JP2007186273A - エレベータの非常時通報装置及びエレベータの非常時通報方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】いたずら等による通報を防止するとともに、閉じ込め故障発生時に監視センターに確実に通報することができるエレベータの非常時通報装置を得る。
【解決手段】エレベータの閉じ込め故障を検出する検出手段と、検出手段により閉じ込め故障が検出された際に、外部の監視センター8に通報する通報装置7と、かご1内に設けられた表示機器2と、監視センターへの通報が所定のリトライ回数内に成功しない場合に、表示機器に、かご内の乗客が所有する通信機器を使用して監視センターに通報する通報情報を表示するディスプレイ制御機器3と備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータのかごが昇降路内に停止して乗客がかご内に閉じ込められた場合に、かご内の乗客が確実にエレベータの監視センターに通報することのできる非常時通報装置、並びに、エレベータの非常時通報方法に関するものである。
従来のエレベータ装置では、昇降路内を昇降するかごが何らかの理由により昇降路内に停止してしまった場合、かご内に閉じ込められた乗客は、かご内の非常ボタンを押してエレベータの監視センターに通報するとともに、かご内のインターホンによって監視センターと直接通話して、かご内の状況や救出の要請等を行っていた。
また、従来技術として、監視センターと連絡を取るためのWebサイトのアドレスを表示する表示プレートと、エレベータを個別認識するコードを表示する表示プレートとをかご内に備えることにより、言語又は聴覚が不自由な身体障害者がかご内に閉じ込められた場合であっても、この乗客がかご内から外部の監視センターに通報することができるようにして、容易に監視センターと連絡を取ることができるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−68622号公報
従来のエレベータ装置では、外部の監視センターとの連絡のために、非常ボタン及びインターホンを利用するため、エレベータ機器類の故障等、単発的に発生する閉じ込め故障に対しては、迅速且つ適切な対応が可能となる。しかし、エレベータの監視センターは、一定の範囲に設置された多数のエレベータ装置と電話回線等により接続されているため、地震等の広域災害が発生した場合には、監視センターへの通報が殺到し、多くのエレベータ装置では、監視センターに繋がり難くなって救出が遅延するといった問題が生じていた。
なお、特許文献1記載のものは、上記のような問題を解決するためのものではなく、その構成が本発明とは全く異なるとともに、監視センターと連絡を取るためのWebサイトのアドレスを表示する表示プレートと、エレベータを個別認識するコードを表示する表示プレートとがかご内に常設されているため、いたずら等による通報が発生し、緊急時における救出要請等に障害が生じるといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、いたずら等による通報を防止するとともに、閉じ込め故障発生時に監視センターに確実に通報することができるエレベータの非常時通報装置を提供することである。
この発明に係るエレベータの非常時通報装置は、エレベータの閉じ込め故障を検出する検出手段と、検出手段により閉じ込め故障が検出された際に、外部の監視センターに通報する通報装置と、かご内に設けられた表示機器と、監視センターへの通報が所定のリトライ回数内に成功しない場合に、表示機器に、かご内の乗客が所有する通信機器を使用して監視センターに通報する通報情報を表示するディスプレイ制御機器と、を備えたものである。
この発明に係るエレベータの非常時通報方法は、エレベータの閉じ込め故障を検出するステップと、閉じ込め故障の検出後、外部の監視センターに通報するステップと、監視センターへの通報が所定のリトライ回数内に成功しない場合に、かご内の表示器機に、かご内の乗客が所有する通信機器を使用して監視センターに通報する通報情報を表示するステップと、を備えたものである。
また、この発明に係るエレベータの非常時通報方法は、エレベータの閉じ込め故障の検出後、外部の監視センターへの通報が所定のリトライ回数内に成功しない場合に、かご内の表示機器に、かご内の乗客が所有する通信機器を使用して監視センターに通報する通報情報を表示するステップと、通信機器からの通報後、通信機器に、監視センターへの通報内容に対する返信情報を表示するステップと、を備えたものである。
この発明は、エレベータの閉じ込め故障を検出する検出手段と、検出手段により閉じ込め故障が検出された際に、外部の監視センターに通報する通報装置と、かご内に設けられた表示機器と、監視センターへの通報が所定のリトライ回数内に成功しない場合に、表示機器に、かご内の乗客が所有する通信機器を使用して監視センターに通報する通報情報を表示するディスプレイ制御機器と、を備える構成としたことで、いたずら等による通報を防止するとともに、閉じ込め故障発生時に監視センターに確実に通報することができる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの非常時通報装置を示すシステム構成図である。図1において、1はエレベータ昇降路内を昇降するかご、2はかご1内に設けられ、かご1内にいる乗客に対して各種情報を提供するために所定の情報が表示される表示機器、3は表示機器2に接続され、この表示機器2の表示内容を制御するディスプレイ制御機器、4はかご1内に設けられたインターホン、5はかご1内に設けられた非常ボタン、6はエレベータのかご1やディスプレイ制御機器3、インターホン4、非常ボタン5等の各種機器に接続されて、各種制御を司るエレベータ制御盤である。なお、エレベータ制御盤6には、エレベータのかご1が何らかの理由により昇降路内に停止して乗客がかご1内に閉じ込められたこと、即ち、閉じ込め故障を検出する検出手段(図示せず)が備えられている。また、7はエレベータ制御盤6に接続され、上記検出手段により閉じ込め故障が検出された際に、電話回線等により接続された外部の監視センター8に通報する通報装置である。なお、9はかご1内の乗客が所有する通信機器、例えば、乗客が所有する携帯電話を示している。
次に、上記構成を有するエレベータの非常時通報装置の動作について説明する。図2は、この発明の実施の形態1におけるエレベータの非常時通報装置の動作を示すフローチャートである。図2において、エレベータ昇降路内を昇降するかご1が何らかの理由により昇降路内に停止してしまった場合、先ず、エレベータ制御盤6内に備えられた検出手段によって閉じ込め故障の発生が検出される(ステップS101)。なお、上記検出手段による閉じ込め故障の検出は、例えば、かご1内に閉じ込められた乗客が非常ボタン5を押すことによってエレベータ制御盤6に非常ボタン5が押された旨の信号が入力されたり、エレベータ巻上機(図示せず)等の他の機器類からエレベータ制御盤6に対して閉じ込め故障が発生した旨の信号が入力されたりすることにより行われる。
エレベータ制御盤6は、検出手段による閉じ込め故障の検出後、先ず、閉じ込め故障が発生した状態におけるエレベータ装置の各種情報を取得し(ステップS102)、閉じ込め故障が発生した旨、及び、その後に取得したエレベータ装置の各種情報を監視センター8に知らせるべく、通報装置7によって外部の監視センター8に対して通報処理を行う(ステップS103)。なお、閉じ込め故障がエレベータ機器類の故障等、単発的に発生する原因によるものである場合、監視センター8への通報処理は、通常、1回又は数回実施されることによって正常に終了する。ここで、エレベータ制御盤6には、上記通報処理が正常に終了しなかった場合に再度通報処理を実施する回数(以下、「リトライ回数」という)が予め設定されており、単発的に発生する閉じ込め故障の場合は、通常、リトライ回数内で通報処理が正常に終了する。そして、上記通報を受けた監視センター8では、通報内容の確認後、インターホン4によって乗客と直接通話し、かご1内の状況や救出要請の要否等を確認する。
一方、閉じ込め故障が地震等の広域災害の発生によるものである場合、周囲に設置されたエレベータ装置からも同時に監視センター8に対して通報処理が行われるため、通信回線が混雑して、監視センター8に繋がり難い状態となる。かかる場合には、通報装置7による通報処理が失敗した場合であっても、リトライ回数内であれば再度通報処理が実施される(ステップS104)。そして、監視センター8への通報が所定のリトライ回数内に成功しなかった場合、エレベータ制御盤6からの指令により、ディスプレイ制御機器3によってかご1内の表示機器2に所定の内容が表示される(ステップS105)
なお、表示機器2へは、かご1内に閉じ込められた乗客が所有する通信機器を使用して、乗客自らが監視センター8に通報する方法(通報情報)が表示され、例えば、通信回線の混雑によって所定のリトライ回数内に通報が成功しなかった旨や、現在のエレベータ装置の状態、監視センター8への連絡方法、エレベータ装置の固有の情報等が表示機器2に表示される。そして、かご1内に閉じ込められた乗客は、表示機器2に表示された通報情報に従い、自分の携帯電話9等の通信機器を操作して、監視センター8に通報する。
ここで、図3はこの発明の実施の形態1における表示機器の表示内容を示す図であり、閉じ込め故障の検出後、監視センター8への通報処理が所定のリトライ回数内に成功しなかった場合に、表示機器2に表示される通報情報の一例を示したものである。図3において、表示機器2には、通信回線の混雑によって通報が失敗した旨、及び、管理センター8(管理会社)への連絡方法等を表示したメッセージ2aと、QRコード2b(二次元コード)とが表示されている。なお、QRコード2bには、エレベータ装置が設置された建物番号やかご1の号機番号等といったエレベータ装置の固有情報及びエレベータの現在情報等の各種情報を本文、また、監視センター8を送信先(宛先)とするメール情報が組み込まれている。そして、かご1内に閉じ込められた乗客が、自分の携帯電話9によって表示機器2に表示されたQRコード2bを撮影することにより、監視センター8を送信先としたメールが乗客の携帯電話9に自動的に作成される。したがって、乗客は、そのメールを送信することによって監視センター8への通報が終了する。
図4はこの発明の実施の形態1における監視センターの処理手順を示すフローチャートであり、上記操作によってかご1内に閉じ込められた乗客から送信されたメールを監視センター8が受信した場合の処理手順を示したものである。図4において、監視センター8では、かご1内に閉じ込められた乗客からのメールを受信すると(ステップS201)、先ず、受信したメールが閉じ込め故障が発生したかご1内の乗客から送信(通報)されたものであるか否かの認証作業が行われる。
具体的には、受信したメールのエレベータ装置の情報が正しいか否か(ステップS202)、閉じ込め故障の発生日時がメール受信日時と近いか否か(ステップS203)等が判断される。即ち、受信したメールにエレベータ装置の情報がない場合や、エレベータ装置の情報がある場合であっても現在運転していないものの情報である場合等には、受信したメールは、閉じ込め故障が発生してかご1内に閉じ込められた乗客から送信されたものではないとして、即ち、いたずらメール又は間違いメールであると判断されて破棄される(ステップS204)。また、受信したメールに記載された閉じ込め故障の発生日時とメール送信(受信)日時とを比較することにより、両日時が所定の範囲内(概ね1日前後)になければ、受信したメールは、いたずらメール又は間違いメールであると判断されて破棄される(ステップS204)。ここで、閉じ込め故障の発生日時とメール送信(受信)日時とが所定の範囲内にない場合に、受信したメールが破棄されるのは、以前にかご1内に閉じ込められた経験のある乗客が、携帯電話9内に記憶されている送信済メールを利用して再度メールを送信すること等も考えられるからである。なお、かご1内から送信されるメールに、監視センター8のみが解読可能な暗号を埋め込むようにして、上記処理を実行するようにしても良い。
そして、監視センター8によって、受信したメールが閉じ込め故障が発生したかご1内の乗客から送信されたものであると認証されると、監視センター8から各担当者に対して連絡が行われる(ステップS205)。即ち、受信したメールのエレベータ装置の情報等に基づいて担当者が割り当てられ、その担当者に対して受信メールが転送されて、担当者を救出に向かわせる。また、監視センター8では、担当者への連絡を行うとともに、メールを送信したかご1内の乗客に対してメールを返信することによって、監視センター8への通報内容に対する返信情報を乗客の携帯電話9に表示して、救出に関する予想対応時間を知らせたり、かご1内に閉じ込められている乗客の人数、怪我人の有無等のより詳細な情報をさらに問い合わせたりする(ステップS206)。
この発明の実施の形態1によれば、地震等の広域災害によって閉じ込め故障が所定の地域内で多発することにより、監視センター8に対する通報が殺到し、監視センター8への通報が所定のリトライ回数内に成功しない場合であっても、かご1内の表示機器2に、かご1内の乗客が所有する通信機器を使用して監視センター8に通報させる通報情報を表示するため、かご1内に閉じ込められた乗客は、表示機器2に表示された通報情報に従って自分の通信機器を操作することにより、監視センター8に対して確実に通報処理を実行することができる。なお、上記非常時通報装置や非常時通報方法は、一般的に、一般電話よりもメールの方が災害に強いと言われていること、及び、携帯電話9の普及率及び高機能化を考慮したものである。
また、上記通報情報は、通報装置7からの通報処理が所定のリトライ回数内に成功しない場合のみ、表示機器2に表示されるため、エレベータの通常運転時におけるいたずら等を防止して、緊急時における救出要請等を円滑に行うことが可能となる。なお、通報情報にQRコード2bを採用することにより、かご1内に閉じ込められた乗客は、QRコード2bの撮影及びメールの送信の操作のみで、監視センター8に対して通報することができるため、各種情報を入力する手間が省け、迅速且つ正確な通報処理を実現することができる。
また、監視センター8への通報内容に対する返信情報を、通報に使用した乗客の携帯電話9に表示するため、通報装置7及び監視センター8間の通信回線の混雑に関らず、返信情報をかご1内の乗客に対して迅速に伝えることもできる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの非常時通報装置の動作を示すフローチャートである。なお、図5におけるステップS301乃至S304の内容は、実施の形態1における図2のステップS101乃至S104の内容と同様であり、その説明は省略する。図5において、地震等の広域災害により閉じ込め故障が発生し、通報装置7による監視センター8への通報処理が所定のリトライ回数内に成功しなかった場合、エレベータ制御盤6からの指令により、ディスプレイ制御機器3によってかご1内の表示機器2に所定の内容が表示される(ステップS305)。
なお、表示機器2へは、かご1内に閉じ込められた乗客が所有する通信機器を使用して、乗客自らが監視センター8に通報する方法(通報情報)が表示され、例えば、通信回線の混雑によって所定のリトライ回数内に通報が成功しなかった旨や、エレベータ装置の固有の情報、対応方法等が表示機器2に表示される。そして、かご1内に閉じ込められた乗客は、表示機器2に表示された通報情報に従い、自分の携帯電話9等の通信機器を操作して、監視センター8に通報する。
ここで、図6はこの発明の実施の形態2における表示機器の表示内容を示す図であり、閉じ込め故障の検出後、監視センター8への通報処理が所定のリトライ回数内に成功しなかった場合に、表示機器2に表示される通報情報の一例を示したものである。図6において、表示機器2には、通信回線の混雑によって通報が失敗した旨、及び、管理センター8(管理会社)への連絡方法、対応方法等を表示したメッセージ2cと、監視センター8に接続された通報装置7に対する電話番号2dとが表示されている。なお、上記メッセージ2cには、乗客が自分の携帯電話9によって電話番号2dに掛けて接続が成功した後の操作方法等も含まれている。
図7はこの発明の実施の形態2における非常時通報装置の処理手順を示すフローチャートであり、上記操作によってかご1内に閉じ込められた乗客から掛けられた電話を通報装置7が着信した後の処理手順を示したものである。図7において、乗客からの電話を通報装置7が着信すると(ステップS401)、先ず、着信した電話が閉じ込め故障が発生したかご1内の乗客から掛けられたものであるか否かの認証作業が行われる。
具体的には、電話を着信した通報装置7に、所定時間内(概ね24時間以内)にエレベータ制御盤6からの通報に失敗した履歴があるか否か(ステップS402)、着信後、入力されたエレベータ情報(ダイヤルされた番号)が正しいか否か(ステップS403)等が判断される。即ち、通報装置7が電話を着信した場合であっても、以前に通報に失敗した履歴がない場合や、以前に通報に失敗した履歴がある場合であっても、例えば、その履歴が1ヶ月以上も前のものである場合には、かご1内に閉じ込められた乗客から掛けられた電話ではないとして、即ち、いたずら電話や間違い電話であると判断されて動作が終了する。また、着信後、入力されたエレベータ情報に該当するエレベータ装置がない場合も、いたずら電話又は間違い電話であると判断されて動作は終了する。なお、所定時間内にエレベータ制御盤6からの通報に失敗した履歴がない場合に動作が終了するのは、以前にかご1内に閉じ込められた経験のある乗客が、携帯電話9内に記憶されている電話番号を利用して再度電話を掛けること等も考えられるからである。
そして、着信した電話が閉じ込め故障が発生したかご1内の乗客から掛けられたものであると認証されると、通報装置7は現在のエレベータ装置の状態の情報を再度取得して(ステップS404)、監視センター8への通報処理を実施する(ステップS405)。なお、監視センター8への通報処理が所定のリトライ回数内で再度成功しなかった場合には(ステップS406)、エレベータ制御盤6からの指令により、ディスプレイ制御機器3によってかご1内の表示機器2に所定の内容が表示される(ステップS407)。
この発明の実施の形態2によれば、エレベータ制御盤6による自動通報が成功しなかった場合でも、かご1内に閉じ込められた乗客の操作によって、再度通報装置7による通報処理を実施することができるため、通報処理の成功率を向上させることができる。なお、その他は、実施の形態1と同様の構成及び効果を奏する。
この発明の実施の形態1におけるエレベータの非常時通報装置を示すシステム構成図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータの非常時通報装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における表示機器の表示内容を示す図である。 この発明の実施の形態1における監視センターの処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるエレベータの非常時通報装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2における表示機器の表示内容を示す図である。 この発明の実施の形態2における非常時通報装置の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 かご
2 表示機器
2a、2c メッセージ
2b QRコード
2d 電話番号
3 ディスプレイ制御機器
4 インターホン
5 非常ボタン
6 エレベータ制御盤
7 通報装置
8 監視センター
9 携帯電話

Claims (6)

  1. エレベータの閉じ込め故障を検出する検出手段と、
    前記検出手段により閉じ込め故障が検出された際に、外部の監視センターに通報する通報装置と、
    かご内に設けられた表示機器と、
    前記監視センターへの通報が所定のリトライ回数内に成功しない場合に、前記表示機器に、前記かご内の乗客が所有する通信機器を使用して前記監視センターに通報する通報情報を表示するディスプレイ制御機器と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの非常時通報装置。
  2. エレベータの閉じ込め故障を検出するステップと、
    閉じ込め故障の検出後、外部の監視センターに通報するステップと、
    前記監視センターへの通報が所定のリトライ回数内に成功しない場合に、かご内の表示器機に、前記かご内の乗客が所有する通信機器を使用して前記監視センターに通報する通報情報を表示するステップと、
    を備えたことを特徴とするエレベータの非常時通報方法。
  3. 通報情報は、監視センターを送信先とするメール情報が組み込まれたQRコードを備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの非常時通報装置又は請求項2に記載のエレベータの非常時通報方法。
  4. 通報情報は、監視センターに接続された通報装置に対する電話番号を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの非常時通報装置又は請求項2に記載のエレベータの非常時通報方法。
  5. エレベータの閉じ込め故障の検出後、外部の監視センターへの通報が所定のリトライ回数内に成功しない場合に、かご内の表示機器に、前記かご内の乗客が所有する通信機器を使用して前記監視センターに通報する通報情報を表示するステップと、
    前記通信機器からの通報後、前記通信機器に、前記監視センターへの通報内容に対する返信情報を表示するステップと、
    を備えたことを特徴とするエレベータの非常時通報方法。
  6. 通信機器からの通報後、前記通報が閉じ込め故障が発生したかご内からであると認証された場合に、前記通信機器に、監視センターへの通報内容に対する返信情報を表示することを特徴とする請求項5に記載のエレベータの非常時通報方法。
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