JP2007170818A - 無線タグ通信装置及びその通信方法 - Google Patents

無線タグ通信装置及びその通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リーダライタに複数のアンテナを接続して無線タグと交信を行う場合に、無線タグの位置をアンテナ数よりも多い区画単位で検出し、平面だけでなく上下方向の位置も検出できるようにする。
【解決手段】情報処理部2と情報記憶部3と通信制御部4と電源部6と複数のアンテナ8と、アンテナ8を順次切換えて無線タグと交信するためのアンテナ切換部7とからマルチアンテナ通信装置1を構成する。アンテナ8を交信範囲が重複するように配置し、情報処理部2は無線タグの応答情報と、アンテナの切換え情報との組合せにより、無線タグの位置をアンテナ8の数よりも多い区画単位で特定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理用のICと、無線通信を行うためのアンテナとを有する無線タグとの間で通信を行う無線タグ通信装置及びその通信方法に関する。
主に情報処理用のICとアンテナから構成される無線タグには様々な形状や種類が存在するが、特に電池を搭載せずに受信電波から電力を得るタイプ(パッシブタイプ)の無線タグは小型化と低コスト化が行いやすいため幅広い分野での応用が期待されている。無線タグとの通信に使用される情報読み取り器(以下、リーダライタと称す)についても、通信距離,通信速度等の向上を目的とした技術開発がなされてきた。リーダライタは通常は情報処理を行うためのプロセッサやメモリ、無線信号の変調や復調を行う通信制御部を搭載する本体部と電波の送受信を行うためのアンテナから構成される。これらリーダライタ自体の性能向上はもちろんのこと、リーダライタのアンテナに関する運用方法や、無線タグから得られたデータの管理方法に関しても様々な技術が知られている。
例えば、特許文献1ではリーダライタのアンテナを複数配列し、順次アンテナを切換えて無線タグと交信を行うことにより交信面積を広げると同時に、一つのリーダライタで多数の無線タグと交信する方法が開示されている。また、特許文献2では室内の天井や床に複数のアンテナを設置し、リーダライタによってアンテナ切換えを行うことで、室内の無線タグの位置を管理する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1や特許文献2などの従来技術では、一般にアンテナの交信範囲より狭い精度で無線タグの位置検出を行うことができないため、大きなサイズのアンテナを使用した場合には、位置検出の精度を上げることができない。また、平面の位置以外に上下方向の高さに関する位置検出を行う方法までは言及されていない。
特開2001−153948号公報「データキャリアシステムおよび質問器」 特開2004−294338号公報「空間位置管理システム」
したがって、本発明が解決しようとする課題は、リーダライタに接続するアンテナの数を減らしても高精度な位置検出を実現し、平面だけでなく上下方向の位置も管理することが可能な無線タグ通信装置及びその方法を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するため、非接触で無線タグからの電波の受信を行う無線タグ通信装置において、
第1のアンテナと、この第1のアンテナと受信範囲が重複する2つ以上のアンテナと、これら複数のアンテナから異なるタイミングで電波検出を行う通信制御部と、これら複数のアンテナの電波検出状態から無線タグの位置を算出する情報処理部とを備えるものである。
更に、本発明は上記課題を解決するため、非接触で無線タグからの電波の受信を行う無線タグ通信方法において、
1つのアンテナの受信範囲に、他の2つのアンテナの受信範囲が重複するように配置し、これら複数のアンテナより無線タグからの電波を異なるタイミングで受信し、これら複数のアンテナの電波検出状態から無線タグの位置を情報処理部が算出するものである。
更に、本発明は上記課題を解決するため、非接触で無線タグからの電波の受信を行うリーダを備えた無線タグ通信装置において、
第1のアンテナと、この第1のアンテナと受信範囲が重複する第2のアンテナと、これら第1,第2のアンテナからの出力電波状態を変化させ、第1,第2のアンテナから異なるタイミングで電波検出を行う通信制御部と、これら第1,第2のアンテナの電波検出状態から無線タグの位置を算出する情報処理部とを備えるものである。
更に、本発明は上記課題を解決するため、非接触で無線タグからの電波の受信を行う無線タグ通信方法において、
第1のアンテナの受信範囲に、第2のアンテナの受信範囲が重複するように配置し、これら第1,第2のアンテナからの出力する電波の状態を変化させ、これら、第1,第2のアンテナより前記無線タグからの電波を異なるタイミングで受信し、第1,第2の電波検出状態から無線タグの位置を情報処理部が算出するものである。
本発明によれば、リーダライタに接続するアンテナ数を少なく設定しても、無線タグの位置を高精度に検出することができる。また、少ないアンテナ数で平面上だけでなく、高さ方向に対しても位置検出を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の第1実施例によるマルチアンテナ通信装置1の構成を示す図である。図1のマルチアンテナ通信装置1は情報処理部2と情報記憶部3と通信制御部4と通信インタフェース5(以後通信IFと略す)と電源部6とアンテナ切換部7および複数のアンテナ8とから構成される。情報処理部2は情報記憶部3に格納されているプログラムを実行することで通信制御部4とアンテナ8を介して無線タグとの通信処理を行う機能と、後記する無線タグの位置検出機能とを有する。また、情報処理部2は通信IF5により直接またはネットワーク10を介して上位機器9との情報交換を行う機能を有していても良い。その場合に無線タグの位置検出機能は、リーダライタ本体部11側でなくネットワーク
10を介して接続された上位機器9などの外部機器が有していても良い。
情報記憶部3は情報処理部2のワークエリアとして機能する。通信制御部4は情報処理部2からの電子データを電波に変調する機能と、アンテナ8からの受信電波を電子データに復調する機能を有する。アンテナ8は無線タグと電波の送受信を行い、このアンテナからの送信出力は出力OFFでゼロ状態であり、出力ONで一定の送信出力値まで出力する機能を有し、ループアンテナタイプのアンテナを用いる。電源部6はリーダライタの駆動電力を供給する機能を有する。通信IF5は情報処理部2が扱うデータを上位機器9などの外部機器に直接、もしくはネットワーク10を介して送受信する機能を有する。通信
IF5としては例えばイーサネット(登録商標),無線LAN,PHS,電話回線,シリアル通信,USB,IEEE1394,UWBなどが挙げられる。なお、通信IF5は無くても良く、複数存在していても良い。
アンテナ切換部7は無線タグとの電波の送受信を行う際に使用するアンテナを切換える機能を有する。アンテナ8の切換えはアンテナ切換部7がタイマなどにより自動で行っても良いし、情報処理部2からの指令によって適宜切換えを行っても良い。アンテナ切換部7が自動で使用アンテナ8を切換える場合には、使用するアンテナ8の情報を情報処理部3に伝達する手段を有するものとする。例えば、タイマによって時分割で切換えを行う場合には、情報処理部2とのタイマ同期をとるなどの方法がある。一度に使用するアンテナ8は1つでも良いし、複数のアンテナ8を同時に使用しても良い。ただし、複数のアンテナ8を同時に使用する場合には後記の様にアンテナ8からの電波が互いに干渉しないように設定する必要がある。
また、無線タグとしてはパッシブタイプのものを用いる。このタイプの無線タグは外部からの電波を検出すると共に、この電波をエネルギーとして用いて、無線タグが持っている固有ID等のデータを変換して、アンテナから外部に電波送信するものである。
次に図1から図3により本リーダライタによる位置検出方法を説明する。ここで、図1はアンテナ8を上面から見た配置例を示し、図2にはアンテナを側面から見た図を示している。まず、図1に示すようにアンテナX1〜X3を互いの交信範囲が重ならないように配置する。同様にアンテナY1〜Y3を互いの通信範囲が重ならないように配置する。一般に、アンテナの通信範囲はアンテナ形状に関係するので、図1の様に細長い形状のアンテナを使用することにより細長い通信範囲を形成することが可能である。
また、アンテナ8は図2(A)に示すように高さを変えて配置しても良いし、図2(B)のように同じ高さで配置しても良い。すると、全てのアンテナ8の交信範囲は図3の様に区画1−1〜1−3,区画2−1〜2−3,区画3−1〜3−3の9区画に分けられる。また、図3では簡単のために各区画は正方形となっているがこの通りでなくても良い。
以上のようなアンテナ8の配置を行ったうえで実施する位置検出のフローを図4により説明する。まず、アンテンナ切換部7によりアンテナX1を選択し無線タグ30との交信を試みる。無線タグ30との交信情報は情報処理部2に伝達され、情報記憶部3に記憶される。使用するアンテナ8を順次アンテナX2,アンテナX3,アンテナY1,アンテナY2,アンテナY3と切換え、それぞれのアンテナにおいて同様に無線タグ30との交信及び情報処理部2による処理を実行する(処理401)。ここで、アンテナを切換える順番はX1,X2,X3,Y1,Y2,Y3の通りである必要は無く、また、一度に使用するアンテナは一つでなくても良い。例えば、はじめにX1とX3を同時に使用し、次に
Y1とY3を同時に使用し、次に、X2だけを使用し、最後にY2だけを使用して交信するという方法でも良い。情報処理部2は全てのアンテナ8から得られた交信情報をもとに無線タグ30の位置を検出する(処理402)。
位置検出の方法としては、例えばアンテナX1とアンテナY1とを使用した際に、無線タグ30Aが応答した場合、無線タグ30Aは区画1−1もしくはその近辺に存在することがわかる。また、アンテナX1とアンテナY2を使用した際に、無線タグ30Bが応答した場合には、無線タグ30Bは区画1−2もしくはその近辺に存在することがわかる。同様にして、無線タグの検出時に使用したアンテナ8の組合せにより、区画1−1〜区画3−3までの9区画について一意に位置を検出することが可能である。
ここで仮に無線タグ30がどれか1つのアンテナ8にしか応答しなかった場合には、該当するアンテナ8の交信範囲内(3区画内)の何れかに存在することがわかる。この場合に、アンテナX1〜X3,Y1〜Y3を使用して再度交信を行っても良い(処理403)。最終的に1つの区画に特定できない場合には、過去の履歴データや、はじめに無線タグ30を設置した際の情報を利用して補完等を行っても良い(処理404)。
例えば無線タグ30CがアンテナX1を使用した場合にのみ応答したとすると、とりあえず区画1−1〜区画1−3の何れかに存在することがわかるので、そこで処理を終了しても良い。また、処理を終了せずにアンテナX1〜X3,アンテナY1〜Y3により再度交信を試みても良い。ここで、必ずしも全てのアンテナで交信を行う必要は無く、例えばX1〜X3だけ、もしくは、アンテナY1〜Y3だけを対象にしても良い。再度交信を行った結果アンテナX1〜X3において無線タグ30Cが検出されなかった場合には、交信途中で無線タグ30Cが交信範囲外に移動したことを検出することも可能である。交信結果に変化が見られなかった場合には、過去の無線タグ30Cの位置情報から現在位置を補完する方法や、カメラ画像やセンサ情報によって補完する方法などが考えられる。
次に、隣り合うアンテナの交信範囲が重なるようにアンテナを配置した場合の例を図5により説明する。この場合、アンテナの交信範囲は図5の様に区画1−1〜5−1,1−2〜5−2,1−3〜5−3,1−4〜5−4,1−5〜5−5までの25区画に分けられる。ここでも同様に、順次アンテナ8を切換えて交信を行い、交信結果から無線タグ
30の位置を検出する。位置検出の方法としては例えば、アンテナX1とアンテナY3において無線タグ30Dの応答があった場合は、無線タグ30Dは区画1−5にあることがわかる。また、アンテナX1とアンテナY2およびアンテナY3において無線タグ30Eが応答した場合には、無線タグ30Eは区画1−4にあることがわかる。以下同様にして無線タグ30を検出した際に選択されたアンテナの組合せにより交信範囲内にある無線タグ30の詳細な位置を検出可能である。
ここでアンテナ8の数や配置,区画の設定は図1に示した方法である必要はなく例えば、図6に示すような方法も考えられる。図6(A)および(B)はアンテナの数を4つとして8つの区画を検出する例である。この場合いずれのアンテナの交信範囲からも外れている1つの区画は検出できないが、物品の管理をする際に全ての区画を検出する必要のない場合などではアンテナ8の数をさらに減らすことができるので有効である。図6(C)の様にアンテナの数を増やすことにより9つの区画を検出することも可能である。また、図6(D)のように二つ以上のアンテナ8の交信範囲が重なり合うように配置すればどのような形に配置しても良い。
以上の様に本実施例のリーダライタは検出区画数よりも少ないアンテナ数で無線タグの固有情報と位置とを取得することが可能である。
図7は本発明の第2実施例によるマルチアンテナ通信装置20の構成を示す図である。図7のマルチアンテナ通信装置20は情報処理部2と情報記憶部3と通信制御部4とアンテナ出力切換部12と通信IF5と電源部6とアンテナ切換部7および複数のアンテナ8とから構成される。情報処理部2は第1実施例の情報処理部2と同様の機能、および、後述するようにアンテナ出力を切換えることにより、3次元空間内での無線タグの位置を検出する機能を有する。
情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6とアンテナ切換部7およびアンテナ8は第1実施例と同様の機能を有するので、ここでは説明を省略する。アンテナ出力切換部12は情報処理部2からの命令でアンテナ8の送信出力の強さを切換える機能を有し、この送信出力の強さを調整する機能としては、前述の実施例1で示した電波の送信出力をゼロ状態から一定の出力値まで上げるON・OFF機能とは異なり、出力状態をゼロから一定の出力値まで無段階で調整する機能、又は、出力状態をゼロから一定レベル毎に増加させる機能を有している。ここで、送信出力の切換えは情報処理部2からの命令ではなく自動、例えば周期的な切換えにより行い、その場合の出力状態を情報処理部2に通達するという方法でも良い。また、アンテナ出力切換部12は情報処理部2からアンテナ8までのどの位置にあっても良く、通信制御部4やアンテナ切換部7と一体化されていても良い。
次に本実施例による無線タグの位置検出方法について図8および図9を用いて説明する。図8はアンテナを側面から見た図を示しており、図9は交信範囲内で位置検出を行う区画を示している。第1実施例と同様に複数のアンテナを配置しアンテナを切換えて無線タグと交信を行うことで、平面上の位置を詳細に検出することが可能である。本実施例ではさらに、アンテナ8の出力を順次切換えて無線タグ30との交信を行う。ここで、アンテナX1〜X3,アンテナY1〜Y3全てのアンテナ8の出力を切換える必要はなく一部のアンテナ8の出力だけを切換えても良い。
例えば、図8の様にアンテナX1〜X3の出力を高低の2通りに切換えて無線タグ30との交信を行うとする。図8には例としてアンテナX1からアンテナX3の低出力時のアンテナ交信範囲21と高出力時のアンテナ交信範囲22を示している。交信の結果、アンテナX1の高出力、および、アンテナX1の低出力,アンテナY1を選択した際に無線タグ30Aからの応答があったとすると、無線タグ30Aは区画1−1の上段(区画1−1−2)に存在することが検出できる。また、アンテナX1の高出力,アンテナY2を選択した際に無線タグ30Bからの応答があったとすると、無線タグ30Bは区画1−2の下段(区画1−2−1)に存在することが検出できる。以下同様にして下段の区画1−2−1〜区画3−3−1,上段の区画1−1−2〜区画3−3−2までの18区画をそれぞれ検出することができる。
ここで、送信出力の高さは2段階である必要はなく、切換える段階数を増やすことにより、検出できる上下の区画数も増やすことが可能である。また、第1実施例の場合と同様にアンテナ8の配置の仕方や交信範囲の設定は様々な方式をとることができる。
さらに、アンテナX1〜X3,Y1〜Y3の全てで送信出力を切換えて無線タグ30との交信を行うとした場合、次のような検出方法をとることもできる。図10及び図11の様に、アンテナX1〜X3による低出力時のアンテナ交信範囲21と、アンテナY1〜Y3による低出力時のアンテナ交信範囲24とが互いに重ならない様にアンテナ配置と送信出力を設定する。そこで、アンテナX1の高出力,アンテナY1の高出力と低出力とを選択した際に無線タグ30Cの応答があったとすると、無線タグ30Cは区画1−1の下段(区画1−1−1)に存在することが検出できる。また、アンテナX1の高出力とアンテナY1の高出力とを選択した際に無線タグ30Dの応答があったとすると、無線タグ30Dは区画1−1の中段(区画1−1−2)に存在することが検出できる。以下同様にして、アンテナ8と送信出力の組合せにより、区画1−1−1〜区画3−3−3までの27区画をそれぞれ検出することができる。
以上の様に本実施例のマルチアンテナ通信装置20では、区画数よりも少ないアンテナ数で平面だけでなく上下方向(Z軸方向)の区画も識別して検出することが可能である。
図12は本発明の第3実施例によるマルチアンテナ通信装置25の構成を示す図である。図12のマルチアンテナ通信装置25はリーダライタ本体部11と複数のアンテナ8とから構成される。リーダライタ本体部11は情報処理部2と情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6とアンテナ切換部7から構成される。情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6とアンテナ切換部7およびアンテナ8は前述の実施例と同様の機能を有するので、ここでは説明を省略する。情報処理部2は前述の実施例と同様の機能と後記する無線タグの位置検出機能とを有する。
次に本実施例による無線タグの位置検出方法について図12および図13により説明する。図12の様に複数のアンテナを3次元空間内に互いに垂直な位置になるように配置する。ここでは、X軸方向に水平に並べたアンテナ8をそれぞれアンテナX1,X2,X3とし、Y軸方向に水平に並べたアンテナ8をそれぞれアンテナY1,Y2,Y3とし、Z軸方向に水平に並べたアンテナ8をそれぞれアンテナZ1,Z2,Z3とする。
図13は本実施例のマルチアンテナ通信装置25によって無線タグ30の位置を検出する区画の例である。図12のX−Y平面上をまず区画1−1から区画3−3にわけ、高さ(Z軸)方向に一番下段からZ=1、中段がZ=2、上段がZ=3とし、区画1−1−1から区画3−3−3までの27区画に分けている。
以上のようなアンテナ配置を行ったうえで、アンテンナ切換部7により順次アンテナ8を切換えて無線タグ30との交信を試みる。例えばアンテナX1,アンテナY1,アンテナZ1を選択した際に無線タグ30Aからの応答があったならば、無線タグ30AはXY平面上では区画1−1、高さ方向では一番下の区画、すなわち区画1−1−1にあることが検出できる。また、アンテナX2,アンテナY2,アンテナZ2を選択した際に無線タグ30Bからの応答があったならば、無線タグ30BはXY平面上では区画2−2、高さ方向では真ん中の区画、すなわち区画2−2−2にあることが検出できる。以下同様にして無線タグを検出した際に選択されたアンテナ8の組合せにより、交信範囲内にある無線タグについて27区画全てを検出することが可能である。
ここで、第1実施例の場合と同様にアンテナ8の配置方法や交信範囲の設定は様々な方式をとることができる。また、第2実施例のようにアンテナ出力切換部を実装することにより、アンテナの組合せと送信出力の高低の組合せによって、タグ位置を検出することも可能である。
以上の様に本実施例のマルチアンテナ通信装置25では、区画数よりも少ないアンテナ数で3次元空間上の区画を識別して検出することが可能である。
図14は本発明の第4実施例によるマルチアンテナ通信装置40の構成を示す図である。図14のマルチアンテナ通信装置40はリーダライタ本体部11と複数のアンテナ8とから構成される。リーダライタ本体部11は情報処理部2と情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6とアンテナ切換部7とアンテナ出力切換部12とから構成される。情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6とアンテナ切換部7とアンテナ出力切換部12およびアンテナ8は第1実施例または第2実施例と同様の機能を有するので、ここでは説明を省略する。情報処理部2は第2実施例と同様の機能と後記する無線タグの位置検出機能とを有する。
次に本実施例による無線タグ30の位置検出方法について図14および図15および図16により説明する。図14の様に複数のアンテナを互いに垂直な位置になるように配置する。ここでは、X−Z平面上に並べたアンテナ8をそれぞれアンテナX1,X2,X3とし、Y−Z平面上に並べたアンテナ8をそれぞれアンテナY1,Y2,Y3とする。
図15にはアンテナ8をX−Y平面状から見た図とアンテナ8の交信範囲の例を示す。また、図16には無線タグ30の位置を検出する区画を示す。以上のようなアンテナ配置を行ったうえで、アンテンナ切換部7により順次アンテナを切換え、また、アンテナ出力切換部12により送信出力を順次切換えて無線タグ30との交信を試みる。
ここでは簡単のため送信出力は高低の2段階のみとしているが、多段階に出力を切換えても良い。例えばアンテナX1の低出力と高出力、アンテナY1の低出力と高出力とを選択した際に無線タグ30Aからの応答があったならば、無線タグ30Aは区画1−1−1、にあることが検出できる。また、アンテナX2の高出力,アンテナY2の高出力を選択した際に無線タグ30Bからの応答があったならば、無線タグ30Bは区画2−2−2にあることが検出できる。以下同様にしてタグを検出した際に選択されたアンテナ8の組合せにより、交信範囲内にある無線タグ30について区画1−1−1〜2−2−1,区画1−1−2〜2−2−2,区画1−1−3〜2−2−3までの12区画を検出することが可能である。
なお、平面上のみの位置検出を行う場合には、アンテナX1とアンテナY2のみがあれば良くこの場合には、区画1−1〜区画2−2までの4区画を検出可能である。さらに、図17の様にX−Z平面上にアンテナX,Y−Z平面上にアンテナY,X−Y平面上にアンテナZを並べることにより、X,Y,Z軸方向それぞれの位置検出を行うことも可能である。この場合、例えばアンテナXの低出力と高出力,アンテナYの低出力と高出力、および、アンテナZの高出力とを選択した際に無線タグ30Cからの応答があったならば、無線タグ30Cは図18の区画1−1−1にあることが検出できる。以下同様にして区画1−1−1〜区画2−2−2までの8区画を検出することが可能である。また、第1実施例の場合と同様にアンテナの配置の仕方や交信範囲の設定は様々な方式を設定しても良い。
以上の様に本実施例のリーダライタでは、区画数よりも少ないアンテナ数で3次元空間内の区画を識別して検出することが可能である。
図19は本発明の第5実施例によるマルチアンテナ通信装置50の構成を示す図である。本実施形態のマルチアンテナ通信装置50はリーダライタ本体部11と複数のアンテナ8とから構成されるが図ではリーダライタ本体部11は省略してある。リーダライタ本体部11は情報処理部2と情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6とアンテナ切換部7とから構成される。
情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6とアンテナ切換部7およびアンテナ8は第1実施例と同様の機能を有するので、ここでは説明を省略する。情報処理部2は第1実施例と同様の機能と後記する無線タグの位置検出機能とを有する。
次に本実施例による無線タグ30の位置検出方法について図19および図20により説明する。図19の様に複数のアンテナを互いに垂直な位置になるように配置する。ここで、アンテナは両側に指向性、すなわち、交信範囲を有するものを使用するのが望ましいが、片側だけに指向性があるアンテナでも良い。本実施例においても同様に順次アンテナ8を切換えて無線タグ30との交信を試みる。図20はマルチアンテナ通信装置50により無線タグ30の位置を検出する対象の区画を示している。
例えば、アンテナ1を選択した際に無線タグ30Aから応答があったとすると、無線タグ30Aは区画1に存在することが検出できる。また、アンテナ1とアンテナ4とを選択した際に無線タグ30Bから応答があったとすると無線タグ30Bは区画4に存在することが検出できる。以下同様にして、選択したアンテナの組合せにより区画1〜区画30までの検出が可能である。ここで、アンテナ30の数や配置は本実施例の通りでなくても良い。
以上の様に本実施例のマルチアンテナ通信装置50では、区画数よりも少ないアンテナ数で棚などに設けられた区画を識別して検出することが可能である。
図21は本発明の第6実施例によるマルチアンテナ通信装置60の構成を示す図である。図21のマルチアンテナ通信装置60はリーダライタ本体部11と複数のアンテナ部
15とから構成される。リーダライタ本体部11は情報処理部2と情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6とから構成される。アンテナ部15はID照合部13とアンテナ切換部14とアンテナ8とから構成される。
情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6およびアンテナ8は第1実施例と同様の機能を有するので、ここでは説明を省略する。情報処理部2は第1実施例から第5実施例のうちいずれかと同様の位置検出機能を有し、後記するアンテナ部15を選択するためのID情報を処理する機能を有する。
ID照合部13はリーダライタ本体部11から指定されたIDと各アンテナ部15が有する固有IDとを比較し、IDが一致する場合には、アンテナ切換部14に自身のアンテナ8を選択するように指示し、一致しない場合には他のアンテナ部15に信号を転送するように指示する機能を有する。アンテナ切換部14はID照合部13からの指示によりアンテナ8を選択するか他のアンテナ部15に信号を送るかを切換える機能を有する。
次に、本実施例によるアンテナ切換方法を説明する。まず、リーダライタ本体部11は使用するアンテナ8を選択するためにアンテナのID情報をアンテナ部15AのID照合部13に対して送信する。ID照合部13は内部に自身のID情報を有しており、リーダライタ本体部11から送信されたID情報と一致するか否かを判定し、ID情報が一致する場合には、アンテナ切換部14に対して自身のアンテナ8を選択するように指令を出す。ID情報が一致しない場合にはアンテナ切換部14に対して、アンテナ部BのID照合部13に対してリーダライタ本体部11からの信号を転送するように指令を出す。
ここで、リーダライタ本体部11とアンテナ部とのID情報の伝達は通信制御部4を介さずに直接ID照合部13と接続して行っても良いし、アンテナ部15同士のID情報の伝達にはアンテナ切換部14を介さずに、ID照合部同士が直接行っても良い。また、図22の様にリーダライタ本体部は別途アンテナ切換部7を有していても良い。
以上の様に本実施例によれば、リーダライタ本体部11とアンテナ部15とを一本のケーブルで接続することができるため、アンテナ数が増えた場合のケーブル配線を簡略化することが可能である。
図23は本発明の第7実施例によるマルチアンテナ通信装置70の構成を示す図である。図23のマルチアンテナ通信装置は上位機器9とリーダライタ本体部11と複数のアンテナ8とネットワーク10から構成される。
リーダライタ本体部11は情報処理部2と情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6とから構成される。アンテナ8は前述した第1から第4実施例に示されたアンテナ単体で構成されていても良いし、実施例5もしくは実施例6のアンテナ部15と同様の構成でも良い。情報記憶部3と通信制御部4と通信IF5と電源部6およびアンテナ8は第1実施例から第6実施例のいずれかと同様の機能を有するので、ここでは説明を省略する。
情報処理部2は情報記憶部3に格納されているプログラムを実行することで通信制御部4とアンテナ8を介して無線タグとの通信処理を行う機能と、通信IF5によりネットワーク10と接続して上位機器9などの外部機器と情報交換を行う機能を最低限有するものとする。また、情報処理部2は、アンテナ8から得た無線タグの情報と選択されたアンテナの情報とをネットワーク10を介して上位機器9や他のリーダライタ本体部11に対して送信する機能を有する。さらに、情報処理部2は後記のように、自身のアンテナ8から得た情報とネットワーク10を介して接続された他のリーダライタ本体部11から得た情報とを合わせて無線タグの位置を検出する機能を有していても良い。この無線タグの検出機能はリーダライタ本体部11側でなく、ネットワーク10で接続された上位機器などの外部機器9が有していても良い。
例えば、アンテナX1〜アンテナX3,アンテナY1〜アンテナY3を第1実施例と同様に配置したとする。ここで、リーダライタ本体部11AはアンテナX1からアンテナ
X3を順次切換えて無線タグと交信し、その結果をネットワーク10上に送信する。また、リーダライタ本体部11Bも同様にアンテナY1からアンテナY3までを順次切換えて無線タグと交信し、その結果をネットワーク10上に送信する。ここで、アンテナ8の送信出力を切換えて交信を行い、その結果をネットワーク上に送信しても良い。以上の様にしてネットワーク10上で集められた無線タグの情報や使用されたアンテナの情報やアンテナ送信出力の情報をもとに、無線タグの位置を検出する。詳細な検出方法については既に第1実施例から第5実施例で述べたのでここでは省略する。
以上の様に本実施例によれば、複数のリーダライタをネットワークで連携させて処理を分担させることが可能となる。
尚、以上の実施例では無線タグが持つ固有IDを電波情報として送信する無線タグを用いること、更には、必要な情報を追記書き込み出来る無線タグであって、書き込まれた情報を送信する無線タグを用いることも可能である。
また、以上の実施例ではパッシブタイプの無線タグを用いた例を示したが、パッシブタイプ以外にもアクティブタイプの無線タグを用いても本発明と同様の構成,効果を得ることが可能になる。この場合には、アクティブタイプの無線タグは外部からあるレベル以上の強さの電波を受けないと、応答する電波を発しないようすれば良い。
更に、以上の実施例で用いられるアンテナとしてはループアンテナタイプを用いているが、これ以外にもダイポールアンテナ,パッチアンテナ,スロットアンテナ,アレイアンテナなども用いることが可能である。
以上説明したように、本発明によれば、リーダライタに接続するアンテナ数が少なくても無線タグの位置を高精度に検出することが実現できる。また、少ないアンテナ数で平面上だけでなく、高さ方向に対しても位置検出を行うことが実現できる。
これにより、例えば従来と比較して、無線タグを商品等に取り付けた場合でも、その商品が倉庫に格納、又は展示された状態であっても、どの位置に配置されているかを高精度に検出することが可能になる。
第1実施例のマルチアンテナ通信装置の構成を示す図である。 アンテナの配置方法に関する図である。 無線タグの位置検出区画を示す図である。 無線タグの検出方法を説明するフローチャートである。 無線タグの位置検出区画を示す図である。 アンテナの配置方法に関する図である。 第2実施例のマルチアンテナ通信装置の構成を示す図である。 アンテナの配置方法に関する図である。 無線タグの位置検出区画を示す図である。 アンテナの配置方法に関する図である。 無線タグの位置検出区画を示す図である。 第3実施例のマルチアンテナ通信装置の構成を示す図である。 無線タグの位置検出区画を示す図である。 第4実施例のマルチアンテナ通信装置の構成を示す図である。 アンテナの配置方法と交信範囲を示す図である。 無線タグの位置検出区画を示す図である。 アンテナの配置方法に関する図である。 無線タグの位置検出区画を示す図である。 第5実施例のマルチアンテナ通信装置の構成を示す図である。 無線タグの位置検出区画を示す図である。 第6実施例のマルチアンテナ通信装置の構成を示す図である。 マルチアンテナ通信装置の別の構成例を示す図である。 第7実施例のマルチアンテナ通信装置の構成を示す図である。
符号の説明
1,20,25,40,50,60,70…マルチアンテナ通信装置、2…情報処理部、3…情報処理部、4…通信制御部、5…通信インタフェース、6…電源部、7,14…アンテナ切換部、8…アンテナ、9…外部機器、10…ネットワーク、11…リーダライタ本体部、12…アンテナ出力切換部、13…ID照合部、15…アンテナ部、21,
22,23,24…アンテナ交信範囲、30…無線タグ。

Claims (19)

  1. 非接触で無線タグからの電波の受信を行う無線タグ通信装置において、
    第1のアンテナと、
    該第1のアンテナと受信範囲が重複する2つ以上のアンテナと、
    前記複数のアンテナから異なるタイミングで電波検出を行う通信制御部と、
    前記複数のアンテナの電波検出状態から前記無線タグの位置を算出する情報処理部とを備えたことを特徴とする無線タグ通信装置。
  2. 請求項1の無線タグ通信装置において、
    前記複数のアンテナのうち第1,第2のアンテナの受信方向を対向させて配置して、前記無線タグの位置を算出することを特徴とする無線タグ通信装置。
  3. 請求項1の無線タグ通信装置において、
    前記複数のアンテナを3次元空間上で異なる向きに配置して、前記無線タグの位置を算出することを特徴とする無線タグ通信装置。
  4. 請求項1の無線タグ通信装置において、
    前記通信制御部は前記複数のアンテナからの出力電波状態を変化させ、
    前記情報処理部は出力電波状態を変化させたデータを基に、前記無線タグの位置を算出することを特徴とする無線タグ通信装置。
  5. 請求項1の無線タグ通信装置において、
    前記無線タグとしてパッシブタイプの無線タグを用いたことを特徴とする無線タグ通信装置。
  6. 非接触で無線タグからの電波の受信を行う無線タグ通信方法において、
    1つのアンテナの受信範囲に、他の2つのアンテナの受信範囲が重複するように配置し、
    該複数のアンテナより前記無線タグからの電波を異なるタイミングで受信し、
    前記複数のアンテナの電波検出状態から前記無線タグの位置を情報処理部が算出することを特徴とする無線タグ通信方法。
  7. 請求項6の無線タグ通信方法において、
    前記複数のアンテナのうち第1,第2のアンテナの受信方向を対向させて配置して、前記無線タグの位置を算出することを特徴とする無線タグ通信方法。
  8. 請求項6の無線タグ通信方法において、
    前記複数のアンテナを3次元空間上で異なる向きに配置して、前記無線タグの位置を算出することを特徴とする無線タグ通信方法。
  9. 請求項6の無線タグ通信方法において、
    前記複数のアンテナからの出力電波状態を変化させ、前記情報処理部は前記無線タグの位置を算出することを特徴とする無線タグ通信方法。
  10. 非接触で無線タグからの電波の受信を行うリーダを備えた無線タグ通信装置において、
    第1のアンテナと、
    該第1のアンテナと受信範囲が重複する第2のアンテナと、
    前記第1,第2のアンテナからの出力電波状態を変化させ、前記第1,第2のアンテナから異なるタイミングで電波検出を行う通信制御部と、
    前記第1,第2のアンテナの電波検出状態から前記無線タグの位置を算出する情報処理部とを備えたことを特徴とする無線タグ通信装置。
  11. 請求項10の無線タグ通信装置において、
    前記第1,第2のアンテナを3次元空間上で異なる向きに配置して、前記無線タグの位置を算出することを特徴とする無線タグ通信装置。
  12. 請求項10の無線タグ通信装置において、
    前記無線タグとしてパッシブタイプの無線タグを用いたことを特徴とする無線タグ通信装置。
  13. 非接触で無線タグからの電波の受信を行う無線タグ通信方法において、
    第1のアンテナの受信範囲に、第2のアンテナの受信範囲が重複するように配置し、
    前記第1,第2のアンテナからの出力する電波の状態を変化させ、
    該第1,第2のアンテナより前記無線タグからの電波を異なるタイミングで受信し、
    前記第1,第2の電波検出状態から前記無線タグの位置を情報処理部が算出することを特徴とする無線タグ通信方法。
  14. 請求項13の無線タグ通信方法において、
    前記第1,第2のアンテナを3次元空間上で異なる向きに配置して、前記無線タグの位置を算出することを特徴とする無線タグ通信方法。
  15. 請求項13の無線タグ通信装置において、
    前記無線タグとしてパッシブタイプの無線タグを用いたことを特徴とする無線タグ通信装置。
  16. 非接触で無線タグからの電波の受信を行う無線タグ通信装置において、
    第1のアンテナと、
    該第1のアンテナと受信範囲が重複する2つ以上のアンテナと、
    前記複数のアンテナから異なるタイミングで電波検出を行い、該複数のアンテナの電波検出の情報をネットワークを経由した情報処理部へ送信する通信制御部とを備えたことを特徴とする無線タグ通信装置。
  17. 請求項16の無線タグ通信装置において、
    前記ネットワークを介して受信した前記複数のアンテナの電波検出の情報から前記無線タグの位置を算出する情報処理部とを備えたことを特徴とする無線タグ通信装置。
  18. 非接触で無線タグからの電波の受信を行う無線タグ通信装置において、
    第1のアンテナと、
    該第1のアンテナと受信範囲が重複する第2のアンテナと、
    前記第1,第2のアンテナからの出力電波状態を変化させ、前記第1,第2のアンテナから異なるタイミングで電波検出を行い、前記第1,第2のアンテナの電波検出の情報をネットワークを経由した情報処理部へ送信する通信制御部とを備えたことを特徴とする無線タグ通信装置。
  19. 請求項18の無線タグ通信装置において、
    前記ネットワークを介して受信した前記第1,第2のアンテナの電波検出の情報から前記無線タグの位置を算出する情報処理部とを備えたことを特徴とする無線タグ通信装置。

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