JP2002369329A - 電線端末揃え治具 - Google Patents
電線端末揃え治具Info
- Publication number
- JP2002369329A JP2002369329A JP2001174118A JP2001174118A JP2002369329A JP 2002369329 A JP2002369329 A JP 2002369329A JP 2001174118 A JP2001174118 A JP 2001174118A JP 2001174118 A JP2001174118 A JP 2001174118A JP 2002369329 A JP2002369329 A JP 2002369329A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jig
- electric wires
- groove
- block
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processing Of Terminals (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 複数本の電線端末を溶接するときに、端末を
集束させ、かつ、先端を揃える操作を簡単に行うことが
できる電線端末揃え治具を提供する。 【解決手段】 端末から被覆５ａを除去して導体５ｂを
露出させた複数本の電線５をまとめて把持する。複数本
の電線５の端末は、Ｖ溝やＵ溝、およびＶ溝とＵ溝の組
合せなどの形状を有する集束部２ｃと、複数本の電線５
の端末を当接させて揃える当接部３ａとを備えた電線端
末揃え治具１で集束する。
集束させ、かつ、先端を揃える操作を簡単に行うことが
できる電線端末揃え治具を提供する。 【解決手段】 端末から被覆５ａを除去して導体５ｂを
露出させた複数本の電線５をまとめて把持する。複数本
の電線５の端末は、Ｖ溝やＵ溝、およびＶ溝とＵ溝の組
合せなどの形状を有する集束部２ｃと、複数本の電線５
の端末を当接させて揃える当接部３ａとを備えた電線端
末揃え治具１で集束する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線端末揃え治具
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】複数本
の電線を有するワイヤハーネスでは、複数本の電線端末
をまとめて接続するときには、複数本の電線の端末を集
束させ、作業者の手や溶接機の平面部分を利用して手作
業で各電線の先端を揃えて溶接している。ところで、ワ
イヤハーネスにおいては、枝線となる前記複数本の電線
は、一端のワイヤハーネス側が固定され、かつ、コスト
を最小限に抑えるため所定長さに設定されている。この
ため、製造ラインでの溶接作業に際し、複数本の電線を
前記のように集束させて先端を揃えていたのでは、うま
く揃えることが難しく、溶接部分の品質がばらつくとい
う問題があった。
の電線を有するワイヤハーネスでは、複数本の電線端末
をまとめて接続するときには、複数本の電線の端末を集
束させ、作業者の手や溶接機の平面部分を利用して手作
業で各電線の先端を揃えて溶接している。ところで、ワ
イヤハーネスにおいては、枝線となる前記複数本の電線
は、一端のワイヤハーネス側が固定され、かつ、コスト
を最小限に抑えるため所定長さに設定されている。この
ため、製造ラインでの溶接作業に際し、複数本の電線を
前記のように集束させて先端を揃えていたのでは、うま
く揃えることが難しく、溶接部分の品質がばらつくとい
う問題があった。
【０００３】しかも、複数本の電線は、端末を集束させ
て先端を揃えるのに作業者の手に頼らなければならず作
業性が悪いことから、このような場合に端末を集束さ
せ、かつ、先端を揃えることを簡単に行うことができる
専用の治具が求められていた。本発明は上記の点に鑑み
てなされたもので、複数本の電線端末を溶接するとき
に、端末を集束させ、かつ、先端を揃える操作を簡単に
行うことができる電線端末揃え治具を提供することを目
的とする。
て先端を揃えるのに作業者の手に頼らなければならず作
業性が悪いことから、このような場合に端末を集束さ
せ、かつ、先端を揃えることを簡単に行うことができる
専用の治具が求められていた。本発明は上記の点に鑑み
てなされたもので、複数本の電線端末を溶接するとき
に、端末を集束させ、かつ、先端を揃える操作を簡単に
行うことができる電線端末揃え治具を提供することを目
的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記目
的を達成するため、複数本の電線の端末を集束させる集
束部と、前記複数本の電線の端末を当接させて揃える当
接部とを備えた構成としたのである。
的を達成するため、複数本の電線の端末を集束させる集
束部と、前記複数本の電線の端末を当接させて揃える当
接部とを備えた構成としたのである。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電線端末揃え治具
に係る一実施形態を図１乃至図３に基づいて詳細に説明
する。電線端末揃え治具（以下、単に「治具」という）
１は、図１に示すように、ブロック２と当接板３とを有
している。
に係る一実施形態を図１乃至図３に基づいて詳細に説明
する。電線端末揃え治具（以下、単に「治具」という）
１は、図１に示すように、ブロック２と当接板３とを有
している。
【０００６】ブロック２は、ポリエチレンテレフタレー
ト（ＰＥＴ），ポリエチレン（ＰＥ），ポリプロピレン
（ＰＰ）等の摩擦の小さい合成樹脂から成形され、斜面
２ａ，２ｂによって中央に複数本の電線の端末を集束さ
せる集束部となるＶ溝２ｃが形成されている。当接板３
は、ブロック２の背面にＶ溝２ｃの奥部を塞ぐように取
り付けられ、Ｖ溝２ｃの奥部の板面が複数本の電線の端
末を当接させて揃える当接部３ａとなる。
ト（ＰＥＴ），ポリエチレン（ＰＥ），ポリプロピレン
（ＰＰ）等の摩擦の小さい合成樹脂から成形され、斜面
２ａ，２ｂによって中央に複数本の電線の端末を集束さ
せる集束部となるＶ溝２ｃが形成されている。当接板３
は、ブロック２の背面にＶ溝２ｃの奥部を塞ぐように取
り付けられ、Ｖ溝２ｃの奥部の板面が複数本の電線の端
末を当接させて揃える当接部３ａとなる。
【０００７】このように構成される治具１は、以下のよ
うにして複数本の電線の端末を集束させ、かつ、揃える
操作を行う。先ず、図２に示すように、端末から被覆５
ａを除去して導体５ｂを露出させた複数本の電線５をま
とめて把持する。次に、当接板３の当接部３ａに電線５
の先端を当接し、複数本の電線５の端面が略面一となる
ように端末を揃えると共に、ブロック２の一方の斜面２
ｂに対して矢印方向に押圧する。
うにして複数本の電線の端末を集束させ、かつ、揃える
操作を行う。先ず、図２に示すように、端末から被覆５
ａを除去して導体５ｂを露出させた複数本の電線５をま
とめて把持する。次に、当接板３の当接部３ａに電線５
の先端を当接し、複数本の電線５の端面が略面一となる
ように端末を揃えると共に、ブロック２の一方の斜面２
ｂに対して矢印方向に押圧する。
【０００８】これにより、複数本の電線５には、斜面２
ｂに対する矢印方向の押圧力によりＶ溝２ｃの下方へ向
かう力が作用し、複数本の電線５がＶ溝２ｃの底部へ移
動しながら集束させられる。従って、治具１は、複数本
の電線５の端末を迅速かつ極めて簡単に集束させて揃え
ることができる。
ｂに対する矢印方向の押圧力によりＶ溝２ｃの下方へ向
かう力が作用し、複数本の電線５がＶ溝２ｃの底部へ移
動しながら集束させられる。従って、治具１は、複数本
の電線５の端末を迅速かつ極めて簡単に集束させて揃え
ることができる。
【０００９】このようにして端末を集束させて揃えた複
数本の電線５は、端末部分を超音波溶接，抵抗溶接ある
いはスプライスジョイント等の適宜の手段により一括し
て接続することができる。このとき、Ｖ溝２ｃは、図示
の実施形態では斜面２ａ，２ｂの傾斜角度を同じに設定
したが、斜面２ａ，２ｂをそれぞれ異なる傾斜角度に設
定すると、治具１の配置に応じて上記操作が一層行い易
くなる。
数本の電線５は、端末部分を超音波溶接，抵抗溶接ある
いはスプライスジョイント等の適宜の手段により一括し
て接続することができる。このとき、Ｖ溝２ｃは、図示
の実施形態では斜面２ａ，２ｂの傾斜角度を同じに設定
したが、斜面２ａ，２ｂをそれぞれ異なる傾斜角度に設
定すると、治具１の配置に応じて上記操作が一層行い易
くなる。
【００１０】即ち、本発明の治具は、集束部と当接部と
を備えていれば、図３（ａ）に示す治具１０のようにブ
ロック１１と当接板１２とで構成してもよい。ブロック
１１は、斜面１１ａを有する三角柱形状の部材からな
る。また、当接板１２は、側板１２ａを有するＬ字状の
板で、側板１２ａと斜面１１ａとでＶ溝状の集束部Ｐc
を形成し、奥部の板が電線５の先端を当接させて端末を
揃える当接部１２ｂとなる。
を備えていれば、図３（ａ）に示す治具１０のようにブ
ロック１１と当接板１２とで構成してもよい。ブロック
１１は、斜面１１ａを有する三角柱形状の部材からな
る。また、当接板１２は、側板１２ａを有するＬ字状の
板で、側板１２ａと斜面１１ａとでＶ溝状の集束部Ｐc
を形成し、奥部の板が電線５の先端を当接させて端末を
揃える当接部１２ｂとなる。
【００１１】一方、図３（ｂ）に示す治具１５は、ブロ
ック１６に放物線状の溝からなる集束部１６ａを形成
し、ブロック１６の背面に取り付けた当接板１７の板面
を複数本の電線５の端末を当接させて揃える当接部１７
ａとしてもよい。また、図３（ｃ）に示す治具２０は、
ブロック２１に設けた斜面２１ａ，２１ｂとＵ溝２１ｃ
とによってＶ溝とＵ溝とを組み合わせた集束部Ｐcを形
成し、ブロック２１の背面に取り付けた当接板２２の板
面を複数本の電線５の端末を当接させて揃える当接部２
２ａとしてもよい。
ック１６に放物線状の溝からなる集束部１６ａを形成
し、ブロック１６の背面に取り付けた当接板１７の板面
を複数本の電線５の端末を当接させて揃える当接部１７
ａとしてもよい。また、図３（ｃ）に示す治具２０は、
ブロック２１に設けた斜面２１ａ，２１ｂとＵ溝２１ｃ
とによってＶ溝とＵ溝とを組み合わせた集束部Ｐcを形
成し、ブロック２１の背面に取り付けた当接板２２の板
面を複数本の電線５の端末を当接させて揃える当接部２
２ａとしてもよい。
【００１２】尚、上記各実施形態の治具は、ブロックと
当接板とを２つの部材で構成したものついて説明した
が、ブロックと当接板とを１つの部材で一体に構成して
もよいことは言うまでもない。
当接板とを２つの部材で構成したものついて説明した
が、ブロックと当接板とを１つの部材で一体に構成して
もよいことは言うまでもない。
【００１３】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、複数本の電線
端末を溶接するときに、端末を集束させ、かつ、先端を
揃える操作を簡単に行うことができる電線端末揃え治具
を提供することができる。
端末を溶接するときに、端末を集束させ、かつ、先端を
揃える操作を簡単に行うことができる電線端末揃え治具
を提供することができる。
【図１】本発明の電線端末揃え治具の一実施形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１の電線端末揃え治具を用いて複数本の電線
を処理する使用態様を説明する斜視図である。
を処理する使用態様を説明する斜視図である。
【図３】本発明の電線端末揃え治具の他の実施形態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
１ 治具 ２ ブロック ２ａ，２ｂ 斜面 ２ｃ Ｖ溝（集束部） ３ 当接板 ３ａ 当接部 ５ 電線 １０ 電線端末揃え治具 １１ ブロック １１ａ 斜面 １２ 当接板 １２ａ 側板 １２ｂ 当接部 １５ 電線端末揃え治具 １６ ブロック １６ａ 集束部 １７ 当接板 １７ａ 当接部 ２０ 電線端末揃え治具 ２１ ブロック ２１ａ，２１ｂ 斜面 ２１ Ｕ溝 ２２ 当接板 ２２ａ 当接部 Ｐc 集束部
Claims (1)
- 【請求項１】 複数本の電線の端末を集束させる集束部
と、前記複数本の電線の端末を当接させて揃える当接部
とを備えたことを特徴とする電線端末揃え治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001174118A JP2002369329A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 電線端末揃え治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001174118A JP2002369329A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 電線端末揃え治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002369329A true JP2002369329A (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=19015450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001174118A Pending JP2002369329A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 電線端末揃え治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002369329A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1301824C (zh) * | 2004-07-02 | 2007-02-28 | 渤海船舶重工有限责任公司 | 一种焊接用坡口 |
| JP2007185706A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Yazaki Corp | 超音波接合方法及び電線保持装置 |
-
2001
- 2001-06-08 JP JP2001174118A patent/JP2002369329A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1301824C (zh) * | 2004-07-02 | 2007-02-28 | 渤海船舶重工有限责任公司 | 一种焊接用坡口 |
| JP2007185706A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Yazaki Corp | 超音波接合方法及び電線保持装置 |
| JP4698428B2 (ja) * | 2006-01-16 | 2011-06-08 | 矢崎総業株式会社 | 超音波接合方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6646872B2 (ja) | 端子付き電線の製造方法及び端子付き電線 | |
| US20050014423A1 (en) | Contact arrangement with an electrical plug connection | |
| JP5400676B2 (ja) | 超音波溶接方法 | |
| JP3378175B2 (ja) | 導線接続構造 | |
| US7690943B2 (en) | Battery connector | |
| US20130092414A1 (en) | Connecting structure and connecting method of insulated wires | |
| US5104028A (en) | Method for joining transformer coil conductors | |
| US11101576B2 (en) | Method for joining two or more electrical conductors, device for joining two or more electrical conductors, and electrical connection between two or more conductors | |
| US20190393665A1 (en) | Manufacturing method of electric wire bundle, and manufacturing apparatus of electric wire bundle | |
| EP3572177B1 (en) | Method of bonding cables and welding machine | |
| US20190393664A1 (en) | Manufacturing method of electric wire bundle, and manufacturing apparatus of electric wire bundle | |
| JP2002369329A (ja) | 電線端末揃え治具 | |
| JP2897670B2 (ja) | 電線端末保持具 | |
| JPH11511695A (ja) | 超音波溶接方法及び超音波溶接装置並びに超音波溶接によって形成された溶接結合部 | |
| JP3745340B2 (ja) | 光ファイバの軸合わせ方法及びその装置、並びに光ファイバの融着接続方法及びその装置 | |
| JPH10189068A (ja) | コネクタの電線接続構造 | |
| JP2001068244A (ja) | ケーブル導体の通電溶接方法及び接続コネクタ | |
| JP3478179B2 (ja) | 電線端末の絶縁被覆除去装置 | |
| CN110739562B (zh) | 汇流条与电线的连接结构和汇流条模块 | |
| JP2010073475A (ja) | 電線接合方法および電線接合装置 | |
| CN113258310B (zh) | 电线连接结构和连接方法 | |
| JPH11114673A (ja) | 電線の継ぎ足しジョイント方法 | |
| US20020017550A1 (en) | Method of connecting electric wires | |
| JP2002056721A (ja) | フラットケーブル及びその製造方法並びにその使用方法 | |
| JP5474754B2 (ja) | 電線の接合方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050106 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050223 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050629 |