JP2015158577A - 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタル加熱で定着を行う画像形成装置において記録媒体の搬送時に位置ずれが生じても記録媒体を適切に加熱定着して出力画像に欠陥を生じさせないこと。【解決手段】作像装置110と、定着装置200とを備える画像形成装置である。画像データのデータ状態を単位画像領域ごとに解析し、解析結果に基づいて加熱制御基礎データを生成する加熱制御基礎データ生成部445と、定着装置200に搬送される記録媒体Pの位置を検出する用紙位置検出装置300と、記録媒体Pのずれ量に基づいて制御基礎データを補正するメモリ制御部448cと、補正された補正された加熱制御基礎データから加熱制御データを生成する最終加熱データ生成部448dと、を備える。【選択図】図11
Description
本発明は、部分的に定着の温度制御を行うことができる定着装置を備えた画像形成装置、及びこの画像形成装置の制御方法に関する。
近年、各種電気機器の消費電力の削減が求められている。カラー複写機などの電子写真方式のオフィス機器においては、作像及び現像後のトナーを記録用紙等の記録媒体に定着させるために加熱、加圧を行っており、この工程は大きな電力を消費している。ここで、記録媒体において定着を行う必要があるのは画像が形成されている部分だけである。このため、記録媒体のサイズに応じて加熱する範囲を変えて定着を行う技術の他、マイクロ波を照射して加熱する技術(特許文献1参照)や、マイクロヒータアレイと呼ばれる加熱素子アレイを制御して小さな領域に区切って加熱を行うデジタル加熱と称される技術(特許文献2参照)が提案されている。
また、従来この種の画像形成装置において、記録媒体の位置ずれに対応する技術が知られている。給紙手段によりカセットもしくはトレイ等から記録媒体をレジストローラー位置まで搬送したとき、記録媒体が搬送方向に対して直交する主走査方向にずれが生じたまま給紙されてしまうことがある。このような場合、主走査方向に画像ずれが生じた画像が形成されることとなる。
上述した記録媒体の位置ずれを補正する試みとして、画像信号に応じて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、記録媒体の搬送方向と直交する方向に対する記録媒体の位置ずれを検出する検出手段を設けるとともに、検出手段の検出結果に基づいて記録媒体の主走査方向の位置ずれ量を算出する算出手段と、算出手段の算出結果に従って記録媒体への画像の書き出し位置を補正する補正手段を備えたものが提案されている(特許文献3)。尚、特許文献3には、搬送される記録媒体の片側に基準ガイド板を設け、この基準ガイド板に沿って記録用紙を搬送するように斜走ローラーを用いて、記録用紙を強制的に基準ガイドに沿わせて搬送する技術が従来のものとして記載され、この技術は実現には機構が複雑となりコスト面で不利であると指摘している。
しかし、特許文献3で提案された方法の場合には画像の書き出し位置が変わってしまうため、デジタル加熱を適用する画像形成装置では本来加熱すべき画像の箇所が加熱されず、定着が不完全になる箇所が出て出力画像に欠陥が生じてしまうという問題がある。このように、画像形成がなされた箇所だけを加熱定着するデジタル加熱技術を前提として、記録媒体の搬送中における位置ずれに対応できないのが実情である。
しかし、特許文献3で提案された方法の場合には画像の書き出し位置が変わってしまうため、デジタル加熱を適用する画像形成装置では本来加熱すべき画像の箇所が加熱されず、定着が不完全になる箇所が出て出力画像に欠陥が生じてしまうという問題がある。このように、画像形成がなされた箇所だけを加熱定着するデジタル加熱技術を前提として、記録媒体の搬送中における位置ずれに対応できないのが実情である。
以下この記録媒体の位置ずれに伴う不具合について説明する。図14は定着ローラーの構成を示す模式図、図15は画像形成装置におけるデジタル加熱制御の概念を示す模式図、図16は従来の画像形成装置の問題を示す模式図である。
まず、定着装置について説明する。定着装置200は、画像形成面に垂直な方向から転写紙を挟み込みながら回転することにより転写紙を搬送しつつ加圧するための2本の定着ローラー210、220を備える(図16(e)参照)。この2本の定着ローラー210、220で記録媒体を挟んで加熱する。この定着ローラー210、220の表面付近には、図14に示すように、加熱素子200aが複数配列されて構成された加熱素子アレイ200bが備えられている。そして、この加熱素子200aは、個別に加熱制御できる。
まず、定着装置について説明する。定着装置200は、画像形成面に垂直な方向から転写紙を挟み込みながら回転することにより転写紙を搬送しつつ加圧するための2本の定着ローラー210、220を備える(図16(e)参照)。この2本の定着ローラー210、220で記録媒体を挟んで加熱する。この定着ローラー210、220の表面付近には、図14に示すように、加熱素子200aが複数配列されて構成された加熱素子アレイ200bが備えられている。そして、この加熱素子200aは、個別に加熱制御できる。
定着装置200を用いた定着は以下のように行われる。ここでは、電子写真方式のカラー画像形成装置を例として説明する。図15(a)に示すように、作像部では、画像データに基づいて4色、即ち、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナー像10C、10M、10Y、10Kが形成される。記録媒体Pには、同図(b)に示すように、これらのトナー像10C、10M、10Y、10Kが重ね合わせて転写される。デジタル加熱を行うとき、画像データに基づいてトナー像形成箇所を特定し、記録媒体Pに形成されたトナー像が形成された位置に相当する加熱素子200aだけを加熱する(同図(c)中に加熱箇所を斜線で示した)。
しかし、図16に示すように、定着装置200に搬送される記録媒体Pのタイミングがずれることがある。例えば、記録媒体Pが、搬送方向上流側(16図(e)、(f)中左側)に位置ずれした状態で定着装置200に搬送されることがある(同図(f)中に破線で示した)。すると、同図(d)に示すように、本来加熱されるべきトナー像が形成された箇所からずれた箇所が加熱されることとなる(同図(d)中に加熱箇所を斜線で示した)。同図(d)に示す例では、記録媒体P中、トナー像よりも上流側の箇所が加熱されてしまい、同図において黒色で描いた部分は加熱されず、定着不良となってしまう。この不具合は、記録媒体が搬送方向にずれる場合の他、搬送方向と垂直の方向、即ち記録媒体の幅方向にずれる場合にも発生する。
そこで、本発明は、デジタル加熱により消費電力を抑えた画像形成装置において、記録媒体の搬送時に位置ずれが生じても画像が形成された位置で記録媒体を適切に加熱定着することができ、出力画像に欠陥を生じさせない画像形成装置を低コストで提供することを目的とする。
そこで、本発明は、デジタル加熱により消費電力を抑えた画像形成装置において、記録媒体の搬送時に位置ずれが生じても画像が形成された位置で記録媒体を適切に加熱定着することができ、出力画像に欠陥を生じさせない画像形成装置を低コストで提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の手段は、画像データに基づいて記録媒体に顕色剤による顕像を形成する作像装置と、個別に制御可能な複数の加熱素子を備え、前記画像データと前記加熱素子の配置状態とに基づいて作成されると共に前記加熱素子ごとの加熱状態を指定する加熱制御データに基づいて各加熱素子を個別に駆動して、前記記録媒体に前記顕像を定着させる定着装置と、を備えた画像形成装置であって、前記画像データのデータ状態を単位画像領域ごとに解析する画像データ解析手段と、前記画像データ解析手段の解析結果に基づいて、前記記録媒体がずれずに前記定着装置まで搬送されたとしたときの加熱制御データであり、前記単位画像領域に対応する加熱領域ごとに前記加熱制御データを生成するための基礎となる加熱制御基礎データを生成する加熱制御基礎データ生成手段と、前記定着装置に搬送される前記記録媒体の位置を検出する記録媒体位置検出手段と、前記記録媒体位置検出手段により検出された前記記録媒体の位置が、基準となる位置からずれている場合のずれ量を算出する記録媒体ずれ量算出手段と、前記記録媒体ずれ量算出手段により算出された前記ずれ量に基づいて前記制御基礎データを補正する基礎データ補正手段と、補正された前記加熱制御基礎データに基づいて前記加熱制御データを生成する加熱データ生成手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、記録媒体の搬送時に位置ずれが生じても画像が形成された位置で記録媒体を適切に加熱定着することができ、出力画像に欠陥を生じさせない画像形成装置を低コストで提供することができる。
以下、本発明に係る画像形成装置及び画像形成装置の制御方法を実施するための形態について説明する。まず、画像形成装置の全体構成について説明する。図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。画像形成装置100は、高速化を図るため、4台の作像ユニット110C、110M、110Y、110Kで、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の顕色剤であるトナーで4色の顕像であるトナー像を作成し、この4色のトナー像を中間転写ベルト121に重ねて転写してカラートナー像とし、次いでカラートナー像を記録用紙等の記録媒体に転写して、更に記録媒体を加熱して定着して排紙する。
画像形成装置100は、作像装置110と、中間転写部120と、二次転写部130と、給紙部140と、用紙搬送装置150と、定着装置200と、記録媒体位置検出手段である用紙位置検出装置300とを備える。作像装置110は、入力される画像データに基づいて記録媒体にトナーによりトナー像を形成する。作像装置110において、各色に対応する作像ユニット110C、110M、110Y、110Kは一列に配置され、タンデム型作像装置を構成する。各作像ユニット110C、110M、110Y、110Kには、感光体ドラム111C、111M、111Y、111K、現像器112C、112M、112Y、112K、帯電器113C、113M、113Y、113Kを備える。また各帯電器113C、113M、113Y、113Kには、図示しないクリーニング装置、露光装置等を備える。
中間転写部120は、中間転写ベルト121と、転写ローラー124C、124M、124Y、124Kとを備えて構成される。中間転写ベルト121は、各感光体ドラム111C、111M、111Y、111Kの下に配置され、3つのローラー、即ち駆動ローラー122、従動ローラー123、二次転写対向ローラー132に掛け渡されて配置される。転写ローラー124C、124M、124Y、124Kは、中間転写ベルト121の内側であって、感光体ドラム111C、111M、111Y、111Kに対向する箇所に配置される。転写ローラー124C、124M、124Y、124Kは、感光体ドラム111C、111M、111Y、111Kとの間に中間転写ベルト121を挟んで、感光体ドラム111C、111M、111Y、111Kに形成された各色顕色剤であるトナーで形成されたトナー像を中間転写ベルト121に転写する。
二次転写部130は、二次転写ローラー131と、二次転写対向ローラー132とで中間転写ベルト121を挟んで構成される。給紙部140は、記録媒体である記録紙を複数枚配置した給紙カセット141を備える。用紙搬送装置150は、複数の搬送ローラー対151、152、153を備え、給紙カセット141から記録媒体を1枚ずつ取り出し、二次転写部130、用紙位置検出装置300を経由して定着装置200に搬送する。
定着装置200は、定着ローラー210、220を備え、カラートナー像が二次転写された記録媒体を加熱して定着する。定着装置200は従来例で示したものと同じ構成を備え、定着ローラー210、220に、個別に制御可能な複数の加熱素子200a(デジタル加熱素子)を備える(図14参照)。そして、画像データと加熱素子の配置状態とに基づいて作成されると共に加熱素子ごとの加熱状態を指定する加熱制御データに基づいて各加熱素子200aを個別に駆動して、記録媒体に顕像を定着させる。用紙位置検出装置300は、定着装置200に搬送される記録媒体を検出してその位置ずれ量を出力する。
画像形成装置100では、入力された画像データに基づいて感光体ドラム111C、111M、111Y、111Kが露光され潜像が形成され、この潜像が現像器112C、112M、112Y、112Kで現像され、各色のトナー像が形成される。この感光体ドラム111C、111M、111Y、111Kの各色トナー像は、中間転写部120で中間転写ベルト121に一次転写されカラートナー像が形成され、このカラートナー像は中間転写ベルト121の移動で二次転写部130に至る。
このタイミングに合わせて、給紙カセット141から取り出された記録媒体は、二次転写部130に搬送され、中間転写ベルト121上のカラートナー像が記録媒体に二次転写される。そして、このカラートナー像が二次転写された記録媒体は、用紙位置検出装置300を通過して定着装置200に搬送され、加熱定着され、排紙トレイ154に出力される。
このタイミングに合わせて、給紙カセット141から取り出された記録媒体は、二次転写部130に搬送され、中間転写ベルト121上のカラートナー像が記録媒体に二次転写される。そして、このカラートナー像が二次転写された記録媒体は、用紙位置検出装置300を通過して定着装置200に搬送され、加熱定着され、排紙トレイ154に出力される。
次に画像形成装置100における制御について説明する。図2は同画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、コントローラ部170と、エンジン部180と、を備えている。この例では、画像形成装置100は、スキャナ181を備えているが、画像形成装置がスキャナを備えないプリンターである場合には、エンジン部180には、スキャナが配置されない。
コントローラ部170は、コントローラCPU(Central1 Processing Unit)171、メインメモリ172、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disc Drive)173、コントローラASIC(Application Specific Integrated Circuit)174を備え、画像形成装置100全体の制御を行う。コントローラCPU171は、画像形成装置全体の制御及び、プリント画像の生成等を行う。
メインメモリ172は、コントローラCPU171によるプログラム実行のワークエリアで、画像データやDMACのディスクリプタが置かれる。HDD173は、プログラムや画像データの保存に使用する。コントローラASIC174は、HDD173やメインメモリ172とのデータのやり取りや、エンジン部180とのデータのやり取りを行う。
メインメモリ172は、コントローラCPU171によるプログラム実行のワークエリアで、画像データやDMACのディスクリプタが置かれる。HDD173は、プログラムや画像データの保存に使用する。コントローラASIC174は、HDD173やメインメモリ172とのデータのやり取りや、エンジン部180とのデータのやり取りを行う。
エンジン部180は、スキャナ181、プロッタ182、エンジンCPU183、画像処理ASIC(Application Specific Integrated Circuit)400、書き込み制御ASIC(Application Specific Integrated Circuit)184を備え、画像の読み取り、スキャナ側の画像処理及びプロッタ側の画像処理、画像形成を行う。
スキャナ181は、読み取るべき原稿に照射したランプ照射光の反射光をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー等でRGB画像データ信号に変換して出力する。プロッタ182は、書き込み制御ASIC184からの出力データに応じて転写紙上に画像形成を行って出力する。画像処理ASIC400は、PCI Expressなどの汎用インターフェースでコントローラ部170に接続され、スキャナ181からの入力画像に各種補正を行ってコントローラ部170へ転送する。また、画像処理ASIC400は、コントローラ部170からの画像データに階調処理などの処理を行って、書き込み制御ASIC184へ出力する。
書き込み制御ASIC184は、プロッタ182のポリゴンモータやレーザーダイオードの制御、画像処理ASIC400に出力する同期信号の生成及びプロッタ182への画像出力、定着装置200へのデジタル加熱制御信号の出力を行う。エンジンCPU183は、エンジン部180の各デバイス、スキャナ181、及びプロッタ182の制御を行う。
スキャナ181は、読み取るべき原稿に照射したランプ照射光の反射光をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー等でRGB画像データ信号に変換して出力する。プロッタ182は、書き込み制御ASIC184からの出力データに応じて転写紙上に画像形成を行って出力する。画像処理ASIC400は、PCI Expressなどの汎用インターフェースでコントローラ部170に接続され、スキャナ181からの入力画像に各種補正を行ってコントローラ部170へ転送する。また、画像処理ASIC400は、コントローラ部170からの画像データに階調処理などの処理を行って、書き込み制御ASIC184へ出力する。
書き込み制御ASIC184は、プロッタ182のポリゴンモータやレーザーダイオードの制御、画像処理ASIC400に出力する同期信号の生成及びプロッタ182への画像出力、定着装置200へのデジタル加熱制御信号の出力を行う。エンジンCPU183は、エンジン部180の各デバイス、スキャナ181、及びプロッタ182の制御を行う。
次に用紙位置検出装置300について説明する。図3は本発明の実施形態に係る画像形成装置における用紙位置検装置の構成を示す図である。尚、図中(a)は、用紙位置検出装置300の斜視図、(b)は同じく正面図、(c)は側面図である。用紙位置検出装置300は、LED(Light Emitting Diode)発光素子311をアレイ状に並べた発光アレイ310と、受光部である受光素子321をアレイ状に並べた光センサーである受光アレイ320とで構成される。用紙位置検出装置300は、記録媒体Pの搬送方向の位置と、紙幅方向の位置を検出する。発光状態の発光アレイ310と受光アレイ320との間を記録媒体が横切ると、記録媒体が光を遮った箇所では、受光素子321は透過光を受け、その出力が下がる。搬送されている記録媒体Pが用紙位置検出装置300を横切るタイミングの基準タイミングとの差から記録媒体Pの用紙搬送方向の位置を検出する。
また、受光アレイ320に配置した複数の受光素子321の紙幅方向の受光状態から記録媒体Pの紙幅方向の位置を検出する。図4は同画像形成装置における用紙位置検出装置の信号を示す図である。図4(a)に記録媒体Pがずれていない場合を示し、同図(b)に記録媒体Pが紙幅方向にずれている場合を示す。同図(b)では受光アレイ320の各受光素子321の受光状態で信号にずれが生じている。このずれにより記録媒体のずれ量を検出する。この用紙位置検出装置300によれば、高い精度で記録媒体Pの位置を検出することができる。
また、受光アレイ320に配置した複数の受光素子321の紙幅方向の受光状態から記録媒体Pの紙幅方向の位置を検出する。図4は同画像形成装置における用紙位置検出装置の信号を示す図である。図4(a)に記録媒体Pがずれていない場合を示し、同図(b)に記録媒体Pが紙幅方向にずれている場合を示す。同図(b)では受光アレイ320の各受光素子321の受光状態で信号にずれが生じている。このずれにより記録媒体のずれ量を検出する。この用紙位置検出装置300によれば、高い精度で記録媒体Pの位置を検出することができる。
次に画像処理ASIC400の構成について説明する。図5は同画像形成装置の画像処理ASICのプロッタ側バスの構成を示すブロック図である。画像処理ASIC400は、PCIe(PCI Express)制御部410と、画像伸長部420と、プロッタ画像処理部430と、デジタル加熱制御データ生成部440と、プリンターI/F450と、からなる。PCIe制御部410は、メインメモリ172上にあるプロッタ原稿画像の読み出し制御を行う。画像伸長部420は、プロッタ原稿画像が圧縮されている場合、圧縮された画像データの伸長処理を行う。プロッタ画像処理部430は、解像度変換、プリンターγ、階調処理などの画像処理モジュールで構成され、メインメモリ上のプロッタ原稿画像からプロッタ182で出力する画像への変換処理を行う。
デジタル加熱制御データ生成部440は、転送中の各色の画像データからデジタル加熱の制御に使用するためのデジタル加熱制御データDを生成して出力する。プリンターI/F450は、書き込み制御ASIC184への制御信号の生成やデータのパッキングなどを行い、制御信号及び画像データC、M、Y、K、デジタル加熱制御データDを書き込み制御ASIC184に出力する。
デジタル加熱制御データ生成部440は、転送中の各色の画像データからデジタル加熱の制御に使用するためのデジタル加熱制御データDを生成して出力する。プリンターI/F450は、書き込み制御ASIC184への制御信号の生成やデータのパッキングなどを行い、制御信号及び画像データC、M、Y、K、デジタル加熱制御データDを書き込み制御ASIC184に出力する。
次にデジタル加熱制御データ生成部440について説明する。図6はデジタル加熱制御データ生成部の構成の一例を示す図である。デジタル加熱制御データ生成部440は、C、M、Y、K各色の画素カウンタ部441C、441M、441Y、441K、メモリ調停部442、共有メモリ443、データ演算部444、加熱制御基礎データ生成手段である加熱制御基礎データ生成部445、出力制御部447を備える。加熱制御基礎データ生成部445はON/OFF判定部446を、出力制御部447はデータ補正部448を備える。
画像形成装置100において、デジタル加熱制御データ生成部440には、C、M、Y、Kの各画像データが入力される。これらのデータは、それぞれ、そのまま出力される経路と、各色の画素カウンタ部441C、441M、441Y、441Kへの入力の経路に分岐する。各色の画素カウンタ部441C、441M、441Y、441Kは、加熱素子アレイ200bを構成する加熱素子200aの主走査側のサイズに合わせた画素数単位でプロットする画素をカウントしてメモリ調停部442に出力する。
画像形成装置100において、デジタル加熱制御データ生成部440には、C、M、Y、Kの各画像データが入力される。これらのデータは、それぞれ、そのまま出力される経路と、各色の画素カウンタ部441C、441M、441Y、441Kへの入力の経路に分岐する。各色の画素カウンタ部441C、441M、441Y、441Kは、加熱素子アレイ200bを構成する加熱素子200aの主走査側のサイズに合わせた画素数単位でプロットする画素をカウントしてメモリ調停部442に出力する。
メモリ調停部442は、各色の画素カウンタ部441C、441M、441Y、441Kからのライト要求やデータ演算部444及び加熱制御基礎データ生成部445からのリード/ライト要求、出力制御部447からのリード要求を受けて調停を行い、共有メモリ443への書き込みや読み出しの制御を行う。データ演算部444は、メモリ調停部442から入力される画素カウンタ部441C、441M、441Y、441Kからのカウント値と共有メモリ443のリードデータから所定の演算を行い、演算結果をメモリ調停部442に出力する。ここで行われる演算は、最も単純には加算になる。
加熱制御基礎データ生成部445は、画像データのデータ状態を単位画像領域ごとに解析する画像データ解析手段としての機能を有する。具体的には、加熱制御基礎データ生成部445は、ON/OFF判定部446で共有メモリ443から読み出したデータ演算部444で演算された画素カウント結果と閾値とを比較して、定着ローラー210、220の加熱素子200aのON/OFFの元データとなる加熱制御基礎データを生成して共有メモリ443に書き戻す。出力制御部447は定着装置200の同期信号に基づいてメモリ調停部442に共有メモリ443のデータリード要求を出し、定着装置200の動作タイミングに合わせてリードした加熱制御基礎データにデータ補正部448において補正を行った後、デジタル加熱制御データDをプリンターI/F450に出力する。
加熱制御基礎データ生成部445は、画像データのデータ状態を単位画像領域ごとに解析する画像データ解析手段としての機能を有する。具体的には、加熱制御基礎データ生成部445は、ON/OFF判定部446で共有メモリ443から読み出したデータ演算部444で演算された画素カウント結果と閾値とを比較して、定着ローラー210、220の加熱素子200aのON/OFFの元データとなる加熱制御基礎データを生成して共有メモリ443に書き戻す。出力制御部447は定着装置200の同期信号に基づいてメモリ調停部442に共有メモリ443のデータリード要求を出し、定着装置200の動作タイミングに合わせてリードした加熱制御基礎データにデータ補正部448において補正を行った後、デジタル加熱制御データDをプリンターI/F450に出力する。
次にデータ演算部444におけるデータ処理について説明する。図7は同画像形成装置におけるデジタル加熱制御データ生成部の動作を示すものであり、(a)は同データ生成部のデータフローを示す図、(b)は各作像ユニット及び定着装置の動作期間を示すタイミングチャートである。データ演算は各作像ユニット110C、110M、110Y、110Kによる先頭色(この場合はC版)の作像開始から最終色(この場合はK版)の作像終了まで行う。入力されるC、M、Y、K各色の画像データは各色の画素カウンタ部441C、441M、441Y、441Kでカウントされ、その結果がメモリ調停部442に出力される。メモリ調停部442は、各色の画素カウンタ部441C、441M、441Y、441Kからのカウント結果の入力に合わせて共有メモリ443から演算途中データを読み出し、データ演算部444へ出力する。その後、データ演算部444から出力された演算結果を共有メモリ443に書き戻す。
次に加熱制御基礎データ生成について説明する。図8は同画像形成装置の加熱制御基礎データ生成手段の動作を示すものであり、(a)はデータフローを示す図、(b)は各作像ユニット及び定着装置の動作期間を示すタイミングチャートである。加熱制御基礎データは、C、M、Y、K4色分のデータ演算が終了した後に開始される。データ生成期間は、各作像ユニット110C、110M、110Y、110Kによる最終色(この場合はK版)の作像動作後、定着開始までの期間である。共有メモリ443にあるCMYK演算データを読み出して、ON/OFF判定部446で該当エリア(単位画像領域)のON/OFF判定を行った後、加熱制御基礎データを共有メモリ443に書き戻す。
次に出力制御部の処理について説明する。図9は同画像形成装置の加熱制御基礎データ生成手段における出力制御部の動作を示すものであり、(a)はデータフローを示す図、(b)は各作像ユニット及び定着装置の動作期間を示すタイミングチャートである。出力制御部447からのデータ出力は定着装置200の動作タイミングに合わせた期間になされる。出力制御部447は、共有メモリ443にある圧縮後のデジタル加熱用データを読み出して、データ補正部448で補正後のデジタル加熱制御データDを生成して定着装置200の動作タイミングに合わせて出力する。
次に出力制御部447のデータ補正部448の処理について説明する。図10は同画像形成装置のデータ補正手段を示すものであり、(a)は構成を示すブロック図、(b)は動作を示すタイミングチャートである。データ補正部448は、タイミング生成部448a、読み出しアドレス算出部448b、基礎データ補正手段であるメモリ制御部448c、及び加熱データ生成手段である最終加熱データ生成部448dを備える。
タイミング生成部448aからタイミングの基準信号が出力され、読み出しアドレス算出部448bに出力される。読み出しアドレス算出部448bはこの基準信号がアサートされたタイミングから、用紙位置検出装置300から検出信号が入力されるまでカウントしていき、検出信号入力後、カウント値をベースアドレスに加算した値を読み出し開始アドレスとしてメモリ制御部448cに出力する。
上述の基準信号は記録媒体の基準となる位置を示す信号であり、検出信号は記録媒体の位置が基準となる位置からずれている場合のずれ量を示す信号である。このように、タイミング生成部448aと、読み出しアドレス算出部448bとは、記録媒体ずれ量算出手段を構成する。メモリ制御部448cは、読み出しアドレス算出部448bから入力された読み出し開始アドレスから共有メモリ443にある加熱制御基礎データを読み出す。このとき、前記記録媒体ずれ量算出手段により算出されたずれ量、すなわち基準信号に基づいて制御基礎データを補正する。この補正は、ずれ量に応じて前記加熱制御基礎データの読み込み開始位置を変更して読み込むことにより行う。そして、最終加熱データ生成部448dは、この読み出された加熱制御基礎データに基づいて最終加熱データを生成して出力する。最終加熱データは最終的に得られる加熱制御データであり、加熱素子200aは最終加熱データに基づいて個別に駆動制御される。
タイミング生成部448aからタイミングの基準信号が出力され、読み出しアドレス算出部448bに出力される。読み出しアドレス算出部448bはこの基準信号がアサートされたタイミングから、用紙位置検出装置300から検出信号が入力されるまでカウントしていき、検出信号入力後、カウント値をベースアドレスに加算した値を読み出し開始アドレスとしてメモリ制御部448cに出力する。
上述の基準信号は記録媒体の基準となる位置を示す信号であり、検出信号は記録媒体の位置が基準となる位置からずれている場合のずれ量を示す信号である。このように、タイミング生成部448aと、読み出しアドレス算出部448bとは、記録媒体ずれ量算出手段を構成する。メモリ制御部448cは、読み出しアドレス算出部448bから入力された読み出し開始アドレスから共有メモリ443にある加熱制御基礎データを読み出す。このとき、前記記録媒体ずれ量算出手段により算出されたずれ量、すなわち基準信号に基づいて制御基礎データを補正する。この補正は、ずれ量に応じて前記加熱制御基礎データの読み込み開始位置を変更して読み込むことにより行う。そして、最終加熱データ生成部448dは、この読み出された加熱制御基礎データに基づいて最終加熱データを生成して出力する。最終加熱データは最終的に得られる加熱制御データであり、加熱素子200aは最終加熱データに基づいて個別に駆動制御される。
次に画像データと加熱制御基礎データとの関係について説明する。図11は画像データと加熱制御基礎データとの関係を示す模式図である。図11(b)に示す1マスは1画素を示し、図11(c)に示す1マスは単位画像領域を示す。単位画像領域は、1画素よりも大きい領域であり、加熱素子200a(デジタル加熱素子)の加熱領域に対応する画像データにおける領域よりも小さい領域である。加熱制御基礎データ生成部445は、画像データのデータ状態を単位画像領域ごとに解析する。少ないメモリ容量でデジタル加熱素子のサイズよりも少ないずれに対応するため、加熱制御基礎データ生成部445は、画像データ(図11(a)、(b))を元に、この画像データの解析結果に基づいて、1画素よりも大きく、加熱素子200aのサイズよりも細かく分割した単位画像領域に対応する加熱領域ごとに加熱制御基礎データを作成する(同図(c))。これを、共有メモリ443に保持しておく。
図11に示した例では、加熱素子200aのサイズに対して主走査方向、副走査方向それぞれ1/4に分割したサイズを加熱制御基礎データのサイズ(単位画像領域)としている(同図(b)、(c)参照)。この分割されたサイズの単位に画像データがあることを条件として、加熱制御基礎データをONとする。図においては黒い部分がONとなる。以上のように、加熱制御基礎データ生成部445は、加熱制御基礎データを、定着装置200の加熱素子200aのサイズより小さい面積の単位で生成する。このため、加熱素子よりも小さいずれの精度までの補正を少ないメモリ量で実行することができる。
なお、加熱制御基礎データは、記録媒体がずれずに定着装置200まで搬送されたとしたときの加熱制御データに相当するデータである。
図11に示した例では、加熱素子200aのサイズに対して主走査方向、副走査方向それぞれ1/4に分割したサイズを加熱制御基礎データのサイズ(単位画像領域)としている(同図(b)、(c)参照)。この分割されたサイズの単位に画像データがあることを条件として、加熱制御基礎データをONとする。図においては黒い部分がONとなる。以上のように、加熱制御基礎データ生成部445は、加熱制御基礎データを、定着装置200の加熱素子200aのサイズより小さい面積の単位で生成する。このため、加熱素子よりも小さいずれの精度までの補正を少ないメモリ量で実行することができる。
なお、加熱制御基礎データは、記録媒体がずれずに定着装置200まで搬送されたとしたときの加熱制御データに相当するデータである。
次に最終加熱データの生成について説明する。記録媒体は搬送方向にずれる場合と、紙幅方向にずれる場合とがある。まず搬送方向にずれる場合について説明する。図12は最終加熱データの生成状態を示す模式図である。なお、図12(A)に示す1マスは1画素を示し、図12(B)、(C)に示す1マスは単位画像領域を示し、図12(D)に示す1マスは加熱素子200aの加熱領域に対応する画像データにおける領域を示す。
データ補正部448の読み出しアドレス算出部448bからは、検出された搬送方向の用紙位置(記録媒体のずれ量)に応じた読み出し開始アドレスが出力される(図12(A)、(B))。メモリ制御部448cは、その開始位置に基づいて共有メモリ443にある加熱制御基礎データを変更、即ちずらして読み出す(図12(C))。最終加熱データ生成部448dは、メモリ制御部448cが位置をずらして読み出した加熱制御基礎データに関して、加熱素子200aのサイズに合わせた範囲に加熱制御基礎データONがあるか否かを判定して最終加熱データを生成する(図12(D))。同図(A)は画像データを示し、同図(B)は加熱制御基礎データの例を示している。黒く着色した部分は画像データがある場所、及び加熱制御基礎データがONになっている部分である。
データ補正部448の読み出しアドレス算出部448bからは、検出された搬送方向の用紙位置(記録媒体のずれ量)に応じた読み出し開始アドレスが出力される(図12(A)、(B))。メモリ制御部448cは、その開始位置に基づいて共有メモリ443にある加熱制御基礎データを変更、即ちずらして読み出す(図12(C))。最終加熱データ生成部448dは、メモリ制御部448cが位置をずらして読み出した加熱制御基礎データに関して、加熱素子200aのサイズに合わせた範囲に加熱制御基礎データONがあるか否かを判定して最終加熱データを生成する(図12(D))。同図(A)は画像データを示し、同図(B)は加熱制御基礎データの例を示している。黒く着色した部分は画像データがある場所、及び加熱制御基礎データがONになっている部分である。
同図(C)は、読み出し開始アドレスが用紙搬送方向に「a」、「b」、「c」となった場合の補正後の加熱制御基礎データである。位置ずれが無かった場合が「a」(同図(C)(iii))、ずれ量が加熱制御基礎データのサイズで1個分の場合が「b」(同図(C)(ii))、ずれ量が加熱制御基礎データのサイズで2個分の場合が「c」(同図(C)(i))となる。同図(D)は、最終加熱データを示す。ずれが無い場合は左下にあたる箇所がONとなるのが最終加熱データとなる(同図(D)(iii))。ずれが1個分の場合は画像が左上と左下にかかることになるため、左上ONと左下ONが最終加熱データとなる(同図(D)(ii))。ずれが2個分の場合は、画像が左上に入るため、左上ONが最終加熱データとなる(同図(D)(i))。
このように、最終加熱データ生成部448dは、メモリ制御部448cにおいて記録媒体のずれ量に応じてメモリ制御部448cで読み込み開始位置が変更された加熱制御基礎データに基づいて最終加熱データを生成する。
このように、最終加熱データ生成部448dは、メモリ制御部448cにおいて記録媒体のずれ量に応じてメモリ制御部448cで読み込み開始位置が変更された加熱制御基礎データに基づいて最終加熱データを生成する。
次に記録媒体が紙幅方向にずれた場合について説明する。図13は最終加熱データの生成状態を示す模式図である。用紙位置検出装置300からは、検出された紙幅方向の用紙位置(記録媒体のずれ量)に応じた読み出し開始アドレスが出力される(図13(A)、(B))。メモリ制御部448cは、その開始位置に基づいて共有メモリ443にある加熱制御基礎データを変更、即ちずらして読み出す(図13(C))。最終加熱データ生成部448dは、メモリ制御部448cが位置をずらして読み出した加熱制御基礎データに関して、加熱素子200aのサイズに合わせた範囲に加熱制御基礎データONがあるか否かを判定して最終加熱データを生成する(図13(D))。同図(A)は画像データ、同図(B)は加熱制御基礎データの例である。黒い部分は、画像データがある場所及び加熱制御基礎データがONになっている部分である。
同図(C)は、読み出し開始アドレスが同図(B)で「a」、「b」、「c」となった場合の補正後の加熱制御基礎データである。位置ずれが無かった場合が「a」(同図(C)(iii))、ずれ量が加熱制御基礎データのサイズで1個分の場合が「b」(同図(C)(ii))、ずれ量が加熱制御基礎データのサイズで2個分の場合が「c」となる(同図(C)(iii))。同図(D)は最終加熱データを示している。ずれが無い場合は右下にあたる箇所がONとなるのが最終加熱データとなる(同図(D)(iii))。ずれが1個分の場合は画像が右下と左下にかかることになるため、右下ONと左下ONが最終加熱データとなる(同図(D)(ii))。ずれが2個分の場合は、画像が左下に入るため、左下ONが最終加熱データとなる(同図(D)(i))。
このように、最終加熱データ生成部448dは、メモリ制御部448cにおいて記録媒体のずれ量に応じて読み込み開始位置が変更された加熱制御基礎データに基づいて最終加熱データを生成する。以上のように、加熱制御基礎データの読み出し開始位置を変更するだけの簡易な構成で位置ずれ補正を行うことができる。
このように、最終加熱データ生成部448dは、メモリ制御部448cにおいて記録媒体のずれ量に応じて読み込み開始位置が変更された加熱制御基礎データに基づいて最終加熱データを生成する。以上のように、加熱制御基礎データの読み出し開始位置を変更するだけの簡易な構成で位置ずれ補正を行うことができる。
100:画像形成装置、110:作像装置、200:定着装置、445:加熱制御基礎データ生成部(画像データ解析手段、加熱制御基礎データ生成手段)、448:データ補正部(記録媒体位置ずれ量算出手段)、448c:メモリ制御部(基礎データ補正手段)、448d:最終加熱データ生成部(加熱データ生成部)
Claims (6)
- 画像データに基づいて記録媒体に顕色剤による顕像を形成する作像装置と、
個別に制御可能な複数の加熱素子を備え、前記画像データと前記加熱素子の配置状態とに基づいて作成されると共に前記加熱素子ごとの加熱状態を指定する加熱制御データに基づいて各加熱素子を個別に駆動して、前記記録媒体に前記顕像を定着させる定着装置と、
を備えた画像形成装置であって、
前記画像データのデータ状態を単位画像領域ごとに解析する画像データ解析手段と、
前記画像データ解析手段の解析結果に基づいて、前記記録媒体がずれずに前記定着装置まで搬送されたとしたときの加熱制御データであり、前記単位画像領域に対応する加熱領域ごとに前記加熱制御データを生成するための基礎となる加熱制御基礎データを生成する加熱制御基礎データ生成手段と、
前記定着装置に搬送される前記記録媒体の位置を検出する記録媒体位置検出手段と、
前記記録媒体位置検出手段により検出された前記記録媒体の位置が、基準となる位置からずれている場合のずれ量を算出する記録媒体ずれ量算出手段と、
前記記録媒体ずれ量算出手段により算出された前記ずれ量に基づいて前記制御基礎データを補正する基礎データ補正手段と、
補正された前記加熱制御基礎データに基づいて前記加熱制御データを生成する加熱データ生成手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記単位画像領域は、前記各加熱素子の加熱領域に対応する前記画像データにおける領域よりも小さい領域であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記基礎データ補正手段は、前記ずれ量に応じて前記加熱制御基礎データの読み込み開始位置を変更して読み込み出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記記録媒体位置検出手段は、発光素子と、前記発光素子から発せられる光の透過光もしくは反射光を検出する受光素子と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記受光素子は、アレイ状に配置された複数の受光部を有する光センサーであることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 画像データに基づいて記録媒体に顕色剤による顕像を形成する作像装置と、
個別に制御可能な複数の加熱素子を備え、前記画像データと前記加熱素子の配置状態とに基づいて作成されると共に前記加熱素子ごとの加熱状態を指定する加熱制御データに基づいて各加熱素子を個別に駆動して、前記記録媒体に前記顕像を定着させる定着装置と、
を備えた画像形成装置の制御方法であって、
前記画像データのデータ状態を単位画像領域ごとに解析し、
前記解析の結果に基づいて、前記記録媒体がずれずに前記定着装置まで搬送されたとしたときの加熱制御データであり、前記単位画像領域に対応する加熱領域ごとに前記加熱制御データを生成するための基礎となる加熱制御基礎データを生成し、
前記定着装置に搬送される前記記録媒体の位置を検出し、
検出された前記記録媒体の位置が、基準となる位置からずれている場合のずれ量を算出し、
前記記録媒体の前記ずれ量に基づいて前記加熱制御基礎データを補正して前記加熱制御データを生成することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014032932A JP2015158577A (ja) | 2014-02-24 | 2014-02-24 | 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014032932A JP2015158577A (ja) | 2014-02-24 | 2014-02-24 | 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 |
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JP2014032932A Pending JP2015158577A (ja) | 2014-02-24 | 2014-02-24 | 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法 |
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JP (1) | JP2015158577A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10310431B2 (en) | 2016-03-16 | 2019-06-04 | Konica Minolta, Inc. | Image forming device |
-
2014
- 2014-02-24 JP JP2014032932A patent/JP2015158577A/ja active Pending
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