JP2007171639A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007171639A
JP2007171639A JP2005370168A JP2005370168A JP2007171639A JP 2007171639 A JP2007171639 A JP 2007171639A JP 2005370168 A JP2005370168 A JP 2005370168A JP 2005370168 A JP2005370168 A JP 2005370168A JP 2007171639 A JP2007171639 A JP 2007171639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction data
light
image
correction
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005370168A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhide Koga
勝秀 古賀
Yuichi Seki
雄一 関
Takashi Sugano
高士 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005370168A priority Critical patent/JP2007171639A/ja
Publication of JP2007171639A publication Critical patent/JP2007171639A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 光量端部補正データを有する光学系において、光量を変更しても主走査位置ずれも発生せず、感光体上を均一な光量で制御できる光学走査装置及びその画像形成装置を提供する。
【解決手段】 1走査中のBD検出時の光量と光量端部落ち補正時の光量を1走査中に切り替える手段を有し、且つ、プロファイルデータを取得した時の光量と、実際に使用される光量とから光量端部落ち補正に使用するプロファイルを変更し、変更後の補正量に応じてレーザ駆動電流を制御することで感光体上の光量を一定に制御するようにしたことで、主走査方向の画像位置ずれも発生せず、ドラム面上の光量を均一にでき、高品位な画像を提供できるようになる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、帯電された感光体表面にレーザ光を照射し静電潜像を形成して画像を形成する画像形成装置及びその制御方法に関するものである。
電子写真方式により画像を形成する画像形成装置では、感光ドラムの感光面を一様に帯電する帯電装置、その帯電された感光面に画像情報に応じた静電潜像を形成する潜像形成装置、その静電潜像を現像する現像装置を備える。更に、その現像された潜像を記録紙に転写する転写装置を備えており、感光ドラムの感光面を回転させながら逐次的に画像形成処理を行っている。
このような画像形成装置においては、感光ドラムに感光膜の厚さのバラツキがあると感度ムラを有することになり、この感度ムラは帯電や露光特性に影響し、感光膜の感度ムラが画像の濃度ムラとして発生していた。
また、感光ドラムの感度ムラだけでは無く、潜像形成装置内の光学ユニットのバラツキによっても画像の濃度ムラが発生していた。ここで言う光学ユニットのバラツキとは、光学ユニット内のレンズ及びミラーの取り付けや加工精度によるもので、複数レーザを備える光学ユニットでは、これらレーザ間の照射パターンのずれや光軸のずれとなって現れる。
従来は、このような濃度ムラは問題の無いレベルであったが、近年の高画質化の要求に伴って市場で許容できない問題として浮上してきた。
このような問題点に対して、従来は、光学ユニット自体のバラツキを抑える、つまり、光学ユニット内のレンズ及びミラーの取り付け精度を高めてバラツキを抑えていた。また製造された製品の中から条件を満足する製品を選別することによって、バラツキをある所定値以下とし、各部品の仕上がり精度を向上させていた。
しかしながら、感光ドラムのムラを抑えたり、光学系ユニットを高精度にしたり調整や選別を行うことにより、装置の高コスト化を招くという問題がある。
また、光学ユニットでは、図9に示すようにレーザを走査する際に、感光ドラムの端部、つまり走査開始側と走査終了側で光量が落ちてしまう傾向(以下、光量端部落ちと称する)がある。このような現象により、画像の主走査方向の端部では濃度が薄くなり、これも画像品位を低下させる原因となっていた。
従来、光量端部落ちを補正する方式として、1走査を主走査方向に複数ブロックで分割し、各ブロックに応じた光学系の光量端部落ちを補正する補正量(以後、プロファイルデータと称する)を記憶手段に持たせた提案がある。走査中にそのブロックのプロファイルデータと、隣接するブロックのプロファイルデータを読み出し、読み出したプロファイルデータを線形補間したデータを用いて、レーザの駆動電流を制御することによって光量端部落ちを補正している。(特許文献1)
特開2005−262485号公報
上記従来技術のようにプロファイルデータを取得した時の光量でそのまま使用する画像形成装置においては、特に問題はなかった。しかしながら、近年、画像形成装置の長寿命化のために、感光ドラムの感度が劣化してきてもそれに応じてレーザの光量を上げて使用する装置がでてきている。この場合、例えば感光ドラムの劣化後を想定して予めレーザの光量を強めてプロファイルデータを取得することが考えられる。感光ドラムの初期感度の時には、実際の光量がプロファイルを取得した時の光量より低くなる。この場合、ビームディテクト(以下、BD)に入射する光量も含めて一律光量変更する場合は、プロファイルデータが光量の割合を示すデータであるため、所望の光量補正が可能であった。このことを図12で説明する。
図8aは、ある光量PでのBD像高も含めたドラム面上での主走査方向における光量分布を示す図である。尚、像高とは、主走査方向における位置のことである。同図においてBD像高での光量をP0BD、像高Xでの光量をPX0、・・・、像高Xでの光量をPXNとすると、各像高X、Xでの補正量Y、・・・、Yは(P−PX0)/PX0、・・・、(P−PXN)/PXNである。つまり、補正量は各像高での実際の光量に対する目標光量までの差分値の比であり、光量の割合を示している。この補正量を像高に応じてレーザ駆動電流に加算すれば、各像高で足りない光量を補えるので、同図のP‘のように光量補正が可能である。従って、プロファイルデータを取得した時の光量Pと、実際に画像領域で使用する光量が等しければ(実際の光量もPならば)、ドラム面上の光量を一定に制御することが出来る。
次に、プロファイルデータを取得した時の光量Pに対して、実際に使用する光量が半分の0.5Pの場合を図8bを用いて説明する。この場合、BD像高も含めて一様に光量を半分にするのであれば光量端部落ち量も半分になる。(光量端部落ち量の割合は一定のため)。このため同図に示すように半分の光量での各像高に対する補正量Y’、・・・、Y’は、
(0.5P−0.5PX0)/0.5PX0=(P−PX0)/PX0=Y、・・・、(0.5P−0.5PXN)/0.5PXN=(P−PXN)/PXN=Y
となる。
つまり、BD像高も含め、一様に光量を変更するのであれば、プロファイルデータを取得した時の光量と、実際に使用する光量が異なっても同じ補正量を使用することが出来る。
ところが、この場合BDに入射する光量も一緒に変更してしまうため、図8cに示すように、BDセンサ36に対するレーザスポット位置がレーザスポット1から順次レーザスポット6へ移動する時に主走査同期信号を得るための光量が変わってしまう。このため使う光量によって主走査同期信号の立ち上がりがずれ、主走査の画像位置がずれてしまうという問題がある。
かかる課題を解決するために、本発明のポリゴンミラー駆動モータ制御回路は、そこで、本発明では、1走査中のBD検出時の光量と光量端部落ち補正時の光量を1走査中に切り替える手段を有し、且つ、プロファイルデータを取得した時の光量と、実際に使用される光量とから光量端部落ち補正に使用するプロファイルを変更し、変更後の補正量に応じてレーザ駆動電流を制御することで感光体上の光量を一定に制御するようにしたことを特徴とする。
以上説明してきたように、本発明によれば、
光量端部落ちのある光学装置において、光量端部落ちプロファイルデータを取得した時のレーザ光量に対し、実際に使用する光量を変更しても、レーザ駆動信号の有効・無効を走査区間に応じて切り替えることでBD光量を一定に出来る。これにより、主走査方向の画像位置ずれも発生せず、また更には変更した光量に応じてプロファイルも変更してレーザを駆動しドラム上を照射するため、ドラム面上の光量を均一にでき、高品位な画像を提供できるようになる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、この実施の形態では、1つの感光ドラムを有する複写機の場合で説明するが、本発明はこのような1ドラム形態の複写機に限定されるものでなく、例えばY,M,C,Bk用の各画像形成ユニットを記録シートの搬送方向に沿って配置した構成でもよい。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態に係る複写機の全体構成を説明する概略構成図である。この複写機は、原稿を読み取って画像信号を生成する画像読み取り装置(以下、スキャナ)1、及び画像記録装置(以下、プリンタ)2を備えている。尚、図2で説明する図番も含める。
スキャナ1は、原稿の画像をユニット4の照明ランプ3、ミラー群(5〜7)及びレンズ8を介してセンサ9に結像して、その原稿の画像情報を電気的な画像信号に変換し画像メモリに記憶してから書き込み光学ユニット10に送る。
次にプリンタ2について説明する。書き込み光学ユニット10は、スキャナ1からの画像信号を入力してレーザ光に変換し、そのレーザ光を回転多面鏡(ポリゴンミラー)33で反射させて感光ドラム11上を走査させる。この感光ドラム11の表面は、帯電器28で一様に帯電された後、書き込み光学ユニット10からのレーザ光により露光される。これにより、感光ドラム11の表面には、原稿画像に対応した静電潜像が形成され、現像器13によって現像される。この感光ドラム11は、矢印Aで示すように時計回り方向に回転する。その周囲には、転写帯電器16、感光体クリーニングユニット(クリーニング前除電器を含む)25、補助帯電器26、前露光ランプ27、帯電器28、電位センサ100及び現像器13が設けられている。
次に記録シートへの転写について説明する。用紙カセット14、15に収容されている記録紙(記録シート)の最上部の記録シートが、ピックアップローラの回転により用紙カセット14、15から取り出され、搬送ローラ対を通って転写位置に搬送される。そこで、この転写帯電器16によって、感光ドラム上の画像が記録シート上に転写される。こうして画像が転写された記録シートは定着器17に送られて画像の定着が行われる。
図2は、本発明の実施の形態に係るプリンタ2の書き込み光学ユニット10及びその周辺ユニットからなる露光制御部の構成を説明する概略構成図で、前述の図1と共通する部分は同じ記号で示している。
露光制御部は、書き込み光学ユニット10を構成するレーザ駆動装置31、半導体レーザ43、コリメータレンズ35、絞り32、ポリゴンミラー33、f−θレンズ34とBDセンサ36、補正部52、画像信号生成部53、レーザ駆動制御部54、入力部61からなる。画像信号生成部53により生成された画像信号202に基づいてレーザ駆動制御部54により半導体レーザ43が駆動されると、半導体レーザ43からレーザ光が出射される。半導体レーザ43の内部にはレーザ光の一部を検出するPDセンサーが設けられ、PDの検出信号を用いて半導体レーザの光量調整であるAPC制御を行う。このレーザ光は、コリメータレンズ35及び絞り32によりほぼ平行光となり、所定のビーム径で回転多面鏡33に入射する。回転多面鏡33は矢印の様な方向に等角速度の回転を行っており、この回転に伴って、入射したレーザ光が連続的に角度を変える偏向ビームとなって反射される。偏向ビームとなったレーザ光はf−θレンズ34により集光作用を受ける。一方、f−θレンズ34は同時に走査の時間的な直線性を保証するような歪曲収差の補正を行う為に、レーザ光は、像担持体としての感光ドラム11上に図の矢印の方向に等速で結合走査される。これにより感光ドラム11の表面に、画像信号に対応する静電潜像が形成される。尚、36は回転多面鏡33からの反射光を検出するBDセンサであり、BDセンサ36の検出信号201は回転多面鏡33の回転と感光ドラム11への書き込みの同期をとるための同期信号として用いられる。入力部61は、後述する光量端部落ちを補正する補正データを補正部52に入力する。
次に、露光制御部10の動作を説明する。入力部61から補正部52に対して光量端部落ちを補正する補正データが入力される。この入力部61は、例えば、バーコードを読み取って入力するバーコードリーダ、或いはユーザにより操作されて各種データを入力する操作部、或いは予め補正データを記憶しているEEPROM等を装着することにより、補正データを入力するものでも良い。
次に、補正部52は、BDセンサ36から出力されるBD信号201に同期して、後述するBDマスク信号301を生成する。補正信号203は、BDマスク信号301に応じてBD区間ではLowになり、画像区間では光学ユニットの光学特性に応じた補正信号とする。補正信号203をレーザ駆動制御部54に出力し、レーザ駆動制御部54は画像区間で画像信号生成部53により生成された画像信号202と補正部52(格納手段)から出力される光学ユニットの光学特性に応じた補正信号203(補正データ)を同時に入力することで、半導体レーザ43の駆動(発光)信号204の電流値及び駆動時間を制御する。本実施の形態に係る電流制御方法では、その電流の絶対値を制御しても、その電流を流す時間のいずれを制御しても良く、或はその両方を制御しても良い。
図3は、本実施の形態に係る露光制御部の補正部52による光量端部落ち補正を説明する図である。
同図において、70は光学ユニット10の光学特性を示し、71は主走査方向の補正分解能(メモリへのデータ格納数)である1走査ライン補正間隔を示す。72は一走査ライン分の画素を主走査方向の補正分解能で複数のブロックに分割し、各ブロック内で補正データを段階的に切り替えた場合のブロック単位の補正データの例を示している。bは、72のブロック単位の補正データの隣接した2つのデータを線形補間した補正データを示し、縦軸は例えば00HからFFHの256データを示している。73はデジタルデータである線形補間補正データbをD/A変換した光量端部補正信号を示し、縦軸は例えば電流量を示している。補正部52は、BD信号201に基づいてBDを検知する前後でLowとなり、他はHiとなるようなBDマスク信号301を生成する。BDマスク信号301がHi区間で光量端部補正信号73を出力し、BDマスク信号301がLow区間でGNDレベルの信号を出力する。こうして補正信号203を生成し、レーザ光が感光体11上を照射するタイミングで、BD信号201に同期した補正信号203を光量端部補正データとしてレーザ駆動制御部54に出力する。レーザ駆動制御部54は、半導体レーザ43の駆動を制御することで、感光ドラム11上の光量分布が74のように制御される。
次に図4は、本実施の形態に係る補正部52の構成を示すブロック図である。メモリ74は、不図示のCPUとバス509で接続され、露光制御部の光量端部補正データ72を予め格納している。このメモリ74におけるデータの格納を説明するのが図5である。
図4において、カウンタ75は、BD信号201によりリセットされ、記録される画素データに同期した画素クロック(CLK)をカウントしている。ここでカウンタ75は、例えば4ビットのカウンタで、その出力(Q)401は、カウンタ75が「16」を計数する度に出力されるキャリー信号である。ここでカウンタ75により計数される「16」は、図3に示す1走査ラインの1つの補正間隔における画素数に対応している。メモリ74は、例えばFIFOメモリで、カウンタ75の出力401に同期して、図5に示す0番目の補正データから順次補正データを出力する。ラッチ76は、カウンタ75の出力に同期してメモリ74から出力されたデータをラッチしている。演算処理部77は、ラッチ76の出力(W)であるADATAと、メモリ74から出力(x)されるBDATAとからなる2つの入力信号から線形補間データbを出力する。線形補間データbを511のD/A変換手段にてD/A変換出力することで、図3に示す光量端部補正信号73を生成する。
更にカウンタ75からはカウント値510も出力されており、カウント出力510はコンパレータ505及び506に入力されている。コンパレータ505のもう1つの入力501は、BD信号201からBDマスク信号301の立ち上がりまでの位置(CLK数)が不図示のCPU或いは不図示のレジスタで設定されている。同様にコンパレータ506のもう1つの入力502は、BD信号201からBDマスク信号301の立ち下がりまでの位置(CLK数)が不図示のCPU或いは不図示のレジスタで設定されている。カウンタ75のカウント出力510が進み、BDマスク信号の立ち上がり位置になるとコンパレータ505はHiになり、それ以外はLowになる信号503を出力する。同様にBDマスク信号の立ち下がり位置になるとコンパレータ506はHiになり、それ以外はLowになる信号504を出力する。コンパレート信号503はJKフリップフロップ507のJ端子に、コンパレート信号504はK端子に入力される。JKフリップフロップ507は、BD信号201でリセットされてLowになり、コンパレート信号503及び504の間HiになるBDマスク信号301を出力する。セレクタ508は、上述した光量端部補正信号73がHi側(508の1)に、GNDがLow側(508の2)に接続され、BDマスク信号301でこれらを切り替えて補正信号203をレーザ駆動制御部54に出力する。
図5は、このメモリ74に記憶されている補正データの配置を説明する図である。
入力部61より入力された補正データは、アドレスの順にメモリ74の主走査方向0番目からn番目までの順で格納されている。ここでは、主走査方向0番目の補正データから順に、メモリ74のアドレス0番地から対応付けて記憶されている。BD信号201が入力される度に内部アドレスカウンタがリセットされ、CLK信号が入力されるたびに、アドレスの小さい順から補正データが出力されるものとする。尚、この例では、入力部61から入力された補正データをメモリ74に格納しているが、入力部61から例えばEEPROMが提供される場合には、そのEEPROMをメモリ74とし、直接、このEEPROMから補正データを読み出すようにしても良い。
図6は、図4の補正部52による線形補間データbの生成を説明するタイミング図である。ここでは1走査ラインを2048画素とし、この1走査ラインを128個(n=127)の補正間隔(H1〜H128)に分割し、各補正間隔は16画素(m=16)に対応させている。Wはラッチ76の出力を示し、xはメモリ74の出力、そしてbは、演算処理部77の出力にそれぞれ対応している。
次に、この補正部52の動作について図4〜図6を参照して説明する。尚、ここでは1走査ラインの補正間隔は16画素に相当し、1走査ラインは2048画素、1走査ライン当たりの補正間隔の数は「128」の場合(図5において、n=127)で説明する。
まず、BDセンサ36から出力されるBD信号201がメモリ74とカウンタ75のリセット端子(RST)に入力されると、メモリ74のアドレス、及びカウンタ75のカウント値が「0」にクリアされる。カウンタ75は4ビットのカウンタで、その出力401は、キャリー信号である。補正間隔H1では、まず最初にクロック信号(CLK)が16クロック分ダミーで入力されるとカウンタ75の出力401が1クロック分のパルス信号で出力される。これにより、メモリ74から出力されていた主走査方向0番目の補正データがラッチ76にラッチされ、メモリ74の出力は次のアドレスに記憶されている主走査方向1番目の補正データとなる。これにより、演算処理部77の入力ADATAには、主走査方向0番目の補正データが入力され(W)、演算処理部77の入力BDATAには、メモリ74から主走査方向1番目の補正データが入力される(x)。ここで、演算処理部77は、これら2つの入力Wとxとの差分を取り、その差分を、1補正間隔の画素数に対応する「16」で線形補完し、その補間データを画素クロック(CLK)に同期して線形補間データbとして出力する。
つまり、メモリ74の隣り合うアドレスに格納されている2つの補正データから線形補間演算を行い、細かく分割された線形補間補正データ(図6の1〜m)を算出し、新たな補正データbとして出力する。更に、このb信号を511のD/A変換手段にてアナログ信号(光量端部補正信号73)に変換し、この信号73とBDマスク信号301とから補正信号203を生成する。この補正信号203を元に、露光制御部10における補正をレーザ駆動制御部54で行うことにより、半導体レーザ43の発光電流値を制御する。
こうして補正間隔H1が終了すると次に補正間隔H2が開始され、カウンタ75からパルス信号401が出力され、ラッチ76に、メモリ74から出力されていた主走査方向1番目の補正データがラッチされる(W)。メモリ74の出力は次のアドレスに記憶されている主走査方向2番目の補正データとなる(x)。演算処理部77は、これら2つの入力Wとxとの差分を取り、その差分を、1補正間隔の画素数に対応する「16」で線形補間し、その補間データを画素クロック(CLK)に同期して線形補間データbとして出力する。こうして補正間隔H2における補正データが生成されて、補正信号203として出力される。以下同様にして、各補正間隔(H3〜H128)ごとに、演算処理部77から線形補間データbが出力され、D/A511とBDマスク信号301とから生成された補正信号203に基づいて半導体レーザ43の駆動が制御される。
尚、図4の例では、メモリ74はFIFOメモリとして説明したが本発明はこれに限定されるものでなく、例えばメモリ74を通常のメモリ(RAM)で構成し、カウンタ75によるカウント値をメモリ74のアドレスとして入力するようにしても良い。その場合、前述の例では、一段目の4ビットカウンタと、その4ビットカウンタのキャリー出力をカウントする二段目のカウンタとで構成し、二段目のカウンタの出力をメモリ74のアドレスとすればよい。
また或いは前述の例では、メモリ74のアドレス空間を1028アドレスとし、メモリ74のアドレス0番地から15番地までは主走査方向0番目の補正データを格納している。またメモリ74のアドレス16番地から31番地までは主走査方向1番目の補正データを格納し、メモリ74のアドレス32番地から47番地までは主走査方向2番目の補正データを格納する(以下同様)。これにより、1つのカウンタとメモリ74で図4のカウンタ75、メモリ74と同様の動作を実現できる。
次に、本実施例において、レーザの光量を変更する場合を図7を用いて説明する。
同図ではプロファイルデータを取得した時の光量Pに対して、使用する光量を倍の光量2Pにする場合を示している。同図の上から補正信号203(第1補正データ)の生成までは図3と同様であり、使用する光量がPのままであれば最下図の74のように光量が補正される。
次に、光量を倍の2Pにする場合、ブロック単位補正データ72に単純に差分のPを足すだけではプロファイル81になってしまい、最下図の斜線部が補正不足になってしまう。これは、例えば像高XではPを設定しても端部光量落ちによってPX0しか光量が出ないため、ブロック単位補正データ72に単純に差分のPを足すだけでは像高Xの光量はP+PX0にしかならないからである。これは他の像高も同様のため、プロファイル81のようになってしまう。しかし、この時の補正後のプロファイル81は、プロファイル80と同形状であるため、ブロック単位補正データ72を更に足すことで所望の光量2Pになることがわかる。つまり、プロファイルデータ取得時の光量をP、その時の各像高X、X、・・・、XでのプロファイルデータをY、Y、・・・、Y、変更後の光量をP、変更後のプロファイルデータをZ、Z、・・・、Zとすると、
=(P−P)+(P/P)×Y(i=0、1、・・・、n)
となる。上述した変更後のプロファイルデータZ、Z、・・・、Zを用いて、上述したD/A変換とBDマスク信号301により、2Pでの補正信号は203’(第2補正データ)のように、P時の補正信号203の振幅αの2倍の振幅2αで、あるオフセットβを有する信号になり、感光体11上の光量分布は82のようになる。
上述した制御によって、例えば画像形成装置本体に電源を投入した際に、光量Pで感光体11上をレーザ露光し、その時の感光体の表面電位を電位センサ100にて測定した結果、感度が劣化していると判断した場合、不図示のCPUが上式に従ってプロファイルデータを演算し、演算結果をCPUバス509にてメモリ74に設定する。以降、設定した変更後のプロファイルデータに従って、光量端部補正が行われ、主走査方向の画像位置もずれることなく、所望の光量での露光が可能になる。
本発明によれば、主走査方向の画像位置ずれも発生せず、また更には変更した光量に応じてプロファイルも変更してレーザを駆動しドラム上を照射するため、ドラム面上の光量を均一にでき、高品位な画像を提供できるようになる。
また、プロファイル変更後のデータに対して、隣接ブロック間で線形補間するため、ブロック間の段差の少ない光量端部補正が可能になる。
また、プロファイル変更後のデータに対して、隣接ブロック間で線形補間し、更にローパスフィルタを通過した信号で光量端部補正するため、ブロック間の段差がほとんどない光量端部補正が可能になる。
さらに、所定の光量で前記レーザを照射した時の前記感光体の表面電位の測定結果に基づき、実際に使用する光量を決定するため、感光体に感度劣化があっても最適な光量端部補正が可能になる。また、本実施例では感光体の感度劣化検出に応じて光量変更を行う場合を説明したが、これ以外に、環境変化に応じて光量変更を行う場合や、コピーモード・プリントモード等の画像出力モードに応じて光量変更を行う場合も、同様の制御をすることで同様の効果が得られる。これにより、画像形成装置の使用環境変動があっても最適な光量端部補正が可能になる。またコピーモードとプリントモードのように細線の再現性を合わせるために光量を変更することがあっても最適な光量端部補正が可能になる。
画像出力枚数に基づき、実際に使用する光量を決定するため、前記感光体の表面電位を測定することが出来ない画像形成装置において、前記感光体の感度劣化予測に応じて光量を変更することがあっても最適な光量端部補正が可能になる。
また更には感光体表面電位を測定することができない画像形成装置においても、画像出力枚数に応じて感光体の感度劣化を予測し、予測結果に応じて光量変更を行う場合も、同様の制御をすることで同様の効果が得られる。これにより画像出力枚数に基づき、実際に使用する光量を決定するため、前記感光体の表面電位を測定することが出来ない画像形成装置において、前記感光体の感度劣化予測に応じて光量を変更することがあっても最適な光量端部補正が可能になる。
本発明に係る画像形成装置の構成を示す断面図 図1の露光制御部の構成を示す図 本実施例に係る露光制御部10の補正部52による補正を説明する図 本実施例に係る補正部52の構成を示すブロック図 本実施例の補正部52のメモリ74における補正データの配置を説明する図 本実施例の補正部52による線形補間データbの生成を説明するタイミング図 本実施例に係るレーザの光量を変更した場合を示す図 aは従来例におけるレーザの光量を変更しない場合のプロファイルを示す図、bは従来例におけるレーザの光量を変更した場合のプロファイルを示す図、cは従来例におけるレーザの光量を変更した場合の主走査位置ずれを示す図
符号の説明
36 BD
43 レーザダイオード
52 補正部
53 画像信号生成部
54 レーザ駆動制御部
61 入力部
201 BD信号
202 画像信号
203 補正信号
204 レーザ駆動信号

Claims (9)

  1. 画像信号によって変調された光ビームで感光体上を走査して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記光ビームの一走査区間における水平同期信号を生成する水平同期信号発生手段と、
    前記一走査区間を複数ブロックに分割し、各ブロックに対応付けて、レーザと感光体の間に配置される光学系ユニットの光学特性に対応する第1補正データと、前記第1補正データに対応する光量と画像形成時に使用する光量とから前記第1補正データを前記画像形成時に使用する光量に応じて変換した第2補正データを格納する格納手段と、
    前記光ビームを、前記水平同期信号発生手段を前記第1補正データに対応する光量で走査した後、前記画像形成時に使用する光量に切り替え、前記第2補正データに基づいて前記光ビームの駆動信号を補正して駆動する駆動制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 帯電された感光体表面にレーザ光を照射し静電潜像を形成して画像を形成する画像形成装置であって、
    レーザ光の一走査区間を複数ブロックに分割し、各ブロックに対応付けて、レーザと感光体の間に配置される光学系ユニットの光学特性に対応する第1補正データを格納する第1格納手段と、
    前記第1格納手段に前記第1補正データを格納した時の光量と画像形成に使用する光量とから前記第1補正データを第2補正データに変換する手段と、
    前記各ブロックに対応付けて、前記第2補正データを格納する第2格納手段と、
    前記レーザ光が走査しているブロックと、隣接するブロックに応じた前記第2補正データを前記第2格納手段から読み出す手段と、
    前記読み出された隣接するブロックに対応した前記第2補正データに基づいて前記レーザの駆動信号を補正する駆動信号補正手段と、
    前記補正された駆動信号の有効、無効を走査区間に応じて切り替える手段と、
    前記切り替え手段からの駆動信号に応じて前記レーザを駆動する駆動制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記駆動信号補正手段は、前記読み出された隣接するブロックに対応した前記第2補正データの線形補間を行って制御用の補正データを求め、当該制御用補正データをD/A変換したアナログ信号を出力すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記駆動信号補正手段は、前記読み出された隣接するブロックに対応した前記第2補正データの線形補間を行って制御用の補正データを求め、当該制御用補正データをD/A変換したアナログ信号にローパスフィルタをかけた信号を出力すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成に使用する光量は、予め決められた光量で前記レーザを照射した時の前記感光体の表面電位の測定結果に基づき決定すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成に使用する光量は、使用環境情報に基づき決定すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成に使用する光量は、画像出力モードに基づき決定すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成に使用する光量は、画像出力枚数に基づき決定すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  9. 前記第2補正データを入力して前記第2格納手段に記憶させる入力手段を更に有することを特徴とする請求項2乃至8に記載の画像形成装置。
JP2005370168A 2005-12-22 2005-12-22 画像形成装置 Pending JP2007171639A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005370168A JP2007171639A (ja) 2005-12-22 2005-12-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005370168A JP2007171639A (ja) 2005-12-22 2005-12-22 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007171639A true JP2007171639A (ja) 2007-07-05

Family

ID=38298274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005370168A Pending JP2007171639A (ja) 2005-12-22 2005-12-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007171639A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009037161A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010184398A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Canon Inc 画像形成装置、光学走査装置、及びそれらの制御方法
JP2012011706A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54160247A (en) * 1978-06-08 1979-12-18 Canon Inc Information output device
JPS58221566A (ja) * 1982-06-18 1983-12-23 Hitachi Ltd 半導体レ−ザビ−ム駆動方式
JPH024283A (ja) * 1988-06-22 1990-01-09 Toray Ind Inc 光ビームの走査方法
JPH04189560A (ja) * 1990-11-26 1992-07-08 Canon Inc 画像形成装置
JPH04233370A (ja) * 1990-12-28 1992-08-21 Canon Inc 画像形成装置
JPH04329512A (ja) * 1991-04-30 1992-11-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像記録装置
JPH04337763A (ja) * 1991-05-14 1992-11-25 Canon Inc 画像形成装置
JPH05153397A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JP2000071510A (ja) * 1998-08-26 2000-03-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2002264386A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Canon Inc 画像形成装置
JP2004122442A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法、画像形成装置制御用プログラム及び記録媒体
JP2005262485A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54160247A (en) * 1978-06-08 1979-12-18 Canon Inc Information output device
JPS58221566A (ja) * 1982-06-18 1983-12-23 Hitachi Ltd 半導体レ−ザビ−ム駆動方式
JPH024283A (ja) * 1988-06-22 1990-01-09 Toray Ind Inc 光ビームの走査方法
JPH04189560A (ja) * 1990-11-26 1992-07-08 Canon Inc 画像形成装置
JPH04233370A (ja) * 1990-12-28 1992-08-21 Canon Inc 画像形成装置
JPH04329512A (ja) * 1991-04-30 1992-11-18 Fuji Xerox Co Ltd 画像記録装置
JPH04337763A (ja) * 1991-05-14 1992-11-25 Canon Inc 画像形成装置
JPH05153397A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Mita Ind Co Ltd 画像形成装置
JP2000071510A (ja) * 1998-08-26 2000-03-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2002264386A (ja) * 2001-03-12 2002-09-18 Canon Inc 画像形成装置
JP2004122442A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Canon Inc 画像形成装置、画像形成方法、画像形成装置制御用プログラム及び記録媒体
JP2005262485A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009037161A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2010184398A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Canon Inc 画像形成装置、光学走査装置、及びそれらの制御方法
JP2012011706A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6584278B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置における濃度補正方法
US8929759B2 (en) Image forming apparatus and density change suppressing method
KR100846379B1 (ko) 화상 형성 장치 및 방법
US7746370B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling same
US7982760B2 (en) Optical scanning apparatus and technique for correcting optical characteristics in an image forming apparatus that employs an electrostatic recording method or an electrophotographic recording method
JP4336177B2 (ja) 画素クロック生成装置、光走査装置及び画像形成装置
JP5947529B2 (ja) 画像形成装置
JP3606029B2 (ja) 画像形成装置
US20040227807A1 (en) Frequency modulator
US8154577B2 (en) Apparatus and method of controlling light level of a light source, and recording medium storing program of controlling light level of a light source
JP3753792B2 (ja) 画像形成装置
JP2006227420A (ja) 画像形成装置
JP4324488B2 (ja) 画像形成装置
JP2007171639A (ja) 画像形成装置
JP3556349B2 (ja) 画像形成装置
JP2004258482A (ja) 画像形成装置
JP2005070069A (ja) 画像形成装置
JP5917081B2 (ja) 画像形成装置
JP2012137658A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置制御方法
JP4612857B2 (ja) 画像形成装置及び画像の歪み補正方法
JP2020177125A (ja) 画像形成装置
JP4574138B2 (ja) 走査光学装置
US8054502B2 (en) Scanning optical apparatus, image forming apparatus and image clock correction method
JP2004074518A (ja) 画像形成装置
JP2007188039A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081222

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111108