JP2007185706A - 超音波接合方法及び電線保持装置 - Google Patents

超音波接合方法及び電線保持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の芯線を互いに接合するとき接合不足による接合力不足や、接合過多による素線切れを防止することができる超音波接合方法を提供する。
【解決手段】複数の電線それぞれの一部の被覆を剥がして芯線11を露出させる。複数の芯線11のうち2本を一対の型23、24間に挟んだ状態で型23に超音波振動を付与する。これにより2本の芯線11同士を接合する。その後、接合された2本の電線の芯線11からなる接合芯線束12に他の電線の芯線11を1本ずつ重ねる。1本ずつ重ねる毎に接合芯線束12及び接合芯線束12に重ねた他の電線の芯線11を一対の型23、24に挟んだ状態で型23に超音波振動を付与して、接合芯線束12に他の電線の芯線11を1本ずつ接合する。
【選択図】図2

Description

本発明は、超音波接合方法及び電線保持装置に係り、特に、複数の電線それぞれの一部の被覆を剥がして露出された芯線同士を超音波接合する超音波接合方法及び複数の電線それぞれの一部の被覆を剥がして露出させた芯線を互いに相対する一対の型間に挟んだ状態で芯線に超音波振動を付与する超音波接合装置の周囲に設置され、芯線が一対の型間に挟まれるように電線を保持する電線保持装置に関するものである。
上述した従来の超音波接合方法としては、例えば、撚り線を構成する複数の芯線同士を接合する特許文献1及び2の超音波接合方法を適用したものが考えられる。
つまり、超音波接合方法は、図14に示すように、まず複数の電線100それぞれの被覆の一部を剥がして芯線101を露出させる(図14(a))。次に、この複数の電線100の芯線101全部を、互いに相対する一対の型201及び202間と、一対の型203及び204間とに挟む(図14(b))。上記型201には超音波振動子300が取り付けられている。
次に、一対の型201を動かして複数の芯線101を加圧する。そして、芯線101を加圧しつつ超音波振動子300を超音波振動させて、型201を介して複数の芯線101に対して超音波振動を付与する(図14(c))。これにより各芯線101間が超音波接合される(図14(d))。また、複数の芯線101を複数のブロックに分類して、各ブロック毎に超音波接合した後、全てのブロックを超音波接合する方法もある。
特開2004−95293号公報 特開2002−369329号公報
しかしながら上述した従来の超音波接合方法では、複数の芯線101に対して一度に超音波振動を付与して接合している。このため、図14(c)及び(d)に示すように、超音波振動子300が設けられた型201側にある芯線101は良好な接合状態となるが、型201と相対する型202側にある芯線101には超音波振動が付与されにくく接合状態が弱いという問題があった。
そこで、型202側にある芯線101の接合状態を良好にするために強い超音波振動を付与すると、超音波振動子300が設けられた型201側にある芯線101が接合過多になり、芯線にダメージが加わり、素線切れになってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、複数の芯線を互いに接合するとき接合不足による接合力不足や、接合過多による素線切れを防止することができる超音波接合方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、複数の電線それぞれの一部の被覆を剥がして芯線を露出させ、前記複数の電線のうち2本の電線の芯線を一対の型間に挟んだ状態で前記一対の型の一方に超音波振動を付与して前記2本の電線の芯線同士を接合し、前記接合された2本の電線の芯線からなる第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ重ねて、1本ずつ重ねる毎に前記第1接合芯線束及び該第1接合芯線束に重ねた他の電線の芯線を前記一対の型間に挟んだ状態で前記一対の型の一方に前記超音波振動を付与して前記第1接合芯線束に前記他の電線の芯線を1本ずつ接合することを特徴とする超音波接合方法に存する。
請求項1記載の発明によれば、複数の電線それぞれの一部の被覆を剥がして芯線を露出させる。複数の電線の芯線のうち2本の電線の芯線を一対の型間に挟んだ状態で一対の型の一方に超音波振動を付与する。これにより2本の芯線同士を接合する。その後、接合された2本の電線の芯線からなる第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ重ねる。1本ずつ重ねる毎に第1接合芯線束及び該第1接合芯線束に重ねた他の電線の芯線を一対の型間に挟む。さらに、挟んだ状態で一対の型の一方に超音波振動を付与することにより第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ接合する。従って、第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ接合することにより、全ての芯線を互いに均一に接合することができる。しかも、複数の芯線を一度に接合するときの超音波振動エネルギーに比べて芯線を一本ずつ重ねて接合するときの超音波振動のエネルギーは少なくてすむ。このため、超音波振動のエネルギーコントロールやモニターが容易となると共に接合済の芯線への超音波振動によるダメージも抑えられる。
請求項2記載の発明は、前記複数の電線のうち2本の電線が前記複数の電線の芯線のうち芯線太さの最も太い2本であり、前記第1接合芯線束に前記他の電線の芯線を電線太さの太い順に1本ずつ重ねることを特徴とする請求項1記載の超音波接合方法に存する。
請求項2記載の発明によれば、複数の電線の芯線のうち2本の電線が複数の電線の芯線のうち芯線太さの最も太い2本である。第1接合芯線束に他の電線の芯線を電線太さの太い順に1本ずつ重ねる。従って、第1接合芯線束に他の電線の芯線を電線太さの太い順に1本ずつ重ねることにより、芯線太さが細い芯線ほど超音波振動の付与回数を少なくすることができる。
請求項3記載の発明は、前記複数の電線の芯線全てを接合して得られた第2接合芯線束の中央から外側に向かうに従って芯線太さが太くなるように前記第1接合芯線束に前記他の電線の芯線を1本ずつ重ねることを特徴とする請求項1記載の超音波接合方法に存する。
請求項3記載の発明によれば、複数の電線の芯線全てを接合して得られた第2接合芯線束の中央から外側に向かうに従って芯線太さが太くなるように第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ重ねる。従って、芯線太さの細い芯線を頑丈な芯線太さの太い芯線で囲むことができ、外部から力が加わっても細い芯線に直接力が加わることがなく細い芯線が破断することがない。
請求項4記載の発明は、前記複数の電線の芯線全ての接合が終了した後、該複数の電線の芯線全てを接合して得られた第2接合芯線束を前記一対の型間に挟んだ状態で前記他の電線の芯線を1本ずつ重ねる毎に付与した超音波振動よりも大きなエネルギーの超音波振動を付与することを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載の超音波接合方法に存する。
請求項4記載の発明によれば、複数の電線の芯線全ての接合が終了した後、複数の電線の芯線全てを接合して得られた第2接合芯線束を一対の型間に挟んだ状態で他の電線の芯線を1本ずつ重ねる毎に付与した超音波振動よりも大きなエネルギーの超音波振動を付与する。従って、1本ずつ重ねた芯線に超音波振動を付与するときには素線切れを防止するために小さいエネルギーの超音波振動を付与することができる。そして、複数の電線の芯線全ての接合が終了した後、大きいエネルギーの超音波振動が付与され確実に芯線同士を接合することができる。
請求項5記載の発明は、互いに接合された複数の電線の芯線からなる接合ブロックを複数形成し、該複数の接合ブロック同士を一対の型間に挟んだ状態で前記一対の型の一方に超音波振動を付与して前記複数の接合ブロック同士を接合する超音波接合方法において、前記接合ブロックが、当該接合ブロックを構成する電線のうち2本の電線の芯線を前記一対の型間に挟んだ状態で前記一対の型の一方に超音波振動を付与して前記2本の電線の芯線同士を接合し、前記接合された2本の電線の芯線からなる第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ重ねて、1本ずつ重ねる毎にこれら前記第1接合芯線束及び該第1接合芯線束に重ねた前記他の電線の芯線を前記一対の型間に挟んだ状態で前記一対の型の一方に超音波振動を付与して前記第1接合芯線束に前記他の電線の芯線を1本ずつ接合することにより形成されたことを特徴とする超音波接合方法に存する。
請求項5記載の発明によれば、互いに接合された複数の電線の芯線からなる接合ブロックを複数形成する。この複数の接合ブロック同士を一対の型間に挟んだ状態で一対の型の一方に超音波振動を付与して複数の接合ブロック同士を接合する。上記接合ブロックが、その接合ブロックを構成する電線のうち2本の電線の芯線を一対の型間に挟んだ状態で一対の型の一方に超音波振動を付与して2本の電線の芯線同士を接合し、接合された2本の電線の芯線からなる第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ重ねて、1本ずつ重ねる毎にこれら第1接合芯線束及び該第1接合芯線束に重ねた他の電線の芯線を一対の型間に挟んだ状態で一対の型の一方に超音波振動を付与して第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ接合することにより形成された。従って、第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ接合することにより、全ての芯線を互いに均一に接合することができる。しかも、複数の芯線を一度に接合するときの超音波振動エネルギーに比べて芯線を一本ずつ重ねて接合するときの超音波振動のエネルギーは少なくてすむ。このため、超音波振動のエネルギーコントロールやモニターが容易となると共に接合済の芯線への超音波振動によるダメージも抑えられる。
請求項6記載の発明は、前記重ねた1本の電線の芯線が前記一対の型の一方に接するように前記第1接合芯線束及び該第1接合芯線束に重ねた他の電線の芯線を前記一対の型間に挟むことを特徴とする請求項1〜5何れか1項記載の超音波接合方法に存する。
請求項6記載の発明によれば、重ねた1本の電線の芯線が一対の型の一方に接するように第1接合芯線束及び第1接合芯線束に重ねた他の電線の芯線を一対の型間に挟む。従って、重ねた1本の電線の芯線が超音波振動が付与される一対の型の一方に接することにより、接合済の芯線への超音波振動によるダメージも抑えられ、全ての芯線を互いにより均一に接合することができる。
請求項7記載の発明は、前記重ねた1本の電線の芯線の芯線太さが太くなるに従って大きいエネルギーの超音波振動を付与することを特徴とする請求項1〜6何れか1項記載の超音波接合方法に存する。
請求項7記載の発明によれば、重ねた1本の電線の芯線の芯線太さが太くなるに従って大きいエネルギーの超音波振動を付与するので、細い芯線に過大なエネルギーを持つ超音波振動が付与されて芯線切れを起こすことを防止できる。また、太い芯線にエネルギーの小さな超音波振動が付与されて接合不足なることを防止できる。
請求項8記載の発明は、複数の電線それぞれの一部の被覆を剥がして露出させた芯線を互いに相対する一対の型間に挟んだ状態で前記芯線に超音波振動を付与する超音波接合装置の周囲に設置され、前記芯線が一対の型間に挟まれるように前記電線を保持する電線保持装置であって、前記電線を保持する保持部と、該保持部内に電線を挿入する挿入口とを備え、前記保持部の少なくとも一部は弾性部材からなり前記電線を挿入口から挿入する毎に変形して前記保持部内に挿入された複数の電線を密着させる方向に付勢することを特徴とする電線保持装置に存する。
請求項8記載の発明によれば、保持部は弾性部材からなり電線を挿入口から挿入する毎に変形して前記保持部内に挿入された複数の電線を密着させる方向に付勢する。従って、電線を1本1本挿入する毎に保持部を調整しなくても電線を確実に保持することができる。
以上説明したように請求項1及び5記載の発明によれば、第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ接合することにより、全ての芯線を互いに均一に接合することができるので、接合不足による接合力不足や、接合過多による素線切れを防止することができる。しかも、複数の芯線を一度に接合するときの超音波振動エネルギーに比べて芯線を一本ずつ重ねて接合するときの超音波振動のエネルギーは少なくてすむ。このため、超音波振動のエネルギーコントロールやモニターが容易となると共に接合済の芯線への超音波振動によるダメージも抑えられ、確実に素線切れを防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、第1接合芯線束に他の電線の芯線を電線太さの太い順に1本ずつ重ねることにより、芯線太さが細い芯線ほど超音波振動の付与回数を少なくすることができるので、より一層確実に素線切れを防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、芯線太さの細い芯線を頑丈な芯線太さの太い芯線で囲むことができ、外部から力が加わっても細い芯線に直接力が加わることがなく細い芯線が破断することがないので、より確実に素線切れを防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、1本ずつ重ねた芯線に超音波振動を付与するときには素線切れを防止するために小さいエネルギーの超音波振動を付与することができる。そして、複数の電線の芯線全ての接合が終了した後、大きいエネルギーの超音波振動が付与され確実に芯線同士を接合することができるので、より一層確実に接合不足による接合力不足や、接合過多による素線切れを防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、重ねた1本の電線の芯線が超音波振動が付与される一対の型の一方に接することにより、接合済の芯線への超音波振動によるダメージも抑えられ、全ての芯線を互いにより均一に接合することができるので、より一層確実に接合不足による接合力不足や、接合過多による素線切れを防止することができる。
請求項7記載の発明によれば、細い芯線に過大なエネルギーを持つ超音波振動が付与されて芯線切れを起こすことを防止できる。また、太い芯線にエネルギーの小さな超音波振動が付与されて接合不足なることを防止できる。
請求項8記載の発明によれば、電線を1本1本挿入する毎に保持部を調整しなくても電線を確実に保持することができるので、作業性が良く品質が向上する。
第1実施形態
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の超音波接合方法に用いられる超音波接合装置の正面図である。図2及び図3は第1実施形態における本発明の超音波接合方法の手順を説明するための説明図である。図4は図2及び図3に示す手順で接合された芯線11の正面図である。図5は他の実施形態で接合された芯線11の正面図である。
まず、本発明の超音波接合方法に用いられる超音波接合装置20について説明する。図1に示すように、超音波接合装置20は、複数の電線10(図6参照)それぞれの一部の被覆を剥がして露出した芯線11を図面左右方向Y3から挟む箱型の一対の型21、22と、左右方向Y3と直交する上下方向Y4から芯線11を挟む略箱型の一対の型23、24とを備えている。
上述した型21は、左右方向Y3に移動する。型23は、上下方向Y4に移動する。また、上述した型21〜24のうち一つの型23には、超音波振動発生手段としての圧電振動子31が取り付けられている。圧電振動子31の超音波振動により、型23は左右方向Y3または上下方向Y4に沿って振動する。上述した圧電振動子31は、制御回路30によりその振動が制御されている。
上述した型21は、型24の上面24Uに沿って左右方向Y3に移動可能に設けられている。型22は、型24の右側面24Rに沿って上下方向Y4に移動可能に設けられている。型23は、例えば型22に設けられた左右方向Y3に貫通する貫通孔に挿入することにより、型22に対して左右方向Y3に移動可能に設けると共に型22に対して上下方向Y4に固定される。また、超音波接合装置20は、型22の右側面22Rと当接して型22の左右方向Y3の移動を固定する固定手段25と、型24の下面24Dと当接して型24の上下方向Y4の移動を固定する固定手段26とを備えている。
上述した型23の上面23Uは移動手段である例えば油圧シリンダ28内のピストン28aに固定されている。型23は、ピストン28aから力を受けると、この型23に固定された型22と共に型24の右側面24Rに沿って上下方向Y4に移動する。また、上述した型21の左側面21Lは移動手段である例えば油圧シリンダ29内のピストン29aに固定されている。型21は、ピストン29aから力を受けると、型24の上側面24Uに沿って左右方向Y3に移動する。
また、30は、制御回路(=制御手段)であって、この制御回路30により油圧シリンダ28、29及び圧電振動子31が制御されている。超音波接合装置20は、型21の左右方向Y3における移動量を検出する変位センサ33と、型23の上下方向Y4における移動量を検出する変位センサ34を備えている。
上記変位センサ33は、例えば型21の左側面21Lに固定され型21と共に移動する可動鉄心33aと、可動鉄心33aに巻かれたコイル33bと、このコイル33bに生じる可動鉄心33aの移動量に応じた誘導電圧から型21の左右方向Y3の移動量を検出する検出回路33cとを備える。また、変位センサ34は、例えば型23の上面23Uに固定され型23と共に移動する可動鉄心34aと、可動鉄心34aに巻かれたコイル34bと、このコイル34bに生じる可動鉄心34aの移動量に応じた誘導電圧から型23の上下方向Y4の移動量を検出する検出回路34cとを備えている。これら変位センサ33、34の検出結果は各々制御回路30に供給されている。なお、変位センサ33、34としては上述した接触式変位センサだけでなく非接触式などの従来公知の別の変位センサを用いても良い。
上述した構成の超音波接合装置20を用いた超音波接合方法の手順について以下説明する。第1実施形態では、例えば芯線太さがR1(図2参照)で全て等しい16本の電線10を接合する場合について説明する。超音波接合装置20の初めの状態は、図1に示すように、型21及び型22間の下側は型24によって塞がれているが、上側は開放されている。型22は固定手段25によって、型24は固定手段26によって各々固定されている。まず、16本の電線10それぞれの一部の被覆を剥がして芯線11を露出させる。芯線太さとは芯線11の径のことを言う。
次に、制御回路30は、型21の左右方向Y3の移動量を検出する変位センサ33の検出結果に基づいて、型21−型22間距離を求める。制御回路30は、型21−型22間距離が所定距離W1(図2(a)参照)になるように油圧シリンダ29を制御する。なお、上記W1は芯線太さR1の断面円状の芯線11を断面略矩形状に加圧整形したときの左右方向Y3の幅に相当する。
次に、16本の電線10のうち2本の電線10の芯線を上側から型21及び型22間に挿入した後、上下方向Y4に積層した状態で型24上に搭載する。次に、型23を右から左に移動して、型21及び型22間の上側を塞ぐ。これにより、図2(a)に示すように、2本の電線10の芯線11は、左右方向Y3が一対の型21−型22間に挟まれ、上下方向Y4が一対の型23−型24間に挟まれる。
次に、制御回路30が、油圧シリンダ28を制御して2本の電線10の芯線11同士が互いに密着する圧力をこれら2本の電線10の芯線11に加える。詳しくは、油圧シリンダ28のピストン28aを上から下に向かって駆動させる。このピストン28aの駆動力を受けると、上述した型23はこの型23に固定された型22と共に型24の右側面24Rに沿って上から下に移動する。また、制御回路30は、型23の上下方向Y4の移動量を各々検出する変位センサ34の検出結果に基づいて、型23−型24間距離を求める。制御回路30は、型23−型24間距離が予め定めた距離2×W2(図2(b)参照)となるように油圧シリンダ28を制御する。なお、上記W2は芯線太さR1の断面円状の芯線11を断面略矩形状に加圧整形したときの上下方向Y4の幅に相当する。
これにより、2本の電線10の芯線11には型23、24によって上下方向Y4に縮む圧力が加えられる。この圧力により2本の芯線11の左右方向Y3が延び、上下方向Y4が縮むように変形する。芯線11の左右方向Y3が延びた結果、型21−型22間距離である所定距離W1を越えると、2本の芯線11には型21、22によって左右方向Y3に縮む圧力が加えられる。この圧力により断面丸状の芯線は断面矩形状に変形する。
同時に制御回路30は、圧電振動子31を制御して超音波振動させる。これにより、一対の型23、24の一方である型23に超音波振動が付与される。即ち、型23を介して2本の電線10の芯線11に超音波振動が付与され、2本の電線10の芯線11同士が接合される。次に、制御回路30は圧電振動子31を制御して超音波振動を止めると共に油圧シリンダ28を制御して2本の芯線11に対する加圧も止める。
その後、型23を左から右に移動して、再び型21−型22間の上側を開放させる。そして、接合された2本の電線10の芯線11からなる接合芯線束12(=第1接合芯線束)の型23側に他の電線10の芯線11を1本重ねた後、型23を右から左に移動して、型21−型22間の上側を塞ぐ。これにより、図2(b)に示すように、接合芯線束12及びこの接合芯線束12に重ねた他の電線10の芯線11の上下方向Y4が一対の型23、24間に挟まれる。また、接合芯線束12及び接合芯線束12に重ねた他の電線10の芯線11の左右方向Y3が一対の型21−型22間に挟まれる。
次に、制御回路30が、油圧シリンダ28を制御して一対の型23、24間に挟まれた芯線11同士が互いに密着する圧力をこれら芯線11に加える。詳しくは、油圧シリンダ28のピストン28aを上から下に向かって駆動させる。このピストン28aの駆動力を受けると、上述した型23はこの型23に固定された型22と共に型24の右側面24Rに沿って上から下に移動する。また、制御回路30は、型23の上下方向Y4の移動量を各々検出する変位センサ34の検出結果に基づいて、型23−型24間距離を求める。制御回路30は、型23−型24間距離が予め定めた距離3×W2(図2(c)参照)となるように油圧シリンダ28を制御する。
同様に重ねた1本の断面円状の芯線11は断面矩形状に整形される。同時に制御回路30が、圧電振動子31を制御して超音波振動させる。これにより、一対の型23、24の一方である型23に超音波振動が付与される。即ち、型23を介して接合芯線束12及び該接合芯線束12に重ねた他の電線10の芯線11に超音波振動が付与され、重ねた1本の芯線11が接合芯線束12に接合される。このとき一対の型23−型24間に挟まれた芯線11のうち重ねた1本の芯線11のみが型23と接している。このため、すでに接合された芯線11に付与される超音波エネルギーは新たに重ねた1本の芯線11に付与される超音波エネルギーよりも少ない。次に、制御回路30は圧電振動子31を制御して超音波振動を止めると共に油圧シリンダ28を制御して2本の芯線11に対する加圧も止める。
同様に、接合された2本の電線10の芯線11からなる接合芯線束12の型23側に他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねて、1本ずつ重ねる毎に接合芯線束12及びこの接合芯線束12に重ねた他の電線10の芯線11を一対の型23、24間に挟んだ状態で型23に超音波振動を付与して接合芯線束12に他の電線10の芯線11を1本ずつ接合していく(図2(c)〜(f)参照)。詳しい重ね方としては、接合芯線束12の型23側に他の電線10の芯線11を1本ずつ積層し、その積層高さが所定長さ(本実施形態では4×W2)に達すると、接合芯線束12の左右方向Y3右側に他の電線10の芯線11の1本を重ねる(図2(d)参照)。そして、この接合芯線束12の左右方向Y3右側に重ねた芯線11の型23側に他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねることを繰り返す(図2(e)及び(f)参照)。
なお、接合芯線束12の左右方向Y3右側に他の電線10の芯線11を重ねるとき、制御回路30は、型21の左右方向Y3の移動量を検出する変位センサ33の検出結果に基づいて、型21−型22間距離を求め、型21−型22間距離が所定距離2×W1(図2(f)参照)になるように油圧シリンダ29を制御する。その後、同様に接合芯線束12の左右方向Y3右側に他の電線10の芯線11を重ねる毎に、制御回路30は、型21−型22間距離を3×W1、4×W1と離していく。この結果、図4に示すように、16本の電線10の芯線11全てを接合した接合芯線束13(第2接合芯線束)が得られる。
そして、図3に示すように、接合芯線束13の上下方向Y4を型23、24間に挟み、左右方向Y3を型21、22間に挟む。この状態で制御回路30が圧電振動子31を制御して、型23に超音波振動を付与して、接合芯線束13に超音波振動を付与する。このとき、制御回路30は、他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねる毎に付与する超音波振動よりも大きいエネルギーを持つ超音波振動を付与する。具体的には、圧電振動子31の振動周波数、振幅及び油圧シリンダ28による加圧を他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねたときよりも大きくする。
上述した超音波接合方法によれば、図2に示すように、16本の電線10それぞれの一部の被覆を剥がして芯線11を露出させている。そして、16本の電線10のうち2本の電線10の芯線11を一対の型23、24間に挟んだ状態で型23に超音波振動を付与して2本の電線10の芯線11同士を接合する(図2(a))。その後、接合された2本の電線10の芯線11からなる接合芯線束12に他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねて、1本ずつ重ねる毎に接合芯線束12及び該接合芯線束12に重ねた他の電線10の芯線11を一対の型23、24間に挟んだ状態で型23に超音波振動を付与して接合芯線束12に他の電線10の芯線11を1本ずつ接合している(図2(b)〜(f))。
このように接合芯線束12に他の電線10の芯線11を1本ずつ接合することにより、全ての芯線11を互いに均一に接合することができるので、接合不足による接合力不足や、接合過多による素線切れを防止することができる。しかも、複数の芯線11を一度に接合するときの超音波振動エネルギーに比べて芯線11を一本ずつ重ねて接合するときの超音波振動のエネルギーは少なくてすむ。このため、超音波振動のエネルギーコントロールやモニターが容易となると共に接合済の芯線11への超音波振動によるダメージも抑えられ、確実に素線切れを防止することができる。
また、上述した第1実施形態によれば、重ねた1本の電線10の芯線11が型23に接するように接合芯線束12及び接合芯線束12に重ねた他の電線10の芯線11を一対の型23、24間に挟んでいる。つまり、超音波振動が付与される型23に重ねた1本の電線10の芯線11を接することにより、接合済の芯線11への超音波振動によるダメージも抑えられ、全ての芯線11を互いにより均一に接合することができ、より一層確実に接合不足による接合力不足や、接合過多による素線切れを防止することができる。
また、上述した第1実施形態によれば、16本の電線10の芯線11全ての接合が終了した後、該16本の電線10の芯線11全てを接合して得られた接合芯線束13を一対の型23、24間に挟んだ状態で他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねる毎に付与した超音波振動よりも大きなエネルギーの超音波振動を付与している。これにより、1本ずつ重ねた芯線11に超音波振動を付与するときには素線切れを防止するために小さいエネルギーの超音波振動を付与することができる。そして、全部の接合が終了した後大きいエネルギーの超音波振動が付与され確実に芯線11同士を接合することができるので、より一層確実に接合不足による接合力不足や、接合過多による素線切れを防止することができる。
次に、上述した超音波接合装置20の周囲に配置され、芯線11が型21〜24間に挟まれるように電線10を保持する電線保持装置50の構成について説明する。図6に示すように、電線保持装置50は、左右方向Y3に互いに離間した2対の支持柱51a、51bと、2対の支持柱51a、51bによって支持される板状の支持台52a、52bとを備えている。この支持台52a、52bには左右方向Y3略中央に前後方向に沿った挿入口53a、53bが設けられている。
この支持台52a、52bによって帯状の弾性部材54a、54bが支持されている。具体的には図7に示すように、帯状の弾性部材54a、54bを支持台52a、52bの下面側で挿入口53a、53bを中心としてたるませる。その状態で、帯状弾性部材54a、54bの左右方向Y3両端を支持台52a、52bに設けた貫通孔に通して支持台52a、52bの上面側に配置させて固定している。これにより、支持台52a、52bの下側の帯状の弾性部材54a、54bと、この帯状の弾性部材54a、54bと相対する支持台52a、52bとで電線10を保持する保持部55を構成している。
支持柱51a、52bは2枚の支持板56U、56D上に形成されている。支持板56Uは互いに交差する一対の調整棒57によって支持板56Dに連結されている。支持板56Dは例えば工場のフロア上に置かれる。この一対の調整棒57の交差角度を変えることにより、支持板56Dに対する支持板56Uの上下方向Y4位置が調整可能となっている。即ち、保持部55の上下方向Y4位置が調整可能となっている。
上述した電線保持装置50を用いた超音波接合方法について以下説明する。まず、図6(a)に示すように、挿入口53a、53bから1本の電線10を保持部55内に挿入する。電線10は保持部55を構成する弾性部材54a、54bと支持台52a、52bとの間に挟まれて保持される。その後、図6(b)〜(d)に示すように、電線10を挿入口53a、53bから1本ずつ保持部55内に挿入する。1本ずつ電線10が挿入され、保持部55内に挿入される電線10数が増加する毎に弾性部材54a、54bが変形して保持部55内に挿入された複数の電線を密着させる方向に付勢する。これにより、電線10を1本1本挿入する毎に保持部55の大きさを調整しなくても電線10を確実に保持することができる。
また、上述した電線保持装置50では、保持部55内に挿入する電線10の本数やサイズに依存して、保持部55内に挿入された複数電線10の中心と支持台52a、52bとの上下方向Y4位置がズレてくる。具体的には、図7(a)及び(b)を比較しても明らかなように、保持部55内に挿入される電線10の本数が増えるほど、またサイズが大きくなるほど、複数電線10の中心Cが支持台52a、52bから離れていく。これにより、複数の電線10の中心と、これら複数の電線10の芯線11の全てを接合して得た接合芯線束13の中心との上下方向Y4位置がずれてしまい、素線切れや一部の芯線11だけが引っ込んでしまい接合力が低下するという問題があった。
そこで、本実施形態では、接合させる電線10の数、サイズに応じて調整棒57の交差角度を調整して保持部55の上下方向Y4位置を調整し、複数の電線10と接合芯線束13の中心との上下方向Y4位置がずれないようにしている。具体的には図8に示すように、電線10の数やサイズが大きいほど保持部55の位置を高くしている。
なお、上述した第1実施形態では、初め接合芯線束12に対して図4に記載した順番に芯線11を1本ずつ重ねていったが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、図5(a)及び(b)に示すような順番で残りの芯線11を1本ずつ重ねていってもよい。
第2実施形態
上述した第1実施形態では、全て同じ芯線太さの芯線11同士を接合していたが、第2実施形態では、芯線太さが異なる芯線11同士を接合する場合について以下説明する。図9(a)〜(f)は第2実施形態のおける本発明の超音波接合方法の手順を説明するための説明図である。
第2実施形態で用いられる超音波接合装置20は第1実施形態ですでに説明した図1と同様の構成であるためここではその詳細な説明を省略する。第2実施形態では例えば芯線太さがR1の芯線11を8本、芯線太さがR1/4(<R1)の芯線11を10本、計18本の電線10の芯線11を接合する場合について説明する。
まず、上述した第1実施形態と同様の手順で、18本の電線10のうち芯線太さの最も太い2本を一対の型23、24間及び一対の型21、22間に挟む。18本の電線10のうち芯線太さが最も太いのは芯線太さR1の電線10である。従って、8本の芯線太さR1の電線10のうち2本の電線10の芯線11を一対の型23、24間及び一対の型21、22間に挟む。次に、制御回路30により圧電振動子31を制御して超音波振動させると、型23に超音波振動が付与される。これにより芯線太さR1の2本の電線10の芯線11が接合される。
その後、接合された2本の電線10の芯線からなる接合芯線束12に他の電線10の芯線11を芯線太さの太い順に1本ずつ重ねる。第2実施形態では、芯線太さR1の8本の電線10の芯線11から先に接合して、その後芯線太さR1/4の10本の電線10の芯線11を接合する。詳しい重ね方としては、図2について第1実施形態で説明したのと同様に、接合芯線束12の型23側に他の電線10の芯線11を1本ずつ積層する。その積層高さが所定高さ(第2実施形態では3・W2(図9(a)参照))に達すると、接合芯線束12の左右方向Y3右側に他の電線10の芯線11の1本を重ねる。そして、この接合芯線束12の左右方向Y3右側に重ねた芯線11の型23側に他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねることを繰り返す。この結果、芯線太さR1の8本の電線10の芯線11を全て接合すると、図9(a)に示すような接合芯線束が得られる。
同様に、10本の芯線太さR1/4の電線10の芯線11を1本ずつ重ねて接合していく(図9(a)〜(f)参照)。この結果、図11に示すように、芯線太さR1の8本の電線10の芯線11、芯線太さR1/4の10本の電線10の芯線11からなる計18本全てを接合した接合芯線束13が得られる。
そして、図10に示すように、接合芯線束13の上下方向Y4を型23、24間に挟み、左右方向Y3を型21、22間に挟む。この状態で制御回路30が圧電振動子31を制御して、型23に超音波振動を付与して、接合芯線束13に超音波振動を付与する。このとき、制御回路30は、他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねる毎に付与した超音波振動よりも大きいエネルギーを持つ超音波振動を付与する。具体的には、圧電振動子31の振動周波数、振幅及び油圧シリンダ28による加圧を他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねたときよりも大きくする。
なお、制御回路30は、芯線太さR1の芯線11を接合するときに圧電振動子31が発生する超音波エネルギーを芯線太さR1/4の芯線11を接合するときの圧電振動子31が発生する超音波エネルギーよりも大きくなるように圧電振動子31が発生する超音波振動のエネルギーを制御している。具体的は、制御回路30は、芯線太さR1の芯線11を接合するときの圧電振動子31の振動周波数、振幅及び油圧シリンダ28による加圧を芯線太さR1/4の芯線11を接合するときの圧電振動子31の振動周波数、振幅及び油圧シリンダ28による加圧より大きくしている。
上述した第2実施形態によれば、複数の電線10の芯線11のうち芯線太さの最も太い2本の電線10の芯線11からなる接合芯線束12に他の電線10の芯線11を電線太さの太い順に1本ずつ重ねている。これにより、芯線太さが細い芯線11ほど超音波振動の付与回数を少なくすることができ、より一層確実に素線切れを防止することができる。
また、上述した第2実施形態によれば、1本ずつ重ねた芯線11の芯線太さが太いものほど、大きいエネルギーを持つ超音波振動を付与している。これにより、芯線太さの細い芯線11に過大なエネルギーを持つ超音波振動が付与されて芯線切れを起こすことを防止できる。また、太い芯線11にエネルギーの小さな超音波振動が付与されて接合不足なることを防止できる。
ところで、芯線太さの細い接合済の芯線11上に芯線太さの太い芯線11を重ねて、その重ねた芯線11の芯線太さに合わせたエネルギーの超音波振動を付与すると、芯線太さの細い接合済の芯線11に過多な超音波振動が付与され素線切れを起こしてしまうことがある。第2実施形態では、接合された2本の電線10の芯線11からなる接合芯線束12の型23側に他の電線10の芯線11を1本ずつ積層し、その積層高さが所定高さに達すると、接合芯線束12の左右方向Y3右側に他の電線10の芯線11を1本重ね、その接合芯線束12の左右方向Y3右側に重ねた1本の芯線の型23側に他の電線10の芯線11を重ねることを繰り返している。これにより、芯線太さが太い順に電線10の芯線11を重ねて行けば、芯線太さが近い芯線11同士を重ねて接合することができる。つまり、重ねられた接合済の芯線11と重ねた1本の芯線11と同じがほぼ同じ芯線太さとすることができる。このため、上述したように重ねた1本の芯線11の合わせたエネルギーを持つ超音波振動を付与しても重ねられた接合済の芯線11に過多な超音波振動エネルギーが加えられることなく、素線切れを防止することができる。
また、上述した第2実施形態によれば、複数の電線10の芯線11全ての接合を終了した後、複数の電線10の芯線11全てを接合して得た接合芯線束13を一対の型23、24に挟んだ状態で他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねる毎に付与した超音波振動よりも大きなエネルギーの超音波振動を付与している。これにより、1本ずつ重ねた芯線11に超音波振動を付与するときには素線切れを防止するために小さいエネルギーの超音波振動を付与することができる。そして、複数の電線10の芯線11全ての接合が終了した後、大きいエネルギーの超音波振動が付与され確実に芯線11同士を接合することができるので、より一層確実に接合不足による接合力不足や、接合過多による素線切れを防止することができる。
なお、上述した第2実施形態によれば、複数の芯線11に2種類の芯線太さR1、R1/4しかなかったが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、2種類以上芯線太さが含まれていても、太い順に重ねるものであればよい。
また、上述した第2実施形態によれば、接合された2本の電線10の芯線11からなる接合芯線束12の型23側に他の電線10の芯線11を1本ずつ積層し、その積層高さが所定高さに達すると、接合芯線束12の左右方向Y3右側に他の電線10の芯線11を1本重ね、その接合芯線束12の左右方向Y3右側に重ねた芯線11の型23側に他の電線10の芯線を1本ずつ積層することを繰り返しているが、本発明はこれに限ったものではない。つまり、本発明は、他の電線10の芯線11を芯線太さが太い順に重ねればよく、重ね方はどんな方法であっても芯線太さが細い芯線11ほど超音波振動の付与回数を少なくすることができ、より一層確実に素線切れを防止することができるという効果を得ることができる。
第3実施形態
上述した第1及び第2実施形態では、接合すべき全ての芯線11を1本ずつ重ねて接合していたが、互いに接合された複数の電線10の芯線11からなる接合ブロックを複数形成し、該複数の接合ブロック同士を一対の方23、24間に挟んだ状態で型23に超音波振動を付与して、複数の接合ブロック同士を接合する。
例えば、図12に示すように、芯線太さR1の8本の電線10の芯線11からなる接合ブロックA、芯線太さR1/4の4本の電線10の芯線11からなる接合ブロックB及び芯線太さR1/4の6本の電線10の芯線11からなる接合ブロックCを形成する。各接合ブロックA、B及びCは、上述した第1及び第2実施形態で説明したように、各接合ブロックA、B、Cを構成する電線10の芯線11のうち2本を一対の型23、24型間に挟んだ状態で型23に超音波振動を付与して2本の電線10の芯線11同士を接合し、接合された2本の電線10の芯線11からなる接合芯線束12に他の電線10の芯線11を1本ずつ接合することにより形成する。
その後、接合ブロックA、B及びCを互いに重ねて一対の型23、24間に挟んだ状態で型23に超音波振動を付与して接合ブロックA、B、C同士を接合する。この場合も第1及び第2実施形態と同様に、第1接合芯線束12に他の電線10の芯線11を1本ずつ接合しているので、全ての芯線11を互いに均一に接合することができ、接合不足による接合力不足や、接合過多による素線切れを防止することができる。しかも、複数の芯線11を一度に接合するときの超音波振動エネルギーに比べて芯線11を一本ずつ重ねて接合するときの超音波振動のエネルギーは少なくてすむ。このため、超音波振動のエネルギーコントロールやモニターが容易となると共に接合済の芯線11への超音波振動によるダメージも抑えられ、確実に素線切れを防止することができる。
第4実施形態
また、図13(a)及び(b)に示すように、複数の電線10の芯線11全てを接合して得られた接合芯線束13の中心から外側に向かうに従って芯線太さが太くなるように接合芯線束12に他の電線10の芯線11を1本ずつ重ねることも考えられる。これによれば、芯線太さの細い芯線11を頑丈な芯線太さの太い芯線11で囲むことができ、外部から力が加わっても細い芯線11に直接力が加わることがなく細い芯線11が破断することがない。
なお、上述した第1〜第4実施形態では、重ねた1本の芯線11が型23の一方に接するように接合芯線束12及びこの接合芯線束12に重ねた他の電線10の芯線11を一対の型23、24間に挟んでいたが、本発明はこれに限ったものではない。本発明は、接合芯線束12に他の電線10の芯線11を1本ずつ接合すればよく、例えば重ねた1本の芯線11が型24に接するよう重ねてもよい。
また、上述した第2実施形態では、複数種類の芯線太さの電線10の芯線11を接合するとき芯線太さの太い順に接合していたが、本発明はこれに限ったものではない。つまり、接合芯線束12に他の電線10の芯線11を1本ずつ接合すればよく、芯線太さを考慮しないでランダムに接合していってもよい。
前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の超音波接合方法を用いた超音波接合装置の正面図である。 第1実施形態における本発明の超音波接合方法の手順を説明するための説明図である。 第1実施形態における本発明の超音波接合方法の手順を説明するための説明図である。 図2及び図3に示す手順で接合された芯線の正面図である。 他の実施形態で接合された芯線の正面図である。 (a)〜(d)はそれぞれ本発明の電線保持装置の一実施の形態を示す背面斜視図である。 (a)及び(b)は図6(a)及び(d)に示す電線保持装置の部分背面図である。 図6に示す電線保持装置の調整棒による保持部の上下方向位置の調整について説明するための説明図である。 第2実施形態における本発明の超音波接合方法の手順を説明するための説明図である。 第2実施形態における本発明の超音波接合方法の手順を説明するための説明図である。 図9及び図10に示す手順で接合された芯線の正面図である。 第3実施形態における本発明の超音波接合方法の手順を説明するための説明図である。 第4実施形態における本発明の超音波接合方法で接合された芯線の照明図である。 (a)〜(d)はそれぞれ従来の電線の超音波接合方法を説明するための説明図である。
符号の説明
10 電線
11 芯線
12 接合芯線束(第1接合芯線束)
13 接合芯線束(第2接合芯線束)
23 型(一対の型)
24 型(一対の型)
30 電線保持装置
55 保持部
53a 挿入口
53b 挿入口

Claims (8)

  1. 複数の電線それぞれの一部の被覆を剥がして芯線を露出させ、
    前記複数の電線のうち2本の電線の芯線を一対の型間に挟んだ状態で前記一対の型の一方に超音波振動を付与して前記2本の電線の芯線同士を接合し、
    前記接合された2本の電線の芯線からなる第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ重ねて、1本ずつ重ねる毎に前記第1接合芯線束及び該第1接合芯線束に重ねた他の電線の芯線を前記一対の型間に挟んだ状態で前記一対の型の一方に前記超音波振動を付与して前記第1接合芯線束に前記他の電線の芯線を1本ずつ接合することを特徴とする超音波接合方法。
  2. 前記複数の電線のうち2本の電線が前記複数の電線の芯線のうち芯線太さの最も太い2本であり、
    前記第1接合芯線束に前記他の電線の芯線を電線太さの太い順に1本ずつ重ねることを特徴とする請求項1記載の超音波接合方法。
  3. 前記複数の電線の芯線全てを接合して得られた第2接合芯線束の中央から外側に向かうに従って芯線太さが太くなるように前記第1接合芯線束に前記他の電線の芯線を1本ずつ重ねることを特徴とする請求項1記載の超音波接合方法。
  4. 前記複数の電線の芯線全ての接合が終了した後、該複数の電線の芯線全てを接合して得られた第2接合芯線束を前記一対の型間に挟んだ状態で前記他の電線の芯線を1本ずつ重ねる毎に付与した超音波振動よりも大きなエネルギーの超音波振動を付与することを特徴とする請求項1〜3何れか1項記載の超音波接合方法。
  5. 互いに接合された複数の電線の芯線からなる接合ブロックを複数形成し、該複数の接合ブロック同士を一対の型間に挟んだ状態で前記一対の型の一方に超音波振動を付与して前記複数の接合ブロック同士を接合する超音波接合方法において、
    前記接合ブロックが、当該接合ブロックを構成する電線のうち2本の電線の芯線を前記一対の型間に挟んだ状態で前記一対の型の一方に超音波振動を付与して前記2本の電線の芯線同士を接合し、前記接合された2本の電線の芯線からなる第1接合芯線束に他の電線の芯線を1本ずつ重ねて、1本ずつ重ねる毎にこれら前記第1接合芯線束及び該第1接合芯線束に重ねた前記他の電線の芯線を前記一対の型間に挟んだ状態で前記一対の型の一方に超音波振動を付与して前記第1接合芯線束に前記他の電線の芯線を1本ずつ接合することにより形成されたことを特徴とする超音波接合方法。
  6. 前記重ねた1本の電線の芯線が前記一対の型の一方に接するように前記第1接合芯線束及び該第1接合芯線束に重ねた他の電線の芯線を前記一対の型間に挟むことを特徴とする請求項1〜5何れか1項記載の超音波接合方法。
  7. 前記重ねた1本の電線の芯線の芯線太さが太くなるに従って大きいエネルギーの超音波振動を付与することを特徴とする請求項1〜6何れか1項記載の超音波接合方法。
  8. 複数の電線それぞれの一部の被覆を剥がして露出させた芯線を互いに相対する一対の型間に挟んだ状態で前記芯線に超音波振動を付与する超音波接合装置の周囲に設置され、前記芯線が一対の型間に挟まれるように前記電線を保持する電線保持装置であって、
    前記電線を保持する保持部と、
    該保持部内に電線を挿入する挿入口とを備え、
    前記保持部の少なくとも一部は弾性部材からなり前記電線を挿入口から挿入する毎に変形して前記保持部内に挿入された複数の電線を密着させる方向に付勢することを特徴とする電線保持装置。
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