JP2007187603A - 薄切片搬送機構及び薄切片作製装置並びに薄切片の搬送方法 - Google Patents

薄切片搬送機構及び薄切片作製装置並びに薄切片の搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】包埋ブロックを薄切して作製された薄切片を損傷することなく、自動的に、かつ確実に受取り、次工程に搬送することが可能な薄切片搬送機構、及び薄切片搬送機構を備えた薄切片作製装置、並びに薄切片の搬送方法を提供する。
【解決手段】薄切片作製装置1は、試料台2と、包埋ブロックBを薄切するカッター3と、試料台2を移動させる送り機構6と、薄切片搬送機構20を備えている。薄切片搬送機構20は、第一のローラ22及び第二のローラ23を有するローラ群25と、多数の通気孔が形成され、ローラ間に巻回されたベルト26と、ローラ群25のローラを回転させて、ベルト26を走行させる駆動部とを備え、第一のローラ22には、第一のローラ22に外接するベルト26を介して薄切片を吸引し、ベルト26の外周面26bに薄切片を吸着させる吸引手段29が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、人体や実験動物等から取り出した生体試料が包埋された包埋ブロックを薄切して作製された薄切片を搬送する薄切片搬送機構、及び薄切片搬送機構を備え、薄切片を作製する薄切片作製装置、並びに薄切片の搬送方法に関する。
従来から、人体や実験動物等から取り出した生体試料を検査、観察する方法の1つとして、包埋剤によって生体試料を包埋した包埋ブロックを、厚さ数μmの極薄の薄切片に薄切した後に、包埋剤を溶した試料を観察する方法が知られている。薄切片を作製する工程の詳細としては、試料台に包埋ブロックを固定し、カッターを所定の移動速度で移動させることで、厚さ3〜5μm程度の薄切片を作製する。そして、このように作製した薄切片を細い糸など引っ掛けて取出し、伸展工程、乾燥工程などの次工程に搬送していた。従来、この作製された薄切片を取り出し、搬送する工程は、薄切片が極薄で、カール、しわ、破れなどの損傷が発生しやすいことから、手作業で行われてきた。一方、例えば、動物実験においては、一試験当たり数百個の包埋ブロックを作製し、さらに一包埋ブロック当たり数枚の薄切片を作製する。このため、作業者は膨大な枚数の薄切片を作製し、次工程に搬送する必要があり、これらの工程の自動化が試みられている。
例えば、粘着テープの粘着面を包埋ブロックの切断面に押し付けて接着した後、粘着テープの移動方向と直交する方向からカッターを移動させて包埋ブロックを薄切し、粘着テープを送る方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。そして、粘着テープの送りとカッターの移動を繰り返すことで、粘着テープに固定された薄切片を順次搬送することができるとされている。
また、導電層と絶縁層からなる薄切補助部材と包埋ブロックとを異なる極性の電荷に帯電させて、アクチュエータによって薄切補助部材を包埋ブロックに押し付けて薄切を行う。そして、薄切補助部材と包埋ブロックとの間に作用する静電気力によって薄切片を引き上げて、搬送する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3634917号公報 特許第3606673号公報
しかしながら、特許文献1による方法では、作製された薄切片は粘着テープに接着された状態で観察することになるが、スライドガラスに比べて粘着テープは平坦性を得ることができない。このため、粘着テープに接着した状態で光学顕微鏡による観察を行った場合、粘着テープの僅かな歪み、反りなどによって光学顕微鏡の焦点が合わなくなってしまい、観察に支障を来してしまう問題があった。また、GLP(Good Laboratory Practice)においては、プレパラート等の試料の保管期間を十数年レベルで要求している。しかしながら、このような粘着テープに薄切片を固定した場合には、粘着テープのテープ本体及び粘着剤について、長期間にわたる安定性が証明されていない問題があった。
一方、特許文献2による方法では、静電気力によって薄切補助部材に薄切片を引き上げることができ、放電することで薄切片を薄切補助部材から切り離すことができる。このため、帯電することで、作製された薄切片を取り出し、放電することで、切り離してスライドガラス等に薄切片を受け渡すことができるので、上記のような問題は解消される。しかしながら、包埋ブロックから薄切片を薄切する場合には、薄切片がしわになったりするのを防止するため、適度な加湿を行うことが一般的である。そして、このように加湿を行った場合には、薄切片が湿潤な状態になってしまい、帯電しにくくなるので、安定した薄切片の引き上げが行えなくなり、薄切片Sを搬送できなくなってしまう問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、包埋ブロックを薄切して作製された薄切片を損傷することなく、自動的に、かつ確実に受取り、次工程に搬送することが可能な薄切片搬送機構、及び薄切片搬送機構を備えた薄切片作製装置、並びに薄切片の搬送方法を提供する。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の薄切片搬送機構は、薄切片の受取り側に配置された第一のローラ及び前記薄切片の引渡し側に配置された第二のローラの少なくとも2つのローラで構成されたローラ群と、多数の通気孔が形成され、前記ローラ間に巻回されたベルトと、前記ローラ群のいずれか1つの前記ローラを回転させて、前記ベルトを走行させる駆動部とを備え、前記第一のローラには、前記第一のローラに外接する前記ベルトを介して前記薄切片を吸引し、前記ベルトの外周面に前記薄切片を吸着させる吸引手段が設けられていることを特徴としている。
この発明に係る薄切片搬送機構によれば、ベルトには多数の通気孔が形成されているため、第一のローラに設けられている吸引手段によって、ベルトを介して薄切片を吸引し、ベルトの外周面に薄切片を吸着させることが可能である。このため、作製された薄切片は、受取り側の第一のローラにベルトが外接する位置においてベルトに吸着し、駆動部によってローラ群が回転してベルトが走行することで、薄切片はベルトとともに搬送される。なお、吸引手段によって吸引される範囲を通過した後は、薄切片とベルトとの間には液体分などによる表面張力、粘着力、摩擦力等の相互作用が僅かに働くのみで、薄切片はベルトの外周面上に載置された状態となる。このため、引渡し側において、ベルトの外周面上から薄切片を容易に取り出すことができる。
また、上記の薄切片搬送機構において、前記第一のローラは、中空の略円筒状の部材で、外周面から内周面に貫通する吸気孔が多数形成され、前記吸引手段は、前記第一のローラの内部に先端側が接続された吸気管と、該吸気管の基端側に接続されたバキュームポンプとを備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る薄切片搬送機構によれば、バキュームポンプで吸引することによって、バキュームポンプと吸気管で接続された第一のローラの内部を排気することができる。そして、第一のローラの内部は、多数の吸気孔によって外周面側と連通しているので、第一のローラに外接されたベルトを介して、薄切片を吸引することができる。
さらに、上記の薄切片搬送機構において、前記吸引手段は、さらに、前記第一のローラの内部に軸装されたローラ軸を備え、該ローラ軸には、前記吸気管と接続され、前記薄切片を吸引する円周方向の所定範囲において、外周側に開口した吸気室が形成されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る薄切片搬送機構によれば、第一のローラは、内部に軸装されたローラ軸を中心としてベルトの走行とともに回転する。この状態で、バキュームポンプによって吸引すれば、吸気管で接続されたローラ軸の吸気室の内部が排気される。吸気室は外周側に開口しているので、開口している範囲において、ベルト及び第一のローラを介して薄切片を吸引し、ベルトに薄切片を吸着させることができる。この際、吸気室の開口は薄切片を吸着する円周方向の所定範囲のみに限られているので、小型のバキュームポンプで少ない排気量でも、効率的に、かつ確実に吸引することができる。
また、上記の薄切片搬送機構において、前記ローラ群は、前記第一のローラと前記第二のローラとの間に第三のローラを有し、前記駆動部は前記第三のローラに接続されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る薄切片搬送機構によれば、第三のローラ及び駆動部を第一のローラと第二のローラとの間に設けることで、受取り側と引渡し側の設置条件にとらわれずに駆動部を配置し、ベルトを走行させることができる。
また、上記の薄切片搬送機構において、前記ベルトの外周面は、親水性を有する材質で形成されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る薄切片搬送機構によれば、ベルトの外周面が親水性を有する材質で形成されていることで、吸引手段で吸引された薄切片とベルトとの間には、薄切片あるいはベルトに付着した水分によって表面張力が効果的に作用する。このため、吸引手段による吸引が解除されても、薄切片がベルトの外周面上に載置された状態を保ち、より確実に引渡し側まで搬送される。
また、本発明の薄切片作製装置は、上記の薄切片搬送機構を備え、生体試料が包埋された包埋ブロックから前記薄切片を作製し、次工程に搬送する薄切片作製装置であって、前記包埋ブロックを固定する試料台と、該試料台に固定された前記包埋ブロックを薄切するカッターと、前記試料台、または、前記カッター及び前記薄切片搬送機構のいずれか一方を、相対的に移動させて、前記カッターによって前記包埋ブロックを薄切させる送り機構とを備え、前記薄切片搬送機構の前記第一のローラは、前記試料台に固定された前記包埋ブロックの切断面と所定の隙間を有して配置されるとともに、前記送り機構による移動速度と、前記薄切片搬送機構の駆動部によるベルトの走行速度とは、略等しい速度に設定されていることを特徴としている。
この発明に係る薄切片作製装置によれば、試料台、または、カッター及び薄切片搬送機構のいずれか一方が、送り機構によって移動することで、試料台に固定された包埋ブロックはカッターによって薄切される。そして、カッターが包埋ブロックに対して相対的に移動することで作製されていく薄切片は、包埋ブロックの切断面と所定の隙間を有して配置された第一のローラに設けられた吸引手段によって吸引され、ベルトの外周面上に吸着されていく。この際、送り機構による移動速度と、ベルトの走行速度が略等しく設定されているので、ベルトに吸着された薄切片が、ベルトに引っ張られて切断してしまう、あるいは、作製されていく薄切片が搬送されずにしわになってしまうようなことが無い。そして、薄切片が包埋ブロックから完全に切り離されると、薄切片はベルトの外周面上に載置され、引渡し側まで搬送される。
また、上記の薄切片作製装置において、前記薄切片搬送機構で搬送された前記薄切片を伸展させる液槽が、前記薄切片搬送機構の引渡し側に設けられ、前記薄切片搬送機構の前記第二のローラの少なくとも一部は、前記液槽に満たされた液体に浸漬されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る薄切片作製装置によれば、カッターと送り機構によって包埋ブロックから薄切された薄切片は、ベルトの走行によって、引渡し側に設けられた液槽まで搬送される。そして、引渡し側の第二のローラが液槽の液体に浸漬していることで、ベルトの外周面上の薄切片は、液槽の液体に浮遊し、ベルトから液体表面に離脱する。さらに、引渡し側において、ベルトが液槽の液体に浸漬されていることで、ベルトは常に湿潤状態に保たれているので、受渡し側で吸引された薄切片との間に表面張力を効果的に作用させることができ、ベルトによって受渡し側から引渡し側へ、より確実に薄切片を搬送することができる。
また、本発明は、生体試料が包埋された包埋ブロックを薄切することで作製された薄切片を受取り、次工程に搬送する薄切片の搬送方法であって、前記カッターが前記包埋ブロックに対して相対的に移動することで、前記カッターによって作製されていく前記薄切片を、前記薄切片の作製速度と略等しい速度で走行する多数の通気孔が形成されたベルトを介して吸引し、該ベルトに吸着させる吸引工程と、前記ベルトに吸着された前記薄切片を、前記ベルトの走行によって搬送する搬送工程と、前記ベルトの引渡し側を液槽に満たされた液体に浸漬させて、前記薄切片を前記ベルトから離脱させ、前記液槽に引き渡す引渡工程とを備えることを特徴としている。
この発明に係る薄切片の搬送方法によれば、吸引工程において、包埋ブロックに対して相対的にカッターが移動することで作製されていく薄切片は、薄切片の作製速度と略等しい速度で走行する多数の通気孔が形成されたベルトを介して吸引され、ベルトに吸着される。次に、搬送工程において、ベルトに吸着した薄切片は、ベルトの走行とともに引渡し側の液槽まで搬送される。そして、引渡し工程において、薄切片は、ベルトとともに液槽の液体に浮遊することで、ベルトから離脱し、液槽に満たされた液体表面に引き渡される。
本発明の薄切片搬送機構及び薄切片の搬送方法によれば、多数の通気孔が形成されたベルトと吸引手段とによって薄切片を吸引し、ベルトに吸着させることができるので、薄切片を損傷すること無く、自動的に、かつ確実に受取り、ベルトによって搬送することができる。また、薄切片は、ベルトとの間に働く僅かな相互作用のみで、ベルトに載置された状態を保ち搬送されるので、引取り側において薄切片を容易に取出し、次工程に引き渡すことができる。
また、このような薄切片搬送機構を備えた薄切片作製装置によれば、送り機構の移動速度とベルトの走行速度を略等しく設定することで、薄切片を作製するのと同時に、薄切片搬送機構によって薄切片を損傷すること無く、自動的に、かつ確実に受け取り、次工程に搬送することができる。
図1から図3は、この発明に係る実施形態を示している。図1及び図2に示す薄切片作製装置1は、生体試料Aが包埋された包埋ブロックBから厚さ3〜5μm程度の極薄の薄切片を作製し、薄切片に含まれる生体試料Aを検査、観察する過程において、自動的に、包埋ブロックBから薄切片Sを薄切し、次工程に搬送する装置である。図3に示すように、生体試料Aは、例えば、人体や実験動物等から取り出した臓器などの組織であり、医療分野、製薬分野、食品分野、生物分野などで適時選択されるものである。また、包埋ブロックBは、上記のような生体試料Aを包埋剤B1によって包埋、すなわち周囲を覆い固めたものである。このような包埋ブロックBは、より詳しくは、以下のように作製されるものである。まず、上記の生体試料Aの塊をホルマリンに漬けて、生体試料Aを構成する蛋白質を固定する。そして、組織を固い状態にした後、適当な大きさに切断する。最後に、切断された生体試料Aの内部の水分を包埋剤B1に置き換えたものを、溶解した包埋剤B1の中に埋め込んで、固めることで作製される。ここで、包埋剤B1は、上記のように液状化と冷却固化が容易に可能とされるとともに、キシレンに浸漬することで溶解する材質であり、樹脂やパラフィンなどである。以下、薄切片作製装置1の構成について説明する。
図1及び図2に示すように、薄切片作製装置1は、包埋ブロックBが載置されたカセットCを固定する試料台2と、包埋ブロックBを薄切するカッター3と、カッター3によって包埋ブロックBから薄切された薄切片Sを搬送する薄切片搬送機構20とを備える。試料台2は、包埋ブロックBが載置されたカセットCを位置決めし、固定することが可能である。また、試料台2の下方には、Xステージ4及びZステージ5を有する送り機構6が設けられ、試料台2に固定された包埋ブロックBを、薄切する送り方向X及び高さ方向Zに位置調整するとともに、送り方向Xに所定の移動速度で送ることが可能である。また、薄切片搬送機構20のフレーム21において、受取り側の先端部21aにはホルダ7が固定されている。そして、カッター3は、試料台2に固定された包埋ブロックB及び薄切片搬送機構20と対向する向きで、ホルダ7によって固定されている。
薄切片搬送機構20は、受取り側に設けられた第一のローラ22、引渡し側に設けられた第二のローラ23、及び第一のローラ22と第二のローラ23との間に設けられた第三のローラ24で構成されたローラ群25と、ローラ群25に巻回された無端ベルト26とを備える。無端ベルト26は、多数の通気孔26aが形成されたものであり、より詳しくはメッシュ状シートで形成されている。また、無端ベルト26は、親水性を有する材質で形成されている。第二のローラ23及び第三のローラ24は、それぞれ回転可能にフレーム21に軸着されている。また、第三のローラ24には駆動部であるモータ27が接続されており、モータ27によって第三のローラ24は回転され、巻回された無端ベルト26を走行させることが可能である。なお、無端ベルト26の走行速度が送り機構6のXステージ4の移動速度と略等しくなるように、モータ27の回転数は設定されている。なお、送り機構6と、モータ27とは制御部によって接続されており、制御部によってXステージ4の移動速度に対してモータ27を制御して、無端ベルト26の走行速度を同期させるものとしても良い。
また、図1及び図3に示すように、第一のローラ22は、中空の略円筒状で、外周面22aから内周面22bまで貫通する吸気孔22cが多数形成された部材で、内部にはローラ軸28が軸装されている。ローラ軸28はフレーム21に固定されており、第一のローラ22は、包埋ブロックBをカッター3で薄切する際に、試料台2に固定された包埋ブロックBの切断面B2と僅かに隙間を有し、ローラ軸28を中心として回転可能である。また、第一のローラ22には、薄切片Sを吸引し、無端ベルト26に吸着させる吸引手段29が設けられている。吸引手段29は、上記ローラ軸28と、先端側が第一のローラ22の内部に接続された吸気管30と、吸気管30の基端側に接続されたバキュームポンプ31とで構成されている。図3に示すように、ローラ軸28の内部には、吸気室32が形成されており、吸気管30の先端側と接続されている。吸気室32は、ローラ軸28の円周方向の所定範囲において、外周側に開口している。より詳しくは、吸気室32は、カッター3によって包埋ブロックBから薄切される薄切片Sと対向する位置及び範囲において開口している。
また、図1及び図2に示すように、薄切片作製装置1は、薄切片搬送機構20の引渡し側に水Wが満たされた液槽8を備えている。そして、第二のローラ23を第三のローラ24よりも下側に位置することで、第二のローラ23の一部が液槽8の水Wに浸漬された状態で配置されている。なお、第三のローラ24の下方には、ピンチローラ33が設けられ、第三のローラ24との間に無端ベルト26を挟み込んでおり、第三のローラ24の回転によって無端ベルト26が円滑に走行することが可能としている。
次に、薄切片作製装置1及び薄切搬送機構20の作用、並びに薄切片Sの搬送方法の詳細について説明する。図2及び図3に示すように、まず、送り機構6のZステージ5によって、包埋ブロックBの高さ方向Zの位置調整を行い、カッター3によって所定の厚さ(3〜5μm程度)に薄切できるように、カッター3と包埋ブロックBとの相対的位置を決定する。そして、送り機構6のXステージ4を駆動して、所定の移動速度で試料台2に固定された包埋ブロックBを送り方向Xに移動させるとともに、モータ27を駆動して無端ベルト26を走行させ、また吸引手段29のバキュームポンプ31を稼動させる。また、カッター3はホルダ7によって薄切片搬送機構20のフレーム21に固定されているので、カッター3及び第一のローラ22に対して、包埋ブロックBが相対的に移動することになる。そして、図3に示すように、カッター3が包埋ブロックBを薄切することにより、薄切片Sが作製されていくとともに、薄切片Sは、カッター3によって上方に捲り上げられ、第一のローラ22に外接している無端ベルト26に近接する。
バキュームポンプ31は吸気管30を介して吸気室32と接続されているので、吸気室32の内部はバキュームポンプ31によって排気される。吸気室32はローラ軸28の外周側に開口しており、また、第一のローラ22には吸気孔22cが形成されているとともに、無端ベルト26には通気孔26aが形成されている。すなわち、吸引工程として、カッター3によって薄切され、作製されていく薄切片Sは、吸気室32が開口している範囲において、無端ベルト26及び第一のローラ22を介してバキュームポンプ31によって吸引され、無端ベルト26に吸着される。そして、吸着された薄切片Sは、無端ベルト26の走行に伴って移動する。この際、送り機構6のXステージ4による移動速度、すなわち薄切片Sの作製速度と、無端ベルト26の走行速度が略等しく設定されている。このため、無端ベルト26に吸着された薄切片Sが無端ベルト26に引っ張られて切断されてしまう、あるいは、作製されていく薄切片Sが搬送されずにしわになってしまうようなことが無く、薄切片Sは無端ベルト26に吸着され、無端ベルト26とともに第一のローラ22の上方に向って移動する。
ここで、薄切片Sの表面には、大気中の湿気や薄切する際に行われる加湿により、僅かな水分が付着している。また、無端ベルト26は、受取り側の第一のローラ22から第二のローラ23までを無限走行し、第二のローラ23に外接する位置において液槽8の水Wに浸漬されるので、無端ベルト26は湿潤状態に保たれている。このため、薄切片Sと無端ベルト26との間には、これらの水分による僅かな表面張力が作用する。なお、本実施形態においては、無端ベルト26が親水性を有する材質で形成されているため、この表面張力がさらに効果的に作用する。また、薄切片Sと無端ベルト26との間には、薄切片Sが有する粘着力や、摩擦力も作用する。すなわち、吸気室32が開口している範囲よりも外側まで薄切片Sが移動することで、薄切片Sにはバキュームポンプ31による吸引作用が働かなくなるが、薄切片Sと無端ベルト26との間には、これらの相互作用が僅かに働いている。このため、搬送工程として、薄切片Sは、無端ベルト26の外周面26b上に載置された状態を維持して、搬送される。そして、薄切片Sが包埋ブロックBから完全に切り離されると、薄切片Sは無端ベルト26の外周面26b上に載置され、引渡し側の液槽8まで搬送される。
そして、引渡し工程として、引渡し側の第二のローラ23が液槽8の水Wに浸漬していることで、無端ベルト26の外周面26b上の薄切片Sは液槽8の水Wに浸漬され、無端ベルト26から水中Wに離脱する。液槽8に引き渡された薄切片Sは、水中Wに浮遊し、水の表面張力によって薄切片Sの反り、しわ、歪みなどが修正される。なお、この後、薄切片Sは、次工程に移行し、例えば、水中Wに浮遊した状態からスライドガラスにすくい上げられ、お湯伸展、ホットプレートによる伸展、乾燥作業など工程を経て、薄切片標本としてスライドガラス上で保管されることになる。このため、薄切片Sは反りなどの変形によって観察に支障を来すことも無く、光学顕微鏡によって観察され、また、長期にわたって安定した状態で保管される。
以上のように、薄切片搬送機構20は、多数の通気孔26aが形成された無端ベルト26と吸引手段29とによって薄切片Sを吸引し、無端ベルト26に吸着させることができる。このため、薄切片搬送機構20及び上記のような薄切片Sの搬送方法によれば、薄切片Sを損傷すること無く、自動的に、かつ確実に無端ベルト26との間に働く僅かな相互作用のみで、無端ベルト26に載置された状態を保ち、搬送することができる。さらに、引取り側においては、薄切片Sを容易に取出し、次工程に引き渡すことができる。
また、吸気室32の開口は薄切片Sを吸着する円周方向の所定範囲のみに限られているので、小型のバキュームポンプ31で少ない排気量でも、効率的に、かつ確実に吸引することができる。さらに、上記のように、無端ベルト26が親水性を有する材質で形成されており、液槽8の水Wにより常に湿潤な状態に保てられていることで、吸引手段29によって吸引された薄切片Sを無端ベルト26の外周面26b上に、より確実に吸着させ、搬送することができる。また、第三のローラ及び駆動部を第一のローラと第二のローラとの間に設けることで、受取り側と引渡し側の設置条件にとらわれずに駆動部を配置し、ベルトを走行させることができる。
また、このような薄切片搬送機構を備えた薄切片作製装置によれば、送り機構の移動速度とベルトの走行速度を略等しく設定することで、薄切片を作製するのと同時に、薄切片搬送機構によって薄切片を損傷すること無く、自動的に、かつ確実に受け取り、次工程に搬送することができる。
なお、薄切片搬送機構20において、ローラ群25は第一のローラ22、第二のローラ23及び第三のローラ24の3つのローラで構成され、モータ27は第三のローラ24に設けられるものとしたが、これに限ることは無い。少なくとも、受取り側の第一のローラ22及び引渡し側の第二のローラ23の2つのローラを備えていれば良く、いずれかのローラにモータ27などの駆動部が設けられていれば良い。また、薄切片搬送機構20は無端ベルト26を有して無限走行可能な構成としたが、供給側と巻取り側の2つのローラを有して、供給側ローラから巻取りローラの方へ巻き取る構成としても良い。また、無端ベルト26は、親水性を有する材質で形成されているとしたが、親水性を有する材質のコーティングが外周面26bに施されているものとしても良い。さらには、吸引手段29によって吸引された薄切片Sは、少なくとも薄切片Sに付着した水分による表面張力、粘着力及び摩擦力によって吸着されるので、無端ベルト26が親水性を有しない材質や液槽8によって湿潤状態に保たれていなくても、薄切片Sは無端ベルト26に吸着され、搬送される。また、無端ベルト26はメッシュ状のシートとしたが、これに限ることは無く、吸引手段29による吸引が可能な多数の通気孔26aを有していれば良く、複数の穿孔が形成されたものでも良いし、布のようなものでも良い。さらには、不織布や多孔質の材質なども含まれる。
また、薄切片作製装置1の送り機構6は、試料台2を移動可能としたが、これに限ることは無く、試料台2を固定して、カッター3及び薄切片搬送機構20を同時に移動させる構成としても良い。少なくとも、カッター3及び薄切片搬送機構20に対して、包埋ブロックBを固定している試料台2を相対的に移動することが可能であれば良い。また、送り機構6による移動速度と無端ベルト26の走行速度は略等しく設定されているとしたが、作製されていく薄切片Sを損傷しないように無端ベルト26に吸着して搬送させる範囲において、これらの速度は相互に調整されるものである。また、薄切片搬送機構20の引取り側には液槽8が設けられているが、薄切片Sは無端ベルト26の外周面26b上に載置されただけの状態であるので、他の構成によっても容易に取り出すことができる。また、液槽8には水Wが満たされているとしたが、水を主体とする液体でも良く、また、薄切片Sの包埋剤B1を溶解しない性質の液体であれば種々選択可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の実施形態の薄切片作製装置の平面図である。 この発明の実施形態の薄切片作製装置の側面図である。 この発明の実施形態の薄切片作製装置の部分断面図である。
符号の説明
1 薄切片作製装置
2 試料台
3 カッター
6 送り機構
8 液槽
20 薄切片搬送機構
22 第一のローラ
22a 外周面
22b 内周面
22c 吸気孔
23 第二のローラ
24 第三のローラ
25 ローラ群
26 無端ベルト(ベルト)
26a 通気孔
26b 外周面
27 モータ(駆動部)
28 ローラ軸
29 吸引手段
30 吸気管
31 バキュームポンプ
32 吸気室
A 生体試料
B 包埋ブロック
B1 包埋剤
B2 切断面
S 薄切片
X 送り方向
W 水(液体)

Claims (8)

  1. 薄切片の受取り側に配置された第一のローラ及び前記薄切片の引渡し側に配置された第二のローラの少なくとも2つのローラで構成されたローラ群と、
    多数の通気孔が形成され、前記ローラ間に巻回されたベルトと、
    前記ローラ群のいずれか1つの前記ローラを回転させて、前記ベルトを走行させる駆動部とを備え、
    前記第一のローラには、前記第一のローラに外接する前記ベルトを介して前記薄切片を吸引し、前記ベルトの外周面に前記薄切片を吸着させる吸引手段が設けられていることを特徴とする薄切片搬送機構。
  2. 請求項1に記載の薄切片搬送機構において、
    前記第一のローラは、中空の略円筒状の部材で、外周面から内周面に貫通する吸気孔が多数形成され、
    前記吸引手段は、前記第一のローラの内部に先端側が接続された吸気管と、該吸気管の基端側に接続されたバキュームポンプとを備えることを特徴とする薄切片搬送機構。
  3. 請求項2に記載の薄切片搬送機構において、
    前記吸引手段は、さらに、前記第一のローラの内部に軸装されたローラ軸を備え、
    該ローラ軸には、前記吸気管と接続され、前記薄切片を吸引する円周方向の所定範囲において、外周側に開口した吸気室が形成されていることを特徴とする薄切片搬送機構。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の薄切片搬送機構において、
    前記ローラ群は、前記第一のローラと前記第二のローラとの間に第三のローラを有し、
    前記駆動部は前記第三のローラに接続されていることを特徴とする薄切片搬送機構。
  5. 請求項1から請求項4にいずれかに記載の薄切片搬送機構において、
    前記ベルトの外周面は、親水性を有する材質で形成されていることを特徴とする薄切片搬送機構。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の薄切片搬送機構を備え、生体試料が包埋された包埋ブロックから前記薄切片を作製し、次工程に搬送する薄切片作製装置であって、
    前記包埋ブロックを固定する試料台と、
    該試料台に固定された前記包埋ブロックを薄切するカッターと、
    前記試料台、または、前記カッター及び前記薄切片搬送機構のいずれか一方を、相対的に移動させて、前記カッターによって前記包埋ブロックを薄切させる送り機構とを備え、
    前記薄切片搬送機構の前記第一のローラは、前記試料台に固定された前記包埋ブロックの切断面と所定の隙間を有して配置されるとともに、
    前記送り機構による移動速度と、前記薄切片搬送機構の前記駆動部による前記ベルトの走行速度とは、略等しい速度に設定されていることを特徴とする薄切片作製装置。
  7. 請求項6に記載の薄切片作製装置において、
    前記薄切片搬送機構で搬送された前記薄切片を伸展させる液槽が、前記薄切片搬送機構の引渡し側に設けられ、
    前記薄切片搬送機構の前記第二のローラの少なくとも一部は、前記液槽に満たされた液体に浸漬されていることを特徴とする薄切片作製装置。
  8. 生体試料が包埋された包埋ブロックを薄切することで作製された薄切片を受取り、次工程に搬送する薄切片の搬送方法であって、
    前記カッターが前記包埋ブロックに対して相対的に移動することで、前記カッターによって作製されていく前記薄切片を、前記薄切片の作製速度と略等しい速度で走行する多数の通気孔が形成されたベルトを介して吸引し、該ベルトに吸着させる吸引工程と、
    前記ベルトに吸着された前記薄切片を、前記ベルトの走行によって搬送する搬送工程と、
    前記ベルトの引渡し側を液槽に満たされた液体に浸漬させて、前記薄切片を前記ベルトから離脱させ、前記液槽に引き渡す引渡工程とを備えることを特徴とする薄切片の搬送方法。
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