JP2007090290A - 反応チップおよび反応方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンタミネーションの発生を防止することが可能な反応チップを提供する。
【解決手段】 反応試薬12が配置された複数のウェル状反応容器10と、複数のウェル状反応容器10に対して順に反応試液42を供給する試液流路40とを備えた反応チップであって、反応試薬12が、ウェル状反応容器10内に配置された熱溶融型の封止剤20で覆われている。この封止剤20は、反応試薬12および反応試液42より比重が小さい材料で構成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、反応チップおよび反応方法に関するものである。
近年、化学反応やDNA反応、たんぱく質反応などをチップ上にて行うμ−Total Analysis System技術や、Lab−on−Chip技術などが研究され実現されつつある。これにより、今まで大型の実験装置や大量の反応試薬が必要であった反応実験が、数ミリ角以下の反応チップを用いて少量の反応試薬で行えるようになってきている。
この反応チップ上には、ウェルと呼ばれる微小な穴やくぼみが複数形成され、反応容器として用いられている。複数のウェル状反応容器は、試液貯留部から延設された試液流路により接続されている(例えば、特許文献1参照)。
この反応チップを用いて反応を行うには、まず複数のウェル状反応容器内に反応試薬を配置する。次に、試液貯留部に反応試液を注入することにより、試液流路を介して、複数のウェル状反応容器に反応試液を供給する。これにより、反応試薬と反応試液とが接触して反応が開始する。なお必要に応じて、反応時にウェル状反応容器を加熱する。
特表2002−503336号公報
しかしながら、上述した反応方法では、試液流路を介してウェル状反応容器内に反応試液を供給する際に、予めウェル状反応容器内に配置されていた反応試薬が、隣接するウェル状反応容器に流出するおそれがある。これにより、コンタミネーションが発生するという問題がある。
また、各ウェル状反応容器での反応中に、反応試薬や反応試液、検出用の蛍光物質等が隣接するウェル状反応容器に拡散するおそれがある。これにより、正確な反応データを測定することができなくなるという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、コンタミネーションの発生を防止することが可能であり、また正確な反応データを測定することが可能な、反応チップおよび反応方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る反応チップでは、反応試薬が配置された複数のウェル状反応容器と、前記複数のウェル状反応容器に対して順に反応試液を供給する試液流路とを備えた反応チップであって、前記反応試薬が、前記ウェル状反応容器内に配置された熱溶融型の封止剤で覆われていることを特徴とする。
また請求項2の発明に係る反応チップでは、前記封止剤は、前記反応試薬および前記反応試液より比重が小さい材料で構成されていることを特徴とする。
また請求項3の発明に係る反応チップでは、前記試液流路は、試液貯留部から延設されていることを特徴とする。
また請求項4の発明に係る反応チップでは、前記試液貯留部から、複数の前記試液流路が延設されていることを特徴とする。
また請求項5の発明に係る反応チップでは、前記反応試薬が、核酸プローブを含むことを特徴とする。
一方、請求項6の発明に係る反応方法では、基板上に形成された試液貯留部と、前記試液貯留部から延設された試液流路と、前記試液流路により順に連結された複数のウェル状反応容器と、前記ウェル状反応容器内に配置された反応試薬と、前記反応試薬を覆って前記ウェル状反応容器内に配置された熱溶融型の封止剤と、を備える反応チップを用いた反応方法であって、前記試液貯留部に反応試液を注入することにより、前記試液流路を介して、前記複数のウェル状反応容器における前記封止剤の上方に前記反応試液を供給する工程と、前記封止剤を加熱して溶融させることにより、前記反応試薬と前記反応試液とを接触させる工程と、を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、反応試薬を覆った封止剤の上方に反応試液が供給されるので、反応試薬が隣接するウェル状反応容器に流出することがなくなる。したがって、コンタミネーションの発生を防止することができる。
請求項2の発明によれば、反応温度で溶融する封止剤を使用することで、反応試液と封止剤が反応温度で入れ替わり、反応試薬と反応試液とが接触して反応している間、反応容器の開口部が封止剤により塞がれた状態となる。これにより、主反応中に反応試薬および反応試液が隣接するウェル状反応容器に拡散することがなくなる。したがって、正確な反応データを測定することができる。
請求項3の発明によれば、試液貯留部に反応試液を注入することにより、試液流路に連結された複数のウェル状反応容器に連続して一気に反応試液を供給することができる。
請求項4の発明によれば、試液貯留部に反応試液を注入することにより、複数の試液流路にそれぞれ連結された複数のウェル状反応容器に連続して一気に反応試液を供給することができる。
請求項5の発明によれば、ハイブリタイゼーションによるDNA検出反応を実現することができる。
請求項6の発明によれば、反応試薬を覆った封止剤の上方に反応試液を供給するので、反応試薬が隣接するウェル状反応容器に流出することがなくなる。したがって、コンタミネーションの発生を防止することができる。また反応温度で溶融する封止剤を使用することで、反応試液と封止剤が反応温度で入れ替わり、反応試薬と反応試液とが接触して反応している間、反応容器の開口部が封止剤により塞がれた状態となる。これにより、主反応中に反応試薬および反応試液が隣接するウェル状反応容器に拡散することがなくなる。したがって、正確な反応データを測定することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る反応チップの平面図である。この反応チップ1は、長方形状の基板2に、反応試薬が配置された複数のウェル状反応容器10と、複数のウェル状反応容器10に対して順に反応試液を供給する試液流路40とを備えたものである。
基板2は、全体的に略長方形状を呈しており、使用中に容易に折れ曲がることのない厚みをもたせて形成される。この基板2は、PP(ポリプロピレン)やPC(ポリカーボネート)、アクリル樹脂(ポリメチルメタクリレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PV(ポリ塩化ビニル)、PS(ポリスチレン)等の樹脂材料で構成されている。このような合成樹脂を用いて基板2を作製すれば、耐熱性、耐薬品性、成形加工性などに優れているため好ましい。さらに、2種類以上の樹脂を接合して用いてもよい。この場合、それぞれの樹脂の特徴を活かして基板2を作製することにより、反応試薬及び試料等の特性に応じた多様な基板2とすることが可能となり、用途ごとに使い分けることができる。例えば、基板2の上半分と下半分とで材料を分けたりすることも可能となる。なお、基板2の素材として石英ガラスを用いてもよい。
基板2には、反応試薬を収容する試薬収容部3と、反応後の反応試液を貯留する試液貯留部4と、反応試液内の特定物質を検出する検出部5とが設けられている。なお試薬収容部3と試液貯留部4との間または試薬収容部3を挟んで試液貯留部4の反対側に、PCR反応等を実施するための反応部が設けられていてもよい。検出部5では、反応試液内の特定物質を検出するため、反応試薬を用いた検出反応が実施される。そこで、検出部5には複数のウェル状反応容器10が形成され、各ウエル状反応容器内に反応試薬が配置されている。このウェル状反応容器10に反応試液を供給するため、試液貯留部4から複数の試液流路40が延設されるとともに、マイクロポンプ等の強制的な送液装置(不図示)が設けられている。それぞれの試液流路40には、複数のウェル状反応容器10が接続されている。またウェル状反応容器10および試液流路40を覆うように、蓋部材50が設けられている。
図2(a)はウェル状反応容器の説明図であり、図1のA−A線における側面断面図である。図2(a)に示すように、ウェル状反応容器10は、半球状(椀状)や逆円錐台状(鉢状)等に形成されている。ウェル状反応容器10の開口部の直径は、0.01mm以上5mm以下であることが望ましい。これにより、ウェル状反応容器10に対する反応試液の供給が容易になり、気泡の混入を防止することができる。
図1に示すように、ウェル状反応容器10は、樹脂材料からなる基板2を切削する方法や、金型内で樹脂材料を射出成型する方法等によって形成されている。基板2をPC(ポリカーボネート)などの硬質の樹脂材料で構成する場合には、切削法を用いてウェル状反応容器10を形成することができる。また、基板をPP(ポリプロピレン)などの軟質な樹脂材料で構成する場合には、成型法を用いてウェル状反応容器10を形成することが好ましい。またPCで成型法を用いてウェル状反応容器10を形成することもできる。
複数のウェル状反応容器10に対して順に反応試液を供給するため、基板2の表面に試液流路40が形成されている。この試液流路40により、複数のウェル状反応容器10が連結された状態となっている。この試液流路40も、ウェル状反応容器10と同様に、切削法や成型法等によって形成されている。
このように、ウェル状反応容器10および試液流路40が形成された基板2の表面に、反応試液を円滑に流動させるための表面処理を施してもよい。表面処理としては、プラズマ処理、コロナ処理や、バフ処理などの各種親水化処理が挙げられる。基板2に表面処理を施すことにより、試液貯留部4から試液流路40を介してウェル状反応容器10に反応試液を供給しやすくなり、送液装置の消費電力を低減することができる。さらに、基板2内の空気がうまく逃げるので、反応試液内への気泡の混入を防止することができる。
(封止剤)
図2(a)に示すように、ウェル状反応容器10の内部には、核酸プローブ等の固体の反応試薬12が配置されている。この反応試薬が、ウェル状反応容器10内に配置された熱溶融型の封止剤20で覆われている。熱溶融型の封止剤20とは、常温で固体であり、反応試薬と反応試液との反応(以下「主反応」という。)の開始温度付近で溶融する封止剤である。少なくとも80〜90℃付近で溶解するように、融点は35〜90℃付近であることが望ましい。この封止剤20として、反応試薬および反応試液より比重が小さいものを採用することが望ましい。ただし、主反応を阻害しないものであることが前提となる。具体的な封止剤として、タカラバイオ株式会社製のAmpliWax(登録商標) PCR Gem 100/50を採用する。これは、PCR増幅の際に溶解して層をなし反応試液の蒸発を防ぐよう、ミネラルオイルにかわるものとして考案された製品である。常温では固体であり、55〜58℃で融解する。なお封止剤20によって覆われる反応試薬12は、液体でも固体でもよい。固体の場合、反応試液との混合がより容易に行われるので有利である。
この封止剤20をウェル状反応容器10内に配置するには、予め反応試薬が配置されたウェル状反応容器内に、適量の固体の封止剤を投入する。次に、その封止剤を加熱する。これにより、溶融された封止剤がウェル状反応容器10の底部に濡れ広がる。その後、封止剤を冷却すれば、反応試薬12を覆った状態でウェル状反応容器10内に封止剤20を配置することができる。このように、ウェル状反応容器10内に封止剤20を配置した後に、図1に示す蓋部材50を装着する。
(使用方法)
次に、上述した反応チップの使用方法につき、図1および図2を用いて説明する。図2(b)および図2(c)は実施形態に係る反応方法の工程図であり、図1のA−A線における側面断面図である。
まず、図1に示す試液貯留部4に、反応試液を注入する。次に送液装置を運転して、試液貯留部4から試液流路40に反応試液を流出させる。反応試液は、試液流路40を通って、複数のウェル状反応容器10に対して順に供給される。この反応試液の供給は、常温または常温以下の送液可能なまでの低温で行う。
図2(b)に示すように、ウェル状反応容器10の内部には、反応試薬12を覆った状態で固体の封止剤20が配置されている。そのため、ウェル状反応容器10に供給された反応試液42は、反応試薬12と接触することなく封止剤20の表面に配置される。
このように、本実施形態の反応チップでは、反応試薬を覆った封止剤の上方に反応試液が供給されるので、反応試薬が隣接するウェル状反応容器に流出することがなくなる。したがって、コンタミネーションの発生を防止することができる。
次に図2(c)に示すように、ウェル状反応容器10を加熱して封止剤20を溶融させる。この封止剤20は、反応試液42より比重が小さいので、反応試液42と上下が入れ替わる。これにより、反応試薬12が反応試液42と接触する。なお主反応の反応開始温度が封止剤20の融点と同等または封止剤20の融点より低い場合には、反応試薬12と反応試液42との接触と同時に主反応が開始する。また主反応の反応開始温度が封止剤20の融点より高い場合には、ウェル状反応容器10をさらに加熱して主反応を開始させる。
ここで、反応試液42と上下が入れ替わった封止剤20により、ウェル状反応容器10の開口部および試液流路40が塞がれた状態となる。これにより、本実施形態の反応チップでは、主反応中に反応試薬や反応試液等が隣接するウェル状反応容器に拡散することがなくなる。したがって、コンタミネーションの発生を防止することができるとともに、正確な反応データを測定することができる。
次に、本発明に係る反応チップおよび反応方法の実施例として、ハイブリタイゼーションによるDNA検出法について説明する。なお図3の各図では、上段が比較例であり、下段が実施例である。
図3(a)に示すように、厚さ2mmのポリプロピレン樹脂基板に、複数のウェル状反応容器10を形成して、簡易的な反応チップを作製した。なおウェル状反応容器10の開口部直径は3mm、底部直径は1mm、ウェル容積は理論上7.7μLである。複数のウェル状反応容器10を連結するように、基板上に試液流路40を形成した。なお試液流路40の幅は0.5mm、深さは0.5mmであり、切削加工により形成した。
一列に配置された複数のウェル状反応容器10のうち、奇数番目のウェル状反応容器10aに、反応試薬12としてプローブDNAおよび蛍光物質を配置して減圧乾燥させた。なお偶数番目のウェル状反応容器10bには何も配置しなかった。
次に、すべてのウェル状反応容器10に、封止剤としてタカラバイオ株式会社製のAmpliWax(登録商標) PCR Gem 50を投入した。なお、一つのウェル状反応容器10に対する封止剤の投入量は2〜4μLである。この封止剤を80℃に加熱して溶融させ、室温で再び凝固させた。これにより、奇数番目のウェル状反応容器10aでは、反応試薬12を封止剤で覆った。次に、反応チップの表面に蓋部材を配置して、試液流路40の両端以外をほぼ密封した。
次に、反応試液として血液等から抽出したDNAを供給した。反応試液は、試液流路40の端部から常温で供給し、すべてのウェル状反応容器10に行き渡らせた。なお、一つのウェル状反応容器10に対する反応試液の供給量は3〜5μLである。次に、反応チップを加熱して封止剤を溶融させ、反応試薬と反応試液とを反応させた。最後に、ウェル状反応容器内の蛍光物質を検出した。
(比較例)
上記実施例と同様に、基板上に複数のウェル状反応容器10および試液流路40を形成した。また奇数番目のウェル状反応容器10aに反応試薬12を配置し、偶数番目のウェル状反応容器10aには何も配置しなかった。そして比較例では、すべてのウェル状反応容器10に封止剤を投入することなく、反応チップの表面に蓋部材を配置した。次に、試液流路40の端部から常温で反応試液を供給した。なお、一つのウェル状反応容器10に対する反応試液の供給量は7〜8μLである。次に、反応チップを加熱して反応試薬と反応試液とを反応させ、ウェル状反応容器内の蛍光物質を検出した。
図3(b)は、反応試液を供給した段階での反応チップの平面図である。上段の比較例では、奇数番目のウェル状反応容器10aに配置されていた反応試薬の一部が、反応試液の供給により偶数番目のウェル状反応容器10bに流出していた。これに対して、下段の実施例では、反応試薬が偶数番目のウェル状反応容器10bに流出していないことが確認された。これは、反応試薬を覆った封止剤の表面に反応試液が供給されたからであると考えられる。
図3(c)は、主反応後における蛍光検出結果の説明図である。上段の比較例では、奇数番目のウェル状反応容器10aに加えて、偶数番目のウェル状反応容器10bにも蛍光が確認された。これは、奇数番目のウェル状反応容器10aに配置されていた反応試薬の一部が、主反応中に偶数番目のウェル状反応容器10bに拡散したからであると考えられる。これに対して、下段の実施例では、偶数番目のウェル状反応容器10bに蛍光が確認されなかった。これは、ウェル状反応容器10aの開口部が封止剤により塞がれていたので、主反応中に反応試薬が拡散しなかったからであると考えられる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、各実施形態で挙げた具体的な材料や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
実施形態に係る反応チップの平面図である。 ウェル状反応容器の説明図および実施形態に係る反応方法の工程図である。 実施例および比較例の説明図である。
符号の説明
1…反応チップ 4…試液貯留部 10…ウェル状反応容器 12…反応試薬 20…封止剤 40…試液流路 42…反応試液

Claims (6)

  1. 反応試薬が配置された複数のウェル状反応容器と、前記複数のウェル状反応容器に対して順に反応試液を供給する試液流路とを備えた反応チップであって、
    前記反応試薬が、前記ウェル状反応容器内に配置された熱溶融型の封止剤で覆われていることを特徴とする反応チップ。
  2. 前記封止剤は、前記反応試薬および前記反応試液より比重が小さい材料で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の反応チップ。
  3. 前記試液流路は、試液貯留部から延設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の反応チップ。
  4. 前記試液貯留部から、複数の前記試液流路が延設されていることを特徴とする請求項3に記載の反応チップ。
  5. 前記反応試薬が、核酸プローブを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の反応チップ。
  6. 基板上に形成された試液貯留部と、前記試液貯留部から延設された試液流路と、前記試液流路により順に連結された複数のウェル状反応容器と、前記ウェル状反応容器内に配置された反応試薬と、前記反応試薬を覆って前記ウェル状反応容器内に配置された熱溶融型の封止剤と、を備える反応チップを用いた反応方法であって、
    前記試液貯留部に反応試液を注入することにより、前記試液流路を介して、前記複数のウェル状反応容器における前記封止剤の上方に前記反応試液を供給する工程と、
    前記封止剤を加熱して溶融させることにより、前記反応試薬と前記反応試液とを接触させる工程と、
    を有することを特徴とする反応方法。
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