JP2007173571A - 配線の固定構造及び当該配線の固定構造を備えたビルトインコンロ - Google Patents

配線の固定構造及び当該配線の固定構造を備えたビルトインコンロ Download PDF

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Abstract

【課題】固定板に固定された配線を所定の動作で容易に取り外すことができる配線の固定構造及び当該配線の固定構造を備えたビルトインコンロを提供する。
【解決手段】ビルトインコンロの支持ユニット9内では、ハーネス60の結束バンド75に設けられた係止ピン76を、パネル台30のハーネス固定片33に穿設された固定孔50に係入することで、ハーネス60をハーネス固定片33に固定できる。固定孔50には抜き出し通路51及び横抜き出し通路52が連結され、固定孔50と抜き出し通路51とが連結する部分には、係止ピン76の首部を係止する一対の係止部を備える。よって、係止ピン76の頭部を下方に付勢するだけで、係止部の隙間に係止ピン76の首部が通過するので、係止ピン76を抜き出し通路51及び横抜き出し通路52に抜き出すことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、配線の固定構造及び当該配線の固定構造を備えたビルトインコンロに関し、詳しくは、固定板に固定された配線の取り外しが容易にできる配線の固定構造及び当該配線の固定構造を備えたビルトインコンロに関する。
従来より、キッチンカウンター内に器具本体が組み込まれたビルトインコンロが知られている(例えば、特許文献1参照)。このビルトインコンロの器具本体の天板に施されたトッププレート上にはコンロが設けられ、器具本体の内部には、グリル庫内で被調理物を加熱するためのグリルが設けられている。さらに、最近では、前記のような基本的な加熱手段に加え、例えば、コンロ及びグリルによる加熱時間及び加熱温度等の加熱条件を設定できる設定パネルを器具本体の前面に備えたものが知られている。このタイプのビルトインコンロの場合、設定パネルに入力された加熱条件にしたがって、器具本体内に組み込まれたコントローラが、コンロ及びグリルに設けられたコンロバーナ及びグリルバーナの点火・消火の制御を行う。これにより、所望の加熱調理を簡単かつ正確に行うことができる。
そして、この設定パネルは、例えば、略水平に配置された略三角柱状のパネル支持体の一側面に形成され、そのパネル支持体の両端の一対の頂点部分が、器具本体の前面側に配設された支持ユニットの前面下部に軸支される。この軸支構造によって、設定パネルを使用時にだけ手前側に引き出し、不使用時には支持ユニットの内側に収納できる。さらに、支持面の上部には、パネル支持体の回動を阻止する係止片が設けられ、パネル支持体が回動して設定パネルが引き出される際には、その係止片が支持ユニットの前面中段に設けられた水平フレームに当接して係止する。これにより、パネル支持体の回動範囲が制限されるので、パネル支持体を回動させて支持ユニットから引き出した状態で保持することができる。
また、設定パネルの裏面側には、該設定パネルでの押圧操作を電気信号に変換してコントローラに出力する回路基板が設けられ、該回路基板には複数の配線が接続されている。そして、それら複数の配線はバラバラにならないように結束バンドで結束され、ハーネスとして支持ユニットの内側を配索されている。また、結束バンドには係止ピンが設けられ、該係止ピンを、支持ユニット内の底部に固定されて起立する固定板の係止孔に係入することで、支持ユニット内におけるハーネスの動きを制限している。これにより、ハーネスと回路基板との接続部分にかかる負荷が軽減されるので、回路基板の接続部分からハーネスが引っ張られて抜け落ちるのを防止できる。
特開2005−111088号公報
しかしながら、設定パネルの回路基板及びハーネス等の保守点検を行う場合、固定板に固定されたハーネスを取り外さなければならないが、一度係入した係止ピンを固定孔から引き抜くのは困難という問題点があった。この場合、治具等で係止ピンを引き抜いたり、引き抜けない場合は、結束バンドを切断して新しいものと交換する等の方法が採られていたが作業効率が悪かった。また、支持ユニットにおいて、パネル支持体の回動範囲が制限されるため、パネル支持体を外側に回動して引き出した状態では、それ以上パネル支持体を回動させることができない。よって、支持ユニットの前面から、回路基板やハーネスを保守点検することができないので、パネル支持体を支持ユニットからいちいち取り外さなければならなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、固定板に固定された配線を所定の動作で容易に取り外すことができる配線の固定構造及び当該配線の固定構造を備えたビルトインコンロを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の配線の固定構造によれば、複数の配線を結束する結束部材に設けられた係止部材を、固定片に穿設された固定穴に係入することによって、前記配線を前記固定板に固定できる配線の固定構造であって、前記係止部材は、前記固定穴よりも径の小さい首部と、当該首部の先端に設けられ、前記固定穴の内縁部に係止する頭部とから構成され、前記固定片には、前記固定穴から前記固定片の一端部まで延設され、前記首部が通過可能な離間幅を有する抜き出し通路と、当該抜き出し通路の前記固定穴と連結する一端部に設けられ、当該一端部の幅方向両側から中央に向かって各々突出する一対の係止部とが設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の配線の固定構造によれば、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記固定片は起立する略長方形状に形成され、前記抜き出し通路は、前記固定穴から前記固定片の下端部まで延設されたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の配線の固定構造によれば、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記抜き出し通路の前記一端部とは反対の他端部には、前記固定片の右端部又は左端部まで延設された横抜き出し通路が接続されたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の配線の固定構造を備えた配線の固定構造によれば、請求項2又は3に記載の発明の構成に加え、前記固定片の左右両端部のうち少なくとも一方には、側方に向かって延出された延出片を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の配線の固定構造を備えたビルトインコンロによれば、キッチンカウンター内に組み付けられ、コンロバーナと、当該コンロバーナの加熱条件を設定する設定パネルと、当該設定パネルを支持する支持ユニットとを備え、前記設定パネルの回路基板から延びる配線の固定構造を備えたビルトインコンロであって、前記支持ユニットは、底部を有する略直方体状のフレーム枠と、当該フレーム枠の前面下側に略水平に配置され、前記設定パネルを前記フレーム枠の前面側に支持する略三角柱状のパネル支持体と、前記底部に固定され、前記パネル支持体を前記フレーム枠内に収納可能に軸支するパネル台とを備え、前記パネル台は、前記底部の内側面に固定される平面視略長方形状の本体部と、当該本体部の左右両端部から起立するとともに、前記フレーム枠の前方に突出され、前記パネル支持体の長手方向両端部を軸支する一対の軸支部と、前記本体部の後端部に設けられた断面略L字状の固定部とから構成され、前記固定部は、請求項2乃至4の何れかに記載の固定片と、当該固定片の下端部と前記本体部の前記後端部との間を連結する連結片とから構成されたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明の配線の固定構造を備えたビルトインコンロによれば、請求項5に記載の発明の構成に加え、前記フレーム枠の前面には、パネル板が着脱可能に固定され、前記パネル支持体には、前記設定パネルが支持される支持面と、当該支持面の上端部から上方に延設され、前記パネル板の裏面に係止するための係止片とが設けられたことを特徴とする。
請求項1に係る発明の配線の固定構造では、固定片の固定穴に係入された係止部材を取り外す場合、係止部材の首部を抜き出し通路を介して抜き出すことによって、頭部も固定穴から抜き出し通路に抜き出されるので、係止部材全体を固定穴から容易に外すことができる。また、固定穴に係止部材が係入した状態では、一対の係止部によって首部が係止されているので、配線の振動や重量等によって、首部が抜き出し通路から容易に抜け落ちるのを防止できる。
また、請求項2に係る発明の配線の固定構造では、請求項1に記載の発明の効果に加え、起立状に形成された固定片では、抜き出し通路が固定穴から固定片の下端部まで延設されているので、係止部材の頭部を固定片の下方に付勢することにより、首部が係止部の係止から外れて、抜き出し通路を介して容易に抜き出すことができる。
また、請求項3に係る発明の配線の固定構造では、請求項2に記載の発明の効果に加え、係止部材の首部を、固定片の抜き出し通路から横抜き出し通路を介すことによって、係止部材を固定片の右側又は左側から抜き出すことができる。これにより、例えば、固定片の下方に障害物等が存在する場合でも、その障害物等に邪魔されることなく、係止部材を固定片の右側又は左側から容易に抜き出すことができる。
また、請求項4に係る発明の配線の固定構造では、請求項2又は3に記載の発明の効果に加え、配線を固定片の片面側から該片面とは反対の他面側に回り込んで配索させ、固定穴に係止部材を係入する場合、配線を左端部側又は右端部側に回り込ませ、かつ延出片に引っ掛けることによって、配線の位置ズレを防止することができる。これにより、例えば、配線が振動して、固定片の左端部又は右端部から外れて他部材に引っ掛かるのを防止できる。
また、請求項5に係る発明の配線の固定構造を備えたビルトインコンロでは、支持ユニット内において、パネル支持体をフレーム枠内に収納可能に軸支するパネル台に、請求項2乃至4の何れかに記載の固定片を有する固定部を備えているので、設定パネルの回路基板から延びる配線をパネル台の固定部に固定できる。さらに、係止部材の首部を下方に付勢することで、抜き出し通路から抜き出すことができるので、係止部材を固定穴から容易に引き抜くことができる。これにより、例えば、支持ユニット内の保守点検時に、固定部に固定されていた配線を容易に取り外すことができるので、保守点検を効率良く行うことができる。
また、請求項6に係る発明の配線の固定構造を備えたビルトインコンロでは、請求項5に記載の発明の効果に加え、パネル支持体の支持面の上端部に設けられた係止片が、フレーム枠に固定されたパネル板に係止することによって、支持面が利用者側に向けられた状態でパネル支持体の支持角度を保持することができる。さらに、支持ユニット内のメンテナンス作業の際には、フレーム枠からパネル板を取り外すことによって、係止片の係止が外れるので、パネル支持体を支持ユニットの前方側にさらに回動させることができる。このとき、支持ユニットの前面側が開放され、支持ユニット内を露出させることができるので、パネル支持体を取り外す必要がなく、支持ユニット内の保守点検を効率よく行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態であるビルトインコンロ2について、図面に基づいて説明する。図1は、ビルトインコンロ2が組み込まれたキッチンカウンター1の斜視図であり、図2は、支持ユニット9の斜視図(設定パネル24:収納状態)であり、図3は、支持ユニット9の斜視図(設定パネル24:引出状態)であり、図4は、支持ユニット9の斜視図(パネル支持体20:引出状態)であり、図5は、支持ユニット9の背面図(設定パネル24:引出状態)であり、図6は、ハーネス60を結束する結束バンド75の部分拡大斜視図であり、図7は、パネル台30の平面図であり、図8は、パネル台30の正面図であり、図9は、パネル台30の右側面図であり、図10は、パネル台30の左側面図であり、図11は、図8に示す固定孔50近傍の部分拡大図であり、図12は、パネル台30のハーネス固定片33の内面にハーネス60が固定された状態を示す平面図であり、図13は、パネル台30のハーネス固定片33の外面にハーネス60が固定された状態を示す平面図であり、図14は、支持ユニット9の左側面図(パネル支持体20を引き出した状態)である。
なお、図面において、図2(図3,図4)の左下側を支持ユニット9の前側とし、右上側を支持ユニット9の後ろ側とし、左上側を支持ユニット9の左側とし、右下側を支持ユニット9の右側とする。また、図5の左側を支持ユニット9の右側とし、右側を支持ユニット9の左側とし、紙面奥行き側を支持ユニット9の前側とし、紙面手前側を支持ユニット9の後ろ側とする。
本実施形態であるビルトインコンロ2は、コンロバーナ84a,84b,84c及びグリル70による加熱条件を設定できる設定パネル24を器具本体の前面に備えるものである。そして、その設定パネル24の回路基板17から延びるハーネス60を結束する結束バンド75を、器具本体内の支持ユニット9内に配置されたパネル台30に固定することで、回路基板17からハーネス60が引っ張られて抜け落ちるのを防止する構造を備えるものである。
はじめに、ビルトインコンロ2の全体構成について概略的に説明する。図1に示すように、ビルトインコンロ2は略直方体状の器具本体(図示外)を備え、キッチンカウンター1のカウンタートップ3に形成された略四角形状の上面開口に、その器具本体が落とし込まれている。そして、その器具本体の上端に形成された上端フランジ(図示外)が、カウンタートップ3に引掛けられて係止することにより、キッチンカウンター1に組込まれている。
次に、ビルトインコンロ2の天面構造について説明する。器具本体の天面の左右両側には、コンロバーナ84a,84bが各々設けられ、該コンロバーナ84a,84bの中央後方側には、とろ火用のコンロバーナ84cが設けられている。さらに、コンロバーナ84cの後方には、器具本体内に組み込まれたグリル70の排気口(図示外)が設けられ、該グリル排気口には、複数の排気穴を有する安全カバー7が覆設されている。
また、これら各種コンロバーナが配設された器具本体の天面上には、前記コンロバーナ84a,84b,84c及びグリル排気口(図示外)がそれぞれ露出するように所定部分が開口されたトッププレート4が設けられている。なお、このトッププレート4は、一枚の透過視性のガラスで形成され、その上面および下面には、透過視不能な印刷5が施されている。よって、印刷5が施されたトッププレート4の下方は視認できない。また、トッププレート4の上面には、前記コンロバーナ84a,84b,84cをそれぞれ囲むようにして、ゴトク85a,85b,85cが各々配置されている。こうして、ビルトインコンロ2の天面構造が構成されている。
次に、ビルトインコンロ2の正面構造について説明する。図1に示すように、器具本体の使用者に対向する正面中央には、グリル70の取っ手71が前方に突出して設けられている。なお、この取っ手71は、グリル70のグリル庫内から受皿及び焼き網(図示外)を手前に引き出すものである。さらに、この器具本体の正面左側には点火ボタン81a,81bが設けられ、正面右側には点火ボタン81cが設けられている。そして、これら点火ボタン81a,81b,81cを各々操作することによって、コンロバーナ84a,84b,84cを各々点火することができる。
また、点火ボタン81cの右隣には、グリル70のグリル庫(図示外)内に設けられた一対のグリルバーナ(図示外)を点火するための点火ボタン72が設けられている。そして、点火ボタン81a,81bの下側には、コンロバーナ84a,84b,84c及びグリル70による加熱条件(例えば、加熱時間、加熱温度等)を設定できる設定パネル24(図3参照)を備えるパネル支持体20が回動可能に設けられている。このパネル支持体20は、器具本体内の前方左側に配設された支持ユニット9の内側で軸支されている。そして、このパネル支持体20の閉塞面23(図2参照)を押圧すると、図3に示すように、パネル支持体20が正面手前側に回動し、設定パネル24が器具本体の内側から外側に引き出される。なお、このパネル支持体20の構造及び回動操作については後述する。
さらに、上記構造を備えた器具本体の正面には、取っ手71、点火ボタン81a,81b,81c、点火ボタン72、パネル支持体20がそれぞれ露出するように、これら各部品に対向する所定部分がそれぞれ開口された化粧パネル板90が着脱可能に固定されている。こうして、ビルトインコンロ2の正面構造が構成される。
次に、支持ユニット9の構造について説明する。図2に示す支持ユニット9は、器具本体内の前方左側に配設されている。この支持ユニット9は、背面が除かれた箱状のフレーム枠10を備え、該フレーム枠10に、点火ボタン81a,81b、コンロバーナ84a,84bの点火消火機構、パネル支持体20が組み付けられている。そして、フレーム枠10は、前壁部10a、右側壁部10b、左側壁部10c、底壁部10d(図3,図4参照)及び天壁部10eによって構成されている。以下、各壁部の形状及び構造について説明する。
まず、図2,図3に示すように、前壁部10aは正面視「ロ」の字型に形成され、支持ユニット9の前面上側寄りに設けられている。そして、その前壁部10aの略中央には、点火ボタン81a,81bを配設するための開口部11が形成されている。また、前壁部10aの下端部略中央には、階段状の切り欠き溝12が形成されている。なお、後述するが、この切り欠き溝12は、パネル支持体20の回動に伴い、パネル支持体20の設定パネル24が形成された側面上部から上方に延びる係止片27を通過させる溝である。さらに、前壁部10aの下側には、パネル支持体20を回動可能に配置するための略長方形状の開口部13が形成されている。そして、この開口部13の前側に、前壁部10aに固定された化粧パネル板90のパネル用開口部91が対向して配置される。
一方、右側壁部10bは正面視縦長の長方形状に形成されている。そして、左側壁部10cは正面視略L字状(図14参照)に形成されている。さらに、天壁部10eは、前壁部10aの上端部から略水平に折り返して延設された平面視横長の長方形状に形成されている。そして、その奥行き長さは、右側壁部10b及び左側壁部10cの幅の略半分となっている。さらに、その天壁部10eの後端部の左右両側には、器具本体に引っ掛けて係止するためのL字状の引っ掛け部14a,14bが各々設けられている。
また、底壁部10dは平面視横長の長方形状に形成されている。そして、図3,図4に示すように、その底壁部10dの内面の前方側には、パネル支持体20を軸支するパネル台30がビス85,85によって固定されている。なお、このパネル台30については後述する。
このような上記構造を備えるフレーム枠10の内側に、コンロバーナ84a,84bの点火・消火を行う一対の点火消火機構(図示外)が配設される。そして、この一対の点火消火機構に、開口部11を介して、点火ボタン81a,81bが各々連結される。
次に、パネル支持体20について説明する。図2乃至図4に示すように、パネル支持体20は一側面が開放された中空の略三角柱状に形成され、フレーム枠10の内側で略水平な状態で軸支されている。このパネル支持体20の側面は、化粧パネル板90のパネル用開口部91を閉塞するとともに、利用者によって押圧される閉塞面23(図2参照)と、設定パネル24が形成された側面とから構成されている。さらに、図3に示すように、閉塞面23を下側に向けて回動させたパネル支持体20において、設定パネル24が形成された側面の上端部の略中央部には上方に延びる板状の係止片27が設けられている。
そして、その係止片27の先端側において、設定パネル24側を向く面には、化粧パネル板90の内面に当接するためのクッションとなる板状の当接部28が固定されている。一方、その反対面には、図4,図5に示すように、後述するパネル台30の着脱部支持片34の支持孔34aに嵌挿された着脱装置95(図5参照)に対し、パネル支持体20の回動に伴って押圧挿入され、かつ係止される突起部29が設けられている。なお、着脱装置95については後述する。
また、図3に示すように、設定パネル24が形成された側面上端部の左右両側には、設定パネル24の前方に向かって「く」の字型に形成され、自身の先端が化粧パネル板90の内面に当接する一対の当接片26a,26bが設けられている。さらに、該一対の当接片26a,26bのうち、パネル支持体20の左側に位置する当接片26aの外面には、図4,図14に示すように、ギヤ67が回動可能に軸支されている。そして、このギヤ67が、後述するパネル台30の歯状ガイド片35の歯部35aに噛合する。これにより、パネル支持体20が回動する際に、ギヤ67が歯状ガイド片35の歯部35aに噛合してガイドされるので、パネル支持体20の回動動作を安定化させている。
一方、設定パネル24は、図3に示すように、コンロバーナ84a,84b,84c(図1参照)のタイマー設定、加熱温度の設定、入力操作の取り消し等を行う4つの操作ボタン24aと、グリル70のタイマー設定等を行う2つの操作ボタン24bと、該操作ボタン24bで設定されたタイマー時間を表示する表示部24cとを備えている。さらに、図4に示すように、この設定パネル24が形成された側面の裏側には、設定パネル24の各種操作ボタンの押圧を検知して電気信号に変換する回路基板17が配置されている。そして、この回路基板17はその周縁部を複数の鉤状の係止部材83に係止されている。これにより、回路基板17はパネル支持体20の内側に保持されている。
また、図5に示すように、この回路基板17には、ハーネス60を構成する複数の配線の各端部が半田付けで接合されている。さらに、ハーネス60は結束バンド75で結束され、支持ユニット9の内側を配索されて、自身の他端が器具本体内のコントローラ(図示外)に接続されている。そして、図5,図6に示すように、この結束バンド75には係止ピン76が設けられ、該係止ピン76が、パネル台30のハーネス固定片33の右端部に穿設された固定孔50に係入されている。これにより、ハーネス60がハーネス固定片33に固定されるため、ハーネス60と回路基板17との接合部分に負荷がかからず、回路基板17の接合部分からハーネス60が抜け落ちるのを防止している。
また、上記構造を備えるパネル支持体20において、その左右両端面の各頂点のうち、設定パネル24の裏面に対向する頂点近傍には軸支孔(図示外)が穿設されている。そして、図4に示すように、その相対する一対の軸支孔には回転軸63が嵌挿されている。さらに、この回転軸63の左右両端側はその中央部よりも細径に形成され、パネル台30が備える歯状ガイド片35及び右側軸支片36の軸支部45,46の軸支孔45a,46a(図9,図10参照)に挿入されて軸支されている。これにより、パネル支持体20は、パネル台30の歯状ガイド片35と右側軸支片36との間で回動することができる。
また、この回転軸63には、図4に示すように、パネル支持体20を支持ユニット9の内側から外側に回動させるように付勢する環状バネ65が環装されている。これにより、設定パネル24が器具本体外に引き出された状態では、環状バネ65の付勢力によって、係止片27が化粧パネル板90の内面に当接した状態で前方に付勢されるので、パネル支持体20はガタつくことなく所定の回動位置に保持される。
次に、結束バンド75について説明する。図6に示すように、結束バンド75は樹脂製であり、ハーネス60を結束するバンドである。この結束バンド75には、板状の支持台77が固定され、該支持台77上には係止ピン76が突設されている。この係止ピン76は、紡錘状の頭部78、該頭部78と支持台77との間を連結する首部79から構成されている。さらに、首部79は、首本体部79aと、該首本体部79aを隙間を介して両側から挟み込み、外部付勢によって内側に撓む一対の撓み部79bとから構成されている。また、支持台77の対向する一対の側面には、支持台77を挟んで略V字状に延びるとともに、先端が球状となった一対の当接片77a,77aが設けられている。このような形状からなる係止ピン76を、パネル台30のハーネス固定片33に穿設された固定孔50(図11参照)に係入することによって、結束バンド75をハーネス固定片33に固定することができる。なお、図6に示す結束バンド75が「結束部材」に相当し、係止ピン76が「係止部材」に相当する。
次に、パネル台30について説明する。図7,8に示すように、パネル台30は、フレーム枠10の底壁部10d(図4参照)の内面に固定される平面視横長の略長方形状の本体片31と、該本体片31の後端部の左右両側を除く中央部から後方側に延設された平面視横長の帯状の連結片32と、該連結片32の後端部から直角に起立し、ハーネス60を固定するためのハーネス固定片33と、前記本体片31の右端部からやや前方に突出して起立し、パネル支持体20の右側を軸支する略長方形状の右側軸支片36と、前記本体片31の左端部から前方にやや突出して起立し、パネル支持体20の左側を軸支するとともに、フレーム枠10の内側にパネル支持体20(図4参照)をガイドする扇形状の歯状ガイド片35とを主体に構成されている。
次に、本体片31について説明する。図7に示すように、本体片31は、平面視横長の略長方形状に形成されている。そして、その前端部近傍には、フレーム枠10の底壁部10d(図4参照)に固定するための一対の固定孔31a,31bが穿設されている。この一対の固定孔31a,31bは、フレーム枠10の底壁部10dに穿設された一対の固定孔(図示外)に対向して配置され、ビス85を下側から差し込んで固定することで、パネル台30全体がフレーム枠10の底壁部10dの内面に固定される(図4,図14参照)。なお、パネル台30は、後述する自身の着脱部支持片34が支持ユニット9の後方側に向くようにして固定される。
次に、右側軸支片36について説明する。図9に示すように、右側軸支片36は起立するやや横長の長方形状に形成され、その前端下部がやや前方に突出する軸支部46を備えている。そして、その軸支部46にはパネル支持体20の回転軸63(図4参照)の右端部を挿入して軸支するための軸支孔46aが穿設されている。
次に、歯状ガイド片35について説明する。図10に示すように、歯状ガイド片35は起立する扇形状にされ、その前端下部がやや前方に突出する軸支部45を備えている。そして、その軸支部46にはパネル支持体20の回転軸63の左端部を挿入して軸支するための軸支孔45aが穿設されている。さらに、その歯状ガイド片35の円弧状の外縁部分には、ギヤ67(図4参照)と噛合するための歯部35aが形成されている。
次に、ハーネス固定片33について説明する。図8に示すように、ハーネス固定片33は起立する正面視横長の長方形状に形成されている。そして、その上端部略中央には、パネル台30の後方側に、かつ斜め上方に折り曲げられた平面視ロの字形状の着脱部支持片34が設けられている。さらに、その着脱部支持片34の略中央には矩形状の支持孔34aが穿設され、該支持孔34aには着脱装置95(図5参照)が嵌挿されている。そして、その着脱部支持片34の左右両側には、ハーネス固定片33の上端部から着脱部支持片34の下端部の位置まで各々延設された縦長長方形状の一対の溝33a,33bが設けられている。
また、ハーネス固定片33の左右両端部近傍には、図8,図11に示すように、結束バンド75の係止ピン76を係入するための固定孔50が各々穿設されている。そして、その固定孔50の下部には、ハーネス固定片33の下端部まで連通する抜き出し通路51が連結されている。さらに、ハーネス固定片33の右側の固定孔50に連結する抜き出し通路51の下端部には、ハーネス固定片33の右端部まで連通する横抜き出し通路52が連結されている。一方、ハーネス固定片33の左側の固定孔50に連結する抜き出し通路51の下端部には、ハーネス固定片33の左端部まで連通する横抜き出し通路52が連結されている。なお、これら抜き出し通路51及び横抜き出し通路52の通路幅は、係止ピン76の首部79(図6参照)が通過可能な程度に調整されている。
さらに、固定孔50と抜き出し通路51とが連結する部分の内面には、抜き出し通路51の内側に向かって両側から突出する一対の係止部40,40が設けられている。そして、この一対の係止部40,40の離間幅は、図6に示す係止ピン76の首部79の径よりもやや狭くなっている。これにより、首部79は一対の係止部40,40の隙間を容易に通過することはできないので、固定孔50に係入した係止ピン76が固定孔50から容易に抜け落ちるのを防止することができる。また、ハーネス固定片33の左端部の上部には、左側方に延設され、ハーネス60のズレを防止するための延出片38が設けられている。なお、この延出片38の機能については後述する。また、図8に示すハーネス固定片33が、「固定片」に相当する。
次に、着脱装置95について説明する。図5に示す着脱装置95は、パネル支持体20の係止片27の先端に設けられた突起部29を、所定の押圧動作によって着脱動作を繰り返すことのできる周知のプッシュ機構を備えるものである。この着脱装置95は、突起部29を効果的に係止するための一対の把手96,96を備えている。例えば、着脱装置95の動作は次の通りである。まず、パネル支持体20が回動すると、係止片27の先端に設けられた突起部29が、着脱装置95の一対の把手96,96の内側に押圧挿入される。すると、着脱装置95では、一対の把手96,96が閉じられ、突起部29が両側から挟み込まれて確実に係止される。このとき、図2に示すように、パネル支持体20の設定パネル24は支持ユニット9の内側に収納され、化粧パネル板90のパネル用開口部91は、パネル支持体20の閉塞面23によって閉塞される。
次に、この状態で閉塞面23が支持ユニット9の内側に押圧されると、突起部29が再び着脱装置95内に押し込まれる。すると、着脱装置95では、プッシュ機構によって一対の把手96,96が開放するので、突起部29の係止が解除される。こうして、パネル支持体20は再び回動可能となるので、設定パネル24を支持ユニット9の外側に再び引き出すことができる。そして、設定パネル24が支持ユニット9の外側に引き出された状態では、パネル支持体20の係止片27の当接部28が、支持ユニット9の前壁部10aの切り欠き溝12を介して、化粧パネル板90の内面に当接して係止する。これにより、パネル支持体20の回動が停止され、設定パネル24が利用者に対向する状態でパネル支持体20の回動位置が保持される。
次に、固定孔50に対する係止ピン76の固定方法について説明する。まず、図6に示す係止ピン76を、図8に示すパネル台30の内面側(支持ユニット9の内側に対向する面側)に配置する。次いで、係止ピン76の頭部78を固定孔50に対向させる。そして、その頭部78を固定孔50に押し込む。すると、頭部78のみが固定孔50を通過し、一対の当接片77a,77aの各先端部がハーネス固定片33の内面に当接する。このとき、首部79の一対の撓み部79bは、固定孔50の内縁部に付勢されて首本体部79aに向かって撓むとともに、その反発力によって、固定孔50の内縁部を付勢することで、係止ピン76が弾性保持された状態となる。こうして、頭部78が固定孔50の内縁部に係止する。また、この状態においては、首部79は、一対の係止部40,40の間を容易に通過出来ないので、抜き出し通路51から首部79が容易に抜き出される恐れがない。このように、固定孔50に係止ピン76が係入することによって、ハーネス60がハーネス固定片33の内面に固定され、パネル台30の内側に支持することができる。
次に、固定孔50に係入された係止ピン76を外す方法について説明する。まず、図5に示すように、固定孔50に係入した係止ピン76の頭部78(図6参照)に指(又は、治具等)をかけて下方に強く付勢する。すると、首部79が圧縮変形するので、一対の係止部40,40の隙間に首部79を通過させることができる。これにより、係止ピン76を固定孔50から抜き出し通路51に抜き出すことができる。さらに、抜き出し通路51の内側に抜き出した係止ピン76の首部79を、横抜き出し通路52を介すことによって、係止ピン76全体を支持ユニット9の右側(図5に示す左側)から抜き出すことができる。このように、固定孔50に係入した係止ピン76をそのまま引き抜かなくても、係止ピン76の頭部78を下方に付勢するだけの簡単な動作で固定孔50から外すことができる。
次に、ハーネス60をハーネス固定片33の内面に固定する場合について説明する。例えば、図12に示すように、まず、回路基板17(図5参照)から延びるハーネス60をそのままパネル台30の内側に配索する。次いで、ハーネス60の結束バンド75の係止ピン76を、固定孔50(図8参照)に対して、ハーネス固定片33の内面側から外面側に向かう方向に係入する。これにより、ハーネス60は、ハーネス固定片33の内面に固定される。こうして、ハーネス固定片33の内面に固定されたハーネス60を、パネル台30の右側後方から支持ユニット9の内側を介して器具本体内に配索でき、器具本体内に組み込まれたコントローラ(図示外)に接続することができる。
次に、ハーネス60をハーネス固定片33の外面に固定する場合について説明する。例えば、図13に示すように、まず、回路基板17(図5参照)から延びるハーネス60をパネル台30の内側に配索するとともに、ハーネス固定片33の左端部に設けられた延出片38の下側を配索して、ハーネス固定片33の外面側に引き出す。次いで、ハーネス60の結束バンド75の係止ピン76を、固定孔50(図8参照)に対して、ハーネス固定片33の外面側から内面側に向かう方向に係入する。これにより、ハーネス60は、ハーネス固定片33の外面に固定される。さらに、ハーネス固定片33の左端部を旋回して配索されたハーネス60は、延出片38によって上側から係止されるので、ハーネス60がハーネス固定片33の左端部からズレて外れてしまうのを防止することができる。こうして、ハーネス固定片33の外面に固定されたハーネス60を、パネル台30の右側後方から支持ユニット9の内側を介して器具本体内に配索でき、器具本体内に組み込まれたコントローラ(図示外)に接続することができる。
次に、ビルトインコンロ2における支持ユニット9内のハーネス60の保守交換手順について説明する。まず、作業者は、ビルトインコンロ2の正面に対向する。次いで、器具本体の正面から化粧パネル板90を取り外す。これにより、フレーム枠10の前壁部10aが露出されると同時に、前壁部10aの下端部中央部の切り欠き溝12が露出される(図2参照)。さらに、パネル支持体20の閉塞面23を押圧することによって、設定パネル24を支持ユニット9の外側に引き出してパネル支持体20を正面手前側に回動させる(図3参照)。すると、パネル支持体20の係止片27は切り欠き溝12を通過する。そして、化粧パネル板90が外されているので、パネル支持体20は正面手前側にさらに回動する。こうして、図4,図14に示すように、パネル支持体20は支持ユニット9の下側まで完全に引き出される。このとき、フレーム枠10の開口部13の内側にはパネル支持体20がない状態となるので、開口部13から支持ユニット9の内側全体を視認することができる。さらに、作業者は、その開口部13を介して、ハーネス60の係止ピン76に触れることができる。これにより、ハーネス固定片33の固定孔50に係入する係止ピン76を、上記方法によって容易に外すことがでできる。したがって、作業者は、支持ユニット9を器具本体内から取り出さなくても、化粧パネル板90を取り外し、パネル支持体20を回動させるだけで、支持ユニット9の内側が露出されるので、ハーネス60の保守交換を簡単にすることができる。
以上説明したように、本実施形態のビルトインコンロ2では、コンロバーナ84a,84b,84c及びグリル70による加熱条件を設定できる設定パネル24を器具本体の前面に備えている。そして、その設定パネル24の回路基板17から延びるハーネス60を結束する結束バンド75を、器具本体内の支持ユニット9内に配置されたパネル台30に固定することで、回路基板17からハーネス60が引っ張られて抜け落ちるのを防止する構造を備えている。このパネル台30は起立するハーネス固定片33を備え、該ハーネス固定片33には、結束バンド75に設けられた係止ピン76を係入するための固定孔50が穿設されている。よって、この固定孔50に係止ピン76を係入することで、結束バンド75がハーネス固定片33に固定され、ハーネス60がハーネス固定片33に固定される。
そして、ハーネス固定片33において、固定孔50には、抜き出し通路51及び横抜き出し通路52が連結されている。さらに、固定孔50と抜き出し通路51とが連結する部分の内面には、係止ピン76の首部79を係止するための一対の係止部40,40が設けられている。上記構造により、固定孔50に係入された係止ピン76を外す場合、係止ピン76の頭部78を下方に付勢することによって、一対の係止部40,40の隙間に係止ピン76の首部79を通過させ、係止ピン76を固定孔50から抜き出し通路51に抜き出すことができる。さらに、抜き出し通路51の内側に抜き出した係止ピン76の首部79を、横抜き出し通路52を介すことによって、係止ピン76全体をハーネス固定片33から外すことができる。このように、固定孔50に係入した係止ピン76をそのまま引き抜かなくても、係止ピン76の頭部78を下方に付勢するだけの簡単な動作で固定孔50から外すことができるので、ハーネス60の保守交換を効率よく行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、様々な変形が可能であることは言うまでもない。上記実施形態では、パネル台30のハーネス固定片33に穿設された2つの固定孔50のうち、片側の固定孔50のみに結束バンド75の係止ピン76を係入してハーネス60を固定したが、両側の固定孔50を使用することで、結束バンド75で結束された2本のハーネスをそれぞれハーネス固定片33に固定することも可能である。
また、上記実施形態では、延出片38はハーネス固定片33の左端側にのみ設けたが、右端側に設けてもよく、さらに両側にそれぞれ設けてもよい。
本発明の配線の固定構造は、ビルトインコンロのみならず、各種構造体内を配索される配線の固定構造に適用可能である。
ビルトインコンロ2が組み込まれたキッチンカウンター1の斜視図である。 支持ユニット9の斜視図(設定パネル24:収納状態)である。 支持ユニット9の斜視図(設定パネル24:引出状態)である。 支持ユニット9の斜視図(パネル支持体20:引出状態)である。 支持ユニット9の背面図(設定パネル24:引出状態)である。 ハーネス60を結束する結束バンド75の部分拡大斜視図である。 パネル台30の平面図である。 パネル台30の正面図である。 パネル台30の右側面図である。 パネル台30の左側面図である。 図8に示す固定孔50近傍の部分拡大図である。 パネル台30のハーネス固定片33の内面にハーネス60が固定された状態を示す平面図である。 パネル台30のハーネス固定片33の外面にハーネス60が固定された状態を示す平面図である。 支持ユニット9の左側面図(パネル支持体20を引き出した状態)である。
符号の説明
1 キッチンカウンター
2 ビルトインコンロ
9 支持ユニット
10 フレーム枠
10a 前壁部
10d 底壁部
17 回路基板
20 パネル支持体
24 設定パネル
27 係止片
30 パネル台
31 本体片
32 連結片
33 ハーネス固定片
38 延出片
40 係止部
45,46 軸支部
50 係止孔
51 抜き出し通路
52 横抜き出し通路
60 ハーネス
75 結束バンド
76 係止ピン
78 頭部
79 首部
84a,84b,84c コンロバーナ
90 化粧パネル板

Claims (6)

  1. 複数の配線を結束する結束部材に設けられた係止部材を、固定片に穿設された固定穴に係入することによって、前記配線を前記固定板に固定できる配線の固定構造であって、
    前記係止部材は、
    前記固定穴よりも径の小さい首部と、
    当該首部の先端に設けられ、前記固定穴の内縁部に係止する頭部と
    から構成され、
    前記固定片には、
    前記固定穴から前記固定片の一端部まで延設され、前記首部が通過可能な離間幅を有する抜き出し通路と、
    当該抜き出し通路の前記固定穴と連結する一端部に設けられ、当該一端部の幅方向両側から中央に向かって各々突出する一対の係止部と
    が設けられていることを特徴とする配線の固定構造。
  2. 前記固定片は起立する略長方形状に形成され、
    前記抜き出し通路は、前記固定穴から前記固定片の下端部まで延設されたことを特徴とする請求項1に記載の配線の固定構造。
  3. 前記抜き出し通路の前記一端部とは反対の他端部には、前記固定片の右端部又は左端部まで延設された横抜き出し通路が接続されたことを特徴とする請求項2に記載の配線の固定構造。
  4. 前記固定片の左右両端部のうち少なくとも一方には、側方に向かって延出された延出片を備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の配線の固定構造。
  5. キッチンカウンター内に組み付けられ、コンロバーナと、当該コンロバーナの加熱条件を設定する設定パネルと、当該設定パネルを支持する支持ユニットとを備え、前記設定パネルの回路基板から延びる配線の固定構造を備えたビルトインコンロであって、
    前記支持ユニットは、
    底部を有する略直方体状のフレーム枠と、
    当該フレーム枠の前面下側に略水平に配置され、前記設定パネルを前記フレーム枠の前面側に支持する略三角柱状のパネル支持体と、
    前記底部に固定され、前記パネル支持体を前記フレーム枠内に収納可能に軸支するパネル台と
    を備え、
    前記パネル台は、
    前記底部の内側面に固定される平面視略長方形状の本体部と、
    当該本体部の左右両端部から起立するとともに、前記フレーム枠の前方に突出され、前記パネル支持体の長手方向両端部を軸支する一対の軸支部と、
    前記本体部の後端部に設けられた断面略L字状の固定部と
    から構成され、
    前記固定部は、
    請求項2乃至4の何れかに記載の固定片と、
    当該固定片の下端部と前記本体部の前記後端部との間を連結する連結片と
    から構成されたことを特徴とする配線の固定構造を備えたビルトインコンロ。
  6. 前記フレーム枠の前面には、パネル板が着脱可能に固定され、
    前記パネル支持体には、
    前記設定パネルが支持される支持面と、
    当該支持面の上端部から上方に延設され、前記パネル板の裏面に係止するための係止片と
    が設けられたことを特徴とする請求項5に記載の配線の固定構造を備えたビルトインコンロ。
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