JP2017087690A - プリンター、プリンターシステム、プリンター制御方法及びプログラム - Google Patents

プリンター、プリンターシステム、プリンター制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のファームウエア用の設定値を、プリンター外部(例えば、ホストコンピューター)から一括で設定(又は変更)できるプリンター等を提供する。
【解決手段】第1のファームウエアを実行する第1のプロセッサコア42と、第2のファームウエアを実行する第2のプロセッサコア52と、を備えたプリンター40であって、前記プリンター40外部から、各ファームウエア用の設定値及び各ファームウエア用の設定値を分割するための識別子を含む設定値データを前記第1のプロセッサコア42を介して受信し、当該受信した前記識別子に基づき、当該受信した前記設定値データを各ファームウエア46b、56c、56d用の設定値に分割する解析部と、前記解析部によって分割された各ファームウエア用の設定値を、各ファームウエア46b、56c、56d用の記憶領域46a、56a、56bに設定する各設定値管理部と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリンター、プリンターシステム、プリンター制御方法及びプログラムに関し、特に、複数のファームウエア用の設定値を、プリンター外部(例えば、ホストコンピューター)から一括で設定(又は変更)できるプリンター、プリンターシステム、プリンター制御方法及びプログラムに関する。
従来、印刷処理やネットワーク設定処理等の複数処理を並行して実行するため、少なくとも2つのプロセッサコアを用いたプリンター(例えば、ネットワークプリンター)が知られている。
特開2008−269265号公報
しかしながら、この種のプリンターにおいては、一方のプロセッサコアで第1の処理(例えば、印刷処理)を実行し、他方のプロセッサコアで第2の処理(例えば、ネットワーク設定処理)を実行できる(すなわち、複数処理を並行して実行できる)ものの、次の課題がある。
すなわち、プリンター外部(例えば、ホストコンピューター)からプリンターにアクセスして、第1の処理を実行するファームウエア(例えば、印刷処理を実行するプリンターファームウエア)用の設定値や第2の処理を実行するファームウエア(例えば、ネットワーク設定処理を実行するネットワークファームウエア)用の設定値を設定(又は変更)する場合、ファームウエアごとに用意された専用ツール(例えば、プリンターファームウエア専用ツール、ネットワークファームウエア専用ツール)をホストコンピューターにおいて起動させて、当該起動させた各々の専用ツールを用いてファームウエアごとに個別に設定値を設定(又は変更)しなければならず、煩雑であり、使い勝手がよくないという課題がある。
なお、本発明に関連する技術として、従来、ホストコンピューターから送信される更新情報に基づき、プリンターのファームウエア自体を更新するプリンターが提案されている(例えば、特許文献1参照)が、この特許文献1は、プリンターのファームウエア自体を更新するものであり、複数のファームウエア用の設定値を設定(又は変更)するものではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数のファームウエア用の設定値を、プリンター外部(例えば、ホストコンピューター)から一括で設定(又は変更)できるプリンター、プリンターシステム、プリンター制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のプリンターの態様は、少なくとも1つの第1のファームウエアを実行する第1のプロセッサコアと、少なくとも1つの第2のファームウエアを実行する第2のプロセッサコアと、を備えたプリンターであって、前記プリンター外部から、前記第1のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、前記第2のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、及び、前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とを分割するための識別子、を含む設定値データを前記第1のプロセッサコアを介して受信し、当該受信した前記識別子に基づき、当該受信した前記設定値データを前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とに分割する解析部と、前記解析部によって分割された前記第1のファームウエア用の設定値を、前記第1のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第1の設定値管理部と、前記解析部によって分割された前記第2のファームウエア用の設定値を、前記第2のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第2の設定値管理部と、を備える。
上記態様のプリンターによれば、複数のファームウエア用の設定値を、プリンター外部(例えば、ホストコンピューター)から一括で設定(又は変更)できるプリンターを提供できる。
これは、第1に、プリンター外部から第1のプロセッサコアを介して受信される設定値データが、複数のファームウエア用の設定値と各ファームウエア用の設定値を分割するための識別子を含むこと、第2に、解析部が、その識別子に基づき、設定値データを、各ファームウエア用の設定値に分割すること、第3に、各設定値管理部が、当該分割された各設定値を、各ファームウエア用に割り当てられた適切な記憶領域に設定(記憶)すること、によるものである。
上記目的を達成するために、本発明のプリンターの別の態様は、前記第1のプロセッサコア用の第1のインターフェイス(I/F)と、前記第1のインターフェイスとは異なる通信方式のものであり前記第2のプロセッサコア用の第2のインターフェイス(I/F)とを備え、前記解析部は前記第1のプロセッサコアに含まれ、前記第2の設定値管理部は前記第2のプロセッサコアに含まれており、前記第2のプロセッサコアは前記第2のインターフェイスを経由して受信した前記設定値データを前記第1のプロセッサコアへ送り、前記第1のプロセッサコアは前記解析部が分割した前記第2のファームウエア用の設定値を前記第2のプロセッサコアに送り、前記第2のプロセッサコアの前記第2の設定値管理部が前記第2のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する。
当該態様のプリンターによれば、プリンターをパラレルやシリアルなどのレガシーなインターフェイスでスタンドアローンとして使用するような基本的な印刷機能を持つ第1のプロセッサコアに、ネットワークなど他のインターフェイスと他の機能を持つ第2のプロセッサコアをアドオンして機能を追加したプリンターを構成した場合の設定の際に有用である。この場合、第1のプロセッサコアに解析部を備えておくだけで済む。
上記目的を達成するために、本発明のプリンターの別の態様は、前記識別子は、IDまたは文字、文字列の順番である。
当該態様のプリンターによれば、識別子やIDと対応する設定値のテーブルを持って参照する構成とすることができる。また、設定値データの文字の認識や文字列の順番によって判断すれば、テーブルは不要である。
本発明のプリンターの別の態様は、上記態様において、前記第1のプロセッサコアは、前記解析部と前記第1の設定値管理部とを備え、前記第2のプロセッサコアは、前記第2の設定値管理部とOSとを備える。
当該態様のプリンターによれば、解析部及び第1の設定値管理部が第1のプロセッサコアに備えられるため、解析部及び第1の設定値管理部が第2のプロセッサコアに備えられる場合と比べ、プリンター外部から第1のプロセッサコアを介して受信した設定値データを迅速に各ファームウエア用の設定値に分割できる。また、当該分割された第1のファームウエア用の設定値を、第1のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に迅速に設定できる。
本発明のプリンターの別の態様は、上記態様において、前記設定値データは、JSON形式に基づき記述される。
当該態様のプリンターによれば、第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とを分割するための識別子を含む設定値データを、JSON形式に基づき比較的容易に記述できる。
本発明のプリンターシステムの態様は、ホストコンピューターと、上記態様のいずれかに記載のプリンターと、を備えたプリンターシステムであって、前記ホストコンピューターは、前記第1のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、及び、前記第2のファームウエア用の少なくとも1つの設定値を入力する設定値入力部と、前記設定値入力部によって入力された前記第1のファームウエア用の設定値、前記第2のファームウエア用の設定値、及び、前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とを分割するための識別子、を含む設定値データを生成する設定値データ生成部と、前記設定値データ生成部によって生成されたデータを、前記プリンターに送信する設定値データ送信部と、を備える。
当該態様のプリンターシステムによれば、上記態様のプリンターと同様の理由により、複数のファームウエア用の設定値を、プリンター外部(例えば、ホストコンピューター)から一括で設定(又は変更)できるプリンターシステムを提供できる。
本発明のプリンター制御方法の態様は、少なくとも1つの第1のファームウエアを実行する第1のプロセッサコアと、少なくとも1つの第2のファームウエアを実行する第2のプロセッサコアと、を備えたプリンターにおいて、前記第1のファームウエア用の設定値及び前記第2のファームウエア用の設定値を設定するプリンター制御方法であって、前記プリンター外部から、前記第1のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、前記第2のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、及び、前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とを分割するための識別子、を含む設定値データを前記第1のプロセッサコアを介して受信する受信ステップと、前記受信した前記識別値に基づき、当該受信した前記設定値データを前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とに分割する解析ステップと、前記解析ステップによって分割された前記第1のファームウエア用の設定値を、前記第1のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第1の設定ステップと、前記解析ステップによって分割された前記第2のファームウエア用の設定値を、前記第2のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第2の設定ステップと、を備える。
当該態様のプリンター制御方法によれば、上記態様のプリンターと同様の理由により、複数のファームウエア用の設定値を、プリンター外部(例えば、ホストコンピューター)から一括で設定(又は変更)できるプリンター制御方法を提供できる。
本発明のプログラムの態様は、少なくとも1つの第1のファームウエアを実行する第1のプロセッサコアと、少なくとも1つの第2のファームウエアを実行する第2のプロセッサコアと、を備えたプリンターにおいて、前記第1のファームウエア用の設定値及び前記第2のファームウエア用の設定値を設定するプログラムであって、前記プリンターに、前記プリンター外部から、前記第1のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、前記第2のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、及び、前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とを分割するための識別子、を含む設定値データを前記第1のプロセッサコアを介して受信させる受信手順と、前記受信した前記識別値に基づき、当該受信した前記設定値データを前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とに分割する解析手順と、前記解析手順によって分割された前記第1のファームウエア用の設定値を、前記第1のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第1の設定手順と、前記解析手順によって分割された前記第2のファームウエア用の設定値を、前記第2のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第2の設定手順と、を実現させる。
当該態様のプログラムによれば、第1態様のプリンターと同様の理由により、複数のファームウエア用の設定値を、プリンター外部(例えば、ホストコンピューター)から一括で設定(又は変更)できるプログラムを提供できる。
本発明のプリンター、プリンターシステム、プリンター制御方法及びプログラムが適用されるプリンターシステム10(ホストコンピューター20及びプリンター40)のシステム構成の一例を示す図である。 本発明のプリンター、プリンターシステム、プリンター制御方法及びプログラムが適用されるプリンターシステム10(ホストコンピューター20及びプリンター40)の機能ブロックの一例を示す図である。 構造化言語(JSON形式)で記述された設定値データDの一例である。 本実施形態のホストコンピューター20の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本実施形態のプリンター40の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
まず、本発明のプリンターの実施形態の概要について説明する。
図1は、本発明のプリンター、プリンターシステム、プリンター制御方法及びプログラムが適用されるプリンターシステム10(ホストコンピューター20及びプリンター40)のシステム構成の一例を示す図である。図2は、本発明のプリンター、プリンターシステム、プリンター制御方法及びプログラムが適用されるプリンターシステム10(ホストコンピューター20及びプリンター40)の機能ブロックの一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプリンター40は、プリンターファーム46b(少なくとも1つの第1のファームウエア)を実行する第1のプロセッサコア42と、ネットワークファーム56c及びインテリジェントファーム56d(少なくとも1つの第2のファームウエア)を実行する第2のプロセッサコア52と、を備えたプリンターである。
I/F48はパラレルやシリアル、USBなどのレガシーな種類のものである。第1のプロセッサコア42はプリンター40が第1のプロセッサコア42が備える機能のみでスタンドアローンとして動作可能な基本的な通信と印刷の機能を持つ。それに、I/F48のようなネットワークなど他のインターフェイスと、他のインテリジェンスな付加的機能を持つ第2のプロセッサコア52をアドオンしたプリンター40を構成する。いずれのインターフェイスとプロセッサコアを経由しても、第1のプロセッサコア42の解析部46b1が設定値データDを取得し所定の方法で分割して設定値を生成する。
プリンター40は、図1、図2に示すように、ホストコンピューター20(プリンター外部)から、図2の設定値データDを図1の第1のプロセッサコア42を介して受信し、当該受信した設定値データD中の識別子に基づき、当該受信した設定値データDを、プリンター設定値D(第1のファームウエア用の設定値)とネットワーク設定値D(第2のファームウエア用の設定値)とインテリジェント設定値D(第3のファームウエア用の設定値)とに分割する図2の解析部46b1と、解析部46b1によって分割されたプリンター設定値Dを、図1のプリンター設定値記憶部46a(第1のファームウエア用に割り当てられた記憶領域)に設定(記憶)する図2のプリンター設定値管理部46b2(第1の設定値管理部)と、解析部46b1によって分割されたネットワーク設定値Dを、図1のネットワーク設定値記憶部56a(第2のファームウエア用に割り当てられた記憶領域)に設定(記憶)する図2のネットワーク設定値管理部56c1(第2の設定値管理部)と、インテリジェント設定値Dを、図1のインテリジェント設定値記憶部56b(第3のファームウエア用に割り当てられた記憶領域)に設定(記憶)する図2のインテリジェント設定値管理部56d1(第3の設定値管理部)と、を備える。
本実施形態のプリンター40によれば、プリンター設定値Dとネットワーク設定値Dとインテリジェント設定値D(複数のファームウエア用の設定値)を、ホストコンピューター20(プリンター外部)から一括で設定(又は変更)できる。
以下、本発明のプリンターが適用されるプリンターシステム10について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、プリンターシステム10は、ホストコンピューター20、及び、プリンター40を備える。
ホストコンピューター20は、ハード構成として、CPU22、これにバスを介して接続された、RAM24、ROM26、HDD28、I/F30、I/F38等を備える。ホストコンピューター20には、I/F30、I/F38を介してプリンター40が接続される。I/F30は、USBケーブルC1の一方のプラグが装着されるUSBコネクター(図示せず)を含む。I/F38は、LANケーブルC2(典型的には、イーサネット(登録商標)ケーブル)の一方のプラグが装着されるLANコネクター(図示せず)を含む。
また、ホストコンピューター20には、I/F(図示せず)を介して、後述の各設定値(プリンター設定値、ネットワーク設定値、インテリジェント設定値)や顧客からの預り金等を入力するキーボード等の入力装置32(設定値入力部)、設定値入力画面や商品名や価格等が表示されるディスプレイ等の表示装置34、バーコードを読み取るバーコードリーダー36等が接続される。HDD28には、統合ツール28a、フォーマットデータ28b、その他、図示しないが、オペレーティングシステム、POSアプリケーション、プリンタードライバー等が記憶される。
図2に示すように、ホストコンピューター20は、機能構成として、設定値データ生成部28a1、設定値データ送信部28a2等を備える。
上記各機能は、主に、ホストコンピューター20(CPU22)が、HDD28からRAM24に読み込まれた所定プログラム(典型的には、オペレーティングシステム、統合ツール28a)を実行することによって実現される。
設定値データ生成部28a1は、入力装置32(設定値入力部)によって入力された各設定値(プリンター設定値、ネットワーク設定値、インテリジェント設定値)を受け取り、その受け取ったプリンター設定値、ネットワーク設定値、インテリジェント設定値、及び、プリンター設定値とネットワーク設定値とインテリジェント設定値とを分割するための識別子(図3中符号Id1〜Id3参照)、を含む設定値データDを生成する。この各設定値を分割するための固有のID、または識別子(図3中符号Id1〜Id3参照)については、後に詳述する。プリンター設定値は本発明の第1のファームウエア用の設定値に相当し、ネットワーク設定値及びインテリジェント設定値は本発明の第2のファームウエア用の設定値に相当する。
設定値データ送信部28a2は、設定値データ生成部28a1によって生成された設定値データDをI/F30及びケーブルC1を介してプリンター40に送信する。
図3は、構造化言語(JSON形式)で記述された設定値データD(テキストデータ)の一例である。
設定値データDは、これを受信したプリンター40(解析部46b1)が当該設定値データDを各設定値(プリンター設定値、ネットワーク設定値、インテリジェント設定値)に分割できるように、構造化言語(例えば、JSON形式(又はJava Script(登録商標)))に基づき記述される。JSON形式は、JSONテキスト形式とも称される。なお、設定値データDは、XML等の他の構造化言語の形式で記述されてもよい。
構造化言語で記述される設定値データDは、図3に示すように、フォーマット名及びフォーマットバージョンが記述される部分D0、プリンター設定値が記述される部分D1、ネットワーク設定値が記述される部分D2、インテリジェント設定値が記述される部分D3を含む。なお、フォーマット名等が記述される部分D0は、省略してもよい。また、部分D0〜D3は、必ずしもこの順に記述されていなくてもよい。
各部分D1〜D3は、それぞれ、第1識別子Id1(例えば、"PrinterInfo")、当該第1識別子Id1の後に記述される第2識別子Id2(例えば、「{」)、当該第2識別子Id2の後に記述される第3識別子Id3(例えば、「}」)を含むデータ構造(JSON形式のデータ構造)で記述される。
設定値(例えば、プリンター設定値)は、第2識別子Id2と第3識別子Id3との間に、"PrintSpeed":"Level1"のように「設定項目」:「設定値」の形式で記述される(例えば、図3中、部分D1参照)。
各設定値データを固有のIDにより分割する方法について、図3の部分D2の例で説明する。"NetworkInfo":{"ServerAddress":"UpdateServerAddress"という設定項目ごとに、1、2、3或いはA、B、Cなど固有のIDが割り振られている。各IDとそれに対応する設定項目をテーブルとして、プリンター設定値記憶部46a、ネットワーク設定値記憶部56a、インテリジェンス設定値記憶部56b等の記憶部に関連付けて記憶しておく。プリンターファーム46bの解析部46b1が受信した設定値データDに含まれるIDを元に各テーブルを検索していき、一致したIDに対応する設定項目が該当するものとなるので、その単位に分割できる。
他の例として、IDは識別子でもよい。またIDでなくても“”で区切られる1文字以上の文字を認識する方法でもよく、“”で区切られる1文字以上の文字からなる文字列の受信順としてもよい。文字列の受信順の場合、決まった順番で設定項目がホストコンピューター20から送信されるものとする。解析部46b1が設定値データDを“”で区切られる文字で認識して分割するようにした場合や、文字列の受信順として分割するようにした場合、必ずしもテーブルとして記憶しなくても、解析部46b1は文字や文字列の受信順で認識して区別でき、分割することができる。
以下では、IDを識別子として分割する場合で説明するが、IDの場合も同様のことが可能である。
第2識別子Id2と第3識別子Id3との間に記述された設定値が、プリンター設定値、ネットワーク設定値、インテリジェント設定値のいずれであるかは、第1識別子Id1によって識別される。
すなわち、第1識別子Id1は、第2識別子Id2と第3識別子Id3との間に記述された設定値が、プリンター設定値、ネットワーク設定値、インテリジェント設定値のいずれであるかを識別するための識別子である。
例えば、図3中、部分D1に記述された第1識別子Id1("PrinterInfo")は、これに続く第2識別子Id2(例えば、「{」)と第3識別子Id3(例えば、「}」)との間に記述された設定値が、プリンター設定値であることを表す。
また例えば、図3中、部分D2に記述された第1識別子Id1("NetworkInfo")は、これに続く第2識別子Id2(例えば、「{」)と第3識別子Id3(例えば、「}」)との間に記述された設定値が、ネットワーク設定値であることを表す。
また例えば、図3中、部分D3に記述された第1識別子Id1("IntelligentInfo")は、これに続く第2識別子Id2(例えば、「{」)と第3識別子Id3(例えば、「}」)との間に記述された設定値が、インテリジェント設定値であることを表す。
なお、図3中、部分D1において、第2識別子Id2と第3識別子Id3との間に記述されたプリンター設定値、すなわち、"PrintSpeed":"Level1"、"PrintDensity":"Level2"は、それぞれ、印字速度の設定値、印字濃度の設定値を表す。
また、図3中、部分D2において、第2識別子Id2と第3識別子Id3との間に記述されたネットワーク設定値、すなわち、"ServerAddress":"192.168.192.168"、"UpdateInterval":"10"は、それぞれ、サーバーアドレス(例えば、タイムサーバーアドレス)の設定値、当該サーバーへのアクセス時間(待機時間)の設定値を表す。
また、図3中、部分D3において、第2識別子Id2と第3識別子Id3との間に記述されたインテリジェント設定値、すなわち、"Url":"192.168.192.xxx"、"Port":"8080"、"ID":"UserID"、"Password":"*******は、それぞれ、サーバーアドレス(例えば、プロキシサーバー)の設定値、当該サーバーのポート番号の設定値、当該サーバーの認証用ID及びパスワードの設定値を表す。
設定値データ生成部28a1は、例えば、次の手順で設定値データDを生成する。
まず、設定値データ生成部28a1は、HDD28等の記憶部からフォーマット名によって識別されるフォーマットデータ28bを読み出す。フォーマットデータ28bは、図3に例示する設定値データDの基となるデータで、例えば、図3中、各部分D1〜D3に記述された各設定値が未記入の状態(かつそれ以外が記述された状態)のデータである。
次に、設定値データ生成部28a1は、入力装置32によって入力された各設定値(プリンター設定値、ネットワーク設定値、インテリジェント設定値)を、フォーマットデータ中の各部分D1〜D3の第2識別子Id2(例えば、「{」)と第3識別子Id3(例えば、「}」)との間に記述する。
以上のようにして、設定値データDが生成される。
なお、図2中ホストコンピューター20を示す枠内に記載された設定値データDは、図2中プリンター40を示す枠内に記載された各設定値D、D、Dを含んでおり、図示は省略するが、図3と同様、構造化言語(JSON形式)で記述されている。
プリンター40は、典型的には、レシートプリンター(例えば、ドットインパクト、サーマル又はインクジェット方式)で、図1に示すように、ハード構成として、第1のプロセッサコア42、これにバスを介して接続された第1のRAM44、第1の不揮発性メモリー46、I/F48、及び、印刷機構50、並びに、第2のプロセッサコア52、これにバスを介して接続された第2のRAM54、第2の不揮発性メモリー56、I/F58等を備える。
第1のプロセッサコア42、第2のプロセッサコア52、第1のRAM44は、一つの半導体チップCP上に集積(実装)される(SoC: System-On-a-Chip)。第1のプロセッサコア42と第2のプロセッサコア52とは、コア間通信が可能なように接続される。
第1のRAM44は、例えば、eDRAMである。
第1の不揮発性メモリー46は、例えば、シリアルフラッシュROMである。第1の不揮発性メモリー46は、プリンター設定値記憶部46aを含む。また、第1の不揮発性メモリー46には、プリンターファーム46b等も記憶される。なお、「ファーム」とは、ファームウエアの略称のことである(以下同様)。プリンターファーム46bは、本発明の第1のファームウエアに相当する。
I/F48は、USBケーブルC1の他方のプラグが装着されるUSBコネクター(図示せず)を含む。
第2のRAM54は、例えば、DDRRAM(登録商標)である。
第2の不揮発性メモリー56は、例えば、NAND型フラッシュメモリーである。第2の不揮発性メモリー56は、ネットワーク設定値記憶部56a、インテリジェント設定値記憶部56bを含む。また、第2の不揮発性メモリー56には、ネットワークファーム56c、インテリジェントファーム56d、オペレーティングシステム56e(例えば、Linux(登録商標))も記憶される。ネットワークファーム56c、インテリジェントファーム56dは、本発明の第2のファームウエアに相当する。
I/F58は、LANケーブルC2の他方のプラグが装着されるLANコネクター(図示せず)を含む。
印刷機構50は、印刷ヘッド、用紙送り機構、用紙切断機構等(いずれも図示せず)を備える。
図2に示すように、プリンター40は、第1のプロセッサコア42側の機能構成として、解析部46b1(JSON解析部とも称される)、プリンター設定値管理部46b2を備える。これらの機能は、主に、第1のプロセッサコア42が、第1の不揮発性メモリー46から第1のRAM44に読み込まれた所定プログラム(典型的には、プリンターファーム46b等の制御プログラム)を実行することによって実現される。このように第1のプロセッサコア42(第1のプロセッサコア42側)は、解析部46b1とプリンター設定値管理部46b2(第1の設定値管理部)とを備える。
また、プリンター40は、第2のプロセッサコア52側の機能構成として、ネットワーク設定値管理部56c1、インテリジェント設定値管理部56d1等を備える。これらの機能は、主に、第2のプロセッサコア52が、第2の不揮発性メモリー56から第2のRAM54に読み込まれた所定プログラム(典型的には、ネットワークファーム56cやインテリジェントファーム56d等の制御プログラム、オペレーティングシステム56e)を実行することによって実現される。このように第2のプロセッサコア52(第2のプロセッサコア52側)は、ネットワーク設定値管理部56c1及びインテリジェント設定値管理部56d1(第2の設定値管理部)とオペレーティングシステム56e(OS)とを備える。
また、第1のプロセッサコア42と第2のプロセッサコア52とは、所定プログラムが実行されることで、コア間通信を行う。
解析部46b1は、ホストコンピューター20(設定値データ送信部28a2)から設定値データDをI/F48及び第1のプロセッサコア42を介して受信し、当該受信した設定値データDを、各設定値(プリンター設定値D、ネットワーク設定値D、インテリジェント設定値D)に分割する。具体的には、解析部46b1は、設定値データDに記述された第1〜第3識別子Id1〜Id3に基づき、設定値データDを、各設定値(プリンター設定値D、ネットワーク設定値D、インテリジェント設定値D)に分割する。
プリンター設定値管理部46b2は、解析部46b1によって分割された設定値のうちプリンター設定値Dを、プリンター設定値記憶部46aに設定(記憶)する。プリンター設定値Dは、例えば、バイナリ形式で記憶される。
ネットワーク設定値管理部56c1は、解析部46b1によって分割された設定値のうちネットワーク設定値Dを、ネットワーク設定値記憶部56aに設定(記憶)する。ネットワーク設定値Dは、オペレーティングシステム56eが管理可能なファイル形式で記憶される。
インテリジェント設定値管理部56d1は、解析部46b1によって分割された設定値のうちインテリジェント設定値Dを、インテリジェント設定値記憶部56bに設定(記憶)する。インテリジェント設定値Dは、オペレーティングシステム56eが管理可能なファイル形式で記憶される。
次に、本実施形態のホストコンピューター20の動作の一例について図4を参照しながら説明する。
図4は、本実施形態のホストコンピューター20の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、主に、ホストコンピューター20(CPU22)が、HDD28からRAM24に読み込まれた所定プログラム(典型的には、オペレーティングシステム、統合ツール28a)を実行することによって実現される。
まず、オペレーターが統合ツール28aを起動する(ステップS10)と、ディスプレイ等の表示装置34に設定値入力画面(図示せず)が表示される(ステップS12)。設定値入力画面は、図示しないが、各設定値(プリンター設定値、ネットワーク設定値、インテリジェント設定値)の入力欄(又は選択欄)や入力確定ボタン等を含む。
次に、オペレーターが、各設定値を入力装置32から入力する(ステップS14)。
各設定値の入力が完了すると(さらに、入力確定ボタン等がクリックされると)(ステップS16:Yes)、ホストコンピューター(設定値データ生成部28a1)は、ステップS14で入力された各設定値等を含む設定値データDを生成する(ステップS18)。例えば、ホストコンピューター20(設定値データ生成部28a1)は、HDD28等の記憶部からフォーマット名によって識別されるフォーマットデータ28bを読み出し、ステップS14で入力装置32によって入力された各設定値(プリンター設定値D、ネットワーク設定値D、インテリジェント設定値D)を、フォーマットデータ中の各部分D1〜D3の第2識別子Id2(例えば、「{」)と第3識別子Id3(例えば、「}」)との間に記述することで、図3と同様、構造化言語(JSON形式)で記述された設定値データD(テキストデータ)を生成する。
次に、ホストコンピューター20(設定値データ送信部28a2)は、設定値データ生成部28a1によって生成された設定値データDをI/F30及びケーブルC1を介してプリンター40に送信する(ステップS20)。
I/F48とI/F58のいずれから設定値データDを受信した場合でも、第1のプロセッサコア42が各設定値に分割して対象となる各設定値管理部に送って設定を行う。I/F58から受信した場合、第2のプロセッサコア52が第1のプロセッサコア42に設定値データDを送る。第1のプロセッサコア42が各設定値に分割する。第2のプロセッサコア52が制御する設定値の場合、第1のプロセッサコア42は第2のプロセッサコア52に各設定値を送り、第2のプロセッサコア52は受信した各設定値を対象となる各設定値管理部に送って設定を行う。
次に、本実施形態のプリンター40(プリンター制御方法及びプログラム)の動作の一例について図5を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態のプリンター40の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
以下の処理は、主に、第1のプロセッサコア42が、第1の不揮発性メモリー46から第1のRAM44に読み込まれた所定プログラム(典型的には、プリンターファーム46b)を実行することによって、また、第2のプロセッサコア52が、第2の不揮発性メモリー56から第2のRAM54に読み込まれた所定プログラム(典型的には、オペレーティングシステム56e、ネットワークファーム56c、インテリジェントファーム56d)を実行することによって実現される。
プリンター40(解析部46b1)は、ホストコンピューター20(設定値データ送信部28a2)から設定値データDをI/F48及び第1のプロセッサコア42を介して受信する(ステップS30:Yes)。これは、本発明の受信ステップ(受信手順)に相当する。プリンター40(解析部46b1)は、設定値データDを受信する(ステップS30:Yes)と、当該受信した設定値データDを、各設定値(プリンター設定値D、ネットワーク設定値D、インテリジェント設定値D。図2参照)に分割する(ステップS32)。
具体的には、プリンター40(解析部46b1)は、設定値データDに記述された第1〜第3識別子Id1〜Id3に基づき、設定値データDを、各設定値(プリンター設定値D、ネットワーク設定値D、インテリジェント設定値D)に分割する。これは、本発明の解析ステップ(解析手順)に相当する。
次に、プリンター40(解析部46b1)は、上記のようにして分割した各設定値(プリンター設定値D、ネットワーク設定値D、インテリジェント設定値D)を各設定値管理部46b2、56c1、56d1に送る(ステップS34)。
例えば、図2に示すように、プリンター40(解析部46b1)は、上記のようにして分割したプリンター設定値Dをプリンター設定値管理部46b2に送る。また、プリンター40(解析部46b1)は、上記のようにして分割したネットワーク設定値Dをネットワーク設定値管理部56c1に送る。さらに、プリンター40(解析部46b1)は、上記のようにして分割したインテリジェント設定値Dをインテリジェント設定値管理部56d1に送る。なお、ネットワーク設定値D及びインテリジェント設定値Dは、コア間通信を利用して送られる。
次に、プリンター40(各設定値管理部46b2、56c1、56d1)は、解析部46b1から設定値を受け取り、当該受け取った設定値を各設定値記憶部46a、56a、56bに設定(記憶)する(ステップS36)。
例えば、プリンター設定値管理部46b2は、解析部46b1からプリンター設定値Dを受け取り、当該受け取ったプリンター設定値Dをプリンター設定値記憶部46aに設定(記憶)する。これは、本発明の第1の設定ステップ(第1の設定手順)に相当する。プリンター設定値Dは、例えば、バイナリ形式で記憶される。また、ネットワーク設定値管理部56c1は、解析部46b1からネットワーク設定値Dを受け取り、当該受け取ったネットワーク設定値Dをネットワーク設定値記憶部56aに設定(記憶)する。これは、本発明の第2の設定ステップ(第2の設定手順)に相当する。ネットワーク設定値Dは、オペレーティングシステム56eが管理可能なファイル形式で記憶される。また、インテリジェント設定値管理部56d1は、解析部46b1からインテリジェント設定値Dを受け取り、当該受け取ったインテリジェント設定値Dをインテリジェント設定値記憶部56bに設定(記憶)する。これも、本発明の第2の設定ステップ(第2の設定手順)に相当する。インテリジェント設定値Dも、オペレーティングシステム56eが管理可能なファイル形式で記憶される。
以後、各ファーム46b、56c、56dは、第1のプロセッサコア42(又は第2のプロセッサコア52)によって実行されると、上記のようにして設定(記憶)された設定値D、D、Dを適宜参照して、所定の処理を実行する。これは公知の処理であるため、これ以上の説明は省略する。
以上説明したとおり、本実施形態のプリンター40によれば、プリンター設定値Dとネットワーク設定値Dとインテリジェント設定値D(複数のファームウエア用の設定値)を、ホストコンピューター20(プリンター外部)から一括で設定(又は変更)できる。
これは、第1に、ホストコンピューター20から第1のプロセッサコア42を介して受信される設定値データDが、各設定値(プリンター設定値Dとネットワーク設定値Dとインテリジェント設定値D)と各設定値を分割するための識別子Id1〜Id3を含むこと、第2に、解析部46b1が、その識別子Id1〜Id3に基づき、設定値データDを、各設定値(プリンター設定値Dとネットワーク設定値Dとインテリジェント設定値D)に分割すること、第3に、各設定値管理部46b2、56c1、56d1が、当該分割された各設定値(プリンター設定値Dとネットワーク設定値Dとインテリジェント設定値D)を、プリンター設定値記憶部46a、ネットワーク設定値記憶部56a、インテリジェント設定値記憶部56b(各ファームウエア用に割り当てられた適切な記憶領域)に設定(記憶)すること、によるものである。
なお、本実施形態のプリンターシステム10、プリンター制御方法及びプログラムも、本実施形態のプリンター40と同様の構成を備えるため、本実施形態のプリンター40と同様の効果、すなわち、プリンター設定値Dとネットワーク設定値Dとインテリジェント設定値D(複数のファームウエア用の設定値)を、ホストコンピューター20(プリンター外部)から一括で設定(又は変更)できるという効果を奏する。
また、本実施形態のプリンターシステム10(ホストコンピューター20)によれば、一つのツール(統合ツール28a)で複数のファームウエア用の設定値(プリンター設定値Dとネットワーク設定値Dとインテリジェント設定値D)を一括して設定できるため、ユーザーの使い勝手が向上するという利点もある。
また、本実施形態のプリンター40によれば、解析部46b1及びプリンター設定値管理部46b2が第1のプロセッサコア42に備えられるため、解析部46b1及びプリンター設定値管理部46b2が第2のプロセッサコア52に備えられる場合と比べ、ホストコンピューター20から第1のプロセッサコア42を介して受信した設定値データDを迅速に各設定値(プリンター設定値Dとネットワーク設定値Dとインテリジェント設定値D)に分割できる。また、当該分割されたプリンター設定値Dを、プリンター設定値記憶部46a(第1のファームウエア用に割り当てられた記憶領域)に迅速に設定できる。
また、本実施形態のプリンター40によれば、各設定値(プリンター設定値Dとネットワーク設定値Dとインテリジェント設定値D)を分割するための識別子Id1〜Id3を含む設定値データDを、JSON形式に基づき比較的容易に記述できる。
なお、上記実施形態では、プリンター40としてレシートプリンターを例示したが、これに限らず、レシートプリンター以外のプリンターにも、本発明を適用可能である。
また、上記実施形態では、第1のプロセッサコア42が実行するのが1つの第1のファームウエア(プリンターファーム46b)であり、第2のプロセッサコア52が実行するのが2つの第2のファームウエア(ネットワークファーム56c及びインテリジェントファーム56d)である例について説明したが、これに限らない。すなわち、第1のプロセッサコア42が実行するのが複数の第1のファームウエアであり、第2のプロセッサコア52が実行するのが1つの第2のファームウエアであってもよい。
また、上記実施形態では、各ファームウエア用の設定値が複数の場合を例示したが、これに限らず、各ファームウエア用の設定値は1つであってもよい。
また、上記実施形態では、第1のプロセッサコア42、第2のプロセッサコア52、第1のRAM44が、一つの半導体チップCP上に集積(実装)される場合を例示したが、これに限らず、第1のプロセッサコア42、第2のプロセッサコア52のみが一つの半導体チップCP上に集積(実装)されてもよいし、第1のプロセッサコア42、第2のプロセッサコア52、第1のRAM44、及び、それ以外の要素(例えば、第2のRAM54)が一つの半導体チップCP上に集積(実装)されてもよい。
また、上記実施形態では、プリンター40(解析部46b1)は、ホストコンピューター20(設定値データ送信部28a2)から設定値データDをI/F48及び第1のプロセッサコア42を介して受信するように説明したが、これに限らない。例えば、プリンター40(解析部46b1)は、ホストコンピューター20(設定値データ送信部28a2)から設定値データDをI/F58及び第2のプロセッサコア52を介して受信してもよい。この場合、解析部46b1は、第2のプロセッサコア52がネットワークファーム56c又はインテリジェントファーム56dを実行することによって実現される。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。上記実施形態の記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10…プリンターシステム、20…ホストコンピューター、22…CPU、24…RAM、26…ROM、28…HDD、28a…統合ツール、28a1…設定値データ生成部、28a2…設定値データ送信部、28b…フォーマットデータ、30…I/F、32…入力装置、34…表示装置、36…バーコードリーダー、38…I/F、40…プリンター、42…第1のプロセッサコア、44…第1のRAM、46…第1の不揮発性メモリー、46a…プリンター設定値記憶部、46b…プリンターファーム、46b1…解析部、46b2…プリンター設定値管理部、48…I/F、50…印刷機構、52…第2のプロセッサコア、54…第2のRAM、56…第2の不揮発性メモリー、56a…ネットワーク設定値記憶部、56b…インテリジェント設定値記憶部、56c…ネットワークファーム、56c1…ネットワーク設定値管理部、56d…インテリジェントファーム、56d1…インテリジェント設定値管理部、56e…オペレーティングシステム、58…I/F、C1…USBケーブル、C2…LANケーブル、CP…半導体チップ、D…設定値データ、D0−D3…部分、D……プリンター設定値、D…ネットワーク設定値、D…インテリジェント設定値、Id1−Id3…識別子。

Claims (8)

  1. 少なくとも1つの第1のファームウエアを実行する第1のプロセッサコアと、
    少なくとも1つの第2のファームウエアを実行する第2のプロセッサコアと、を備えたプリンターであって、
    前記プリンター外部から、前記第1のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、前記第2のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、及び、前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とを分割するための識別子、を含む設定値データを前記第1のプロセッサコアを介して受信し、当該受信した前記識別子に基づき、当該受信した前記設定値データを前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とに分割する解析部と、
    前記解析部によって分割された前記第1のファームウエア用の設定値を、前記第1のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第1の設定値管理部と、
    前記解析部によって分割された前記第2のファームウエア用の設定値を、前記第2のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第2の設定値管理部と、を備えたプリンター。
  2. 前記第1のプロセッサコア用の第1のインターフェイスと、前記第1のインターフェイスとは異なる通信方式のものであり前記第2のプロセッサコア用の第2のインターフェイスとを備え、
    前記解析部は前記第1のプロセッサコアに含まれ、前記第2の設定値管理部は前記第2のプロセッサコアに含まれており、前記第2のプロセッサコアは前記第2のインターフェイスを経由して受信した前記設定値データを前記第1のプロセッサコアへ送り、前記第1のプロセッサコアは前記解析部が分割した前記第2のファームウエア用の設定値を前記第2のプロセッサコアに送り、前記第2のプロセッサコアの前記第2の設定値管理部が前記第2のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する請求項1に記載のプリンター。
  3. 前記識別子は、IDまたは文字、文字列の順番である請求項1又は2に記載のプリンター。
  4. 前記第1のプロセッサコアは、前記解析部と前記第1の設定値管理部とを備え、
    前記第2のプロセッサコアは、前記第2の設定値管理部とOSとを備えた請求項1から3のいずれか1項に記載のプリンター。
  5. 前記設定値データは、JSON形式に基づき記述される請求項1から4のいずれか1項に記載のプリンター。
  6. ホストコンピューターと、前記請求項1から5のいずれか1項に記載のプリンターと、を備えたプリンターシステムであって、
    前記ホストコンピューターは、
    前記第1のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、及び、前記第2のファームウエア用の少なくとも1つの設定値を入力する設定値入力部と、
    前記設定値入力部によって入力された前記第1のファームウエア用の設定値、前記第2のファームウエア用の設定値、及び、前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とを分割するための識別子、を含む設定値データを生成する設定値データ生成部と、
    前記設定値データ生成部によって生成されたデータを、前記プリンターに送信する設定値データ送信部と、
    を備えたプリンターシステム。
  7. 少なくとも1つの第1のファームウエアを実行する第1のプロセッサコアと、
    少なくとも1つの第2のファームウエアを実行する第2のプロセッサコアと、を備えたプリンターにおいて、前記第1のファームウエア用の設定値及び前記第2のファームウエア用の設定値を設定するプリンター制御方法であって、
    前記プリンター外部から、前記第1のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、前記第2のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、及び、前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とを分割するための識別子、を含む設定値データを前記第1のプロセッサコアを介して受信する受信ステップと、
    前記受信した前記識別値に基づき、当該受信した前記設定値データを前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とに分割する解析ステップと、
    前記解析ステップによって分割された前記第1のファームウエア用の設定値を、前記第1のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第1の設定ステップと、
    前記解析ステップによって分割された前記第2のファームウエア用の設定値を、前記第2のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第2の設定ステップと、を備えたプリンター制御方法。
  8. 少なくとも1つの第1のファームウエアを実行する第1のプロセッサコアと、
    少なくとも1つの第2のファームウエアを実行する第2のプロセッサコアと、を備えたプリンターにおいて、前記第1のファームウエア用の設定値及び前記第2のファームウエア用の設定値を設定するプログラムであって、
    前記プリンターに、
    前記プリンター外部から、前記第1のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、前記第2のファームウエア用の少なくとも1つの設定値、及び、前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とを分割するための識別子、を含む設定値データを前記第1のプロセッサコアを介して受信させる受信手順と、
    前記受信した前記識別値に基づき、当該受信した前記設定値データを前記第1のファームウエア用の設定値と前記第2のファームウエア用の設定値とに分割する解析手順と、
    前記解析手順によって分割された前記第1のファームウエア用の設定値を、前記第1のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第1の設定手順と、
    前記解析手順によって分割された前記第2のファームウエア用の設定値を、前記第2のファームウエア用に割り当てられた記憶領域に設定する第2の設定手順と、を実現させるためのプログラム。
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