JPH07170597A - スピーカ - Google Patents
スピーカInfo
- Publication number
- JPH07170597A JPH07170597A JP31493893A JP31493893A JPH07170597A JP H07170597 A JPH07170597 A JP H07170597A JP 31493893 A JP31493893 A JP 31493893A JP 31493893 A JP31493893 A JP 31493893A JP H07170597 A JPH07170597 A JP H07170597A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top plate
- magnetic
- magnetic gap
- flux density
- voice coil
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スピーカ磁気回路の磁気ギャップ部におい
て、磁束密度の大きさを広範囲で均一に保ち、磁束密度
分布の非対称性による歪を低減すると共に、ボイスコイ
ルに電流が流れることにより発生する渦電流をショート
し、電流歪を低減するためのショートリングの配置を磁
束密度の大きさを犠牲にすることなく可能にしたスピー
カを提供する。 【構成】 トッププレート1aをL字形形状にし、スピ
ーカ磁気回路の磁気ギャップ部のギャップ寸法Wgを形
成するトッププレート1aの内径をφ63mmとし、ギ
ャップ寸法Wg’を形成するトッププレート1aの内径
をφ63.4mmとする。そして、トッププレート1a
の内径φ63.4mmの部分の内側には、銅製のt=
0.2mmのショートリング2aが取り付けられてい
る。
て、磁束密度の大きさを広範囲で均一に保ち、磁束密度
分布の非対称性による歪を低減すると共に、ボイスコイ
ルに電流が流れることにより発生する渦電流をショート
し、電流歪を低減するためのショートリングの配置を磁
束密度の大きさを犠牲にすることなく可能にしたスピー
カを提供する。 【構成】 トッププレート1aをL字形形状にし、スピ
ーカ磁気回路の磁気ギャップ部のギャップ寸法Wgを形
成するトッププレート1aの内径をφ63mmとし、ギ
ャップ寸法Wg’を形成するトッププレート1aの内径
をφ63.4mmとする。そして、トッププレート1a
の内径φ63.4mmの部分の内側には、銅製のt=
0.2mmのショートリング2aが取り付けられてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音響再生機器などに用
いるスピーカに関するものである。
いるスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】代表的な従来例について図3を用いて説
明する。図3は従来のスピーカの半断面図であり、円盤
状の磁性体であるボトムプレート4の中央部分の円柱状
のセンターポールの上部外径にリング状のショートリン
グ2が配置されている。これは、刊行物であるスピーカ
・システム(上)(山本武夫偏著、ラジオ技術社、昭和5
2年7月15日初版発行)のP.164〜167に示さ
れているように、磁気回路の低歪化を図るためである。
すなわち、ボイスコイルに流れる電流によって発生する
渦電流をショートし、電流歪を低減するためのものであ
る。また、このボトムプレート4の上面外周縁近傍に厚
み方向に着磁されたリング状のメインマグネット3が取
り付けられ、さらに、その上部に打ち抜き加工により製
造された磁性体であるトッププレート1が取り付けら
れ、かつ、ボトムプレート4の下面外周縁近傍にメイン
マグネット3と反対方向に着磁されたリング状サブマグ
ネット5が取り付けられている。そして、トッププレー
ト1からサブマグネット5までを覆うかたちでヨークカ
バー6が取り付けられている。また、トッププレート1
の上面にはフレーム7が取り付けられ、さらに、トップ
プレート1とボトムプレート4のショートリング2付き
のセンターポール部分により構成される磁気ギャップ部
には、フレーム7に外周を固定しサスペンション9で支
持された線輪部8aをもつボイスコイル8がある。この
線輪部8aの幅は、トッププレート1の磁気ギャップ対
向部分の幅より狭くなっている。これは、一般にショー
トボイスコイル方式と呼ばれ、上記した刊行物のP.1
63に示されているように、磁気回路の低歪化を図るた
めである。すなわち、トッププレート1の肉厚をできる
限り厚くして、磁気ギャップ部内のボイスコイル8の線
輪部8aが移動する範囲に発生する磁束密度の大きさを
一定に保ち、ボイスコイル線輪部8aが受ける駆動力を
常に均一にするものである。さらに、その上部にはフレ
ーム7に外周を固定し、ボイスコイル8に内周を固定
し、その中央部にダストキャップ11を持つ振動板10
が取り付けられている構造であった。
明する。図3は従来のスピーカの半断面図であり、円盤
状の磁性体であるボトムプレート4の中央部分の円柱状
のセンターポールの上部外径にリング状のショートリン
グ2が配置されている。これは、刊行物であるスピーカ
・システム(上)(山本武夫偏著、ラジオ技術社、昭和5
2年7月15日初版発行)のP.164〜167に示さ
れているように、磁気回路の低歪化を図るためである。
すなわち、ボイスコイルに流れる電流によって発生する
渦電流をショートし、電流歪を低減するためのものであ
る。また、このボトムプレート4の上面外周縁近傍に厚
み方向に着磁されたリング状のメインマグネット3が取
り付けられ、さらに、その上部に打ち抜き加工により製
造された磁性体であるトッププレート1が取り付けら
れ、かつ、ボトムプレート4の下面外周縁近傍にメイン
マグネット3と反対方向に着磁されたリング状サブマグ
ネット5が取り付けられている。そして、トッププレー
ト1からサブマグネット5までを覆うかたちでヨークカ
バー6が取り付けられている。また、トッププレート1
の上面にはフレーム7が取り付けられ、さらに、トップ
プレート1とボトムプレート4のショートリング2付き
のセンターポール部分により構成される磁気ギャップ部
には、フレーム7に外周を固定しサスペンション9で支
持された線輪部8aをもつボイスコイル8がある。この
線輪部8aの幅は、トッププレート1の磁気ギャップ対
向部分の幅より狭くなっている。これは、一般にショー
トボイスコイル方式と呼ばれ、上記した刊行物のP.1
63に示されているように、磁気回路の低歪化を図るた
めである。すなわち、トッププレート1の肉厚をできる
限り厚くして、磁気ギャップ部内のボイスコイル8の線
輪部8aが移動する範囲に発生する磁束密度の大きさを
一定に保ち、ボイスコイル線輪部8aが受ける駆動力を
常に均一にするものである。さらに、その上部にはフレ
ーム7に外周を固定し、ボイスコイル8に内周を固定
し、その中央部にダストキャップ11を持つ振動板10
が取り付けられている構造であった。
【0003】また、図4に従来のスピーカの磁気ギャッ
プ部における磁束密度分布を示す。横軸は磁束密度の大
きさ、縦軸は測定距離を示す。磁束密度の大きさは曲線
Aで表され、トッププレート1の肉厚内においてはほぼ
均一な大きさで分布している。
プ部における磁束密度分布を示す。横軸は磁束密度の大
きさ、縦軸は測定距離を示す。磁束密度の大きさは曲線
Aで表され、トッププレート1の肉厚内においてはほぼ
均一な大きさで分布している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構造では、トッププレートの厚みを厚くするため
に、打ち抜き金型の大型化、また、トッププレートの大
型化による材料費アップ、磁気回路の大型化などの問題
があり、トッププレートの厚肉化には限界があった。そ
のため、ボイスコイルが図面上で上下に振動した時の駆
動力一定範囲を広くとろうとすると、ボイスコイルの線
輪の長さが短くなり、駆動力そのものが低下し出力音圧
が低くなる。そうしなければ、等磁束密度分布内からボ
イスコイル線輪部の移動範囲が越えてしまい、磁束密度
分布の非対称性による歪の増大などの問題が発生してい
た。
来の構造では、トッププレートの厚みを厚くするため
に、打ち抜き金型の大型化、また、トッププレートの大
型化による材料費アップ、磁気回路の大型化などの問題
があり、トッププレートの厚肉化には限界があった。そ
のため、ボイスコイルが図面上で上下に振動した時の駆
動力一定範囲を広くとろうとすると、ボイスコイルの線
輪の長さが短くなり、駆動力そのものが低下し出力音圧
が低くなる。そうしなければ、等磁束密度分布内からボ
イスコイル線輪部の移動範囲が越えてしまい、磁束密度
分布の非対称性による歪の増大などの問題が発生してい
た。
【0005】さらに、ボイスコイル電流が流れることに
より発生する渦電流をショートするためのショートリン
グを配置するために、センターポールの外径をショート
リングの厚み分だけ小さくする必要性があった。このた
め、磁気ギャップの幅が広くなり、磁束密度がショート
リングの厚み分小さくなり、その結果、音圧が低下する
という問題が発生していた。
より発生する渦電流をショートするためのショートリン
グを配置するために、センターポールの外径をショート
リングの厚み分だけ小さくする必要性があった。このた
め、磁気ギャップの幅が広くなり、磁束密度がショート
リングの厚み分小さくなり、その結果、音圧が低下する
という問題が発生していた。
【0006】本発明はこのような従来の課題を解決し、
トッププレートの大型化による材料費アップを抑え、安
価に高能率で低歪なスピーカを提供することを目的とす
る。
トッププレートの大型化による材料費アップを抑え、安
価に高能率で低歪なスピーカを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のスピーカは、マグネット貼り合わせ部分の肉
厚に関係なく磁気ギャップ部に対向している部分の幅が
広く、かつ、対向部の肉厚をマグネット貼り合わせ部分
の肉厚より薄くした一体型折曲断面形状であり、さら
に、ギャップ対向部分のうち折曲先端部付近より折曲根
元部付近の磁気ギャップ幅が広くなっているトッププレ
ートをもち、この部分にショートリングが配置されてい
る磁気回路を具備し、かつ、トッププレートの磁気ギャ
ップ部に対向する部分の幅より狭い巻幅のボイスコイル
を磁気ギャップ部内に配置した構成とする。
に本発明のスピーカは、マグネット貼り合わせ部分の肉
厚に関係なく磁気ギャップ部に対向している部分の幅が
広く、かつ、対向部の肉厚をマグネット貼り合わせ部分
の肉厚より薄くした一体型折曲断面形状であり、さら
に、ギャップ対向部分のうち折曲先端部付近より折曲根
元部付近の磁気ギャップ幅が広くなっているトッププレ
ートをもち、この部分にショートリングが配置されてい
る磁気回路を具備し、かつ、トッププレートの磁気ギャ
ップ部に対向する部分の幅より狭い巻幅のボイスコイル
を磁気ギャップ部内に配置した構成とする。
【0008】
【作用】上記の構成により、本発明によれば、マグネッ
ト貼り合わせ部分の肉厚に関係なく、磁気ギャップ部に
対向している部分の幅を広くしているので、広範囲に渡
って等磁束密度分布を保ちながらもトッププレートの材
料の無駄をなくし、大幅な材料費の削減が可能になる。
また、磁気ギャップ部に対向する部分の肉厚を薄くして
いるので、使用マグネットの内径の制約が緩和されマグ
ネット選択の自由度が増す。すなわち、この部分の肉厚
を十分に確保するためマグネット内径を少しだけ大きく
すると必然的にマグネットサイズが大幅に大型化すると
いう弊害が起こらず、磁気回路の小型化が実現できる。
ト貼り合わせ部分の肉厚に関係なく、磁気ギャップ部に
対向している部分の幅を広くしているので、広範囲に渡
って等磁束密度分布を保ちながらもトッププレートの材
料の無駄をなくし、大幅な材料費の削減が可能になる。
また、磁気ギャップ部に対向する部分の肉厚を薄くして
いるので、使用マグネットの内径の制約が緩和されマグ
ネット選択の自由度が増す。すなわち、この部分の肉厚
を十分に確保するためマグネット内径を少しだけ大きく
すると必然的にマグネットサイズが大幅に大型化すると
いう弊害が起こらず、磁気回路の小型化が実現できる。
【0009】また、トッププレートの磁気ギャップ対向
部分のうち、折曲先端部付近より折曲根元部付近の磁気
ギャップ幅を広くしているので、磁束密度の大きさが磁
気ギャップ内で均一になる。
部分のうち、折曲先端部付近より折曲根元部付近の磁気
ギャップ幅を広くしているので、磁束密度の大きさが磁
気ギャップ内で均一になる。
【0010】さらに、この磁気ギャップを広くしている
部分にショートリングを配置しているので、センターポ
ールの内径を小さくすることなく、ボイスコイルに電流
が流れることにより発生する渦電流をショートすること
が可能になる。
部分にショートリングを配置しているので、センターポ
ールの内径を小さくすることなく、ボイスコイルに電流
が流れることにより発生する渦電流をショートすること
が可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明における口径27cm
のスピーカの半断面図であり、外径φ135mm,厚み
t=8mmの円盤状ボトムプレート4の上面外周縁近傍
に厚み方向に着磁された外径φ156mm,内径φ80
mm,厚みt=20mmのリング状のメインマグネット
3が取り付けられ、さらに、その上部に鍛造法により製
造され、マグネット貼り合わせ部分の肉厚t=10m
m、磁気ギャップ対向部の幅Wp=22mm、その部分
の肉厚tp=7.5mm、ギャップ対向部分のうち肉厚
tp=7.5mmの部分の内径はφ63mm(ギャップ
寸法:Wg)、 それ以外の部分の内径はφ63.4mm
(ギャップ寸法:Wg’)、外径φ165mmの一体型
折曲リング状トッププレート1aが取り付けられてい
る。ここで、ギャップ寸法Wgを形成するトッププレー
ト1aの内径をφ63mmとし、ギャップ寸法Wg’を
形成するトッププレート1aの内径をφ63.4mmと
して0.2mmの段差を設けているのは、磁気ギャップ
部での磁束密度分布を均一にするためである。さらに、
このトッププレート1aの内径φ63.4mmの部分の
内側には、銅製のt=0.2mmのショートリング2a
が取り付けられている。このショートリング2aは、従
来例で説明したように、ボイスコイル電流が流れること
により発生する渦電流をショートするためのものであ
る。また、ボトムプレート4の下面外周縁近傍にメイン
マグネット3と反対方向に着磁された外径φ120m
m,内径φ60mm,厚みt=15mmのリング状サブ
マグネット5が取り付けられている。また、トッププレ
ート1aからサブマグネット5までを覆うかたちでヨー
クカバー6が取り付けられている。そして、トッププレ
ート1aの上面には口径27cmの亜鉛ダイキャスト製
フレーム7が取り付けられ、さらに、トッププレート1
aとボトムプレート4の上部中央のポール部分により構
成される磁気ギャップ部には、フレーム7に外周を固定
したサスペンション9で支持されたボイスコイル8があ
る。このボイスコイル8の線輪部8bの巻幅はw=14
mmであり、線輪部8bの巻幅の中心がトッププレート
1aの磁気ギャップ対向幅の中心と一致させられ配置さ
れている。さらに、その上部にはフレーム7に外周を固
定し、ボイスコイル8に内周を固定し、その中央部に外
径φ84mmのダストキャップ11を持つ振動板10が
取り付けられている構造である。
しながら説明する。図1は本発明における口径27cm
のスピーカの半断面図であり、外径φ135mm,厚み
t=8mmの円盤状ボトムプレート4の上面外周縁近傍
に厚み方向に着磁された外径φ156mm,内径φ80
mm,厚みt=20mmのリング状のメインマグネット
3が取り付けられ、さらに、その上部に鍛造法により製
造され、マグネット貼り合わせ部分の肉厚t=10m
m、磁気ギャップ対向部の幅Wp=22mm、その部分
の肉厚tp=7.5mm、ギャップ対向部分のうち肉厚
tp=7.5mmの部分の内径はφ63mm(ギャップ
寸法:Wg)、 それ以外の部分の内径はφ63.4mm
(ギャップ寸法:Wg’)、外径φ165mmの一体型
折曲リング状トッププレート1aが取り付けられてい
る。ここで、ギャップ寸法Wgを形成するトッププレー
ト1aの内径をφ63mmとし、ギャップ寸法Wg’を
形成するトッププレート1aの内径をφ63.4mmと
して0.2mmの段差を設けているのは、磁気ギャップ
部での磁束密度分布を均一にするためである。さらに、
このトッププレート1aの内径φ63.4mmの部分の
内側には、銅製のt=0.2mmのショートリング2a
が取り付けられている。このショートリング2aは、従
来例で説明したように、ボイスコイル電流が流れること
により発生する渦電流をショートするためのものであ
る。また、ボトムプレート4の下面外周縁近傍にメイン
マグネット3と反対方向に着磁された外径φ120m
m,内径φ60mm,厚みt=15mmのリング状サブ
マグネット5が取り付けられている。また、トッププレ
ート1aからサブマグネット5までを覆うかたちでヨー
クカバー6が取り付けられている。そして、トッププレ
ート1aの上面には口径27cmの亜鉛ダイキャスト製
フレーム7が取り付けられ、さらに、トッププレート1
aとボトムプレート4の上部中央のポール部分により構
成される磁気ギャップ部には、フレーム7に外周を固定
したサスペンション9で支持されたボイスコイル8があ
る。このボイスコイル8の線輪部8bの巻幅はw=14
mmであり、線輪部8bの巻幅の中心がトッププレート
1aの磁気ギャップ対向幅の中心と一致させられ配置さ
れている。さらに、その上部にはフレーム7に外周を固
定し、ボイスコイル8に内周を固定し、その中央部に外
径φ84mmのダストキャップ11を持つ振動板10が
取り付けられている構造である。
【0012】図2に本実施例による磁気ギャップ部の磁
束密度分布図を示す。図2の磁束密度分布図は図4に対
応するものであり、磁束密度の大きさは曲線Bで示され
ている。このように、トッププレート1aの磁気ギャッ
プ対向幅内の磁束密度の大きさは約20mmの範囲でほ
ぼ均一であり、約0.6800Tである。
束密度分布図を示す。図2の磁束密度分布図は図4に対
応するものであり、磁束密度の大きさは曲線Bで示され
ている。このように、トッププレート1aの磁気ギャッ
プ対向幅内の磁束密度の大きさは約20mmの範囲でほ
ぼ均一であり、約0.6800Tである。
【0013】なお、本実施例では外磁型スピーカを例に
あげたが、内磁型スピーカでもよいことはいうまでもな
いことである。
あげたが、内磁型スピーカでもよいことはいうまでもな
いことである。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明による磁気回路を
持つスピーカによれば、トッププレートの肉厚に関係な
く磁気ギャップ対向幅を広くしているので、材料費の大
幅な削減ができると共に、ボイスコイルの線輪の長さを
長くでき、かつ、等磁束密度分布の範囲内でのボイスコ
イルの移動範囲を広くすることが可能となる。
持つスピーカによれば、トッププレートの肉厚に関係な
く磁気ギャップ対向幅を広くしているので、材料費の大
幅な削減ができると共に、ボイスコイルの線輪の長さを
長くでき、かつ、等磁束密度分布の範囲内でのボイスコ
イルの移動範囲を広くすることが可能となる。
【0015】さらに、渦電流による歪を低減するための
ショートリングを、その厚み分センターポールの外径を
小さくして、磁気ギャップを広げ、磁束密度が小さくな
るという弊害なしに配置できるので、高効率、かつ、低
歪なスピーカを構成することができ、工業的価値の大な
るものである。
ショートリングを、その厚み分センターポールの外径を
小さくして、磁気ギャップを広げ、磁束密度が小さくな
るという弊害なしに配置できるので、高効率、かつ、低
歪なスピーカを構成することができ、工業的価値の大な
るものである。
【図1】本発明の一実施例を示すスピーカの半断面図
【図2】同実施例によるスピーカ磁気回路の磁束密度分
布を示す特性図
布を示す特性図
【図3】従来のスピーカの半断面図
【図4】従来のスピーカ磁気回路の磁束密度分布を示す
特性図
特性図
1a トッププレート 2a ショートリング 3 メインマグネット 4 ボトムプレート 5 サブマグネット 6 ヨークカバー 7 フレーム 8 ボイスコイル 8b ボイスコイル線輪部 9 サスペンション 10 振動板 11 ダストキャップ
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気ギャップ部に対向している部分の幅
がマグネット貼り合わせ部分の肉厚より大きく、かつ、
その部分の肉厚がマグネット貼り合わせ部分の肉厚より
薄い一体型折曲断面形状であり、さらに、ギャップ対向
部分のうち折曲先端部分より折曲根元部分の磁気ギャッ
プ幅が広くなっているトッププレートをもち、この磁気
ギャップが広くなっている部分にショートリングが配置
されている磁気回路により構成され、かつ、前記トップ
プレートの前記磁気ギャップ部に対向する部分の幅より
狭い巻幅のボイスコイルを前記磁気ギャップ部内に配置
したことを特徴とするスピーカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31493893A JPH07170597A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | スピーカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31493893A JPH07170597A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | スピーカ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07170597A true JPH07170597A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18059466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31493893A Pending JPH07170597A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | スピーカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07170597A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1395082A2 (en) * | 2002-08-28 | 2004-03-03 | Minebea Co., Ltd. | Magnetic circuit for speaker with short-circuiting ring |
JP2007174604A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Pioneer Electronic Corp | スピーカ装置 |
US7551749B2 (en) * | 2002-08-23 | 2009-06-23 | Bose Corporation | Baffle vibration reducing |
US7653209B2 (en) | 2005-03-16 | 2010-01-26 | Pioneer Corporation | Speaker apparatus |
US8180076B2 (en) | 2008-07-31 | 2012-05-15 | Bose Corporation | System and method for reducing baffle vibration |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP31493893A patent/JPH07170597A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7983436B2 (en) | 2002-08-23 | 2011-07-19 | Bose Corporation | Baffle vibration reducing |
US8396240B2 (en) | 2002-08-23 | 2013-03-12 | Bose Corporation | Baffle vibration reducing |
EP1395082A2 (en) * | 2002-08-28 | 2004-03-03 | Minebea Co., Ltd. | Magnetic circuit for speaker with short-circuiting ring |
EP1395082A3 (en) * | 2002-08-28 | 2004-06-16 | Minebea Co., Ltd. | Magnetic circuit for speaker with short-circuiting ring |
US7031489B2 (en) | 2002-08-28 | 2006-04-18 | Minebea Co., Ltd. | Magnetic circuit for speaker with short-circuiting ring |
US7653209B2 (en) | 2005-03-16 | 2010-01-26 | Pioneer Corporation | Speaker apparatus |
JP2007174604A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Pioneer Electronic Corp | スピーカ装置 |
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