JP2014032454A - プリンターシステムおよびプリンター設定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリンターの新規導入時における設定の手間とコストを軽減する。
【解決手段】本発明のプリンターシステムSYは、プリンター10およびサーバー30から成り、サーバー30は、各プリンター10のMacアドレスとプリンター設定情報とを関連付けて記憶したサーバー記憶部310と、プリンター設定情報をプリンター10に送信するサーバー送信部330と、を備え、プリンター10は、Macアドレスを記憶したプリンター記憶部110と、サーバー30と接続されたとき、記憶しているMacアドレスを当該サーバー30に送信するプリンター送信部120と、サーバー30から、送信したMacアドレスに関連付けられたプリンター設定情報を受信するプリンター受信部130と、受信したプリンター設定情報を設定する設定部140と、を備えた。
【選択図】図2
【解決手段】本発明のプリンターシステムSYは、プリンター10およびサーバー30から成り、サーバー30は、各プリンター10のMacアドレスとプリンター設定情報とを関連付けて記憶したサーバー記憶部310と、プリンター設定情報をプリンター10に送信するサーバー送信部330と、を備え、プリンター10は、Macアドレスを記憶したプリンター記憶部110と、サーバー30と接続されたとき、記憶しているMacアドレスを当該サーバー30に送信するプリンター送信部120と、サーバー30から、送信したMacアドレスに関連付けられたプリンター設定情報を受信するプリンター受信部130と、受信したプリンター設定情報を設定する設定部140と、を備えた。
【選択図】図2
Description
本発明は、新規導入されたプリンターに対し、設定情報を設定するプリンターシステムおよびプリンター設定方法に関するものである。
従来、ネットワーク環境にプリンターが新規導入された場合、プリンターに対する設定、およびサーバーに対する設定(プリンタードライバーのインストール、プリンターポートの設定など)が煩雑であるといった課題がある。例えば、特許文献1では、この課題に対し、新規プリンターを特定し、新規プリンターに対してIPアドレスを自動設定すると共に、サーバーに対してドライバーの自動インストールを行うことで、ユーザーの手間を軽減している。
ところが、新規導入されたプリンターに対する設定は、上記のIPアドレスに限らない。例えば、POS(Point Of Sales)システムに用いられるレシートプリンターの場合、レシートの先頭に印刷する店舗ロゴを示すロゴデータ、用紙サイズ、空白行の削除の有無(用紙節約モード)などについても設定する必要がある。このため従来は、コンピューター上で動作する専用のプログラムを用いて、プリンター設定を行っていた。
しかしながら、専用のプログラムを用いたプリンターの設定には一定の知識を必要とするため、専門業者による設定作業が必要となる。また、プリンターごとに設定を行う必要があるため、多数のプリンターを新規導入する場合、多くの手間とコストがかかるといった問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、プリンターの新規導入時における設定の手間とコストを軽減することが可能なプリンターシステムおよびプリンター設定方法を提供することを目的とする。
本発明のプリンターシステムは、プリンターを識別するプリンター識別情報とプリンターを設定する設定情報とを関連付けて記憶するサーバー記憶部、および設定情報をプリンターに送信するサーバー送信部を有するサーバーと、プリンター識別情報を記憶するプリンター記憶部、サーバーと接続されたときにプリンター記憶部に記憶されたプリンター識別情報を当該サーバーに送信するプリンター送信部、サーバーから、プリンター送信部で送信したプリンター識別情報に関連付けられた設定情報を受信するプリンター受信部、受信した設定情報を設定する設定部、および印刷用紙に印刷を行う印刷部を有するプリンターと、を備えたことを特徴とする。
本発明のプリンター設定方法は、プリンターからプリンターを識別するプリンター識別情報をサーバーに送信し、サーバーが、送信されたプリンター識別情報に基づいて、当該プリンター識別情報と関連付けられた設定情報をプリンターに送信し、設定情報が送信されたプリンターに、設定情報を設定することを特徴とする。
本発明の構成によれば、サーバーが、各プリンターのプリンター識別情報と、設定情報とを関連付けて記憶しているため、プリンターとサーバーとの接続により、各プリンターに合った設定情報を各プリンターに設定できる。これにより、プリンターの設定操作が不要となるため、プリンターの新規導入時における設定の手間とコストを軽減できる。
上記のプリンターシステムにおいて、サーバー記憶部は、プリンター識別情報と関連付けて記憶されたアプリケーションを有し、プリンターのプリンター識別情報を取得する取得部、取得部で取得されたプリンター識別情報をサーバーに送信する情報端末送信部、サーバーから、取得部で取得されたプリンター識別情報に関連付けられたアプリケーションを受信する情報端末受信部、アプリケーションをインストールするインストール部、インストール部でインストールされたアプリケーションを動作させて印刷データを生成する印刷データ生成部、および印刷データをプリンターに出力する印刷データ出力部を有する情報端末を備えたことを特徴とする。
本発明の構成によれば、情報端末で連携するプリンターのプリンター識別情報の取得により、情報端末にアプリケーションをインストールし、連携するプリンターへの印刷指令を行うことができる。つまり、情報端末の新規導入時においても、設定の手間とコストを軽減できる。
なお、情報端末は、アプリケーションだけでなく、連携するプリンター用のプリンタードライバーをサーバーから受信してインストールしても良い。
なお、情報端末は、アプリケーションだけでなく、連携するプリンター用のプリンタードライバーをサーバーから受信してインストールしても良い。
上記のプリンターシステムにおいて、取得部は、無線通信を用いて検出されたプリンター識別情報を取得することを特徴とする。
本発明の構成によれば、無線通信圏内にあるプリンターを、連携するプリンターとして、容易に特定することができる。
上記のプリンターシステムにおいて、サーバー記憶部は、プリンター識別情報と関連付けて記憶されたWebアプリケーションを有し、プリンター受信部は、サーバーから、プリンター送信部で送信したプリンター識別情報に関連付けられたWebアプリケーションを受信し、プリンターは、Webアプリケーションをインストールするインストール部、インストール部でインストールされたWebアプリケーションを動作させて印刷データを生成する印刷データ生成部、および印刷データを印刷部に出力する印刷データ出力部を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、プリンターにWebアプリケーションをインストールすることで、プリンターをWebサーバーとして動作させることができる。これにより、Webブラウザーを備えた情報端末から、プリンターにアクセスし、プリンター上のWebアプリケーションを用いて印刷データを生成し、さらにプリンターに印刷を実行させることができる。
上記のプリンターシステムにおいて、設定情報は、印刷用紙の所定位置に印刷するロゴデータ、印刷用紙の用紙サイズ、および空白行を省略して印刷用紙の消費量を減らすか否かに関する用紙節約モードのうち、少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする。
本発明の構成によれば、プリンターに対し、ロゴデータ、用紙サイズおよび用紙節約モードに関する設定の手間とコストを軽減できる。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態に係るプリンターシステムおよびプリンター設定方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、第1実施形態に係るプリンターシステムSYのシステム構成図である。プリンターシステムSYは、POS用レシートプリンターであるプリンター10と、プリンター10に対して印刷指令を行う情報端末20と、Web上に存在するサーバー30と、これらプリンター10、情報端末20およびサーバー30を接続する無線LANルーター40と、を備える。
以下、本発明の一実施形態に係るプリンターシステムおよびプリンター設定方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、第1実施形態に係るプリンターシステムSYのシステム構成図である。プリンターシステムSYは、POS用レシートプリンターであるプリンター10と、プリンター10に対して印刷指令を行う情報端末20と、Web上に存在するサーバー30と、これらプリンター10、情報端末20およびサーバー30を接続する無線LANルーター40と、を備える。
無線LANルーター40とサーバー30は、インターネット・ネットワーク41を介して接続される。また、無線LANルーター40と、プリンター10および情報端末20は、無線LAN42を介して接続される。なお、インターネット・ネットワーク41や無線LAN42以外の他のネットワーク(WANや有線LANなど)により、端末間の接続を行っても良い。
プリンター10は、情報端末20からの印刷指令に基づき、印刷用紙に所定の情報を印刷し、図4に示すようなレシート60を発行する。プリンター10には、予めMacアドレス(プリンター識別情報)が設定・記憶されている。また、プリンター10の筐体前面には、QRコード(登録商標)等の2次元コード11を印刷したラベルが貼付されている。この2次元コード11には、プリンター10のMacアドレスおよび機種情報、並びにサーバー30のアドレス(URL)が記録されている。
情報端末20は、スマートフォンや各種タブレット端末などで実現され、小売店の店員によって操作される。具体的には、携帯可能な小型POS端末(レジ端末)として、商品情報(商品コード、金額など)の入力、在庫管理等に用いられる。また、情報端末20は、2次元コード11の読み取り機能を有しており、連携するプリンター10のMacアドレスおよび機種情報、並びにサーバー30のアドレスを取得する。
サーバー30は、プリンター10および情報端末20がプリンターシステムSYに新規導入された場合、各端末に設定・インストールすべき情報を保持している。なお、図1の例では、プリンターシステムSY内に、プリンター10および情報端末20がそれぞれ1台ずつ含まれる構成を示しているが、それぞれ複数台であっても構わない。また、プリンター10と情報端末20の数は、必ずしも同一でなくても良い。
図2は、第1実施形態に係るプリンターシステムSYの機能ブロック図である。プリンター10は、主な機能構成として、プリンター記憶部110、プリンター送信部120、プリンター受信部130、設定部140および印刷部150を備えている。
プリンター記憶部110は、プリンター10自身のMacアドレス(プリンター識別情報)と、サーバー30のアドレス(URL)を記憶している。プリンター送信部120は、サーバー30と接続されたことをトリガーとして、プリンター記憶部110に記憶しているMacアドレスを、同じくプリンター記憶部110に記憶しているサーバー30のアドレスに送信する。
プリンター受信部130は、サーバー30から、プリンター送信部120により送信されたMacアドレスに関連付けられたプリンター設定情報を受信する。プリンター設定情報としては、印刷ごとに印刷用紙の所定位置に印刷するロゴデータ61(図4参照)、印刷用紙の用紙幅、および空白行を省略することにより印刷用紙の消費量を減らすか否かに関する用紙節約モード、に関する情報を受信する。なお、プリンター設定情報として、これらに限らず、プリンター10に設定すべき各種情報(印刷用紙が短冊状の場合の用紙サイズ、IPアドレス等のネットワーク設定、カラー設定、各種モード設定に関する情報など)を受信しても良い。
設定部140は、プリンター受信部130により受信した設定情報を設定する。つまり、ロゴデータや用紙サイズなど設定項目ごとに定められた所定の記憶領域に、各設定情報を格納する。印刷部150は、印刷用紙に印刷を行い、レシート60を発行する。印刷部150は、印刷ヘッド、用紙搬送機構、用紙切断機構等により構成される。
情報端末20は、主な機能構成として、取得部210、情報端末送信部220、情報端末受信部230、インストール部240、操作部250、印刷データ生成部260および印刷データ出力部270を備えている。
取得部210は、連携するプリンター10の筐体に記された2次元コード11を読み取ることにより、当該プリンター10のMacアドレス等を取得する。情報端末送信部220は、取得部210により取得したプリンター10の機種情報が、対応可能なプリンターを示すものである場合、同じく取得部210により取得したプリンター10のMacアドレスを、同じく取得部210により取得したサーバー30のアドレスに送信する。本実施形態では、情報端末20とサーバー30が接続状態にある場合、2次元コード11の読み取りに伴って、Macアドレスを自動送信するものとする。
情報端末受信部230は、サーバー30から、取得部210により取得したMacアドレスに関連付けられたアプリケーション(POS用アプリケーション)およびプリンタードライバーを受信する。これらアプリケーションおよびプリンタードライバーは、連携するプリンター10に対応するものである。インストール部240は、情報端末受信部230により受信したアプリケーションおよびプリンタードライバーを情報端末20自身にインストールする。つまり、受信したアプリケーションおよびプリンタードライバーを、情報端末20内の所定の記憶領域に格納する。
操作部250は、ユーザーによる各種情報(商品情報や金額など)の入力に用いられる。なお、操作部250は、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイスによって実現しても良いし、バーコードリーダーなどの読み取りデバイスによって実現しても良い。印刷データ生成部260は、操作部250により入力された情報を、インストールされたアプリケーションで処理し、その処理結果を、同じくインストールされたプリンタードライバーで印刷形式に変換することで、印刷データを生成する。印刷データ出力部270は、印刷データ生成部260で生成した印刷データを、連携するプリンター10(印刷部150)に向けて出力する(送信する)。
サーバー30は、主な機能構成として、サーバー記憶部310、サーバー受信部320およびサーバー送信部330を備えている。
サーバー記憶部310は、各プリンター10のMacアドレスと、プリンター10および情報端末20の印刷動作に必要な情報とを関連付けて記憶する。図3は、その関連付けを表す対応テーブル51の一例を示す図である。同図に示すように、対応テーブル51は、プリンター10ごとに、Macアドレス、プリンター設定情報、アプリケーション、プリンタードライバーおよび更新フラグを関連付けている。
プリンター設定情報としては、上記のとおり、ロゴデータ61、用紙幅および用紙節約モードに関する情報を記憶している。ロゴデータ61は、図4のレシート60印刷例に示すように、レシート60の発行ごとに印刷用紙の先端部に印刷される画像データである。また、用紙幅は、レシート60の搬送方向と直交する方向(行方向)の印刷用紙の長さを指す。また、図4に示す例は、用紙節約モード「無」の場合を例示しているが、用紙節約モード「有」の場合、同図に示す「空白行」が省略され、その分レシート長が短くなる。なお、サーバー30へのプリンター設定情報の登録は、プリンターメーカー側で登録しても良いし、店舗側で登録しても良い。また、インターネット等を介し、所定のWebサイト上で登録可能としても良い。
一方、図3に示すアプリケーションおよびプリンタードライバーは、関連付けられたMacアドレスのプリンター10に対応するソフトウェアである。つまり、これらアプリケーションおよびプリンタードライバーは、対応するMacアドレスを取得した情報端末20にインストールされるソフトウェアである。
また、更新フラグは、プリンター設定情報、アプリケーションおよびプリンタードライバーの更新の要否を示している。サーバー記憶部310に対し、これらのうちいずれかの更新を行った場合、更新フラグは「1:要」となる。この場合、プリンター10からのMacアドレスの受信に伴って、プリンター設定情報を返信する。また、更新フラグが「1:要」の場合は、情報端末20からのMacアドレスの受信に伴って、アプリケーションおよびプリンタードライバーを返信する。サーバー30は、プリンター設定情報、アプリケーションおよびプリンタードライバーの全ての返信を完了すると、更新フラグを「0:否」とする。更新フラグが「0:否」の場合、サーバー30は、プリンター10または情報端末20からMacアドレスを受信しても、プリンター設定情報等の返信を行わない。なお、更新フラグは、プリンター設定情報、アプリケーション、プリンタードライバーで、それぞれ個別に管理しても良い。
サーバー受信部320は、プリンター10(プリンター送信部120)および情報端末20(情報端末送信部220)から、それぞれMacアドレスを受信する。サーバー送信部330は、更新フラグが「1:要」の場合、プリンター10に対しては、プリンター設定情報を送信し、情報端末20に対しては、アプリケーションおよびプリンタードライバーを送信する。なお、プリンター10(プリンター送信部120)および情報端末20(情報端末送信部220)は、Macアドレスの送信の際、機器種別を示す情報をサーバー30に送信するものとする。これにより、サーバー30は、送信元がプリンター10であるか情報端末20であるか(プリンター設定情報を送信するべきか、アプリケーションおよびプリンタードライバーを送信するべきか)を判別する。
図5は、第1実施形態に係るプリンター設定処理の流れを示すフローチャートである。本例では、対応テーブル51にて、プリンター10から送信されたMacアドレスに対応する更新フラグが「1:要」であるものとして説明する。まず、プリンター10は、サーバー30との接続に伴い、自身のMacアドレスを、記憶しておいたサーバー30のアドレスに送信する(S01)。これに対し、サーバー30は、送信されたMacアドレスに関連付けられたプリンター設定情報を、送信元となるプリンター10に送信する(S02)。プリンター10は、送信されたプリンター設定情報を、自身に設定する(S03)。
図6は、第1実施形態に係る情報端末設定処理の流れを示すフローチャートである。本例でも、対応テーブル51にて、プリンター10から送信されたMacアドレスに対応する更新フラグが「1:要」であるものとして説明する。まず、情報端末20は、プリンター10の筐体に記された2次元コード11を読み取り、プリンター10のMacアドレスおよび機種情報、並びにサーバー30のアドレスを取得する(S11)。サーバー30は、取得した機種情報が、対応可能なプリンター10を示すものである場合、取得したMacアドレスを、取得したサーバー30のアドレスに送信する(S12)。これに対し、サーバー30は、送信されたMacアドレスに関連付けられたアプリケーションおよびプリンタードライバーを、送信元となる情報端末20に送信する(S13)。情報端末20は、送信されたアプリケーションおよびプリンタードライバーを、自身にインストールする(S14)。
以上説明したとおり、第1実施形態によれば、サーバー30に対してプリンター10を接続するだけで、プリンター10にプリンター設定情報を設定できる。これにより、プリンター10の設定操作が不要となるため、プリンター10の新規導入時における設定の手間とコストを軽減できる。また、情報端末20でプリンター10に記された2次元コード11を読み取るだけで、情報端末20にアプリケーションおよびプリンタードライバーをインストールできる。これにより、情報端末20の新規導入時においても、情報端末20の設定の手間とコストを軽減できる。
また、店舗導入前のプリンター10に、プリンター設定情報を設定しておく必要がないため、修理時の置き換えが必要な場合も、プリンター10については代替機を送品するだけで良い。但しこの場合は、対応テーブル51のMacアドレスを代替機のものに書き換え、対応する更新フラグを「1:要」としておく必要がある。また、情報端末20の置き換えが必要な場合も、アプリケーションおよびプリンタードライバーをプレインストールしておく必要がないため、代替機を送品するだけで良い。この場合は、連携するプリンター10のMacアドレスに対応する更新フラグを「1:要」とする必要がある。
なお、上記の実施形態における取得部210は、2次元コード11の読み取りによって、プリンター10のMacアドレス等を取得したが、無線通信(近距離無線通信、赤外線通信など)を用いて、Macアドレス等を取得しても良い。この場合、無線通信圏内にあるプリンター10を、連携するプリンター10として特定することで、フロア内に複数台のプリンター10が設置されている場合でも、近くにあるプリンター10を容易に特定できる。なお、無線通信圏内に複数のプリンター10が存在する場合、情報端末20にプリンター一覧(機種名などの一覧)が表示され、その中からユーザーが所望のプリンター10を選択する構成でも良い。また、各プリンター10からの送信パワーレベルを測定し、無線通信圏内に存在する複数のプリンター10の中から、最も送信パワーレベルが高いプリンター10を、連携するプリンター10として特定しても良い。
また、プリンター10のMacアドレス等を、ユーザーが情報端末20に手入力する構成としても良い。また、情報端末20がWebブラウザー等を用いて、サーバー30にアクセスし、対応テーブル51に列記されたプリンター10の中から、所望のプリンター10を選択することにより、アプリケーションおよびプリンタードライバーをインストールできる構成としても良い。
また、上記の実施形態では、更新フラグによって更新の要否を判別したが、プリンター10からのMacアドレスの送信に対し、サーバー30が更新の要否を判別することなく、必ずプリンター設定情報を返信する構成としても良い。この場合、プリンター10は、プリンター設定情報の受信ごとに書き換えを行っても良いし、元々設定されているプリンター設定情報と、受信したプリンター設定情報とが一致するか否かを判別し、一致しない場合のみ書き換えを行っても良い。
また、上記の実施形態では、情報端末20からMacアドレスが送信された場合、サーバー30は、そのMacアドレスに対応するアプリケーションおよびプリンタードライバーを情報端末20に返信する構成としたが、プリンター10と情報端末20が、1:1で通信することを前提とする場合であって、送信されたMacアドレスのプリンター10が他の情報端末20と既に連携している場合(既に送信されたMacアドレスに対応するアプリケーションおよびプリンタードライバーを他の情報端末20に送信済みの場合)は、サーバー30がアプリケーションおよびプリンタードライバーを情報端末20に返信しない構成としても良い。
[第2実施形態]
次に、図7ないし図9を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、サーバー30から受信したアプリケーション等を用いて情報端末20の操作を実現する構成としたが、本実施形態では、プリンター10にインストールされたWebアプリケーションを用いて情報端末20の操作を実現する。このため、本実施形態では、図1に示したように、情報端末20とサーバー30がネットワーク接続されている必要はない。また、本実施形態のプリンター10は、小型コンピューターを搭載したインテリジェント・プリンターを想定している。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
次に、図7ないし図9を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、サーバー30から受信したアプリケーション等を用いて情報端末20の操作を実現する構成としたが、本実施形態では、プリンター10にインストールされたWebアプリケーションを用いて情報端末20の操作を実現する。このため、本実施形態では、図1に示したように、情報端末20とサーバー30がネットワーク接続されている必要はない。また、本実施形態のプリンター10は、小型コンピューターを搭載したインテリジェント・プリンターを想定している。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
図7は、第2実施形態に係るプリンターシステムSYの機能ブロック図である。プリンター10は、第1実施形態(図2参照)と比較して、インストール部160、印刷データ生成部170および印刷データ出力部180を追加した構成となっている。
本実施形態のプリンター受信部130は、サーバー30から、プリンター設定情報およびWebアプリケーションを受信する。図8は、第2実施形態に係るサーバー記憶部310の関連付けを表す対応テーブル51の一例を示す図である。本実施形態のサーバー記憶部310は、各プリンター10のMacアドレスと、各プリンター10のプリンター設定情報と、各プリンター10に対応するWebアプリケーションとを関連付けて記憶する。これに従い、本実施形態のサーバー送信部330は、プリンター10からのMacアドレスの送信に対し、プリンター設定情報およびWebアプリケーションを返信する。インストール部160は、送信されたWebアプリケーションをプリンター10自身にインストールする。これにより、プリンター10は、Webサーバーとしての機能を有し、クラウドコンピューティング技術により、情報端末20は、プリンター10で動作するWebアプリケーションを操作可能となる。
一方、情報端末20は、第1実施形態(図2参照)と比較して、情報端末記憶部280を追加し、取得部210、情報端末送信部220、情報端末受信部230、インストール部240、印刷データ生成部260および印刷データ出力部270を省略した構成となっている。
情報端末記憶部280は、Webブラウザー・アプリケーションを記憶している。また、本実施形態の操作部250は、このWebブラウザーを用いて、プリンター10で動作するWebアプリケーションを操作する。したがって、情報端末20は、プリンター10に対応するアプリケーションおよびプリンタードライバーをインストールする必要がない。
プリンター10の印刷データ生成部170は、情報端末20の操作に基づき、Webアプリケーションを用いて印刷データを生成する。また、印刷データ出力部180は、印刷データ生成部170で生成した印刷データを、印刷部150に出力する。
図9は、第2実施形態に係るプリンター設定処理の流れを示すフローチャートである。本例でも、図8に示した対応テーブル51にて、プリンター10から送信されたMacアドレスに対応する更新フラグが「1:要」であるものとして説明する。まず、プリンター10は、サーバー30との接続に伴い、自身のMacアドレスを、記憶しておいたサーバー30のアドレスに送信する(S21)。これに対し、サーバー30は、送信されたMacアドレスに関連付けられたプリンター設定情報およびWebアプリケーションを、送信元となるプリンター10に送信する(S22)。プリンター10は、送信されたプリンター設定情報を自身に設定すると共に、Webアプリケーションを自身にインストールする(S23)。
以上説明したとおり、第2実施形態によれば、プリンター10にWebアプリケーションをインストールすることで、プリンター10をWebサーバーとして動作させることができる。これにより、情報端末20に、アプリケーションやプリンタードライバーなど、印刷を実行させるための環境を必要としないため、第1実施形態における情報端末設定処理を省略することができる。
以上、2つの実施形態を示したが、各実施形態に示したプリンターシステムSYの各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリー等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターをプリンターシステムSYの各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
10…プリンター 11…2次元コード 20…情報端末 30…サーバー 40…無線LANルーター 41…インターネット・ネットワーク 42…無線LAN 51…対応テーブル 60…レシート 61…ロゴデータ SY…プリンターシステム
Claims (6)
- プリンターを識別するプリンター識別情報と前記プリンターを設定する設定情報とを関連付けて記憶するサーバー記憶部、および前記設定情報を前記プリンターに送信するサーバー送信部を有するサーバーと、
前記プリンター識別情報を記憶するプリンター記憶部、前記サーバーと接続されたときに前記プリンター記憶部に記憶された前記プリンター識別情報を当該サーバーに送信するプリンター送信部、前記サーバーから、前記プリンター送信部で送信した前記プリンター識別情報に関連付けられた前記設定情報を受信するプリンター受信部、受信した前記設定情報を設定する設定部、および印刷用紙に印刷を行う印刷部を有するプリンターと、
を備えたことを特徴とするプリンターシステム。 - 前記サーバー記憶部は、前記プリンター識別情報と関連付けて記憶されたアプリケーションを有し、
前記プリンターの前記プリンター識別情報を取得する取得部、前記取得部で取得された前記プリンター識別情報を前記サーバーに送信する情報端末送信部、前記サーバーから、前記取得部で取得された前記プリンター識別情報に関連付けられた前記アプリケーションを受信する情報端末受信部、前記アプリケーションをインストールするインストール部、前記インストール部でインストールされた前記アプリケーションを動作させて印刷データを生成する印刷データ生成部、および前記印刷データを前記プリンターに出力する印刷データ出力部を有する情報端末を備えた請求項1に記載のプリンターシステム。 - 前記取得部は、無線通信を用いて検出された前記プリンター識別情報を取得する請求項2に記載のプリンターシステム。
- 前記サーバー記憶部は、前記プリンター識別情報と関連付けて記憶されたWebアプリケーションを有し、
前記プリンター受信部は、前記サーバーから、前記プリンター送信部で送信した前記プリンター識別情報に関連付けられた前記Webアプリケーションを受信し、
前記プリンターは、前記Webアプリケーションをインストールするインストール部、前記インストール部でインストールされた前記Webアプリケーションを動作させて印刷データを生成する印刷データ生成部、および前記印刷データを前記印刷部に出力する印刷データ出力部を有する請求項1に記載のプリンターシステム。 - 前記設定情報は、前記印刷用紙の所定位置に印刷するロゴデータ、前記印刷用紙の用紙サイズ、および空白行を省略して前記印刷用紙の消費量を減らすか否かに関する用紙節約モードのうち、少なくとも1つの情報を含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載のプリンターシステム。
- プリンターから前記プリンターを識別するプリンター識別情報をサーバーに送信し、
前記サーバーが、送信された前記プリンター識別情報に基づいて、当該プリンター識別情報と関連付けられた設定情報を前記プリンターに送信し、
前記設定情報が送信された前記プリンターに、前記設定情報を設定することを特徴とするプリンター設定方法。
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