JP2007172127A - シミュレーションシステム、シミュレーション装置、画像形成装置、シミュレーション方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

シミュレーションシステム、シミュレーション装置、画像形成装置、シミュレーション方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】高い同定精度で、画像形成装置の動作をシミュレートすることができるシミュレーションシステムを提供する。
【解決手段】各画像形成装置A〜Dにおいては、それぞれ、モニタ&解析モジュール702により、プリンタ制御ファームウエア514とプリンタ部P間の実際の制御出力値と制御結果に応じた入力値に関する時系列データが、HDDユニット512に格納される。PCは、例えば画像形成装置Dにアクセスし、そのHDDユニット512に格納されている時系列データを収集する。そして、収集された時系列データを近似するための近似式が求められ、この近似式は、PCの画像形成装置シミュレータ701に組み込まれる。次いで、PCにおいて、プリンタ制御ファームウエア514が実行され、この制御下で、画像形成装置シミュレータ701を用いた制御シミュレーションが行われる。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像形成装置の動作のシミュレーションを行うためのシミュレーションシステム、シミュレーション装置、画像形成装置、シミュレーション方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
近年、電子写真方式の画像入出力装置に対しては、ユーザによる、高画質化、高生産性化などへの要求が高まりつつあり、かつこのような要求に対する迅速な対応が求められている。その結果、製品開発をより短期間でより効率よく行う必要があり、このことは、装置の制御ソフトウエア開発においても同様に必要なことである。
従来、上述の要求に応えるための手法として、PC(パーソナルコンピュータ)上のソフトウエアによって仮想的に構築された装置を用いたシミュレーション方法がある。そして、このシミュレーション方法により、電子写真方式の画像形成装置の実装ファームウエアがない状態において、実装されるソフトウエアを検証する技術が提案されている(例えば特許文献1および2参照)。
上記ソフトウエア検証技術により、画像形成装置の試作機検討を行う以前の段階で実機ソフトウエアの作成および不具合修正などの作業を先行して行うことができる。その結果、最終製品のための制御ファームウエアを早期に完成させることが可能になる。
特開平10−187494号公報 特開2002−007483号公報
上述したシミュレーションを主体としたソフトウエア開発を行うためには、実機上でのファームウエアの動作とシミュレータ上でのファームウエア動作が同じものになることが理想である。しかし、実機動作に対するシミュレーションの同定精度を、実機上でのファームウエアの動作とシミュレータ上でのファームウエアの動作とを全く同一にするような精度にすることはできない。ここで、例えば、同定精度が低く、シミュレータ上でのファームウエアの動作が、実機上でのファームウエアの動作と大きく異なるような場合、シミュレーションによって実機ファームウエアの検証を行うことは、非常に難しくなる。よって、同定精度を高くし、シミュレータ上でのファームウエアの動作を、可能な限り、実機上でのファームウエアの動作に近づけることが、望ましく、また、重要なことである。
例えば、実際の動作を規定する動作アルゴリズムが明確であるような電子部品、ユニットなどの場合、先に述べたシミュレーションによる同定精度が比較的高くなるので、シミュレーション上でのファームウエア動作に基づいて実機の動作検証を行うことは、非常に有効である。
しかしながら、画像形成装置の全体の動作は、シートの搬送挙動、トナー像の転写挙動のような様々な物理現象が相互に関連し合うことで実現されているので、動作アルゴリズムに関しては、不明確な点が多い。そのため、シミュレータ上での画像形成装置の動作に関して、その同定精度を高めることは、非常に困難である。
従って、ソフトウエアの開発においては、単純なアルゴリズムに基づくシミュレータを用いて、ソフトウエアの基本的な動作検証が行われる。そのため、最終的には、試作機または実機での動作確認および制御ファームウエアの細部調整を行うことが必要になる。
また、画像形成装置を最終的に製品として完成するためには、様々な使用環境、ユーザの使用パターンなどの使用条件を予測し、予測された使用条件下で耐久試験を行う必要がある。よって、この耐久試験により、ハードウエアおよびソフトウエアの動作に関して、問題が生じないか否かの検証が行われることになる。
しかしながら、装置の機能および性能の向上のために、最新のハードウエアが実装されることが多く、これにより、制御ファームウエアは益々複雑化することになる。そのため、予測された使用条件下での耐久試験などに合格して製品化された装置の実際の使用条件が、予測された使用条件と異なる場合があり、このような場合、予想されないような制御上の不具合が生じることがある。
本発明の目的は、高い同定精度で、画像形成装置の動作をシミュレートすることができるシミュレーションシステム、シミュレーション装置、画像形成装置、シミュレーション方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、画像形成装置における制御系から被制御系へ出力される制御値と、該制御値による前記被制御系の制御結果として前記被制御系から前記制御系へ入力される入力値とを時系列に取得するデータ取得装置と、前記時系列に取得された複数の制御値および該制御値のそれぞれに対応する入力値を含む時系列データ群を保持するデータ保持装置と、前記画像形成装置の前記制御系による制御環境と同一の制御環境下において前記画像形成装置の前記被制御系の動作を同定するためのアルゴリズムに従って、前記被制御系へ出力される制御値に対応する前記画像形成装置の前記被制御系の制御結果をシミュレートするシミュレーション装置とを備え、前記シミュレーション装置の前記アルゴリズムには、前記データ保持装置に保持されている時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係が組み込まれていることを特徴とするシミュレーションシステムを提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、制御系から被制御系へ出力される制御値と、該制御値による前記被制御系の制御結果として前記被制御系から前記制御系へ入力される入力値とを時系列に取得するデータ取得手段と、前記時系列に取得された複数の制御値および該制御値のそれぞれに対応する入力値を含む時系列データ群を保持するデータ保持手段とを有する画像形成装置の動作のシミュレーションを行うシミュレーション装置であって、前記画像形成装置の前記制御系による制御環境と同一の制御環境を構築する制御環境構築手段と、前記制御環境構築手段により構築された制御環境下において前記画像形成装置の前記被制御系の動作を同定するためのアルゴリズムに従って、前記被制御系へ出力される制御値に対応する前記画像形成装置の前記被制御系の制御結果をシミュレートするシミュレーション手段とを備え、前記アルゴリズムには、前記データ保持手段に保持されている時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係が組み込まれていることを特徴とするシミュレーション装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、制御系から被制御系へ出力される制御値と該制御値による前記被制御系の制御結果として前記被制御系から前記制御系へ入力される入力値とを時系列に取得するデータ取得手段と、前記時系列に取得された複数の制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値とを含む時系列データ群を保持するデータ保持手段とを備え、前記時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係が、シミュレーション装置による前記制御系から前記被制御系へ出力される制御値による前記被制御系の制御結果をシミュレーションする際に使用されることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、画像形成装置における制御系から被制御系へ出力される制御値と、該制御値による前記被制御系の制御結果として前記被制御系から前記制御系へ入力れる入力値とを時系列に取得するデータ取得工程と、前記時系列に取得された複数の制御値および該制御値のそれぞれに対応する入力値を含む時系列データ群を記憶手段に保持するデータ保持工程と、前記画像形成装置の前記制御系による制御環境と同一の制御環境下において前記画像形成装置の前記被制御系の動作を同定するためのアルゴリズムに従って、前記被制御系へ出力される制御値に対応する前記画像形成装置の前記被制御系の制御結果をシミュレートするシミュレーション工程とを有し、前記アルゴリズムには、前記記憶手段に保持されている時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係が組み込まれていることを特徴とするシミュレーション方法を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、制御系から被制御系へ出力される制御値と、該制御値による前記被制御系の制御結果として前記被制御系から前記制御系へ入力される入力値とを時系列に取得するデータ取得手段と、前記時系列に取得された複数の制御値および該制御値のそれぞれに対応する入力値を含む時系列データ群を保持するデータ保持手段とを有する画像形成装置の動作のシミュレーションを行うシミュレーション装置をコンピュータ上に構築するためのプログラムであって、前記画像形成装置の前記制御系による制御環境と同一の制御環境下において前記画像形成装置の前記被制御系の動作を同定するためのアルゴリズムに従って、前記被制御系へ出力される制御値に対応する前記画像形成装置の前記被制御系の制御結果をシミュレートするシミュレーションモジュールを有し、前記アルゴリズムには、前記データ保持手段に保持されている時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係が組み込まれていることを特徴とするプログラムを提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、上記プログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体を提供する。
本発明によれば、高い同定精度で、画像形成装置の動作をシミュレートすることができる。これにより、シミュレーションにより得られた制御結果を実際の制御結果に近づけることができ、高い精度で、動作検証を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るシミュレーションシステムを構成する画像形成装置の構成を示す縦断面図、図2は図1のコントローラユニット200の構成を示すブロック図、図3は図1のデジタル画像処理部212の構成を示すブロック図、図4は図2の外部I/F213と外部装置との接続状態を模式的に示すブロック図である。
画像形成装置100は、図1に示すように、カラー原稿をカラー読取可能なリーダ部Rと、電子写真方式によりシート上にカラー画像形成可能なプリンタ部Pとを備える。
リーダ部Rは、原稿を原稿台ガラス201へ給送する自動原稿給送装置(ADF)202を搭載する。自動原稿給送装置202から原稿台ガラス(プラテン)201上へ給送された原稿は、ハロゲンランプ、蛍光灯などの各光源203,204から対応する反射傘205,207を経た光により照明される。照明された原稿からの反射光は、各ミラー207〜209およびレンズ210を経て、基板211に実装されるカラーCCD101上に結像される。各光源203,204、およびミラー207は、キャリッジ214に収容される。各ミラー208,209は、キャリッジ215に収容される。キャリッジ214は速度Vで、キャリッジ215は速度V/2で、駆動モータ216により、副走査方向へ移動される。この副走査方向は、CCD101の電気的走査(主走査)方向に対して直交する方向である。このキャリッジ214およびキャリッジ215の移動により、原稿台ガラス201上の原稿全面が走査(副走査)される。
CCD101は、結像された光像を電気信号(アナログ画像信号)に変換し、この電気信号は、基板211を経てデジタル画像処理部212へ入力される。デジタル画像処理部212は、CCD101から入力された電気信号をデジタル信号に変換し、このデジタル信号に対して各種処理を施し、C,M,Y,Kの各信号を生成する。また、デジタル画像処理部212は、外部I/F213を介して入力された画像データに対して各種処理を施し、C,M,Y,Kの各信号を生成する。
このデジタル画像処理部212は、具体的には、図3に示すように、CCD101からの電気信号(アナログ画像信号)が入力されるサンプルホールド部(クランプ&Amp&S/H&A/D)102を有する。サンプルホールド部102は、入力されたアナログ画像信号をサンプルホールド(S/H)し、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプする。そして、アナログ画像信号は、所定レベルまで増幅された後に、デジタル画像信号例えばR,G,Bの8ビットの各デジタル信号に変換される。
次いで、R,G,Bの各デジタル信号は、シェーディング部103に入力される。シェーディング部103は、入力されたR,G,Bの各デジタル信号に対して、シェーディング補正および黒補正を施す。この補正後のR,G,Bの各デジタル信号は、つなぎ部(つなぎ&MTF補正&原稿検知部)104に入力される。つなぎ部104は、つなぎ処理、MTF補正おおよび原稿検知処理を行う。CCD101が3ラインCCDの場合、ライン間の読取位置が異なるため、つなぎ処理は、読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正する。MTF補正は、読取速度および変倍率によって読取のMTFが変るため、その変化を補正する。原稿検知処理は、原稿台ガラス201上の原稿を走査することにより原稿サイズを検知する。
つなぎ部104で読取位置タイミングが補正されたR,G,Bの各デジタル信号は、入力マスキング部105に入力される。入力マスキング部105は、CCD101の分光特性、光源203,204および反射傘205,206の分光特性を補正する。入力マスキング部105から出力されたR,G,Bの各デジタル信号は、外部I/F(インタフェース)213からの信号との切り換え可能なセレクタ106に入力される。また、セレクタ106には、外部I/F213を介して外部装置からの信号が入力される。セレクタ106は、上記R,G,Bの各デジタル信号を外部I/F213または後述する下流のブロックへ出力し、また、外部I/F213を介して入力された信号を後述する下流のブロックへ出力する。
セレクタ106から出力されたR,G,Bの各デジタル信号は、色変換部(色空間圧縮&下地除去&LOG変換部)107と下地除去部115とにそれぞれ入力される。下地除去部115は、入力されたR,G,Bの各デジタル信号に対して下地除去を施し、下地除去後のRGBの各デジタル信号は、黒文字判定部116に入力される。黒字判定部116は、原稿中の文字が黒い文字であるか否かを判定し、原稿から黒文字信号を生成する。
色変換部107は、セレクタ106からのR,G,Bの各デジタル信号がプリンタ部Pで再現可能な範囲内の信号であるか否かを判定する。ここで、R,G,Bの各デジタル信号がプリンタ部Pで再現可能な範囲内の信号でない場合、R,G,Bの各デジタル信号は、プリンタ部Pで再現可能な範囲内の信号になるように補正される。R,G,Bの各デジタル信号がプリンタ部Pで再現可能な範囲内の信号である場合、当該信号に対する補正は行われない。そして、R,G,Bの各デジタル信号に対して下地除去処理が行われた後、R,G,Bの各デジタル信号は、LOG変換によりC,M,Yの各信号に変換される。
色変換部107から出力されたC,M,Yの各信号は、遅延部108において、出力タイミングを調整するために遅延される。遅延されたC,M,Yの信号は、上記黒文字判定部116で生成された信号とともに、モワレ除去部109へ入力される。モワレ除去部109は、入力されたC,M,Yの各信号に対してモワレを除去し、モアレ除去後の各信号は、変倍処理部110に入力される。変倍処理部110は、入力されたC,M,Yの各信号に対して主走査方向への変倍処理を行う。変倍処理されたC,M,Yの各信号は、CMYK信号生成部(UCR&マスキング&黒文字反映部)111へ入力される。CMYK信号生成部111は、UCR処理により、C,M,Yの各信号からC,M,Y,K信号を生成する。生成されたC,M,Y,Kの各信号は、マスキング処理により、プリンタ部Pの出力に適した信号に補正されるとともに、黒文字判定部116で生成された判定信号がC,M,Y,Kの各信号にフィードバックされる。
CMYK信号部111で生成されたC,M,Y,Kの各信号は、γ補正部112において濃度調整された後にフィルタ部113に入力される。フィルタ部113は、入力されたC,M,Y,Kの各信号に対してスムージングまたはエッジ処理を施し、当該処理後のC,M,Y,Kの各信号を出力する。
上記デジタル画像処理部212で生成されたC,M,Y,Kの各信号は、コントローラユニット200へ入力される。コントローラユニット200は、入力されたC,Y,M,Kの各信号を、プリンタ制御I/F253を介して、プリンタ部Pへ送出する。
このコントローラユニット200は、具体的には、図2に示すように、メモリ303またはHDDユニット512に格納されているプログラムに従い画像形成装置全体の制御を行うとともに、個別処理を実行するCPU301を有する。コントローラユニット200は、CPU301は、デジタル画像処理部212、外部I/F213、プリンタ制御I/F253のそれぞれを接続するためのI/Fを有し、当該I/Fを介して、外部I/F213、プリンタ制御I/F253のそれぞれと、制御を行うための情報をやり取りする。ここで、外部I/F213は、画像情報やコード情報などの画像データを外部装置とやり取りするためのインタフェースであり、具体的には、図4に示すように、ファクシミリ装置401、LANインタフェース装置402などを接続することが可能である。プリンタ制御I/F215は、CPU301とプリンタ部Pとを接続するためのインタフェースであり、デジタル画像処理部212からCPU301を経由して送出されたC,M,Y,Kの各信号とともに、CPU301からプリンタ部Pに対する制御信号を入力する。
また、CPU301は、操作部302を接続するためのI/Fを有し、当該I/Fを介して操作部302から入力される操作情報に基づいて対応する制御または処理を行う。また、操作部302に設けられている表示パネルに表示する情報が、上記I/Fを介して、操作部302へ送出される。
操作部302は、ユーザによる操作情報などの情報を入力するためのハードキーおよび上記表示パネルを有する。上記表示パネルには、設定内容、入力情報などの各種情報が表示される。また、上記表示パネルには、操作情報などの情報を入力するためのソフトキーが表示可能である。
プリンタ部Pは、図1に示すように、図中の矢印Aが示す方向へ回転駆動される感光体225を有する。感光体225の周囲には、一次帯電器221、露光装置218、黒現像装置219、カラー現像ユニット223、転写帯電器220、クリーナ222が配置されている。
一次帯電器221は、感光体225の表面を一様の電位に帯電させるための帯電器である。露光装置218は、プリンタ制御I/F215を介して入力されたC,M,Y,Kの各信号に基づいてレーザ光を変調し、変調されたレーザ光により感光体225表面上を露光走査する。これにより、感光体225表面には、C,M,Y,Kの各色にそれぞれ対応する静電潜像が形成される。
黒現像装置219は、黒の静電潜像が形成された感光体225に対して黒のトナーを供給する。これにより、感光体225に形成された黒の静電潜像は黒のトナー像として可視像化される。カラー現像ユニット223は、フルカラー現像のための3台の現像装置223Y,223M,223Cを搭載する。現像装置223Yは、イエローの静電潜像が形成された感光体225に対してイエローのトナーを供給し、イエローの静電潜像をイエローのトナー像として可視像化する。現像装置223Mは、マゼンタの静電潜像が形成された感光体225に対してマゼンタのトナーを供給し、マゼンタの静電潜像をマゼンタのトナー像として可視像化する。現像装置223Cは、シアンの静電潜像が形成された感光体225に対してシアンのトナーを供給し、シアンの静電潜像をシアンのトナー像として可視像化する。C,M,Yの各色を現像する際には、現像ユニット223は図中の矢印Rが示す方向へ回転され、対応する色の現像装置が感光体225に当接するように位置決めされる。
感光体225上にトナー像が形成される毎に、そのトナー像は、転写帯電器220により、中間転写ベルト226に転写される。すなわち、C,M,Y,Kの4色のトナー像が中間転写ベルト226上に重ね合わされて転写される。これにより、中間転写ベルト226上には、フルカラーのトナー像が形成されることになる。ここで、トナー像が中間転写ベルト226に対して転写された後の感光体225上に残留するトナーは、クリーナ219により除去される。
中間転写ベルト226は、感光体225の外周の長さに対して、n(nは整数)倍の周長さを有する。このような中間転写ベルト226の周長と感光体225の外周との関係により、中間転写ベルト226が1周する間に、感光体225は整数回転し、中間転写ベルト226が1周する前と全く同じ状態に戻る。よって、中間転写ベルト226上に4色のトナー像を重ね合わせる際に(中間転写ベルト226は4周回る)、感光体225の回転ムラによる色ズレを回避することができる。
また、中間転写ベルト226の周長は、その周方向に沿うサイズが所定サイズ、例えば少なくともA4サイズ2画像分(2枚の用紙分)のトナー像を転写することが可能な長さに設定されている。これにより、4色重ね合わせたカラー画像を形成するために中間転写ベルト226が4周回る間に、中間転写ベルト226上に、2枚の用紙分のカラートナー像を転写することが可能になる。これは、2枚貼りと呼ばれるものであり、これにより生産性の向上が図られている。
中間転写ベルト226は、各ローラ227,228,229に掛け渡されている。ローラ227は、中間転写ベルト226を駆動するための駆動ローラである。ローラ228は、中間転写ベルト226の張力を調節するテンションローラである。ローラ229は、二次転写ローラ231に対するバックアップローラである。ローラ227とローラ229との間には、基準位置を検知する反射型センサ224が配置されている。反射型センサ224は、中間転写ベルト226の外周面の縁部に設けられた反射テープなどのマーキングを検知してI−top信号を出力する。このI−top信号は、画像形成開始を指示するための信号であり、この信号が露光装置218に入力されると、露光装置218は、レーザ光を発光し、感光体225に対して露光走査を開始する。
二次転写ローラ231は、転写ローラ脱着ユニット250により、中間転写ベルト226に当接するように、また中間転写ベルト226から離脱するように駆動される。中間転写ベルト226を挟んでローラ227と対向する位置には、ベルトクリーナ268が設けられている。ベルトクリーナ268は、ベルトクリーナ脱着ユニット232により、中間転写ベルト226に当接するようにまたは中間転写ベルト226から離脱するように駆動される。ベルトクリーナ268が中間転写ベルト226に当接されると、中間転写ベルト226上の残留トナーがベルトクリーナ268のブレードにより掻き落とされる。
中間転写ベルト226上に形成されたトナー像は、カセット240,241、または手差し給紙部253から給紙されたシートに転写される。具体的には、各カセット240,241に収納されたシートは、ピックアップローラ238,239によりピックアップされ、各給紙ローラ対237,236,235により、給紙パス266に沿ってレジストローラ255へ向けて搬送される。また、手差し給紙部253に積載されたシートは、ピックアップローラ254によりピックアップされ、給紙ローラ対235を経てレジストローラ255へ向けて送り出される。各カセット240,241、手差し給紙部253のそれぞれには、シートの有無を検知するためのシート無検センサ243,244,245が設けられている。また、各カセット240,241、手差し給紙部253のそれぞれには、シートのピックアップ不良を検知するための給紙センサ247,248,249が設けられている。
カセット240,241または手差し給紙部253から送り出されたシートは、その先端が駆動停止中のレジローラ255に突き当てられた状態で一旦停止される。これにより、上記シートの斜行補正が行われることになる。この斜行補正後、画像形成開始タイミング(転写タイミング)に合わせてレジストローラ255が駆動され、二次転写ローラ231と中間転写ベルト226との間に形成されたニップ部へ給送される。この際、二次転写ローラ231は転写ローラ脱着ユニット250により駆動されて中間転写ベルト226と当接されている。中間転写ベルト226上に形成されたトナー像は、上記ニップ部において、給送されたシート上に転写される。トナー像が転写されたシートは、搬送ベルト230を介して、定着装置234に送られる。
定着装置234は、シート上のトナー像の吸着力を補う2つの定着前帯電器251,252および一対の定着ローラ233を有し、定着ローラ233間には、シートを狭持搬送するためのニップ部が形成される。シートが上記ニップ部を通過する際に、シート上のトナー像は、熱圧され、シート上に定着される。
定着装置234を通過したシートは、フラッパ257により排紙パス258または裏面パス259へ導かれる。画像形成が終了したシートは、シートフラッパ257により排紙パス258に導かれ、このシートは、排紙ローラ267を経て排紙トレイ242へ排出される。
また、シートの両面に対して画像形成を行う両面モード時には、表面に画像形成されたシートは、フラッパ257により裏面パス259へ導かれ、このシートは、各反転ローラ260により、両面反転パス261内に一旦搬送される。
次いで、シートがその送り方向幅の分両面反転パス261内に搬送された後に、シートの搬送方向が両面反転パスガイド269によって切り替えられる。そして、シートは、反転ローラ260の逆回転駆動および両面パス搬送ローラ262の駆動により表裏が反転されて、画像形成面を下向きにした状態で両面パス263に沿って再給紙ローラ264に向けて搬送される。
再給紙ローラ264に向けて搬送されるシートが再給紙ローラ264の直前位置に配置されている給紙センサ265により検知される。この検知時点から、シートの先端が駆動停止している再給紙ローラ264に突き当たるまでの所定時間が経過すると、シートの搬送動作が一旦停止される。これにより、シートに対する斜行補正が行われる。
斜行補正後、所定のタイミングが到来すると、再給紙ローラ264が起動され、シートは画像形成面を裏面とした状態で再度給紙パス266へ搬送される。そして、シートの表面に対する画像形成と同様の手順で、シートの裏面への画像形成が行われる。このようにして表裏両面に画像形成がされたシートは、排紙フラッパ257により、排紙パス258へ導かれ、排紙トレイ242上へ排紙される。
本実施の形態における画像形成装置100は、特に画像形成部(露光から二次転写までのプロセスを含む系)に対する制御ファームウエアの設計および検証を汎用PC上のシミュレーション環境で行うことを前提条件として構成されている。すなわち、画像形成装置100は、上記前提条件を満足する、ファームウエアおよび制御ハードウエアを含む制御ユニットアーキテクチャによって構成されている。
本実施の形態における制御ユニットアーキテクチャについて、コンコントローラユニット200との関連を含めて、図5を参照しながら詳細に説明する。図5は図1の画像形成装置における制御ユニットアーキテクチャを示すブロック図である。
本実施の形態の制御ユニットアーキテクチャは、図5に示すように、画像形成装置100全体の動作を制御するコントローラユニット200と、上記プリンタ部Pに対する制御IOとして機能するプリンタコントロールI/Oユニット502とから構成される。プリンタコントロールI/Oユニット502は、IOモジュール509、シリアル通信モジュール510および負荷制御モジュール511を有する。IOモジュール509およびシリアル通信モジュール510は、画像形成動作に必要な複数の制御要素との通信手段として設けられている。モータ負荷504、レーザユニット506、定着制御ユニット507、現像制御ユニット508などのプリンタコントロールI/Oユニット502と各制御要素とは、制御バス512を介して接続され、各制御要素は、制御バス512を介してプリンタコントロールI/Oユニット502から制御される。
ここで、制御要素としては、モータ負荷504、電源ユニット505、レーザユニット506、定着制御ユニット507、現像制御ユニット508などがある。モータ負荷504は、搬送ローラを駆動するモータなどの各種モータを制御するためのユニットである。電源ユニット505は、入力電源、各ブロックへの電源供給を制御するためのユニットである。レーザユニット506は、露光装置218の動作を制御するためのユニットである。定着制御ユニット507は、定着装置234における温調制御などを行うユニットである。現像制御ユニット508は、黒現像装置219、カラー現像ユニット223などの動作を制御するユニットである。
また、負荷制御モジュール511は、上記各制御要素を制御する上で、クロック信号などを用いて正確なタイミング制御を要求される場合に用いられる、専用の制御回路モジュールである。上記負荷制御モジュール511で制御されるもの以外の制御要素または制御要素間の組み合わせ動作は、全てコントローラユニット200上のCPU301によって、画像形成装置100内外の他のシステム制御要素との協調をとりながら統合的に制御される。従って、プリンタコントロールI/Oユニット502は、それ自体にCPUを持たない。
コントローラユニット200とプリンタコントロールI/Oユニット502は、バス503を介して接続される。このバス503は、汎用高速制御バスのひとつであるPCI EXPRESSバスである。コントローラユニット200のCPU301は、本画像形成装置100のシステム制御を行うとともに、プリンタコントロールI/Oユニット502に対してバスアクセスを行いながら、プリンタ部Pに対する制御を行う。また、コントローラユニット200とプリンタコントロールI/Oユニット502間においては、上記プリンタ部Pに対する制御トリガ信号、画像形成のための画像信号などの各種信号が上記バス503を介して、高速にやり取りされる。
ここで、CPU301により、システム制御ファームウエア513とプリンタ制御ファームウエア514がプログラムモジュールとして並列実行されることになる。プリンタ制御ファームウエア514に対しては、画像形成における制御精度の点から、時間的な遅延を可能な限り小さくすることが要求される。しかしながら、システム制御ファームウエア513の実行負荷が大きくなると、プリンタ制御ファームウエア514の実行速度が遅くなることがあり、許容することができない時間的な遅延が生じることがある。そこで、本実施の形態においては、CPU301として、マルチコア型CPUが採用されている。これは、システム制御ファームウエア513とプリンタ制御ファームウエア514を、相互の実行負荷に左右されることなく、独立に実行可能にするためである。
システム制御ファームウエア513とプリンタ制御ファームウエア514は、HDDユニット512内の記憶領域の異なるパーティション内に格納されている。これにより、相互のファームウエアプログラムの独立性が維持され、相互干渉の影響が極力軽減される。また、各制御ファームウエア513,514の制御速度の低下を防ぐために、各制御ファームウエアは、HDDユニット512からメモリ302に一時的に読み出される。これにより、各制御ファームウエア513,514の即時実行性が保証される。
このような制御ユニットアーキテクチャに関しては、プリンタ制御ファームウエア514およびその実行環境があり、かつ、プリンタコントロールI/Oユニット502とそれに接続される各制御要素504〜508があれば、プリンタ部Pに対する制御を可能にする。よって、例えばプリンタ制御ファームウエア514の実行環境を提供可能な外部装置上にプリンタ制御ファームウエア514の実行環境を構築し、プリンタコントロールI/Oユニット502とそれに接続される各制御要素504〜508を設ければ、当該外部装置上に、プリンタ部Pを制御するための制御ユニットアーキテクチャが構成されることになる。
上記例として、図6に上記プリンタ制御ファームウエア514をPC600上に構成する場合の構成を模式的に示す。この場合、プリンタ制御ファームウエア514を、一般的なPC用の汎用マルチタスクOS(オペレーティングシステム)上で実行可能なように構成する必要があるが、これは比較的容易である。このことは、プリンタ制御ファームウエア514のPC環境との融和性を示すものである。そして、PC600上に、パスコントローラチップ602を介して接続されるプリンタコントロールI/Oユニット502と、それに接続される各制御要素504〜508が設けられる。これにより、PC600のCPU601により実行されるプリンタ制御ファームウエア514により、バスコントローラチップ602を介して、プリンタコントロールI/Oユニット502とそれに接続される各制御要素504〜508が制御可能である。その結果、PC600から画像形成装置100のプリンタ部Pを制御することが可能になる。
ここで、以上のことを鑑みて、汎用PCにより、プリンタ制御ファームウエア514の設計および検証を行うためのシミュレーション装置を構成する場合を考える。このシミュレーション装置について図7を参照しながら説明する。図7はPC上に構成されるシミュレーション装置の構成を示すブロック図である。
シミュレーション装置においては、図7に示すように、汎用的なPCマルチタスクOS703上でリアルタイムOS(RT−OSエミュレータ)704が動作される。そして、リアルタイムOS704上で、プリンタ制御ファームウエア514が実行される。
プリンタ制御ファームウエア514は、画像形成装置を仮想的に構成する画像形成装置シミュレータ701とデータのやり取りを行う。具体的には、プリンタ制御ファームウエア514は、制御値を示す出力データをイベントとして画像形成装置シミュレータ701に送信する。画像形成装置シミュレータ701は、上記出力データを受信すると、当該出力データに応じた実際の画像形成装置の動作を予測し、予測された動作を擬似的に実行する。そして、この模擬的に実行された動作に対応するデータが生成され、その一部が制御結果を示すデータとしてプリンタ制御ファームウエア514へ返される。プリンタ制御ファームウエア514は、この画像形成装置シミュレータ701から返されたデータを、実際の画像形成装置の制御結果として得られる入力データとして、当該データに応じた制御を継続する。このようなプリンタ制御ファームウエア514と画像形成装置シミュレータ701間の入出力データは、モニタ&解析モジュール702によって常時監視される。
設計者は、モニタ&解析モジュール702のUI(ユーザインタフェース)を介して、プリンタ制御ファームウエア514の制御下における画像形成装置シミュレータ701の動作状況を随時把握することができる。その結果、設計者は、画像形成装置シミュレータ701が予想外の動作を行った場合、プリンタ制御ファームウエア514による制御において、不適正な部分があると判断することができる。そして、不適正な部分をなくするように、プリンタ制御ファームウエア514を改変することができ、プリンタ制御ファームウエア514の制御品質の向上を図ることができる。
このようなシミュレーション装置を用いて、プリンタ制御ファームウエア514の改変を行う場合において、重要なことは、画像形成装置シミュレータ701によりシミュレートされた動作を実際の画像形成装置の動作に近づけることである。すなわち、画像形成装置シミュレータ701によりシミュレートされた動作が、実際の画像形成装置の動作と大きく異なると、画像形成装置シミュレータ701の動作に応じて、プリンタ制御ファームウエア514の改変を行うことは、何ら、意味を持たない。
しかしながら、同一のタイプの各製品は、それぞれ、使用者の癖、装置の使用環境、使用されるシートの物性、装置の使用頻度などによって、微妙に異なる動作を行う。特に、印刷画像の品位を維持するという観点からは、プリンタ制御ファームウエア514は、これらの要因を組み合わせた複雑な制御を行うことが要求される。しかしながら、画像形成装置シミュレータ701は、ある制御データに対する応答を制御的な理論値、経験則などに従って、近似的に表しているのに過ぎないので、各要因を全て組み合わせた動作をシミュレートすることは不可能である。従って、プリンタ制御ファームウエア514の詳細な作り込みを、画像形成装置シミュレータ701を用いたシミュレーションのみに基づいて十分に行うことはできない。そのため、実際の試作機の様々な使用状況の組み合わせを想定し、実際に動作させることによって、最終的なプリンタ制御ファームウエア514の完成度を高める必要がある。
また、試作機の使用状況の組み合わせに基づいて完成されたプリンタ制御ファームウエア514を搭載した画像形成装置を製品として市場へと出荷した場合においても、同様な問題が発生する可能性がある。これは、実際の試作機を使用した動作試験においても全ての使用環境の組み合わせを想定して試験することは、現実的には不可能であるからである。通常は、ユーザの一般的な使用環境をある範囲内で想定し、その範囲の中で実際に問題が生じないことを確認しながら、プリンタ制御ファームウエア514の作り込みが行われる。しかしながら、市場に出荷された画像形成装置の使用形態は、ユーザ毎に、千差万別であり、当初予想された使用形態と異なる使用形態であることがある。そのような場合には、プリンタ制御ファームウエア514の制御により動作は、予想外の動作となり、その結果、画像不良、エラー誤検知などの問題が生じることになる。
そこで、本実施の形態においては、画像形成装置シミュレータ701の同定精度を向上させるための近似式が画像形成装置シミュレータ701に組み込まれる。
この近似式の算出方法について図8および図9を参照しながら説明する。図8は画像形成装置の制御ユニットアーキテクチャに組み込まれたプリンタ制御ファームウエア514およびモニタ&解析モジュール702を示すブロック図である。図9は制御出力値xと制御結果に応じた入力値yとの関係およびその近似式を示すグラフである。
試作機または製品としての画像形成装置の制御ユニットアーキテクチャには、そのプログラムの一部としてプリンタ制御ファームウエア514およびモニタ&解析モジュール702が組み込まれる。この画像形成装置のプリンタ制御ファームウエア514およびモニタ&解析モジュール702により、画像形成装置シミュレータ701の同定精度を向上させるための近似式が求められる。
試作機または製品としての画像形成装置において、プリンタ制御ファームウエア514により制御が実行される場合、モニタ&解析モジュール702は、プリンタ制御ファームウエア514とプリンタ部P間の入出力データを常時監視する。ここで、プリンタ制御ファームウエア514から制御値を示す出力データがプリンタ部Pに対して出力される。この出力データは、プリンタ制御ファームウエア514によって何らかの制御的な判断の結果として出力されるものであり、モータの駆動パルス、ポートの出力信号、AD変換器への出力設定値などである。プリンタ部Pは、上記出力データに応答して動作し、その結果すなわち制御結果に応じたデータを入力データとしてプリンタ制御ファームウエア514に返す。この制御結果に応じた入力データは、入力ポート信号、割り込み信号値、DA変換器からのデジタル変換値などである。これらの入出力に関する時系列データは、HDDユニット512に格納される。
HDDユニット512に格納された入出力に関する時系列データは、定期的にサービスマンなどにより外部I/F213を介して収集される。また、LANインタフェース装置402を介してネットワークに接続されている画像形成装置の場合、HDDユニット512に格納された入出力に関する時系列データは、LANインタフェース装置402を介してネットワークに接続されているPCにより収集される。このように、製品として市場に出荷された多数の画像形成装置または試作検討段階の画像形成装置から実際の制御出力値と制御結果に応じた入力値に関する時系列データを入手することが可能となる。
このようにして入手された制御値出力値と制御結果に応じた入力値に関する時系列データ群を用いることによって、PC上の画像形成装置シミュレータ701の同定精度を高めることが可能になる。
例えば、ある任意の制御出力値xと制御結果に応じた入力値yとの関係が、y=f(x)の関数で表されるとする。ここで、xとyの関係を示すためのデータとして、(x1,y1)と(x2,y2)の2つのデータが得られたとすると、図9(a)に示すように、xとyの関係式は、この2点を結ぶ直線式y=ax+bにより近似されることになる。しかしながら、このxとyの関係を示すデータとして、複数のデータ(x1,y1),…,(xn,yn)が得られた場合、xとyの関係式は、y=ax+bx2+,…,+mxnの多項式で近似されることになる。すなわち、図9(b)に示すように、xとyの関係は、複数のデータ列に対して近傍を通過する多次元関数として表現することができる。よって、データ列に関する情報の数が多くなれば、xとyの関係をより高い精度で近似させることができる。
また、1つの制御出力値xaのみを変数とする関数y=f(x1)によりyを求めることに代えて、他の制御出力値xb,xc,…を変数として加えて、制御結果に応じた入力値yを、y=f(xa,xb,xc,…)の関数により近似するようにしてもよい。この場合は、多くの入出力の関係を示す時系列データを統計的に分析した結果から、制御出力値xa以外の制御出力値xa,xb,…が入力値yを支配的に決定するような場合に有用である。
このように、制御出力値xと制御結果に応じた入力値yとの関係を示す近似式を求め、この近似式を画像形成装置シミュレータ701に組み込めば、画像形成装置シミュレータ701によるシミュレーション結果の同定精度を向上させることができる。すなわち、PC上において、プリンタ制御ファームウエア514の制御下で画像形成装置シミュレータ701により行われたシミュレーション結果が、試作機または製品としての画像形成装置における実際の制御下での制御結果に非常に近いものとなる。
そして、画像形成装置シミュレータ701と実機としての画像形成装置との違いが様々な観点から検討され、その検討結果が、画像形成装置シミュレータ701の同定アルゴリズムに反映される。すなわち、画像形成装置シミュレータ701のシミュレーション結果を、単純な近似式に基づいたものから、多変数関数の近似式に基づいたものに発展させることが可能になり、より現実の制御結果に応じたものとすることができる。その結果、プリンタ制御ファームウエア514の制御下で、画像形成装置シミュレータ701を用いてより実機に即した制御シミュレーションを行うことができる。そして、このシミュレーション結果に基づいて、プリンタ制御ファームウエア514の問題点の抽出し、その問題を解消するためのプリンタ制御ファームウエア514の修正をより精度よく、効率的に行うことが可能となる。また、制御性能を向上させるためのプリンタ制御ファームウエア514の修正をより精度よく行うことができる。
ここで、上記近似式を、画像形成装置シミュレータ701が組み込まれているPC上で求めることができる。この場合、上記PCには、上記入手された制御値出力値と制御結果に応じた入力値に関する時系列データ群に基づいて上記近似式を求めるための演算ソフトウエアが搭載されることになる。そして、この演算ソフトエアにより求められた近似式が画像形成装置シミュレータ701に組み込まれるようにすればよい。また、上記近似式を他のPCにより求めるようにし、求められた近似式を画像形成装置シミュレータ701に組み込む方法を採ることも可能である。
次に、ネットワークに接続されている画像形成装置のプリンタ制御ファームウエア514の動作検証などを行う場合について図10を参照しながら説明する。図10はネットワークに接続されている画像形成装置における制御の入出力に関する時系列データの収集から、その収集された時系列データを用いた画像形成装置のシミュレーションまでの一連の作業を模式的に示す図である。
ここでは、図10に示すような、製品としての複数の画像形成装置A〜D(ここでは、製品A〜Dと示す)がネットワークに接続されているシステムを例に説明する。各画像形成装置A〜Dの制御ユニットアーキテクチャには、それぞれ、プリンタ制御ファームウエア514およびモニタ&解析モジュール702が組み込まれている。各画像形成装置A〜Dにおいては、それぞれ、モニタ&解析モジュール702により、プリンタ制御ファームウエア514とプリンタ部P間の実際の制御出力値と制御結果に応じた入力値に関する時系列データが、HDDユニット512に格納される。
ここで、画像形成装置Dから上記時系列データを入手する場合、上記ネットワークに接続されているPCが画像形成装置Dにアクセスし、そのHDDユニット512に格納されている時系列データを収集する。そして、収集された時系列データを近似するための近似式が求められる。この近似式の算出は、上記PCにより行われてもよいし、他のPCにより行われてもよい。そして、求められた近似式は、PC上に構築されているシミュレーション装置の画像形成装置シミュレータ701に組み込まれる。
次いで、PCの汎用的なPCマルチタスクOS703上でリアルタイムOS(RT−OSエミュレータ)704が動作され、リアルタイムOS704上で、プリンタ制御ファームウエア514が実行される。そして、プリンタ制御ファームウエア514の制御下で、画像形成装置シミュレータ701を用いた制御シミュレーションが行われる。
このようにして、画像形成装置Dから、制御値出力値と制御結果に応じた入力値に関する時系列データ群を入手し、その時系列データ群を用いて、画像形成装置シミュレータ701の同定精度を向上させるための近似式を求めることができる。その結果、画像形成装置Dの実際の使用状況などを反映させた、当該画像形成装置のプリンタ制御ファームウエア514に対するシミュレーション結果を得ることができ、実際の使用状況に応じたプリンタ制御ファームウエア514の改変が可能になる。
本実施の形態においては、画像形成装置から上記時系列データ群を、サービスマンなどにより外部I/F213を介して収集するか、またはネットワークを介してPCにより収集するようにしている。しかし、上記時系列データ群の収集方法は、これらに限定されることはない。例えば、PCにより、公衆アナログ回線を介して画像形成装置から時系列データを収集する、また、無線通信または短距離無線通信を介して収集するなどの方法を用いることも可能である。
また、本実施の形態においては、同定アルゴリズムに、画像形成装置から得られる時系列データを近似する多項近似式を用いている。しかし、これに限定されることはなく、スプライン関数、ファジー推論、またはニューラルネットワークなどを用いた一般的な統計的手法によるデータ補間方式を用いて時系列データの相関式を求め、この相関式を同定アルゴリズムに用いる方法でもよい。
本発明の目的は、前述した各実施の形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RWなどの光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードを、ネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施の形態に係るシミュレーションシステムを構成する画像形成装置の構成を示す縦断面図である。 図1のコントローラユニット200の構成を示すブロック図である。 図1のデジタル画像処理部212の構成を示すブロック図である。 図2の外部I/F213と外部装置との接続状態を模式的に示すブロック図である。 図1の画像形成装置における制御ユニットアーキテクチャを示すブロック図である。 プリンタ制御ファームウエア514をPC600上に構成する場合の構成を模式的に示す図である。 PC上に構成されるシミュレーション装置の構成を示すブロック図である。 画像形成装置の制御ユニットアーキテクチャに組み込まれたプリンタ制御ファームウエア514およびモニタ&解析モジュール702を示すブロック図である。 制御出力値xと制御結果に応じた入力値yとの関係およびその近似式を示すグラフである。 ネットワークに接続されている画像形成装置における制御の入出力に関する時系列データの収集から、その収集された時系列データを用いた画像形成装置のシミュレーションまでの一連の作業を模式的に示す図である。
符号の説明
100 画像形成装置
200 コントローラユニット
213 外部I/F
253 プリンタ制御I/F
301,601 CPU
303 メモリ
502 プリンタコントロールI/Oユニット
504 モータ負荷
504 電源ユニット
506 レーザユニット
507 定着制御ユニット
508 現像制御ユニット
512 HDDユニット
513 システム制御ファームウエア
514 プリンタ制御ファームウエア
600 PC
701 画像形成シミュレータ
702 モニタ&解析モジュール

Claims (13)

  1. 画像形成装置における制御系から被制御系へ出力される制御値と、該制御値による前記被制御系の制御結果として前記被制御系から前記制御系へ入力される入力値とを時系列に取得するデータ取得装置と、
    前記時系列に取得された複数の制御値および該制御値のそれぞれに対応する入力値を含む時系列データ群を保持するデータ保持装置と、
    前記画像形成装置の前記制御系による制御環境と同一の制御環境下において前記画像形成装置の前記被制御系の動作を同定するためのアルゴリズムに従って、前記被制御系へ出力される制御値に対応する前記画像形成装置の前記被制御系の制御結果をシミュレートするシミュレーション装置とを備え、
    前記シミュレーション装置の前記アルゴリズムには、前記データ保持装置に保持されている時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係が組み込まれていることを特徴とするシミュレーションシステム。
  2. 前記データ保持装置に保持されている時系列データ群に基づいて該時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係を求める演算装置を備えることを特徴とする請求項1記載のシミュレーションシステム。
  3. 前記データ取得装置および前記データ保持装置は、前記画像形成装置に搭載され、
    前記シミュレーション装置および前記演算装置は、前記画像形成装置と通信可能なコンピュータに搭載され、
    前記演算装置は、前記コンピュータと前記画像形成装置との通信により、前記データ保持装置に保持されている時系列データを取得することを特徴とする請求項2記載のシミュレーションシステム。
  4. 前記演算装置は、前記データ保持装置に保持されている時系列データ群に基づいて、該時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係として、該相関関係を近似する関数を求めることを特徴とする請求項2または3記載のシミュレーションシステム。
  5. 前記シミュレーション装置によりシミュレートされた制御結果を出力する出力手段を備えることを特徴とする請求項1記載のシミュレーションシステム。
  6. 制御系から被制御系へ出力される制御値と、該制御値による前記被制御系の制御結果として前記被制御系から前記制御系へ入力される入力値とを時系列に取得するデータ取得手段と、前記時系列に取得された複数の制御値および該制御値のそれぞれに対応する入力値を含む時系列データ群を保持するデータ保持手段とを有する画像形成装置の動作のシミュレーションを行うシミュレーション装置であって、
    前記画像形成装置の前記制御系による制御環境と同一の制御環境を構築する制御環境構築手段と、
    前記制御環境構築手段により構築された制御環境下において前記画像形成装置の前記被制御系の動作を同定するためのアルゴリズムに従って、前記被制御系へ出力される制御値に対応する前記画像形成装置の前記被制御系の制御結果をシミュレートするシミュレーション手段とを備え、
    前記アルゴリズムには、前記データ保持手段に保持されている時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係が組み込まれていることを特徴とするシミュレーション装置。
  7. 制御系から被制御系へ出力される制御値と該制御値による前記被制御系の制御結果として前記被制御系から前記制御系へ入力される入力値とを時系列に取得するデータ取得手段と、
    前記時系列に取得された複数の制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値とを含む時系列データ群を保持するデータ保持手段とを備え、
    前記時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係が、シミュレーション装置による前記制御系から前記被制御系へ出力される制御値による前記被制御系の制御結果をシミュレーションする際に使用されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 画像形成装置における制御系から被制御系へ出力される制御値と、該制御値による前記被制御系の制御結果として前記被制御系から前記制御系へ入力される入力値とを時系列に取得するデータ取得工程と、
    前記時系列に取得された複数の制御値および該制御値のそれぞれに対応する入力値を含む時系列データ群を記憶手段に保持するデータ保持工程と、
    前記画像形成装置の前記制御系による制御環境と同一の制御環境下において前記画像形成装置の前記被制御系の動作を同定するためのアルゴリズムに従って、前記被制御系へ出力される制御値に対応する前記画像形成装置の前記被制御系の制御結果をシミュレートするシミュレーション工程とを有し、
    前記アルゴリズムには、前記記憶手段に保持されている時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係が組み込まれていることを特徴とするシミュレーション方法。
  9. 前記記憶手段に保持されている時系列データ群に基づいて該時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係を求める演算工程を有することを特徴とする請求項8記載のシミュレーション方法。
  10. 前記演算工程では、前記データ保持装置に保持されている時系列データ群に基づいて、該時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係として、該相関関係を近似する関数を求めることを特徴とする請求項10記載のシミュレーション方法。
  11. 前記シミュレートされた制御結果を出力する出力工程を有することを特徴とする請求項8記載のシミュレーション方法。
  12. 制御系から被制御系へ出力される制御値と、該制御値による前記被制御系の制御結果として前記被制御系から前記制御系へ入力される入力値とを時系列に取得するデータ取得手段と、前記時系列に取得された複数の制御値および該制御値のそれぞれに対応する入力値を含む時系列データ群を保持するデータ保持手段とを有する画像形成装置の動作のシミュレーションを行うシミュレーション装置をコンピュータ上に構築するためのプログラムであって、
    前記画像形成装置の前記制御系による制御環境と同一の制御環境を構築する制御環境構築モジュールと、
    前記制御環境構築モジュールにより構築された制御環境下において前記画像形成装置の前記被制御系の動作を同定するためのアルゴリズムに従って、前記被制御系へ出力される制御値に対応する前記画像形成装置の前記被制御系の制御結果をシミュレートするシミュレーションモジュールとを有し、
    前記アルゴリズムには、前記データ保持手段に保持されている時系列データ群に含まれる各制御値と該制御値のそれぞれに対応する入力値との相関関係が組み込まれていることを特徴とするプログラム。
  13. 請求項12記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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