JP2007189963A - 収容基板及び収容基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】反応に適用するサンプル又は薬品を収容する凹部の底部をサンドブラストして、十点平均粗さが1μm〜100μmの微細な凹凸を設ける。また、サンドブラストした金型を用いて基板を射出成型してもよい。この微細な凹凸によって試薬等との親和性が高まり、サンプルや薬品が凹部の底部に集めることができる。
【選択図】図1
Description
をハイブリゼーションしたときに、SNP部位にインベーダープローブの3’末端が侵入する。このため、このSNP部位で、鋳型DNA、アレルプローブ及びインベーダープローブを重ね合わせて三重になる。このSNP部位の構造をクリベースが認識して、アレルプローブのフラップを切断・遊離させる。次に、アレルプローブ起源の前記遊離フラップはFRETプローブとハイブリゼーションする。このハイブリゼーションによって、自己ハイブリゼーションの二本鎖とアレルプローブ起源の前記遊離フラップとの交点で三重となり、クリベースは再びこの構造を認識してFRETプローブのレポーターを切断し、クエンチャーから開放される。そして、励起光を照射することにより、切断遊離されたレポーターの蛍光標識が蛍光発色する。仮にSNP部位の塩基がアレルプローブとマッチしないものであった場合、アレルプローブ起源のフラップは切断・遊離せず、したがって、蛍光発光率が著しく低いから、この蛍光強度の差を検出することによってSNPを検査することができる。なお、励起光としては一般に紫外光又は可視光が利用されている。
この凹部の底部が微細な凹凸を有しており、この凹凸の十点平均粗さが1.0μm〜100μmであることを特徴とする収容基板である。
、その内壁がテーパー状に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の収容基板である。
反応に適用する薬品としては、アレルプローブ、インベーダープローブ、クリベースあるいはFRETプローブ等が例示できる。
1の開口部の直径は5〜10mm、深さは5mm以下である。そして、その開口部の周囲には、基板1から突出する線状の凸部111が設けられている。なお、これら凸部111の高さはいずれも同一であり、フィルム状蓋材2はこれら凸部111の全体に跨って一括して接着されている。
ているから、1枚の広い面積のフィルム状の蓋材2を適用して、収容室11のすべての凸部111に一括して接着することが望ましい。なお、例えば、注射器状シリンジ等を使用してこのフィルム状蓋材2から突き刺すことにより、収容室内の試薬等を取り出すことができる。また、人体から採取した血液等のサンプルを収容する場合にも、注射器状シリンジ等を突き刺して収容室に収容することができる。このため、フィルム状蓋材2は、基板から剥離できる必要がない。もちろん、このフィルム状蓋材2を剥離可能に凸部111に接着することも可能であり、この場合には、フィルム状蓋材2の一部又は全部を剥離して収容室11を露出させて使用することができる。
離開始から剥離の終了まで、一定の力で剥離することが可能となる。
査室13を交互に、かつ互い違いに連結して、凹部周囲の前記凸部134と前記連結凸部135とでジグザグの線を構成しながら、全体としてその引き剥がし予定方向の全体について連続した形状としたものである。また、互いに隣接する検査室13同士を連結凸部135で連結して、全体としてすべての検査室13を連結したマトリクス状とすることもできる(図6D参照)。また、計24個の検査室13のうち、外側に位置する18個の検査室13を連結して全体としてその引き剥がし予定方向の全体について連続した形状とすることもできる(図6E参照)。
ロピレン製の場合、保護フィルム4としてポリエチレンフィルムやヒートシール面をポリエチレンとする積層フィルムを使用することができる。
11 ‥収容室
112‥収容室の底部
12 ‥反応室
13 ‥検査室
131‥検査室側壁
132‥検査室底面
133‥検査室底面に対向する基板裏面
134‥凹部周囲の凸部
135‥連結凸部
14 ‥変形防止リブ
2 ‥収容室用フィルム状蓋材
3 ‥反応室形成用フィルム
31 ‥突出部
4 ‥検査室用保護フィルム
y ‥平坦部
Claims (6)
- 反応に適用するサンプル又は薬品を収容する凹部を有する合成樹脂製基板であって、
この凹部の底部が微細な凹凸を有しており、この凹凸の十点平均粗さが1.0μm〜100μmであることを特徴とする収容基板。 - 前記凹部が、DNAの増幅反応に適用する薬品を収容する収容室であることを特徴とする請求項1に記載の収容基板。
- 前記凹部の開口部の直径が5〜10mm、深さが5mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の収容基板。
- 前記凹部は、底部に向かって断面積が漸減するように、その内壁がテーパー状に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の収容基板。
- 反応に適用するサンプル又は薬品を収容する凹部を有する合成樹脂製基板を成型した後、前記凹部の底部にサンドブラスト処理を施して、前記凹部の底部に十点平均粗さ1.0μm〜100μmの微細な凹凸を設けることを特徴とする収容基板の製造方法。
- 反応に適用するサンプル又は薬品を収容する凹部を有する合成樹脂製基板を、金型を使用して成型するにあたり、前記金型の一部であって、前記凹部の底部に対応する部位にサンドブラスト処理を施し、次にこの金型を使用して前記基板を成型して、前記凹部の底部に十点平均粗さ1.0μm〜100μmの微細な凹凸を有する合成樹脂製基板を製造することを特徴とする収容基板の製造方法。
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