JP2001153948A - データキャリアシステムおよび質問器 - Google Patents

データキャリアシステムおよび質問器

Info

Publication number
JP2001153948A
JP2001153948A JP33509699A JP33509699A JP2001153948A JP 2001153948 A JP2001153948 A JP 2001153948A JP 33509699 A JP33509699 A JP 33509699A JP 33509699 A JP33509699 A JP 33509699A JP 2001153948 A JP2001153948 A JP 2001153948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
interrogator
information
antennas
transponder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33509699A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Kobayashi
栄一 小林
Tomoshi Fujinaga
智志 藤永
Kenro Koike
建郎 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Breweries Ltd
Toshiba Corp
Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Asahi Breweries Ltd
Toshiba Corp
Toshiba Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Breweries Ltd, Toshiba Corp, Toshiba Chemical Corp filed Critical Asahi Breweries Ltd
Priority to JP33509699A priority Critical patent/JP2001153948A/ja
Publication of JP2001153948A publication Critical patent/JP2001153948A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 質問器の口径の小さいアンテナでも、質問器
および応答器のアンテナ間が近距離でも、雑音の多い場
所でも、交信面が広く、S/N比の良い交信を迅速に、
可能にし、一つの質問器で多数の応答器と交信する。 【解決手段】 質問器4のアンテナ30を予め設定した
S/N比の口径を選択する。このアンテナ30を横方
向、縦方向に配列し、広範囲の組み立てアンテナ43を
構成する。このアンテナ30の隣り合う水平方向及び垂
直方向端部を重複して配列する。これらのアンテナ30
を順次アンテナ切り換え器44で切り換えて質問器4と
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、応答器と質問器間
で非接触に情報を交信するデータキャリアシステムおよ
び質問器に関する。
【0002】
【従来の技術】データキャリアシステムは応答器と質問
器間で非接触に情報(データ)を交信するシステムであ
る。このデータキャリアシステムの応用は、FA(Fact
ory Automation )分野、流通分野、セキュリテー分
野など、またマルチメデイア時代の到来により、さらに
応用は、拡大の傾向にある。
【0003】この用途の拡大に伴ない応答器の配置、設
置、取着などの位置は種々様々である。応答器と質問器
間の交信に際しては、応答器に質問器が交信可能領域に
移動するか、または、逆に応答器が移動するか、双方が
移動するか、何れにしても、相対的に交信可能領域に移
動して交信している。
【0004】用途によっては、交信を希望する応答器
が、どこの位置に存在するか、検索する必要がある。こ
のような、使用形態においては、情報の送信受信に使用
する、交信範囲が比較的広い電磁誘導方式や、マイクロ
波方式が実用されている。
【0005】他方、交信に際しては、情報が損失、劣化
されることなく適切に通信出来ることが要求される。こ
の要求からアンテナの適切な大きさ、送信出力などが決
定される。さらに、法的規制からの周波数帯、送信に関
する制約がある。
【0006】さらに、交信が必要な時に、迅速、タイム
リーに交信可能域内に互いに至近位置に存在することが
要求される。これらの基に、質問器から1個のアンテナ
により、応答装置を検出して、交信をしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1つの
アンテナから発信される誘導電磁界は、質問器(リー
ダ、ライター)の電気的能力にもよるが、50cm×5
0cmの面積を交信領域としてカバーするのが限界であ
る。さらに、交信範囲を広く、大きくすると、中心部に
不感度領域が発生する。
【0008】この対策としては、アンテナを2または3
に分割し複数にすることが考えられる。しかし、それぞ
れの分割アンテナによる交信エリアの和は、分割前の1
つのアンテナにおける交信エリア(面積)とほぼ同様で
あった。
【0009】さらに、交信が必要な時に、迅速、タイム
リーに交信可能に互いに至近位置に存在することなどが
要求される。FA(自動化生産ライン)分野たとえば、
ビール生産工場のラインへの応用で、コンベアベルト上
の移動中のビア樽に応答器を取着し、この樽の情報を非
接触で授受し、品質管理する応用がある。
【0010】即ち、ビア樽のような円筒状物体に取り付
けた応答器(データキャリア)と質問器間で交信し、情
報を読み書きするには、通常次ぎのような構成にする。
即ち、データキャリアが物体の円周のどこにあるかを特
定できないため、ビア樽全体を交信領域とするような大
型大口径のアンテナを質問器に設ける。
【0011】走行中の応答器との交信であるため電磁誘
導方式を選択する。このように構成して、工場の生産ラ
インに実施したところ、外部(他の機器など)からの強
い雑音が混入し、信号対雑音比が悪く実用できない課題
があった。
【0012】さらに、ビア樽のような円筒形の物体の上
部周縁部に取り付けたデータキャリア(応答器)に対し
ては、大口径アンテナの周縁部で情報の交信を行う状態
となる。ところが、大口径のアンテナから誘起されるエ
ネルギーはアンテナの中心部が最も強力で距離が遠ざか
るほど、また周辺部に行くほどエネルギーは弱くなる。
また、アンテナが大きければ感度が高いが、外来ノイ
ズをよく拾い、さらに、中心部に不感度領域が発生す
る。その結果、S/N比(信号対雑音比)が悪く、交信
が不安定となったり、時には交信自体ができなくなると
いう事態が生じる。 これらの課題を解決するため本発
明者等は、鋭意開発した結果、アンテナの口径を周囲雑
音の状態を考慮した大きさに選定する。即ち、適切な信
号対雑音比の得られる口径の大きさに小さくする。
【0013】さらに、S/N比を良くするため、出来る
限り雑音の受信量を少なくするためには、質問器と応答
器のアンテナ間の距離を短くする(近距離)ことも必要
であった。
【0014】この口径の小さいアンテナを使用して、近
距離で走行中のビア樽に取着された応答器(データキャ
リア)と交信すると、次の課題が発生した。即ち、走行
中のデータキャリア(応答器)を口径の小さいアンテナ
の通信領域内に設定する操作が煩雑で、設定時間が長く
なった。生産ライン走行中(移動中)のデータキャリア
との通信用としては実用上困難であった。
【0015】本発明は上記点に鑑み成されたもので、口
径の小さいアンテナでも、質問器および応答器のアンテ
ナ間が近距離でも、雑音の多い場所でもS/N比の良い
交信を迅速に、可能にしたデータキャリアシステムおよ
び質問器を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のデータキャリア
システムは、請求項1に記載されたように、例えば、情
報を記憶し、この記憶情報から指定された情報を読み出
し非接触に送信する複数の応答器と、これら各応答器と
の間でこれ等応答器に記憶されている情報を交信し、予
め設定したS/N比の口径を有する複数のアンテナが複
数配列して設けられた質問器とを具備し、この質問器の
多数のアンテナを順次切り換えて、各アンテナごとに交
信可能な前記応答器と順次交信する手段とを備えたシス
テムにある。
【0017】本発明のデータキャリアシステムは、請求
項2に記載されたように、例えば、情報を記憶し、この
記憶情報から指定された情報を読み出し非接触に送信す
る複数の応答器と、これら各応答器との間でこれ等応答
器に記憶されている情報を交信し、、且つ予め設定した
S/N比の口径を有するアンテナが複数配列して設けら
れた質問器と、この質問器の前記各アンテナの交信領域
内に前記各応答器を配置する手段とを具備し、前記質問
器の複数のアンテナを順次切り換えて、連続的に前記各
応答器と交信する手段とを備えたシステムにある。
【0018】本発明の応答器は、請求項3に記載された
ように、例えば、応答器に記憶されている情報の要求の
送信およびこの情報を受信し予め設定したS/N比の口
径を有するアンテナと、このアンテナが横方向及び縦方
向に複数配列され順次切り換え接続する切り換え手段と
を備えたものである。
【0019】本発明の応答器は、請求項4に記載された
ように、例えば、応答器に記憶されている情報の要求の
送信およびこの情報を受信し予め設定したS/N比の口
径を有するのアンテナと、このアンテナが横方向及び縦
方向に複数配列され順次切り換え接続する切り換え手段
とを具備し前記アンテナについて複数個水平方向および
垂直方向端部を重複させて配置したものである。
【0020】本発明の応答器は、請求項5に記載された
ように、例えば、応答器に記憶されている情報の要求の
送信およびこの情報を受信し予め設定したS/N比の口
径を有するアンテナと、このアンテナが横方向及び縦方
向に複数配列された同一特性のアンテナ配列面と、この
アンテナ配列面の各アンテナを順次切り換え接続する切
り換え手段とを具備し前記アンテナ配列面を複数面設け
てなるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明のデータキャリアシ
ステム及び質問器の一実施形態を図面を参照して説明す
る。
【0022】先ず、データキャリアシステムの構成を図
1を参照して説明する。図1は、データキャリアシステ
ムの一実施形態の構成を説明するための構成図である。
データキャリアシステム1は、上記したように非接触デ
ータキャリアと呼ばれる応答器2とホストコンピュータ
3側に接続される質問器4とで構成されている。この質
問器4および応答器2間で、非接触で情報(データ)の
交信を行う。
【0023】この応答器2は、用途に応じて様々な個
体、端部に1または複数設置例えば取り付ける。この個
体、端部に関する情報を質問器2により指示された情報
を適宜メモリに記憶、更新して待機する。上記固体、端
部は、用途に応じて選択されるもので、例えば流通、カ
ード分野では、IDカードやクレジットカードなどであ
り、FA分野では、組み立て品、工具、プロセスなどで
ある。
【0024】この交信手段は例えば電磁結合方式(磁
気)、電磁誘導方式(誘導電磁界)、マイクロ波(電
波)方式、光通信方式等がある。この実施形態では、電
磁誘導方式である。
【0025】一方の質問器(リーダライタ)4の構成
は、次の通りである。即ち、質問器4の全体制御を行う
主制御部(CPU)6が設けられている。この主制御部
6とホストコンピュータ3間にインターフェイス部7が
接続されている。このインターフェイス部7は、上記主
制御部(CPU)6の制御によりホストコンピュータ3
とのデータ(情報)の入出力を制御する。
【0026】さらに、上記主制御部6には、記憶部8が
接続されている。この記憶部8はデータキャリア2より
受信したデータ(情報)等を蓄積する例えば読み出し/
書き込み可能なRAM(Ramdam Access M)等で
ある。
【0027】さらにまた、上記主制御部6には、上記応
答器(データキャリア)2への送信情報をパラレル信号
からシリアル信号に変換し、且つデータキャリア2から
の受信信号をシリアル信号からパラレル信号に変換する
ための信号変換部9が接続されている。
【0028】この信号変換部9には、送信信号を例えば
ASK(Amplitude Shift Keying)方式、FSK(Frequ
ency Shift Keying)方式等で伝送用の信号に変調する
変調部10が接続されている。さらに、上記信号変換部
9には、受信信号を復調する復調部11が接続されてい
る。
【0029】上記変調部10の出力回路には、応答器2
と非接触で交信するため例えば電磁誘導方式用送信アン
テナ12が接続されている。他方の、上記復調部11の
入力回路には、受信アンテナ13出力が接続されて、質
問器4が構成されている。
【0030】他方、応答器(データキャリア)2は、次
のように構成されている。即ち、質問器4の送信アンテ
ナ12からの電磁波を受信する受信アンテナ15が設け
られている。この受信アンテナ15出力回路には、上記
受信信号を復調する復調部16が接続されている。
【0031】この復調器16の出力には、質問器4への
送信情報をパラレル信号からシリアル信号に変換し、且
つ質問器4からの受信信号をシリアル信号からパラレル
信号に変換する信号変換部17が接続されている。この
信号変換部17には、データキャリア2内の全体制御や
データ(情報)の記録、再生制御等を行う主制御部18
が接続されている。
【0032】この主制御部18には、上記データ(情
報)、タグ情報等を蓄積する例えばEEPROM(Ele
ctrically Erasable Programmable Read O
nly Memory )等の電源のバックアップ不要な記憶部1
9が接続されている。
【0033】この記憶部19には、例えば、ビア樽22
の出荷日、返却日、樽部品である容器、ハンドリング機
構、口金などの使用日、品質状況などをデータ(情報)
として蓄積する。この蓄積されたデータ(情報)を、上
記ホストコンピュータ3の必要に応じて、呼び出す。こ
の呼び出しは、質問器4からの質問で、応答器(データ
キャリア)2の記憶部19から呼び出す。
【0034】上記信号変換部17には、送信信号をAS
K方式、FSK方式等で伝送用の信号に変調する変調部
20が接続されている。この変調部20には、質問器4
と非接触に交信するための送信アンテナ21が接続され
ている。このようにして応答器2が構成されている。
【0035】次に、このデータキャリアシステム1によ
る交信手順について説明する。
【0036】応答器2によるデータ(情報)のモニタ 質問器4は、ホストコンピュータ3の指示を、インター
フェース部7を介して主制御部6が受ける。上記指示
は、応答器の指定、所望するデータなどの要求である。
この指示情報は、例えば応答器2への書き込みと、応答
器2からの読出し要求である。
【0037】応答器への書き込み要求 上記主制御部6は、指定された応答器2に「書き込み要
求」を送信する。書き込みデータは、例えば、ビア樽の
データで、タグ情報及び当該ビア樽の出荷日、返却日、
樽の部品例えば容器、ハンドリング機構、口金などの情
報をタグ情報と、共に2値化してEEPROM19に随
時記憶する。
【0038】この記憶されたデータは、ホストコンピュ
ータ3、質問器4からの指示により、適当なタイミング
で常に、消去、再書き込み、操作を実行する。
【0039】応答器からのデータの収集(読出し) 質問器4は、ホストコンピュータ3の指示を、インター
フェース部7を介して主制御部6が受ける。この主制御
部6は、指定された応答器2の上記データを読み出し、
送信依頼の信号(タグ情報及びデータの質問信号)を信
号変換部9に出力する。
【0040】この信号変換部9は、上記タグ情報及びデ
ータの質問信号をシリアル信号に変換し、変調部10へ
出力する。この変調部10は送信のため100Hz〜数
百KHz例えば送信周波数125KHz、ASK方式で
変調し、電力増幅して、送信アンテナを介して応答器2
へ送信する。受信領域(エリア)にいる指定された応答
器2は、この信号を受信アンテナ15で受信する。受信
したタグ情報及びデータの質問信号を復調部16でAS
K方式により復調する。
【0041】復調したタグ情報及びデータの質問信号を
信号変換部17で、パラレル信号に変換し、応答器2の
主制御部18に出力する。この主制御部18は、タグ情
報及びデータの質問信号に基づき、記憶部(EEPRO
M)19に記憶されているデータを読み出し、出力する
制御を実行する。
【0042】記憶部19から出力されたデータを、信号
変換部17でシリアル信号に変換する。この変換された
データを変調部20へ出力する。この変調部20は、送
信のため例えば送信周波数125KHz、ASK方式で
変調し、電力増幅する。増幅されたデータは、送信アン
テナ21を介して質問器4へ送信する。
【0043】この送信信号を、質問器4の受信アンテナ
13で受信する。受信した被変調データを復調部11へ
出力する。この復調部11は、ASK変調されたデータ
を復調する。復調されたデータを信号変換部9に出力す
る。
【0044】この信号変換部9では、データをシリアル
化信号に変換する。このシリアル化データは、主制御部
6の制御により、記憶部8のRAMの予め定められた位
置に記憶する。さらに、インターフェース部7を介して
ホストコンピュータ3に回答し、記憶する。
【0045】上記実施形態においては、質問器4の送信
アンテナ12および受信アンテナ13夫々専用に設けた
例について説明したが、送信及び受信用アンテナを共用
にして一つのアンテナで構成してもよい。同様に応答器
2の送信アンテナ21および受信アンテナ15夫々専用
に設けた例について説明したが、送信及び受信用アンテ
ナを共用にして一つのアンテナで構成してもよい。
【0046】次に、上記電磁誘導方式について、説明す
る。この電磁誘導方式は、図2に示すものである。即
ち、ループコイル同士または空芯コイル同士又はループ
状コイルと空芯コイルの組合わせにより、誘導電磁界を
情報伝達媒体として交信するものである。
【0047】この方式によると、これらアンテナ12、
15間を数十cm程度から2m程度の距離を交信距離と
するものである。伝送周波数は100〜数百KHzを使
用する。この方式は、雨、氷、塵埃、鉄粉、磁気、油な
どがあっても影響を受けない。 さらに、アンテナの指
向性がゆるやかで交信範囲が広い。アンテナの大きさを
任意の大きさに設計できる。などの特徴を有する方式で
ある。
【0048】図2では、後者のループ状コイル30と空
芯コイル31との組合わせを示している。即ち、ループ
状コイル30は、図1に示す質問器4の送、受信用アン
テナ12、13として使用する。このアンテナ12、1
3の形状は例えば角ループ状を形成している。他方、上
記空芯コイル31は、図1に示す応答器2の送、受信用
アンテナ15、21として使用した構成例である。この
アンテナ15、21は筒状コイルを形成し、このコイル
に応答器2のIC(集積回路)として形成した回路を接
続する。
【0049】即ち、応答器2において、アンテナ15、
21を除く、図1に示す総ての回路は集積回路化が可能
である。ICチップサイズは、例えば2mm×2mm角
程度の大きさに形成できる。従って、アンテナ31に付
属部品的に実装可能である。この実装(応答器2の封
止)は、例えば樹脂モールドである。この樹脂は例えば
外装用の好ましい樹脂としては、ポリイミド樹脂、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン
樹脂等を挙げることができるが、耐環境性、機械的強度
等の条件を満足するならば、その他の樹脂を使用するこ
とができる。また、必要に応じてガラス繊維、水酸化ア
ルミニウム、タルク、シリカ、マイカ等のフィラーを上
記樹脂に添加してもよい。
【0050】応答器2の封止に樹脂製のケース材を用い
てもよい。ケース材を構成する好ましい樹脂としては、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン
樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合
樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレン
テレフタレート樹脂、ナイロン6、ナイロン66、変性
ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサルファ
イド樹脂、ポリイミド樹脂、液晶ポリマー、フェノール
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が挙げられる。図2で
は、応答器2の復調部16のみが図示されている。図1
に示す他の回路は省略されている。
【0051】他方、質問器4は、角ループ状コイル30
に図1の変調部10のみが図示されている。他の図1に
示す回路は、省略されている。このような構成のデータ
キャリアシステムにおいて、上記質問器4のアンテナ1
2、13を複数たとえば多数個図3に示すように構成し
て交信する。
【0052】多数個配列したアンテナを質問器に設ける
ことは、交信エリアを大きくすることである。この交信
エリアを大きくすることは、不規則に、または規則的に
存在する、より多数の応答器と1個の質問器間で、迅速
に交信することを目的とするものである。さらに、雑音
の比較的多い場所でも、交信面が広く、S/N比の良い
交信を目的としたものである。
【0053】迅速に交信とは、質問器4が対象とする応
答器2を探す期間を短縮することである。特に、FA分
野のように雑音の多い分野での利用においては、アンテ
ナの口径をより小さく、交信距離をより短くする必要が
あるため、1個当たりのアンテナの交信エリアが極めて
狭くなるのを、補償することを目的としたものである。
図3は、図1の質問器4のアンテナ12、13,図2
のアンテナ30の構成を説明するための構成図である。
図2のアンテナは熱融着樹脂が被覆された導線例えば銅
線を巻線機にてコイル状に巻装し、この状態で上記樹脂
の溶融温度に加熱した後、冷却することにより、一体に
固着して、アンテナ30を構成する。
【0054】このようなアンテナ30を図3に示すよう
に縦横方向に配列する。従って、これらアンテナ30
は、共振周波数など略同一特性、同一サイズである。こ
の配列は、水平方向(矢印H)および垂直方向に隣り合
うアンテナ30の端部41、42を重複(重畳)させて
配列したものである。この状態を図4に一部拡大して示
している。
【0055】このように、水平方向(H)および垂直方
向に隣合うアンテナ間端部を重畳させることにより、ア
ンテナ30間に応答器2が偶然入り、受信または、送信
エリアから外れるのを回避したものである。図3では、
アンテナ30を横方向5個、縦方向4個のアンテナ30
を、一平面状に配列した組み立てアンテナ43である。
この一個のアンテナ30の口径は、アンテナを大きく
すると、大きくした分多くの雑音を受信する。従って、
応答器2との交信する信号を、大きく損失しないアンテ
ナの大きさにする。これらの条件を満足するように、ア
ンテナ30の口径を小さく設計する。すなわち、予め交
信するに必要なS/N比を設定し、この設定値を満足す
るようにアンテナ30の口径を選択する。
【0056】この一個のアンテナ30の口径の実施形態
は、8cm乃至10cmである。(これに対して、応答
器2の大きさは、例えば次の通りである。即ち、筒状に
した場合、直径10mm、長さ20mmの小さな部品で
ある。)このような小さな口径のアンテナ30を図3の
ように配列する。この結果、横約50cm、縦約40c
m、全体で200cm2 の面積のアンテナにより対象と
する応答器2と至近なアンテナ30を選択する。
【0057】この手段は、各アンテナ30が接続された
アンテナ切換え器44により、順次20枚のアンテナ3
0を切換えて一系統の質問器4と接続する。この接続さ
れたアンテナ30に最も至近の、対象とする応答器2と
交信する。アンテナ切換え器44の能力は単位アンテナ
個数N 対1となる。
【0058】さらに、上記組み立てアンテナ43は、図
5に示すように複数枚配列してもよい。この場合には、
交信可能範囲が、図3に示すアンテナ43の枚数分広い
範囲に存在する応答器2を検出し、交信できる。この複
数枚の組み立てアンテナ43の各アンテナ30の切り換
え操作は、複数枚の組み立てアンテナ43を、アンテナ
切換え器45で順次切り換えて一系統の質問器4と接続
する。アンテナ切換え器45の能力は単位アンテナ個数
の総和対1となる。
【0059】即ち、多数個のアンテナを予め定められた
手順で順次切り換えて、各アンテナの交信領域内に応答
器が存在するか、アンテナから予め定められた共振周波
数の電磁波を送信し、応答の有無の確認を実施する。
【0060】応答無しの場合は、次のアンテナに切り換
え操作する。他方、応答有りの場合、予め定められた交
信内容の質問および応答器2からの回答を受信して次の
アンテナに切り換え接続する。
【0061】また、図3に示す切り換え器44を各組み
立てアンテナ43毎に設ける。この各組み立てアンテナ
43を同時に、切り換えてモニターすることにより、多
数枚の組み立てアンテナ30で比較的広域に存在する多
数の応答器を高速でモニターできる。
【0062】この実施形態では、アンテナ30の一個の
アンテナの口径が8cm乃至10cmの小型アンテナに
ついて説明したが、アンテナの口径は20cm乃至30
cmの中型アンテナを、上記実施形態の要領で配列して
も同様な効果が得られる。この場合、読み書きできる面
積をさらに広い面積に構成できる。
【0063】この実施形態は、同一平面内で応答器2と
の交信範囲を広げた例について説明した。さらに、X,
Y,Z面での交信範囲を拡大したい場合には、図6のよ
うに構成することができる。即ち、図3に示す組み立て
アンテナ43を、X軸面、Y軸面、Z軸面の各面に設け
る。
【0064】これら3枚の組み立てアンテナ43の各ア
ンテナ30を切り換え器46により順次切り換えモニタ
ーする。この切り換え操作を、3枚の組み立てアンテナ
43について、同時に同時に切り換え操作を進行させて
もよい。この実施形態によれば、応答器2が傾斜した
り、回転したり固定できない対象体に設けられた応答器
2との交信には有効である。
【0065】次に規則的に配列された応答器2と質問器
4との交信の実施形態を図7を、参照して説明する。図
7は、規則的に配列された応答器について、一系統の質
問器で順次交信する実施形態を説明するための図であ
る。
【0066】即ち、倉庫棚47や、製品棚などの各室4
8のデータを所有する応答器2を、各室48に設ける。
即ち、応答器2が、規則的に配列された実施形態であ
る。この各室48の応答器2と交信するために、図3に
示す各アンテナ30を、各室48に設置する。
【0067】各室48のアンテナ30はアンテナ切り換
え器49に接続されている。この切換え器49により、
図3の要領で各アンテナ30を順次切り換える。この切
り換え操作により1系統の質問器4に多数のアンテナを
順次切り換えて接続する。多数の応答器2と迅速、且つ
連続的交信を可能にしている。即ち、区画された荷棚4
8の一つ一つに単位アンテナ30を配置し、アンテナ切
り替え器49で順次切替えて制御する。
【0068】各荷物に非接触データキャリア(応答器)
を取り付けておけば、1台の質問器(リーダライター)
4で大きな荷棚47内の荷物情報を効率よく収集管理で
きる。 この棚のような、整然とした配列に限らず、応
答器一個に対して、質問器の一個のアンテナを配列した
構成にすれば、この実施形態と同様な作用、機能を有す
るものである。
【0069】これら実施形態によれば、非接触データキ
ャリアの交信用アンテナをデータキャリアとの交信が途
切れないように平面的に複数配置し、質問器(リーダラ
イタ)4からの信号を順次スイッチで切替えて制御する
ことにより、1個のアンテナに比較して数倍から数十倍
の交信エリアを持つことができる。
【0070】次に、上記切り換え器44、45、46、
49の切り換え回路部の実施形態を図8を参照して説明
する。図8は、多数のアンテナを切り換えて、1系統の
質問器4で多数の応答器2の所有するデータを入手可能
にする切り換え回路結線図である。
【0071】各アンテナ(コイル)に接続される各端子
30−1、30−nの一端側(外側導体)は、接地され
ている。他端側(中心導体)はアンテナ30に接続され
ると、共に、夫々の切り換え回路55の一方端に接続さ
れている。この切り換え回路55の他方端には端子32
の中心導体に接続されている。
【0072】この端子32は図1の質問器4の変調部1
0出力回路および復調部11の入力回路に接続される。
換え言すれば、図8に示す切り換え回路は図1の、変調
部10および送信アンテナ12間、さらに、受信アンテ
ナ13および復調部11間に接続される回路である。
【0073】この各切り換え回路の実施形態は、次のよ
うに構成されている。即ち、切り換え素子56と抵抗5
7の直列接続回路と、LED(発光ダイオード)58と
抵抗59の直列接続回路とが並列接続されている。この
並列接続回路はN−P―N型トランジスタ60のコレク
タに接続されている。
【0074】このトランジスタ60のベース回路は抵抗
61を介してCPU(中央制御装置)62出力端子の予
め定められた端子に接続される。このトランジスタ60
のエミッタは接地されている。このような構成により、
各切り換え回路63が構成されている。
【0075】この各切り換え回路63は、各アンテナ3
0回路に接続されている。上記切り換え素子56は、例
えばFET,リレーなどが接続される。また、上記CP
U62の動作電源回路67が接続されている。この回路
67には、直流電源64が接続されており、電圧例えば
5V出力する構成になっている。この電源64の入力に
は、電源スイッチ65を投入すると、点灯する表示管6
6が接続されている。上記CPU62には、さらに動作
状態を表示する表示回路70が接続されている。この表
示回路70は、N−P−Nトランジスタ71とLED7
2の直列接続回路が、抵抗73を介してCPU62に接
続されている。
【0076】さらに、上記CPU62には、マニュアル
操作でアンテナ30−nを切り換え制御できる回路75
が接続されている。この回路75には、マニュアル操作
選択スイッチ76が接続されている。このスイッチ76
によりマニュアル操作を選択すると、マニュアル状態を
表示するためLED77と抵抗78の直列接続回路が接
続されている。
【0077】さらにまた、上記CPU62は、ホストコ
ンピュータ3と接続されており、このコンピュータ3か
らの制御信号により切り換え制御する構成になってい
る。
【0078】即ち、電源スイッチ65を投入し、マニュ
アルスイッチ76を開状態の場合には、ホストコンピュ
ータ3の制御により、CPU62は、各切り換え回路6
3を順次導通制御することにより、アンテナ回路の端子
30−nを切り換える。
【0079】即ち、図1の質問器4における変調部10
の出力回路をスイッチングした状態になる。このスイッ
チング操作により該当応答器2が存在するアンテナ30
を選択した場合には、交信を開始する。この交信が終了
すると、次のアンテナ30を選択する。この選択時に当
該アンテナ切り換え回路63のLED58が点灯する。
メンテナンスなどで、マニュアル操作に切り換えたい
場合には、スイッチ76を投入し、手動によりアンテナ
30−nを1個ずつ切り換え操作できる構成になってい
る。このアンテナ30の切り換え操作により、選択され
たアンテナ回路のLED58が点灯する。即ち、表示す
る。
【0080】上記切り換え回路63のLED58が異常
に点灯した時は、その切り換え回路63の故障表示をす
る構成である。この異常に点灯とは、別のアンテナ30
に切り替わっても、まだ点灯状態の場合である。
【0081】上記応答器2は、用途に応じて様々な物体
に1または複数設置例えば取り付けできる。この物体に
関する情報のうち、質問器4により指示された情報を応
答器2は、適宜メモリ19に記録、更新して待機する。
【0082】上記質問器4は、上記応答器2の情報(デ
ータ)の収集、蓄積を遠隔的に制御する。さらに、必要
に応じて遠隔的に上記応答器に蓄積されている情報(デ
ータ)を読み取ってホストコンピュータ3に提供する。
ホストコンピュータ3は、デーダキャリアシステムとし
ての情報処理を実現する。
【0083】図1において、応答器2にセンサ部22を
設けることができる。この場合、例えば、各環境内の温
度や圧力等の変化を検出しデータ(情報)として応答器
(データキャリア)2に蓄積する。この蓄積されたデー
タ(情報)を、上記ホストコンピュータ3の必要に応じ
て、呼び出す。この呼び出しは、質問器4からの質問
で、応答器(データキャリア)2のメモリ19から読み
出す。
【0084】上記温度、気圧(圧力)等の環境を検出す
るためのセンサ素子22を応答器(データキャリア)2
の内部部品に付加、接続し、これらのセンサ素子22に
より得た環境検出信号を非接触例えば電磁誘導方式で
は、アンテナを通して質問器4に送信し得るように構成
される。
【0085】上記応答器(データキャリア)2は、質問
器4からの伝送信号のエネルギーを駆動電力として用い
ることもできるため、この場合は専用電源が不要であ
る。例えば、これまで測定が困難とされてきた自動車の
タイヤ等の回転運動する物体内のような、過酷な環境内
に取り付けることで、その環境内の温度や圧力等をリア
ルタイムで検出して質問器に通知することもできる。
【0086】さらに、このようにセンサ素子22を搭載
した応答器(データキャリア)2を樹脂製の外装部によ
り封止することによって、センサ素子22を含む応答器
2の内部部品を外部環境から受ける様々なストレスから
良好に保護することが可能となる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、口
径の小さいアンテナでも、質問器および応答器のアンテ
ナ間が近距離でも、雑音の多い場所でも、交信面が広
く、S/N比の良い交信を、効率的に、迅速に、でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明システムの一実施形態を説明す
るためのデータキャリアシステムの構成図である。
【図2】図2は、図1の交信方法を説明するための構成
図である。
【図3】図3は、図1の質問器のアンテナ部分を具体的
に説明するための構成図である。
【図4】図4は、図3の隣り合うアンテナ間の重複状態
を説明するための構成図である。
【図5】図5は、図3の他の交信方法を説明するための
構成図である。
【図6】図6は、図3の他の交信方法を説明するための
構成図である。
【図7】図7は、図3の他の交信方法を説明するための
構成図である。
【図8】図8は、図3のアンテナ切り換え器の具体例を
説明するための回路結線図である。
【符号の説明】 1…データキャリアシステム、 2…応答器、 3…ホストコンピュータ、 4…質問器、 6、18…主制御部、 7…インターフェース部、 8、19…メモリー(RAM)、 9、17…信号変換部、 10、20…変調部、 11、16…復調部、 12、21、30…送信アンテナ、 13、15、 31…受信アンテナ、 41、42…アンテナの端部、 43…組み立てアンテナ、 44、45,46、49…アンテナ切り換え器、 47…荷物棚、 48…室、 63…切り換え器、 66…放電灯 56、59、 61、73、78…抵抗、 58、72、77…LED、 60、71…トランジスタ、 64…直流電源、 65、76…スイッチ、
フロントページの続き (72)発明者 小林 栄一 埼玉県川口市領家5丁目14番25号 東芝ケ ミカル株式会社川口工場内 (72)発明者 藤永 智志 茨城県北相馬郡守谷町緑1丁目1番地21 アサヒビール株式会社内 (72)発明者 小池 建郎 東京都港区芝浦1−1−1 株式会社東芝 内 Fターム(参考) 5J070 AB16 AD05 AE20 AF01 AH31 AH50 AJ14 AK28 AK40 BC13 BC16 BC23 BC25 BC29 BC35 BG03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶し、この記憶情報から指定さ
    れた情報を読み出し非接触に送信する複数の応答器と、 これら各応答器との間でこれ等応答器に記憶されている
    情報を交信し、且つ予め設定したS/N比を有する口径
    のアンテナを複数配列して設けられた質問器と、 この質問器の複数のアンテナを順次切り換えて、各アン
    テナごとに交信可能な前記応答器と順次交信する手段と
    を有することを特徴とするデータキャリアシステム。
  2. 【請求項2】 情報を記憶し、この記憶情報から指定さ
    れた情報を読み出し非接触に送信する複数の応答器と、 これら各応答器との間でこれ等応答器に記憶されている
    情報を交信し、且つ予め設定したS/N比を有する口径
    のアンテナを複数配列して設けられた質問器と、 この質問器の前記各アンテナの交信領域内に前記各応答
    器を配置する手段と、前記質問器の複数のアンテナを順
    次切り換えて、連続的に前記各応答器と交信する手段と
    を有することを特徴とするデータキャリアシステム。
  3. 【請求項3】応答器に記憶されている情報の要求の送信
    およびこの情報を受信し予め設定したS/N比の口径を
    有するアンテナと、 このアンテナが横方向及び縦方向に多数配列され順次切
    り換え接続する切り換え手段とを具備してなることを特
    徴とする質問器。
  4. 【請求項4】 応答器に記憶されている情報の要求の送
    信およびこの情報を受信し予め設定したS/N比の口径
    を有するアンテナと、 このアンテナが横方向及び縦方向に複数配列され順次切
    り換え接続する切り換え手段とを具備し前記アンテナに
    ついて複数個水平方向および垂直方向端部を重複させて
    配置することを特徴とする質問器。
  5. 【請求項5】 応答器に記憶されている情報の要求の送
    信およびこの情報を受信し予め設定したS/N比の口径
    を有するアンテナと、 このアンテナが横方向及び縦方向に複数配列された同一
    特性のアンテナ配列面と、 このアンテナ配列面の各アンテナを順次切り換え接続す
    る切り換え手段とを具備し前記アンテナ配列面を複数面
    設けてなることを特徴とする質問器。
JP33509699A 1999-11-25 1999-11-25 データキャリアシステムおよび質問器 Pending JP2001153948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33509699A JP2001153948A (ja) 1999-11-25 1999-11-25 データキャリアシステムおよび質問器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33509699A JP2001153948A (ja) 1999-11-25 1999-11-25 データキャリアシステムおよび質問器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001153948A true JP2001153948A (ja) 2001-06-08

Family

ID=18284735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33509699A Pending JP2001153948A (ja) 1999-11-25 1999-11-25 データキャリアシステムおよび質問器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001153948A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006215870A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 G-Time Electronic Co Ltd 無線周波数識別読み取り装置
JP2007170818A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Hitachi Ltd 無線タグ通信装置及びその通信方法
JP2017062130A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 金剛株式会社 蔵書管理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006215870A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 G-Time Electronic Co Ltd 無線周波数識別読み取り装置
JP2007170818A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Hitachi Ltd 無線タグ通信装置及びその通信方法
JP2017062130A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 金剛株式会社 蔵書管理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0657836B1 (en) Extended range RF-ID transponder
EP2471021B1 (en) Rfid portal system with rfid tags having various read ranges
US6662068B1 (en) Real time total asset visibility system
EP1323210B1 (en) Multi-band wireless communication device
US8077041B2 (en) Real-time automatic RFID inventory control system
US5866024A (en) Probe card identification for computer aided manufacturing
US20080030324A1 (en) Data communication with sensors using a radio frequency identification (RFID) protocol
US7271726B2 (en) RFID tag-pallet
CN101021907B (zh) 改进从rfid标签读取信息的功能的方法和系统
US20070075873A1 (en) Location awareness system using rfid and wireless connectivity apparatus for location awareness system used therein
EP0417267A4 (en) Vehicle tire identification system
EP2235663B1 (en) Rfid system with distributed read structure
US20120126945A1 (en) Strong passive ad-hoc rado-frequency identification
JPH10289297A (ja) 非接触データキャリアと非接触データキャリアシステム
JP2001153948A (ja) データキャリアシステムおよび質問器
JP3506979B2 (ja) データキャリアシステム
JP2001156674A (ja) データキャリアシステムおよび質問装置
US20090314830A1 (en) Data carrier and data carrier system
US11900196B2 (en) Radio frequency identification integrated circuit for reducing pin counts and rfid providing method thereof
CN211403432U (zh) 一种车载射频识别装置、车载追踪器以及车辆
FI20176008A1 (fi) Menetelmä tiedon siirtämiseksi sähköiselle hintalapulle, sähköinen hintalappu ja sähköinen hintalappujärjestelmä
CN201523066U (zh) 一种无线射频识别系统中矩阵排列结构的天线
CN201741168U (zh) 一种无线射频识别系统的节点控制装置
CN113935341A (zh) 管路堵塞位置的探测方法及装置
KR20080004280U (ko) 액티브 알에프 태그와 패시브 알에프 태그의 인식이 가능한일체형 알에프 리더기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040827

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040827

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040827

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060425