JP2007183651A - トナーの製造方法、これを利用して製造されたトナー、該トナーを利用した画像形成方法、及び該トナーを収容した画像形成装置 - Google Patents

トナーの製造方法、これを利用して製造されたトナー、該トナーを利用した画像形成方法、及び該トナーを収容した画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】粒径の制御、保存性及び耐久性などの物性に優れるトナーの製造方法、これを利用して製造されたトナー、該トナーを使用した高画質の低温定着が可能な画像形成方法、及び該トナーを収容した高画質の低温定着が可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】親水性基及び疏水性基を有し、一つ以上の反応性官能基を含有するマクロモノマー、及び一つ以上の重合性単量体を含むトナー組成物を重合して、高分子ラテックス粒子を製造する段階と、高分子ラテックス粒子を凝集してコア粒子を形成する段階と、コア粒子成分のガラス遷移温度より高いガラス遷移温度を有する重合体でコア粒子を被覆してシェル層を形成する段階とを含むトナーの製造方法、該製造方法を利用して製造したトナー、該トナーを利用する画像形成方法、及び該トナーを収容した画像形成装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、トナーの製造方法及びこれを利用したトナーに係り、さらに詳細には、ラテックス粒子を利用してコアを形成し、これを被覆してシェル層を形成するトナーの製造方法、これを利用したトナー、該トナーを利用した画像形成方法及び該トナーを収容した画像形成装置に関する。
電子写真法や静電記録法において、静電荷像または静電潜像を表面化する現像剤としては、トナーとキャリア粒子とからなる2成分現像剤と、実質的にトナーだけからなってキャリア粒子を使用しない1成分現像剤とがある。1成分現像剤には、磁性成分を含有する磁性1成分現像剤と、磁性成分を含有しない非磁性1成分現像剤とがある。非磁性1成分現像剤では、トナーの流動性を高めるためにコロイド性シリカなどの流動化剤を独立的に添加することが多い。トナーとしては、一般的に結着樹脂中にカーボンブラックなどの着色剤やその他の添加剤を分散させて粒子化した着色粒子が使われている。
トナーの製造方法には、粉砕法と重合法とがある。粉砕法では、合成樹脂や着色剤、必要に応じてその他の添加剤を溶融混合した後に粉砕し、次いで所望の粒径の粒子が得られるように分級してトナーを得ている。重合法では、重合性単量体に、着色剤、重合開始剤、必要に応じて架橋剤、帯電防止剤などの各種添加剤を均一に溶解または分散させた重合性単量体組成物を製造し、次いで、分散安定剤を含有する水系分散媒質中に攪拌器を利用して分散して、重合性単量体組成物の微細な液滴粒子を形成し、次いで昇温させて懸濁重合して所望の粒径を有する着色重合体粒子の重合トナーを得ている。
電子写真装置や静電記録装置などの画像形成装置において、均一に帯電させた感光体上に像露光を行なって静電潜像を形成し、前記静電潜像にトナーを付着させてトナー像にして、前記トナー像を転写紙などの転写材上に転写し、次いで、未定着のトナー像を加熱、加圧、溶剤蒸気などのさまざまな方式によって、転写材上に定着させている。定着工程では、ほとんどの場合、定着ローラと加圧ローラとの間にトナー像を転写した転写材を通過させ、トナーを加熱圧着して転写材上に融着させている。
電子写真複写機などの画像形成装置によって形成される画像には、精密さと微細さの向上が要求されている。従来、画像形成装置に利用されるトナーとしては、粉砕法により得られたトナーが主流であった。粉砕法によれば、粒径分布の広い着色粒子が形成されやすいので、満足すべき現像特性を得るためには、粉砕品を分級してある程度狭い粒径分布に調整する必要がある。しかし、電子写真工程や静電記録工程に適したトナー粒子の製造時に、一般的な混練/粉砕工程は、粒度及び粒度分布の精密制御が困難であり、小粒径トナーの製造時に分級によるトナー製造の収率が低下する。また、帯電特性及び定着特性のためのトナー設計の変更/調節が制限されるという問題点がある。したがって、最近では、粒径制御が容易であり、分級などの煩雑な製造工程を経る必要のない重合トナーが注目されている。
重合法によってトナーを製造すれば、粉砕や分級を実施せず、所望の粒径と粒径分布を有する重合トナーを得ることができる。
例えば、Hasegawaらによる特許文献1には、分子中に着色されたポリマー粒子からなるコア及びコアをカバーするシェルを含み、懸濁重合によって製造される重合トナーが開示されている。しかし、このような方法によっても、トナーの形態を調節し難く、粒子サイズを調節し難いだけでなく、その粒径の分布が広いという問題点があった。
また、例えば、Michaelらによる特許文献2には、狭い範囲の多分散性を有する二管能性ポリマーが開示されており、共有結合した自由ラジカル基をポリマーの両端部に有するポリマーを製造する乳化−凝集重合方法が開示されている。しかし、このような方法によっても、界面活性剤が逆効果を誘導し、ラテックスのサイズを調節し難いという問題点があった。
米国特許第6,033,822号明細書 米国特許第6,258,911号明細書
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、上記問題点を解決するためのものであって、粒径の制御、保存性及び耐久性などの物性に優れるトナーの製造方法、これを利用して製造されたトナー、該トナーを使用した高画質の低温定着が可能な画像形成方法、及び該トナーを収容した高画質の低温定着が可能な画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、親水性基、疎水性基及び一つ以上の反応性官能基を有するマクロモノマーと、一つ以上の重合性単量体とを含むトナー組成物を重合して、高分子ラテックス粒子を製造する段階と、前記高分子ラテックス粒子を凝集してコア粒子を形成する段階と、前記コア粒子成分のガラス遷移温度(Tg)より高いガラス遷移温度を有する重合体で前記コア粒子を被覆してシェル層を形成する段階と、を含むトナーの製造方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の第2の観点によれば、親水性基、疏水性基、及び一つ以上の反応性官能基を有するマクロモノマーと、一つ以上の重合性単量体とを含むトナー組成物を重合して、高分子ラテックス粒子を製造し、該高分子ラテックス粒子を凝集して形成されたコア粒子の表面に、前記コア成分のガラス遷移温度より高いガラス遷移温度を有する重合体からなるシェル層が形成されたトナーが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の第3の観点によれば、静電潜像が形成された感光体表面にトナーを付着させて可視像を形成し、前記可視像を転写材に転写する工程を含む画像形成方法において、トナーとして親水性基、疏水性基、及び一つ以上の反応性官能基を有するマクロモノマーと、一つ以上の重合性単量体とを含むトナー組成物を重合して、高分子ラテックス粒子を製造し、該高分子ラテックス粒子を凝集して形成されたコア粒子の表面に、前記コア成分のガラス遷移温度より高いガラス遷移温度を有する重合体からなるシェル層が形成されたトナーを使用した画像形成方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の第4の観点によれば、有機感光体と、前記有機感光体の表面を帯電する手段と、前記有機感光体の表面に静電潜像を形成する手段と、トナーを収容する手段と、前記トナーを供給して前記有機感光体表面の静電潜像を現像してトナー像を現像する手段と、前記トナー像を前記有機感光体表面から転写材に転写する手段と、を含む画像形成装置において、前記トナーが親水性基、疏水性基、及び一つ以上の反応性官能基を有するマクロモノマーと、一つ以上の重合性単量体とを含むトナー組成物を重合して、高分子ラテックス粒子を製造し、該高分子ラテックス粒子を凝集して形成されたコア粒子の表面に、前記コア成分のガラス遷移温度より高いガラス遷移温度を有する重合体からなるシェル層が形成されたトナーである画像形成装置が提供される。
本発明によれば、高分子ラテックス粒子を凝集してコア粒子を製造し、前記コア粒子を重合体でもって被覆してシェル層を形成することによって、ワックスの分散性向上によりトナーの定着性を向上させ、耐オフセット性、摩擦電荷特性、及び保存安定性に優れる高品質の画像を実現することができる。したがって、トナーを製造するときに洗浄工程を単純化でき、汚廃水の発生量を減少させることができるので、環境的な側面でも非常に有利である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明は、親水性基、疎水性基及び一つ以上の反応性官能基を有するマクロモノマーと、一つ以上の重合性単量体とを含むトナー組成物を重合して、高分子ラテックス粒子を製造する段階と、前記高分子ラテックス粒子を凝集してコア粒子を製造する段階と、前記コア粒子成分のガラス遷移温度(Tg)より高いガラス遷移温度を有する重合体で前記コア粒子を被覆してシェル層を形成する段階とを含むトナーの製造方法を提供する。
本発明は、重合トナー(CPT)の製造方法に関し、前記トナーは、コア−シェル構造を有する。分子量とTgとが低いトナーのコアを、相対的にTgが高くて架橋されているシェル層でカプセル化して低温定着にも有利であり、耐久性や保存性も優秀なトナー粒子を製造する。本発明では、凝集工程後、すなわち、コアの形成後にTgが高くなるように重合性単量体の比率を調節し、かつ架橋が起こるようにマクロモノマーを共単量体として使用してシェル層を形成する。
本発明によれば、トナーのコアは、まずラテックスを乳化剤を使用しない方法で製造した後、凝集工程を経て所望のサイズ及び形状のトナー粒子を得る。このとき、ワックス及び着色剤は、重合反応中に添加されてもよく、凝集工程で添加されてもよい。得られたトナーのコアは、低温定着に有利なように分子量とTgとが調節され、レオロジー特徴が調節される。
レオロジー特徴は、動的テストによる複素弾性率、すなわち保存弾性率G’と損失弾性率G’とによって決定され、複素粘度によっても調節される。また、弾性緩和係数及び緩和時間も測定できる。このような応力−緩和の挙動は、トナーバインダー樹脂の分子量と構造、トナーに含まれているワックスの含有量によって影響を受ける。複素粘度が低すぎると(1.0×10Pas以下)、定着器でオフセットやピーリング現象が現れるため望ましくない。複素粘度が高すぎると(1.0×10Pas以上)、定着時に接着性が不良であり、光沢が落ちて紙への普及が悪いため望ましくない。
一方、低温定着性を良くするために、バインダー樹脂の分子量(Mw)を30,000以下に調節し、Tgを50℃程度に調節し、レオロジー物性を下げれば、定着性を高めることは可能であるが、オフセットなどの問題点が発生する。これを解決するために、マクロモノマーの反応性を調節して樹脂を少し架橋させる方法を使用するが、耐久性などの問題を完全に解決してはいない。したがって、トナーの耐久性を高め、積載及び取扱上でトナーの保管性の問題を解決するために、トナーにシェル層を形成することによってカプセル化する。
このとき、新たなラテックス粒子が生成されないように、重合防止剤をさらに添加し、また単量体混合液がトナーに良好にコーティングされるように、starved−feeding条件で反応を進行する。シェル層のTgは、周知のFox equationによって調節される。
1/Tg12=w1/Tg+w2/Tg+...
ここで、Tg12は、重合されたラテックスのTgであり、Tgは、モノマー1のTgであり、w1は、モノマー1の重量比である。
本発明では、ラテックス重合過程で共単量体として使われたマクロモノマーが水溶液上でラテックスの安定性を維持することによって、高分子ラテックス粒子製造過程及び凝集過程で乳化剤を使用しないことが可能になる。
本発明に使われるマクロモノマーは、親水性基及び疏水性基をいずれも有する両親媒性物質であり、末端に一つ以上の反応性官能基を有するポリマーまたはオリゴマー形態を有する。
粒子表面に化学的に結合されたマクロモノマーの親水性基は、立体的安定化によって粒子の安定性を高め、投入されたマクロモノマーの含有量や分子量によってラテックスの粒子サイズを調節できる。マクロモノマーの疏水性基は、トナー粒子の表面に存在して乳化重合反応を促進させることができる。マクロモノマーは、組成物に含まれていた重合性単量体とグラフト化、分枝化、または架橋結合などの多様な形態で結合して共重合体を形成することができる。
本発明によるマクロモノマーの重量平均分子量は、100〜100,000、望ましくは、1,000〜10,000である。マクロモノマーの重量平均分子量が100未満である場合には、完成されたトナーの物性が向上しないか、安定剤としての役割が悪いため望ましくなく、100,000を超過する場合には、反応転換率が低くなるため望ましくない。
マクロモノマーは、例えば、ポリエチレングリコール(PEG)−メタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−エチルエーテルメタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−ジメタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−改質ウレタン、ポリエチレングリコール(PEG)−改質ポリエステル、ポリアクリルアミド(PAM)、ポリエチレングリコール(PEG)−ヒドロキシエチルメタクリレート、六官能性ポリエステルアクリレート、樹枝状ポリエステルアクリレート、カルボキシポリエステルアクリレート、脂肪酸改質エポキシアクリレート、及びポリエステルメタクリレートからなる群から選択された一つであることが望ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
マクロモノマーの含有量は、トナー組成物の総含有量100質量部を基準として1〜50質量部であることが望ましい。トナー組成物の総含有量100質量部を基準として1質量部未満である場合には、粒子の分散安定性が低下するために望ましくなく、50質量部を超過する場合には、トナーの物性が悪くなるために望ましくない。
両親媒性マクロモノマーは、共単量体としてだけでなく安定化剤として作用できる。初期のラジカルと単量体との反応は、オリゴマーラジカルを生成してインシチュ安定化効果を表す。熱により分解された開始剤は、ラジカルを生成し、水溶液上で単量体単位と反応してオリゴマーラジカルを形成して疏水性が増大する。このようなオリゴマーラジカルの疏水性特性は、ミセル内部への拡散及び重合性単量体との反応を促進させ、これと共にマクロモノマーとの共重合反応が進みうる。
両親媒性マクロモノマーの親水性特性によって、共重合反応はトナー粒子の表面近く(vicinity)でさらに容易に起こる。粒子表面に位置するマクロモノマーの親水性部分は、立体的安定化によってトナー粒子の安定性を高め、投入されるマクロモノマーの含有量や分子量によって粒子のサイズを調節できる。また、粒子表面で反応する官能基は、トナーの摩擦電気的特性を向上させることができる。
本発明による重合性単量体は、ビニル系単量体、カルボキシル基を有する極性単量体、不飽和ポリエステル基を有する単量体、及び脂肪酸基を有する単量体のうちから選択されうる。
重合性単量体はこれらに限定されるものではないが、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体;アクリル酸;メタクリル酸;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリアミド等の(メタ)アクリル酸の誘導体;エチレン、プロピレン、ブチレン等のエチレン性不飽和モノオレフィン;塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル;ビニルメチルケトン、メチルイソプロペニルケトン等のビニルケトン;2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン等の窒素含有ビニル化合物のうちから選択された一つ以上であることが望ましい。
重合性単量体の含有量は、トナー組成物の総含有量100質量部を基準として3〜50質量部であることが望ましい。トナー組成物の総含有量100質量部を基準として3質量部未満である場合には、収率が低下して望ましくなく、50質量部を超過する場合には、安定性が低下して望ましくない。
本発明で使われうる媒質は、水溶液であるか、有機溶媒、またはこれらの混合物でありうる。
本発明による重合トナーのコア及び前記コアを被覆するシェルを製造するための具体的な工程は、次の通りである。
まず、マクロモノマー及び重合性単量体を含むトナー組成物を重合して高分子ラテックス粒子を製造する。反応器の内部を窒素ガスなどでパージする間に、蒸留された脱イオン水(または水と有機溶媒との混合物)などの媒質とマクロモノマーとの混合液を反応器に入れ、撹拌しつつ加熱する。このとき、反応媒質のイオン強度を調節するために、NaClのような電解質または無機塩などを添加してもよい。反応器の内部の温度が適定数値に達すれば、開始剤、望ましくは水溶性自由ラジカル開始剤を投入する。次いで、一つ以上の重合性単量体を、望ましくは連鎖移動剤と共に半連続的な方式で反応器内に投入する。このとき、反応速度と分散度を調節するために、重合性単量体の供給はstarved condition工程で十分にゆっくり行う。
トナー組成物の製造時に着色剤及びワックスを含んでもよい。着色剤は、分散器を通じてマクロモノマーと脱イオン水との混合液に分散する。重合反応途中に反応に影響を及ぼさないように、着色剤分散液を反応器に投入して重合反応を続ける。このとき、着色剤分散液の投入時期が早すぎると、転換率(conversion)に影響を与え、投入時期が遅すぎると、着色剤含有の程度や分散性がよくない。そして、重合反応が進んだ後に反応速度及び転換率などを考慮してワックスの投入時期を決定する。反応がある程度進んだ後、ワックスを単量体の混合液に分散させた分散液を反応器内に投入し、開始剤をさらに投入して反応を続ける。重合反応時間は、6時間〜12時間程度に温度や実験条件などによって決定され、反応速度や転換率などを測定して決定する。反応後にトナーの耐久性やその他の物性などを調節するために追加で単量体を投入して、高分子ラテックス粒子を製造できる。このように製造された高分子ラテックス粒子を凝集してコアを形成する。
本発明では、凝集されたコアにシェル層を形成する。トナーの凝集工程後に重合性単量体の比率を調節してシェル層のTgを高くし、マクロモノマーを共単量体として使用して、架橋されたシェル層をカプセル化できる。凝集工程後に開始剤とマクロモノマーとが混合された単量体混合液を滴下する方法により反応器に添加して、トナーをカプセル化できる。このとき、新たなラテックス粒子が生成されないように重合防止剤を追加で添加できる。また、重合性単量体混合液がトナーに良好にコーティングされようにstarved−feeding条件で反応を進む。
前記高分子ラテックス粒子を製造する工程及びこれを凝集する工程は、乳化剤を使用しないことにより、製造されたトナー粒子の分離及びろ過工程で洗浄工程を最小化できる。洗浄工程を最小化することによって、製造工程を単純化してトナーの製造コストを減らし、排出される汚廃水の量を減らすことによって、環境的な側面でも非常に有利である。また、乳化剤を使用しないことによって、高い湿度での敏感性、低い摩擦電荷、誘電性の減少、弱いトナー流れなどの問題点を除去することが可能になり、トナーの保存安定性を著しく向上させることができる。
本発明によるトナーは着色剤及びワックスを含みうる。着色剤として白黒トナーの場合には、カーボンブラックまたはアニリンブラックを使用できる。本発明による非磁性トナーは、カラートナーを製造しやすい。カラートナーの場合には、着色剤のうち黒色はカーボンブラックを利用し、カラーは、イエロー、マゼンタ及びシアン着色剤のうちから選択された一つ以上をさらに含む。
前記イエロー着色剤は、縮合窒素化合物、イソインドリノン化合物、アントラキノン化合物、アゾ金属錯体、またはアリールイミド化合物が使われる。具体的には、C.I.顔料イエロー12、13、14、17、62、74、83、93、94、95、109、110、111、128、129、147、168、180などが使われうる。
前記マゼンタ着色剤は、縮合窒素化合物、アントラキノン、キナクリドン化合物、塩基染料レーキ化合物、ナフトール化合物、ベンゾイミダゾール化合物、チオインジゴ化合物、またはペリレン化合物が使われる。具体的には、C.I.顔料レッド2、3、5、6、7、23、48:2、48:3、48:4、57:1、81:1、122、144、146、166、169、177、184、185、202、206、220、221、または254などが使われうる。
前記シアン着色剤は、銅フタロシアニン化合物及びその誘導体、アントラキノン化合物、または塩基染料レーキ化合物などが使われる。具体的には、C.I.顔料ブルー1、7、15、15:1、15:2、15:3、15:4、60、62、または66などが使われうる。
このような着色剤は、単独または2種以上の混合物に混合して使われ、色相、彩度、明度、耐候性、トナー中の分散性などを考慮して選択される。
着色剤の含有量は、重合性単量体100質量部を基準として0.1〜20質量部であることが望ましい。前記着色剤の含有量は、トナーを着色するのに十分な量であればよく、重合性単量体100質量部を基準として0.1質量部未満である場合には、着色効果が不十分であるために望ましくなく、20質量部を超過する場合には、トナーの製造コストが上昇するために十分な摩擦帯電量を得られないので望ましくない。
ワックスは、最終トナー組成物の目的遂行特性を提供する任意の適したワックスを選択できる。使われうるワックスの形態の例は、これらに限定されるものではないが、ポリエチレン系ワックス、ポリプロピレン系ワックス、シリコンワックス、パラフィン系ワックス、エステル系ワックス、カルナウバワックス、及びメタロセンワックスを含む。望ましくは、ワックスの融点は、約50〜約150℃である。ワックス成分は、トナー粒子と物理的に密着されるが、トナー粒子と共有的に結合しない。最終画像受容体上に低定着温度で定着され、優秀な最終画像耐久性及び耐摩耗特性を表すトナーを提供する。
本発明によるトナーは、開始剤、連鎖移動剤、離型剤、及び帯電制御剤のうちから選択された一つ以上をさらに含んでもよい。
トナー組成物は、開始剤によってラジカルが発生し、ラジカルが前記重合性単量体と反応することが望ましい。ラジカルは、重合性単量体及び前記マクロモノマーの反応性官能基と反応して共重合体を形成できる。
ラジカル重合開始剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩;4,4−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、2,2−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2−アゾビス−2−メチル−N−1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチルプロピオアミド、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)などのアゾ化合物;過酸化メチルエチル、過酸化ジ−t−ブチル、過酸化アセチル、過酸化ジクミル、過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイル、過酸化t−ブチル−2−エチルヘキサノエート、過酸化ジ−イソプロピルジカルボネート、過酸化ジ−t−ブチルイソフタレートなどの過酸化物などを例示できる。また、これらの重合開始剤と還元剤とを組み合わせた酸化−還元開始剤を挙げることができる。
連鎖移動剤は、連鎖反応において連鎖運搬体の種類を変化させる物質である。新しい連鎖が前のものに比べて著しく活性が低下したものを含む。連鎖移動剤を通じて単量体の重合度を低下させ、新しい鎖を開始させうる。連鎖移動剤を通じて分子量の分布を調節できる。
連鎖移動剤としては、これらに限定されないが、硫黄含有化合物、例えば、ドデカンチオール、チオグリコール酸、チオ酢酸、及びメルカプトエタノール;亜リン酸化合物、例えば、亜リン酸及び亜リン酸ナトリウム;次亜リン酸化合物、例えば、次亜リン酸及び次亜リン酸ナトリウム;アルコール、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、及びn−ブチルアルコールなどがある。
離型剤は、感光体を保護し、現像特性の劣化を防止して高品質の画像を得るために適切に使われうる。本発明の一具現例による離型剤は、高純度固体脂肪酸エステル系物質を使用できる。具体的には、例えば、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリブチレンなどの低分子量ポリオレフィン;パラフィンワックス;多官能エステル化合物などを挙げることができる。本発明で利用する離型剤としては、3官能以上のアルコールとカルボン酸とからなる多官能エステル化合物が望ましい。
3官能以上の多価アルコールとしては、例えば、グリセリン、ペンタエリスリトール、ペンタグリセロールなどの脂肪族アルコール;クロログリシトール、クエルシトール、イノシトールなどの脂環族アルコール;トリス(ヒドロキシメチル)ベンゼンなどの芳香族アルコール;D−エリトロース、L−アラビノース、D−マンノース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ラムノース、スクロース、マルトース、ラクトースなどの糖;エリトリット、D−トレート、L−アラビット、アドニット、キシリットなどの糖アルコールなどを挙げることができる。
カルボン酸としては、例えば、酢酸、ブチル酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、マルガリン酸、アラキジン酸、セロチン酸、メリキシン酸、エリカ酸、ブラシジン酸、ソルビン酸、リノール酸、リノレン酸、ベヘン酸、テトロール酸、キシメニン酸などの脂肪族カルボン酸;シクロヘキサンカルボン酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、3,4,5,6−テトラヒドロフタル酸などの脂環族カルボン酸;ベンゾ酸、トルイル酸、クミン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメチン酸、トリメリット酸、ヘミメリットなどの芳香族カルボン酸などを挙げることができる。
帯電制御剤は、亜鉛またはアルミニウムのような金属含有サリチル酸化合物、ビスジフェニルグリコール酸のホウ素錯体、シリケートからなる群から選択されることが望ましい。さらに具体的には、ジアルキルサリチル酸亜鉛、ボロビス(1,1−ジフェニル−1−オキソ−アセチルカリウム塩)などが使われうる。
本発明の他の一具現例によれば、親水性基及び疏水性基を有し、一つ以上の反応性官能基を含有するマクロモノマー、及び一つ以上の重合性単量体を含むトナー組成物を重合して高分子ラテックス粒子を製造し、これを凝集して形成されたコア粒子の表面に、前記コア成分のガラス遷移温度(Tg)より高いガラス遷移温度を有する重合体からなるシェル層が形成されたトナーを提供する。
前記トナーは、高分子ラテックス粒子を製造し、前記高分子ラテックス粒子を凝集する間に乳化剤が存在しない状態で行われることが望ましい。これについての詳細な内容は、前述した通りである。製造されたトナー粒子の体積平均粒径は、0.5〜20μm、望ましくは5〜10μmである。
開始剤によって発生したラジカルが前記重合性単量体と反応し、ラジカルが前記重合性単量体及びマクロモノマーの反応性官能基と反応して共重合体を形成できる。共重合体は、ビニル系単量体、カルボキシル基を有する極性単量体、不飽和ポリエステル基を有する単量体、及び脂肪酸基を有する単量体のうちから選択された一つ以上を共重合して得られる。また、得られた共重合体の重量平均分子量は、2,000〜200,000であることが望ましい。
マクロモノマーの重量平均分子量は、100〜100,000、望ましくは、1,000〜10,000である。マクロモノマーは、これらに限定されるものではないが、ポリエチレングリコール(PEG)−メタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−エチルエーテルメタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−ジメタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−改質ウレタン、ポリエチレングリコール(PEG)−改質ポリエステル、ポリアクリルアミド(PAM)、ポリエチレングリコール(PEG)−ヒドロキシエチルメタクリレート、六官能性ポリエステルアクリレート、樹枝状ポリエステルアクリレート、カルボキシポリエステルアクリレート、脂肪酸改質アクリレート、及びポリエステルメタクリレートからなる群から選択された一つでありうる。
本発明の他の一具現例によれば、静電潜像が形成された感光体表面にトナーを付着させて可視像を形成し、前記可視像を転写材に転写する工程を含む画像形成方法において、前記のトナーは、親水性基及び疏水性基を有し、一つ以上の反応性官能基を含有するマクロモノマー、及び一つ以上の重合性単量体を含むトナー組成物を重合して高分子ラテックス粒子を製造し、これを凝集して形成されたコア粒子の表面に前記コア成分のガラス遷移温度(Tg)より高いガラス遷移温度を有する重合体からなるシェル層が形成されたトナーである画像形成方法を提供する。
代表的な電子写真の画像形成工程は、帯電、露光、現像、転写、定着、クリーニング及び除電段階を含み、受容体上に画像を形成する一連の段階を含む。
帯電段階において、感光体は、一般的にコロナまたは帯電ローラにより負または正のうち一方である、所望の極性の電荷で覆われる。露光段階において、光学システム、一般的にレーザースキャナーまたはダイオード配列は、最終画像受容体上に形成される目的画像に対応する画像方式で感光体の帯電表面を選択的に放電させて潜像を形成する。“光”と言及できる電磁気照射は、例えば、赤外線照射、可視光線、及び紫外線照射を含むことができる。
現像段階において、適した極性のトナー粒子は、一般的に感光体上の潜像と接触するが、トナー極性に同じポテンシャル極性を有する、一般的に電気的に偏向された現像器を使用する。トナー粒子は、感光体に移動して静電気力により潜像に選択的に付着され、感光体上にトナー画像を形成する。
転写段階において、トナー画像は、感光体から目的とする最終画像受容体に転写されるが、時には中間体転写要素がトナー画像の後続の転写と共に感光体から最終画像受容体へのトナー画像の転写に影響を与えるために利用される。
定着段階において、最終画像受容体上のトナー画像は、加熱されてトナー粒子が軟化または溶融されることによって、トナー画像を最終受容体に定着させる。他の一つの定着方法は、熱を加えるか、または加えない高圧下で最終受容体にトナーを固定させることを含む。
クリーニング段階では、感光体上に残っている残留トナーが除去される。
最後に、除電段階では、感光体電荷が特定波長バンドの光に露光されて実質的に均一に低い値に減少することによって、本来潜像の残留物が除去され、次の画像形成サイクルのために感光体が準備される。
本発明の他の一具現例によれば、有機感光体、有機感光体の表面を帯電する手段、有機感光体の表面に静電潜像を形成する手段、トナーを収容する手段、前記トナーを供給して有機感光体表面の静電潜像を現像してトナー像を現像する手段、及び前記トナー像を感光体表面から転写材に転写する手段を含む画像形成装置において、前記のトナーは、親水性基及び疏水性基を有し、一つ以上の反応性官能基を含有するマクロモノマー、及び一つ以上の重合性単量体を含むトナー組成物を重合して高分子ラテックス粒子を製造し、これを凝集して形成されたコア粒子の表面に、前記コア成分のガラス遷移温度(Tg)より高いガラス遷移温度を有する重合体からなるシェル層が形成されたトナーである画像形成装置を提供する。
図1は、本発明の製造方法によって製造されたトナーを収容した非接触現像方式の画像形成装置の一具現例を示したものであって、下記に作動原理を説明する。
非磁性1成分現像剤は、ポリウレタンフォーム、スポンジなどの弾性部材で構成された供給ローラ6により現像剤8を現像ローラ5上に供給する。前記現像ローラ5上に供給された現像剤8は、現像ローラ5の回転によって現像剤規制ブレード7と現像ローラ5との接触部に到達する。前記現像剤規制ブレード7は、金属、ゴムなどの弾性部材で構成されている。現像剤規制ブレード7と現像ローラ5との接触部間を現像剤が通過するとき、現像剤8の層が一定の層に規制されて薄層が形成されて現像剤を十分に帯電させる。薄層化された現像剤8は、現像ローラ5によって潜像担持体である感光体1の静電潜像に現像剤8が現像される現像領域へ移送される。
現像ローラ5は、感光体1と一定の間隔をおいて接触せずに互いに対向して位置している。現像ローラ5は、反時計回り方向に回転し、感光体1は、時計回り方向に回転する。現像領域へ移送された現像剤8は、現像ローラ5に印加されたDC重畳されたAC電圧と感光体1の潜像電位との電位差により発生した電気力によって、感光体1の静電潜像として現像される。
感光体1に現像された現像剤8は、感光体1の回転方向によって転写手段9の位置に到達する。感光体1に現像された現像剤は、コロナ放電またはローラ形態で現像剤8に対する逆極性高電圧が印加された転写手段9によって、印刷用紙13が通過しつつ印刷用紙に現像剤が転写されて画像が形成される。
印刷用紙に転写された画像は、高温、高圧の定着器(図示せず)を通過しつつ印刷用紙に現像剤が融着されて画像が定着される。一方、現像ローラ5上の未現像の残留現像剤は、前記現像ローラ5と接触している供給ローラ6により回収される。前記の過程が反復される。
本発明を下記の実施例によってさらに詳細に説明する。
(実施例1)
反応器の内部を窒素ガスでパージする間に、凝集が終わった水溶液上のトナー混合液800gを入れて250rpmで撹拌させつつ加熱した。反応器の内部温度が82℃に達すれば、反応開始剤として過硫酸カリウム(KPS)1.6gとPEG−MA(PEG Methacrylate、Aldrich)8gを脱イオン水60gに溶かして反応器の内部に投入し、スチレン、n−ブチルアクリレート、メタクリル酸などの単量体混合物(8:1:1の比率、81g)と連鎖移動剤である1−ドデカンチオール1.5gとをstarved−feeding方式で反応器内に添加した。このとき、トナー粒子サイズと反応転換率を測定して反応時間及びカプセル化を確認した。反応後、トナーラテックス粒子のサイズは少し増大し、転換率はほぼ100%であった。得られたトナーのシェル層の厚さは0.3μmであり、トナーの体積平均粒子サイズが7μmであった。反応が完了した後に冷却及びろ過してトナー粒子を得た。
(実施例2)
実施例1で反応初期にPEG−MAの代りにポリエチレングリコール−エチルエーテルメタクリレート(PEG−EEM、Aldrich)8gを脱イオン水と共に添加した。反応後、トナーラテックス粒子のサイズは少し増大し、転換率はほぼ100%であった。得られたトナーのシェル層の厚さは0.3μmであり、トナーの体積平均粒子サイズが7μmであった。反応が完了した後に冷却及びろ過してトナー粒子を得た。
(実施例3)
実施例1で反応初期にPEG−MAの代りに六官能性ポリエステルアクリレート8gを脱イオン水と共に添加した。反応後、トナーラテックス粒子のサイズは少し増大し、転換率はほぼ100%であった。得られたトナーのシェル層の厚さは、0.3μmであり、トナーの体積平均粒子サイズが7μmであった。反応が完了した後、冷却及びろ過してトナー粒子を得た。
(実施例4)
実施例1で反応初期にPEG−MAの代りに樹枝状ポリエステルアクリレート8gを脱イオン水と共に添加した。反応後、トナーラテックス粒子のサイズは少し増大し、転換率はほぼ100%であった。得られたトナーのシェル層の厚さは0.3μmであり、トナーの体積平均粒子サイズが7μmであった。反応が完了した後、冷却及びろ過してトナー粒子を得た。
(実施例5)
実施例1で反応初期にPEG−MAの代りにウレタンアクリレート8gを脱イオン水と共に添加した。反応後、トナーラテックス粒子のサイズは少し増大し、転換率はほぼ100%であった。得られたトナーのシェル層の厚さは0.3μmであり、トナーの体積平均粒子サイズが7μmであった。反応が完了した後、冷却及びろ過してトナー粒子を得た。
(実施例6)
実施例1で反応初期にPEG−MAの代りにウレタンメタクリレート8gを脱イオン水と共に添加した。反応後、トナーラテックス粒子のサイズは少し増大し、転換率はほぼ100%であった。得られたトナーのシェル層の厚さは0.3μmであり、トナーの体積平均粒子サイズが7μmであった。反応が完了した後、冷却及びろ過してトナー粒子を得た。
(比較例1)
乳化剤を使用して重合されたスチレン−(n−ブチルアクリレート)共重合体ラテックス粒子346gを2.0gのSDS乳化剤が溶解されている超純水307gに入れて撹拌した。そして、SDS乳化剤により分散された顔料粒子(シアン15:3、40固形体%)水溶液18.2gとSDS乳化剤に分散されたワックス分散液とを添加して混合した。350rpmで撹拌しつつラテックス顔料分散水溶液のpHを10%NaOH緩衝溶液を利用してpH10に滴定した。凝集剤MgCl 10gに超純水30gを溶解した後、10分間にわたってラテックス顔料水溶液に滴加した後、温度を95℃まで上昇させた。約7時間加熱をして所望の粒子サイズが得られれば、反応を終えて自然冷却させた。このとき、得られた粒子は、体積平均粒径が約10.5μmを示した。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、画像形成関連の技術分野に好適に用いられる。
本発明によって製造されたトナーを収容した画像形成装置の一具現例を示す図である。
符号の説明
1 感光剤
5 現像ローラ
6 供給ローラ
7 現像剤規制ブレード
8 現像剤
9 転写手段
13 印刷用紙

Claims (33)

  1. 親水性基、疎水性基及び一つ以上の反応性官能基を有するマクロモノマーと、一つ以上の重合性単量体とを含むトナー組成物を重合して、高分子ラテックス粒子を製造する段階と、
    前記高分子ラテックス粒子を凝集してコア粒子を形成する段階と、
    前記コア粒子成分のガラス遷移温度(Tg)より高いガラス遷移温度を有する重合体で前記コア粒子を被覆してシェル層を形成する段階と、
    を含むことを特徴とする、トナーの製造方法。
  2. 前記シェル層は、前記重合性単量体及び前記マクロモノマーが共重合して形成されることを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  3. 前記高分子ラテックス粒子を製造する段階において、着色剤及びワックスのうちから選択された一つ以上を含むことを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  4. 前記高分子ラテックス粒子を凝集してコア粒子を形成する段階において、着色剤及びワックスのうちから選択された一つ以上を含むことを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  5. 前記高分子ラテックス粒子を製造する段階及び該高分子ラテックス粒子を凝集する段階は、乳化剤が存在しない状態で行われることを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  6. 前記マクロモノマーの重量平均分子量は、100〜100,000であることを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  7. 前記マクロモノマーは、ポリエチレングリコール(PEG)−メタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−エチルエーテルメタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−ジメタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−改質ウレタン、ポリエチレングリコール(PEG)−改質ポリエステル、ポリアクリルアミド(PAM)、ポリエチレングリコール(PEG)−ヒドロキシエチルメタクリレート、六官能性ポリエステルアクリレート、樹枝状ポリエステルアクリレート、カルボキシポリエステルアクリレート、脂肪酸改質エポキシアクリレート、及びポリエステルメタクリレートからなる群から選択された一つであることを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  8. 前記マクロモノマーの含有量は、前記トナー組成物の総含有量100質量部を基準として1〜50質量部であることを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  9. 前記重合性単量体は、ビニル系単量体、カルボキシル基を有する極性単量体、不飽和ポリエステル基を有する単量体、及び脂肪酸基を有する単量体のうちから選択された一つ以上であることを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  10. 前記重合性単量体は、スチレン系単量体、アクリル酸、メタクリル酸、(メタ)アクリル酸の誘導体、エチレン性不飽和モノオレフィン、ハロゲン化ビニル、ビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルケトン、及び窒素含有ビニル化合物からなる群から選択された一つ以上であることを特徴とする、請求項9に記載のトナーの製造方法。
  11. 前記重合性単量体は、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリアミド、エチレン、プロピレン、ブチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルメチルケトン、メチルイソプロペニルケトン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、及びN−ビニルピロリドンからなる群から選択された一つ以上であることを特徴とする、請求項9に記載のトナーの製造方法。
  12. 前記重合性単量体の含有量は、前記トナー組成物の総含有量100質量部を基準として3〜50質量部であることを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  13. 前記高分子ラテックス粒子を製造する段階は、開始剤、連鎖移動剤、帯電制御剤、及び離型剤のうちから選択された一つ以上をさらに使用することを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  14. 前記着色剤は、イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラック顔料のうちから選択された一つであることを特徴とする、請求項1に記載のトナーの製造方法。
  15. 親水性基、疏水性基、及び一つ以上の反応性官能基を有するマクロモノマーと、一つ以上の重合性単量体とを含むトナー組成物を重合して、高分子ラテックス粒子を製造し、該高分子ラテックス粒子を凝集して形成されたコア粒子の表面に、前記コア成分のガラス遷移温度より高いガラス遷移温度を有する重合体からなるシェル層が形成されたことを特徴とする、トナー。
  16. 前記高分子ラテックス粒子の製造及び凝集は、乳化剤が存在しない状態で行われることを特徴とする、請求項15に記載のトナー。
  17. 前記トナー粒子の体積平均粒径が、0.5〜20μmであることを特徴とする、請求項15に記載のトナー。
  18. 前記マクロモノマーは、ポリエチレングリコール(PEG)−メタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−エチルエーテルメタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−ジメタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−改質ウレタン、ポリエチレングリコール(PEG)−改質ポリエステル、ポリアクリルアミド(PAM)、ポリエチレングリコール(PEG)−ヒドロキシエチルメタクリレート、六官能性ポリエステルアクリレート、樹枝状ポリエステルアクリレート、カルボキシポリエステルアクリレート、脂肪酸改質アクリレート、及びポリエステルメタクリレートからなる群から選択された一つであることを特徴とする、請求項15に記載のトナー。
  19. 前記トナーは、開始剤、連鎖移動剤、帯電制御剤、及び離型剤のうちから選択された一つ以上をさらに含むことを特徴とする、請求項15に記載のトナー。
  20. 静電潜像が形成された感光体表面にトナーを付着させて可視像を形成し、前記可視像を転写材に転写する工程を含む画像形成方法において、
    トナーとして請求項15から請求項19のいずれか一項に記載のトナーを使用することを特徴とする、画像形成方法。
  21. 有機感光体と、前記有機感光体の表面を帯電する手段と、前記有機感光体の表面に静電潜像を形成する手段と、トナーを収容する手段と、前記トナーを供給して前記有機感光体表面の静電潜像を現像してトナー像を現像する手段と、前記トナー像を前記有機感光体表面から転写材に転写する手段と、を含む画像形成装置において、
    前記トナーが請求項15から請求項19のいずれか一項に記載のトナーであることを特徴とする、画像形成装置。
  22. 親水性基、疏水性基、及び一つ以上の反応性官能基を有する第1マクロモノマーと、一つ以上の重合性単量体とを含むトナー組成物を重合して、ガラス遷移温度を有する高分子ラテックス粒子を製造する段階と、
    前記高分子ラテックス粒子を凝集してコア粒子を形成する段階と、
    前記コア粒子の存在の下に一つ以上の重合性単量体及び第2マクロモノマーを共重合させ、前記コア粒子上にシェル層を形成する段階と、
    を含み、
    前記シェル層の共重合体は、前記高分子ラテックス粒子のガラス遷移温度より高いガラス遷移温度を有することを特徴とする、トナーの製造方法。
  23. 前記シェル層を形成する段階における前記第2マクロモノマーは、親水性基、疏水性基、及び一つ以上の反応性官能基を有することを特徴とする、請求項22に記載のトナーの製造方法。
  24. 前記第1マクロモノマー及び前記第2マクロモノマーは、同一または異なることを特徴とする、請求項23に記載のトナーの製造方法。
  25. 前記高分子ラテックス粒子が形成され、前記高分子ラテックス粒子は、乳化剤なしに凝集されることを特徴とする、請求項22に記載のトナーの製造方法。
  26. 前記マクロモノマーの重量平均分子量は、100〜100,000であることを特徴とする、請求項22に記載のトナーの製造方法。
  27. 前記マクロモノマーは、ポリエチレングリコール(PEG)−メタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−エチルエーテルメタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−ジメタクリレート、ポリエチレングリコール(PEG)−改質ウレタン、ポリエチレングリコール(PEG)−改質ポリエステル、ポリアクリルアミド(PAM)、ポリエチレングリコール(PEG)−ヒドロキシエチルメタクリレート、六官能性ポリエステルアクリレート、樹枝状ポリエステルアクリレート、カルボキシポリエステルアクリレート、脂肪酸改質エポキシアクリレート、及びポリエステルメタクリレートからなる群から選択された一つであることを特徴とする、請求項22に記載のトナーの製造方法。
  28. 前記マクロモノマーの含有量は、前記トナー組成物の総含有量100質量部を基準として1〜50質量部であることを特徴とする、請求項22に記載のトナーの製造方法。
  29. 前記重合性単量体は、ビニル系単量体、カルボキシル基を有する極性単量体、不飽和ポリエステル基を有する単量体、及び脂肪酸基を有する単量体からなる群から選択された一つ以上であることを特徴とする、請求項22に記載のトナーの製造方法。
  30. 前記重合性単量体は、スチレン系単量体、アクリル酸、メタクリル酸、(メタ)アクリル酸の誘導体、エチレン性不飽和モノオレフィン、ハロゲン化ビニル、ビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルケトン、及び窒素含有ビニル化合物からなる群から選択された一つ以上であることを特徴とする、請求項29に記載のトナーの製造方法。
  31. 前記重合性単量体は、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、メタクリアミド、エチレン、プロピレン、ブチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルメチルケトン、メチルイソプロペニルケトン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、及びN−ビニルピロリドンからなる群から選択された一つ以上であることを特徴とする、請求項29に記載のトナーの製造方法。
  32. 前記重合性単量体の含有量は、前記トナー組成物の総含有量100質量部を基準として3〜50質量部であることを特徴とする、請求項22に記載のトナーの製造方法。
  33. 親水性基、疏水性基、及び一つ以上の反応性官能基を有する第1マクロモノマーと、一つ以上の重合性単量体とを含むトナー組成物を反応器に導入し、前記トナー組成物を重合してガラス遷移温度を有する高分子ラテックス粒子を製造する段階と、
    前記ラテックス粒子を凝集してコア粒子を形成する段階と、
    重合性単量体及びマクロモノマーを反応器に導入して重合して、コア粒子上にシェル層を形成することでトナーを形成する段階と、
    を含み、
    前記ポリマーシェルは、前記ラテックス粒子のガラス遷移温度より高いガラス遷移温度を有することを特徴とする、コア−シェル構造を有するトナーの製造方法。
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