JP2007181376A - モータ、ケースの製造方法、モータの製造方法 - Google Patents

モータ、ケースの製造方法、モータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ステータコアが収容保持されるケースの円筒部における圧接部の寸法精度を高くすることができるとともに、ケースを容易に成形することができるモータを提供する。
【解決手段】モータは、ステータコア4と、ステータコア4が収容保持されるケース5とを有し、ステータコア4がケース5の円筒部5aの内周面に圧接されて保持されてなるステータ1と、ステータコア4の内側で回転可能に設けられるロータとを備える。ケース5の円筒部5aには、径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部5cが形成され、円筒部5aの内周面には、突出部5cと対応した位置に形成される凹部5dと、該凹部5dを除いた部分に形成される圧接部5eとが周方向に交互に形成される。圧接部5eの少なくとも一部はステータコア4に圧接して該ステータコア4を保持する。ケース5は、突出部5cが形成されるように予肉が逃がされながらプレス絞り加工にて成形される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ステータコアが例えば焼き嵌めにてケースに収容保持されるモータに関するとともに、ケースの製造方法、モータの製造方法に関するものである。
従来、ブラシレスモータのステータとしては、巻線が巻装されるステータコアと、ステータコアが収容保持されるケースとを有し、ステータコアがケースの円筒部の内周面(圧接部)に例えば焼き嵌めにて圧接されて保持されてなるものがある。そして、このようなステータを備えるモータは、ケースの円筒部の内径精度(圧接する圧接部の真円度(寸法精度))を高くしないと、ケースに収容保持されるステータコアの内径精度が低くなってしまう。このことは、ステータコアとその内側に設けられるロータとのエアギャップにむらを生じさせ、例えばコギングトルクの増大を招く原因となる。そこで、例えば、ケースのプレス絞り加工後に、ケースの円筒部の内周面から径方向内側に内径(寸法)精度の高い圧接部(固定部)を別工程で成形する構成及び方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−261085号公報
しかしながら、上記のように円筒部の内周面から径方向内側に内径(寸法)精度の高い圧接部(固定部)を別工程で成形する構成及び方法では、その工程で用いる治具や型が別途必要となるとともに、その成形工程が手間であり、製造コストや製造時間の増大を招いてしまう。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ステータコアが収容保持されるケースの円筒部における圧接部の寸法精度を高くすることができるとともに、ケースを容易に成形することができるモータ、ケースの製造方法、及びモータの製造方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、巻線が巻装されるステータコアと、前記ステータコアが収容保持されるケースとを有し、前記ステータコアが前記ケースの円筒部の内周面に圧接されて保持されてなるステータと、前記ステータコアの内側で回転可能に設けられるロータとを備えたモータであって、前記ケースの前記円筒部には、径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部が形成され、前記円筒部の内周面には、前記突出部と対応した位置に形成される凹部と、該凹部を除いた部分に形成される圧接部とが周方向に交互に形成され、前記圧接部の少なくとも一部が前記ステータコアに圧接して該ステータコアを保持した。
同構成によれば、ケースの円筒部には、径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部が形成されるため、突出部が形成されるように予肉を逃がしながらプレス絞り加工を行うことができる。これにより、プレス絞り加工時の加圧力を低減することができケースを容易に成形することができるとともに、ケース(ワーク)の応力を低減することができ圧接部の寸法精度を高くすることができる。その結果、例えば、ステータコアのケースへの組み付けを容易とすることができるとともに、ケースに収容保持されたステータコアの内径精度(ロータとの対向面の精度)をも高くすることができ、ひいてはコギングトルクを低減することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のモータにおいて、前記ステータコアは、円環状の円環部と該円環部から径方向内側に延び巻線が巻装される複数のティース部とを有し、前記突出部、前記凹部及び前記圧接部は、それぞれ等角度間隔に形成されるとともに、その数が前記ティース部の数の整数倍に設定され、前記圧接部は、前記円環部に各前記ティース部を中心として周方向に対称に圧接した。
同構成によれば、突出部、凹部及び圧接部は、それぞれ等角度間隔に形成されるとともに、その数が前記ティース部の数の整数倍に設定され、圧接部は、円環部に各ティース部を中心として周方向に対称に圧接されるため、円環部を各ティース部に対して均等に(それぞれ同一条件で)バランス良く支持することができる。又、例えば、ステータコアのロータとの対向面である各ティース部の先端にそれぞれ僅かな歪みが生じたとしても、それらの歪みも各ティース部で均等なものとなり、ひいてはコギングトルクを低減することができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載のモータにおいて、前記ケースは磁性材料よりなり、前記ステータコアは、円環状を周方向に分割した形状のヨーク部と該ヨーク部から径方向内側に延び前記巻線が巻装されるティース部とを有する複数の分割コアが、前記ヨーク部の周方向端部同士が繋がるように環状に配列されたものであって、前記圧接部は、前記ヨーク部の周方向端部同士の繋ぎ目を含む周方向位置に配置された。
同構成によれば、ヨーク部の周方向端部同士の繋ぎ目に僅かなクリアランスが生じて該部分の磁気抵抗が増大する虞があるが、ケースの圧接部が前記繋ぎ目を含む周方向位置に配置されるため、ケースを介した磁路が形成され周方向に隣り合う分割コア同士間の磁気抵抗の増大が抑制される。又、各前記繋ぎ目の前記クリアランスがばらついたとしても、磁気抵抗のばらつきが抑制されるので、コギングトルクを低減することができる。
請求項4に記載の発明では、ステータコアが内周面に圧接されて保持される円筒部を有したケースをプレス絞り加工にて成形するケースの製造方法であって、前記円筒部に径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部が形成されるとともに、前記円筒部の内周面に、前記突出部と対応した位置に形成される凹部と、該凹部を除いた部分に形成されその少なくとも一部が前記ステータコアに圧接する圧接部とが周方向に交互に形成されるように予肉を前記突出部に逃がしながらプレス絞り加工を行う絞り加工工程を備えた。
同発明によれば、プレス絞り加工時の加圧力を低減することができケースを容易に成形することができるとともに、ケース(ワーク)の応力を低減することができ圧接部の寸法精度を高くすることができる。
請求項5に記載の発明では、ステータコアが内周面に圧接されて保持される円筒部を有したケースをプレス絞り加工にて成形し、ステータコアを前記円筒部に焼き嵌めするモータの製造方法であって、前記ステータコアは、円環状を周方向に分割した形状のヨーク部と該ヨーク部から径方向内側に延び巻線が巻装されるティース部とを有する複数の分割コアが、前記ヨーク部の周方向端部同士が繋がるように環状に配列されたものであり、前記円筒部に径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部が形成されるとともに、前記円筒部の内周面に、前記突出部と対応した位置に形成される凹部と、該凹部を除いた部分に形成されその少なくとも一部が前記ステータコアに圧接する圧接部とが周方向に交互に形成されるように予肉を前記突出部に逃がしながらプレス絞り加工を行う絞り加工工程と、前記圧接部が前記ヨーク部の周方向端部同士の繋ぎ目を含む周方向位置に配置されるように焼き嵌めを行う焼き嵌め工程とを備えた。
同発明によれば、プレス絞り加工時の加圧力を低減することができケースを容易に成形することができるとともに、ケース(ワーク)の応力を低減することができ圧接部の寸法精度を高くすることができる。又、ヨーク部の周方向端部同士の繋ぎ目に僅かなクリアランスが生じて該部分の磁気抵抗が増大する虞があるが、ケースの圧接部が前記繋ぎ目を含む周方向位置に配置されるため、ケースを介した磁路が形成され周方向に隣り合う分割コア同士間の磁気抵抗の増大が抑制される。又、各前記繋ぎ目の前記クリアランスがばらついたとしても、磁気抵抗のばらつきが抑制されるので、コギングトルクを低減することができる。
本発明によれば、ステータコアが収容保持されるケースの円筒部における圧接部の寸法精度を高くすることができるとともに、ケースを容易に成形することができるモータ、ケースの製造方法、及びモータの製造方法を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図1〜図3に従って説明する。
図1(a)(b)に示すように、モータ(ブラシレスモータ)は、ステータ1とロータ2(図1(b)中、2点鎖線で示す)とを備えている。ステータ1は、巻線3(図1(b)参照、図1(a)では省略)が巻装されるステータコア4と、ステータコア4が収容保持されるケース5とを有する。
ケース5は、磁性材料よりなり、略有底筒形状であって、詳しくは、略円筒状の円筒部5aと、円筒部5aの一方(図1(a)中、上方)の端部を閉塞する閉塞部5bとを有する。ステータコア4は、円環状の円環部4aと円環部4aから径方向内側に延び前記巻線3が巻装される12個のティース部4bとを有する。又、本実施の形態のステータコア4は、円環状(円環部4a)を周方向に分割した形状のヨーク部4cと該ヨーク部4cから径方向内側に延びる前記ティース部4bとを有する分割コア4dが、ヨーク部4cの周方向端部同士が繋がるように複数(本実施の形態では12個)環状に配列されたものである。尚、周方向に隣り合う分割コア4d同士は、ヨーク部4cの周方向端部(繋ぎ目)を中心に回動可能とされ、巻線3の巻装時には周方向に隣り合うティース部4b同士の間隔が広くされるものである。そして、ステータコア4は焼き嵌めされることで、ケース5の円筒部5aの内周面に圧接されて保持される。
ロータ2は、図示しない永久磁石を有し、ステータコア4の内側で回転可能に設けられる。
ここで、前記ケース5の円筒部5aには、図1(a)及び図2に示すように、径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部5cが形成されている。又、円筒部5aの内周面には、図2に示すように、突出部5cと対応した位置に形成される凹部5dと、該凹部5dを除いた部分に形成される圧接部5eとが周方向に交互に形成されている。本実施の形態の突出部5c、凹部5d及び圧接部5eは、それぞれ等角度間隔に形成されるとともに、その数がティース部4b(分割コア4d)の数(12個)の整数倍に設定され、本実施の形態では周方向に36個形成されている。又、図2に示すように、圧接部5eは、周方向に隣り合うヨーク部4cの周方向端部同士の繋ぎ目を含む周方向位置に配置されている。尚、本実施の形態では、ヨーク部4c(ティース部4b)の周方向中心に突出部5c(凹部5d)が一致するように配置されている。よって、圧接部5eは、ヨーク部4c(円環部4a)に各ティース部4bの周方向中心を中心として周方向に対称に圧接され、詳しくは前記周方向中心から若干ずれた位置と周方向端部とでそれぞれ圧接されることになる。尚、図2では、前記突出部5c及び凹部5dを視覚的に分かり易くするために、それらの凹凸を誇張して模式的に図示している。
次に、上記したケース5及びモータの製造方法について説明する。
上記ケース5は、図3に示すように、ワーク11を挟むようにパンチ12とダイ13とを軸方向に相対移動させるプレス絞り加工にて成形される。ダイ13は、ケース5の外周面と対応した成形凹部13aを有し、その成形凹部13aの内周面には突出部5cと対応して径方向外側に凹設された溝13bが軸方向に沿って形成されている。この溝13bは、周方向に36箇所形成される。又、溝13bは、突出部5cの突出量より十分深く凹設されている。
そして、絞り加工工程では、図3に示すように、円筒部5aに径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部5cが形成されるとともに、円筒部5aの内周面に前記凹部5d(図2参照)と前記圧接部5e(図2参照)とが周方向に交互に形成されるように、溝13b内に(突出部5cとなる)予肉を逃がしながらプレス絞り加工を行う(図3中、パンチ12をダイ13に対して上方に相対移動させる)。尚、図3は、絞り加工工程途中を示す図であるが、便宜上、成形前のワーク11と成形後のケース5(その各部)とを混同して符号を付している。又、図3では、前記突出部5cの突出量等を誇張して模式的に図示している。又、前記凹部5dは、前述したように予肉が逃げてその部分の応力が小さくなることで僅かに形成されることになる。
そして、焼き嵌め工程では、図2に示すように、圧接部5eが周方向に隣り合うヨーク部4cの周方向端部同士の繋ぎ目を含む周方向位置に配置されるように、ステータコア4のケース5への焼き嵌めを行う。尚、焼き嵌めとは、ケース5を加熱して膨張させ、円筒部5a内にステータコア4を挿入し、ケース5を冷却することでステータコア4を円筒部5aの内周面に圧接保持させることである。
次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)ケース5の円筒部5aには、径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部5cが形成されるため、突出部5cが形成されるように予肉を逃がしながらプレス絞り加工(絞り加工工程)を行うことができる。これにより、プレス絞り加工時の加圧力を低減することができケース5を容易に成形することができるとともに、ケース5(ワーク11)の応力を低減することができ圧接部5eの寸法精度(真円度)を高くすることができる。その結果、例えば、ステータコア4のケース5への組み付けを容易とすることができるとともに、ケース5に収容保持されたステータコア4の内径精度(ロータ2との対向面の精度)をも高くすることができ、ひいてはコギングトルクを低減することができる。又、焼き嵌め後では、凹部5d内にステータコア4がくい込むようになり、ケース5とステータコア4との相対回動が低減される(空転抵抗が大きくなる)という効果も期待できる。
(2)ヨーク部4cの周方向端部同士の繋ぎ目には僅かなクリアランスが生じて該部分の磁気抵抗が増大する虞があるが、ケース5の圧接部5eが前記繋ぎ目を含む周方向位置に配置されるため、ケース5を介した磁路が形成され周方向に隣り合う分割コア4d同士間の磁気抵抗の増大が抑制される。言い換えると、前記凹部5dと前記繋ぎ目が周方向に一致してしまうと、ケース5を介した磁路が遠く(長く)なるので周方向に隣り合う分割コア4d同士間の磁気抵抗が大きくなる虞があるが、上記構成ではこのことが防止される。又、各前記繋ぎ目の前記クリアランスがばらついたとしても、磁気抵抗のばらつきが抑制されるので、コギングトルクを低減することができる。又、各ヨーク部4cの各周方向端部が圧接部5eに圧接されて支持されるため、各分割コア4dを良好に(安定して)支持することができる。その結果、例えば、ステータコア4の内径精度(ロータ2との対向面の精度)を更に高くすることができ、ひいてはコギングトルクを更に低減することができる。
(3)突出部5c、凹部5d及び圧接部5eは、それぞれ等角度間隔に形成されるとともに、その数がティース部4b(分割コア4d)の数(12個)の整数倍に設定され、本実施の形態では周方向に36個形成される。そして、圧接部5eは、ヨーク部4c(円環部4a)に各ティース部4bの周方向中心を中心として周方向に対称に圧接されるため、ヨーク部4c(円環部4a)を各ティース部4bに対して均等に(それぞれ同一条件で)バランス良く支持することができる。その結果、例えば、ステータコア4の内径精度を更に高くすることができ、ひいてはコギングトルクを更に低減することができる。又、例えば、ステータコア4のロータ2との対向面である各ティース部4bの先端にそれぞれ僅かな歪み(傾き等)が生じたとしても、それらの歪みも各ティース部4bで均等なものとなり、ひいてはコギングトルクを低減することができる。
上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施の形態では、ステータコア4は、分割コア4dが複数(本実施の形態では12個)環状に配列されたものであるとしたが、これに限定されず、円環部4a(ヨーク部4c)が一体のもの(分解や回動が不能なもの)としてもよい。
・上記実施の形態では、圧接部5eは、ヨーク部4c(円環部4a)に各ティース部4bの周方向中心を中心として周方向に対称に圧接されるとしたが、これに限定されず、例えば、非対称に圧接されるようにしてもよい。又、圧接部5eは、ヨーク部4cの周方向端部同士の繋ぎ目を含む周方向位置に配置されるとしたが、これに限定されず、凹部5dを、前記繋ぎ目を含む周方向位置に配置してもよい。尚、勿論、上記別例(ステータコア4の円環部4a(ヨーク部4c)が一体のもの)のものにおいては、前記繋ぎ目がないので、繋ぎ目と圧接部5eとの周方向の関係が限定されるものではない。
・上記実施の形態では、突出部5c、凹部5d及び圧接部5eは、それぞれ等角度間隔に形成されるとともに、その数がティース部4b(分割コア4d)の数(12個)の整数倍に設定されるとしたが、これに限定されず、例えば不等角度間隔に形成してもよいし、ティース部4b(分割コア4d)の数の整数倍以外の数に設定してもよい。又、勿論、突出部5c、凹部5d及び圧接部5eの数は、ティース部4b(分割コア4d)の数の他の整数倍(3倍以外の整数倍)にしてもよい。
・上記実施の形態では、ティース部4b(分割コア4d)の数を12個としたが、これに限定されず、他の数に変更してもよい。又、この場合、勿論、突出部5c、凹部5d及び圧接部5eの数をティース部4b(分割コア4d)の数に応じて変更してもよい。
・上記実施の形態では、ステータコア4は焼き嵌めされることで、ケース5の円筒部5aの内周面に圧接されて保持されるとしたが、ステータコアが円筒部の内周面に圧接されて保持されれば、他の構成(方法)に変更してもよく、例えば、加熱せずに円筒部5aにステータコア4を圧入するようにしてもよい。
上記各実施の形態から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)円筒部を有し、ステータコアが前記円筒部の内周面に圧接されて保持されるケースであって、前記円筒部には、径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部が形成され、前記円筒部の内周面には、前記突出部と対応した位置に形成される凹部と、該凹部を除いた部分に形成されその少なくとも一部が前記ステータコアに圧接される圧接部とが周方向に交互に形成されたことを特徴とするケース。
同構成によれば、ケースの円筒部には、径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部が形成されるため、突出部が形成されるように予肉を逃がしながらプレス絞り加工を行うことができる。これにより、プレス絞り加工時の加圧力を低減することができケースを容易に成形することができるとともに、ケース(ワーク)の応力を低減することができ圧接部の寸法精度を高くすることができる。
(a)本実施の形態におけるステータの一部断面図。(b)ロータを含む(a)のA−A断面図。 本実施の形態における突出部及び凹部を説明するための模式拡大図。 本実施の形態における製造方法を説明するための説明図。
符号の説明
1…ステータ、2…ロータ、3…巻線、4…ステータコア、4a…円環部、4b…ティース部、4c…ヨーク部、4d…分割コア、5…ケース、5a…円筒部、5c…突出部、5d…凹部、5e…圧接部。

Claims (5)

  1. 巻線が巻装されるステータコアと、前記ステータコアが収容保持されるケースとを有し、前記ステータコアが前記ケースの円筒部の内周面に圧接されて保持されてなるステータと、
    前記ステータコアの内側で回転可能に設けられるロータと
    を備えたモータであって、
    前記ケースの前記円筒部には、径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部が形成され、前記円筒部の内周面には、前記突出部と対応した位置に形成される凹部と、該凹部を除いた部分に形成される圧接部とが周方向に交互に形成され、前記圧接部の少なくとも一部が前記ステータコアに圧接して該ステータコアを保持したことを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記ステータコアは、円環状の円環部と該円環部から径方向内側に延び巻線が巻装される複数のティース部とを有し、
    前記突出部、前記凹部及び前記圧接部は、それぞれ等角度間隔に形成されるとともに、その数が前記ティース部の数の整数倍に設定され、
    前記圧接部は、前記円環部に各前記ティース部を中心として周方向に対称に圧接したことを特徴とするモータ。
  3. 請求項1又は2に記載のモータにおいて、
    前記ケースは磁性材料よりなり、
    前記ステータコアは、円環状を周方向に分割した形状のヨーク部と該ヨーク部から径方向内側に延び前記巻線が巻装されるティース部とを有する複数の分割コアが、前記ヨーク部の周方向端部同士が繋がるように環状に配列されたものであって、
    前記圧接部は、前記ヨーク部の周方向端部同士の繋ぎ目を含む周方向位置に配置されたことを特徴とするモータ。
  4. ステータコアが内周面に圧接されて保持される円筒部を有したケースをプレス絞り加工にて成形するケースの製造方法であって、
    前記円筒部に径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部が形成されるとともに、前記円筒部の内周面に、前記突出部と対応した位置に形成される凹部と、該凹部を除いた部分に形成されその少なくとも一部が前記ステータコアに圧接する圧接部とが周方向に交互に形成されるように予肉を前記突出部に逃がしながらプレス絞り加工を行う絞り加工工程を備えたことを特徴とするケースの製造方法。
  5. ステータコアが内周面に圧接されて保持される円筒部を有したケースをプレス絞り加工にて成形し、ステータコアを前記円筒部に焼き嵌めするモータの製造方法であって、
    前記ステータコアは、円環状を周方向に分割した形状のヨーク部と該ヨーク部から径方向内側に延び巻線が巻装されるティース部とを有する複数の分割コアが、前記ヨーク部の周方向端部同士が繋がるように環状に配列されたものであり、
    前記円筒部に径方向外側に突出する軸方向に沿った突出部が形成されるとともに、前記円筒部の内周面に、前記突出部と対応した位置に形成される凹部と、該凹部を除いた部分に形成されその少なくとも一部が前記ステータコアに圧接する圧接部とが周方向に交互に形成されるように予肉を前記突出部に逃がしながらプレス絞り加工を行う絞り加工工程と、
    前記圧接部が前記ヨーク部の周方向端部同士の繋ぎ目を含む周方向位置に配置されるように焼き嵌めを行う焼き嵌め工程と
    を備えたことを特徴とするモータの製造方法。
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