JP2007174604A - スピーカ装置 - Google Patents

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和幹 湯瀬
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博之 小林
Shinichi Hayasaka
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Abstract

【課題】ロングプレートを備えたスピーカ装置において、無駄なスペースを生じることなく磁気ギャップ内に高磁束密度を実現すること等。
【解決手段】スピーカ装置100は、センターポール1及びボトムヨーク2が一体成形されたヨーク3、環状の磁石4、及びトッププレート5を含む磁気回路102を有する。こセンターポール1とヨーク3間の磁気ギャップgに、振動板10が固定されたボイスコイルボビン6に巻装されたボイスコイル7が、センターポール1の中心軸方向に振動自在に支持されている。またボトムヨーク2上に配置された第1の内径r411の第1の磁石41と、当該第1の磁石41上に配置された、第1の内径r411より大きい第2の内径r421の第2の磁石42とを配置し、プレート5が径方向断面矩形状部501から、第2の磁石42の内周側面42cとセンターポール1間に向けて屈曲した筒形状の屈曲部502が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、スピーカ装置に関するものである。
例えば外磁型の磁気回路を有するスピーカにおいて、振動リニアリティ(振動線形性)を向上させるために、磁気回路の構成要素であるプレートのうち磁気ギャップ部に対向する部分を、磁気ギャップ部内に配置されたボイスコイルの巻幅より幅広に形成した、いわゆるロングプレートを備えるスピーカが知られている(例えば、特許文献1参照)。図1を参照しながら、ロングプレートを備えるスピーカ装置の一具体例を説明する。
このスピーカ装置は、センターポール1jを一体的に成形したヨーク3jのヨークベース2jに、マグネット(磁石)4jを介してプレート5jを配置することにより磁気回路を構成している。プレート5jには、フレーム9jが取り付けられており、フレーム9jに接続されたエッジ12jと円柱状のボイスコイルボビン6jとの間に振動板10jが配置されている。またヨーク3jの下部にはリング状のキャンセルマグネット16jが配置されている。ボイスコイルボビン6jはダンパー8jに保持され、ボイスコイル7jが巻装されている。このボイスコイル7jはプレート5jとセンターポール1jとの間の磁気ギャップG内で軸方向に振動自在に配置されている。そして不図示の端子部を介して信号電流が、ボイスコイル7jに送られる。その結果、ボイスコイル7jで発生した電磁力により、マグネット4jの磁束との関連でボイスコイル7jを軸方向(z軸方向)に沿って移動させる。ボイスコイル7jの移動は、振動板10jの振動として伝播され、外部に音響として出力される。
上記磁気回路は、図1に示すように、磁気ギャップ部Gに対向している部分の幅がマグネット貼り合わせ部分の肉厚より大きく、且つ、その部分の肉厚がその他の肉厚より薄い一体屈曲形状のトッププレート5jを具備し、この磁気ギャップ部Gに対向する部分の幅より狭い巻き幅のボイスコイル7jを磁気ギャップ部G内に配置している。この磁気ギャップ部Gに対向している部分の幅を広く形成して、広範囲に渡って等磁束密度分布を形成しているので、例えば大音量信号入力時でも、ボイスコイルがその等磁束密度分布内で振動し、磁束密度非対称性を要因とする歪を低減している。
特開平6−327095号公報
しかし、上述したプレート構造を備えるスピーカでは、プレートが軸方向に沿って比較的長い幅に形成されているので、磁気ギャップ部間に広範囲に渡って等磁束密度分布を形成することができるが、その分、磁束密度が低下して振動板10jの駆動力が低下してしまう。また例えば単純に磁力が大きいマグネット4jを採用するとコストが高くなるという問題がある。また単純に同形状のマグネット4jを複数個重ねて配置した場合には、マグネット内周部とセンターポール1j間に無駄なスペースが生じてしまうという問題がある。
ところで、一般的なスピーカ装置では、例えば高周波成分を含む信号電流が上記ボイスコイルに入力された場合、ボイスコイルから信号電流の高周波成分、例えば約100Hz以上の高い周波数成分が入力されると交流磁束が生じる。この交流磁束は、磁気ギャップ部Gの近傍、詳細には磁気ギャップ部Gの近傍のセンターポール1jやプレート5jに集中して分布する。一般的に上記センターポール1jやプレート5jを構成する材料は、磁気特性として、ヒステリシスループ(マイナーループ)等の非直線性を有する。このため交流磁束により生じる渦電流がマイナーループによる影響を受けて、ボイスコイルに流れる電流に歪が生じ、再生音が歪んでしまう。特に、上記構成のロングプレートを備えるスピーカ装置では、交流磁束による歪が比較的大きいという問題がある。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、ロングプレートを備えたスピーカ装置において、無駄なスペースを生じることなく磁気ギャップ内に高磁束密度を実現すること、交流磁束による歪を低減して再生音の歪を低減すること、等が本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、以下の各独立請求項に係る構成を少なくとも具備するものである。
請求項1に記載の発明は、スピーカ装置の略中央部に立設するセンターポール及び当該センターポールの基端部から径方向外側に向かって広がるボトムヨークが一体成形されたヨークと、前記センターポールと同軸状に前記ボトムヨーク上に形成された環状の磁石と、前記磁石の上に配置された環状のプレートと、を含む磁気回路を有し、前記センターポールと前記ヨーク間の磁気ギャップに、振動板が固定されたボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが、前記センターポールの中心軸方向に振動自在に支持されているスピーカ装置であって、前記磁石は、前記ボトムヨーク上に配置された第1の内径の第1の環状磁石と、当該第1の環状磁石上に配置された、前記第1の内径よりも大きい第2の内径の第2の環状磁石とを含み、前記プレートは、前記第2の環状磁石に対向する面を備えた径方向断面矩形状部から、前記第2の環状磁石の内周側面と前記センターポール間に向けて、前記第2の環状磁石の内周側面と規定間隔を空けて屈曲した筒形状の屈曲部が形成され、前記プレートの屈曲部のうち磁気ギャップに対向する部分が、前記ボイスコイルの巻幅より、前記中心軸方向に沿って長く形成され、前記屈曲部の先端部が、前記第1の環状磁石の内周縁部のうち前記プレート側の角部近傍より、プレート側に規定間隔を空けて位置するように配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、スピーカ装置の略中央部に立設するセンターポール及び当該センターポールの基端部から径方向外側に向かって広がるボトムヨークが一体成形されたヨークと、前記センターポールと同軸状に前記ボトムヨーク上に形成された環状の磁石と、前記磁石の上に配置された環状のプレートと、を含む磁気回路を有し、前記センターポールと前記ヨーク間の磁気ギャップに、振動板が固定されたボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが、前記センターポールの中心軸方向に振動自在に支持されているスピーカ装置であって、前記プレートは、前記磁石に対向する面を備えた径方向断面矩形状部から、前記磁石の内周側面と前記センターポール間に向けて、前記磁石の内周側面と規定間隔を空けて屈曲した筒形状の屈曲部が形成され、前記プレートの屈曲部のうち磁気ギャップに対向する部分が、前記ボイスコイルの巻幅より、前記中心軸方向に沿って長く形成され、前記屈曲部のうち前記磁気ギャップに対向する部分及び前記センターポールの外周側面部の一方又は両方に、非磁性体からなるショートリングが形成されていることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るスピーカ装置は、スピーカ装置の略中央部に立設するセンターポール及び当該センターポールの基端部から径方向外側に向かって広がるボトムヨークが一体成形されたヨークと、センターポールと同軸状にボトムヨーク上に形成された環状の磁石と、磁石の上に配置された環状のプレートと、を含む磁気回路を有する。このセンターポールとヨーク間の磁気ギャップに、振動板が固定されたボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが、センターポールの中心軸方向に振動自在に支持されている。上記磁石は、ボトムヨーク上に配置された第1の内径の第1の環状磁石と、当該第1の環状磁石上に配置された、第1の内径よりも大きい第2の内径の第2の環状磁石とを有する。また上記プレートは、第2の環状磁石に対向する面を備えた径方向断面矩形状部から、第2の環状磁石の内周側面とセンターポール間に向けて、第2の環状磁石の内周側面と規定間隔を空けて屈曲した筒形状の屈曲部が形成されている。またプレートの屈曲部のうち磁気ギャップに対向する部分が、ボイスコイルの巻幅より、中心軸方向に沿って長く形成されている(いわゆるロングプレート構造)。また屈曲部の先端部が、第1の環状磁石の内周縁部のうちプレート側の角部近傍より、プレート側に規定間隔を空けて位置するように配置されている。
上記構成のスピーカ装置では、ボトムヨーク上に内径の異なる第1及び第2の環状磁石が配置され、プレートが第2の環状磁石に対向する面を備えた径方向断面矩形状部から、第2の環状磁石の内周側面とセンターポール間に向けて、第2の環状磁石の内周側面と規定間隔を空けて屈曲した筒形状の屈曲部が形成され、この屈曲部の先端部が、第1の環状磁石の内周縁部のうちプレート側の角部近傍より、プレート側に規定間隔を空けて位置するように配置されているので、磁気回路内に無駄なスペースが生じることなく、磁気回路のスペース効率を向上させることができる。またいわゆるロングプレートを採用した場合であっても、磁気回路の磁気ギャップ内に高磁束密度を実現することができる。
また、本発明の他の一実施形態に係るスピーカ装置は、スピーカ装置の略中央部に立設するセンターポール及び当該センターポールの基端部から径方向外側に向かって広がるボトムヨークが一体成形されたヨークと、センターポールと同軸状にボトムヨーク上に形成された環状の磁石と、磁石の上に配置された環状のプレートと、を含む磁気回路を有する。このセンターポールとヨーク間の磁気ギャップに、振動板が固定されたボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが、センターポールの中心軸方向に振動自在に支持されている。上記プレートは、磁石に対向する面を備えた径方向断面矩形状部から、磁石の内周側面とセンターポール間に向けて、磁石の内周側面と規定間隔を空けて屈曲した筒形状の屈曲部が形成されている。また、プレートの屈曲部のうち磁気ギャップに対向する部分が、ボイスコイルの巻幅より中心軸方向に沿って長く形成されている。この際、屈曲部のうち磁気ギャップに対向する部分及びセンターポールの外周側面部の一方又は両方に、非磁性体からなるショートリングが形成されている。
上記構成のスピーカ装置では、屈曲部のうち磁気ギャップに対向する部分及びセンターポールの外周側面部の一方又は両方に、非磁性体からなるショートリングが形成されているので、いわゆるロングプレートを採用した場合であっても、ショートリングにより、交流磁束による歪を低減することができ、再生音の歪を低減することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るスピーカ装置を説明する。
[第1実施形態]
図2は、本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置を説明するための断面図である。図3は、図2に示したスピーカ装置のセンターポール付近の拡大図である。図2,3に示すように、本実施形態に係るスピーカ装置100は、スピーカ装置100の略中央部に立設するセンターポール1及び当該センターポール1の基端部1Aから径方向外側に向かって広がるボトムヨーク2が一体成形されたヨーク3と、センターポール1の周囲に同軸状に形成された永久磁石である環状の磁石4と、センターポール1の周囲に同軸状に形成され、磁石4上に配設された外径側磁束印加部を構成するトッププレート5とを有する。ヨーク3、磁石4、およびセンターポール1は、磁束101を発生させる磁気回路102を形成する。図2には、磁束101の図中左側部分のみを示している。またセンターポール1のうちトッププレート5に対向する部分が内径側磁束印加部に相当している。この磁気回路102は、センターポール1の外周面部1aと、トッププレート5の内周面5cとの間に磁気ギャップgを形成する。本実施形態に係るトッププレート5は、第1のピース51、および第2のピース52を有する。また本実施形態に係る磁石4は、第1の磁石41、および第2の磁石42を有する。各構成要素の詳細については後述する。ここで磁石4は本発明に係る磁石の一実施形態に相当する。トッププレート5は本発明に係るプレートの一実施形態に相当する。
また図2,3に示すように、スピーカ装置100は、磁気ギャップg内に、ボイスコイルボビン6に巻装されたボイスコイル7が配置されている。このボイスコイルボビン6は、例えばスパイダ等のダンパ部材8により、軸方向(センターポール1の中心軸方向(z軸方向))に沿って振動自在にフレーム9に支持されている。またボイスコイルボビン6の上端部近傍には、振動板10の中央部が固定されている。振動板10の外周縁部はエッジ12を介して、フレーム9内周部に接続されている。またトッププレート5の振動板10側には、トッププレート5を固定するとともにトッププレート5の熱を逃がす放熱部材11が配設されている。
ヨーク3は、スピーカ装置100の中央部に配設されている。本実施形態に係るヨーク3は、例えば鉄等の磁性体によって形成されている。またヨーク3は、上述したようにスピーカ装置100の中央部に立設する円筒形状のセンターポール1と、センターポール1の、振動板10側の反対側の基端部から径方向外方に広がる径方向拡張部であるボトムヨーク2とが一体成形されている。ボトムヨーク2の外周部の振動板側面には、磁石4を載置するための平坦部2aが形成されている。この平坦部2a上には、半径方向断面矩形状で環状の磁石4が、センターポール1と同心軸状に載置されている。この磁石4の更に振動板側にはトッププレート5が同じくセンターポール1と同心軸状に載置されている。
本実施形態に係る磁石4は、上述したように第1の磁石41、および第2の磁石42を有する。第1の磁石41と第2の磁石42は磁気モーメントの方向が等しくなるように重ねて配置される。第1の磁石41は本発明に係る第1の環状磁石の一実施形態に相当し、第2の磁石42は本発明に係る第2の環状磁石の一実施形態に相当する。第1の磁石41の内径r411は、第2の磁石42の内径r421よりも大きい。また本実施形態では第1の磁石41の外径412と、第2の磁石42の外径413は略同じ長さに設定されている。つまりセンターポール1の外周面部1aと、第1の磁石41の内周面41cとの間の距離r1より、センターポール1の外周面部1aと第2の磁石42の内周側面42cとの間の距離r2が長い。また、本実施形態に係る第1の磁石41の軸方向(図中z軸方向)に沿った長さL41は、第2の磁石42の軸方向に沿った長さL42と略同じ長さに設定されている。
トッププレート5は、例えば鉄等の磁性体材料により構成される。トッププレート5は、第2の磁石42に対向する面51Aを備えた径方向断面矩形状部501から、第2の磁石42の内周側面42cとセンターポール1間に向けて、第2の磁石42の内周側面42cと規定間隔g42を空けて屈曲した筒形状の屈曲部502が形成されている。そしてトッププレート5の屈曲部502のうち磁気ギャップgに対向する部分(内周面5c)が、ボイスコイル7の巻幅w7より中心軸c方向に沿って長い幅L1に形成されている。この幅L1は、ボイスコイルボビン6の振動範囲と略同じ又はそれより大きく設定されている。
この屈曲部502の先端部521が、第1の磁石41の内周縁部41dのうちプレート側の角部41e近傍より、プレート側に規定間隔g45を空けて位置するように配置されている。
図4は、図2,3に示したスピーカ装置100のトッププレートを説明するための図であり、図4(a)はプレートの分解斜視図、図4(b)は組立後のプレートを説明するための斜視図である。本実施形態では、トッププレート5は、図2〜図4(a),(b)に示すように、第1のピース51、および第2のピース52を有し、それぞれを組合わせることにより、上記形状のトッププレート5を形成する。以下各構成要素を説明する。
第1のピース51は、中央部に大径の貫通孔部51Bを備え、薄板リング形状に形成されている。また第1のピース51は、第2の磁石42に対向する面51Aが形成されている。また第1のピース51は半径方向断面形状が細長矩形状に形成され、軸方向に均一な厚さL2を保ちながら径方向に延びる円板である。詳細には第1のピース51は、半径方向断面形状において、軸方向寸法L2より径方向寸法W2が大きい断面形状を成している。
第2のピース52は、軸方向に延びる円筒状部522および係合部523を有する。詳細には円筒状部522は、大径の薄肉円筒形を成し、半径方向断面形状が細長矩形で、径方向に均一な厚さW1を保ちながら軸方向に延びる円筒である。図3に示すように、第2のピース52は内周面5cに磁気ギャップgに対向する磁気ギャップ対向面5fを形成しており、半径方向断面形状において、この磁気ギャップ対向面5fの軸方向寸法L1が、径方向寸法W1より大きい断面形状を成している。係合部523は、円筒状部522の側面(外周面)から第1のピース51側に屈曲し、全周にわたって突出した形状に形成されており、図4(a),(b)に示すように、組立時に第1のピース51と係合する。
第1のピース51の貫通孔部51Bの内周面と振動板側大面積面51Cとが形成する内周部振動板10側の断面直角となる角部51Dは、第2のピース52の係合部523と係合する第1のピース51側の係合部を構成してる。両係合部は図4(b)に示すように、互いに組み合って相互間の位置決めをする。この角部51Dにおいて、第1のピース51は、内周部の側開放側面を第2のピース52の係合部523の裏面に密着(軸方向に密着)させ、また内周面を第2のピース52の外周面に密着(径方向)に密着させている。ここで第2のピース52が第1のピース51に対して、軸方向振動板側に延出する第1の長さL3は、振動板10と反対側に延出する第2の長さL4よりも短く設定されている。
なお、図2〜4に示すように、本実施形態の第1のピース51と第2のピース52は、内周部の側開放側面を第1のピース51の係合部523の裏面に密着(軸方向に密着)させ、また内周面を第2のピース52の外周面に密着(径方向に密着)させているが、一般に、円筒状の2つの部材を径方向に密着させる加工は難しい。そして第1のピース51、第2のピース52とは必ずしも径方向に密着しなくともよい。磁気的に接合されていればよい。第1のピース51と第2のピース52との接合面は、磁路を狭くすることがないように、磁気的に十分に大きな面をもって接合されることが好ましい。このため本実施形態のように、軸方向接触面と径方向接触面の両方の接触面が密着した状態で接合されるか、あるいは、両者の間に若干の間隙が生じる場合には、この間隙が磁性材料に等により、埋められることが好ましい。
ここで磁気的に接合とは、ある部材が他の部材に対して磁束を伝達可能に接合されている状態に相当し、例えば磁性を有する接着材の層を介して接続されているような直接接触していない状態も含む。
第1のピース51と、第2のピース52とは、第1のピース51の外周面と第2のピース51の内周面との間に塗布された図示しない接着剤にて接着されている。磁石4に直接載置された第1のピース51は、例えば接着剤にて磁石4に接着されている。トッププレート5のさらに振動板10側には、熱伝導性がよく、かつアルミニウム等の非磁性体材料により作製された放熱部材11が配置されている。放熱部材11は、磁気回路を乱すことがないよう非磁性体であることが好ましい。
放熱部材11は、フレーム9の内側の一部が第2のピース5bの開放側端面まで延びて形成され、先端に形成された端面接触部11aが第2のピース5bの開放側端面に面接触している。この面接触部11aには、軸方向に貫通孔が穿孔されていて、また対応する位置の第2のピース52にはネジ穴が螺刻されており、放熱部材11はネジ穴に挿入されたボルト14を第2のピース52に締着されて固定されている。放熱部材11は、トッププレート5の熱を放熱する放熱手段であるとともに、トッププレート5を磁石4上に固定する固定手段である。
センターポール1の外周面1aと、トッププレート5の内周面5cの間には、径方向に所定の距離離れて形成された磁気ギャップgが全周にわたって形成されている。この磁気ギャップgは、センターポール1の外周面にわたって形成されている。この磁気ギャップgは、センターポール1の外周面に沿って軸線方向に延びるように形成されている。つまり、磁気ギャップgは円筒状に形成されている。この磁気ギャップg内に、薄肉長尺円筒状のボイスコイルボビン6の磁気ギャップgに対応する位置の外周面に、ボイスコイル7が巻回されている。ボイスコイルボビン6は、ダンパ部材であるスパイダ8によってフレーム9から支持されている。
これによりボイスコイル7は、磁気ギャップg内でセンターポール1の軸線方向に振動可能とされている。ボイスコイルボビン6の他方の端部には、いわゆるコーン形状の振動板10の小径側端が連結されている。フレーム9はテーパ状に広がる円筒形状をなしており、底側縁部には、周方向等間隔にボルトが貫通するネジ孔が螺刻されている。そしてヨーク3を裏面から支持する固定板がボルトにてフレーム9に固定されている。
また図2に示すように、センターポール1上には、ボイスコイルボビン6の内側に、センターポール1と略同径のセンターピース15がボルト16にて固定されている。
上記構成のスピーカ装置100は、不図示の端子部を介して信号電流が、ボイスコイル7に入力されると、ボイスコイル7で発生した電磁力により、磁石4の磁束との関連でボイスコイルボビン6を軸方向(z軸方向)に沿って移動させる。ボイスコイルボビン6の移動は、振動板10の振動として伝播され、外部に音響として出力される。
この際、スピーカ装置100は、ボイスコイル7の巻幅W7より、第2のピース52の内周面5cが大きく形成されたトッププレート5(いわゆるロングプレート)を備えるので、磁気ギャップg間に広範囲に渡って等磁束密度分布を形成することができる。また、第1の磁石41および第2の磁石42を設けたので、従来の1個の環状磁石よりも磁力を強くすることができ、ロングプレートを採用した場合の磁束密度の低減を防止することができる。
また、スピーカ装置100は、ボトムヨーク2上に配置された第1の内径r411の第1の磁石41と、当該第1の磁石41上に配置された、第1の内径r411よりも大きい第2の内径r421の第2の磁石42とを配置し、プレート5が第2の磁石42に対向する面51Aを備えた径方向断面矩形状部501から、第2の磁石42の内周側面42cとセンターポール1間に向けて、第2の磁石42の内周側面42cと規定間隔g42を空けて屈曲した筒形状の屈曲部502が形成され、この屈曲部502の先端部521が、第1の磁石41の内周縁部41dのうちプレート側の角部41e近傍より、プレート側に規定間隔g45を空けて位置するように配置されているので、ロングプレートを採用した場合であっても、磁気回路内に無駄なスペースが生じることなく、磁気回路のスペース効率を向上させることができる。
[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態に係るスピーカ装置100aを説明するための断面図である。第1実施形態と同じ構成、及び作用・効果についは説明を省略する。
一般的なスピーカ装置では、例えば高周波成分を含む信号電流がボイスコイル7に入力された場合、ボイスコイル7から信号電流の高周波成分、例えば約100Hz以上の高い周波数成分が入力されると交流磁束が生じる。この交流磁束は、磁気ギャップ部Gの近傍、詳細には磁気ギャップ部Gの近傍のセンターポール1やトッププレート5に集中して分布する。一般的に上記センターポール1やトッププレート5を構成する材料は、磁気特性として、ヒステリシスループ(マイナーループ)等の非直線性を有する。このため交流磁束により生じる渦電流がマイナーループによる影響を受けて、ボイスコイルに流れる電流に歪が生じ、再生音が歪んでしまう。特に、上記構成のロングプレートを備えるスピーカでは、交流磁束による歪が比較的大きい。
このため本実施形態に係るスピーカ装置100aは、図5に示すように、トッププレート5の屈曲部502のうち磁気ギャップgに対向する部分(内周面5c)及びセンターポール1の外周面部1aの一方又は両方に、非磁性体かつ導電体からなるショートリングが形成されている。本実施形態ではその両方に非磁性体からなるショートリングを設けることにより、交流磁束による歪を低減する。
詳細には、スピーカ装置100aは、図5に示すように、トッププレート5の屈曲部502のうち磁気ギャップgに対向する部分(内周面5c)に、アルミや銅等の各種非磁性体からなるショートリング17を備え、センターポール1の外周面部1aの両方に非磁性体からなるキャップ(ショートリング)18を備える。以下各構成要素を図面を参照しながら説明する。
ショートリング17は、図5に示すように、筒形状部171と屈曲部172とを有する。筒形状部171は筒形状に形成され、屈曲部502のうち磁気ギャップgに対向する部分(内周面5c)に沿って形成されている。筒形状部171の下端部171aが、屈曲部502の略先端部521に位置するように形成されている。屈曲部172は、ショートリング17の上端部171bから径方向外側に向かって屈曲形成されている。つまりショートリング17は断面逆L字形状を成す。またショートリング17は、トッププレート5に電気的に接続されている。
キャップ18は、図5に示すように、筒形状部181と屈曲部182とを有する。筒形状部181は筒形状に形成され、センターポール1の外周面部1aに沿って配置され、下端部181aが、トッププレート5の先端部521と対向する位置の近傍に位置する。屈曲部182は、上端部181aから中心軸側に向かって屈曲形成されている。つまりキャップ18は断面逆L字形状を成す。またキャップ18はセンターポール1に電気的に接続されている。
このショートリング17,キャップ18は、ボイスコイル7の2次巻線として機能し、これをトッププレート5やセンターポール1に配置させることにより、ボイスコイル7のインダクタンスを低減させて、例えば第2次,3次,…等の高次高調波歪みを低減する。詳細にはセンターポール1やトッププレート5を構成する磁性材料に、磁気特性の非直線性があった場合でも、インダクタンスの変化量が小さくなり、歪みを低減することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るスピーカ装置100aは、トッププレート5の屈曲部502のうち磁気ギャップgに対向する部分(内周面5c)及びセンターポール1の外周面部1aの一方又は両方に、非磁性体かつ導電体からなるショートリングを有するので、ボイスコイルに流れる電流の歪を低減し、再生音の歪を低減することができる。
また、スピーカ装置100aは、ロングプレートを採用し、かつ銅製ショートリング17や銅製キャップ18を採用している。さらに、第1実施形態と同様に、内径の異なる2段重ねの第1の磁石41,第2の磁石42を採用しているので、限られた寸法制約の中で最大限にマグネット容量を得ることができ、かつ磁気ギャップg内に十分な磁束密度Bgを確保することができる。
[スピーカの振動系部分の振幅量の比較]
本願発明者は、本発明の一実施形態に係るスピーカの性能を確認するために、比較対象の従来のスピーカ装置と、本発明に係るスピーカ装置100aの振動板の振幅量周波数特性を測定して、比較を行った。
比較対象の従来のスピーカは、例えばプレートの厚さがボイスコイルの巻き数より小さく、かつその磁束分布に対し、ボイスコイルの巻き幅が中心になく、磁束分布がプレートの軸方向に沿って外側で上下非対称に形成されている。
図6は、本発明の一実施形態に係るピーカ装置と比較対象の従来のスピーカ装置の振幅量の周波数特性を説明するための図である。図6(a)は本発明の第2実施形態に係るスピーカ装置の振動板の基準位置からの振幅量を示す図である。図6(b)は比較対象の従来のスピーカ装置の振動板の基準位置からの振幅量を示す図である。横軸は周波数を示し、縦軸は振幅量を示し、実線は基準位置(規定位置)から上方側(前面側)への振幅量(上振幅量)を示し、破線は基準位置(規定位置)から下方(後方側)への振幅量(下振幅量)を示す。
従来のスピーカ装置は、例えば図6(b)に示すように、上振幅量が周波数20Hzから50Hzまで略一定の振幅量であり、周波数50Hzから400Hzにかけて急激に減少している。下振幅量は、周波数20Hzから50Hzまで略一定の振幅量であり、上振幅量よりも小さく、周波数50Hzから400Hzにかけて急激に減少している。
一方、本発明の一実施形態に係るスピーカ装置は、図6(a)に示すように、上振幅量と下振幅量との差が、従来のスピーカ装置と比べて小さい。
上述したように本発明に係るスピーカ装置100aでは、従来のスピーカが上振幅量と下振幅量が比較的大きく異なるのと比べて、上振幅量と下振幅量が略等しく、基準位置(規定位置)から略対称に振動することを確認することができた。つまり本発明に係るスピーカ装置100aは、従来のスピーカと比べて歪みが低減されていることを確認することができた。
[スピーカの各種周波数特性の比較]
また本願発明者は、本発明の第2実施形態に係るスピーカの性能を確認するために、各種性能の周波数特性を測定した。詳細には比較のために第2実施形態に係るスピーカ装置100aと、第1実施形態に係る銅キャップや銅ショートリングを備えていないスピーカ装置100について各種周波数測定を行い、比較した。
図7は、スピーカ装置の音響周波数特性を示す。図7(a)は従来のスピーカ装置の音響周波数特性を示し、図7(b)は本発明に係るスピーカ装置の周波数特性を示す。実線は、音圧周波数特性を示し、破線は、第2次高調波歪みの周波数特性を示し、1点鎖線は、第3次高調波歪みの周波数特性を示し、2点鎖線は、インピーダンスカーブを示す。図7(a),(b)において、歪み量(第2次高調波歪み、第3次高調波歪み)は、30dBかさ上げして図示している。例えば具体的には図7(a)に示すように、周波数50Hzでの第2高調波歪みは実際は69dBである。
図7(a),(b)に示すように、スピーカ装置100aでは、実線にて示す音圧レベルp1が、周波数2000〜5000Hz付近にて、スピーカ装置100の音圧レベルp1bと比べて大きい。またスピーカ装置100aでは、破線にて示す第2次高調波歪みp2は、周波数170Hz付近にあるピークが、スピーカ装置100の第2次高調波歪みp2bと比べて大幅に低減している。またスピーカ装置100aでは、1点鎖線にて示す第3高調波歪みp3は、周波数100〜2000Hz付近の歪みレベルが、スピーカ装置100の第3高調波歪みp3bと比べて大幅に減少している。またスピーカ装置100aでは、2点鎖線にて示すインピーダンスp4が、周波数500Hzから40kHz付近のレベルが、スピーカ装置100のインピーダンスp4bと比べて大幅に減少している。
以上説明したように、第2実施形態に係るスピーカ装置100aでは、ショートリング17、キャップ18を有するので、第2次高調波歪みや第3高調波歪みが、第1実施形態に係るスピーカ装置100のそれと比べて、低減していることを確認することができた。
なお、本発明は上述した実施形態に限られるものではない。例えば、上述した本発明に係る実施形態を組み合わせてもよい。
また、上述した実施形態では、トッププレート5として、第1のピース51と、第2のピース52とを組合わせた形態を採用したが、この形態に限られるものではない。例えばスピーカ装置100bが、図8に示すように、第1のピース51と第2のピース52とが一体成形されたトッププレート5bを採用したとしてもよい。
また、上述した実施形態では、トッププレート5の第2のピース52は、円筒状部522と係合部523を備えていたが、この形態に限られるものではない。例えば、円筒状部522のみで係合部523がなくてもよい。
また上述した実施形態では、内径の異なる2つの磁石41,42が重ねて配置された磁石4、ヨーク3、及びトッププレート5を備えた磁気回路を採用したが、この際、第1の磁石41の内周部から、その内周部に対して近接するトッププレート5の第2のピース54の先端部を介して、トッププレート5、磁石4に至る磁気的閉回路が形成されて、センターポール1とトッププレート5間の磁束の大きさが低下する場合があるので、この点を考慮して、磁石41,42、トッププレート5、センターポール1等の位置関係や形状等を最適に設定することで、センターポール1とトッププレート5間の磁束を、より大きくすることができる。
以上説明したように、スピーカ装置100は、スピーカ装置100の略中央部に立設するセンターポール1及び当該センターポール1の基端部から径方向外側に向かって広がるボトムヨーク2が一体成形されたヨーク3と、センターポール1と同軸状にボトムヨーク2上に形成された環状の磁石4と、磁石4の上に配置された環状のトッププレート5と、を含む磁気回路102を有する。このセンターポール1とヨーク3間の磁気ギャップgに、振動板10が固定されたボイスコイルボビン6に巻装されたボイスコイル7が、センターポール1の中心軸方向に振動自在に支持されている。また、スピーカ装置100は、ボトムヨーク2上に配置された第1の内径r411の第1の磁石41と、当該第1の磁石41上に配置された、第1の内径r411よりも大きい第2の内径r421の第2の磁石42とを配置し、プレート5が第2の磁石42に対向する面51Aを備えた径方向断面矩形状部501から、第2の磁石42の内周側面42cとセンターポール1間に向けて、第2の磁石42の内周側面42cと規定間隔g42を空けて屈曲した筒形状の屈曲部502が形成され、この屈曲部502の先端部521が、第1の磁石41の内周縁部41dのうちプレート側の角部41e近傍より、プレート側に規定間隔g45を空けて位置するように配置されているので、ロングプレートを採用した場合であっても、磁気回路内に無駄なスペースが生じることなく、磁気回路のスペース効率を向上させることができる。またいわゆるロングプレートを採用した場合であっても、磁気回路の磁気ギャップ内に高磁束密度を実現することができる。
また、上記スピーカ装置100aは、トッププレート5の屈曲部502のうち磁気ギャップgに対向する部分(内周面5c)及びセンターポール1の外周面部1aの一方又は両方に、非磁性体かつ導電体からなるショートリングを有するので、ボイスコイルに流れる電流の歪を低減し、再生音の歪を低減することができる。またスピーカ装置100aは、ロングプレートを採用し、かつ銅製ショートリング17や銅製キャップ18を採用している。さらに、第1実施形態と同様に、内径の異なる2段重ねの第1の磁石41,第2の磁石42を採用しているので、限られた寸法制約の中で最大限にマグネット容量を得ることができ、かつ磁気ギャップg内に十分な磁束密度Bgを確保することができる。
従来のロングプレートを備えるスピーカ装置の一具体例を説明するための半断面図である。 本発明の第1実施形態に係るスピーカ装置を説明するための断面図である。 図2に示したスピーカ装置のセンターポール付近の拡大図である。 図2,3に示したスピーカ装置100のトッププレートを説明するための図であり、(a)はプレートの分解斜視図、(b)は組立後のプレートを説明するための斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るスピーカ装置100aを説明するための断面図である。 本発明の一実施形態に係るピーカ装置と比較対象の従来のスピーカ装置の振幅量の周波数特性を説明するための図である。(a)は本発明の第2実施形態に係るスピーカ装置の振動板の基準位置からの振幅量を示す図である。(b)は比較対象の従来のスピーカ装置の振動板の基準位置からの振幅量を示す図である。 スピーカ装置の音響周波数特性を示す。(a)は従来のスピーカ装置の音響周波数特性を示し、(b)は本発明に係るスピーカ装置の周波数特性を示す。 本発明の他の実施形態に係るスピーカ装置100bを説明するための断面図である。
符号の説明
1 センターポール
2 ボトムヨーク
3 ヨーク
4 磁石
5 トッププレート
6 ボイスコイルボビン
7 ボイスコイル
8 ダンパ部材
9 フレーム
10 振動板
11 放熱部材
12 エッジ
41 第1の磁石(第1の環状磁石)
42 第2の磁石(第2の環状磁石)
51 第1のピース
51 第2のピース
100,100a,100b スピーカ装置
101 磁束
102 磁気回路
171 筒形状部
172 屈曲部
181 筒形状部
182 屈曲部
501 径方向断面矩形状部
502 屈曲部
521 先端部
522 円筒状部
523 係合部

Claims (5)

  1. スピーカ装置の略中央部に立設するセンターポール及び当該センターポールの基端部から径方向外側に向かって広がるボトムヨークが一体成形されたヨークと、前記センターポールと同軸状に前記ボトムヨーク上に形成された環状の磁石と、前記磁石の上に配置された環状のプレートと、を含む磁気回路を有し、前記センターポールと前記ヨーク間の磁気ギャップに、振動板が固定されたボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが、前記センターポールの中心軸方向に振動自在に支持されているスピーカ装置であって、
    前記磁石は、前記ボトムヨーク上に配置された第1の内径の第1の環状磁石と、当該第1の環状磁石上に配置された、前記第1の内径よりも大きい第2の内径の第2の環状磁石とを含み、
    前記プレートは、前記第2の環状磁石に対向する面を備えた径方向断面矩形状部から、前記第2の環状磁石の内周側面と前記センターポール間に向けて、前記第2の環状磁石の内周側面と規定間隔を空けて屈曲した筒形状の屈曲部が形成され、
    前記プレートの屈曲部のうち磁気ギャップに対向する部分が、前記ボイスコイルの巻幅より、前記中心軸方向に沿って長く形成され、
    前記屈曲部の先端部が、前記第1の環状磁石の内周縁部のうち前記プレート側の角部近傍より、プレート側に規定間隔を空けて位置するように配置されていることを特徴とするスピーカ装置。
  2. スピーカ装置の略中央部に立設するセンターポール及び当該センターポールの基端部から径方向外側に向かって広がるボトムヨークが一体成形されたヨークと、前記センターポールと同軸状に前記ボトムヨーク上に形成された環状の磁石と、前記磁石の上に配置された環状のプレートと、を含む磁気回路を有し、前記センターポールと前記ヨーク間の磁気ギャップに、振動板が固定されたボイスコイルボビンに巻装されたボイスコイルが、前記センターポールの中心軸方向に振動自在に支持されているスピーカ装置であって、
    前記プレートは、前記磁石に対向する面を備えた径方向断面矩形状部から、前記磁石の内周側面と前記センターポール間に向けて、前記磁石の内周側面と規定間隔を空けて屈曲した筒形状の屈曲部が形成され、
    前記プレートの屈曲部のうち磁気ギャップに対向する部分が、前記ボイスコイルの巻幅より、前記中心軸方向に沿って長く形成され、
    前記屈曲部のうち前記磁気ギャップに対向する部分及び前記センターポールの外周面部の一方又は両方に、非磁性体かつ導電体からなるショートリングが形成されていることを特徴とするスピーカ装置。
  3. 前記ショートリングは、アルミ製または銅製であることを特徴とする請求項2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記磁石は、前記ボトムヨーク上に配置された第1の内径の第1の環状磁石と、当該第1の環状磁石上に配置された、前記第1の内径よりも大きい第2の内径の第2の環状磁石とを含み、
    前記プレートは、前記第2の環状磁石に対向する面を備えた径方向断面矩形状部から、前記第2の環状磁石の内周側面と前記センターポール間に向けて、前記第2の環状磁石の内周側面と規定間隔を空けて屈曲した筒形状の屈曲部が形成され、
    前記屈曲部の先端部が、前記第1の環状磁石の内周縁部のうち前記プレート側の角部近傍より、プレート側に規定間隔を空けて位置するように配置されていることを特徴とする請求項2に記載のスピーカ装置。
  5. 前記プレートは、前記第2の環状磁石に対向する面を備える薄板リング形状の第1のピースと、
    前記第1のピースの内周に嵌合し、前記第1のピースの前記中心軸方向に沿った厚みよりも長い、前記磁気ギャップに対向する内周側面部を備える筒形状の第2のピースと
    を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一に記載のスピーカ装置。
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