置して合成樹脂製の球止め部材39が固定されている。この球止め部材39は外レール31の右端部と内レール34の右端部との間の隙間を埋めるものであり、球止め部材39と外レール31と内レール34との間には遊技領域40が形成されている。この遊技領域40は外レール31と内レール34と球止め部材39によって囲まれた領域のうち発射通路36を除く円形領域を称するものであり、発射通路36の出口38から放出された遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技盤30には遊技領域40内に位置して飾り部材41が固定されている。この飾り部材41は遊技盤30の前面から突出するものであり、合成樹脂製で且つ透明なものである。この飾り部材41は第1のレール壁部42と第2のレール壁部43と連結壁部44を有している。第1のレール壁部42は外レール31の右上部に対向する円弧状の部分を称するものであり、第1のレール壁部42と外レール31との間にはサブ球通路45が形成されている。このサブ球通路45は発射通路36の出口38から強い勢いで放出された遊技球が侵入するものであり、サブ球通路45の幅寸法は1個の遊技球が進行することを許容し且つ2個の遊技球が幅方向に並んで進行することを不能にする値に設定されている。
第2のレール壁部43は内レール34の左側部に対向する縦長な部分を称するものであり、第2のレール壁部43と内レール34との間にはメイン球通路46が形成されている。このメイン球通路46の幅寸法は2個以上の遊技球が同時に並んで転動することを許容する大きさに設定されており、発射通路36の出口38から弱い勢いで放出された遊技球はメイン球通路46内に侵入し、メイン球通路46内を落下する。連結壁部44は第1のレール壁部42および第2のレール壁部43間を連結する略L字状の部分を称するものであり、発射通路36の出口38から強い勢いおよび弱い勢いの中間の勢いで放出された遊技球は連結壁部44に衝突する。この連結壁部44に衝突した遊技球は連結壁部44の傾斜に沿ってメイン球通路46内に転がり込み、メイン球通路46内を落下する。遊技盤30には遊技領域40の外部に位置して合成樹脂製の銘板台47が固定されている。この銘板台47の前面にはシールが貼付されており、シールには機種名・製造社名・大当り確率・賞品球の払出し個数が記入されている。
遊技盤30には遊技領域40内に位置して電動始動装置48が固定されている。この電動始動装置48は上特別図柄始動口49および下特別図柄始動口50を上下2段に有するものであり、上特別図柄始動口49および下特別図柄始動口50のそれぞれは上面が開口するポケット状をなしている。これら上特別図柄始動口49内および下特別図柄始動口50内には特別図柄始動センサが個別に装着されており、上特別図柄始動口49内の特別図柄始動センサは遊技球が上特別図柄始動口49内に入賞したことを検出して特別図柄始動信号を出力し、下特別図柄始動口50内の特別図柄始動センサは遊技球が下特別図柄始動口50内に入賞したことを検出して特別図柄始動信号を出力する。
下特別図柄始動口50には2枚の羽根板51の下端部が前後方向へ延びる軸を中心に回動可能に装着されており、両羽根板51は共通の始動口ソレノイドに連結されている。これら両羽根板51は始動口ソレノイドが通電されることに基づいて略水平な拡大状態に回動するものであり、両羽根板51の拡大状態では下特別図柄始動口50の左右両側部を落下する遊技球が羽根板51によって捕捉されることに基づいて下特別図柄始動口50内に入賞する。これら両羽根板51は始動口ソレノイドが断電されることに基づいて略垂直な縮小状態に回動するものであり、両羽根板51の縮小状態では両羽根板51相互間に遊技球の直径寸法程度の球通路が形成される。この球通路の真上には上特別図柄始動口49が近接配置されており、上特別図柄始動口49は両羽根板51の縮小状態で両羽根板51相互間の球通路を上方から閉鎖する。即ち、遊技球は両羽根板51の縮小状態では上特別図柄始動口49内のみに入賞することが許容され、両羽根板51の拡大状態では上特別図柄始動口49内および下特別図柄始動口50内の双方に入賞することが許容される。この電動始動装置48は始動口装置に相当するものであり、両羽根板51の縮小状態では遊技球が入賞可能な通常状態になり、両羽根板51の拡大状態では遊技球が通常状態に比べて容易に入賞可能な特別状態になる。
遊技盤30には、図3に示すように、始動口取付孔52が形成されている。この始動口取付孔52内には電動始動装置48の上樋52および下樋53が挿入されており、上樋52および下樋53のそれぞれは遊技盤30の後方に突出している。上樋52は電動始動装置48の上特別図柄始動口49に接続されたものであり、上特別図柄始動口49内に入賞した遊技球は上特別図柄始動口49内から上樋52内に転がり込む。下樋53は電動始動装置48の下特別図柄始動口50に接続されたものであり、下特別図柄始動口50内に入賞した遊技球は下特別図柄始動口50内から下樋53内に転がり込む。これら上樋52および下樋53はいずれも前方から後方へ向って下降する傾斜状の底面を有するものであり、上樋52内の遊技球は上樋52の底面に沿って後方へ転がり、下樋53内の遊技球は下樋53の底面に沿って後方へ転がる。
遊技盤30には、図4に示すように、遊技領域40内に位置して特別電動入賞装置54が固定されている。この特別電動入賞装置54は前面が開放する特別入賞口および扉55を有するものであり、扉55は下端部の水平な軸を中心に回動可能にされている。この扉55は特別入賞口ソレノイドに連結されており、特別入賞口ソレノイドの断電時には扉55が垂直な閉鎖状態に回動することに基づいて特別入賞口の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖し、特別入賞口ソレノイドの通電時には扉55が前方へ水平に倒れた開放状態に回動する。この扉55は開放状態で遊技領域40内に突出するものであり、扉55の開放状態では遊技球が扉55に乗って特別入賞口内に転がり込むことが許容される。この特別入賞口内にはカウントセンサが装着されており、カウントセンサは遊技球が特別入賞口内に入賞したことを検出してカウント信号を出力する。この特別電動入賞装置54は可変入賞口装置に相当するものである。
遊技盤30には、図3に示すように、特別入賞口取付孔56が形成されている。この特別入賞口取付孔56内には特別電動入賞装置54の樋57が挿入されており、樋57は遊技盤30の後方へ突出している。この樋57は特別電動入賞装置54の特別入賞口に接続されたものであり、特別入賞口内に入賞した遊技球は特別入賞口内から樋57内に転がり込む。この樋57は前方から後方へ向って下降する傾斜状の底面を有するものであり、樋57内の遊技球は樋57の底面に沿って後方へ転がる。
遊技盤30には、図4に示すように、電動始動装置48の左方に位置して左入賞装置58が固定され、電動始動装置48の右方に位置して右入賞装置59が固定されている。これら左入賞装置58および右入賞装置59はいずれも遊技領域40内に配置されたものであり、左入賞装置58は上面が開口するポケット状をなす2個の左入賞口60を有し、右入賞装置59は上面が開口するポケット状をなす2個の右入賞口61を有している。これら各左入賞口60内には左入賞口センサが装着され、各右入賞口61内には右入賞口センサが装着されており、各左入賞口センサは遊技球が左入賞口60内に入賞したことを検出して入賞信号を出力し、各右入賞口センサは遊技球が右入賞口61内に入賞したことを検出して入賞信号を出力する。
遊技盤30には、図3に示すように、始動口取付孔52の左方に位置して2個の左入賞口取付孔62が形成されている。これら各左入賞口取付孔62内には左入賞装置58の左樋63が挿入されており、各左樋63は遊技盤30の後方へ突出している。これら各左樋63は左入賞装置58の左入賞口60に接続されたものであり、各左入賞口60内に入賞した遊技球は左入賞口60内から左樋63内に転がり込む。これら各左樋63は前方から後方へ向って下降する傾斜状の底面を有するものであり、各左樋63内の遊技球は左樋63の底面に沿って後方へ転がる。
遊技盤30には、図3に示すように、始動口取付孔52の右方に位置して2個の右入賞口取付孔64が形成されている。これら各右入賞口取付孔64内には右入賞装置59の右樋65が挿入されており、各右樋65は遊技盤30の後方へ突出している。これら各右樋65は右入賞装置59の右入賞口61に接続されたものであり、各右入賞口61内に入賞した遊技球は右入賞口61内から右樋65内に転がり込む。これら各右樋65は前方から後方へ向って下降する傾斜状の底面を有するものであり、各右樋65内の遊技球は右樋65の底面に沿って後方へ転がる。
遊技盤30には、図3に示すように、特別入賞口取付孔56の下方に位置してアウト孔66が形成されており、内レール34にはアウト孔66の前方に位置してアウト球誘導部67が形成されている。このアウト球誘導部67は、図4に示すように、内レール34のうち径方向に突出する部分を称するものであり、内レール34の最低部に配置されている。このアウト球誘導部67の底面は後方へ向って下降する傾斜状をなしており、上特別図柄始動口49と下特別図柄始動口50と特別入賞口と2個の左入賞口60と2個の右入賞口61のいずれにも入賞しなかった遊技球はアウト球誘導部67に沿ってアウト孔66内に転がり込む。
遊技盤30には、図4に示すように、右端部に位置して複数の道釘68が縦一列に固定されている。これら複数の道釘68はサブ球通路45内から放出された遊技球の転動方向を規制するものであり、飾り部材41の第1のレール壁部42の延長上に一列に配列されている。遊技盤30にはメイン球通路46内に位置して複数の障害釘69が固定されており、メイン球通路46内に侵入した遊技球はメイン球通路46内の障害釘69に衝突しながら落下する。遊技盤30には複数の障害釘70が固定されている。これら障害釘70は遊技領域40内のうち飾り部材41の連結壁部44から第2のレール壁部43にかけて配置されたものであり、連結壁部44に衝突した遊技球は障害釘70に衝突しながらメイン通路46内に侵入する。
遊技盤30には複数の左道釘71が固定されている。これら左道釘71は電動始動装置48を起点として左上りの傾斜状に2列に配置されたものであり、2列の左道釘71相互間にはメイン球通路46から脱出した遊技球を電動始動装置48に誘導する誘導路が形成されている。遊技盤30には複数の右道釘72が固定されている。これら右道釘72は電動始動装置48を起点として右上りの傾斜状に2列に配置されたものであり、2列の右道釘72相互間には上方の道釘68に沿って落下する遊技球を電動始動装置48に誘導する誘導路が形成されている。
遊技盤30には、図4に示すように、メイン球通路46内に位置して普通図柄始動ゲート73が固定されている。この普通図柄始動ゲート73は上下面が開口するコ字枠状をなすものであり、メイン球通路46内を落下する遊技球は普通図柄始動ゲート73内に普通図柄始動ゲート73の上面から侵入し、普通図柄始動ゲート73内に侵入した遊技球は普通図柄始動ゲート73内を普通図柄始動ゲート73の下面から脱出する。この普通図柄始動ゲート73内には普通図柄始動センサが固定されており、普通図柄始動センサは遊技球が普通図柄始動ゲート73内を通過したことを検出して普通図柄始動信号を出力する。
2.裏樋80の詳細構成
裏樋80は、図2に示すように、遊技盤30の後面に接合されたものであり、枠部材および第1の枠部材に相当する。この裏樋80は、図3に示すように、下部裏樋90と左部裏樋120と右部裏樋130と上部裏樋140の4部材を四角枠状に組合せることから構成されたものであり、下部裏樋90〜上部裏樋140の4部材は同一の不透明な合成樹脂を材料に形成されている。以下、下部裏樋90〜上部裏樋140について説明する。
2−1.下部裏樋90について
下部裏樋90は下横部に相当するものであり、図7に示すように、前後方向の厚さ寸法が一定な板状をなしている。この下部裏樋90の前面には線状をなす複数のリブ91が形成されている。これらリブ91は下部裏樋90を平面状に保持する補強機能を有するものであり、下部裏樋90の後面は突状のリブが存在しない平滑面から構成されている。
下部裏樋90の前面には意匠板収納部92が形成されている。この意匠板収納部92は円弧線状のリブ91の上方の空間部を称するものであり、下部裏樋90には意匠板収納部92内に位置して1個の始動口挿入孔93と1個の特別入賞口挿入孔94と2個の左入賞口挿入孔95と2個の右入賞口挿入孔96が形成されており、電動始動装置48の上樋52および下樋53は共通の始動口挿入孔93内に挿入され、特別電動入賞装置54の樋57は特別入賞口挿入孔94内に挿入され、左入賞装置58の各左樋63は左入賞口挿入孔95内に挿入され、右入賞装置59の各右樋65は右入賞口挿入孔96内に挿入されている。この下部裏樋90にはアウト孔97およびアウト口98が形成されている。このアウト口98はアウト孔97を取囲む筒状をなすものであり、遊技盤30のアウト孔66の内周面に嵌合されることに基づいてアウト孔66の内周面を覆っている。
下部裏樋90の前面には意匠板収納部92の内部に位置して4個のボス部99が形成されている。これら4個のボス部99のそれぞれは円筒状をなすものであり、円弧状のリブ91に沿って配列されている。下部裏樋90の前面には左下部および右下部のそれぞれに位置してボス部100が形成されている。これら各ボス部100は意匠板収納部92の外部に配置されたものであり、円筒状をなしている。
下部裏樋90の前面には円弧状のリブ91に沿って3個のボス部101が形成されている。これら3個のボス部101はいずれも外レール31の後方に配置されたものであり、図6に示すように、前後面が開口する円筒状をなしている。これら各ボス部101の内部には外レール31を遊技盤30に固定するレール釘33の先端部が収納されており、各ボス部101は外レール31を遊技盤30に固定するレール釘33のうち遊技盤30の後方に突出する突出部分を取囲んでいる。
下部裏樋90の前面には、図7に示すように、意匠板収納部92の外部に位置して4個のボス部102が形成されている。これら各ボス部102は内レール34の後方に配置されたものであり、図6に示すように、前後面が開口する円筒状をなしている。これら各ボス部102の内部には内レール34を遊技盤30に固定するレール釘33の先端部が収納されており、各ボス部102は内レール34を遊技盤30に固定するレール釘33のうち遊技盤30の後方に突出する突出部分を取囲んでいる。下部裏樋90には、図7に示すように、左ラップ部103および右ラップ部104が形成されている。これら左ラップ部103および右ラップ部104のそれぞれは下部裏樋90の上端面から突出するものであり、左ラップ部103および右ラップ部104のそれぞれにはネジ挿入孔105が形成されている。
下部裏樋90には左下厚さ調整部106および右下厚さ調整部107が形成されている。左下厚さ調整部106は内枠2の左下の支え部5に前方から押付けられる部分を称するものであり、左下の支え部5(図2参照)に面接触する平面状をなしている。右下厚さ調整部107は内枠2の右下の支え部5(図2参照)に前方から押付けられる部分を称するものであり、右下の支え部5に面接触する平面状をなしている。これら左下厚さ調整部106の前後方向の厚さ寸法および右下厚さ調整部107の前後方向の厚さ寸法のそれぞれは「9.5mm」に設定されており、遊技盤30および左下厚さ調整部106の合計の厚さ寸法はベニヤ製の遊技盤の厚さ寸法と同一な「19.5mm」に設定され、遊技盤30および右下厚さ調整部107の合計の厚さ寸法はベニヤ製の遊技盤の厚さ寸法と同一な「19.5mm」に設定されている。下部裏樋90の前面には、図7に示すように、上端部に位置して円筒状をなす2個のボス部108が形成され、各ボス部108の斜め下方に位置してボス部109およびボス部110がそれぞれに形成されている。
2−2.左部裏樋120について
左部裏樋120は左縦部に相当するものであり、前後方向の厚さ寸法が一定な板状をなしている。この左部裏樋120の前面には、図8に示すように、線状をなす複数のリブ121が形成されている。これらリブ121は左部裏樋120を平板状に保持する補強機能を有するものであり、左部裏樋120の後面は突状のリブが存在しない平滑面から構成されている。
左部裏樋120の下端部には後面が閉鎖された空間状の下収納部122が形成され、左部裏樋120の上端部には後面が閉鎖された空間状の上収納部123が形成されている。下収納部122内には下部裏樋90の左ラップ部103が嵌合されており、左ラップ部103は左部裏樋120に前方から重なっている。この左部裏樋120には下収納部122内および上収納部123内に位置してネジ挿入孔124がそれぞれに形成されており、下収納部122のネジ挿入孔124内には後方からネジ125が挿入されている。このネジ125は左ラップ部103のネジ挿入孔105を通して遊技盤30の後面に螺合されており、左部裏樋120はネジ125を介して下部裏樋90に連結され、下部裏樋90および左部裏樋120は共通のネジ125を介して遊技盤30に固定されている。
左部裏樋120の前面には1個のボス部126が形成されている。このボス部126は内レール34の後方に配置されたものであり、前後面が開口する円筒状をなしている。このボス部126の内部には内レール34を遊技盤30に固定するレール釘33の先端部が収納されており、ボス部126は内レール34を遊技盤30に固定するレール釘33のうち遊技盤30の後方に突出する突出部分を取囲んでいる。
左部裏樋120の前面には2個のボス部127が形成されている。これら各ボス部127は外レール31の後方に配置されたものであり、前後面が開口する円筒状をなしている。これら各ボス部127の内部には外レール31を遊技盤30に固定するレール釘33の先端部が収納されており、各ボス部127は外レール31を遊技盤30に固定するレール釘33のうち遊技盤30の後方に突出する突出部分を取囲んでいる。この左部裏樋120の前面には円筒状をなす2個のボス部128が形成されている。
2−3.右部裏樋130について
右部裏樋130は右縦部に相当するものであり、前後方向の厚さ寸法が一定な板状をなしている。この右部裏樋130の前面には、図9に示すように、線状をなす複数のリブ131が形成されている。これらリブ131は右部裏樋130を平板状に保持する補強機能を有するものであり、右部裏樋130の後面は突状のリブが存在しない平滑面から構成されている。
右部裏樋130の下端部には後面が閉鎖された空間状の下収納部132が形成され、右部裏樋130の上端部には後面が閉鎖された空間状の上収納部133が形成されている。下収納部132内には下部裏樋90の右ラップ部104が嵌合されており、右ラップ部104は前方から右部裏樋130に重なっている。この右部裏樋130には下収納部132内および上収納部133内に位置してネジ挿入孔134がそれぞれに形成されており、下収納部132のネジ挿入孔134内には後方からネジ135が挿入されている。このネジ135は右ラップ部104のネジ挿入孔105を通して遊技盤30の後面に螺合されており、右部裏樋130はネジ135を介して下部裏樋90に連結され、下部裏樋90および右部裏樋130は共通のネジ135を介して遊技盤30に固定されている。
右部裏樋110の前面にはボス部136が形成されている。このボス部136は内レール34の後方に配置されたものであり、前後面が開口する円筒状をなしている。このボス部136の内部には内レール34を遊技盤30に固定するレール釘33の先端部が収納されており、ボス部136は内レール34を遊技盤30に固定するレール釘33のうち遊技盤30の後方に突出する突出部分を取囲んでいる。この右部裏樋130の前面には円筒状をなす2個のボス部137が形成されている。
2−4.上部裏樋140について
上部裏樋140は上横部に相当するものであり、前後方向の厚さ寸法が一定な板状をなしている。この上部裏樋140の前面には、図10に示すように、線状をなす複数のリブ141が形成されている。これらリブ141は上部裏樋140を平板状に保持するものであり、上部裏樋140の後面は突状のリブが存在しない平滑面から構成されている。
上部裏樋140の左下部には左ラップ部142が形成されている。この左ラップ部142は左部裏樋120の上収納部123内に嵌合されており、左部裏樋120に前方から重なっている。この左ラップ部142には貫通状のネジ挿入孔144が形成されており、左ラップ部142のネジ挿入孔144内には後方から左部裏樋120のネジ挿入孔124を通してネジ145が挿入されている。このネジ145は遊技盤30の後面に螺合されており、上部裏樋140は左部裏樋120にネジ145を介して連結され、上部裏樋140および左部裏樋120は遊技盤30に共通のネジ145を介して固定されている。
上部裏樋140の右下部には右ラップ部143が形成されている。この右ラップ部143は右部裏樋130の上収納部133内に嵌合されており、右部裏樋130に前方から重なっている。この右ラップ部143には貫通状のネジ挿入孔144が形成されており、右ラップ部143のネジ挿入孔144内には後方から右部裏樋130のネジ挿入孔134を通してネジ145が挿入されている。このネジ145は遊技盤30の後面に螺合されており、上部裏樋140は右部裏樋130にネジ145を介して連結され、上部裏樋140および右部裏樋130は遊技盤30に共通のネジ145を介して固定されている。即ち、裏樋80は下部裏樋90と左部裏樋120と右部裏樋130と上部裏樋140の全てを別個に形成して相互に連結することで枠状に組合わされたものである。
上部裏樋140の前面には、図10に示すように、上端部に位置して2個のボス部146および3個のボス部148が形成され、下端部に位置して2個のボス部147が形成されている。この上部裏樋140の前面には2個のボス部151および2個のボス部152が形成されている。各ボス部151は外レール31の後方に配置されたものであり、前後面が開口する円筒状をなしている。これら各ボス部151の内部には外レール31を遊技盤30に固定するレール釘33の先端部が収納されており、各ボス部151は外レール31を遊技盤30に固定するレール釘33のうち遊技盤30の後方に突出する突出部分を取囲んでいる。
上部裏樋140には左上厚さ調整部149および右上厚さ調整部150が形成されている。左上厚さ調整部149は内枠2の左上の支え部5(図2参照)に前方から押付けられる部分を称するものであり、左上の支え部5に面接触する平面状をなしている。右上厚さ調整部150は内枠2の右上の支え部5(図2参照)に前方から押付けられる部分を称するものであり、右上の支え部5に面接触する平面状をなしている。これら左上厚さ調整部149の前後方向の厚さ寸法および右上厚さ調整部150の前後方向の厚さ寸法のそれぞれは「9.5mm」に設定されており、遊技盤30および左上厚さ調整部149の合計の厚さ寸法はベニヤ製の遊技盤の厚さ寸法と同一な「19.5mm」に設定され、遊技盤30および右上厚さ調整部150の合計の厚さ寸法はベニヤ製の遊技盤の厚さ寸法と同一な「19.5mm」に設定されている。
上部裏樋140には、図10に示すように、3個の表示器収納部154〜156が形成されている。これら表示器収納部154〜156のそれぞれは相互に間隔を置いて隣接する2本の垂直なリブ141および相互に間隔を置いて隣接する2本の水平なリブ141の合計4本によって囲まれた空間部を称するものであり、遊技盤30の遊技領域40内に配置されている。これら表示器収納部154〜156は収納部に相当するものであり、上部裏樋140には表示器収納部154内〜表示器収納部156内のそれぞれに位置して円形状の配線孔158が形成されている。上部裏樋140には表示器収納部154の左方〜表示器収納部156の左方のそれぞれに位置して上下方向に並ぶ2個のLED挿入孔157が形成され、表示器収納部154内の4隅部〜表示器収納部156内の4隅部のそれぞれに位置してボス部159が形成されている。これら各ボス部159は上部裏樋140の前面に形成されたものであり、後面が閉鎖された円筒状をなしている。
3.液晶ステー160の詳細構成
液晶ステー160は第2の枠部材に相当するものであり、透明な合成樹脂を材料に形成されている。この液晶ステー160は、図11に示すように、下横部に相当する下部ステー161と左縦部に相当する左部ステー162と右縦部に相当する右部ステー163と上横部に相当する上部ステー164を有している。これら下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164の全ては相互に別個に形成されたものであり、いずれも断面コ字状をなしている。これら下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164は相互に溶着されることで四角枠状に接合されたものであり、下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164の下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164のそれぞれには2個のネジ挿入孔165が形成されている。
液晶ステー160の各ネジ挿入孔165内には、図3に示すように、後方からネジ166が挿入されており、下部ステー161は下部ステー161の各ネジ166を下部裏樋90のボス部108内に螺合することで下部裏樋90の後面に直接的に固定され、左部ステー162は左部ステー162の各ネジ166を左部裏樋120のボス部128内に螺合することで左部裏樋120の後面に直接的に固定され、右部ステー163は右部ステー163の各ネジ166を右部裏樋130のボス部137内に螺合することで右部裏樋130の後面に直接的に固定され、上部ステー164は上部ステー164の各ネジ166を上部裏樋140のボス部147内に螺合することで上部裏樋140の後面に直接的に固定されている。
3.下意匠板170の詳細構成
下意匠板170は無色透明な合成樹脂を材料に形成されたものである。この下意匠板170は下部裏樋90の意匠板収納部92内に収納されたものであり、遊技盤30と下部裏樋90との間に配置されている。この下意匠板170の前面には有色不透明な絵柄が印刷されており、下意匠板170の絵柄は前方から遊技盤30を通して視覚的に認識可能にされている。即ち、下意匠板170は遊技盤30のうち電動始動装置48と特別電動入賞装置54と左入賞装置58と右入賞装置59が装着された下部領域を装飾するものである。
下意匠板170には、図12に示すように、1個の始動口挿入孔171と1個の特別入賞口挿入孔172と2個の左入賞口挿入孔173と2個の右入賞口挿入孔174と1個の切欠部175が形成されており、電動始動装置48の上樋52および下樋53は始動口挿入孔171内を通して下部裏樋90の始動口挿入孔93内に挿入され、特別電動入賞装置54の樋57は特別入賞口挿入孔172内を通して下部裏樋90の特別入賞口挿入孔94内に挿入され、左入賞装置58の各左樋63は左入賞口挿入孔173を通して下部裏樋90の左入賞口挿入孔95内に挿入され、右入賞装置59の各右樋65は右入賞口挿入孔174を通して下部裏樋90の右入賞口挿入孔96内に挿入され、下部裏樋90のアウト口98は切欠部175を通して遊技盤30のアウト孔66内に嵌合されている。
下意匠板170には、図12に示すように、4個のネジ挿入孔176が形成されている。これら各ネジ挿入孔176内には、図3に示すように、前方からネジ177が挿入されており、下意匠板170は各ネジ177を下部裏樋90のボス部99内に螺合することで下部裏樋90に固定されている。この状態では下部裏樋90の3個のボス部101および1個のボス部102が下意匠板170の外部に位置しており、レール釘33の先端部は下意匠板170を貫通することなくボス部101内またはボス部102内に収納されている。
4.上意匠板180の説明
上意匠板180は装飾部材に相当するものである。この上意匠板180は遊技盤30と上部裏樋140との間に配置されたものであり、無色透明な合成樹脂を材料に形成されている。この上意匠板180の前面には有色不透明な絵柄が印刷されており、上意匠板180の絵柄は前方から遊技盤30を通して視覚的に認識可能にされている。この上意匠板180には、図13に示すように、3個のネジ挿入孔181が形成されている。これら各ネジ挿入孔181内には、図3に示すように、前方からネジ182が挿入されており、上意匠板180は各ネジ182を上部裏樋140のボス部148内に螺合することで上部裏樋140に固定されている。
上意匠板180の上端部には、図13に示すように、2個のネジ挿入孔183が形成されており、各ネジ挿入孔183内には、図3に示すように、後方から上部裏樋140のボス部146を通してネジ184が挿入されている。これら各ネジ184は遊技盤30の後面に螺合されており、上意匠板180は上部裏樋140と共にネジ184を介して遊技盤30に固定されている。この上意匠板180には、図13に示すように、2個の釘挿入孔185が形成されており、外レール31を遊技盤30に固定する所定のレール釘33の先端部は釘挿入孔185を通して上部裏樋140のボス部151内に挿入されている。
上意匠板180には、図13に示すように、窓部に相当する特図表示窓部186が形成されている。この特図表示窓部186は上部裏樋140の左列の表示器収納部155(図10参照)の前方に配置されたものであり、左列の表示器収納部155と同一形状に設定されている。この特図表示窓部186は上意匠板180のうち有色不透明な絵柄が形成されていない無色透明な部分を称するものであり、上意匠板180には、図13に示すように、特図表示窓部186の周囲に位置して装飾部186aが形成されている。この装飾部186aは有色不透明な絵柄が印刷された部分のうち特図表示窓部186を取囲む部分を称するものであり、特図表示窓部186は周囲の装飾部186aによって装飾されている。
上意匠板180には、図13に示すように、窓部に相当する普通図表示窓部187が形成されている。この普通図表示窓部187は上部裏樋140の中列の表示器収納部156(図10参照)の前方に配置されたものであり、中列の表示器収納部156と同一形状に設定されている。この普通図表示窓部187は上意匠板180のうち有色不透明な絵柄が形成されていない無色透明な部分を称するものであり、上意匠板180には、図13に示すように、普通図表示窓部187の周囲に位置して装飾部187aが形成されている。この装飾部187aは有色不透明な絵柄が印刷された部分のうち普通図表示窓部187を取囲む部分を称するものであり、普通図表示窓部187は周囲の装飾部187aによって装飾されている。
上意匠板180には、図13に示すように、特図表示窓部186の左方に位置して上下方向に並ぶ2個の保留表示窓188が形成され、普通図表示窓部187の左方に位置して上下方向に並ぶ2個の保留表示窓188が形成されている。これら4個の保留表示窓188は窓部に相当する保留回数表示窓部189を構成するものであり、特図表示窓部186の左方の各保留表示窓188は表示器収納部155の左方のLED挿入孔157(図10参照)の前方に配置され、普通図表示窓部187の左方の各保留表示窓188は表示器収納部156の左方のLED挿入孔157(図10参照)の前方に配置されている。これら各保留表示窓188は上意匠板180のうち有色不透明な絵柄が形成されていない無色透明な部分を称するものであり、上意匠板180には各保留表示窓188の周囲に位置して装飾部188aが形成されている。これら各装飾部188aは有色不透明な絵柄が印刷された部分のうち保留表示窓188を取囲む部分を称するものであり、各保留表示窓188は周囲の装飾部188aによって装飾されている。
5.裏樋カバー190の説明
裏樋カバー190には、図14に示すように、2個のネジ挿入孔191が形成されている。これら各ネジ挿入孔191内には、図3に示すように、後方からネジ192が挿入されており、裏樋カバー190は各ネジ192を下部裏樋90のボス部109内に螺合することで下部裏樋90の後面に固定されている。この裏樋カバー190には、図14に示すように、2個のネジ挿入孔193が形成されている。これら各ネジ挿入孔193内には、図3に示すように、後方からネジ194が挿入されており、裏樋カバー190は各ネジ194を下部裏樋90のボス部100内を通して遊技盤30の後面に螺合することで下部裏樋90と共に遊技盤30の後面に固定されている。
裏樋カバー190は下部裏樋90を後方から覆うものであり、下部裏樋90の左下厚さ調整部106および下部裏樋90の右下厚さ調整部107は、図5に示すように、裏樋カバー190の外部に配置されている。この裏樋カバー190には、図14に示すように、左入賞球排出路195と始動球排出路196と特別入賞球排出路197と右入賞球排出路198が形成されている。左入賞球排出路194は左入賞装置58の両左樋63から落下した遊技球が侵入するものであり、両左樋63から落下した遊技球は左入賞球排出路195を通して裏樋カバー190の外部に排出される。始動球排出路196は電動始動装置48の上樋52から落下した遊技球および電動始動装置48の下樋53から落下した遊技球が侵入するものであり、上樋52から落下した遊技球および下樋53から落下した遊技球は始動球排出路196を通して裏樋カバー190の外部に排出される。
特別入賞球排出路197は特別電動入賞装置54の樋57から落下した遊技球が侵入するものであり、樋57から落下した遊技球は特別入賞球排出路197を通して裏樋カバー190の外部に排出される。右入賞球排出路198は右入賞装置59の両右樋65から落下した遊技球が侵入するものであり、両右樋65から落下した遊技球は右入賞球排出路198を通して裏樋カバー190の外部に排出される。
6.表示器ケース200の説明
表示器ケース200は、図15に示すように、下板部201と左板部202と右板部203と上板部204と後板部205を有する矩形皿状をなすものであり、下板部201と左板部202と右板部203と上板部204と後板部205の間には空間状の表示器収納部206が形成されている。この表示器ケース200は金属板を材料に形成されたものであり、左板部202および右板部203のそれぞれには2個のネジ挿入孔207が形成されている。
表示器ケース200の下板部201には2枚の下プレート208が左右方向に間隔を置いて形成されており、各下プレート208にはネジ挿入孔209が形成されている。これら各ネジ挿入孔209内には、図3に示すように、後方からネジ210が挿入されており、各ネジ209は下部裏樋90のボス部110内に螺合されている。この表示器ケース200の上板部204には、図14に示すように、上プレート211が形成されており、上プレート211には2個のネジ挿入孔212が形成されている。これら各ネジ挿入孔212内には、図3に示すように、後方からネジ213が挿入されており、各ネジ213は上部裏樋140のボス部152内に螺合されている。即ち、表示器ケース200は下部裏樋90および上部裏樋140に固定されたものであり、表示器ケース200の固定状態では液晶ステー160の下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164の全てが表示器ケース200の表示器収納部206内に収納され、表示器ケース200の上板部204が液晶ステー160の上部ステー164に接触することに基づいて下方から支えられている。
7.装飾図柄表示器220の説明
装飾図柄表示器220は表示器ケース200の表示器収納部206内に収納されたものであり、図3に示すように、20インチのカラー液晶画面221および液晶画面221を保持する矩形状の画面フレーム222を有している。この画面フレーム222は液晶ステー160と表示器ケース200の後板部205との間で挟持されており、液晶ステー160に接触状態で配置されている。この画面フレーム222の左側面には表示器ケース200の左板部202の各ネジ挿入孔207を通してネジが螺合され、画面フレーム222の右側面には表示器ケース200の右板部203の各ネジ挿入孔207を通してネジが螺合されており、装飾図柄表示器200は4本のネジを介して表示器ケース200に固定されている。
装飾図柄表示器220の液晶画面221は裏樋80の下部裏樋90と左部裏樋120と右部裏樋130と上部裏樋140で囲まれた内部空間に配置されており、下部裏樋90は液晶画面221の下端面に沿って横方向へ延び、左部裏樋120は液晶画面221の左側面に沿って縦方向へ延び、右部裏樋130は液晶画面221の右側面に沿って縦方向へ延び、上部裏樋140は液晶画面221の上端面に沿って横方向へ延びている。しかも、装飾図柄表示器220の液晶画面221は液晶ステー160の下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164で囲まれた内部空間に配置されており、下部ステー161は液晶画面221の下端面に沿って横方向へ延び、左部ステー162は液晶画面221の左側面に沿って縦方向へ延び、右部ステー163は液晶画面221の右側面に沿って縦方向へ延び、上部ステー164は液晶画面221の上端面に沿って横方向へ延びている。
装飾図柄表示器220の液晶画面221は表示画面に相当するものであり、前方から遊技盤30と裏樋80の内部空間と液晶ステー160の内部空間を通して全体が視覚的に認識可能にされている。この装飾図柄表示器220は図柄表示器に相当するものであり、装飾図柄表示器220の液晶画面221には装飾図柄が表示される。この装飾図柄は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素の組合せ図柄を称するものであり、大当りおよび外れを識別するための識別図柄に相当する。
8.表示基板ボックス230の詳細構成
表示基板ボックス230は、図5に示すように、表示器ケース200の後板部205に固定されたものである。この表示基板ボックス230の内部にはプリント配線基板が収納されており、プリント配線基板には表示制御回路が搭載されている。この表示制御回路はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、装飾図柄表示器220の液晶画面221に装飾図柄遊技の映像を表示する。
9.遊技情報表示器240の詳細構成
上部裏樋140の後面には、図16に示すように、プリント配線基板からなる表示基板241が固定されている。この表示基板241と上部裏樋140との間には複数のスペーサ256が介在されており、表示基板241と上部裏樋140との間には隙間が形成されている。この表示基板241の前面には、図4に示すように、保留回数表示器242が搭載されている。この保留回数表示器242は4個の保留LED243から構成されたものであり、各保留LED243は、図16に示すように、上部裏樋140のLED挿入孔157内に挿入されることに基づいて上意匠板180の保留表示窓188の後方に配置され、保留表示窓188の周囲の装飾部188aによって装飾されている。即ち、4個の保留LED243のそれぞれは前方から透明な遊技盤30および上意匠板180の保留表示窓188を通して視覚的に認識可能にされたものであり、4個のLED挿入孔157は保留回数表示器242が収納される収納部153(図10参照)を構成するものである。
上部裏樋140の左列の表示器収納部155内には、図16に示すように、特別図柄表示器244が収納されている。この特別図柄表示器244は8セグメント形のLED表示器からなるものであり、表示画面245および枠部246を有している。表示画面245は大当りおよび外れを識別するための特別図柄が表示される領域を称するものであり、枠部246は表示画面245を取囲む部分を称するものであり、表示画面245を装飾する機能を有している。
特別図柄表示器244は前方から枠部246を通して表示器収納部155内の4個のボス部159内にネジ247を締込むことで固定されたものであり、表示器収納部155を確定する上方のリブ141と下方のリブ141と左方のリブ141と右方のリブ141の4本によって位置決めされている。この特別図柄表示器244の配線248は表示器収納部155内の配線孔158を通して上部裏樋140の後方に導出され、表示基板241にコネクタ249を介して電気的に接続されている。この特別図柄表示器244の表示画面245および枠部246の双方は上意匠板180の特図表示窓部186の後方に配置されており、表示画面245および枠部246の双方は前方から透明な遊技盤30および上意匠板180の特図表示窓部186を通して視覚的に認識可能にされ、特図表示窓部186の周囲の装飾部186aによって装飾されている。
上部裏樋140の中列の表示器収納部156内には、図16に示すように、普通図柄表示器250が収納されている。この普通図柄表示器250は8セグメント形のLED表示器からなるものであり、表示画面251および枠部252を有している。表示画面251は当りおよび外れを識別する普通図柄が表示される領域を称するものであり、枠部252は表示画面251を取囲む部分を称するものであり、表示画面251を装飾する機能を有している。
普通図柄表示器250は前方から枠部252を通して表示器収納部156内の4個のボス部159内にネジ253を締込むことで固定されたものであり、表示器収納部156を確定する上方のリブ141と下方のリブ141と左方のリブ141と右方のリブ141の4本によって位置決めされている。この普通図柄表示器250の配線254は表示器収納部156内の配線孔158を通して上部裏樋140の後方に導出され、表示基板241にコネクタ255を介して電気的に接続されている。この普通図柄表示器250の表示画面251および枠部252の双方は上意匠板180の普通図表示窓部187の後方に配置されており、表示画面251および枠部252の双方は前方から透明な遊技盤30および上意匠板180の普通図表示窓部187を通して視覚的に認識可能にされ、普通図表示窓部187の周囲の装飾部187aによって装飾されている。
保留回数表示器242と特別図柄表示器244と普通図柄表示器250はメイン制御回路が制御するものであり、メイン制御回路は装飾図柄表示器220を制御する表示制御回路とは別個のマイクロコンピュータを主体に構成されたものである。
10.遊技盤ユニット30の装着状態について
遊技盤ユニット30は窓枠16の開放状態で前方から内枠2の遊技盤収納部4内に収納されたものである。この遊技盤ユニット30の収納状態では裏樋80の左下厚さ調整部106と右下厚さ調整部107と左上厚さ調整部149と右上厚さ調整部150のそれぞれが内枠2の支え部5によって後方から支えられており、各ストッパ6が遊技盤30に前方から重なるロック状態に回動操作されたときには左下厚さ調整部106が遊技盤30と共に前方のストッパ6と後方の支え部5との間で挟持され、右下厚さ調整部107が遊技盤30と共に前方のストッパ6と後方の支え部5との間で挟持され、左上厚さ調整部149が遊技盤30と共に前方のストッパ6と後方の支え部5との間で挟持され、右上厚さ調整部150が遊技盤30と共に前方のストッパ6と後方の支え部5との間で挟持される。即ち、遊技盤ユニット30は4隅部が支え部5およびストッパ6間でそれぞれに挟持されることで内枠2に固定されている。
遊技盤ユニット30は窓枠16の開放状態で内枠2の遊技盤収納部4内から取外されるものである。この場合には各ストッパ6を遊技盤30から外れるアンロック状態に回動操作し、左下厚さ調整部106と右下厚さ調整部107と左上厚さ調整部149と右上厚さ調整部150のそれぞれを遊技盤30と共に挟持解除状態にする。即ち、4個のストッパ6は遊技盤ユニット30を内枠2に着脱可能に保持するものである。
11.遊技機能の説明
11−1.普通図柄遊技機能
普通図柄表示器250の表示画面251には普通図柄が可変停止状態で表示されており、遊技球が普通図柄始動ゲート73内を通過したときには普通図柄が可変停止状態から可変状態になり、可変状態から可変停止状態になる。この可変状態とは普通図柄を「外れの態様(×)」および「当りの態様(○)」で交互に切換え表示するものであり、普通図柄が可変停止状態で当りの態様になったときには当り遊技が開始され、普通図柄が外れの態様になったときには当り遊技が開始されない。この当り遊技は電動始動装置48の両羽根板51を拡大状態に操作し、電動始動装置48の下特別図柄始動口50を遊技球が入賞可能な開放状態に切換えることで電動始動装置48を遊技球が通常状態に比べて容易に入賞することが可能な特別状態にするものであり、両羽根板51は下特別図柄始動口50の開放時間が上限値に達するまで拡大状態に保持される。
11−2.特別図柄遊技機能
特別図柄表示器244の表示画面245には特別図柄が可変停止状態で表示されており、遊技球が電動始動装置48の上特別図柄始動口49内および下特別図柄始動口50内のいずれかに入賞したときには特別図柄が可変停止状態から可変状態になり、可変状態から可変停止状態になる。この可変状態とは特別図柄を「外れの態様(―)」→「通常大当りの態様(3)」→「特別大当りの態様(7)」→「外れの態様(―)」・・・の順序で循環的に切換え表示するものであり、特別図柄が可変停止状態で通常大当りの態様および特別大当りの態様のいずれかになったときには大当り遊技が開始され、特別図柄が外れの態様になったときには大当り遊技が開始されない。この大当り遊技は特別電動入賞装置54の扉55を開放し、特別電動入賞装置54の特別入賞口内に遊技球が入賞することを許容する遊技者有利の状態を発生させるものであり、扉55は特別入賞口内に上限値「10個」の遊技球が入賞する個数条件または開放時間が上限値「30sec」に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この扉55の個数条件および時間条件を基準とする開閉動作は大当りラウンドと称されるものであり、大当りラウンドは固定的な設定回数「15回」だけ繰返される。
11−3.装飾図柄遊技機能
装飾図柄表示器220の液晶画面221には装飾図柄の左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が変動停止状態で表示されており、遊技球が電動始動装置48の上特別図柄始動口49内および下特別図柄始動口50内のいずれかに入賞したときには3列の図柄要素が変動停止状態から変動状態になり、変動状態から変動停止状態になる。この変動状態とは縦一列に並ぶ「1」〜「8」の8種の図柄要素を縦方向に表示範囲が移動するようにスクロール表示するものであり、各列の図柄要素は上から下へ移動しながら「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→「1」…の順序で循環的に変化する。この装飾図柄を変動停止状態から変動状態を経て変動停止状態で順に表示する変動表示の映像は大当りが発生するか否かを視覚的に演出する図柄遊技の映像に相当するものである。
装飾図柄が変動停止状態で通常大当りの組合せおよび特別大当りの組合せのいずれかになったときには大当り遊技が開始され、装飾図柄が通常大当りの組合せおよび特別大当りの組合せのいずれにもならなかったときには大当り遊技が開始されない。通常大当りの組合せとは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な組合せを称するものであり、通常大当りの組合せには「222」「444」「666」「888」の4通りが設定されている。特別大当りの組合せとは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な組合せを称するものであり、特別大当りの組合せには「111」「333」「555」「777」の4通りが設定されている。この装飾図柄の変動停止状態での組合せは特別図柄の可変停止状態での態様に応じて決まるものであり、特別図柄が通常大当りの態様で可変停止するときには装飾図柄が通常大当りの組合せで変動停止し、特別図柄が特別大当りの態様で可変停止するときには装飾図柄が特別大当りの組合せで変動停止し、特別図柄が外れの態様で可変停止するときには装飾図柄が通常大当りの組合せおよび特別大当りの組合せのいずれとも相違する外れの組合せで変動停止する。
11−4.保留機能
装飾図柄遊技を即座に開始することができない装飾図柄遊技中および大当り遊技中に遊技球が上特別図柄始動口49内または下特別図柄始動口50内に入賞したときには装飾図柄遊技が保留される。この装飾図柄遊技の保留回数には上限値「4」が設定されており、保留回数が上限値「4」に到達した状態で遊技球が上特別図柄始動口49内または下特別図柄始動口50内に入賞したときには装飾図柄遊技が保留されない。保留回数表示器242は装飾図柄遊技の保留回数を表示するものであり、保留回数が「1」であるときには1個の保留LED243が点灯し、保留回数が「2」であるときには2個の保留LED243が点灯し、保留回数が「3」であるときには3個の保留LED243が点灯し、保留回数が「4」であるときには4個の保留LED243が点灯する。
11−5.確率変動機能
確率変動モードは大当りを確率変動モードの無効状態に比べて高い一定確率で判定する高確率モードである。この確率変動モードは特別図柄が特別大当りの態様で停止表示されることに基づいて有効化されるものであり、特別図柄が通常大当りの態様で停止表示されることに基づいて無効化される。この確率変動モードの有効状態では当りの判定確率が確率変動モードの無効状態に比べて高められ、電動始動装置48の両羽根板51の拡大時間が確率変動モードの無効状態に比べて延長されており、確率変動モードの無効状態に比べて多数個の遊技球が電動始動装置48の下特別図柄始動口50内に入賞可能になる。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
保留回数表示器242と特別図柄表示器244と普通図柄表示器250を裏樋80の上部裏樋140に設け、遊技盤30と上部裏樋140との間に上意匠板180を介在した。このため、保留回数表示器242と特別図柄表示器244と普通図柄表示器250の全てを交換することなく上意匠板180を交換することで複数の機種相互間の意匠の違いに対応することができるので、保留回数表示器242と特別図柄表示器244と普通図柄表示器250の全てを裏樋80と共に別の機種に兼用することができる。
下部裏樋90の前面だけにリブ91を形成し、左部裏樋120の前面だけにリブ121を形成し、右部裏樋130の前面だけにリブ131を形成し、上部裏樋140の前面だけにリブ141を形成し、リブ91とリブ121とリブ131とリブ141の全てが遊技盤30の後面に対向するように裏樋80の前面側を遊技盤30に接合したので、裏樋80の後面が平滑化される。このため、製造段階で遊技盤30を裏樋80の接合状態で製造設備に搬送するときに裏樋80の平滑な後面を搬送ローラで搬送することができるので、遊技盤30をリブ91〜141の凹凸に影響されることなく安定した姿勢で製造設備に搬送することが可能になる。しかも、製造段階で遊技盤30の後面が搬送ローラに直接的に擦れたり、あるいは、遊技盤30を積上げて保管するときに遊技盤30の後面が下方に位置する遊技盤30の外レール31および内レール34に擦れて傷付くことが防止される。このため、遊技盤30が製造段階で不良品となる度合が少なくなるので、歩留まりが向上する。
遊技盤30と上部裏樋140との間に上意匠板180を介在し、遊技盤30と下部裏樋90との間に下意匠板170を介在したので、上部裏樋140のリブ141の視覚的な認識度を上意匠板180によって抑え、下部裏樋90のリブ91の視覚的な認識度を下意匠板170によって抑えることができるので、リブ91およびリブ141の影響で見栄えが低下することを防止できる。
特別図柄表示器244を収納することが可能な複数の表示器収納部154〜156を上部裏樋140に形成した。このため、特別図柄表示器244を複数の表示器収納部154内〜156内に選択的に収納することで特別図柄表示器244の上部裏樋140に対する配置を変更することができるので、裏樋80を交換することなく特別図柄表示器244の配置を複数の機種相互間の意匠の違いに合せて変更することができる。しかも、上部裏樋140の前面領域をリブ141によって区画することで表示器収納部154〜156を形成したので、特別図柄表示器244および普通図柄表示器250を表示器収納部154内〜156内のいずれかに収納することで上部裏樋140に対して簡単に位置決めすることができる。
特別図柄表示器244および普通図柄表示器250を相互に同一のLED表示器から構成し、普通図柄表示器250を複数の表示器収納部154内〜156内に選択的に収納可能に構成した。このため、普通図柄表示器250を複数の表示器収納部154内〜156内に選択的に収納することで普通図柄表示器250の上部裏樋140に対する配置を変更することができるので、裏樋80を交換することなく普通図柄表示器250の配置を複数の機種相互間の意匠の違いに合せて変更することができる。
裏樋80に左下厚さ調整部106と右下厚さ調整部107と左上厚さ調整部149と右上厚さ調整部150を形成することで遊技盤30の4隅部の厚さ寸法をそれぞれに厚く調整し、左下厚さ調整部106と右下厚さ調整部107と左上厚さ調整部149と右上厚さ調整部150のそれぞれを遊技盤30と共に内枠2の支え部5およびストッパ6間で挟持した。このため、透光性の遊技盤30に比べて前後方向の厚さ寸法が大きなベニヤ製の遊技盤を内枠2の支え部5およびストッパ6間で前後方向から挟持することが可能になるので、透光性の遊技盤30およびベニヤ製の遊技盤間で内枠2を共通化することに対する一方の障害が解消される。しかも、裏樋80と装飾図柄表示器220との間に液晶ステー160を設け、装飾図柄表示器220を液晶ステー160に接触状態で配置することで遊技盤30に液晶ステー160および裏樋80の両者を介して背負わせる形態で固定した。このため、内枠2に装飾図柄表示器220を固定するための部材を設ける必要がなくなるので、ベニヤ製の遊技盤および透光性の遊技盤30間で内枠2を共通化することに対する他方の障害が解消され、ベニヤ製の遊技盤および透光性の遊技盤30間で内枠2を共通化することが可能になる。これに加えて電動始動装置48の上樋52あるいは電動始動装置48の下樋53あるいは特別電動入賞装置54の樋57あるいは左入賞装置58の左樋63あるいは右入賞装置59の右樋65の後方に装飾図柄表示器220が位置する場合であっても装飾図柄表示器220を液晶ステー160の前後方向の厚みに相当する分だけ遊技盤30の後面から余分に離間して配置することができるので、装飾図柄表示器220が上樋52等に干渉することを防止できる。さらに、裏樋80に裏樋80とは別部品である液晶ステー160を接合した。このため、裏樋80そのものの後面が平滑面になるので、遊技盤30の後面に裏樋80を液晶ステー160の未装着状態で固定することで遊技盤30の後面を傷付き防止し、遊技盤30を後面の傷付き防止状態で製造設備に搬送ローラによって安定した姿勢で搬送することができる。
下部裏樋90と左部裏樋120と右部裏樋130と上部裏樋140の全てを別個に形成して相互に連結することで裏樋80を枠状に形成したので、裏樋80を下部裏樋90と左部裏樋120と右部裏樋130と上部裏樋140が枠状に相互に連結された単一物として成形する場合に比べて裏樋80の歪みが少なくなる。しかも、裏樋80を下部裏樋90と左部裏樋120と右部裏樋130と上部裏樋140が枠状に相互に連結された単一物として成形する場合に比べて小形な成形設備を使用することができるので、裏樋80を製造するための製造コストが低減される。
下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164の全てを別個に形成して相互に連結することで液晶ステー160を枠状に形成したので、液晶ステー160を下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164が枠状に相互に連結された単一物として成形する場合に比べて液晶ステー160の歪みが少なくなる。しかも、液晶ステー160を下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164が枠状に相互に連結された単一物として成形する場合に比べて小形な成形設備を使用することができるので、液晶ステー160を製造するための製造コストが低減される。
液晶ステー160の下部ステー161を下部裏樋90に直接的に接合し、液晶ステー160の左部ステー162を左部裏樋120に直接的に接合し、液晶ステー160の右部ステー163を右部裏樋130に直接的に接合し、液晶ステー160の上部ステー164を上部裏樋140に直接的に接合したので、下部ステー161および下部裏樋90相互間と左部ステー162および左部裏樋120相互間と右部ステー163および右部裏樋130相互間と上部ステー164および上部裏樋140相互間のそれぞれを正確な位置関係で接合することができる。このため、裏樋80および液晶ステー160を一体成形された単一物に見せかけることができるので、見栄えが向上する。
装飾図柄表示器220を遊技盤30に裏樋80を介して接合した。このため、装飾図柄表示器220から遊技盤30に熱が伝わり難くなるので、遊技盤30が装飾図柄表示器220からの熱で悪影響を受けることが防止される。しかも、製造時に遊技盤30の後面が直接的に接地することがなくなるので、遊技盤30の後面に傷が付き難くなる。
下部裏樋90の前面に下意匠板170を固定することで装飾を施した。このため、下部裏樋90を交換することで遊技盤30の装飾を変更することができるので、この点からも裏樋80の全体を交換することなく機種毎の装飾の違いに対応できる。
下部裏樋90の前面に装飾を施すにあたって下意匠板170をネジ止めした。このため、下部裏樋90からネジを取外して下意匠板170を別のものに交換することができるので、下部裏樋90を交換することなく下意匠板170を交換するだけでも遊技盤30の装飾を変更することができる。この効果は上意匠板180についても同一である。
下部裏樋90に隣の左部裏樋120に前後方向から重なる左ラップ部103を形成し、左ラップ部103および左部裏樋120を共通のネジ125を介して遊技盤30に固定した。このため、遊技盤30にネジ125を螺合する単一の作業で下部裏樋90および左部裏樋120を相互に連結し、しかも、下部裏樋90および左部裏樋120の双方を遊技盤30に固定することができる。この効果は下部裏樋90の右ラップ部104と上部裏樋140の左ラップ部142と上部裏樋140の右ラップ部143についても同一である。
外レール31を遊技盤30に固定するレール釘33の突出部分が収納されるボス部101とボス部127とボス部151を裏樋80に形成し、内レール34を遊技盤30に固定するレール釘33の突出部分が収納されるボス部102とボス部126とボス部136を裏樋80に形成し、ボス部101とボス部127とボス部151のそれぞれが外レール31を遊技盤30に固定するレール釘33の突出部分を取囲み、ボス部102とボス部126とボス部136のそれぞれが内レール34を遊技盤30に固定するレール釘33の突出部分を取囲むように構成した。このため、作業者がレール釘33の突出部分に注意を払うことなく遊技盤30を取り扱うことができるようになるので、ベニヤ製の遊技盤に合せた大きな長さのレール釘33およびベニヤ製の遊技盤に合せた大きな圧入量のレール圧入機の双方をそのまま利用して透光性の遊技盤30に金属製の外レール31および金属製の内レール34を固定することが可能になる。
上記実施例1においては、保留回数表示器242と特別図柄表示器244と普通図柄表示器250のうちの2種類を上部裏樋140に固定したり、あるいは、保留回数表示器242と特別図柄表示器244と普通図柄表示器250のうちの1種類を上部裏樋140に固定しても良い。
上記実施例1においては、保留回数表示器242と特別図柄表示器244と普通図柄表示器250を下部裏樋90に固定したり、あるいは、左部裏樋120に固定したり、あるいは、右部裏樋130に固定しても良い。
上記実施例1においては、保留回数表示器242と特別図柄表示器244と普通図柄表示器250に対して共通の窓部を設け、前方から遊技盤30および共通の窓部を通して保留回数表示器242と特別図柄表示器244と普通図柄表示器250を視覚的に認識可能な状態にしても良い。
上記実施例1においては、上部裏樋140に特別図柄表示器244が収納可能な専用の収納部を複数形成し、上部裏樋140に普通図柄表示器250が収納可能な専用の収納部を複数形成しても良い。
上記実施例1においては、下部裏樋90と左部裏樋120と右部裏樋130と上部裏樋140の全てを一体で成形したり、あるいは、下部裏樋90と左部裏樋120と右部裏樋130と上部裏樋140のうちのいずれか1つを残りのものとは別個に成形したり、あるいは、下部裏樋90と左部裏樋120と右部裏樋130と上部裏樋140のうちのいずれか2つを残りのものとは別個に成形したり、あるいは、下部裏樋90と左部裏樋120と右部裏樋130と上部裏樋140のうちのいずれか3つを残りのものとは別個に成形しても良い。
上記実施例1においては、下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164の全てを一体で成形したり、あるいは、下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164のうちのいずれか1つを残りのものとは別個に成形したり、あるいは、下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164のうちのいずれか2つを残りのものとは別個に成形したり、あるいは、下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164のうちのいずれか3つを残りのものとは別個に成形しても良い。
上記実施例1においては、下部ステー161と左部ステー162と右部ステー163と上部ステー164を相互に枠状に接合することなく下部ステー161を下部裏樋90に直接的に接合し、左部ステー162を左部裏樋120に直接的に接合し、右部ステー163を右部裏樋130に直接的に接合し、上部ステー164を上部裏樋140に直接的に接合しても良い。
上記実施例1においては、下部裏樋90の前面および上部裏樋140の前面に印刷を直接的に施したり、あるいは、シールを直接的に貼付することで装飾を施しても良い。
上記実施例1においては、左部裏樋120の前面および右部裏樋130の前面に装飾を施しても良い。
上記実施例1においては、20インチ以外の大きさの装飾図柄表示器220を使用しても良い。
上記実施例1においては、左下厚さ調整部106と右下厚さ調整部107と左上厚さ調整部149と右上厚さ調整部150のうちの一箇所または2箇所または3箇所を遊技盤30と共に支え部5およびストッパ6間で挟持しても良い。
上記実施例1においては、左部裏樋120および右部裏樋130の両者については後面にリブを形成し、前面を平滑面としても良い。また、下部裏樋90および上部裏樋140の両者については後面にリブを形成し、前面を平滑面としても良い。前述した「搬送時の安定性」の効果を得るためには少なくとも一つの裏樋について前面にリブを形成し後面を平滑面とすれば良いが、さらなる安定性を求めるためには、前者の別例あるいは後者の別例のように、少なくとも対向する位置にある裏樋の両方について前面にリブを形成し後面を平滑面とすると良い。
上記実施例1においては、正方形状の液晶画面を有する装飾図柄表示器220を使用しても良い。
上記実施例1においては、レール釘33の突出部分が挿入されるボス部101とボス部102とボス部126とボス部127とボス部136とボス部151を有底状に形成しても良い。この場合、レール釘33の先端部がボス部101等の底板によって覆われるので、作業者がレール釘33の先端部に注意する必要が全くなくなる。しかも、裏樋80の剛性が高まるので、裏樋80の歪みを抑制する効果が高まる。
上記実施例1においては、レール釘33の突出部分が挿入されるボス部101とボス部102とボス部126とボス部127とボス部136とボス部151を四角柱状等の角柱状に形成しても良い。この場合、裏樋80の剛性確保に有利である。
上記実施例1においては、上部裏樋140に4N(Nは2以上の自然数)個のLED挿入孔157を形成し、4個の保留LED243を4N個のLED挿入孔157内に選択的に挿入しても良い。即ち、裏樋80に保留回数表示器242を収納することが可能な複数の収納部153を設け、保留回数表示器242を複数の収納部153内に選択的に収納しても良い。この場合、裏樋80を交換することなく保留回数表示器242の配置を複数の機種相互間の意匠の違いに合せて変更することができる。
上記実施例1においては、上部裏樋140に5個以上のLED挿入孔157を形成し、4個の保留LED243を5個以上のLED挿入孔157内に選択的に挿入しても良い。即ち、裏樋80にN個の保留LED243を収納することが可能な「N+1」個以上の収納部を設け、N個の保留LED243を「N+1」個以上の収納部内に選択的に収納しても良い。この場合、裏樋80を交換することなく複数の保留LED243の配置を複数の機種相互間の意匠の違いに合せて変更することができる。
上記実施例1においては、保留回数表示器242として特別図柄表示器244および普通図柄表示器250と同様のLED表示器を用いても良い。この場合、保留回数表示器242を裏樋80の複数の収納部内に選択的に収納する構成としても良い。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の全体構成を示す斜視図) 遊技盤ユニットおよび内枠を分解状態で示す斜視図 遊技盤ユニットを分解状態で示す斜視図 遊技盤を示す前面図 遊技盤ユニットを示す図 外レールおよび内レールの固定状態を示す図 下部裏樋を示す図 左部裏樋を示す図 右部裏樋を示す図 上部裏樋を示す図 液晶ステーを示す図 下意匠板を示す図 上意匠板を示す図 裏樋カバーを示す図 表示器ケースを示す図 特別図柄表示器と普通図柄表示器と保留LEDの装着状態を示す図
符号の説明
1は外枠、2は内枠、4は遊技盤収納部、5は支え部、6はストッパ、30は遊技盤、80は裏樋、106は左下厚さ調整部、107は右下厚さ調整部、149は左上厚さ調整部、150は右上厚さ調整部、160は液晶ステー、220は装飾図柄表示器、221は表示画面を示している。

Claims (1)

  1. 台島に設置される外枠と、
    透光性の遊技盤と、
    前記外枠に設けられ、前記遊技盤が収納される遊技盤収納部を有する内枠と、
    前記遊技盤の後方に設けられ、大当りおよび外れを識別するための識別図柄が表示される表示画面を有する表示器と、
    前記遊技盤と前記表示器との間に設けられ、前記表示器の表示画面を取囲む枠状をなす第1の枠部材と、
    前記第1の枠部材と前記表示器との間に設けられ、前記表示器の表示画面を取囲む枠状をなすものであって前記表示器が接触状態で配置される第2の枠部材と、
    前記第1の枠部材に設けられ、前記遊技盤の前後方向の厚さ寸法を厚くするように調整する厚さ調整部と、
    前記内枠に前記遊技盤収納部内に突出するように設けられ、前記厚さ調整部を後方から支える支え部と、
    前記内枠に設けられ、前記支え部との間で前記遊技盤および前記厚さ調整部の双方を挟持する挟持部材とを備え、
    前記第2の枠部材は、前記第1の枠部材とは別個に形成されたものであって前記第1の枠部材に直接的に接合されていることを特徴とするパチンコ遊技機。

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