JP2007179632A - 車載用再生システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車載用再生装置又はUSBハブの仕様に関わらず、複数の外部メディアを所望の順序で再生することを可能とする車載用再生システムを提供する。
【解決手段】外部メディアを挿着するためのUSBポート3a〜3dを備え、外部メディアを電気的に接続するための中継を行うUSBハブ3と、USB端子7と、ユーザの操作により優先して再生する外部メディアの種類を設定するための操作部6と、外部メディアのタグ情報のヘッダを解析することによりUSBポート3a〜3dのそれぞれに挿着された外部メディアの種類を判別し、操作部6における設定に基づきUSBポート3a〜3dに挿着された外部メディアの再生優先度を決定して、最も再生優先度の高い外部メディアが挿着されたUSBポート3a〜3dから優先して音声データを読み出して再生する制御部4と、を備えて構成される車載用再生装置2と、設けた。
【選択図】図1
【解決手段】外部メディアを挿着するためのUSBポート3a〜3dを備え、外部メディアを電気的に接続するための中継を行うUSBハブ3と、USB端子7と、ユーザの操作により優先して再生する外部メディアの種類を設定するための操作部6と、外部メディアのタグ情報のヘッダを解析することによりUSBポート3a〜3dのそれぞれに挿着された外部メディアの種類を判別し、操作部6における設定に基づきUSBポート3a〜3dに挿着された外部メディアの再生優先度を決定して、最も再生優先度の高い外部メディアが挿着されたUSBポート3a〜3dから優先して音声データを読み出して再生する制御部4と、を備えて構成される車載用再生装置2と、設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は車載用再生システムに関する。
従来から、車載用再生装置として車載用CD・MDプレーヤーなどが使用されている。このようなCDなどに格納された音声データを再生する再生装置として、再生装置にパーソナルコンピュータを接続することにより、多様な音声データを再生することを可能とする再生装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、所定の記録データを格納すると共にこの記録データを読み出して出力するコンピュータ装置と、USBケーブルなどによってコンピュータ装置に接続可能にされると共に、コンピュータ装置から出力された記録データを再生する再生装置とを備えたデータ再生システムが記載されている。
また、再生装置がインターネットやパーソナルコンピュータとの接続が不可能な環境下にある場合に、多様な音声データの再生処理を可能とするため、音声データが格納されたUSBメモリなどの外部メディアを接続して音声データの読み出し及び再生処理を行う再生装置が提案されている。
更に、近年ではSDカードやUSBメモリなど多様な外部メディアが開発されていることから、複数の外部メディアを電気的に接続するための中継を行うUSBハブをUSB端子に接続して使用する車載用再生装置が提案されている。
例えば、図7に示すように、車載用再生システム12が備えるUSB端子17にUSBハブ13を接続し、USBハブ13に設けられたUSBポート13a〜13dにUSBメモリ、ポータブルHDD、SDカード及びメモリスティックをそれぞれ挿着した車載用再生システム12が知られている。
特開2003−216289号公報
しかしながら、上記の車載用再生システム12では、USBポート13a〜13dに挿着された外部メディアの再生優先度は、車載用再生システム12又はUSBハブ13の仕様に依存していた。
例えば、図7の車載用再生システム12が、USBポート13a〜13dへの挿着が認識された順番によって外部メディアからの再生処理を行う仕様であった場合、最初に認識されたのがUSBポート13dに挿着されたSDカード、次に認識されたのがUSBポート13aに挿着されたUSBメモリ、最後に認識されたのがUSBポート13cに挿着されたメモリスティックであれば、SDカード、USBメモリ、メモリスティックの順序で優先的に音声データの再生処理が行われていた。
このように再生優先度が車載用再生システム12又はUSBハブ13の仕様に依存すると、USBポート13a〜13dに複数の外部メディアを挿着した場合に、ユーザにとっては音声データが再生されるまで優先して再生処理が行われる外部メディアを把握することができないという問題があった。
また、所望の外部メディアの再生処理を優先させるためには、再生対象となる外部メディアを随時切り替える必要があり、更に、ユーザ自身の物理的な接続処理では、「HDDを優先して再生する」、「フラッシュメモリを優先して再生する」、「携帯の充電器は認識しなくてよい」などの設定内容を実現することができないという問題があった。
また、所定の外部メディアの再生処理を優先する仕様のUSBハブを使用した後に、再生処理の再生優先度が異なる他の仕様のUSBハブを使用して再生処理を行うと、所望の順序で再生処理が行われない場合があるという問題があった。また、この場合もユーザにとっては再生処理が行われるまで優先して再生される外部メディアを把握することができないという問題があった。
また、例えば、USBハブ13に多数のUSBポートA〜Zが設けられており、USBポートA、USBポートB、USBポートC…の順序で再生処理が行われる場合に、ポータブルHDDを再生したいときは、ユーザ自身がUSBポートA〜Zに挿着された外部メディアの種類を認識した上で、ポータブルHDDが挿着されたUSBポートを探す必要があった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車載用再生装置及びUSBハブを備えた車載用再生システムにおいて、車載用再生装置又はUSBハブの仕様に関わらず、USBハブに挿着された複数の外部メディアを所望の順序で再生することを可能とする車載用再生システムを提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に記載の発明は、車載用再生システムであって、外部メディアを挿着するための複数のUSBポートを備え、前記外部メディアを電気的に接続するための中継を行うUSBハブと、前記USBハブを電気的に接続するためのUSB端子と、ユーザの操作により優先して再生する外部メディアの種類を設定するための操作部と、前記USBポートに挿着された前記外部メディアのタグ情報のヘッダを解析することにより前記USBポートのそれぞれに挿着された前記外部メディアの種類を判別し、前記操作部における設定に基づき前記USBポートに挿着された前記外部メディアの再生優先度を決定して、最も再生優先度の高い前記外部メディアが挿着された前記USBポートから優先して音声データを読み出して再生する制御部と、を備えて構成される車載用再生装置と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車載用再生システムであって、前記制御部は、前記USBポートに挿着された前記外部メディアの再生優先度が同じである場合は、再生処理中の前記外部メディアを優先して継続再生することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の車載用再生システムであって、前記操作部は前記USBポートに新たに挿着された外部メディアの再生優先度を設定できるように構成されており、前記制御部は前記操作部における設定に従い、新たに挿着された外部メディア又は再生中の前記外部メディアのいずれかの再生処理を優先的に行うことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の車載用再生システムであって、前記制御部は、前記USBポートに新たな外部メディアが挿着された場合は、その再生優先度に関わらず、新たに挿着された前記外部メディアの再生処理を自動的に行うことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の車載用再生システムであって、前記制御部は、前記USBポートに新たな外部メディアが挿着された場合でも、再生処理中の前記外部メディアを優先して自動的に継続再生することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の車載用再生システムであって、前記制御部は、前記USBポートに新たな外部メディアが挿着された場合に、再生処理中の前記外部メディアと比較して再生優先度が高いと判断したときは、新たに挿着された前記外部メディアの再生処理を自動的に行うことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項6いずれか一項に記載の車載用再生システムであって、前記操作部の操作により前記外部メディアの再生優先度を設定するための設定画面を表示する表示部を備え、前記操作部はユーザが再生を希望する前記外部メディアの種類を限定できるように構成されており、前記制御部は前記操作部からの操作信号に基づき、前記表示部の設定画面においてユーザが再生を希望する前記外部メディアのみを選択できるように表示を変更することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1〜請求項7いずれか一項に記載の車載用再生システムであって、前記制御部は、前記外部メディアの再生処理を行う際に、前記外部メディアに格納された音声データが音声再生可能なデータであるか否かを解析し、その結果、音声再生不可能なデータであった場合はその旨を報知する報知処理を行うことを特徴とする。
本発明に係る車載用再生システムによれば、複数のUSBポートのそれぞれに挿着された外部メディアについて、ユーザが再生優先度を設定することにより、車載用再生装置又はUSBハブの仕様に関わらず、所望の外部メディアを優先して再生することが可能となる。これにより、ユーザの意思が反映された使い勝手のよい動作環境を構築することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の車載用再生システム1の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、車載用再生システム1は車載用再生装置2及びUSBハブ3を備えて構成されている。
車載用再生装置2は制御部4、表示部5、操作部6、USB端子7、CDドライブ8、出力部9を備えて構成されている。
制御部4は、CPU4a、ROM4b及びRAM4cを備えて構成されている。
このうちCPU4aは、ユーザの操作により操作部6から操作信号が送信されると、ROM4bに記録されたオーディオプレーヤー用の各種制御プログラムやアプリケーションプログラムなどを読み出してRAM4c内のプログラム格納領域に展開し、各種処理を実行して、この処理に際して生じる各種データをRAM4c内に形成されるワークエリア(データ格納領域)に一時的に記憶させるようになっている。なお、本実施形態のCPU4aの具体的構成については後述する。
ROM4bは、CPU4aにより実行されるオーディオプレーヤー用の各種制御プログラムやその処理プログラムで処理されるデータなどを記憶するようになっている。
RAM4cは、CPU4aが再生処理などの各種制御プログラムを実行する際に、図示しないプログラム格納領域にこれらのプログラムを展開するとともに、CPU4aがこれらの処理に際して読み取ったデータを図示しないデータ格納領域に格納するようになっている。
例えば、RAM4cは、CDドライブ8にディスクが装填されると、ディスクの最内周側の再生動作によって得られたTOC(Table Of Contents)情報を、データ格納領域に記録するようになっている。
表示部5は、LCD(Liquid Crystal Display)などにより構成され、制御部4の制御に基づいて、所望の表示を行うようになっている。例えば、CDドライブ8に装填されたディスク再生の進行時間、トラックナンバーなどのTOC情報や動作モードなどを表示するようになっている。
また、本実施形態の表示部5は、優先して再生する外部メディアの種類を設定する設定画面を表示するようになっている。この設定画面には、ユーザが優先して再生したい外部メディアの種類を選択するための選択ボタンが設けられている。ここで、ユーザが優先して再生したい外部メディアの種類は、例えば「USBメモリ」や「ポータブルHDD」とすることが可能であり、また、それらを一括して「マスストレージ(大容量記憶媒体)」などとすることも可能である。なお、再生優先度の設定を設定画面の入力スペースへの文字入力によって行う構成とすることも可能である。
また、表示部5の表示画面は、ユーザが再生を希望する外部メディアの種類を限定できるように構成されている。すなわち、本実施形態の表示画面では、外部デバイスの種類を限定するための選択ボタンが表示されるようになっている。これにより、例えば、外部メディアのうちマスストレージクラスのメディアなどに限定して再生する設定を行うことが可能となる。
また、表示部5の表示画面において、ユーザが再生を希望する外部メディアの種類が限定されると、表示部5の表示画面にはーザが再生を希望する外部メディアの選択ボタンのみが表示されるようになっている。
更に、本実施形態の表示部5は、新たに挿着された外部メディアの再生優先度を設定するための設定画面を表示するようになっている。この設定画面には、選択ボタンが設けられており、「現在再生中のメディアを優先して再生する」モード又は「新たに挿着されたメディアを優先して再生する」モードのいずれかを選択することができるようになっている。
操作部6は、再生キー、停止キー、カーソルキーなどの各種キーを備えて構成され、ユーザの操作による操作信号を制御部4に出力するようになっている。例えば、表示部5にタグ情報を構成する各項目がメニュー表示された際、ユーザによるカーソルキーの操作に応じて選択項目を表示設定する信号を制御部4に出力するようになっている。
また、本実施形態の操作部6は、ユーザの操作によって、優先して再生する外部メディアの種類、再生を希望する外部メディアの種類又は新たに挿着された外部メディアの再生優先度などを設定することが可能な構成とされており、設定に応じた指示信号が制御部に出力されるようになっている。なお、操作部6はタッチパネルとして表示部5と一体に構成してもよい。
また、操作部6には、再生処理の対象となる外部メディアを切り替える切替手段としての切替スイッチが設けられている。
USB端子7は、USBハブ3を接続することが可能なように構成されており、USBハブ3を接続することにより、USBハブ3のUSBポート3a〜3dに挿着された各種の外部メディアと電気的に接続され、各種の外部メディアに格納された音声データを車載用再生装置2に読み出すことができるようになっている。
CDドライブ8は、CD−ROMやCD−TEXTなどのディスクを装填することができるように構成されており、装填されたディスクを回転するスピンドルモータ、ディスクの信号を読む光ピックアップ、ディスクから読み出した信号を増幅し各種演算処理を施すRFアンプなどを備え、制御部4の制御により、読み出した信号を図示しないD/A変換器及び増幅回路を介して出力部9から外部に出力するようになっている。
出力部9は、図示しないヘッドホン端子又は本体に内蔵されるスピーカなどを備えて構成されており、図示しない増幅回路で増幅された再生音声信号を外部に出力するようになっている。
次に、車載用再生システム1を構成するUSBハブ3について説明する。
USBハブ3は、複数の外部メディアを電気的に接続するための中継を行う装置であって、図1に示すように、複数の外部メディアをそれぞれ挿着するためのUSBポート3a〜3dが設けられている。なお、本実施形態ではUSBハブ3に4つのUSBポート3a〜3dを設ける場合について説明するが、USBポートは複数であればいくつ設けられていてもよい。
USBポート3a〜3dに挿着される外部メディアには、USBメモリ、ポータブルHDD、SDカード及びメモリスティックなどあらゆるメディアが含まれる。
ここで、USBポート3a〜3dに挿着された外部メディアの再生優先度は、車載用再生装置2又はUSBハブ3の仕様によって異なる場合がある。本実施形態では、上述のように、再生優先度が同じ外部メディア又はユーザによって再生優先度が設定されていない外部メディアについては、車載用再生装置2又はUSBハブ3の仕様に従って再生処理が行われるようになっている。
例えば、図2に示すUSBハブ3では、USBポート3a、USBポート3c、USBポート3b、USBポート3dの順序で再生処理が行われるようになっている。
また、図3に示すUSBハブ3では、USBポート3a、USBポート3b、USBポート3c、USBポート3dの順序で再生処理が行われるようになっている。
また、図4に示すUSBハブ3では、USBポート3b、USBポート3d、USBポート3a、USBポート3cの順序で再生処理が行われるようになっている。
次に、本実施形態のCPU4aの具体的構成について説明する。
CPU4aは、USBハブ3のUSBポート3a〜USBポート3dに外部メディアが挿着されると、各外部メディアに格納された符号化音声データに付随するタグ情報のヘッダを解析して、USBポート3a〜USBポート3dのそれぞれに挿着された外部メディアの種類を判別するようになっている。
また、本実施形態のCPU4aは、USBポート3a〜USBポート3dに挿着された外部メディアの種類の解析結果に基づき、操作部6から入力されたユーザが優先して再生したい外部メディアの種類に従って、外部メディアの再生優先度を決定するようになっている。
例えば、図5に示すように、車載用再生装置2のUSB端子7に接続されたUSBハブ3において、USBポート3aに外部メディアとしてUSBメモリ−Aが挿着され、USBポート3bにポータブルHDD−Bが挿着され、USBポート3cにポータブルHDD−Dが挿着され、USBポート3dにUSBメモリ−Cが挿着されている場合を考える。
図5では、車載用再生装置2はUSBハブ3への接続認識の順序に従って外部メディアを再生する仕様であり、USBハブ3への接続認識はUSBポート3a、USBポート3b、USBポート3c、USBポート3dの順序となっているものとする。
図5の車載用再生装置2において、ユーザの操作により操作部6から「HDDを優先して再生する」という指示信号が入力されると、制御部4のCPU4aは、USBポート3bに挿着されたポータブルHDD−B及びUSBポート3cに挿着されたポータブルHDD−Dの再生処理を優先するようになっている。更に、USBハブ3への接続認識はUSBポート3cよりUSBポート3bが先であることから、USBポート3bに挿着されたポータブルHDD−Bの再生処理を優先するようになっている。
また、CPU4aは、ユーザによって再生優先度が設定されていない外部メディアについては、車載用再生装置2又はUSBハブ3の仕様に従って再生優先度を決定するようになっている。すなわち、USBメモリ−Aが挿着されたUSBポート3a及びUSBメモリ−Cが挿着されたUSBポート3dのうち、USBハブ3への接続認識はUSBポート3aが先となっていることから、USBポート3aに挿着されたUSBメモリ−Aの再生処理を優先するようになっている。
したがって、図5の例では、CPU4aは、再生優先度をポータブルHDD−B、ポータブルHDD−D、USBメモリ−A、USBメモリ−Cの順として決定するようになっている。
また、本実施形態のCPU4aは、USBポート3a〜USBポート3dに挿着された外部メディアの再生優先度が同じである場合は、再生処理中の外部メディアを優先して継続再生するようになっている。
また、CPU4aは、最も再生優先度が高い外部デバイスに音声再生可能なデータが格納されているか否かの解析を行い、音声再生可能なデータであった場合は、その音声データの再生処理を行うようになっている。
一方、CPU4aは、外部デバイスに格納された音声データが音声再生不可能なデータであった場合は、その旨を報知する報知処理を行うようになっている。ここで、報知処理とは音声再生不可能である旨をユーザに報知する処理であって、本実施形態では、表示部5の表示画面にメッセージを表示するようになっている。また、CPU4aは、音声再生不可能である外部デバイスの次に再生優先度が高い外部デバイスについて同様の解析を行い、音声再生可能なデータであれば再生処理を行うようになっている。
また、CPU4aは、表示部5の表示画面において、ユーザが再生を希望する外部メディアの種類が限定されると、操作部6の操作信号に基づき、表示部5の設定画面においてユーザが再生を希望する外部メディアのみを選択できるように表示を変更するようになっている。すなわち、表示部5の設定画面においてユーザが再生を希望する外部メディアの選択ボタンのみを表示させるようになっている。
例えば、USBハブ3のUSBポート3a〜USBポート3dにUSBメモリ(マスストレージクラス)、ポータブルHDD(マスストレージクラス)、携帯充電器及びUSB扇風機が挿着されている場合に、ユーザの操作により操作部6から「マスストレージデバイスを優先して再生する」という指示信号が入力されると、表示部5の設定画面にはUSBメモリ及びポータブルHDDの選択ボタンのみが表示される。
これにより、USBポート3a〜USBポート3dに携帯充電器やUSB扇風機などの音声再生不可能な外部データを装着したとしても、ユーザが再生を希望しない外部メディアについては、CPU4aによる音声再生可能なデータか否かの解析が行われないことから、再生可能なデータが存在しないなどのエラーを防止し、再生処理を効率的に行うことができる。
また、CPC4aは、ユーザの操作により操作部6から再生処理の対象となる外部メディアを切り替える指示信号が入力された場合は、再生処理の対象を切り替えるようになっている。
更に、CPU4aは、USBポート3a〜USBポート3dのいずれかに新たな外部メディアが挿着された場合は、操作部6における設定に従い、新たに挿着された外部メディア又は再生中の外部メディアのいずれかの再生処理を優先的に行うようになっている。
例えば、図6に示すように、車載用再生装置2のUSB端子7に接続されたUSBハブ3において、USBポート3aに外部メディアとしてUSBメモリ−Aが挿着され、USBポート3bにポータブルHDD−Bが挿着され、USBメモリ−Aの再生処理が行われている状態で、USBポート3cにポータブルHDD−Dが新たに挿着される場合について考える。
図6の車載用再生装置2において、ユーザの操作により操作部6から「現在再生中のメディアを優先して再生する」という指示信号が入力されると、制御部4のCPU4aは、USBポート3cにポータブルHDD−Dが新たに挿着された場合でも、現在再生されているUSBポート3aのUSBメモリ−Aの再生処理を続行するようになっている。この場合、ポータブルHDD−Dを再生したい場合は、操作部6の切替スイッチを押下することにより再生対象を切り替える。
一方、ユーザの操作により操作部6から「新たに挿着されたメディアを優先して再生する」という指示信号が入力されると、制御部4のCPU4aは、現在再生されているUSBポート3aのUSBメモリ−Aの再生処理を停止して、USBポート3cのポータブルHDD−Dの再生処理を開始するようになっている。この場合、USBメモリ−Aを再生したい場合は、操作部6の切替スイッチを押下することにより再生対象を切り替える。
また、CPU4aは、操作部6の操作によるユーザの設定に従って、USBポート3a〜USBポート3dに新たな外部メディアが挿着された場合は、その再生優先度に関わらず、新たに挿着された外部メディアの再生処理を自動的に行う構成とすることも可能である。
また、CPU4aは、操作部6の操作によるユーザの設定に従って、USBポート3a〜USBポート3dに新たな外部メディアが挿着された場合でも、再生処理中の外部メディアを優先して自動的に継続再生する構成とすることも可能である。
また、CPU4aは、操作部6の操作によるユーザの設定に従って、USBポート3a〜USBポート3dに新たな外部メディアが挿着された場合は、再生処理中の外部メディアと比較して再生優先度が高いときに、新たに挿着された外部メディアの再生処理を自動的に行う構成とすることも可能である。
次に、本実施形態に係る車載用再生システム1の動作について説明する。
ユーザが表示部5の設定画面において操作部6の操作により優先して再生する外部メディアの種類を設定すると、操作部6はCPU4aに操作信号を送信する。
続いて、CPU4aは、USBポート3a〜USBポート3dに挿着された外部メディアの種類の解析結果に基づき、操作部6から入力されたユーザが優先して再生したい外部メディアの種類に従って、外部メディアの再生優先度を決定する。
例えば、図5の例において、CPU4aが「HDDを優先して再生する」設定を行い、また、USBハブ3がUSBポート3a、USBポート3b、USBポート3c、USBポート3dの順序で再生処理を行う仕様であるとすると、CPU4aは、再生優先度をポータブルHDD−B、ポータブルHDD−D、USBメモリ−A、USBメモリ−Cの順として決定する。
また、本実施形態のCPU4aは、USBポート3a〜USBポート3dに挿着された外部メディアの再生優先度が同じである場合は、再生処理中の外部メディアを優先して継続再生する。
次に、CPU4aは最も再生優先度が高い外部デバイスに音声再生可能なデータが格納されているか否かの解析を行い、音声再生可能なデータであった場合は、その音声データの再生処理を行う。
一方、CPU4aは、外部デバイスに格納された音声データが音声再生不可能なデータであった場合は、その旨を報知する報知処理を行う。また、CPU4aは、音声再生不可能である外部デバイスの次に再生優先度が高い外部デバイスについて同様の解析を行い、音声再生可能なデータであれば再生処理を行う。
また、ユーザが表示部5の設定画面において、操作部6の操作により再生を希望する外部デバイスの種類を限定すると、表示部5の設定画面においてユーザが再生を希望する外部メディアの選択ボタンのみを表示する。これにより、ユーザが再生を希望しない外部メディアは、音声再生可能であるか否かの解析を行うまでもなく再生されないことになる。
また、ユーザが表示部5の設定画面において操作部6の操作により新たに挿着された外部メディアの再生優先度を設定すると、操作部6はCPU4aに操作信号を送信し、CPU4aは操作部6からの操作信号に従って、現在再生処理を行っている外部メディアに優先して新たな外部メディアの再生処理を行うか否かを設定する。すなわち、「現在再生中のメディアを優先して再生する」モード又は「新たに挿着されたメディアを優先して再生する」モードとする。
続いて、USBポート3a〜USBポート3dのいずれかに新たな外部メディアが挿着されると、CPU4aは、操作部6からの指示信号に基づき、ユーザが設定した優先度に従って再生処理を行う。
すなわち、図6の例においてCPU4aが「新たに挿着されたメディアを優先して再生する」設定が行われている場合は、USBポート3cに挿着されたポータブルHDD−Dの再生処理を優先して行う。この場合、USBメモリを再生したい場合は、操作部6の切替スイッチを押下することにより再生対象を切り替える。
また、CPU4aは、USBポート3a〜USBポート3dに新たな外部メディアが挿着された場合は、その再生優先度に関わらず、新たに挿着された外部メディアの再生処理を自動的に行うこともできる。
また、CPU4aは、USBポート3a〜USBポート3dに新たな外部メディアが挿着された場合でも、再生処理中の外部メディアを優先して自動的に継続再生することもできる。
また、CPU4aは、USBポート3a〜USBポート3dに新たな外部メディアが挿着された場合は、再生処理中の外部メディアと比較して再生優先度が高いときに、新たに挿着された外部メディアの再生処理を自動的に行うこともできる。
以上のように、本実施形態に係る車載用再生システム1によれば、複数のUSBポート3a〜3dのそれぞれに挿着された外部メディアについて、ユーザが再生優先度を設定することにより、車載用再生装置2又はUSBハブ3の仕様に関わらず、所望の外部メディアを優先して再生することが可能となる。これにより、ユーザの意思が反映された使い勝手のよい動作環境を構築することが可能となる。
また、USBポート3a〜3dに挿着された外部メディアの再生優先度が同じである場合は、再生処理中の外部メディアを優先して継続再生することにより、音声データの再生処理が停止するのを防止することができる。
また、USBポート3a〜3dのいずれかに新たな外部メディアが挿着された場合に、ユーザが設定した再生優先度に従って、現在再生されている外部メディア又は新たに挿着された外部メディアを再生することにより、ユーザの意思が反映された使い勝手のよい動作環境を構築することが可能となる。
また、USBポート3a〜3dのいずれかに新たな外部メディアが挿着された場合に、ユーザの設定に従い、再生優先度に関わらず新たに挿着された外部メディアを再生する、再生処理中の外部メディアを優先して継続再生する、再生処理中の外部メディアより再生優先度が高いときのみ再生するなどの処理を自動的に行うことにより、音声データの再生処理が停止するのを防止すると共に、ユーザの意思が反映された使い勝手のよい動作環境を構築することが可能となる。
また、USBポート3a〜USBポート3dに携帯充電器やUSB扇風機などの音声再生不可能な外部データを装着したとしても、ユーザが再生を希望しない外部メディアについては、CPU4aによる音声再生可能なデータか否かの解析を行うまでもなく再生が行われないことから、再生可能なデータが存在しないなどのエラーを防止し、再生処理を効率的に行うことができる。
また、外部メディアに格納された音声データが音声再生不可能なデータであった場合はその旨を報知する報知処理を行うことにより、ユーザがエラー内容を認識することが可能となり、使い勝手のよい動作環境を構築することが可能となる。
以上詳細に説明したように、本発明の車載用再生システムによれば、車載用再生装置及びUSBハブを備えた車載用再生システムにおいて、車載用再生装置又はUSBハブの仕様に関わらず、USBハブに接続された複数の外部メディアを所望の順序で再生することが可能となる。
1 車載用再生システム
2 車載用再生装置
3 USBハブ
3a〜3d USBポート
4 制御部
5 表示部
6 操作部
7 USB端子
8 CDドライブ
9 出力部
2 車載用再生装置
3 USBハブ
3a〜3d USBポート
4 制御部
5 表示部
6 操作部
7 USB端子
8 CDドライブ
9 出力部
Claims (8)
- 外部メディアを挿着するための複数のUSBポートを備え、前記外部メディアを電気的に接続するための中継を行うUSBハブと、
前記USBハブを電気的に接続するためのUSB端子と、ユーザの操作により優先して再生する外部メディアの種類を設定するための操作部と、前記USBポートに挿着された前記外部メディアのタグ情報のヘッダを解析することにより前記USBポートのそれぞれに挿着された前記外部メディアの種類を判別し、前記操作部における設定に基づき前記USBポートに挿着された前記外部メディアの再生優先度を決定して、最も再生優先度の高い前記外部メディアが挿着された前記USBポートから優先して音声データを読み出して再生する制御部と、を備えて構成される車載用再生装置と、
を備えることを特徴とする車載用再生システム。 - 前記制御部は、前記USBポートに挿着された前記外部メディアの再生優先度が同じである場合は、再生処理中の前記外部メディアを優先して継続再生することを特徴とする請求項1記載の車載用再生システム。
- 前記操作部は前記USBポートに新たに挿着された外部メディアの再生優先度を設定できるように構成されており、前記制御部は前記操作部における設定に従い、新たに挿着された外部メディア又は再生中の前記外部メディアのいずれかの再生処理を優先的に行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車載用再生システム。
- 前記制御部は、前記USBポートに新たな外部メディアが挿着された場合は、その再生優先度に関わらず、新たに挿着された前記外部メディアの再生処理を自動的に行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車載用再生システム。
- 前記制御部は、前記USBポートに新たな外部メディアが挿着された場合でも、再生処理中の前記外部メディアを優先して自動的に継続再生することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車載用再生システム。
- 前記制御部は、前記USBポートに新たな外部メディアが挿着された場合に、再生処理中の前記外部メディアと比較して再生優先度が高いと判断したときは、新たに挿着された前記外部メディアの再生処理を自動的に行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車載用再生システム。
- 前記操作部の操作により前記外部メディアの再生優先度を設定するための設定画面を表示する表示部を備え、前記操作部はユーザが再生を希望する前記外部メディアの種類を限定できるように構成されており、前記制御部は前記操作部からの操作信号に基づき、前記表示部の設定画面においてユーザが再生を希望する前記外部メディアのみを選択できるように表示を変更することを特徴とする請求項1〜請求項6いずれか一項に記載の車載用再生システム。
- 前記制御部は、前記外部メディアの再生処理を行う際に、前記外部メディアに格納された音声データが音声再生可能なデータであるか否かを解析し、その結果、音声再生不可能なデータであった場合はその旨を報知する報知処理を行うことを特徴とする請求項1〜請求項7いずれか一項に記載の車載用再生システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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