JP4291283B2 - オーディオ再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、DVD-Audioディスクを再生するDVDオーディオ再生装置などのオーディオ再生装置における再生制御の技術に関するものである。
DVDオーディオ再生装置で再生されるDVD-Audioディスクのプロバイダは、DVD-Audioディスクにオーディオトラックの他に、オーディオトラックの再生と共に表示されるべきスチルピクチャのデータや、ユーザからオーディオトラックの再生に関する各種操作を受け付けるためのビジュアルなメニューのデータを含めることができる。
一方、DVD-Audio規格によれば、DVDオーディオ再生装置は、これらスチルピクチャやビジュアルメニューを表示するビデオケイバブルオーディオプレイヤ(VCAP)として機能することも、オーディオトラックの再生のみを行い前述したビジュアルなメニュー等の表示を行わないオーディオオンリプレイヤ(AOP)やシンプルオーディオプレイヤ(SOP)として機能することも許容されている。
そして、一般に、VCAPとして機能することのできるDVDオーディオ再生装置は、ユーザの選択等に応じて、AOPとして機能することもできるように構成されることが多い。なお、このようなVCAPとしてもAOPとしても機能することができるオーディオ再生装置としては、表示装置が使用可能であるときにVCAPとして機能し、表示装置が使用可能でないときにAOPとして機能するDVDオーディオ再生装置なども知られている(たとえば、特許文献1)。
さて、VCAPとしDVDオーディオ再生装置が機能する場合には、DVD-Audioディスクのプロバイダの意図に沿ったDVD-Audioディスクの再生を行うために、DVD-Audioディスクのプロバイダが用意したビジュアルメニュー等を無視してしまう可能性が生じる、DVD-Audioディスクに記録された全トラックの自動順次再生や自動ランダム再生や、リピート再生などのDVDオーディオ再生装置が自律的に再生シーケンスを定める再生は行わないように、DVDオーディオ再生装置が構成されることが多い。
一方で、ビジュアルメニューを無視して動作することが前提となるAOPとしてDVDオーディオ再生装置が機能する場合には、DVD-Audioディスクに記録された全トラックの自動順次再生や自動ランダム再生や、リピート再生などのDVDオーディオ再生装置が自律的に再生シーケンスを定める再生などを行ってもプロバイダの意図に反することにはならない。そこで、AOPとして機能する場合には、ユーザ操作等に応じて、このような自動順次再生や自動ランダム再生やリピート再生なども行えるようにDVDオーディオ再生装置が構成されることが多い。
特開2004-22023号公報
さて、VCAPとして機能しているDVDオーディオ再生装置において再生対象となったDVD-Audioディスクが、スチルピクチャやビジュアルメニューのデータを含んでいないものである場合、DVDオーディオ再生装置がVCAPとして機能しても表示すべきビジュアルメニューやスチルピクチャは存在しない。一方で、VCAPとして機能しているために、DVD-Audioディスクに記録された全トラックの自動順次再生や自動ランダム再生や、リピート再生などは行えなくなる。
したがって、スチルピクチャやビジュアルメニューのデータを含んでいないDVD-Audioディスクを再生する場合には、DVDオーディオ再生装置はAOPとして機能する方が、ユーザにとっての利便性は高い。
しかし、従来は、このような場合には、ユーザ自身がDVDオーディオ再生装置がAOPとして機能するように設定を切り替える煩雑な操作を行う必要があった。
そこで、本発明は、記録媒体に記録されたオーディオデータの再生を、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなしに、記録媒体に記録されたビジュアルメニューを用いて再生シーケンスの制御を行う動作モードと記録媒体に記録されたビジュアルメニューを用いずに再生シーケンスの制御を行う動作モードとのうちの、ユーザにとってより利便性ある動作モードで行うオーディオ再生装置を提供することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、オーディオトラックを記録した記録媒体であって、当該記録媒体の再生動作に関する操作を受け付けるためのビジュアルメニューを記録することのできる記録媒体に記録された前記オーディオトラックを再生出力するオーディオ再生装置に、前記記録媒体に前記ビジュアルメニューが記録されているかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段が、前記記録媒体に前記ビジュアルメニューが記録されていると判定した場合に、自オーディオ再生装置のモードを、前記ビジュアルメニューを表示し、表示したビジュアルメニューで受け付けた操作に従って定まる再生シーケンスで、当該記録媒体に記録されたオーディオトラックの再生を行うモードに設定し、前記判定手段が、前記記録媒体に前記ビジュアルメニューが記録されていないと判定した場合に、自オーディオ再生装置のモードを、前記ビジュアルメニューを表示せずに、自律的に定めた再生シーケンスで、当該記録媒体に記録されたオーディオトラックの再生を行うモードに設定するモード設定手段とを備えたものである。
このようなオーディオ再生装置によれば、記録媒体に前記ビジュアルメニューが記録されている場合には、ビジュアルメニューを表示し、表示したビジュアルメニューで受け付けた操作に従って定まる再生シーケンスでオーディオトラックを再生するが、記録媒体に前記ビジュアルメニューが記録されていない場合には、自律的に定めた再生シーケンスでオーディオトラックを再生する。ここで、一般的にいって、ビジュアルメニューを用いない場合には再生シーケンスに対する制限が少なくなるので、前記自律的に定める再生シーケンスとしては、多種多様な再生シーケンスを用いることができる。したがって、記録媒体にビジュアルメニューが記録されている場合にはビジュアルメニューによる利便性をユーザに提供しつつ、記録媒体にビジュアルメニューが記録されていない場合には、多種多様な再生シーケンスによる再生機能の利便性をユーザに提供することができる。よって、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなしに、ユーザにとってより利便性ある動作モードで記録媒体の再生を行うことができる。
また、前記課題達成のために、本発明は、オーディオトラックを記録した記録媒体であって、前記オーディオトラックの再生時に表示出力されるべきビジュアルコンテンツを記録することのできる記録媒体に記録された前記オーディオトラックを再生出力するオーディオ再生装置に、前記記録媒体に前記ビジュアルコンテンツが記録されているかどうかを判定する判定手段と、前記判定手段が、前記記録媒体に前記ビジュアルコンテンツが記録されていると判定した場合に、自オーディオ再生装置のモードを、前記オーディオトラックの再生時に前記ビジュアルコンテンツを表示出力するモードに設定し、前記判定手段が、前記記録媒体に前記ビジュアルコンテンツが記録されていないと判定した場合に、自オーディオ再生装置のモードを、前記オーディオトラックの再生時に、予め当該オーディオ再生装置に記録しておいた画像を表示出力するモードに設定するモード設定手段とを備えたものである。
このようなオーディオ再生装置によれば、記録媒体に、オーディオトラックの再生時に表示出力されるべきビジュアルコンテンツが記録されていない場合には、前記オーディオトラックの再生時に、予め当該オーディオ再生装置に記録しておいた画像を表示出力するので、このようなビジュアルコンテンツが記録されていない記録媒体についてもオーディオトラック再生時の娯楽性を向上することができる。
また、前記課題達成のために、本発明は、DVD-Audioディスクを再生する、設定されたモードに応じて選択的に、VCAP(ビデオケイバブルオーディオプレイヤ)、または、AOP(オーディオオンリプレイヤ)もしくはSOP(シンプルオーディオプレイヤ)として機能するDVDオーディオ再生装置に、前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されているかどうかを判定するビジュアルメニュー有無判定手段と、前記ビジュアルメニュー有無判定手段が、前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されていないと判定した場合に、自オーディオ再生装置をAOPもしくはSOPとして機能するモードに設定するモード設定手段とを設けたものである。
このようなDVDオーディオ再生装置によれば、DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されていない場合には、自動的に、VCAPよりも柔軟に再生シーケンスを選択することができるAOPまたはSOPとして機能する。したがって、このようなDVD-Audioディスクについて、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなしに、ユーザにとってより利便性ある動作モードでDVD-Audioディスクの再生を行うことができる。
なお、このようなDVDオーディオ再生装置には、さらに前記DVD-AudioディスクにASV(オーディオスチルビデオ)が記録されているかどうかを判定するASV有無判定手段を設け、前記モード設定手段において、前記ASV有無判定手段が、前記DVD-AudioディスクにASVが記録されていると判定した場合には、前記ビジュアルメニュー有無判定手段が、前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されていないと判定した場合であっても、自オーディオ再生装置をAOPもしくはSOPとして機能するモードに設定しないようにしてもよい。
このように、ASVが記録されているDVD-Audioディスクについては、ビジュアルメニューが記録されていない場合であっても、AOPやSOPとして機能するモードを設定しないことにより、ASVが無条件に表示されなくなってしまうことを防ぐことができる。
ここで、以上のDVDオーディオ再生装置は、前記モード設定手段において、前記ビジュアルメニュー有無判定手段が、前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されていると判定した場合に、自オーディオ再生装置をVCAPとして機能するモードに設定するようにすれば、ビジュアルメニューが記録されているDVD-Audioディスクについては、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなしに、確実にビジュアルメニューによる利便性をユーザに提供することができるようになる。
また、この場合には、DVDオーディオ再生装置に設けたASV有無判定手段によってASV(オーディオスチルビデオ)が記録されているかどうかを判定し、前記モード設定手段において、前記ASV有無判定手段が、前記DVD-AudioディスクにASVが記録されていると判定した場合には、前記ビジュアルメニュー有無判定手段が、前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されていないと判定した場合であっても、自オーディオ再生装置をVCAPとして機能するモードに設定するようにすれば、DVD-AudioディスクにASVが含まれている場合に、DVD-Audioディスクのプロバイダが意図した当該ASVによる娯楽性を損なわないようにすることができる。
また、DVDオーディオ再生装置に前記ASV有無判定手段を設けた場合には、DVDオーディオ再生装置に、当該ASV有無判定手段が、前記DVD-AudioディスクにASVが記録されていないと判定した場合に、前記DVD-Audioディスクに記録されたトラックの再生中、予め当該DVDオーディオ再生装置に記録しておいた画像を表示出力する記録画像表示出力手段を設けるようにすることも好ましい。
このようにすることにより、ASVが記録されていないDVD-Audioディスクについても、予めDVDオーディオ再生装置に記録しておいた画像をASVの代用として表示出力することにより、オーディオトラック再生時の娯楽性を向上することができる。
なお、前記ビジュアルメニュー有無判定手段における前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されているかどうかの判定は、たとえば、前記DVD-AudioディスクのAMGM_VOBSの記録の有無に応じて行うことができる。
また、併せて、本発明は、DVD-Audioディスクを再生する、設定されたモードに応じて選択的に、VCAP(ビデオケイバブルオーディオプレイヤ)、または、AOP(オーディオオンリプレイヤ)もしくはSOP(シンプルオーディオプレイヤ)として機能するDVDオーディオ再生装置として、前記DVD-AudioディスクにASV(オーディオスチルビデオ)が記録されているかどうかを判定するASV有無判定手段と、前記ASV有無判定手段が、前記DVD-AudioディスクにASVが記録されていないと判定した場合に、自オーディオ再生装置をAOPもしくはSOPとして機能するモードに設定するモード設定手段とを備えたDVDオーディオ再生装置を提供する。
このようなDVDオーディオ再生装置によれば、DVD-AudioディスクにASVが記録されていない場合、すなわち、トラックと共に再生表示されるコンテンツが含まれていないためにVCAPとして機能することのメリットが少ない場合には、自動的に、VCAPよりも柔軟に再生シーケンスを選択することができるAOPまたはSOPとして機能する。したがって、このようなDVD-Audioディスクについて、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなしに、ビジュアルメニューの利便性をさほど重要視しないユーザなどにとっては、より利便性ある動作モードであるAOPまたはSOPでDVD-Audioディスクの再生を行うことができる。
なお、このようなDVDオーディオ再生装置には、ASVが記録されていないDVD-Audioディスクについての娯楽性を高めるために、前記ASV有無判定手段が、前記DVD-AudioディスクにASVが記録されていないと判定した場合に、前記DVD-Audioディスクに記録されたトラックの再生中、予め当該DVDオーディオ再生装置に記録しておいた画像を表示出力する記録画像表示出力手段を備えることが好ましい。
以上のように、本発明によれば、記録媒体に記録されたオーディオデータの再生を、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなしに、記録媒体に記録されたビジュアルメニューを用いて再生シーケンスの制御を行う動作モードと記録媒体に記録されたビジュアルメニューを用いずに再生シーケンスの制御を行う動作モードとのうちの、ユーザにとってより利便性ある動作モードで行うオーディオ再生装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を、DVDオーディオ再生装置への適用を例にとり説明する。
図1に、本実施形態に係るDVDオーディオ再生装置の構成を示す。
図示するように、DVDオーディオ再生装置は、DVD-Audioディスク1にリードアクセスするDVDドライバ10、DVD-Audioディスク1の再生出力動作を制御するナビゲーションマネージャ11、ナビゲーションマネージャ11の制御に従ってDVD-Audioディスク1の再生出力を行うプレゼンテーションエンジン12、表示装置13、音声を出力するスピーカ等の音声出力装置14、入力装置15、プリセット画像出力部16とを有する。
なお、以上のDVDオーディオ再生装置は、DVDドライバ10や表示装置13や音声出力装置14や入力装置15を周辺装置として備えた汎用コンピュータであってもよい。そして、この場合、以上のナビゲーションマネージャ11やプレゼンテーションエンジン12やプリセット画像出力部16、または、これらの一部は、コンピュータがプログラムを実行することによりコンピュータ上にプロセスとして実現されるものとして良い。
ここで、DVD-Audioディスク1に記録される論理データ構造を図2に示す。
図示するように、DVD-Audioディスク1は、DVD-AudioゾーンとDVD-Videoゾーンが設けられる。そして、DVD-AudioゾーンにはDVD-AUDIO規格に従ってオーディオコンテンツが記憶され、DVD-Videoゾーンには、DVD-VIDEO規格に準拠し、一部制限を設けた規格(DVD-VIDEO規格のサブセット)に従ってビデオコンテンツが記憶されている。
DVD-Audioゾーンに記録されるデータには、シンプルオーディオマネージャSAMG、オーディオマネージャAMG、オーディオスチルビデオセットASVS、1以上のオーディオタイトルセットATSがある。また、SAMGは、単一のファイルとして記録される。また、AMGは、それぞれ単一のファイルとして記録されるAMGI、AMGM_VOBS、AMGIのバックアップであるAMCI_BUPより構成される。ここで、ユーザからオーディオトラックの再生に関する各種操作を受け付けるためのビジュアルなメニューのデータは、このAMGに含まれる。
次に、また、ASVSは、それぞれ単一のファイルとして記録されるASVSI、ASVOBS、ASVSIのバックアップであるASVSI_BUPより構成される。ここで、オーディオトラックの再生と共に表示されるべきスチルピクチャのデータは、このASVSに含まれる。
そして、ATSは、単一のファイルとして記録されるATSIと、1または複数のファイルとして記録されるAOTT_AOBSと、ATSIのバックアップであり単一のファイルとして記録されるATSI_BUPより構成される。
ただし、AMGM_VOBS、ASVSの記録は任意である。また、ATSは複数記録することもできる。
ここで、図3に、DVD-Audioディスク1の論理データ構造と、DVD-Audioディスク1の再生構造との関係を示す。
DVD-Audioディスク1のプレゼンテーションコンテンツの単位は、グループ化されたトラックであり、トラックやグループを単位としてその再生シーケンスが制御される。
さて、図示するようにATSIは、1以上のオーディオタイトルATT(オーディオオンリタイトルAOTT)よりなるATSを規定する。各ATTは、ATSプログラムチェインATS_PGCよりなり、各ATS_PGCは1以上のプログラムPGの再生順序を規定する。また、AOTT_AOBSには、各PGを構成するオーディオデータ等が記録される。
ここで、このATSには2種類ある。
一つは、ATS中のATTのATS_PGCのPGが、AOTT_AOBSに格納されたオーディオデータを用いるPGであるATSである。そして、このPGの再生時には、PGで指定されたAOTT_AOBS中のオーディオデータが再生される。
もう一つは、ATS中のATTのATS_PGCのPGが、AOTT_AOBS中のオーディオデータの代わりにDVD-Videoゾーン中のオーディオデータを用いるPGであり、このPGの再生時には、PGで指定されたDVD-Videoゾーン中のオーディオデータが再生される。
次に、ASVSは1以上の、オーディオスチルビデオASVを規定する。また、ASVOBSは、各ASVを構成するスチルピクチャデータやサブピクチャデータやHLIが格納される。
そして、このASVは、ATS_PGCによって、そのATS_PGCの再生時に再生される。
次に、AMGIには、ビジュアルメニューを表示するための、オーディオマネージャメニュープログラムチェインAMGM_PGCと、オーディオタイトルサーチポインタテーブルATT_SARPTと、オーティオオンリタイトルサーチポインタテーブルAOTT_SRPTと、ASVS_SAと、AMGM_VOBS_SAが含まれる。
ここで、AMGM_PGCは、1以上のプログラムPGの再生順序を規定するものであり、AMGM_VOBSには、この各PGを構成するビデオデータやオーディオデータやサブピクチャデータやHLIが格納されている。
次に、ASVS_SAは、ASVSIの先頭アドレスを指し示すポインタであり、ASVが存在しない場合には、00000000hが格納される。
次に、AMGM_VOBS_SAは、AMGM_VOBSの先頭アドレスを指し示すポインタであり、AMGM_VOBSが存在しない場合には、00000000hが格納される。
また、オーディオタイトルサーチポインタテーブルATT_SRPTは、VCAPとして機能するDVDオーディオ再生装置に対してトラックのグループや、各グループのトラックを格納しているATTを規定するものであり、各グループに属するATTを指し示すオーディオタイトルサーチポインタATT_SRPを有する。また、このATT_SRPTでは、ATT_SRPによって、VTSのVTTを指定することにより、このVTTにATTを兼ねさせることもでき、この場合、指定されたVTTは、DVDオーディオ再生装置において、ATT(オーディオウイズビデオタイトルAVTT)として再生されることになる。
ここで、各ATT内の、一つのPGが一つのトラックに対応するものである。
次に、オーディオオンリタイトルサーチポインタテーブルAOTT_SRPTは、AOPとして機能するDVDオーディオ再生装置対してトラックのグループや、各グループのトラックを格納しているATTを規定するものであり、各グループに属するATT(AOTT)を指し示すオーディオタイトルサーチポインタAOTT_SRPを有する。
そして、SAMGは、PGC再生機能を有しないDVDオーディオプレイヤであるシンプルオーディオプレイヤSOPとして機能するDVDオーディオ再生装置に対してトラックのグループや、各グループのトラックを規定するものであり、シンプルオーディオプレイポインタテーブルSAPPTを有する。そして、SAPPTは、各グループの各トラックを構成する、AOTT_AOBSのオーディオデータを直接指し示すシンプルオーディオプレイポインタSAPPを有する。
さて、図1に戻り、プレゼンテーションエンジン12において、デマルチプレクサ機能部121は、DVD-Audioディスク1から読み出されたデータ中から、ナビゲーションマネージャ11が再生するAMGM_PGCやATS_PGCまたはこれらに含まれるPGで指定されたAMGM_VOBSやASVOBSやAOTT_AOBSのオーディオデータ、ビデオデータ、スチルピクチャデータ、サブピクチャデータ、ハイライト情報などを抽出する。そして、オーディオデコーダ122は、抽出されたオーディオデータをデコードして音声出力装置14に出力し、ビデオ/スチルピクチャデコーダ123はビデオデータやスチルピクチャデータをデコードし、サブピクチャデコーダ124はサブピクチャをデコードし、PCI-HLIデコーダ125はハイライト情報HLIなどをデコードする。そして、合成制御部126は、サブピクチャとハイライト情報HLI等とより定義されるボタンを含めた画像を生成し、これをビデオ/スチルピクチャデコーダ123がデコードした映像上に合成し、再生映像として表示装置13に出力する。
次に、プリセット画像出力部16は、複数の画像データを記憶しており、ナビゲーションマネージャ11からの指示に従い、記憶した画像データをデコードしプレゼンテーションエンジン12の合成制御部126に出力する。また、合成制御部126は、ナビゲーションマネージャ11からの指示に従い、プリセット画像出力部16から出力された画像を、再生映像に代えて表示装置13に出力する。
以下、このようなDVDオーディオ再生装置のナビゲーションエンジンの再生制御動作について説明する。
図4に、ナビゲーションマネージャ11が行うプレイヤモード設定処理を示す。
図示するように、この処理では、DVD-Audioディスク1が、DVDオーディオ再生装置に装着されるのを監視し(ステップ402)、DVD-Audioディスク1が装着されたならばDVDドライバ10を介して、装着されたDVD-Audioディスク1にASVSIファイルが存在するかどうかを調べる(ステップ404)ことにより、装着されたDVD-Audioディスク1がオーディオデータと同時に再生表示すべきスチルピクチャを規定するASVSを含んでいるかどうかを調べる。ただし、ここでは、AMGIファイルのASVS_SAを調べ、その値が00000000hであった場合に、ASVSIファイルが存在せず、装着されたDVD-Audioディスク1がオーディオデータと同時に再生表示すべきスチルピクチャを規定するASVSを含んでいないと判定するようにしてもよい。
そして、装着されたDVD-Audioディスク1がオーディオデータと同時に再生表示すべきスチルピクチャを規定するASVSを含んでいると判定された場合には、ピクチャ出力モードとしてASV画像再生モードをDVDオーディオ再生装置に設定する(ステップ406)。
そして、DVDオーディオ再生装置にプレイヤモードとしてVCAPモードを設定し(ステップ408)、ディスク再生処理を起動し(ステップ410)、ステップ402の監視に戻る。ただし、このステップ408は、これを設けずに、装着されたDVD-Audioディスク1がASVSを含んでいる場合には、現在のプレイヤモードを維持したままディスク再生処理を起動し(ステップ410)、ステップ402の監視に戻るようにしてもよい。
次に、ステップ404において、装着されたDVD-Audioディスク1がオーディオデータと同時に再生表示すべきスチルピクチャを規定するASVSを含んでいないと判定された場合には、まず、ピクチャ出力モードとしてプリセット画像再生モードをDVDオーディオ再生装置に設定する(ステップ412)。
また、DVDドライバ10を介して、装着されたDVD-Audioディスク1のAMGIファイルのAMGM_VOBS_SAを調べ、その値が00000000hであるかどうかに応じて、装着されたDVD-Audioディスク1にAMGM_VOBSファイルが存在するかどうか、すなわち、装着されたDVD-Audioディスク1がビジュアルメニューを含んでいるかどうかを判定する(ステップ414)。
そして、装着されたDVD-Audioディスク1がビジュアルメニューを含んでいる場合には、ステップ406に進んで、DVDオーディオ再生装置にプレイヤモードとしてVCAPモードを設定し、ディスク再生処理を起動し(ステップ410)、ステップ402の監視に戻る。ただし、このステップ408は、これを設けずに、装着されたDVD-Audioディスク1がビジュアルメニューを含んでいる場合には、現在のプレイヤモードを維持したままディスク再生処理を起動し(ステップ410)、ステップ402の監視に戻るようにしてもよい。
一方、装着されたDVD-Audioディスク1がビジュアルメニューを含んでいない場合には、DVDオーディオ再生装置にプレイヤモードとしてAOPモードを設定し(ステップ416)、ディスク再生処理を起動し(ステップ410)、ステップ402の監視に戻る。
以上のプレイヤモード設定処理の結果、DVD-Audioディスク1が、オーディオデータと同時に再生表示すべきスチルピクチャのデータとビジュアルメニューのデータの双方を含んでいない場合には、DVDオーディオ再生装置にプレイヤモードとしてAOPモードが設定され、少なくともいずれか一方のデータを含んでいる場合には、DVDオーディオ再生装置にプレイヤモードとしてVCAPモードが設定されるか、前回のDVD-Audioディスク1の再生時のプレイヤモードが維持されることになる。
また、DVD-Audioディスク1が、オーディオデータと同時に再生表示すべきスチルピクチャのデータを含んでいない場合には、DVDオーディオ再生装置に、ピクチャ出力モードとしてプリセット画像再生モードが設定され、オーディオデータと同時に再生表示すべきスチルピクチャのデータを含んでいる場合には、DVDオーディオ再生装置に、ピクチャ出力モードとしてASV画像再生モードが設定されることになる。
ただし、以上のプレイヤモード設定処理は、装着されたDVD-Audioディスク1にAMGM_VOBSファイルが存在しない場合、すなわち装着されたDVD-Audioディスク1がビジュアルメニューを含んでいない場合には、ASVSIファイルの存在の有無、すなわち、装着されたDVD-Audioディスク1がオーディオデータと同時に再生表示すべきスチルピクチャを規定するASVSを含んでいるかどうかに関わらず、DVDオーディオ再生装置にプレイヤモードとしてAOPモードを設定する処理としてもよい。また、この場合には、以上のプレイヤモード設定処理は、装着されたDVD-Audioディスク1にAMGM_VOBSファイルが存在する場合、すなわち装着されたDVD-Audioディスク1がビジュアルメニューを含んでいる場合に、無条件にDVDオーディオ再生装置にプレイヤモードとしてVCAPモードを設定する処理としてもよい。
または、以上のプレイヤモード設定処理は、装着されたDVD-Audioディスク1にASVSIファイルが存在しない場合、すなわち、装着されたDVD-Audioディスク1がオーディオデータと同時に再生表示すべきスチルピクチャを規定するASVSを含んでいない場合に、装着されたDVD-Audioディスク1がビジュアルメニューを含んでいるかどうかに関わらず、DVDオーディオ再生装置にプレイヤモードとしてAOPモードを設定する処理としてもよい。
さて、次に、ステップ410で起動したディスク再生処理の動作例について説明する。
まず、プレイヤモードとしてVCAPモードが設定されている場合、ナビゲーションマネージャ11は、まず、DVD-Audioディスク1のAMGのAMGIに含まれるオートプレイ情報AP_INFを参照し、AP_INFに最初のグループの最初のトラックから再生を開始すべきことが記述されているかどうかを調べる。そして、AP_INFに最初のグループの最初のトラックから再生を開始すべきことが記述されていれば、ATT_SRPTに規定される最初のグループを再生対象グループとし再生対象グループの最初のトラックから再生対象グループ内のトラックを順次再生し、再生対象グループ内の全てのトラックの再生を終了したならば、再生を停止し、ユーザ操作の発生を待ち、ユーザ操作が発生したならば、発生したユーザ操作に応じた再生動作を行う。ただし、再生対象グループ内の全てのトラックの再生を終了したならば、次のグループを再生対象グループに設定し、再生対象グループの最初のトラックから再生対象グループ内のトラックを順次再生するようにしてもよい。
ここで、グループの再生とは、そのグループに属する各ATTのATS_PGCを順次再生することにより行われる。
一方、前述のようにDVD-Audioディスク1の再生を開始後に参照したAP_INFに最初のグループの最初のトラックから再生を開始すべきことが記述されていない場合には、AMGのAMGM_PGCの再生を行ってビジュアルメニューを再生し、ビジュアルメニューの記述とユーザ操作に応じた再生動作を行う。ただし、AMGM_PGCが存在しない場合には、ATT_SRPTに規定される最初のグループを再生対象グループとし再生対象グループとし、前述のように、再生対象グループ内の全てのトラックの再生を行って再生を停止する。ただし、再生対象グループ内の全てのトラックの再生を終了したならば、次のグループを再生対象グループに設定し、再生対象グループの最初のトラックから再生対象グループ内のトラックを順次再生するようにしてもよい。
ただし、以上の動作において、ATT_SRPTのATT_SRPにATT再生終了後、ビジュアルメニューの再生すべきことが記述されているATTについては、そのATTのATS_PGCの再生が終了したならば、無条件にAMGのAMGM_PGCの再生に進みビジュアルメニューを再生する。
また、以上の動作において、ピクチャ出力モードとしてASV画像再生モードが設定されている場合、ナビゲーションエンジンは、合成制御部126に、サブピクチャとハイライト情報HLI等とより定義されるボタンを含めた画像を、ビデオ/スチルピクチャデコーダ123がデコードした映像上に合成した再生映像を表示装置13に出力させる。
一方、ピクチャ出力モードとしてプリセット画像再生モードが設定されている場合には、ATS_PGCの再生中の期間、または、AMGM_PGCの再生中以外の期間には、プリセット画像出力部16にプリセット画像出力部16が記憶している画像データを順次デコード及び出力させると共に、合成制御部126に、プリセット画像出力部16が出力する画像を、再生映像に代えて表示装置13に出力させる。なお、その他の期間は、合成制御部126に前述した再生映像を表示装置13に出力させる。
次に、プレイヤモードとしてAOPモードが設定されている場合、ナビゲーションマネージャ11は、AOTT_SRPTのAOTT_SRPやAOTTのATS_PGCより、DVD-Audioディスク1に記録されているグループやトラックの構成を調べた上で、当該時点においてDVDオーディオ再生装置に設定されている再生モードまたはユーザ操作に応じて定まる再生モードに従った再生動作を行う。ここで、この再生モードには、DVD-Audioディスク1に記録された全トラックの自動順次再生を行う順次再生モードや、DVD-Audioディスク1に記録された全トラックまたはグループ内の全トラックのランダムな再生を行うランダム再生モードや、DVD-Audioディスク1に記録された全トラックまたはグループ内の全トラックまたは特定のトラックを繰り返し再生するリピート再生モードなどを設ける。
さて、プレイヤモードとしてAOPモードが設定されている場合、ピクチャ出力モードとしては、プリセット画像再生モードが設定されている。そして、ナビゲーションエンジンは、プレイヤモードとしてAOPモードが設定されている場合、ピクチャ出力モードによらず、DVD-Audioディスク1の再生の全期間において、プリセット画像出力部16にプリセット画像出力部16が記憶している画像データを順次デコード及び出力させると共に、合成制御部126に、プリセット画像出力部16が出力する画像を、再生映像に代えて表示装置13に出力させる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
ところで、以上のプレイヤモード設定処理のステップ416では、AOPモードに代えて、SOP(シンプルオーディオプレイヤ)モードを設定するようにしてもよい。
そして、プレイヤモードとしてSOPモードが設定されている場合、ナビゲーションマネージャ11において、SAPPTのSAPPより、DVD-Audioディスク1に記録されているグループやトラックの構成を調べた上で、当該時点においてDVDオーディオ再生装置に設定されている再生モードまたはユーザ操作に応じて定まる、前述した順次再生モードやランダム再生モードやリピート再生モードなどの再生モードに従った再生動作を行うようにしてもよい。また、プレイヤモードとしてSOPモードが設定されている場合、ピクチャ出力モードによらず、DVD-Audioディスク1の再生の全期間において、プリセット画像出力部16にプリセット画像出力部16が記憶している画像データを順次デコード及び出力させると共に、合成制御部126に、プリセット画像出力部16が出力する画像を、再生映像に代えて表示装置13に出力させる。
以上のように本実施形態のDVDオーディオ再生装置によれば、DVD-Audioディスク1にビジュアルメニューが記録されている場合にはVCAPとして機能しビジュアルメニューによる利便性をユーザに提供するが、DVD-Audioディスク1にビジュアルメニュー(または、ビジュアルメニュー及びトラックと同時再生されるべきスチルピクチャ)が記録されていない場合には、自動的に、VCAPよりも柔軟に再生シーケンスを選択することができるAOPやSOPとして機能する。したがって、ユーザの煩雑な操作を必要とすることなしに、ユーザにとってより利便性ある動作モードでDVD-Audioディスク1の再生を行うことができる。
また、ASVが記録されていないDVD-Audioディスク1については、予めプリセット画像出力部16に記録しておいた画像をASVの代用として表示出力するので、このようなASVが記録されていないDVD-Audioディスク1のオーディオトラック再生時の娯楽性を向上することができる。
本発明の実施形態に係るDVDオーディオ装置の構成を示すブロック図である。 DVD-Audioディスクの論理データ構造を示す図である。 DVD-Audioディスクの論理データ構造と再生構造の関係を示す図である。 本発明の実施形態に係るプレイヤモード設定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…ディスク、10…ドライバ、11…ナビゲーションマネージャ、12…プレゼンテーションエンジン、13…表示装置、14…音声出力装置、15…入力装置、16…プリセット画像出力部、121…デマルチプレクサ機能部、122…オーディオデコーダ、123…ビデオ/スチルピクチャデコーダ、124…サブピクチャデコーダ、125…PCI-HLIデコーダ、126…合成制御部。

Claims (9)

  1. オーディオトラックを記録した記録媒体であって、当該記録媒体の再生動作に関する操作を受け付けるためのビジュアルメニューを記録することのできる記録媒体に記録された前記オーディオトラックを再生出力するオーディオ再生装置であって、
    前記記録媒体に前記ビジュアルメニューが記録されているかどうかを判定する判定手段と、
    前記判定手段が、前記記録媒体に前記ビジュアルメニューが記録されていると判定した場合に、自オーディオ再生装置のモードを、前記ビジュアルメニューを表示し、表示したビジュアルメニューで受け付けた操作に従って定まる再生シーケンスで、当該記録媒体に記録されたオーディオトラックの再生を行うモードに設定し、前記判定手段が、前記記録媒体に前記ビジュアルメニューが記録されていないと判定した場合に、自オーディオ再生装置のモードを、前記ビジュアルメニューを表示せずに、自律的に定めた再生シーケンスで、当該記録媒体に記録されたオーディオトラックの再生を行うモードに設定するモード設定手段とを有することを特徴とするオーディオ再生装置。
  2. DVD-Audioディスクを再生する、設定されたモードに応じて選択的に、VCAP(ビデオケイバブルオーディオプレイヤ)、または、AOP(オーディオオンリプレイヤ)もしくはSOP(シンプルオーディオプレイヤ)として機能するDVDオーディオ再生装置であって、
    前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されているかどうかを判定するビジュアルメニュー有無判定手段と、
    前記ビジュアルメニュー有無判定手段が、前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されていないと判定した場合に、自オーディオ再生装置をAOPもしくはSOPとして機能するモードに設定するモード設定手段とを有することを特徴とするDVDオーディオ再生装置。
  3. 請求項2記載のDVDオーディオ再生装置であって、
    前記モード設定手段は、前記ビジュアルメニュー有無判定手段が、前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されていると判定した場合に、自オーディオ再生装置をVCAPとして機能するモードに設定することを特徴とするDVDオーディオ再生装置。
  4. 請求項3記載のDVDオーディオ再生装置であって、
    前記DVD-AudioディスクにASV(オーディオスチルビデオ)が記録されているかどうかを判定するASV有無判定手段を有し、
    前記モード設定手段は、前記ASV有無判定手段が、前記DVD-AudioディスクにASVが記録されていると判定した場合には、前記ビジュアルメニュー有無判定手段が、前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されていないと判定した場合であっても、自オーディオ再生装置をVCAPとして機能するモードに設定することを特徴とするDVDオーディオ再生装置。
  5. 請求項2または3記載のDVDオーディオ再生装置であって、
    前記DVD-AudioディスクにASV(オーディオスチルビデオ)が記録されているかどうかを判定するASV有無判定手段を有し、
    前記モード設定手段は、前記ASV有無判定手段が、前記DVD-AudioディスクにASVが記録されていると判定した場合には、前記ビジュアルメニュー有無判定手段が、前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されていないと判定した場合であっても、自オーディオ再生装置をAOPもしくはSOPとして機能するモードに設定しないことを特徴とするDVDオーディオ再生装置。
  6. 請求項4または5記載のDVDオーディオ再生装置であって、
    前記ASV有無判定手段が、前記DVD-AudioディスクにASVが記録されていないと判定した場合に、前記DVD-Audioディスクに記録されたトラックの再生中、予め当該DVDオーディオ再生装置に記録しておいた画像を表示出力する記録画像表示出力手段を有することを特徴とするDVDオーディオ再生装置。
  7. 請求項2、3、4、5または6記載のDVDオーディオ再生装置であって、
    前記ビジュアルメニュー有無判定手段は、前記DVD-Audioディスクにビジュアルメニューが記録されているかどうかを、前記DVD-AudioディスクのAMGM_VOBSの記録の有無に応じて判定することを特徴とするDVDオーディオ再生装置。
  8. DVD-Audioディスクを再生する、設定されたモードに応じて選択的に、VCAP(ビデオケイバブルオーディオプレイヤ)、または、AOP(オーディオオンリプレイヤ)もしくはSOP(シンプルオーディオプレイヤ)として機能するDVDオーディオ再生装置であって、
    前記DVD-AudioディスクにASV(オーディオスチルビデオ)が記録されているかどうかを判定するASV有無判定手段と、
    前記ASV有無判定手段が、前記DVD-AudioディスクにASVが記録されていないと判定した場合に、自オーディオ再生装置をAOPもしくはSOPとして機能するモードに設定するモード設定手段とを有することを特徴とするDVDオーディオ再生装置。
  9. 請求項8記載のDVDオーディオ再生装置であって、
    前記ASV有無判定手段が、前記DVD-AudioディスクにASVが記録されていないと判定した場合に、前記DVD-Audioディスクに記録されたトラックの再生中、予め当該DVDオーディオ再生装置に記録しておいた画像を表示出力する記録画像表示出力手段を有することを特徴とするDVDオーディオ再生装置。
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